2005/06/17

日記「感慨薄いWC予選突破」

「萌 Tomb Raider となる」「2代目 Pocket PC E-2000」ほか。
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■ 05/05/30(月) 09:29:47 □ 萌 Tomb Raider となる
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萌はまだハナをすすってるので、念のためプリスクールはスキップ。こうして家にいなければならない日々にはゲームが最適で、1日に1時間ほど萌と俺は「Tomb Raiders」で盛り上がっている。ゲームには「こうなったらこうなる」というロジックがたいていあるわけだが、萌がそれを発見すると親子ともども実に興奮する。

 敵と戦うことはやはり怖くて嫌なようで、敵が襲ってくると俺にコントローラを投げて、「ひゃー見れない、見れないよ!」と顔を背けている。そして上に登る場所を探す謎解きや、主人公ララを華麗に空中に舞わせるコントロールを楽しんでいるようだ。特に「Tomb Raider 2」の2面は街中で屋根の上を飛び回り、銃で窓ガラスを破って飛び込み鍵をゲットし、水に飛び込んでボートに乗り込み逃走すると、まるでルパンの世界で素晴らしい。実際「コナン」や「カリオストロの城」を見ていたときレベルの興奮を俺と萌は味わっていると思う。サイコー。

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■ 05/06/01(水) 09:47:14 □ 2代目 Pocket PC E-2000
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と、届いてしまった2代目 Pocket PC カシオ E-2000。まず第一印象は、モノとして E-700 よりもへボい。どこを触っても質感が悪く、うーん、これはやっぱり日本製じゃないなという感じ(台湾メーカーの OEM らしい)。カシオデザインですらない。明らかにボタンなどの配置や作りが違う。

 問題の反射式液晶は、やっぱり旧 E-700 の透過式に比べると画質はよくないなあと感じる。明るさは充分だが、コントラストとシャープさがバックライト式にはまったくかなわない。タッチパネルの精度も悪い。が屋外に持ち出すと視認性は大逆転、これは見やすい。さすが。

 総合的に旧 E-700 よりも性能は上がっても快適性が落ちたので満足感が高いわけではないが、まあこれで今後どんな最新アプリでも使えるということと屋外で助かりまくるという2点で許してやるしかないというところ。とにもかくにも実働する Pocket PC が戻って助かった。

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 新カシオとともにジムナスティックスへ。萌は Tomb Raiders のララとなって平均台を飛んでいる。ロープの飛びっぷりも素晴らしい。あれをやりつつ「うっ」と効果音も出しているに違いない(笑)。ナマケモノ先生は生徒に笑いかけるなど明らかに改善努力をしている。苦情を二度出し一人が実際にやめてやっとこの程度の改善かとも思うが、まあ残りクラスはあとわずかだ。

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■ 05/06/02(木) 09:47:14 □ 萌のバースデイディナー
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 Mのドクターアポと萌のバースデイディナーで Lougheed Mall へ。萌はミルクシェイクをおやつにいただき、グランパがくれたバースデイおこづかいでちょっとだけ買い物をし、好きな松寿司でご飯を食べ、おやつを買って帰ってきた。相当に特別な日にしてもらい、幸せそうに車中ずーっと歌を作って歌っていた。

 これがかなりおかしくて、隣に座るMに「―――『ピンクの女の子』と『交通渋滞』と『松すし』の3つの歌があるの。どれがいい?」と突拍子もないタイトルを並べて訊ねるのだ。でMが「うーん、じゃ『交通渋滞』をお願いするわ」と選ぶと、

♪Ah there are too many cars on the road, too many cars on the road, because people want to go whereever they want to
(♪あー、車がたくさんありすぎるーありすぎるー、ピープルはみんな行きたいところに行くからなのよー)

 と即座に歌を作って歌ってくれる。これが延々と続き、車内は実に楽しいのであった。なぜか日本でスイッチが入った英語の力が、炸裂しまくる今日この頃。

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■ 05/06/05(日) 09:06:13 □ 代表バーレーン戦
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 TV Japan でまる2日遅れの代表バーレーン戦の放送がやっとある。萌の世話をしつつなので集中して見れないが、日本は大物を揃えたMFでボールが落ち着いて、余裕をもってゲームをコントロールしている。バーレーンのタックルの深さと鋭さには能力が高いと驚くが、造作もなくボールをキープしている中村はさすがという感じ。バーレーンはその強力なタックルで奪って前へスパーンという意識がはっきりしているが、中澤たちが落ち着いて対処している。

 そして中田が久しぶりによい。ボランチに入っているが、DF前でボールをもらって散らす判断のよさが最高だ。低調なサッカー人生を続けているはずなのだが、ポジション的にこれだけ前にスペースがあればさすがのヒデトシ・ナカタ、なんでもできるのである。得点は中田→中村→小笠原と絶品のパス回しからのファインゴールだった。―――というところで萌が一人遊びに我慢できず観戦中止、とほほ。まあ結果はもう知ってるのでいいけど。

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 そして3時からプリスクール掃除。KT父のMSさん(サッカー好き)と目が合ったとたん、二人ともニマーリと笑い親指を立てる。MSさんは今日までネットを一切見ず、結果を知らないまま放送を見たのだそうだ。偉大な人だ。バーレーン戦その他について話しつつ仕事をする。

 しかしこのプリスクールのYB先生って感じがいいなあとつくづく思った。優しいし話好きだし。萌たちは幸せな生徒である。

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 バーレーン戦後半、もう日本はほとんどやりたい放題になっている。1トップ+技巧MF3枚というのは日本にとってバランスが取れているようで、ボール回しが滑らかで前後の入れ替わりもよい。しかしバーレーンは立ち上がりには素晴らしく深く鋭いタックルで日本の中盤を襲っていたのだが、疲れたのかもう3人をまるきりフリーにしており、これなら中田中村オガサ(小野)は本当になんだってできてしまう。今日の日本のデキはいいけれど、これでほぼ出場が決まったWCを思えば、かなり割り引かないといかんなと思う。中田中村小野に守備がきっちりできるボランチがいればどこのチームとやっても中盤は戦えると思うが、中盤を支配したこの試合でもFWにシュートを打たせるようなところまではなかなかいっていないのだ。1トップのせいもあるが。

 その後選手の動きが落ちているのにジーコが早めに交替を入れてくれないせいで膠着が続いたりはしたが、まあ特に難なく勝利。とにかく中田が早めに合流してさえくれれば、今後もこの程度はできるんだろうなという感じのほっとする試合であった。

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■ 05/06/06(月) 09:47:14 □ 忍者ダンス
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 コマゴマと用を足してから幼稚園へ。今日は1月ぶりなうえにちょうど誕生祝いとなっており、萌は緊張気味でえらい静かである。1月前は静かだった年少の子たちが逆に喋りまくりうるさくなっている。子供は変わるなあ。

 後半の忍者ダンスからは萌も絶好調になった。MS先生は忍者の隊長となって、手裏剣を投げ練習場へとスリ足で廊下を走っていく。忍者キッズたちは皆大盛り上がり。本番も問題なさそう。

 来年度の日本語学校のクラスについて授業後先生に相談すると、「きゃきゅきょ」などの規則を学ぶ「小学校1B」というクラスが萌に合っているらしい。2年生レべルはさすがに行きすぎでしょうとのこと。なるほど、ではそれにいたします。

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 ↑授業を見ながら新カシオでこれだけ書いたのだが、E-700 時代ほど直感的には書けない感じがまだする。Pocket PC 2002 の入力パネルの誤認識の多さのせいか。Pocket PC 2000 と誤認識の傾向が異なり、まだクセが掴めないのだ。まあ慣れていくしかない。

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■ 05/06/07(火) 09:47:14 □ 萌のカエル脚泳ぎ
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 肌ざむい日々。今日はプール。萌は今日は Tomb Raiders のララとなって、自発的にカエル脚泳ぎにトライして成功。バタ脚よりも大きく進むので非常に喜んでいた。なんか行くたびに新しいことに挑戦していてえらいなあ。

 Mとこの頃話すのだが、日本に行って以来萌の成長ぶりにはほんと目を見張らされる。英語がカナダ発音に切り替わったこともあるし、どんなに難しいことでもいったん英語で話し出せば最後までちゃんと言おうとする。日本で買ってきたバイオリンのおもちゃも、あれはちゃんと音の長短を把握してないと弾けないれっきとした楽器なのだが、

「ごー・に・ん・ば・や・し・の、ふ・え・だ・い・こー、きょー・お・は・た・の・し・い、ひ・な・ま・つ・りー」

 と自力で弾けるようになってしまった。3歳のときにノバスコシアに行ったときにも、突然英語をどばーっと喋りだしたことがあったのだが、旅行というものはものすごく子供の心を刺激してくれるらしい。

 しかしなんかプールでえらい疲れた。トシを痛感する ^_^;。

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 今夜夜中に北朝鮮戦。TV Japan での放送はなんと50時間後。くー。8年ぶりにWC出場が決まる試合なのに、2日半も歓喜を歓喜を味あわずに待つなんてことが可能なのか。うむー!

 これはマジに悩むところで、ネットの文字や人づてに「勝った」とだけ聞いてしまうよりは、TV Japan のNHKニュースを見たほうが映像があるだけマシなのであり、しかしニュース映像というのは冒頭に「決定!」とテロップを流すのでスポーツ観戦の喜びはまるでない。悩む。

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■ 05/06/08(水) 09:43:07 □ 感慨薄いWC予選突破
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 悩みつつ録画セットしといた朝のニュースを見ようか見まいかさらに悩み、迷いに迷って結局ニュースの試合経過部分を早送りで探し出し、テロップが入った画面の左上を紙で隠して見るという方法で5分のダイジェスト観戦。まあ特に問題なく勝利。やはり「2位でも大丈夫(3位でもプレイオフがまだある)」「相手が弱い」「日本も弱いがアジアでは個人能力だけで足りてしまう」という3つのファクターが重なり、8年前の感動はまるでない。

 そして本番については楽しみというよりも、中田現場監督(^_^;;)のビジョンがチームに浸透定着することを祈るだけ。そこまでいければ後は選手たちの力次第だ。

 中田中村小野のワールドクラス3人を揃えて世界に立ち向かえるのはおそらく今度が最後。組織をカリカリにチューンしても個人の力が足りず負けるのは8年前からの経験で慣れているが、組織力の不足で負けるのは甚だしい悔いが残るだろう。ジーコだけに任せていたらそうなるのは必定と思えて仕方がない。

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 ジムナスティックス:着くやいなや俺がいつも話すお父さんの子が絶叫泣きしていてびっくり。ナマケモノ先生を嫌って先週クラスを変えたのが裏目に出て、レべルがハードになりすぎて嫌がってるのだそうだ。まこと子供の習い事は難しい。

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