2006/08/08

日記「Football Manager 2006 日本代表ついにドイツへ」

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■06/07/24(月) □ Football Manager 2006 日本代表ついにドイツへ
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 萌はKTたちと日本語学校のMS先生のベイビーに会いに行った。楽しく遊ばせてもらったらしいが、赤ちゃんのいる家で子供が3人も遊んでいて大丈夫だったのかなあ。お母さんがお疲れにならなかったことを祈る。

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 ◆Football Manager 2006 日本代表:WC前唯一のフレンドリーで、強豪ナイジェリアを迎えついに新しいブラジル式 4-4-2 を試したのだが、ナイジェリアのパス回しが速すぎてボールを奪えず、前半 40/60%とまるでブラジル戦のような試合になってしまった。後半は新しいフォーメーションにチームが慣れたようで支配率 45%くらいまで持ち返し、DFの頑張りで相手のシュートが枠に来なかったのと大久保の1発のおかげで1-1のドローで終えることができたのだが、やはり能力的にワールドクラスが数人しかいないチームなのであって、まともにやればこうなってしまう。

 いったい日本は何がよくて現実では強いチームに対抗できるのかと考えてみると、それは協力してのプレスのかけ方とか全員の走力とかしかありえないよな。WCではそのどちらの持ち味も出ず選手パラメータどおりの結果になってしまったわけだが、チーム全員のスタミナ・ポジショニング・勤勉さといったプレスに関連してくるパラメータを多めにつけてやって、もう一度この試合をやり直してみよう。

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   巻 高原
 中村   中田
  今野 阿部
三都 宮本 闘莉王 加地

 チーム全員のスタミナ/ポジショニング/勤勉さという3つの値を水準以上に揃えて、もう一度ナイジェリアに挑戦。やはり守備時のポジショニングと勤勉さ(ボールに詰める頻度が上がるはず)が効き、DMFに今野阿部という守備が得意な選手を揃えることによってプレスがうまくかかり、前回とはガラリと変わってボールを 53% も支配できた。攻撃は加地と中田がいいところでボールを受けて組み立てチャンスを作るも、FWの力量が足りず無得点。闘莉王が1対1で負けて1点取られて負けたが、これは非常にリアリスティックな日本代表といえる。

 中村と小野を同時に入れるとボールを拾えなくなり相手を押し込めなくなるとか、今野・明神は守備はいいが攻撃量が低下するとか、三都主の守備は当てにはならんがSBがぶち抜かれてもカバーは可能といったあたりも分かり、有意義なテストマッチだった。これでWCドイツを戦おう。相手はポーランド、エクアドル、オランダ。グループもちょうど面白い組み合わせである。

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 ┃ FM 2006 ワールドカップドイツ大会開幕 ┃
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【ポーランド戦】
  久保 柳沢
 小野   稲本
  今野 福西
中コ 中澤 宮本 加地

 なんと中田がイエロー累積で出場停止になっている。イエローは大会前にリセットされるのだが、バグがあった。くー。ここで小野と中村を並べると守備力が足りなすぎるとテストマッチで分かっているので、稲本を起用。これが見事に当たり、PKエリアに強引に飛び込んでボールをキープし、ファウルを誘ってPKゲット! よーし。

 しかし中田コが彼らしい軽いプレイで抜かれ後ろからタックルをしてFKを与え、これをヘッドで決められ同点。やっぱDFとしては低い「集中力」11 がああした軽率なプレイを招くのであろうか。まあ仕方がない。パスをまわしてシュートはこっちのほうが多く打っている。勝てる―――と思っているとすぐさま続けてDFが裏を取られパスを通され1-2。くー中澤ー、何をしておるー。裏を取られるとうちのDFは揃って脚が遅いのだ。

 そして混戦から中澤がヘッドで競り負け1-3。ガーン。これはショックがでかい。監督も呆然としたまま試合終了。支配率は互角でシュート数はこちらのほうが多かったが、最後は個人の力量差で点を取られ、こちらは絶好調の久保ですら点を取れなかった。がっくー。

 攻撃はやはり中田がいないと駄目か。「強さ」の違いなのか、小野でさえもこうしたハイプレッシャーのゲームでは力が出ないらしい。そしてどうしてこんなに守備がもろいのだろう。悩みながら第2戦へ。

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【エクアドル戦】

   久保 高原
   稲本 中田
   今野 福西
三都 闘莉 宮本 加地

 明らかに不調の中沢に代えて闘莉王を起用。前戦よりもさらにボールを持ちいい形で崩し、高原のマグレっぽい1発で先制する。よし。しかし相手FWの見事な反転を闘莉王が止められず失点。それ以外は闘莉王は実によくやってくれたのだが、無念。だが1点は仕方がない。しかしその後は双方とも決め手なく、中田が走り回り奮闘するも1-1ドローとなった。

 惨敗・ドローと続き、勝たねばならない最後の相手は最強オランダと、まるで本当と同じ展開になってしまった(泣)。仕方がない。もう勝つしかないのだ。

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【オランダ戦】

   久保 大久保
   中村 中田
   阿部 福西
中コ 闘莉 宮本 加地

 チーム全員が不退転の覚悟で臨む蘭戦。スターが並ぶ割に相手の攻撃が淡白で、守備をまめなカバーで対応しているとさほど危険なシーンは訪れない。たとえロッベンに突破されてもシュートコースはきちんと抑えているという感じ。いいぞ。

 割合にラクにしのいで前半が終わろうとしたところで超絶大カウンターで久保が抜ける! ―――ゴール! せ、先制してしまった。これまたブラジル戦を思わせる展開である。このまま最後までしのげるとはとても思えないが、もう1点まさかで入れば勝てる可能性がある。ドキドキ。

 げげ! そして後半早々、阿部のFKに大久保がオフサイドトラップを破って飛び出し2点目をゲット! 得点差上このままの点差を保てばベスト16進出! す、すごいことになってきた。大久保が切れまくっている。やはり奴は本調子さえ出ればただものではなかったのだ。

 残り10分、守りきってくれ。―――がものすごい猛攻からヴァンニステロイに決められる。あー―――だがオフサイド! 運はある、逃げ切れ! 相手の圧力を逃がすために柳沢を投入して裏を狙わせる。―――逃げ切った。やっ・た\(;_;)/。

 予想もしなかったことだが見事日本がオランダを倒し、地力で1次を突破してくれたのである。同じフォーメーションでギリギリの勝負を3つ戦ったことで、ついにチームに戦術が根付いたのだろう。ラインを上げコンパクトに戦い皆が走ることで1対1を作らず、工夫で崩す。これが日本のサッカーなのだ。感動。2nd ラウンドの相手はイタリーだ。よーし!

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【イタリー戦】

   久保 大久保
   小野 中田
   今野 稲本
中コ 闘莉 宮本 加地

 さすがにイタリーを相手にボールは持てず、防戦一方になる。要所要所を締めてボールを奪い返し大久保と久保に渡し打開を頼むが、2人がネスタとカンナバーロとの1対1を勝ってシュートに持ち込むのは神頼みに近い。やはりなんとかして中盤を上げ、コンビネーションで崩さないとシュートは打てない。

 無得点のまましのいで後半。戦術を変えよう。縦に速い攻撃は全部カンナバーロにつぶされるので(本当にすごい速さでやってきてびしっとボールを奪っていく!)、中盤からビルドアップしてチーム全体を上げるためにカウンターアタックを禁止する。がそういう指示を出してもガットゥーゾらがボールを奪いに来る勢いがすごいので、どうしても選手は前に蹴り出してしまうのだが。実際双方コンパクトで、中盤はすごいつばぜり合いだ。

 後半なかば、カウンターを禁止し、中盤の4人に収めてボールをキープしろという指示を出し、やっとボールを保持しペースを握れてきた。ここで疲れてきた大久保に替え高原を投入。

 しかしああ85分、中田コがカモラネージの突破を後ろから引っ掛け、2枚目のイエローで退場。実際うちのコレクティブなサッカーもさすがに崩れる兆しが見えていたので、あそこをカモラネージに突破されたら危ないところだった。覚悟のファウルでありこれは責められない、致し方なし。

 あとはとにかく粘ってPK戦に持ち込むべく頑張ったが、カモラネージにまたも突破されトッティに通されジエンド。後から投入されたカモラネージは、俊足でこちらをズタズタにしてくれた。この 4-4-2 は3トップの左右にああして速い選手がいると、当然だがスペースを使われまくるのである。DFがあそこまで頑張ったが、中田を含む攻撃陣はカンナバーロ・ネスタ・ガットゥーゾに手も足も出なかった。おそるべしイタリーDF陣。致し方ない。しかし本物と違い、日本の持てる力を出し尽くしたという充実感のあるWC2006でありました。

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■06/07/25(火) □ フブキフブキ氷の世界
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 猛暑が去り今朝はぐっと気温が下がって、薄着で窓を開けて寝ていたせいで俺は風邪をひいてしまった。ありがちな夏風邪パターンである。とほほ。

 こないだNHKで陽水の「氷の世界」がかかったのだが、一緒にその番組を見てた萌が翌日、「フブキ、フブキ、こおりのせかいー!」と歌い出してたまげた。1回聞いただけで君は覚えてしまったのかい。あの繰り返しメロディのインパクトと「こおりのせかい」というイメージが、萌のハートを直撃したらしい。すごいな。

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■06/07/26(水) □ 萌のニューバイク
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やっと萌の自転車を買った。見つけておいた最もフレームが小さそうな20インチでも、やはり片方のつま先が着くか着かないか。萌は不安そうであまり乗りたがらない。むろんいったん走り出せば乗れるだろうが、当分立ちゴケは避けられん。

 16インチだと現状パーフェクトなサイズなので来年になればやや小さくなりそうで、18インチが理想だがどこにも売っていない。しかし無理なサイズでしばらく乗って残りの年月を適サイズで乗るよりは、最初からフルに楽しめたほうがいいに決まっているよな。楽しみを思えば子供バイクなど安い買い物なのだ。

 というわけで萌が選んだのは16インチのピンクとパープルが美しいバイク。ハンドブレーキはついていないが、子供の握力で効くブレーキがついた子供バイクはカナダにはないというのも調査の現実的結論なのである(※)。
(※)思えば俺が子供の頃最初に乗った自転車は、長い鉄のロッドがレバーからブレーキまで直結されたフリクションのない安直な構造で、ブレーキングに握力はまったく必要ないのだった。ああいうのってもうないんだろうな。中国とかに行けばああいう実用車がまだあるのかもしれないが。

 その完璧サイズと美しいカラーリングのバイクに萌は大ハッピーにまたがり、KTのところへ見せに行きたいとさっそく2台で並んで走る。やはり12インチとは推進力が違い、ペダル1回転でどんどん進むので楽そうである。よしよし。

 サイズが合うバイクではクランク長などの具合がいいのか、クランク逆回転式フットブレーキも前のバイクよりうまく使っている。ハンドブレーキがないことをかなり不安に感じていたのだが、俺も試しに乗ってフットブレーキをやってみるとそれなりのコントロール性はあることがわかり(前の12インチではまたがること自体が不可能で試せなかったが、やってみたら普通のドラムブレーキだった)、「カナダの子供はみんなこれだ」というMの言い分もわかってきた。これで大丈夫なのだろう。

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■06/07/28(金) □ オックスフォードの橋が開通
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 萌と遊んでやりたくてせっかく仕事を1日早く終わらせたのだが、天気が崩れてしまった。外は気温18度あたり、寒い。

 このところ友達と遊ベず萌がかわいそうなので、あちこち電話してALをピックアップし、オックスフォードパークへ。みなで「王様とケーキゲーム」というものを発明して盛り上がった。

 ついにオックスフォードとコーストメリディアン方面をつなぐ橋が開通し、2車線の美麗な道路になっていた。しかしまだコキットラムまでつながってないので市内の1ブロックを通すしか使い道がなく、まったく車が通らずえらい静寂さだ。こんな山の中にこんな立派な利用されない土木施設があるというのは、まるで日本みたいでなんか懐かしい風景である。

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■06/07/29(土) □ KTゲーム大会
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 今日も天気が悪し。寒し。

 レガシィの燃費が上がらない。あれこれチェックしてるのだが、弱ったなあ。今朝燃費のいい小さな車に乗り換える夢を見た。

 そういえばこないだホンダフィットを見たんだよなと調べてみたら、いつの間にかカナダでも売り出していた。しかし高い。$15000。まあスズキスイフトでも同じ値段なので輸入車が割高なのは仕方ないのだろうが、燃費も 1500cc で 12.82L/km と、いいはいいがサイズの割りにはたいしたことはない。それにフィットのミニマムさ(無駄のなさ)はステキだがうちの初代 Civic Shuttle より小さくなってしまうから、旅行にはつらそうだ。やっぱ燃費さえよければレガシィが一番いいのである。はあ。

 しかし、数年前の倍になったこのガソリン価格の差額はどこへ消えているのだろう。うちのように走行距離が少ない家庭でも月に $25 は余分にかかっている。それが全カナダ、全世界規模で発生しているわけで、天文学的な金額といえる。社会経済に明るいMに聞いたのだが、金持ちのところへ流れているだけよという。油田のあるアルバータなんかすごい景気で市民にお金を配ってるらしいわよ。えー、そんな無茶な。この金が貧しい人々を助けるために使われるならまったく我慢できるのだが、そんな馬鹿なことってあるのかい。

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午後KTを呼ぶ。最近は萌とHNのガールズチームが仲良すぎて、うちに来るとKTは手持ち無沙汰だったのだが、今日は萌がまるでお姉さんのように、「ねえKT、KTはこれが好きだったでしょ? これをやったら楽しいんじゃない?」などといって、あれこれ世話を焼いている。

 そしてゲームをやらせてやったのだが、ある程度予期したとはいえKTの興奮ぶりは予想をはるかに超えていて、うぎゃおうぐわあといって立ち上がりジャンプし汗を流しがらプレイするのである。もう俺と萌は腹をかかえて大笑いで盛り上がった。笑いすぎて苦しかった。はー。KTはこの没入度合いのすごさゆえ家にはゲームマシンを導入してないのだそうで、うちでもゲームをやらせすぎないように気をつけないといけません。

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■06/07/31(月) □ 日本ファミリーピクニック
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 スイミング:先週終わった蛙クラスに続きすぐさま次のレベルが始まったのだが、その6歳以上のクラスはもうキッズプールではなく、大プールだけの授業になっている。初回は安全についての座学から始まっていたのだが、萌はそのハキハキした真顔の先生に対してなんとなくひるんで、輪に加わるのをためらっていた。

 みなが水に入ると意を決してクラスにジョインしたのだが、もう泳ぎだけで遊びゼロになってしまっていた。まず各種浮揚と推進技術の確認をして、5mを泳ぐ。ここまでは問題なかったが、続いてプールの横幅一杯15mほどをビート板で泳ぐ。しかもそれを往復。だんだんとバタ足の勢いが落ちるので足にきてるのではないかと心配するが、何度か立って息を継ぎつつ萌もみなも最後まで泳ぎきった。さらにはビート板なしでもう片道。そして最後は仰向けバタ足でもう片道。これはきついというよりバランスを取るのが技術的に難しい。萌は足をつけて息継ぎをしようとし、誤って水を飲んでしまう。のっけからちょっと難しすぎるよなあ。

 帰り道、大変だったね疲れたかと聞く。「疲れたけど、なんで(心配してるの)?」「いや、あの長いのをずっと泳ぐのが疲れるかと思ってさ、大丈夫だった?」「うん」「もしあれをやってすごく足が疲れたら、先生にそう言って休んでいいよ」「....でも、I don't want to give up」―――だそうで、親が心配するほど子供はへこたれてはいないのであった(笑)。

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 午後は PoCo 日本人母子勢揃いの大ピクニックがあった。というか行ってみて10組近くも日本ファミリーが集まっていて驚いた。ほとんどがNRさんのところで見かけたことがある人たちだったと思うが、知らない人もいる。PoCoにこんなに日本人がいたのかと驚き。日本語学校のMS先生もいらしており、2ヶ月のベイビーが小さくて目鼻クッキリでうわーすごいと思う。

 しかし萌はなぜなのか照れていて、グループや友達から離れMS先生とも話さず、グループ外の知らない小さな子やそのお母さんと仲良くなって遊んでいた。あれはどういう心理なのだろうか。まあ俺もお母さん方がこう揃うと、ただ一人のオトコゆえなにか気恥ずかしくて子供らとばかり一緒にいてしまうのだけれども (^_^;;)。

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■06/08/01(火) □ 「ナウシカ」をピアノで弾きたい
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 萌の機嫌が悪いわよと7時半に起こされる。たしかに。昨日プールと風が涼しかった公園で冷え、風邪をひきかけているのだろう。とりあえず今日は映画を見せて静かに過ごそう。

 で機嫌を直させるために朝から「ナウシカ」を久々に見せているのだが、萌の日本語アクセントはこのナウシカの声優の人の影響が大だなあと思う。お父さんしか日本語を喋らないのに萌はどうしてちゃんと女言葉なのとたまに聞かれるが、ジブリ映画のおかげなのです。

 ナウシカを流すと俺も好きなシーンをついつい見てしまう。俺にピアノが弾けたら、萌にこのナウシカの歌を教えてやるのだが。日本にはそういうピアノ先生はいるのだろうか。それとも、ギターではそうした1曲弾けるようになるという教え方が王道なのだが、ピアノでそれは通用しないのだろうか。

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 風邪は本格化しなくてよかったのだが、しかし一日萌を怒鳴りつけていないと物事が運ばず、夜にはげんなりと疲れた。Mには、「あなたがガミガミ言いすぎなのよ」といわれる。「言っとくが、どこの奥さんも旦那にそう言われカチーンと来てるそうだ」とキッと言い返してゲラゲラと笑われた。やれやれ。

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■06/08/04(金) □ モデル表情
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 一日おきに友達と遊べると萌は翌日は心安らかなようで、今日は家でクラフトなどをして過ごす。昼飯後、ベッドルームで何かやってるので見に行くと、「モデル」だといって真顔でクネクネして鏡を見て歩いている。ぶ。萌、モデルってなんだか知ってるの? 「TVとかマガジンに出てる人のことだよ」。そうか。

そういえばこないだNRさんに公園で写真を撮ってもらったときも、そうして真顔でクネってポーズを取ってたよなあ。そんで俺が「萌、(写真を撮るときは)笑って!」と声をかけると、「あの(モデル)表情がいいんじゃないの、お父さんはわかってないわね、ねえ萌ちゃん」と一括されてしまったのであった。その辺は女子ならではの機微なのであろう。

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 TV Japan でスピッツというバンドの「ロビンソン」という曲が流れていた。あ、これはMと日本に住んでるときに町で流れていた曲だ。このバンドの音には、胸がきゅんとするものがある。

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■06/08/06(日) □ カナダ的フォークシンガー
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 強烈に暑い日曜日。パブリックコンサートを見に公園に来たのだが、アコースティックギターおたくが高難度技術のドリルに合わせてブルースコバーンみたいな心象風景をダウナーにボソボソと物語るという感じの音楽を延々とやられ、萌も俺も2曲で飽きた。ギターも歌もうまいのだが、やることがつまらない。

 こういうフォークシンガーは実にカナダ的だ。日本人ならギターがうまければ楽器系統に進み、歌がうまければメロディ歌い上げ野郎になるだろうから、こういうとことん非エンターテインメントな人というのは日本にはいないタイプである。田舎のフリーコンサートにそんなに素晴らしい人材は望めないにしても、もうちょっとなんとかしてくれないかと思う。

 昔キノコ隊長のブルーズバンドが、東村山産業祭りかなんかでハッピを着たおっさんたちを相手に「♪ヘイネグリータ~」なんつーてストーンズをやったことがあって、あれが誰もまじめに聞いてない田舎のフリーコンサートの味わいとしてよかった。アマチュアなんだからああいう風に自己満足でまったくOKなのだが、人前で自己の世界に没入していく今日の人みたいなのは困るのである。

 おかげで満ち足りない気持ちで中途半端な時間になってしまい、午後の残りは裏庭でグダグダと過ごす。萌のためにスペシャルな夏の日にしてやりたかったのだが大失敗という感じがして落ち込んだ。

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 「どっちの料理ショー・しょうが焼き定食対レバニラ炒め」を夜中まで見てしまう。しょうが焼きもレバーも、自分で作っても全然うまく作れないんだよなあ。レバーはこないだ買ってきて試してみたのだが、普通にフライパンで焼いただけでは生臭くて食えん。ショウガは非常に辛く、みりんしょうゆと合わせても全然旨みが出ない。ニラはサイズからして幅 5cm にもなるまったく別の植物で、えぐい。同じ食材の味が日本とカナダではえらい違うのだ。どうしたらいいのだろう。

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■06/08/07(月) □ やっとスペシャル日程
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 ハイドクリークで萌とたっぷり泳いできた。萌とインドアプールで泳ぐのは久々だが、レッスンで本当に上手になっており、フロートからバランスを崩して水に落ちたときなどに、パニックにならずにちゃんと呼吸をコントロールして、水面に上がれるまで息を止めていられるのがすばらしい。

 そのあとSFたち親戚と犬たちも久々にやって来て、今日は昨日の埋め合わせができるスペシャル日程であった。萌はおやつに食べたクリームたっぷりスコーンなどの糖分もありハイになって駆けずり回り、夜はベッドに入るやパタっと寝てくれた。よかったよかった。

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