2009/03/31

日記「TVばかり見てる春」

「WBC決勝」「21世紀のリズム感」「ストリームを惜しむ」ほか

=======================
■09/03/21(土) □「時をかける少女」
=======================



 スプリングブレイク(春休み)の疲れから萌が発熱。一緒に遊んでいる間、前にP氏にいただいたアニメDVD「時をかける少女」を見た。原作や原田知世の「時をかける少女」とはまるで違う話になっており、出だしからしばらく意味不明だったのだが、途中からヒロインの子のオバカさが炸裂し大笑いとなる。

 そして最後まで見てうーんそうか、そういうことだったのかと納得し、萌ともども最初からもう一度それぞれの「タイムスリップ」シーンの時系列を検証しつつ、全部見直してしまった。面白かった。日本映画らしく突っ込みどころは多いのだが(タイムパラドクス+いくつかの納得しがたい部分がある)、それを気にしないで味わえるくらいよかった。

=======================
■09/03/22(日) □「男たちの大和」
=======================

 萌の熱は一晩で下がった。よし。

 夜、1人で映画「男たちの大和」を見る。タイトルからして戦友の熱い友情と英霊の悲劇みたいなありがちな話なんだろうと思ったら、これはもうストーリーなどどうでもよくて(※)、ただただ戦争は痛い、痛すぎるということがよくわかる映画だった。やっぱ人のいるところに弾を撃ち込んだり爆弾を落としたり、そんなことをするのは無茶苦茶である。敵も味方もないよ、こんなことはやめてくれと戦闘シーン中ずっと感じていた。いい映画とも面白いとも感じないが、厭戦感情を高める効果は非常に高い映画だった。
(※)実際 Wiki などで調べてみても、戦艦大和は飛行機時代とのズレからさほどのドラマチックな歴史エピソードはなく、そのズレと玉砕的な最後の悲劇性だけが際立っているようである。

=======================
■09/03/23(月) □ WBC決勝
=======================

 萌は昨日一日普通に過ごしていたのだが、まだ完調ではないのか頭が痛いとのことでもう一日様子を見ることにする。

【WBC決勝】WBCってはじめて見るが、LAという土地柄で韓国応援団が多く盛り上がっている。しかし韓国が野球で日本にこれほど対抗できるとは。やっぱあそこはスポーツに向いた食文化があるのかなあ。

 野球を見るのは何十年ぶりなので選手のよしあしは当然わからないのだが、日本の野球がすごくコマいのはわかる。全員が塁間を抜くヒットでつないでいくという野球で、これが単独チームだったら人気が出なそうだなあと思う。テニスボールを打ち返すようなイチローのスイングは美しいが、そういう選手ばかりじゃやっぱりつまらない。思いっきりボールをひっぱたく選手だって見たくなる。韓国にはイチローのような美しいスイングを持つ選手は見当たらなかったが、昔のタブチくん的スラッガーがいてぽこーんとホームランを打っていた。

 アメリカの放送局は、サービスなのか日韓の母国の様子とアナウンスを随時挿入している。得点シーンではコリアのほうがずっと熱狂しており、日本のアナウンスと観客はマイルドだねといわれている。そうなのかもしれない。

 日本がリードし9回裏、抑えに入ったダルビッシュが制球定まらず追いつかれてしまった。ふー、野球って緊張するなあ。ピッチャーの調子がいいのかどうかなんて、本人とキャッチャー以外にわかるのでしょうか。ともあれ、球威はあるのでストライクゾーンにさえ入れてくれれば打たれそうな感じはせず、点は例の塁間抜きで確実に取れるので大局的には日本が負けるという気配はなく、あらためて日本が点を取りダルビッシュが抑えて優勝となった。ふー、タイトルマッチは疲れる :-) 。

 しかしこの試合を見れば日本が大一番で韓国に負ける可能性が低いのはわかるが、それにしても韓国が決勝まで来るというのはどういうことなんだろうと不思議だ。日本野球はもう戦前から熱狂と伝統があるわけだけど、韓国は違うだろう。俺は韓国サッカーは好きなので日本と好勝負になる(で、うちが勝つ)のは歓迎するが、伝統で負けるはずのない野球では楽勝してもらいたいものだと思う。この決勝では日本が格を示してくれてほっとした。

=======================
■09/03/27(金) □ 21世紀のリズム感
=======================

 NHK で「パフューム」と「アンジェラ・アキ」を見る。パフュームは世界に唯一無二の存在で、あんな踊りは他に見たことがない。その練習風景が見れた。あのダンスはほんとすごいな。

 日本の歌番組に出てくる「ダンスユニット」みたいなものを見かけると萌はたいてい「下手だね」というのだが、それは彼らがリズムに合わせ必死に手足を振ってるだけで、振り付けにも踊りにも芸がないことを感じてるのだと思う。しかしパフュームは全然違い、萌も「ポリリズム」を見て楽しんでいた。ダンスは普通バスドラかスネアでリズムを取るものだろうが、パフュームはどっちにも合わせず動いていながら、完璧に3人がリズムと合い美を感じさせるのだから不思議。天才的な振り付けと踊りだと思う。

 その音楽はテロップがないと歌詞がほとんどわからないような音であり、ボコーダーがかかりまくり彼女らの声も実はよく聞こえない。しかしTVに目を向けるとあのダンスに目が奪われる。あの3人は21世紀の不思議な音楽&ダンス現象だと思う。あれは誰にも真似ができない。―――いや広島のダンススクールの子供たちが真似してたので、21世紀の新たなリズム感があの地方から生まれているのかもしれんが。

----------------------
 「アンジェラ・アキと 2000 通の手紙」:アンジェラさんの「手紙」は、「悩むのが普通なのだ、それが何かにつながるのだ」という歌で、JPOP でうんざりさせられる「信じてる、待っている」系統とは違う、いい歌だと思う。実際この合唱コンクールの番組の通り、この歌を歌うことで対人ストレスが緩和される子供も多いのだろう。

 ただMもいうのだが、「日本の歌の英語部分はみなクリシェ(ありがちな文句)だ」という弱味があって、この歌でも(アンジェラさんも英語は母語のはずなのに)最後は「Keep on believing」と陳腐になってしまう。「自分の声を信じ歩けばいいの」という言葉とメロディには彼女が生きてきた月日を感じさせる強さがあるが、このパートは掛け声にしか聞こえないのが残念。

 日本における英語というものの面白さには萌も最近強く気づいていて、TV Japan でドラマを見てるとぷっと吹いたりする。こないだ「ヤスコとケンジ」で椿くんが、「Cheese」と大書されたTシャツを着ていたのが萌にはすごくおかしかったらしい。たしかにカタカナで「チーズ」と書かれたTシャツがあれば変だよな。カナダやアメリカの人がとんちんかんな漢字刺青をしてるというのと同じですね。

=======================
■09/03/28(土) □「ストリーム」を惜しむ
=======================

 ポッドキャスティングで毎週聞いていた、TBS ラジオの「ストリーム」が電撃的に終わってしまった。この番組の人気と影響力はすごかっただろうと思うが、TVラジオ番組の命は1にも2にもスポンサーの意向のみで決まるらしい。大不況の雨がこんな形でも降り注いでくる。

 町山智浩の回を聞けば、同じ大陸に住んでいながら北米文化にまるでうとい我が身の情けなさを思いつつ勉強になり、吉田豪の話から見たこともない現代日本芸能人の生態を楽しみ、大槻ケンヂの話に過ぎし日の渋谷ライブハウスの空気を思い出し(80年代に屋根裏かどこかで共演したことがある)、そして勝谷誠彦の話に義憤をたぎらせて。こうしたゲストの知性を引き出す小西松本さんももちろんよかった。もうこんな番組は現れないだろうと嘆く声が聞こえてくる。ほんとにその通りで、この番組がもっと早くに現れているか、今後ずっと続いていってくれたらより大きな影響力を持ち、日本は少し変わっていただろうと思う。まことに残念。

=======================
■09/03/29(日) □「佐々木夫妻」最終回
=======================

 TSさんにダンプトラックを出してもらい、こないだ落とした木の枝1トン半をあらかた捨てる。これでまた1つ心の重荷が取れた。「One less decision to make」というコマーシャルがあるが、実に生活はこうしたやらねばならないこと、決めねばならないことに満ちている。

 昨日は「佐々木夫妻」最終回。揺れ動き仲直るというのは最初から同じパターンなわけで結論はわかっているわけだが、それでも気持ちよく感じさせる結末にしてもらわなければならない。前々回、前回のエンディングからいったいどうやってハッピーエンドに持っていくのかと心配したが、新撰組副長その他が夫の揺れる気持ちをいい方向に導き(副長があんなに見事な表情演技でコメディができる人とは知らなかった)、法廷でのやり取りで彼の気持ちが妻に伝わり、最後の法廷で妻の気持ちも伝わってと、物語は心地よく流れ終わってくれた。

 小雪という役者は前にほとんど見たことがなかったが、表情やセリフの発し方になんともいえない武道家のような品がある。「今でも原告は被告を、信じてくれているのではないかと、期待しています」という言葉につれ首がかすかに振れるところなど、惚れ惚れして何度も見てしまった。よかったです。

2009/03/22

日記「外食嫌い」

「英国食の謎」「ジャニーズの底力」ほか。

=======================
■09/02/28(土) □ おひな出し
=======================

おひなを出す。今年はキモノ着付けパーティはなしということで、お祝いは平服で身内だけとなった。2年連続で着物パーティを催したので、着物を着てみたいというティーンエイジャー招待客が枯渇してしまったというところである。萌のクラスメートがもうちょっと大きくなってくれば、またやるかもしれない。

----------------------
 萌が学校のプロジェクトで心臓病支援の募金をしてくれと封筒を持ってきた。いつも思うがカナダの募金活動は特定の病気を支援してくれというのがやたらに多く、なんでその特定の病気の患者を支援せねばならんのかと釈然としない。貧しい人々や国を支援するのならわかるが、特定病を支援しても他の病気患者にフェアではないではないか。萌にそういうとしゅんとしてしまったので、いや嫌だといってるんじゃないよ、ただ理由がわからないのだよと説明する。

 なんで学校がこんなことをするのかとMに尋ねると、単にPTAのボランティアが心臓病支援団体をプロジェクト対象として選んだだけで、他の団体を選んでいれば他の病気になったであろうとのこと。募金が集まれば心臓病予防教員かなんかが出張してきてくれるらしい。特定の病気を支援しても意味ないだろう、しかも心臓病なんか特に食習慣で予防が可能だろうにというと、まあその通りだわね、とにかく子供が加わる募金活動に意義があり、対象はなんでもいいのだそうだ。よくわからん。

 募金といえばうちの町出身の国民的ヒーローとしてテリーフォックスという人物がいて、骨肉腫にかかり、ガン研究資金を募るためにカナダ横断単独マラソンをやり、その途中でガンが進行し亡くなったという若者なのだが、この人が「カナダでもっとも偉大なヒーロー」とかに選ばれたりするその理由もわからない。彼の行動が偉業なのかどうかすらよくわからない。エイズ撲滅等、世間の耳目を集め啓蒙することに予防と支援効果があるような病気ならばこうした行為にも意義はあろうが、彼が命をなげうってガン研究資金を集めて、それでカナダは変わったのだろうか。

=======================
■09/03/01(日) □ 英国食の謎
=======================

 日曜は毎週M母のチキンディナーなのだが、英国食というのは謎な食べ物である。チキンを蒸して油を落とし、そこに別途作っておいたグレイビー(チキンくずや油と野菜を煮込んだソース)をかけて食べる。中華和食はチキンの旨みを失わないよう調理するのに対し、英食はいったん旨みを分離しそれを戻すという手順になるわけである。いったん抜いたものは戻しても同等にはならないので、結果として非常に味が薄いというのが特徴の食べ物になる。MK青年はこのチキンに驚くほど多量の塩と胡椒を振って食べているが、無理はない。

 Mは日本にしばらく滞在すると、「なんの食べ物もみな醤油の味がする」と非日本食を食べたがるのだが、それは実は醤油ではなく旨みのことを言ってるのだと思う。つまり彼女にとっては日本で何を食べても旨みが多すぎ、英国食ほど旨みの抜けたものは日本にはないのだ。M自身が日本で作ったビーンスープなども、材料の缶詰豆自体がカナダのものよりも旨みがあり、出来上がりが普段より数等うまかった。カナダで売ってるような味がしない缶詰豆は日本に輸入されないのだろう。英国系カナダ人は基本的に、『旨みがないもの』が好きなのだと思われる。

=======================
■09/03/06(金) □ 家仕事たまる
=======================

 素晴らしい春の好天になったので、久々に外の家仕事をする。雨どい修理、ヒーターのノイズ問題、落とした庭木枝の処理、水道タップ交換、デッキ掃除&ペイントと、火急の家問題はこれだけあるのだ。まったく家を持つということは物入りだ。

 雨どいは大雪で壊れたわけだが、隣家から長はしごを借りてきて登り見てみると交換パーツが必要だった。これを買ってきて無事交換できたが、地上5mのハシゴ上で反り返ってパーツを取り替えるというのはけっこう恐ろしい仕事であった。高いところでは春の風もまだ冷たいのです。

=======================
■09/03/14(土) □ ジャニーズの底力
=======================

 カルチョビットでついにチャレンジカップを獲得。疲れた。興奮した。ふー。

----------------------
 TV Japan の音楽番組「Mステ」に、「ヤスコとケンジ」のケンジがやってるバンドが出てきてあの主題歌「雨傘」を演奏し、萌と見ていてそのうまさにぶったまげた。この歌はいかにも椎名林檎的な、アタシは好きなように歌うから後はなんとかして的なバンドに対し不親切な曲だと思うが(歌も林檎スタイルなのでボーカルの人は困ってるだろう)、この難曲を TOKIO はちゃんとノリを出して演奏してるのである。

 こんなアイドルバンドに注意を払って見たことなど当然なく、ただベースの人が凄腕なことだけ気づいていたが(あの構えと腕の太さは、芸能界よりもフュージョンバンドにいるべき人材だろう)、ギターもピアノもドラマー・ケンジ松岡もみんなちゃんとうまいのであった。これってジャニーズらしいのだが、事務所の方針でアイドルが楽器をやってるみたいなレベルの技量ではない。元々バンドをやってたのかしらん。

 ケンジ松岡は腕は並だが叩く姿がかっこよい。背筋を池畑のごとくしゃきっと伸ばし首を左右に激しく振りながら叩くその姿は、俺と萌が楽しんでいる「ヤスコとケンジ」での彼の役柄と見事に重なっており、非常に楽しめた。

 最近 TV Japan でやってる NHK ドラマは、大河(天地人)、朝ドラ(だんだん)、青春もの時代劇と全部俺にとってハズレだが(※)、あそこが買ってくる民放ドラマは近年当たりが多いように思う。今春の「ヤスコ...」と「佐々木夫妻の仁義なき戦い」は文句なく面白い。萌は毎週の「ヤスコ...」をいつも楽しみにしているが、俺も実は「佐々木夫妻...」を毎週心待ちにしている。
(※)「だんだん」をこないだちらと見たら、歌手だった主人公の1人が看護婦に、そのマネージャが医者になっていた。いったい何がどうなったらそうなるのか(笑)。

 稲垣吾郎という人は、昔すごいシリアスな舞台をやってるのをTVで見て驚いたことがあるが、このドラマでは妻への思いと怒りと正義感と自己正当化が入り混じった複雑な存在を見事に体現している。彼の妻にも、彼の表と裏の双方を見ている視聴者にも彼の本心がわからない。当事者にもわからない夫婦の心というものがそうして描かれており、脚本も素晴らしい。

 このドラマでの稲垣や、松岡のケタ外れの運動神経演技を見ていると、ジャニーズってなんか底力あるなあと思う。顔がいいだけじゃない人材を育てているというか。まあ顔がいいという基準だけでとりあえず数を集め、中にはこうした人材がいるというだけのことかもしれないけれど。

=======================
■09/03/16(月) □ 外食嫌い
=======================

 今日は春休み初日、夕方萌が前々から希望していた外食に行く。萌が外食好きなのを知っているMK青年が誘ってくれたのだが、「萌は外食がえらい好きなんだよね、なんでかな」とMKにいうと、「あんたたちがあまり外出しないからじゃないの」ときついことをいわれた。そうなのかな。うちは他の人々よりも外出が少ないのだろうか。家では俺は人一倍萌と遊んでやってるとは思うのだが。

 レストランで萌ははしゃぎにはしゃいで、料理が出る前から俺に「お父さん、ね、来てよかったでしょ」と聞く。って、まだ何も食べてないんですけど(笑)。こりゃたしかにMKが言うとおり、萌は単に外出がうれしいんだな。

 しかし外食は高いし、チップという陋習があるし、たいていがうるさく会話が聞こえず、暗くてそこにいること自体に苦痛を感じる場所も多い。なによりもカナダのレストランはホントうまくないことが多いのである。今日は人気のイタ飯屋でさすがに大はずれはないだろうと思ったが、俺の取った貝のリングイーニホワイトソースはまあなんというか、クノールの粉末ソースと同じ味であった。同じソースなど絶対に使ってないだろうが、結果として同じ味なのだから仕方がない。しかもリングイーニはゆですぎで、自分で普通のスパゲッティを作ったほうがうまいと正直思う。

 萌のピザも、いくらなんでもレストランでピザを注文してこれかよと言いたくなる、スーパーの一番安い薄ピザと見た目まったく同じものであった。味見はしなかったが、あれでちゃんとうまかったら魔法である。平日に客がしっかり入っているイタリアンレストランでこれなんだからなあ。こんなものにそれなりの金を払い、皿を運んだだけのウェイターに15%のチップを払ってハッピーに帰るというのは、やはり難しいものがある。萌には悪いがやっぱり俺は、あんま外食する気にはなれないのである。

2009/03/08

日記「初のCC挑戦とN1制覇」

「カルチョビスランプ」「カルチョビライン調整のすごさ」ほか。

=======================
■09/02/22(日) □ N1・3位へ
=======================

 【カルチョビット7年目】N1で3年目。カップ戦賞金の1千万以外資金は増えないので、ちゃんと役立ってくれてはいるがC以上には伸びない初年度選手たちを数人泣く泣く切り、賞金を足してB級GKにいみを獲得。それ以外は変更なく特訓だけ積んでシーズンインする。戦術のキモであり悩んでいる守備ラインの高さは、基本的に低めでスタートし、押し返せる/押し込まれすぎるなど必要を感じたらハーフで上げるという方針で進めている。高いラインで相手の攻撃能力がうちの総合的守備力を上回ると、ハーフが来るまでに裏を取られ大量失点し手遅れになる。

=======================
01 武蔵野ホーネツ A0-2● 低めラインで堅く非常にいい試合も、桃井の壁を破れず
02 ヴォルケノ阿蘇 A2-4● MFあしづかのスルーパスにやられマークをつける
05 メンソーレ那覇 H1-0○ 那覇に初勝利、しかもミランコらを完封。うれしー!
04 シュバル六本木 H7-2○ 初勝利その2、オッティらに最強マークをつけ逆粉砕
=======================

 ともあれ、強豪の主力にマークをつけるなど戦術レベルで抵抗できるようになったのが、なすすべもなく粉砕されていた去年までと違う。そして六本木についに勝った。オッティにつけたマークが効き、意外に弱かった守備を粉砕できたのである。なかばマグレでも非常にうれしい。

 こうして充実のシーズンを過ごし、N1・3年目は見事3位でクラスアップとなった。32000→44000 と 1 億 2000 大幅アップだ。武蔵野の超人DF桃井を取るしかない。外国人だって取れるぞ。うれしひ\(^o^)/。

=======================
■09/02/24(火) □ カルチョビスランプ
=======================

 【カルチョビット8年目】前からほしかった桃井に加え、Bチームのエースとして昨シーズン何点も取られたフィジカル系FW「わせだ」を取る。狙い通りBチームが下位を快調に下しN1・2位と去年よりさらに成績を上げたのだが、肝心のAチームが

=======================
05 ヴォルケノ阿蘇 A1-6● 新形の速さにぼろぼろ。ラインを下げるべきだった
04 シュバル六本木 A1-9● ホームでの強さは鬼。ライン設定もプレスも無力
01 メンソーレ那覇 A1-3● 終盤敵のホームがめちゃ強い、連携強化? 2位転落
05 ヴォルケノ阿蘇 H1-2● やはりしんがたを抑えられず
=======================

 と上位に全部惨敗した。六本木などオッティ、猿渡 (from 博多) に加えミランコ(from 那覇)なんていう超人外国FWまで獲得しており、お前らどこにそんな金があるんだと腹が立つ強さであった。

 シーズンが終わり自分ところの成績を見ると、やはりAチームの個人成績が甚だしく落ちている。ふくなが 19→7 ゴール、おもかわ 15→3 ゴールととんでもないダウンだ。実際上位に負けたときにはラインの上下くらいではどうにもならぬ力の差を感じたのだが、得点が一桁違ったのだから当然である。フォーメーションはここ数年不変の 4231/4312 なわけで、なんで去年より弱くなったのだろう。悩む。

 試しに 1-6 惨敗を喫した阿蘇の3トップを3ボランチのラインで見るというイメージで、4321 で守備ラインを調節しテストマッチをやってみる。するとやはりバイタルエリアでフリーな敵がなくなり、危険度が格段に下がるではないか。

[4231] =======================
福永
立川 博士 面川
あたり 牛島
藁科 須田 桃井 織田
新見
      ↓
[4321]=======================
福永
立川 面川
博士 あたり 牛島
藁科 須田 桃井 織田
新見
================================


 それに [4321] にすると3トップの間隔が縮まりクロスの威力が上がるし、博士・牛島もオーバーラップし攻撃に加わり、ショートパスで打開する好ましい傾向も出てくる。これだ。これしかない。強豪を倒すにはまじめに戦術を考える必要があったのである。

 よし。ぱっとしない1年だったがBチームの奮闘のおかげでチャレンジカップ出場、予算はさらに +16000。この戦術に合わせいいボランチを探し、来年こそ六本木を叩き潰す。オッティと猿渡を取っちゃおうかというくらい六本木を倒したいのである。8年目になってもまだこうして戦術と選手獲得で開幕がワクワクして眠れないんだから、本当にカルチョビットというかサッカーシミュレーションは面白い。

=======================
■09/02/25(水) □ カルチョビライン調整のすごさ
=======================

【9年目】昨夜寝る時間を削って9年目のセットアップに励み、よしおか、あきもと、ゆさの初年度選手3名を放出してベルナール (盛岡) 、とくがわ(那覇)、ゴメス (六本木) を取った。ゴメスはうちとの試合でさんざオッティのヘッドを決めてくれた肉体派FWだが、こいつをDFとして使おうと思う。

 今年は敵のフォーメーションを見て、バイタルエリアで敵FWをフリーにしないようラインをきちんと決め効果が出ている。このラインの上下と各ラインの人数、つまり選手間の距離(スペース)で戦況がダイナミックに変わるというのは老舗の Football Manager (FM) にはないサッカー的な概念で、カルチョビットを作った薗部氏はダビスタの競馬に続いてサッカーの面白さも見事に掴んでいるといえる。

=======================
03 シュバル六本木 H4-4△ 4321 でもオッティを抑えることはできなかった
=======================

 オッティ以外なぜか主力が全員ベンチ外の六本木、これはいくらなんでも負けんだろうとベルナールの美しいスルーを福永が決めてらくらく先制。しかし孤軍奮闘するオッティが信じられないほど見事なパスをななめ前方のFWの頭にぴたりと合わせ同点。そしてDFからすっと離れる動きでフリーになり自らも得点。さすがである。福永のヘッドがポストを叩き、リバウンドを拾ったおだのクロスを立川が叩き込み同点。無名だがフィジカルAの敵FWが2点目のヘッドを決めて 2-3 でハーフ。めっちゃいい試合になっているが、やはり後半オッティにはマークをつけるべきだろう。

 ラインを上げオッティにマークをつけた後半、福永のオーバーヘッドで同点。おもかわ→福永ヘッドで逆転。よし。クロスばかりで前半ほど美しい得点ではないが、勝つためには仕方がない。残り時間、六本木のクロスの嵐に耐えるDF陣。しかし前にボールを運べず、とうとうオッティに決められた。結局ドロー。負けるような試合ではなかったが、4321 でもやはりオッティを抑えることはできなかった。うーむ。

----------------------
 しかし、試合を見てどこをどうしたら強くなるのかがわかるというのは本当にすごいことだ。FMはセットプレー時に背の高い敵を誰がマークするかなどとことん細かく戦術を指示できるが、実はそうした指示に効果があったのかどうかは試合を見ていてもよくわからない。フォーメーション、プレスの激しさ、選手が攻撃に上がる頻度くらいしか目に見える変化はない。

 選手を鍛えるということもないので、監督の仕事はいい選手を取ること、選手の力と調子を見極め布陣を決め、試合中に交代させるという、つまりマンメネージメントが主体となる。だから Football "Manager" なわけ。たとえば俺はリバプールで戦っていて、どうしても(FM 2008 では妙にパラメータが高くなっていた)アーセナルのヴァンペルシーを止められなかったのだが、戦術的にそれをどうにかする方法は存在しなかった。彼に抜かれない高速強力DFを世界中から探し買ってくる以外止める方法はなかったのである。それがやめてしまった一因だ。

 カルチョビットならばいくらオッティがすごいといっても、練習と連携でいつか必ず止めることができる。はずである。世界一のサッカーシミュレーションFMよりも100倍お手軽なカルチョビットのほうが、実は試合を見ての戦術追求が楽しいのだ。よくぞ一発めでここまでバランスが取れたものを作ったものだ。驚異的である。

=======================
■09/02/26(木) □ 初のCC挑戦とN1制覇
=======================

=======================
05 京都ブロス A1-2● 互角に戦ったが足に来た須田がうしごめにやられる
(CC)ヴォルケノ阿蘇 H3-2○ 低ラインではバイタルのプレスがかからない
(CC) ヴォルケノ阿蘇 A3-0○ 5311で完封。
=======================

 上位との連敗で京都に抜け出され、今年の優勝は可能性が非常に薄くなってしまった。がっくし。まだ戦術に迷いがある状態で致し方ないか。初めて挑戦するチャレンジカップは初戦が同リーグの阿蘇で、どうしても勝って外国チームと戦いたいのでリーグ戦時よりも守備的な 5311 で撃破。

 2回戦はモッセレン。どこのチームだろう。ドイツっぽい名前が並ぶ。アリババ SSSSSSSA というのがすごいが、他は六本木とさほど変わらないのではという感じ。引き続き5バックで挑んでみたい。

=======================
(CC)モッセレン A3-5● 5221○。アリババが鬼だが十分に戦える
07 鳥取センチュ H5-2○ 3421は守備×。京都が負けた、チャンス!
(CC)モッセレン H2-2△ 5221、しっかり守りSBの攻撃参加で優勢もドロー敗退
=======================

 だいたいパラメータから想像通りの強さだった。2試合目は勝てる試合だったのだが、混乱からマカーイに押し込まれドロー、敗退となった。しかしいずれCCは勝てるなこりゃ。想像したような雲上のサッカーではなかった。その間首位京都が負けてくれた。優勝の目がまた出てきたぜ。

=======================
-- クイダオーレ大阪 A2-1○ 12連戦の最後、薄氷の勝利、優勝の望みをつなぐ
09 ボンブラ鎌倉 H6-1○ 問題なし
03 シュバル六本木 A2-1○ 5221→4321で勝ち越しゴール、優勝!
=======================

 最終戦で勝てば優勝というところまで来た。しかも相手は宿敵六本木。これ以上ない舞台である。ホーム戦は 4321 で抑え切れなかったので、モッセレン戦で使った 5221 カウンターで行く。しっかり守って刻んで攻める、福永→牛島で先制してハーフ、よし。守備策が当たり相手にはシュートを打たせていない。

 が後半猿渡に返され同点となる。残り20分。攻めるしかないと4バックにスイッチ、早稲田、ひとみを投入する。こっちも苦しいが相手も足が止まっている。そして早稲田がクロスをコントロールし、気力を振り絞って上がってきた牛島にパス、決めろ! ―――決めたーっ! やっ・た、やってくれたわFCトタケケ\(;_;)/。感動の初優勝ムービーが流れる。見慣れたメンバーの顔が優勝フラッグに並ぶ。ふくなが! たてかわ! うしじま! そしてひとみ! すだ! ももい! みなよくやってくれた。俺はうれしいぞ(泣)。

2009/03/01

日記「カルチョビット1部の戦い」

「日本語スピーチ大会」「バイリンガル願望親父」「15年ぶりのスケート」ほか。

=======================
■09/02/13(金) □ 1部リーグプレシーズン
=======================

【カルチョビット5年目】最近朝カルチョビットをやりたくて何度も起床前に目を覚ましてしまう。子供じゃないんだからと我ながら思うのだが。今年から1部リーグN1なので、今オフの強化方針をじっくり考える。今年すでにできれば出したくないというレベルになっていたサブの3名を放出し、強化費 6000 万を足して 2500 万級を各ポジション1名、計3名取るのが一番いいかな。いやFWは今のままでも点は取れるような気がするので、DFと中盤を強化したほうがいいかもしれない。序盤の主力「ゆさ」ももう、N1では厳しいだろう。

 プレシーズンの練習試合で初めてN1大阪に勝つつもりで戦ってみると(これまではどうせ負けるのでN1との試合をちゃんと見たことがなかった)、FWの強さは覚悟してたので驚きではないが、中盤から後ろの強さと切れが違う。うちのMFが弾かれて全然イーブンボールを取れないし、クロスを入れてもDFの対応が早くうちのFW陣が競り合いに行く隙もない。なるほどなー。

 それでも主力を全部投入すれば勝てないまでも十分に抵抗はできる。守備は去年鍛えた地力がまだ通用してかなり抑えられるし、パスは今まで通りきれいにつながる。しかしこれまでの得点パターンである外に流してひとみのクロス戦法では点が入らない予感大。やはり個人の力で打開できる高額FWを探そう。

=======================
■09/02/15(日) □ 日本語スピーチ大会
=======================

 暖かい春の日、萌の日本語スピーチ大会でバンクーバー日本語学校へ。さすが歴史のある学校で、ちゃんとステージのついた日本式の講堂になっている。そのあまりにも日本的にフォーマルな雰囲気もあってか萌が予想以上にナーバスになっているので、リハ(マイクテスト)のときに一緒にステージに上がり、昔のパンドのときのことを話してやる。このバックステージにいるときが一番緊張するんだよね。でもステージに出てギターをバーンと鳴らせばもう問題ないんだ。萌もマイクで「こんにちは」と言えばもう大丈夫だよ。

 萌は 12 番目。スピーチは粛々と進む。5歳くらいのときに仲がよかったELがいて、すごく大きくなっていた。彼女は問題なくすらすらと詩を暗誦する。

 そして萌の出番。緊張した顔で登場し、自己紹介の後のっけからつっかえ、そして結局まったく喋れなかった。がっくし。落ち込む萌。まあ仕方がない。このスピーチ大会はあまりにもフォーマル過ぎて、20人のクラス発表でも緊張して早口になる萌にはまだ無理な大舞台だったのである。こんなにフォーマルだとは誰も知らなかったわけで、しょうがないよ。気にするな気にするな。とにかく頑張ったのだから帰ったら何かおいしいものを食べよう。こういうものはいずれできるようになるよ。

=======================
トレリーニ津軽 H1-1△ 頑張ったが最後は走りすぎて全員体力枯渇
シュバル六本木 A0-5● なにをやっても無駄と最後はあきらめた
イーグレッ姫路 H3-1○ 去年は苦しめられた姫路が、実にゆるく牧歌的に感じる
=======================

 【N1シーズンイン】中位以下とは十分に戦えているが、上位はすさまじい。六本木は4~5回リセットしてあらゆるフォーメーションを試したが、何をどうしてもハーフで3~4点はヘーキで取られるので、もう今シーズンは度外視することにした。地力がつくまでは他のチームに勝って降格を避けるしかない。去年苦労した姫路なんかもうほんとユルユルに感じられ、さんざ点を取られた「たかぎ」なんかもうN2レベルにしか感じないくらい楽勝で抑えられる。六本木経験後はそれほどカルチョビット・サッカー感が違うのである。

 しかしやはり強力なDFがもう1人どうしてもほしいので探していると、さんざ点を取られた六本木のフィジカルFW福永がマーケットに出ているので我慢できず買ってしまった。残ったお金ではいいDFが買えなかったが、失点は彼の得点で補ってもらおう。

 フォーメーションは守備ラインを上げた4バックで進めている。抜かれると即危機となるが、前で守備することにより敵のトップにいい体勢でボールを持たす率を減らすことができる。そしてボールを奪えばこちらも前線の力でちゃんとフィニッシュまで持っていけるのだ。期待通りの福永&エース立川で点は取れ、降格圏からは安全な8位くらいでシーズンが進む。やりがいたっぷりなトップリーグである。

=======================
■09/02/17(火) □ N1初年度は見事6位
=======================

 コーチにシーズンも終盤だといわれ、J1はJ2より試合数がえらい少ないなと気がついた。9位の大阪まで6ポイントあるので、目標の8位はいけるだろう。6千万の補強費がすぐそこだ。一流選手を1人取れる。現在得点王のふくながは間違いなく、ひょっとするとたてかわも代表に呼ばれるかもしれない。それも楽しみ。あー楽しきカルチョビットライフ。

=======================
函館ペンタゴン H5-4○ 久々に出番を得た初期エースゆさがなんとハット& 1asst
(C)瀬戸内 N5-1○ 意外に強かったが格上っぽく決定力で勝利(高山ハット)
(C)武蔵野ホーネ N1-5● カップも勝ち進みたかったがヤングが強すぎた
ボンブラス鎌倉 A3-4● 最後は消化試合で気抜け
=======================

 N1初年度終了、8勝7敗7分け (+4) で見事6位をゲットした。ふくながが 14 で得点王 (代表も初選出)。投資をした甲斐があったのである。さあ2年目の強化を考えよう。

=======================
■09/02/18(水) □ バイリンガル願望親父
=======================

 1月から萌の学校に台湾出身の双子がいるのだが、この2人とお父さんがほとんど英語を話せない。お父さんは俺が同じアジア人ということで頼みやすいのか(中国人はいるのだが、マンダリンとカントニーズでは言葉がまるで通じないらしい)、毎日学校の通知その他を持ってきて、これはなんなのかと解説を頼んでくる。あなたね辞書を引いて読みなさいよと諭しつつ、まあ萌が遊んでるのを待ってる間だけのことなので苦でもなくヘルプしてやっているが、こんなんでどうやって何ゆえに移民してきたのだろうと不思議に思う。

 今日はクレジットカードのことがわからんと相談され、「ここらじゃモールの中国系の銀行に行くしかないんじゃないかな。リッチモンドに住めば中国語だけでなんでも用が済むらしいけど」と答えると、「オーノー、だから(中国人の多い)リッチモンドじゃなくてこっちを選んだんだよ。僕は子供らにいい教育を与えるためにカナダに来たのだ」という。―――いい教育って、そりゃ単に英語だろう。子供らが言葉をゼロから学んでるという状況で、教育がいいも悪いもないではないか。このあたりでもうこの人と話をする気がしなくなってきた。日本で外国万歳ESLガールに辟易したことが何度もあるが、それと同種の人物なのだ。こういう人が自力で努力もせずに子供の教育を学校に丸投げするから、国家と周囲にこうして負担がかかると批判されているのだよ(まあ金も持ってくるので「負担」には議論もあるが)。

 「カナダのほうが(台湾より)ずっといい国だよ、水も空気もきれいだし」と彼はさらに力説し、「カナダには中国人も韓国人もたくさんいるのに、なぜ日本人はあまりいないのか」と聞いてきた。そりゃ中韓よりも台湾よりも日本のほうが捨てるに惜しい国だからだろうと俺は思うが、そう単刀直入に答えるわけにもいかんので「文化的に必要を感じないからじゃないかなー、食べ物とかはアジアのほうがうまいしね」といい加減なことを答えておく。

=======================
■09/02/20(金) □ ヒートインスペクション
=======================

 政府からの補助金が出るのでMが新しいファーネス(セントラルヒーター)をついに発注したのだが、この補助金申請のためのヒートインスペクションが思ったよりも大掛かりで extensive なものだった。うちは室温は低く設定し水も電気も節約しており、どう考えても一般家庭よりエナジーコンシャスなのだが、インスペクターがあれもやってないこれもできるじゃないと逐一指図するのでややシャクに触る。

 うちが浪費してるエナジーはすべてこのテの家が設計されたカナダの70年代という時代のせいなのであって、これ以上の改善は大金をかけねば不可能なのであり、その大金投入の第一弾としてセントラルヒーターを買ったのではないか。ホワイトロックに住みSUVに乗って現れた金持ち女が何をゆっとるかという感じ。人のエナジー浪費を云々するならプリウスでやってきてもらいたい。

=======================
08)ボンブラ鎌倉 A1-5● DF崩壊。格下アウェイを完全になめていた
--)ポローニャ盛岡 A4-1○ 前節を反省し慎重に戦う
05 武蔵野ホーネツ H2-0○ 4312で1対1を避けるとラインが上がり快勝
=======================

 【N1-2年目】去年終盤は高いラインで守れたのに、今年はラインを下げないと大敗する試合が多い。なぜだ。謎だ。ほんとラインの高さでぜんぜん違う試合になる。武蔵野ホーネツ戦のようにパサーにプレスをかけオフサイドを取れる高さがベストなのだが、上げると裏がボロボロになる試合もあるわけで、試合前にどう判断したらいいのかがわからない。普通にやって惨敗し、リセットしてラインを上下し接戦に持ち込むのがやっとという展開が続き、まだ中位グループから抜け出す力はぜんぜんないんだなと実感した。予算が減らぬようこのまま中位をキープして(できればキングカップで上位に食い込み賞金をゲットして)、また1年鍛えよう。

 結果去年と同じ6位、勝ち点も変わりなし。クラスが同じなので来年の補強はできない。特訓を積むしか来年への上積み変化はないわけで、これじゃ上位に勝てる気がしないなー。うーむ。

=======================
■09/02/21(土) □ 15年ぶりのスケート
=======================

 ALのバースデイでスケート場へ。萌はほんとのスケートはやったことがないので俺も氷上で同伴したいのだが、他にペアレンツは誰もいないので照れくさい。様子を見て入れそうなら入ろう。

キッズがスケートを開始し 20 分ほど、萌を外から指導したのだが一向にうまく滑れないので、やっぱ俺も行こうと靴を借りリンクに入る。するとこの借りた靴がエッジゼロでブレードが凹状に減っており、氷の上でコマのように体がぐるぐる回ってしまいとてもコントロールできない。どうしようもなくただ萌と手をつなぎ、レール際をぐるぐると歩き続ける。そうか貸しスケートってこんなにも手入れが悪いのか。これじゃ萌がちゃんと滑れないのも当たり前である。

 1周歩いた後俺はもう一度スケート靴の紐をきつく縛り直すと、ようやくエッジがなくても少しコントロールできるようになった。萌が休んでいる間に一人で滑ってみると、ちゃんと滑れる。15年ぶりだわ。俺がちゃんと滑れるのを見て萌が手を叩いている。

 萌自身はあまりに思い通りにならないので、こりごりだという顔でやめてしまった。こんな貸し靴じゃとてもスケートの楽しさは味わえず、スケートに対する子供の印象はこうネガティブなものになってしまう。せっかくの機会なのにもったいないことだ。他の子はさすがカナダというのか12人中10人が自分のスケートを持ってきていたので、これは貸しスケートじゃ楽しめないスポーツなんだろうな。これよりはローラーブレードのほうがいつでも公園でできるという利点もあり楽しいと思う。ローラーブレードがほしいかと萌に聞いてみたが、どっちにもあまり興味はないようだった。