2013/10/06

日記「ポッドキャストで日本語学習」

「スポーツ撮影」「標準レンズはボールペン」

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■13/09/25(水) □ スポーツ撮影
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萌の部活バレーボール試合を初めて見に行く。ほとんどサーブを返すこともできず、ボールに飛びつくこともない。これじゃせっかく昨日買ったニーパッドなんかいらんではないか (^-^; というレベルだが、点を取っても取られてもイエーイと盛り上がっててよろしい。

 えらい暗い体育館で、ISO 1000 望遠端くらいだとシャッタースピードが落ち動きを追い切れない。使用限度ぎりぎりの 1600 で 1/30~50s くらい。これでスポーツはなかなか厳しいが、望遠 84mm は体育館ではまあまあ足りた。向こうサイドにいる萌の表情がちゃんとわかる。デジタルテレコンも試したが、対象がかちっと結像した状態ではないので拡大してもまともな絵にならないな。

 それでもまあモータードライブのおかげでけっこういい瞬間がたくさん撮れていたのでよし。萌も喜んでいた。次に撮るときはもっとうまく撮れると思う。まあビデオカメラを持っていけばいいんだけど、こういう瞬間を切り取れるとやっぱり、写真のほうが何度も見たくなるよな。

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■13/09/27(金) □ 標準レンズはボールペン
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朝霧を Hikey で写す。美しい。Hikey は朝使うと実にイイのだが、昼間順光で使うと -0.7 でも露出オーバーで単に白っぽくなってしまう。光というのは本当に難しい。どんな光でもうまく写すカメラ設定はないのだとわかってきた。楽器と同じで、スタジオでばっちりいい音が出たと思ってもライブで使うと音が違う。別なライブハウスではまた音が違うの繰り返しという感じ。うまくなればイメージとの差が小さくなるんだろうな。

 昨夜マイクロフォーサーズで最も安く写りもいいと評判のシグマ 19mm/F2.8 の作品を大量に見てしまった。日本の作例では中距離でいいのがなかったのだが、外国を探すと街で通りがかりの人々を図々しく撮りまくれるのか(笑)、いいものが多い。


(c) RidwanHWibowoさん、カメラは俺のとほぼ同じ
特にエッジ感を活かしたモニクロの写真にいいものが出やすいようで、白黒作例が他より目立つ。やっぱ俺の標準レンズでは出ないレベルの絵がたくさんあるな。標準レンズもシャープなときはシャープだが、そのシャープの味までがいいのがこういう単焦点レンズなのではないかと想像してしまう。でなかったら誰も不便を押して使わないよね。まあこうして作例をアップしてる人は Photoshop を経由してるので余計によく見えるのだろうけど。

 こういう写真を見ていると、やっぱり標準レンズはボールペンで、単焦点レンズは萬年筆というくらい違うなと感じる。ほしい。というか買う。しかし新カメラを買ったばかりでレンズを買うというのは奥様に理解されず、クリスマスまで買えないかもしれん。いつ手に入るかわからんので当面標準レンズでも頑張ろう。



 「あまちゃん」最終回。あ、ちゃんと練習したんだ! と胸が高鳴るブラバンのテーマ曲、メドレーでつながる「潮騒のメモリー」、主人公たちより窓の外で手を振る人たちを写すヒロシとミズタクのカメラ、トンネルの向こう側の光。つながって、広がって、どこまでも続いていく最終回でした。よかったよかった。最後までずっと楽しかった。皆さんのように泣くようなことは俺はなかったが、しかし本当に楽しかった。

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■13/09/28(土) □ ポッドキャストで日本語学習
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 去年は近所の同い年Lさんと萌との2人で週末の日本語勉強会をやっていたのだが、Lさんは12月の日本語検定試験に向けて追い込むのだとのこと。萌も俺も検定自体に興味があるわけではなく、ただそのテキストがカナダの日本語学校が使う国語教科書よりは現実的なので去年1年使っただけで(―――最後に模試をやったら2人ともギリギリ合格点だったので使った甲斐はあった―――)、検定をマジにやる気はしない。そこで12月までは各自頑張り、その後また合流しようということになった。

 萌1人に教えるにしても、同じような日本語テキストをもう1年使う気もしない。テキストでも鎌倉観光案内などトピックが現実的で楽しいものは、あとになっても子供らがちゃんとボキャブラリを覚えていたが、テキストの後半を占めたビジネス向きの課題は正直やってて無駄だったわけである。ビジネスレターの書き方みたいなものはくだらんともうスキップしていたし。


 テキストをベースにする限りこうした有用性の低さからは逃れられないし、かといって他にコンスタントに題材になるものもなしと昨年度末には指導に行き詰まりを感じていたのだが、東京で暮らすバイリンガルユースが電子機器や笑える事件を論評するポッドキャスト「バイリンガルニュース」を見つけてアイデアが湧いてきた。すでにクルマの中で萌に聞かせているが、日英ミックスなので聞けば大要がわかるし、カナダ十代に近いメンタリティの2人が語る内容がイントレスティングなのでかなり楽しんでいる。細かい語彙はわからないがトピックから意味を掴めるというのは、学習素材として文句ない。これはいける。



というわけで初日の今日のお題は、新世代 Xbox のキネクトが 24 時間あなたを監視するという話。日英両パートを聞かせたあと、マミさんの喋りから中高生が知るべき言葉を拾い意味を推測させ、そしてそれをノートに書いていく。It totally works。この美しいノートを見よ。

 この漢字を暗記などしてはくれんが、「Xbox が人を監視する」イメージはトピックとして彼女の記憶に入る。それがいつか「旦那の浮気を監視する」なんて日本語を耳にしたときにキネクトする(はず)。トピックの中でしか人は言葉を覚えられない。これは俺が体験済みなのだ。

 面白く、興味をかきたて、話も進む日本語学習。It totally works。

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