2013/11/10

【カメラ日記】近距離にクセのある SIGMA 19mm

SIGMA 19mm F2.8 レンズが来て1週間経つが、クローズアップの弱さに手こずっている。今使ってるのは実は2個めで、1個目は近距離でフォーカスが合わないという問題があり送り返したのだが、キープしたこのレンズも開放での最短撮影距離 20cm 近辺が弱い。ごく近距離では絞らないとセンターはシャープだがそれ以外が甘いのだ。ネットで同レンズのユーザーに聞くとこんなものらしい。

この朝の霜のように少し絞る(F3.5)か 50cm くらいから先にフォーカスした場合は標準ズームより大幅にいいのだが、20~40cm あたりは標準より弱い。この開放×近接距離の弱さにはちょっと困った。暗い屋内でムスメが好きな激寄りマクロをオートで撮ると、F2.8 となり被写界深度がすごく浅くなり、合ってない部分の多いピンぼけ風写真になってしまうのである。「なにこのレンズ、ズームしないしフォーカスが合わないし、stupid!」と言われてます。すまん(泣)。めっちゃ寄れるか遠くまでズームできるレンズのほうが、単純に盛り上がるよね。こいつではなく長いズームレンズを買うべきだったかもしれん。



ハロウィーンが終わりモールはどこもクリスマスに向けた飾り付けとなり、近接距離のテスト撮影に絶好な状態となっているので F2.8 であちこちを撮りまくった。被写界深度の浅さを生かせばこうしたいい感じの写真も撮れる。手前の馬車や奥の家がボケててるのが実にいい。しかしフォーカスが合ってるはず(30cm くらい)の中段の木や右の家もカリッとしなかったのが惜しい。このへんが常にカリッとフォーカスしてくれれば気持ちいいのだが、こういうどこにフォーカスが合ってるのかわからない写真がよくできてしまう。AFロックしたあとでカメラがわずかにでも前後に動くと、フォーカスがずれるのかもしれない。

開放でもこのように一歩下がると見事な描写になる。これは歩いていておっと一瞬立ち止まりカメラをカバンから出しカシャッと撮ったのだが、そうしてなにげにいい写真が撮れると、持ち歩ける小さな一眼はいいなあと思う。

親戚が集まったときにこのレンズで適当にスナップを撮ると、シャープでありつつ柔らかな絶妙の描写で人々が撮れていて、ここにはアップできんがあとで PC で見ておおと声が出た。このパーティでは友人の1人が巨大レンズをつけたデカい一眼レフと天井バウンス巨大ストロボで写真を撮ってたのだが、ここでは俺の PEN と SIGMA と自然光が勝ってただろうと思うのである :-)。◆

0 件のコメント:

コメントを投稿