2018/09/30

【ツイートまとめ9月】「半分青い」最終回

「半分青い」最終回、「ハチスカ野生食材料理店」「やれたかも委員会」「幼児と街コロ」「3月のライオンの素晴らしさ」ほか

9月1日
サカタ@カナダ@tomosakata

この夏から地区の郵便配達シフトが変わったようで、うちの担当が聴覚障害の男性となった。ドアを開けると「私は耳が聞こえません」というサインをまず見せてくれる。うちで一番受け取りの多いメールオーダーおばあちゃんもすごく耳が遠いので、お互い身振り手振りの気長でやさしい対話となるのです :-) pic.twitter.com/wBi4JHVuZ8


#透明なゆりかご ⑦小さな手帳。救われない境遇の子供たちや苦しい女性たちがずっと描かれているドラマで、普段こういうものを見るとつらくなってリタイヤしちゃうんだけど、希望はあるような気がして見続けている。というか清原果耶さんのあまりにもまぶしい若さが、希望そのものなのだと思う。 pic.twitter.com/JhPaHqE4Um












9月4日

東京医大の女性差別がこちらでも大きく報道され、うちの奥様が震えるほどに怒っている。面目ないです。「これは政府主導のことではないだろうけれど、こういうことをする社会と反民主主義的政府与党のマッチングがものすごく良いというのはよくわかる」と言われた。返す言葉もないです。


9月4日

夏の終わりは #PNE の無料野外コンサート、いやーシンディ・ローパーよかった。彼女のロックンロールを信頼し、「I Drove All Nightとかめちゃカッコいいし、これまでのPNEバンドと違って完全に現役ロッカーなはずだよ」と娘にお勧めしてたのだが、なんとその曲で始まった。しびれて娘の腕を握りしめた。 pic.twitter.com/8vMK56lzrT


80年代よりもはるかに狂ってしまった世界に向かい、ステージを転がりながらどうせすべては金なのよと叫びまくる「マネーチェンジス・エブリシング」。シンディ・ローパーが若い頃見ても今見ても、彼女のカッコよさにはなんの違いもなかっただろうと俺は思った。 pic.twitter.com/qTNpC2TXjP


9月6日

娘がシンディ・ローパーを部屋でガンガン聴いている。あのライブを見たら聴くよね。同じくPNEで2015年にビーチボーイズを見たあとも、「ゴッド・オンリー・ノウズ」や「ウッドン・イット・ビー・ナイス」を聴いていたものです。行く前は親がどれほどオススメしても聞きやしないんだけどw pic.twitter.com/YfyFmt91yH

9月8日

#半分青い このサエない髪型のオバサン鈴愛がかわいいなあとこの頃思ってるんだけど、今日は律のふくらみかけた夢に冷や水を浴びせるサエない言葉と表情も相まって、ホントかわいいと思った。言ってることは分別くさいんだけど、律のことを子供みたいに心配してるんじゃないかな。 pic.twitter.com/JZWQ3ixi50


9月8日

久々にCBC【キムのコンビニ】を見た。ジャネットが新しいスマホを買ったので父さんに前のをあげるわとボイス検索を教えると、キムさんはさっそく日韓併合について検索する。「1910年に日韓併合条約が締結され…」「違うだろ! 日本が朝鮮を攻撃したんだ!」とパパ激高。日韓ネタは韓国系には鉄板らしいw pic.twitter.com/cvudnYy1UX

【キムのコンビニ】ジャネットは若くはつらつとしてかわいいんだけど割と内気なようで、大学の写真科で派手で目立つ女の子とうまく友だちになれず落ち込んでいた。そういうのを見ると、娘を持つ親として胸が痛む。うちの娘は今日さっそく大学で初のパーティに呼ばれていったが、楽しくやってるかしら。

9月10日

#全米オープン 試合を壊したのはセリーナと審判で、一番気の毒なのは大坂選手なので試合後セリーナが大坂選手にもっと明確な気遣いを見せるべきだと思っていたんだけど、彼女がUSオープンとテニス界全体の偽善性と戦ってるのは見ていてわかったなあ。テニスに疎くても。

#全米オープン あとほんと、大坂なおみさんのあのアルカイックなスマイルには強い親近感を覚えるし、美しいと感じる。感情を顕にするセリーナがアメリカの観客に受けるのはわかるが、セリーナが戦う偽善とは真逆にあるナオミスマイルが、彼ら彼女らにはどう見えるのだろうと考えながら見ていた。

子供が行っていた小学校は白人がマジョリティだったのだが、送迎時に目が合った瞬間俺に微笑み話しかけてくれる父兄と、5年間一度も目が合わない父兄にくっきりと分かれていた。後者の人たちはスーパーで会っても俺に気づかなかった。差別とまでは感じないが、眼中にない感がすごかったw そういうことを思い出させてくれたんだよな、USオープン運営側のあのきらびやかさと偽善性。

9月12日

夏の間ずっと録画をためていたアニメ #3月のライオン を見始めたら、あの優しく前向きなヒナちゃんが理不尽ないじめにあっていたり、二階堂の病状が悪化したりしていて、これは大変だと何週分も続けてずっと見ている。本当にいいなあこのアニメ。そして日本のコンビニなつかしい(泣)。 pic.twitter.com/2hOYjzMxVB



9月13日

【キムのコンビニ】をまた見始めたのだが、昨日はキムさんと息子の大喧嘩があって胸が痛んだ。心の奥底は愛情に満ちているのに頑固で短気で、カナダ育ちの息子娘と折り合わない父というのは、韓国系カナダ人にはあるあるなんだろう。Netflixで配信が始まったらしく、そういう米国記事が出ていた。

【キムのコンビニ】韓国人アメリカ人筆者から見ると共感するところも、北米コメディの型にはめられ居心地悪いところもあるとのこと。俺も見ていてそう思う。しかしこのキムさんの火のつくような怒りっぷりにはたじろいだ。日本のドラマの父親役は竹野内豊とかなのでw、日韓は父親像がだいぶ違うな。
前も書いたがキムさんの愛国ぶりと反日感情がスポーツのライバル物語のように毎回コミカルに描かれていて、そのプロットを書いてる韓系二世ジェネレーションのユーモアの軽やかさに俺と奥様は毎度感心している。日本人の反韓感情なんて醜悪で笑えないもんな。笑えないものは悲しいですよ。

9月13日

#3月のライオン 千日手で二階堂をテクニカル・ノックアウトした、姑息な棋士の背景と心模様が描かれる。鳩って! 最愛のレース鳩って! そんなやつだったのかお前! いやー毎回毎回すごいなこのアニメ! pic.twitter.com/RylJVgCace


9月15日

朝ボードゲーム猫の写真をアップしたらやりたくなって、久々に「空中庭園」をやっていたらやっぱり来た。ピカ! 踏んでる踏んでるカード踏んでる!w pic.twitter.com/yan1KntHYH



9月15日

#半分青い ボクテが「神様のメモ」を書くといったとき、俺もデビュー17年して人気堅調な漫画家だったら、かつて好きだった友だちの作品をカバーするかもなと思った。音楽みたいにカバー作品だけで単行本だって出せるだろう。そういう作家人生が送れたら幸せだろうな。


9月16日

さっきラジオでロキシーの「アヴァロン」やトーキング・ヘッズ、ロバート・パーカーなどなつかしいのが次々にかかり、奥様がロッキンママになって歌い踊り料理をしていた。80年代特集なのかと思ったら、バハマのコンパス・ポイント・スタジオで録られた名盤特集なんだって。全部そこで録られたの!? pic.twitter.com/C6MmcQKq3r



なにかの録画の終わりに、はっとする風景が写っていた。きれいだな。「学校へ行けなかった私が…」というドラマの終わりらしい。秩父か。――あ、あの山はじゃあチチブセメントに削られた山なのか。なるほど。日本の地方都市って心惹かれるものがある(住めば違うかもしれないけど)。 pic.twitter.com/tFQB5QSl4B



9月18日
@takehi1009
takehi@takehi1009

 シーナ&ザ・ロケット/You may dream 1980年 #半分青い で歌われた曲。作曲は細野晴臣。そういえば「あまちゃん」の「君に胸キュン」もYMOだった。ちなみにNHK福岡の「シーナ&ザ・ロケット」単発ドラマでシーナを演じたのがより子(石橋静河)さんである。 youtu.be/Uswnli5ULZs @YouTube


@tomosakataシーナ&ザ・ロケッツといえば、「クライ・クライ・クライ」「プロポーズ」「アイラブユー」。3曲ともコピーしてパーティで演奏したことあります :-)

9月18日

こないだクマにフェンスに柱ごと2面ぶち破られ、とうとう修理不能となった。地面を掘ってコンクリを流し込み柱を建てなきゃならないので、もう素人には直せない。家庭予算上そういう大仕事は来年以降になるとのことで、とりあえず人が入ってこれないようにだけしといた。クマはもう勝手にしてほしい。 pic.twitter.com/cLgX8svmpZ


9月19日

#半分青い 律を好きな気持ちをもう抑えられないという苦しげな鈴愛の表情からの、美しいファーストキスシーンだった。なんたる遠回りだったかと、視聴者の脳内を走馬灯ゾートロープがグルグル回る。しかしこの関係を進ませることに何一つ成功しなかった律の、「入る?」という一言のなんたる神正解さw

@m_ayuna
まゆ@純愛ベイベー(一般人)@m_ayuna

 朝、小学娘と保育園娘が #半分青い を??って感じでじーっと固まって見ていて、二人とも終わった時ハッとして私の顔を見るので「よかったねぇ!」と言うと二人ともニッコリしてた。

9月20日

明日からまた天気が悪くなりそうなのだが、3日連続の晴れ。奥様と近くの公園を散歩してきた。アオサギがめっちゃカッコいいポーズを取ってくれた。望遠レンズを持っていけばよかったな。 pic.twitter.com/vLIyUC5hjb


公園から出ようとするとちょうど小学校の下校時間で、スクーターをこいで帰宅していく子供らがいた。車が少なく、広い道路を渡らずとも子供が帰れる住宅地ってありがたいなあ。 pic.twitter.com/m5dsZ0dNt7



9月20日

#半分青い 昨日のあの感動シーンから今日のドタバタという流れを見ていて、なんとなく昔の米人気ドラマ「フレンズ」を思い出した。どんなロマンチックもおバカと表裏一体という軽やかさが好きだった。そう思うとどれほど叩かれても全然凹んでないらしい脚本家も、大陸的な感性の人なのかもしれない。

#半分青い 高校時代は佐藤健みたいに美形だった人が親戚にいるんだけど、彼の奥さんとうちの奥さんが彼のナルシストぶりをネタにして笑っていたことがある。「高校時代はファンクラブがあったって、自分で言ってたのよ」「ぷぷぷ」って。怖いなあw でも家族から見ればそれくらいの温度感のほうがいいよね。

9月22日

わたしゃ音楽家、山の小リス。キュキュ・キュッキュッキュッ、キュキュ・キュッキュッキュッ、いかーがですう。――というわけで、森のシェフ蜂須賀公之氏の『ハチスカ野生食材料理店』を秋の夜長に読んでおります。7年に渡る「ビーパル」連載をまとめたという一冊。

著者が野草やキノコに加え、自分や友だちや住んだ場所などを語りだすと俄然面白くなる。東村山キノコ名人の話、多摩川の中洲に生まれては消えるクレソン原生林、壊れたジープへの哀悼、ヴァン・モリソンを聞きながら走る孤独のハイウェイ、ダムに沈む故郷の村を惜しむ女の子と行くキャンプなどなど。

料理よりも、それを作るハチスカ氏本体のことを読者は知っていくことになる。野生食材よりも著者ハチ氏のことに興味が掻きたてられる。ギターをポロポロ弾く弾き語りのようなそういう文章の最後、歌のサビのように料理がジャーンと登場するという感じのエッセイなのであった。面白い。

彼とバンドをやったりキノコ自転車ツーリングしてた頃を俺は、ラッキーな青春時代だったと思う。俺がいなくなってからの東京で、これが載っていたビーパルが並ぶ書店などという風景を、想像したりするのです。――わたしゃ音楽家、山のたぬき。ポコポンポンポン、ポコポンポンポン、いかーがですう :-)

9月23日

TV録画が尽きたので、久々にNetflixにログインしてみる。「やれたかも委員会」という日本の民放コメディがあった。これはタイトルからしてくだらな楽しそうで、流し見に最適だな。半青の遼ちゃんが出ていて、ここでも情けない男の役をやっていた。似合うね。期待通り1話はなつかし面白かった。 pic.twitter.com/5AbPoAWfM0


【やれたかも委員会】第二話、浜野謙太。いやーイイw 相手役の倉持由香さんって誰なのと検索までしてしまった(グラビアアイドルさんとのこと)。やっと日本のくだらなイイ番組を見つけてくれたなNetflix。こういう叶わなかった夢シチュエーションが「人生の宝」だというテーマは世界共通だろう。 pic.twitter.com/ZBxa16AfVf


9月24日

日曜、親戚キッズを預かって遊んだ。以前カナダの幼児雑誌になぜか【街コロ】が紹介されていて、これをやりたいやりたいと常に連呼されてたので、ついに根負けして取り出した。難しいゲームではないが大人ボードゲームのルールなど幼児には説明不能で、どうしたらプレイできるかわからない。 pic.twitter.com/nSTQm2jDGC


【街コロ】始まる前から「どうしたら勝つの?」「5の畑もらえる?」「10ドルコインほしい!」と子供らは叫ぶばかりで説明すらできん。ちょっと待てw 取り札を適当に並べ、とにかくサイコロを振ってその目のカードを持っていればお金がもらえるというシステム要点だけを説明してプレイ開始。

【街コロ】あとは回しながら、どうすればこれを幼児がわかるゲームにできるんだと俺はリアルタイムで考えていた。4金で駅を買えばサイコロが2個になるのがゲームの盛り上がりどころなので、「サイコロ2個になったら両方振って好きな方 or 両方 or 合計を使える」とめっちゃゆるいルールにした。

【街コロ】すると下の子5歳がたまたまなのか、1の麦畑を大量に買い込む。全5枚。そしてなんとサイコロで1+1を出してしまった。「オーノー! 10金ゲットです」「イェーイ!」とゲーム大爆発。上の子も麦畑を買いまくり、麦で金をザクザクと生み出すバカゲーとなってしまった。盛り上がったw

【街コロ】これで二人は街コロのことを「Stupid Wheat Game」と呼ぶようになってしまった。つまり自分らがやったのがバカゲーだったと幼児でもわかるわけですw 1ゲームでほとほと疲れた俺はWiiをTVにつないで助けてもらいました。Wiiは偉大だ。これで世界中の親がどれほど休めたことか :-) pic.twitter.com/KE2cHqelzf


9月25日

#半分青い このドラマは批判が多く、その批判への反論もまた多く目にするんだけど、ついには震災絡みの批判合戦まで起きてるようでつらい。そのときどきの朝ドラを楽しめてない人たちはどちらかといえばアンラッキーなのだから、楽しめてるほうが寛容になってくれたらいいのになと思う。

NHKでたまにやってる #鉄オタ選手権 に出てくるメーテルはほんとかわいい。「鉄郎と旅をしてるのよ」「(突然笛で吹いたのは、阪神の)応援歌よ」と、のよわよ言葉しか喋らないところが実にいい。お笑いの人らしいんだけど、普段はどうやって笑いを取ってるんだろうw pic.twitter.com/ciGbr6wrQL



9月25日

Switchにロードランナーのデモがあった。これは俺が初めて買ったファミコンゲーム、つまり人生初所有ゲームです。簡単なアクションと手順を考える頭脳回転で遊ぶ秀逸なパズルで、徹夜してパン屋のバイトサボったなあ懐かしいw pic.twitter.com/XhpxTRENIw


バイトぐらしでゲームになど金を使ってる場合ではなかったので、じっくり考えて長く遊べそうなロードランナーを買ったのであった。ゲーム内容的にそれは正解だったのだが、おかげでゲームにハマってしまい、ゼビウスも買っちゃってまた徹夜したのであった。すいませんでした当時のパン屋上司さん。

俺が世話になったあの世田谷のパン屋はどうなってるだろうと検索してみたら、どうやらパン部門はたたんで和菓子専門店として残ってるらしい。そうだったのか。やめるとき、理由としてぼくはこれからバンドでやっていきますのでと見栄を張ったのであった。その後もバイト生活は続くというのにw

娘は大学が始まってからずっと勉強漬けで、充実してるようなんだけど俺の学生時代とはえらい違うなあと思う。海外の大学は勉強が大変だとは聞いていたが、これじゃたとえばバンドとかバンドとかバンドをできないじゃんと心配になる。REMとか学生バンドだったんじゃないの? 時間をどう工面したの。

9月28日

最近本を読んでいて赤線や青線を引きたいので2カラー色鉛筆セットというのを買ってきたのだが、ラズベリー色/ストロベリー色、ブルーベリー色/ぶどう色といった同系統の色組み合わせしかない。きれいだけど、色分けはできない。ガイジン考え方が違う(笑)。 pic.twitter.com/H0yjMneUwY


しかし鉛筆を使ってものを書くというのは気持ちがいいな。紙への当たりが柔らかい。この感触を忘れていたよ。 pic.twitter.com/QRUT9o9u0R


9月28日

カナダの選挙戦風景。街頭演説とかはなくて、ネットで調べてくださいという感じ。富裕な者がより多くの看板などを出し有利になることがないよう、候補者は選挙費用専用の銀行口座を作り開示させられるのだそうだ。デモクラシー。 pic.twitter.com/sxCGZ47iLH


娘は今年参政権を得てこの地方戦から投票をすることになるのだが、俺があまりに日本の政治状況の理不尽さをぼやくので、日本の選挙にも投票したいと言っている。え。できるのかな。現在多重国籍状態だが、双方で選挙権を行使するのは難しいのでは。ざっと調べてもよくわからず。

9月29日
@tomosakata

この秋はめずらしく好天続き。今日はあまりにいい天気かつ明日から雨との予報なので、我慢できず馬たちが住む農場方面へ自転車乗りに行ってきた。気持ちよし。こんな農園に一度住んでみたいよね。離れに演奏できるスタジオとかあって、ダリル・ホールみたいに友だち呼んで演奏しちゃうの。 pic.twitter.com/JWk1ZYtbwY


だけど住んでみればきっと維持が大変なんだろうな。こんな芝をきれいにキープするには大量の除草剤と芝刈りトラクターが必須だろうし。家に入ってくる虫対策も大変そうだな。クマやコヨーテ対策ももちろん必要だ。などなど。

9月29日
@kohalogical84
こはろさん@kohalogical84

 もう両側に雨の降る音がなくても大丈夫な鈴愛に今更「雨の音がきれいに聞こえる傘」をプレゼント。その傘は大きくかさばって不恰好で使い勝手が悪そうでまるで律の愛情そのもので、やはり #半分青い は徹頭徹尾正しさの話ではなく愛の話だったんだなという幕切れでした。半年間ありがとう。

9月29日

#半分青い (最終回)いやーよかったな。なんかよくないところもあったことは覚えてるんだけど、主題歌に乗ってフラッシュバックを見ればはるか長い物語で、どこがよくなかったかボヤーとして思い出せんw そういうスズメという子の人生だったです。律しかダメだ。Only you can make all this world seem right. (The Platters - Only you)

9月29日

北米 @TVJapan では #半分青い 最終回に続けてこれを放映してくれた。ナイスタイミングの激似コントだったです :-) ◆しかしこのコントで「律! 退職金なくなってまう」という鈴愛の岐阜弁を聞いて、ああこの声はもう聞けないしこの顔は見れないんだなと寂しくなった。終わっちゃったな。 pic.twitter.com/PjEeWJGLdS



9月30日

#3月のライオン 神の領域を垣間見る、啓示に満ちた宗谷名人との初対局。そして台風がプレゼントしてくれた、名人との仙台宿探し。知らない駅をうろうろと迷いながら、「現実感がなかった。不思議な高揚感があった」というのが想像できるな。神様との台風クラブだ。何もかも瑞々しい零の青春。 pic.twitter.com/NLdoooYWmh



むかし敬愛するロックンローラー(ストリートスライダーズのハリー村越)としばらく一緒に時間を過ごし、帰宅する彼に「坂が急でクルマが登れないんだよ、押してくれる?」と頼まれ、はい喜んで! と彼のポンコツ車をグイグイと押し見送ったことがある。現実感がなく、不思議な高揚感があった。ボロくてかっこいいパブリカでした。それを思い出す零と宗谷名人だった。


2018/09/08

【PNE】シンディ・ローパー - パンキーファンキーで気さくなミューズ



夏の終わりの風物詩、バンクーバーの PNE(Pacific National Exhibition)。2週間ほど続くこのお祭りは日本では相当するものがないと思うんだけど、遊園地とジャンクな食べ物とマーケットと毎年変わる展示や催し物と夜の無料コンサートが合わさった大規模なイベントで、入場者は約70万というから毎日5万人くらい入ってるらしい。



催し物のクオリティはもっと多くの百万人級の客が入っていた10数年前が俺たちの知る限りベストで、なぜだか年々目に見えてショーがしょぼく少なくなっていくのだが、今年の「テクノロジーと大衆文化展」はとてもよかった。


ハル 9000 とか 8 ビットテクノロジーの説明だとか、各種のロボットアームを遠隔操作する遊びとか、近年の PNE 展示でベストといえるもの。娘が子供の頃いつも行ってたサイエンスワールドが完全リニューアルしたような高揚が味わえた。


ヘイスティングス競馬場に隣接し馬場がある公園で行われる祭りなので毎年乗馬イベントもあり、今年は初めての障害馬術だった。父がかつて選手だったので俺はこの競技をよく知っており、観戦スポーツとして面白くて大好きなのだ。「キミにはこれの名手だったおじいちゃんの遺伝子が(笑)」と娘に説明しながら楽しんだ。


◇  ◇  ◇


そしてメインイベントは夜の野外コンサート、今年はなんとシンディ・ローパーだ。俺がこれまでここで見た中でビーチボーイズと並ぶビッグネームだし、ビーチボーイズみたいな半引退バンドとはものが違う現役感がある。彼女のロックンロールを信頼し、「I Drove All Night とかめちゃカッコいいし、これまでの PNE バンドと違って完全に現役ロッカーなはずだよ」と娘にお勧めしてたのだが、なんとその曲で始まった。俺はしびれて娘の腕を握りしめた。カッコイー!



「I Drove All Night」がバーンと終わると、シンディが舞台袖に引っ込んじゃった。あれ? 「ソーリー、すぐ戻るから」と声が聞こえる。出てきて即「She Bop」を決めてまた袖へ。「コルセットがきつくて息ができないの」と、ゆるめてもらってたのでしたカワイイ :-)



そして「ロックンロール行くわよ。ワン!ツー! スリー! フォー!」と、「Money Changes Everything」。これはもうほんと最高にカッコよかった。


80 年代よりもはるかに狂ってしまった世界に向かい、ステージを転がりながらどうせすべては金なのよとシャウトしまくるシンディ。客席にグイグイ入ってきて歌うシンディ。彼女が若い頃見ても今見ても、彼女のカッコよさにはなんの違いもなかっただろうと俺は思った。「これは私がカナダで見たコンサートでベストだよ」と、この時点で娘に向かって叫んでました。

自らスティール・ギターを鳴らし新しい曲とつなげミックスして歌う「Time After Time」。シンディ・ローパーは今も新しい曲を作っていて、ただの懐メロコンサートはやらないのである。しかし新しい曲は誰も知らないから盛り上がらないというのもわかってるから、名曲とつないで演奏し客を楽しませるという客と音楽への愛情がある。

 奥様と出会った頃、友だちの結婚式で今度これをやるんだよとこの曲を弾いてみせたことを思い出した。じわっとくる。しかし俺は歌詞を覚えてなかった。サビでみんな感極まって歌ってるのに俺は歌えない。すまんシンディ。

バンドもガレージバンドっぽくてカッコいい。たぶん見た目がロッキンでカッコいいというところを最も高く評価して選んだのだと思われる女性ギタリストと女性ドラマーを引き連れてるところがいい。

だいたい今どきスターシンガーが自分で「ワン!ツー! スリー! フォー!」なんてカウントできひんやん普通。でも彼女はどの曲も自分でカウントし、エンディングも自分で決める。プリミティブでおおらかでパンキーファンキーで気さくで、いったん音が出たらカッコよくて仕方がないミューズなんである。

若い頃はただジャスワナハブファンと歌っていた歌が、ガールズパワー讃歌となって自分にフィードバックしてきてるのよと語ってから歌う「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」。なんという豊かさだろう。

最後の曲「トゥルーカラー」ですっかり感激した俺は帰り道、「シンディ・ローパーってのはつまりムスメ、君のようなね、若くてつまずきやすいガールズのためにずっと歌ってるんだよ」と熱弁し、ドローブオールナイトで家に帰りました。今年はいい PNE だったなあ。◆