2019/04/30

【まとめ4月】ボヘミアン・ラプソディ

「いだてん:さよならストックホルム」「前略おふくろ様」「イマジン論争」「ボヘミアン・ラプソディ」「思い出のマーニー」「さよなら平成」ほか。

4月1日



春なので花見もしたいが近隣に桜の名所はなく、結局家族でいつもの河原を散歩する。川の彼方の、地図で見ても道がつながってるようには見えないあたりにポツンと建ってる豪邸があって、どんな人が住んでるのだろうといつも思う。富豪? 大富豪の家なの? 殺人事件起きてんの?

4月1日
@tomosakata

#いだてん 四三を惑わせた座敷わらしのようなチビ四三は、現地の子だったのか。彼が人のいる方に導いてくれた。――あ、迷ったのは四三だけじゃなかったんだ! じゃあやっぱ主催者のミスじゃん! …しかしまあ日射病だったからな、コースに残っていたとしても。――ああ、ラザロ。なんと(泣)。

#いだてん 看病にやつれた安仁子は、かつてのかわいいエリーとは違う人のようだ。愛と心労にしおれた一輪の花。

だけどドアを閉じる嘆きのシーンで終わらず、もう一度窓から顔を覗かせてくれてよかった。頑張るのよと安仁子は頷く。姉のように。先生のように。人生を肯定するような美しい笑顔で。 pic.twitter.com/HgFz48leCd


ダニエルは若いのに人の気持ちがわかる実にイイ奴だった。物静かでイラつかずイラつかせず。四三がコースをはずれた三叉路で、「ノー金栗さん、練習でも同じ間違いをしたじゃないですか」という彼の声が、ため息まじりつつとても優しかった。汽車の中で泣きじゃくる四三に帽子を被せてくれたのも彼だった。ありがとうダニエル。さらばストックホルム。 pic.twitter.com/YNQiy41Y3U

4月2日

【前略おふくろ様】数日ごとに1話ずつ見ている。ニヤニヤが止まらない。最高。丘みつ子も室田日出男も川谷拓三も実に魅力的だなあ。

梅宮辰夫はこれを見てる頃はカッコいいなあと思ってたのだが、その後TVのバラエティショーでけっこう喋りが軽いおじさんなのだと知って幻滅したのだったw pic.twitter.com/nALfk8hhAU


【前略おふくろ様】酒乱の川谷拓三が酒を煽り大声を上げるたびにサブの腰が浮き逃げ腰になる。飲み屋でケンカが始まりそうになると、もう戸を開けて体半分店から出ちゃう。その素軽さが本当にショーケンはいいんだよなー。格闘得意ではなく、逃げ腰のアクションスターなのだ。

4月3日

バンブルビー、まるまる太ったマルハナ蜂です。春は忙しい忙しい、人がカメラを持って近寄っても知ったことじゃない。 pic.twitter.com/YI2kvlQiET



4月4日

#なつぞら 子供なつが賢すぎていたたまれなさを感じてたのだが、おんじが無理に笑うことも謝ることもないといってくれてよかった。このまま十勝版「赤毛のアン」にしてほしいくらい草刈正雄がイイ。なつもアンみたいな喋くりまくりラララなキャラになってくれるとさらに良し :-)

#草刈正雄 はこないだ家族に乾杯でテニス大学生たちの耳目を集め、照れることなくハキハキと周りに語りかけつつラリーし全員をメロメロにしていて、なんという総大将なのかと思った。あんな風に柔らかに人の心を掴んで放さぬ武将がいただろうか。

#スローな武士にしてくれ こちら北米TVJapanで放送時(字幕なし)の英題は、Super High Tech Samurai Drama でした。スローなブギは通じないので省略は仕方ないけれど、話のキモはハイテクじゃなく愛だよ愛! For The Love Of Samurai Movies だろ、「時代劇への愛ゆえに」。それなら伝わりますよね。

4月5日

クロ現 #ショーケン 見れた。「鴨川食堂」も「不惑のスクラム」も見たけど、ドラマが描いていたシブい役柄よりも、私服のセーターで自分について語ったり笑ったりしている彼のほうがやっぱりカッコよかったな。ホント。笑ったりふざけたりしている彼をもっと見たかった。もっと見たかった。

#ショーケン 沖縄のホテルでこの顔で、「しっかしTVの番組ってのはつまんねえなあ。何見ても。どうなったんだよコレ」って言ってたな。ショーケン、俺ももう日本へ帰っても、TVなんて何を見ればいいのかわからない浦島太郎だよ。 pic.twitter.com/HK6U9TF26h

4月10日

山本太郎 #れいわ新選組 の政策はすべて、国民生活をよくし持続可能な国を作るという目的から発してるのが明確だな。財源がないからと自国の民生教育福祉をネグレクトしつつ、他国の軍事産業に莫大な支援をするというトンデモ政策をやってる政権はダメでしょう令和の新時代は、と。 pic.twitter.com/LpyXCAnwXF


F35一機のお代で政府給付型奨学金の予算1年分強、90の認可型保育所を軽くまかなえると。国防と福祉教育民生を一緒にするなというけど、税金の分配がこんなバランスで国防以前に日本は持つのかという話。

4月13日

友人ドラマーのショーケンコレクション。『ショーケンはライブアルバムが多い。今はライブといえばDVDが主流だが音だけのライブアルバムって想像力を掻き立てられ聴きごたえがあって凄くいい。中央付近にある「熱狂雷舞」と「Donjuan」は人生の一枚だ』 #ショーケン pic.twitter.com/SVPhaU7ym2


「熱狂雷舞」の「2階はノッてるかい。3階は?」ってくだりを思い出すな。広いホールなんだろうなと想像したよ。あれを聴いてた長野の実家の、今はなき俺の部屋の風景とか思い出す。#ショーケン



4月14日

去年一緒に沖縄へ行った親戚の家へ、特性紅茶チャーシューを持っていき昼食会。この家の旦那は沖縄オリオンビール輸入ものを買って飲んでおられた。ナイス :-) pic.twitter.com/OAp5yPF5A4


俺が作ったチャーシューは、おいしいところとそうでもないところが混在していた。普段の3倍の量を作ったので、漬けタレが足りなくて味が十分に染みてないところがあったのである。失敗した。恥ずかしいので写真も撮ってないです(笑)。おいしい部分は楽しんでもらえたと思う。

この犬は来客があるとパニックになるくらい怖がりな犬で、気の毒なのであまり近寄らないようにしていて、帰りがけにチャーシューの残り脂をあげたら俺の手からパクパク食べてくれた。やっぱり俺のチャーシューはうまかったんだよ!(犬には) pic.twitter.com/2cxvYSuVZu


4月15日

#いだてん 「オリンピックの前と後では日本が、東京が違ってしまったような」という四三の言葉でひやりとする。来年の祭りが終わり、やってる感うまく行ってる感に依存してきた国の現実が眼前に広がり…という予感が胸をよぎる。

#いだてん あのオリンピック記録映画に二人はほとんど写ってなかったはずだけど、二人が見ていた風景が淡い色つきで甦ってくる。あのストックホルムは美しかったし、オリンピックも美しかったし、君たちも美しかったよ四三と三島テング。あれは俺たち視聴者も見ていた、まぎれもない現実だ。


4月17日
@devenir21
蕩尽伝説@devenir21
 歳を重ねるにつけ、ジョン・レノンの知性と純粋さに胸を打たれる。理想の社会とは理念に過ぎず、実現不可能だという現実に厳しく向き合いつつ、あえて遠くを見つめようとする。謙虚極まりない口調で「せめて想像ぐらいはしてごらん」と身の回り3メートルの現実しか目に入らないアホどもに呼びかける。


@tomosakata伝記映画イマジンの中でジョンはまさに、まさに「宗教のない世界なんてハードルの高い話を簡単に言っちゃっていいのかよお前」的なことを政治ジャーナリストに言われ口ごもっていたのだが、そんな口喧嘩でジョンは勝てないし勝たなくてもいいんだよな。そんな口喧嘩で人は感動しないのだ。

最近思うのだが政治力とはすなわち口喧嘩の強さなんだろう。トランプは愚かだが口喧嘩では負けない。日本の記者は口喧嘩で麻生に勝てないから黙っている。自民党内で麻生と口喧嘩できるのはあの何考えてるのか不明な権力スライム二階だけなんだろう。バカバカしい。

口喧嘩で政治家に勝てなくても、記者も大人だろ、勇気を出せよ!

イマジンでもう一つ思い出した。「風の谷のナウシカ」を84年封切りで見たバンド友が、「あれはイマジンだよ。見たほうがいい」と言った。翌年TVで見た俺たちはたしかに! と感動したわけです。賢い人はクシャナ殿下みたいになりがちだけど、彼女もナウシカの帰還に夢を見たよね。 pic.twitter.com/8SYdyXVPzv


4月19日

#ショーケン は感情が激したシーンでも涙は流さないんだな。だけど見てるこちらも彼と同じ顔になってしまう。涙は出てないがサブと同じだけ胸が痛む。早く女将さんを迎えに行きたくてたまらなくなるよ。 pic.twitter.com/WChSGNUuPR


4月20日

春うちの庭にはこの花がいっせいに咲いて大好きなのだが、ところで君の名はと改めて調べてみたらグレープヒヤシンスという名前だった。ヒヤシンスの仲間だったのか。何もしなくても毎年咲いてくれる、美しい野生のヒヤシンス。 pic.twitter.com/18gddTLSgy




4月21日

土曜の散歩。このところ雨が多かったのだが、小学校の校庭の水がはけず池になっていた。そして鴨が住んでいたw キミたちだな、ときどきうちの前の路上にやってくるのは。 pic.twitter.com/fKzEdw8OpB


4月21日

大学を終え、バンドやりたいので就職しないと決めて最初についたバイトが世田谷区議候補のポスター貼りという仕事だった。選挙期間の短い間に世田谷の隅から隅まで歩きまわり民家で頭を下げポスターを貼った。毎日知らない町に行けて楽しかったなあ。そんな仕事でもなければ行くことはない町に。 pic.twitter.com/VxfEqOB7CY


候補者はスポーツクラブを持つ地主のお金持ちだったが、ポスターは名前とマラソン姿の写真だけだったので政策など皆目わからず。バイト統括の社員は「スポーツクラブのコーチとして雇われた自分がなんで選挙運動員」と無茶苦茶腐っていた。社会ってやっぱりオカシなところだなと勉強にもなった。

というわけで皆さん投票に行ってください統一地方選。もしかしてもう間に合わない(笑)?

4月22日

今さらながら【ボヘミアン・ラプソディ】を見た。ロジャー・テイラーとブライアン・メイの眼前でフレディが一節唸ったところで「おおすごい俺は今伝説を目にしている」感に打たれたのだが、ジョン・ディーコンは何のドラマもなく加入したサブキャラちゃんみたいな扱いで笑った。 pic.twitter.com/Faz4JxISlY


【ボヘミ】で、それで、最初のセッションはどんな音が出たのよと俺は前のめりになるのだが、映像は初ライブとなり「キープ・ユアセルフ・アライブ」がもう完成していて、あのクイーンサウンドがスタジオで誕生した瞬間は捉えられていない。なんか発明家もの朝ドラを見てるよな肩透かし感がw

【ボヘミ】音楽面はこのあともほぼ同様で、あの名曲はこう作られたというスパークジョイは本物蔵出し動画や音源のほうが大きいし、音楽/クイーン/フレディ史上の背景は説明されない。つまりマニア向け音楽映画ではなく、フレディを巡る人間ドラマだったのね。メアリーとの物語は哀しく、美しかった。 pic.twitter.com/iemc0fzr3r


【ボヘミ】人間フレディ物語だとしても各名曲の背景を描くだけでもっと感動すると思うのだが、まあ尺が足りないのか。全体にものすごい早送りドラマだったもんな。「オペラ座の夜」がボヘミだけじゃなくどんだけすごいアルバムかすら、この映画の若き鑑賞者にはわからないのが惜しい。

【ボヘミ】そしてライブエイド。ああ本当のフレディの声だ。俺はこれを見たことがなかった。涙が出た。4人が出すこの音の力よ。これか。これがあの時あの場所で起きた奇跡だったのか。同じくミラクルに満ちたフレディ追悼ライブのことも俺は思い出し、涙ポロポロしながら最後を見ていた。◆ pic.twitter.com/dpq98NIROD


うちの奥様の感想は「映画としては粗が多いがクイーン好きとして胸アツ」、私は「音楽面での描き込みが音楽マニアには全然足りんがライブエイドですべて吹き飛んだ」というところ。たけさんの「マイノリティであった人間の孤独さは十分描かれていたなと思う」を読んで、そうだなとも。

そもそもなんでフレディはあんなに歌えあんな多彩な曲を書けるのか! 世界が驚愕した「キラークイーン」サウンドの出処は! 描かれてない! 何も描かれていない! と思ったんですけど、それ描いてたらキリがないですもんね。大河ドラマ「クイーン」でやるしかない。

ボヘミアン・ラプソディの前に音楽で泣いたのはプリンスだった。彼が死んだと聞いて泣いたのではなく、没後出てきたライブ音源の中に聞いたことがない素晴らしいのがあって、それで泣いたのだった。映画のライブエイドで泣いたのと同じ。あまりの素晴らしい音に、失われたものに気づかされ、泣く。

4月22日

#いだてん あんな優しいスヤさんが迎えてくれたのに、どうぞよろしくも言えず「俺には4年後がありますけん!」って四三よ、お前はなんとバカなんだ。だけど別れ際のこの顔と姿で、言葉にできない愚か者の思いが伝わってくるな。四三よ。 pic.twitter.com/5We9Re123L


#いだてん 私おなじみ自転車節なれそめ回の録画消しちゃったんで、今日は盛り上がりました。あの綾瀬はるかさんのバカでか歌声はほんとイイ。そして今見ても信じられないくらい速い自転車トレイン追いかけも最高すぎる。綾瀬さんのフィジカルすごい、人間離れしてるw

4月22日

Coachella Perfume見てるんだけど、近年の彼女たちのSFX多用のステージは紅白の「映像がすごいようだけど何をやってるのかよくわからない」感をそのまま輸出してる感がある。アンドロイド感も強調されるし。Perfumeの魅力ってそこなんだろうか。生身のフィジカルのダンスの美しさを最大に見せてほしい。

#Perfume 3人が間奏のところで1人ずつ踊ると、客席はやっぱり盛り上がる。ギターソロと同じソロだもんね。つまりやっぱりアメリカのお客には3人のフィジカルの躍動が一番伝わると思うんだよなー。セットSFXとの総合アートのパーツとしてのPerfumeじゃなくて。

#Perfume はリアルタイムエフェクトのすごさが話題になってるけど、やっぱり彼女たちの踊りの美しさが半端ない。米スポーツ・イラストレイテッドが写真特集をやってくれないかと思うほど瞬間の美しさに満ちている。SFXよりもそれを見せることが一番説得力を持つと思う。 pic.twitter.com/EvqqHMpYcY




4月26日

臆病なピカが久しぶりに前庭に出たがったので、付き合って庭でお散歩15分。春はいいねえ。 pic.twitter.com/2svd4QtuEl




4月27日

バンクーバーのガスプライスは史上最高・北米最高値となっているのだが(今朝は$1.72/L。通常より25セント、普通車1タンクで13ドル割高)、今朝CBCラジオはずっとその話をしていた。聞いていてもなぜ高いのかは「供給面で他州より様々に不利」としかわからなかったのだが、 pic.twitter.com/3Gr2MsTPki


「州首相が価格を下げたくても石油業界は私企業だから交渉できず、税金を下げるしかない。しかしどこを削っても道路補修だとかに影響が出るので容易ではない…」といったあたりを聞いていて、この国では政治家が消費者の機嫌を気にしているし、税金の使途も明確なんだなあと思った。羨ましい。



4月27日


CBC【キムのコンビニ】ジャネットちゃんが同じ髪型の二人の黒人女性を人違いし、「オーマイゴッド! あたしはレイシストなんだわ! こんな白人男みたいなデリカシーない勘違いをするなんて!」というくだりがあって大笑いした。彼女はめっちゃ気にして、謝らなければとオタオタする。カワイイ。 pic.twitter.com/8iXIdJwywK


【キムのコンビニ】一方キム氏はいつものように韓国時代の兵役苦労自慢を若者に話し、「朝鮮戦争の英雄」と勘違いされ、カナダの退役軍人たちと会うことになりオタオタする。人種差別も愛国主義もジョークにできちゃう軽さが秀逸だなあ、このコメディ。 pic.twitter.com/4LqOGTb6EV


4月29日

『思い出のマーニー』をお借りして見れた。半分ほどまで見て、お屋敷のばあやの声が異様にいいと思い調べたら吉行和子だったw

DVDの字幕表示をいじっていたら英語ボイスが聞こえてきたのだが、ばあや以外はこっちのほうが日本語よりいい。このメガネのサヤカの声の演技力最高 :-) pic.twitter.com/fxvQIUl2w6


『思い出のマーニー』全体の感想は、これが最後のジブリ映画だったのか…なるほど…という感じ。伝統の精密なアニメーションや過去の宮崎/高畑映画を思い出させるキャラの顔がなつかしい。そしてストーリーや主人公のバイタリティの低さがやがて空き家となるスタジオジブリを想起させ、物寂しかった。 pic.twitter.com/BlqB0B1fkI


4月30日

【令和元年】平成元年の写真を探したら1枚あった。カッコいいw 平成元年のゴールデンウィークは弟と伊豆修善寺のだるま山キャンプ場というところにテントを張って、この格好でひたすら付近のカーブを攻めコーナリングの練習してたのであった。あの頃俺たちは速かった :-) それでは平成、おやすみなさい。 pic.twitter.com/UlI9FIqrWB



2019/04/16

あれからもう30年!



あれからもう30年!

昨日たまらない歌が流れてきた。歌詞の中にRCも佐野元春もムッシュも小沢健二も入ってる。「今のほうがずっと若い」はディランだ。つまり俺たちはそういう成分で出来上がっているんだ、オマージュというのは模倣じゃなく「愛すべき循環」なんだよっていう歌です。

リクオ『オマージュ - ブルーハーツが聴こえる』ゲスト・ギタリスト:仲井戸 "CHABO" 麗市

「音楽が好きでよかった、真に受に受けといてよかったよ」なんて、みんな聞いたらだよねと思うだろう。ぐっとくるだろう。「大人だろ。勇気を出せよ」、でなけりゃ空がまた暗くなるだろっていうね。

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あれからもう30年!

アマチュアのフェスに俺のバンドが呼ばれ、メインがすごいらしいと噂になってたブルーハーツだった。「楽しいなあ!」とご機嫌でやってきたボーカリスト。彼らのリハ1曲めが終わると、ガン見してた出演者全員拍手喝采ウヒョオと盛り上がった。あんなことは他で経験したことがない。

自分のバンドの出番本番が終わると俺たちはみな客席に走り、総立ちのお客に混じりピョンピョン跳んでブルーハーツを見た。真島のチューニングが狂って困ったりしてたけどそれも最高だった。その秋の学園祭シーズンには弟とバイクを飛ばし、明大にブルーハーツを見に行った。

あれからもう30年! まだ何も終わっちゃいない 

2019/04/06

【まとめ3月】ショーケンが逝ってしまった

(いだてんストックホルム、まんぷく、デイキャッチ廃止問題、ラ・ラ・ランド、星野源SPほか)

3月1日
@tomosakata
サカタ@カナダ@tomosakata

録画を整理していて、年末にやったNHK「拝啓東京タワー様」というのを娘に見せた。去年あのあたりを歩いたよね。あそこに写真屋さんがあって、このおばあさんのお父さんが建築中からずっとタワーを撮ってたんだって。お父さんは完成前に登らせてもらったってさ、昔はゆるいなあw とても素敵なストーリー。

 pic.twitter.com/iygMygU0SH


昨日「まんぷく」ラーメン協会設立に絡んで大物議員が出てきて思ったが、政治家が利権に絡む話はもはやエンタメとして咀嚼しにくい。たとえ萬平のような善行よりの話でも見たくない。権力がいかなる方法でも根治できない病であることを何年も何年も見せつけられ、庶民は権力アレルギーなんです。

3月3日



#こころ旅 会津を走る火野正平が、地元鉄道ゆかりの「高原列車は行く」という歌を歌っていた。「カーネーション」で糸子の家にラジオが入り、一家揃って大声合唱してたやつだ。あのシーンは幸せだったなあ。「いだてん」でも今そういうのを見れてますよね。見ててただただニコニコしてしまうシーン。 pic.twitter.com/1pYzaoLwUw


カナダTVで甲冑のような男が宙を舞い、追いかける敵が地面の車を何百台もドカーンと破壊していくというような派手なヒーロー映画をやっていた。これがアイアンマンか。

こういうアメコミSFのキャラって俺はどうもカッコいいと思えないのだが、つまりデザインが現代アメ車なんだなと見ていて思った。カクカクしていつつ流線型という。

動体視力が追いつかないような高速アクションシーンは、インディ500とかの単調なオーバルレース的でもある。宮崎駿が描く動きの快感は実写やCGでは作れないんだなと、米SF映画の飛行シーンを見るたびに思う。作家の創造力には物理を超えたものがあるんだろう。

3月4日

#いだてん いやー、これはNHK「坂の上の雲」を超えてるんじゃないですかね。海外へ出ていく明治の日本人を描いた映像として。大森夫妻なんの役目だこれと視聴者が笑っていると、ストレスとカルチャーショックで四三の人種思想が変わっていくあたりとかすごくない? いつも赤子のようだった彼が。 pic.twitter.com/HecMKf7agr

あとアニコさんの「ボッタクリじゃないのか」がよかったw 自炊中止を告げドアを閉める「ソーリー」という言葉の家族主義的そっけなさが、四三にはカルチャーショックだろうなと思う。そこをシャロやんは狙ってやってると思う。彼女の英語レッスンも今後効いてきそう。 pic.twitter.com/zhuvWBcBIk


3月7日

#まんぷく 「百円に見合う画期性をアピール/手に持って歩きながら公園でも食べられる/手が熱くならないカップ素材/名前はヌードル、海外も視野に!」と、萬平のビジョンがパーフェクトすぎてスゴイのだが、どうやってそこに至ったんだ!w そこを全省略では、なんのためにこれ半年やってたのかと。

3月8日

BCは今日もまたすごいボタ雪。気温が高くて積もりはしなかったが、なんというデカイ雪なんだと写真を撮っているとムスメがiPhoneでビデオを撮る。スローで撮ってくれた映像が美しいです。 pic.twitter.com/ysUvgZnGC3


大学が雪で休講になったので、ムスメはイェーイと自分でおにぎりのランチを作りのんびり自習していた。今は休講になったらネットで知らせが来るからいいよなー。昔は学校まで行かないとわからなかったもんね :-)
pic.twitter.com/ToimRrv4kZ


3月10日

20年前なのか。夜中にワールドユースを見ていた、あの輝いた日々が。◆小野伸二が語る1999年ワールドユース準優勝「自分たちが歴史を作る」|スポルティーバ 公式サイト web Sportiva sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/j

ワールドユースの頃、ちょうど来訪していた義父夫妻を連れ京都を旅していた。なにかと口うるさい義父夫妻はガイド付きツアーに出してしまいw、俺たち夫婦は寺や小路をのんびりと回り、気候もよく最高に楽しかった。そして夜中俺は寝ないで、サッカー見てたのです。メモリーズ。

3月11日

#いだてん 四三の声にはロックスターのシャウトのように人の胸を打つものがある。「速かろうが遅かろうが、我らの一歩には意味のあるったい!」。これは泣くわ。

…そこに入ってくる安仁子! 彼女のあの反応は「マッサン」から数えてもベスト・オブ・シャーロットさんコメディ演技の一つなのではw そして弥彦に戻る光。 pic.twitter.com/YsIDrcm3MM

この安仁子が入ってきちゃうくだりに作者の天性を感じるなあ。「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう(早川義夫)」というロック魂が血液として物語を駆け巡り、その血行のよさが弥彦に本来のユーモアを取り戻させてくれるという。すごい。テング倶楽部自体が馬鹿カッコいい部だしね。

3月12日

「まんぷく」は個人的にもうストーリーに興味を失っていて音声を絞っているのだが、あのカップヌードル容器ができたのだけはおっと思い「どういう契機で『堅いスチロール』を発見したの?」と巻き戻したら、何も描かれてないことに脱力した。なぜブレークスルーを描くことをいちいち省略するんだ。

萬平の革新的ヌードル・インスピレーションはどこから来たんだ。そういうものを見たかったと思いながら終わりそう。そして波風避け萬平を持ち上げる以外なにもしない福子に、物語の主役となるような魅力が宿ることはなかったなあと思いながら終わりそう。現代最先端の役者2名を揃えて、見たかったものが何も入ってなかったなこの朝ドラ。

朝ドラは毎日のことだから本当にサブリミナルで、俺はダネイホン騒動の頃見た映画に出ていた安藤サクラを、もうそれまでのようには見れなかった。20歳の新進女優なら演出どおりにやるのも仕方ないだろうけど、彼女の立ち位置でこのドラマの芝居っぷりはないと思う。

3月12日

女川 #いのちの坂道 学生演劇のようにみずみずしい若者たちの演技を、空中のドローンがゆらゆらと撮り続ける美しい映像のドラマだった。「ここにサクの家はありました!」。かたときもリモコン手放さず恋人を撮り続ける彼氏っていかがなものかと思うがw、君のドローンが撮った映像は美しかったよ。 pic.twitter.com/GyWo8hlgq6

311被災地の今を取材するラジオで「もう8年経ったと思いますか、まだ8年と感じますか」と訊いていて、そういう紋切り型の質問じゃ何も答えられないだろうなと思った。「8年も経ってしまった」という喪失感が一番大きいのではないだろうか。現地の人々はあまり言葉にしたくないかもしれないけれど。

番組は「被災地から私たち国民が学ぶべきことは?」というこれまた紋切り質問で終わっていたが、個々が学び備えていてもどうにもならない災害が日本では起きるわけで、本当の備えと支援は国にしかなし得ない。それを国はちゃんとやっているのか、そうでないなら何故と、それを我々は学ぶべきだろう。

その点 #終の住みかと言うけれど はさすが #Nスペ であった。災害公営住宅に入れない「在宅被災者」の喪失感と絶望感、支援の打ち切り等など、何が問題なのかを静かにリストアップしていた。「寄り添う」みたいな言葉を使わずロジカルに対処していく以外、国難を乗り切ることなどできないのだと思う。

311のときカナダ人は被災に深く同情しつつ、「日本は豊かだから立ち直るだろう」という考えの人が多かった。俺もそう感じていた。しかし俺は楽観的に過ぎたのだろうなと思う。日本のお金はあるところにはある。しかしあるべきところにあるのかどうかは、全然わからない。

3月12日

カナダにくるまで旧米軍基地跡地の管理人という珍しい仕事をしてたんですが、やめて数年して跡地が売却整備されサッカースタジアムが建ったとネットで知りました。それがFC東京のスタジアムなんです。

警備の仕事を友だちのバンドマンから紹介してもらったとき、内部にはこのような住宅棟、消防署、小学校プール跡などがまだ残っていました。 pic.twitter.com/fe0HySPCUs


これはわが基地所属の俊足愛玩犬ビコ号。 pic.twitter.com/00LpYhpSQi










3月15日

ヤマトの労働環境改善の件だとかセブンの件だとか、世論で社会は割合すばやく変わるなあと思う。世論が興れば会社が変わるということか。政権の専横が変わらないのは十分な世論が興らないからで、それはTVメディアが完全に抑え込まれてるからか。

しかし(ネットで聞ける)TBSラジオと文化放送は普通に政治問題を詳報し政権の不正専横については批判してるのだが、TVはなぜ同様のことができないのだろう。局ごとに政見が違うのはともかく、TVとラジオというメディアの形態で政治報道スタンスが違うなんて米カナダではありえないと思うのだが。

3月16日

#NHK_LIFE いやー今回は笑った。吉岡里帆さん「バカやろうwww」もアンドロイドも最高。民放で普通の役をやってるのを見たら普通だなと思ったけれど、コメディをやると「あさ来た」時のどこから出てきたんだこの子は感が蘇る。朝ドラで思い入れある女優はみんなずーっとコメディやっててほしいです pic.twitter.com/cG3dWxorpe

3月17日

「大変に人気のある俳優/音楽家がコカインで捕まり、数多くの映画ドラマがお蔵入りになる危機なんだ」と家族に話すと、「日本ってドラッグにだけ厳しすぎるわよね。公衆でクソみたいに酔い暴れ散らすなんて迷惑行為が放置されてるのに」と即座に返された。

日本がドラッグに厳しいのは、罰を緩めるとたちまち中毒者が蔓延するという懸念からなのだろうが、大麻が解禁されたカナダで日常的に吸ってる若者などいないのである。高価だから他のものを差し置いて大麻なんて買わないのだ。人は保守層が思ってるより常識的なのだと思う。

3月18日



本格的に春の18度、今年最初の自転車ライドに行ってきた。河原で休んでいると似たような年齢層の自転車グループと遭遇。みんな俺よりずっといい自転車に乗ってるw バッテリーとモーターを積んだ人もいるな、うらやましい。そして今年も馬はきれいだった。ふー、自転車は気持ちいいぜ。

3月18日

#いだてん これまでと違う不可解なモヤモヤが、泣いたり笑ったりだけじゃないものが残った。これはプププ…プレッシャ…じゃなくて、リスペクトだ。一度押しつぶされたんだと泣き叫び、12秒を切りあの笑顔を見せ、鬼の形相で全種目を走り抜いて出た言葉が明るい諦めだった、われらが痛快男子へのリスペクト。 pic.twitter.com/QcAMdFdlns


#いだてん 日本初の五輪で二度も最高の笑顔をみせてくれた三島天狗の痛快さを、明るくソフトに演じる生田斗真はなんて素敵なのかと思った。「敵はタイムだ」というアドバイスを喜んで受け入れつつ、「それもっと前に言って」と頼んだのもよかった。いつも思うもんなそういうこと、映画やドラマでw pic.twitter.com/eCSXMngtN6

#いだてん あとアニコ婦人も最高チアリーダー。「バッチ持ってます、バッチ持ってますからサー!」 :-) pic.twitter.com/Emr22acdbN




3月20日

(ニュージーランドの銃乱射事件)
あのスピーチでアーダーン首相は「犯人はnotoriety (悪名)を望んだのだろうが、NZはそれを与えない。無名のままとする」と語っていて、notorious(悪名高い)という言葉しか知らない自分にも直ちに彼女の言わんとすることがわかり鳥肌が立った。すごい。真のリーダーは、知らない言葉まで教えてくれる。

3月21日

報道番組デイキャッチ突然の廃止問題
(経緯一切不明。人気番組の理由なき廃止が2月頃メディアにリークされ、出演者が不満を抱いてることのみが伝わってきていた。ツイッターでは政権からTBSラジオへの圧力が噂されている。現TBS社長は上からいろいろと変革を断行する強権タイプらしい

#デイキャッチ はあと2週間」と番組内で言われていて、ああ終了の話は本当だったのかと後番組を調べたらサブカル系だった。ニュース番組の灯が消えていく…。これはヤバイ…。#tbsradio #daycatch

ダジャレが苦手な俺は #デイキャッチ 終了と聞いて、強啓さん番組引退でリニューアルかなと思ったんだけど(すいませんw)、後継はサブカル番組だと知り驚いた。ネットで海外からも聞けたこの特上ニュース番組が完全消失というのは事件ですよ。どうすんの日本。

いみじくも労働問題の常見陽平氏が電話出演の生放送に乗じて「『消える荒川強啓 #デイキャッチ 』ですよ、どうするんですか! TBSは説明責任あると思いますよ。続けたいんでしょう?」と突っ込んでいた。そうだよ。NHKからもラジオからも報道をなくして、日本はどうするんですか!

青木理、小西克哉、山田五郎、宮台真司や電話ゲストらモノ申す人たちのレギュラーボイスがこの世から消える。圧力があるならそれを公表して抵抗できなかったのTBS? 日本のメディアは独裁政権ができたら根こそぎ負ける構造をもともと持っていたの? だったらいつか日本を立て直すために、そうなんだと教えてほしい。

青木理氏がほぼ毎週言ってたが、スタッフが街角で聞く興味アンケート上位は事件/芸能ネタで、リスナーがネットから投票するアンケートでは社会/政治ネタだという分断が顕著だった。後者についての言論をなくしていきたい人たちが、日本を不可逆的に作り変えている

3月24日

スパーク・ジョイがなくなった所有物は手放すという話は他人のことならそうですかと肯定できるのだが、自分の娘がそれをすることには昔から非常な抵抗がある。あんなにほしがって買ってもらったものを、1年経ってスパーク・ジョイがなくなり捨てるのは単なる物欲消費主義ではないのかと。

自分の描いた絵やノートを娘が気軽に捨てるのも悲しい。俺はカナダに持ってきている自分の昔のノートを見せ、「ホラ。こんなのをあとから見ると恥ずかしくて笑えるんだよ。自分が書いたものはいま不要に思えても捨てないほうがいいよ」と自説を説いている。SNSのTumblrみたいだと褒められたw pic.twitter.com/GLT9fbOo2Y




3月24日

Netflixで【ラ・ラ・ランド】を見た。視聴中ずっとミアが適役だなあと思っていた。きれいな人だが大きすぎる目が子鹿のように弱々しく、未来を切り開くスター女優という感じがしない。そんな彼女がオーディションで木っ端みたいな扱いを受けるのを見て、ハリウッド過酷すぎだわと震えちゃう。 pic.twitter.com/6aV68MPdGS

物語を語ることと音楽というセブが関わったミアの2つの引き出しが、彼女の運命を開いていく。そしてストーリーはまったく知らなかったので、最後の方は大きな驚きを持って俺は見ていた。いやーよかったわ。

以前この映画を見て気に入っていた娘の部屋に行き良かったよというと、「ね!」と大声でいう。部屋にいた彼女は今夜も実は、俺たちの後ろでそっとラストを見て泣いてたんだそうだ。いやー俺もこういうの好きなんだよ。わかるよ。

娘はこの映画のサントラをいつも車でかけてたのだが、その曲がどれもよかった。MP3を車で聴いてたほうが、薄型ビッグスクリーンTVのスピーカーなんぞで聴くよりずっと音がいいのだと気がついた。やっぱり車って結構なハイファイ環境なんだな。

昔バンクーバーでこういうお仕事バンドをやってる知人がいて、見に行ったらステージに上げられ「トーキョーから来たロッカーだイェーイ」とギターを渡され、何か1曲やろうとなった。ビートルズならコード知ってるけどというと、「じゃあジョンとヨーコのバラッド!」。なんでそんな盛り上がらん曲を! pic.twitter.com/mswBFfhMpA

歌詞など知らんのだが、二番では当然のビートルズ仕草として俺はポールのハモリをつける。しかしこんな曲を選ぶセンスなきボーカルなのでカンも悪くて(ヨシ歌は任せた!)と歌うのをやめちゃうのであった。――俺はハモってんだよ! デ タ ラ メ 英 語 で! 歌やめるな! と参ったw

3月25日

#いだてん 精気が抜け落ちたような手が画面に映り、グッドモーニングと声が聞こえ、ああこれは四三リタイヤ後なのか…と思ったら声は安仁子だった。なぜこんな誤解を招くシーンをと思ったら、やはり誤解ではなかった。夢だったらよかったのにと四三が何度も思ったろう、悲しい目覚めのシーンだった。



四三の走りはこれまで見た中で最速の圧倒的なもので、しかしこんな歌舞伎のよう形相で走り抜くのは無理だろとも直感させられた。羽田のときと同じ顔だ。あれがゾーンに入った四三の顔なのか。体のヒューズが飛ばなかったら、チビ四三が迷わせてくれなかったら、どうなっていたんだろう。

しかしスウェーデン領事のベンガルこの野郎! 三島も治五郎先生も思いやってるのにお前だけお前だけお前だけ! 昔俺の婚姻届を精査しカタカナ間違ってるヴァンクーバーと書けっつったバンクーバーの領事も、イヤミなやつだったよ!w

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#いだてん 朦朧としてチビ四三に出会うシーンでギターが静かに弾きはじめた曲は、オーバーペースになるに連れAm/G/Fというロック黄金コードに続いていきました。「天国への階段」やイエモン「SO YOUNG」の。ホーンが入ると「傷だらけの天使」の井上堯之バンド的でもあった。泣ける最高。#大友良英

このチビ四三登場シーンの静かなパートはAm/Em/F Em/Am/Gあたり。現代の劇中音楽でプロは普通こんな70年代日本フォークソング的な安直コードは使わないと思うんだけど(なにしろプロだからw)、#大友良英 という人はそういうコードが醸し出す日本的ペーソスを音楽に込めてくれている。

3月26日

#星野源SP 宇多丸が「一番売れてる人が一番尖ったことをやっている」と星野源を評してたけど、曲の作り方がクレイジーなんだよな。「恋」も速すぎて普通のステップじゃ踊れないじゃんと感じたけど、「33回転のレコードを間違えて45回転でかけたような新しさ」を作ったのだと。ストリングスすごい!!

「恋」ストリングスすごい、ストリングスすごい、フルートとかもすごい(笑)!! 紅白でのハイパーな演奏よりテンポ落としたのかグルーヴ高まってるし、アレンジすごいな最高。

ビートルズやELOでストリングス弾いた人は一生のよき想い出だろうなあと思うんだけど、この星野源ドーム公演でのストリングスや管楽器の方々も想像するにそうなんじゃないですかね :-)

「自由に踊って、音楽を浴びて気持ちよく体を動かす、いっぱいの人が好きに楽しめる場所を作りたくて」と言ってたけど、彼がその場所を広げていく足がかりとして恋ダンスという極めてユニフォーム的で不自由ながら、誰がやっても楽しげなダンスがあったというのは、面白いなあジャパン。

「自由に歩いて愛して」とショーケン・ジュリーが歌ったようなボヘミアン型自由はあまり実相がなく日本に根付かず、星野源みたいにユニフォーム的ダンスを踊りつつも夫婦を超えていけなんて歌っちゃう自由のほうが、日本を変えていってくれるのかもみたいな(オプケニさん風深読み解釈)。

3月27日

小西克哉氏最後の #daycatch は「 #デイキャッチ が始まった1995年から24年世界はどう変わったのか」というお題で、冷戦時代の終結から現代までの世界政治経済をクリアーに概観し、最後を飾るにふさわしい内容だった。この番組がなくなるのは、本当に悲しい。

TBSラジオのポッドキャストが始まったのが小西克哉氏自身がホストだった2005年「ストリーム」からで、吉田豪、町山智浩、勝谷誠彦、阿曽山大噴火といった左右硬軟入り混じった錚々たる面々をここで俺は知ったのである。軟のほうはその後も充実していくわけだが、硬はラジオから消えていく。

3月28日
@nmcmnc
浮かれ能町みね子@nmcmnc

 「たかが駅名」かもしれませんが、「国・大組織・権力に楯突くな」という意見をなぜか庶民が権力側に寄り添って投げてくるのは最近どこでも見られますよね。「たかが駅名」、しかも発表直後に大炎上、という例でもそれが起こりうるのか?というのが今回の裏テーマだったかも。そして見事に起こった。


@tomosakata
日本人の「権力に楯突くな」感情はどこからくるんだろう。スウェーデンの少女が発した「温暖化対策をしない政府に抗議し授業をサボるムーブメント」はカナダにも波及し、教師も応援して皆盛んにサボってたんだけど、日本の子供が政府にもの申せば「子供が口を出すな」とツイッターで炎上するという。

このコントラストはすごく象徴的だなと先々週あたり感じていた。子供に何か言われて「たしかに君らの言うとおりだ」と汲み上げる大人と、「子供は引っ込んでろ」と激高する大人、どっちがいい国作ろう鎌倉幕府。

#デイキャッチ 青木理氏の最終回は、ラジオの良さとはという内容。プチ鹿島氏による新元号選定の危うさ解説、沖縄地元記者の「辺野古は反対を押し切るから莫大な警備費用が浪費されている」という報告、北丸氏の海外ニュースを知ることで目が開かれるという話も全部よかった。惜しい。#daycatch

3月28日

ああ。ミックより先にショーケンが死ぬなんて。キースが生きてるのに先に逝っちゃうロックンローラーたちってどういうことなんだよ。

アーアアア。神様もう遅い。あの子は遠くの空に、消えたのさ。さよならベイビー、グッバイ。グッバイ。



「誰だこんなもの吸ってるのは! 誰だこんなもの吸ってるのは! 警察にいうぞ! 無駄な抵抗はやめろ!」

これは日本ロックンロール史上最高のライブ映像で、あのセリフも日本ロックンロール史上最高に反省してない名台詞。これがアドリブで出る天才性よ。愚か者よ。愛してるよ。 

ショーケンは数多くのミュージシャンの生涯最高の名演を引き出したシンガーなんじゃないかと思う。こんな自由な声を出すボーカルと一緒にステージに立てば、みんな100%を超える音を出すと思うんだよ。そしてそれがYoutubeに永久に残り何千回何万回と聴かれ続けるのも、ショーケンと共に出した音だから。誰にも聴かれない演奏は名演足りえない。

ショーケンは多くのミュージシャンとその名曲を世に送り出したシンガーでもある。柳ジョージ、河島英五、BORO。ショーケンのために書かれた曲ではなくても、ショーケン的な人生を共有した曲がショーケンというスターメディアに見出され、日本の音楽を豊かにしていった。

◇  ◇  ◇

ショーケンが晩年不遇だったのは自業自得を絵に描いたような話なんだけど、そうでなかったらどんなによかったかと思う。声の不調がなくなって、サンボマスターとの交流もあって、さあこれからなのかなと思ったのに。

ピエール瀧とかは、ショーケンみたいなことにならなくてよかったねとなってほしいね。

21世紀にカナダで生まれたうちの娘に以前これを見せたら電撃走ったらしく、しばらくYoutubeでショーケンの映像を見まくっていたなー。「シャ・ラ・ラ」のスタジオ盤なんてのも見つけて俺に聴かせ、驚かせてくれた。

去年出たショーケン初の自作曲は悪くなかったけど、ショーケンに曲を書く人たちのほうがみんないなくなってしまったからなあと思った。柳ジョージもいないし。ギターを弾く姿もどこか一生懸命であまり似合ってなくて、軽やかに笑いながらエアギターをやっていた頃とは違っていた。井上堯之はどうしてるだろうと思った。寂しい。

3月29日
@TomoMachi
町山智浩@TomoMachi
 萩原健一はワイルドなイメージがあるが、俳優としては「弱さ」が魅力だった。「太陽にほえろ!」で沢田研二を射殺して泣きじゃくって「ごめんなさい」と謝り、「傷だらけの天使」で弟分水谷豊を捨てて逃げる。日本のジェームズ・ディーンだった。

@tomosakata
#daycatch で宮台さんが「首相官邸とか嘘つきが多いでしょ。道徳に反している。動機は私利私欲だったりする。ショーケンは愛と正しさのために法を破る男なんですよ。古いヤクザ映画や日活アクションのような」と言っていた。意味はよくわかんないw こちらのツイートで劇中のことかと合点しました。
武蔵屋 @nannzannsu
「荒川強啓デイ・キャッチ!」最終回。宮台真司が訃報に触れショーケンを称して云ったラストメッセージ「アウトローとは、愛と正しさのために法を破る者」無論現実の犯罪者のことではなくエンターテイメントの中の登場人物や思想の中の理想像だ。しかしこれほど端的で劇的なヒーローの概念提示はない。

宮台さんの言うことは元々わかりにくいがw、デイキャッチ廃止への憤怒ほとばしる最終回は「クズ」「ケツナメ」というクラッシュシンバルが鳴りまくるドラムソロという感じだった。笑えたけど。社会に警鐘を鳴らす #daycatch が復活する日は、彼が言うように来るだろう。願わくば遅すぎる前に。

3月29日

「前略おふくろ様」を見始めちゃったら坂口良子がかわいくてかわいくて、彼女や桃井かおりもに言い寄られるショーケンもかわいくてかわいくて、もうたまらない。子供の頃も今と同じ顔でこれをニヤニヤしながら見てた記憶があるなあ。 pic.twitter.com/3xU9A0Qmsz



「前略おふくろ様」久しぶりに若きショーケンを見てすぐに気づくのは体の動きが猫のように素軽いことで、顔がくっつきそうな間合いでするりと入れ替わって坂口良子の追求から身を交わすさまなんてアクション映画みたい。それにしても坂口良子かわいいw

「前略おふくろ様」こんなキビキビと体が動き、美しい女性たちに翻弄され表情や声がシャイに裏返るさまがなんともチャーミングで、俺たち子供らがショーケンに憧れたのも当然だな。坂口良子に言い寄られるサブちゃんのシチュエーションなんてホント少年の夢だよ夢w

3月29日

#ひよっこ2 ちよ子~。彼女が走り出すところで来る来るとわかってるんだけど、お父ちゃんの「もちろんだ、もちろんだ、なあ!」でやっぱり泣けてくるのだ、この『ひよっこ』フィーリング。「ありがとうございます!」「こちらこそだ。イッツ・マイ・プレジャー!」。きみの喜びは皆の喜びなんだよ。

#ひよっこ2 思い返せば『ひよっこ』は、「こちらこそだ(イッツ・マイ・プレジャー)」の物語だった。実さんが初めて食べたハヤシライスに顔を輝かせたことがすずふり亭のみんなの喜びとなって、すべての物語が始まったのだった。そんなこちらこそだがあるたびに、俺は泣いてたのだった。

冬は完全に終わった、春だ、デッキに出て草を食べなさいピカ。「ありがとうございます!」「こちらこそだ。イッツ・マイ・プレジャー!」 pic.twitter.com/hkR3yYddEY


3月30日

毎年撮ってる図書館の桜が咲いていた。春はすてきだ。◆スーパーのセルフレジで払った金額が少なく品物が1つスキャンされてなかったことに気づき、サポート係の兄ちゃんに申告してやり直すとThanks for your honesty! と言われた。オネスティなんて久々に聞いたな、ビリージョエル以外で。 pic.twitter.com/DALw4EdFc9

日本語でもお説教されるときくらいしか言わないですよね、「正直さ」なんて。日本政府はオネスティが足りないと俺は思うけど!

3月30日

ショーケンの追悼コメントはアウトローの魅力だとかの表現が多いけど、「前略おふくろ様」やバンドやってるときのかわいい笑顔のほうが印象が強い。彼のトラブルは私生活にあったわけで、見てるこちらには関係なかったとも思う。(もちろん後半生はトラブルが表現にも影差してしまったわけだけど) pic.twitter.com/RcuzRVA1bV

ショーケンの様々な問題が報じられても好きなことに変わりはなかったが、トラブルが社会的にもフィジカル(声が裏返る)的にも彼を自由から遠ざけていくのは辛かった。音楽はフィジカル的にもうどうかなと思ってたけど、演技は普通にやれてたので今後に期待してたんだけど。いい役が来ればやれるぞと。

10年ほど前に「萩原健一復活への道」みたいな番組を見た。声の不調から回復し、起こした事件のほとぼりも冷めかけ、久々の仕事が若いスター俳優映画へのゲスト出演。ショーケンを知らない世代に遠巻きにされ、演技にも躓いている彼の姿が痛々しかった。

時代に置き去られた愚か者よ。
"How does it feel?
To be on your own.
With no direction home.
Like a complete unknown.
Like a rolling stone."

しかしそれでも俳優をやめておらず、死んでないことはショーケンファンの希望だったのに。そこからドラマにもロックンロールにも戻ってきてくれてたのに。

ツイッター界随一のショーケンファンNadjaさんに俺はときどき、「いまショーケン歌えてますか? 声出てますかね?」と近況を問い合わせていた。彼女は歌えてます、声も出てますよと教えてくれた。ため息。遺作となった「いだてん」を待とう。