2022/05/31

【まとめ22年5月】初夏の自転車びより

「ジョージとボブディラン」「バブルなんて誰も知らない」「メイデイ・パレード」「将棋愛のマンガ」「涙出る沖縄の歴史」「ベルベット革命」「スダ義経の最期」「口笛を吹く寅次郎」「佐野元春が水道橋博士を知っている」

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■5月2日       三代目のアイコン

@tomosakata

5月なので久々にアイコンを変えた。数年ぶり、13年で三代目だと思う。初代二代目はWii/Miitomoで作った自分の似顔絵で、今度のは娘が描いてくれたバンド時代の演奏シーン。これからはクールに行きたい。 pic.twitter.com/Q3ZkNKI1Ue


■5月2日                胃が痛い鎌倉殿

#鎌倉殿の13人 貴公子の鎌倉脱出、「真田丸」の三谷脚本なら成功する気がするのだが、今作では悲しいことになるのじゃないかと胃が痛い思いで見る(史実は知らない)。義高が心配で閣議うわの空の義時の気持ちがよく分かる。山本耕史の庇護下までくるとこれは行けるかもという謎の信頼感が…。

ああ義高が山本耕史のところから逃げてしまった。小四郎すら信じられなければ山本耕史のことなどなおさらか。ああ…。

感情の壊れた官僚となり黙々と働く義時。映画「新聞記者」の松坂桃李を思い出す。かつての父上のように、かんしゃくを起こし気軽に鎌倉から出ていけた時代はまだよかったのだ。我らはもう、かつての我らではないのです。


■5月4日     ジョージとボブ・ディラン

「ビートルズとボブ・ディラン(中山康樹)」読了。面白かった。後半はトラベリング・ウィルベリーズの話になっていた。あれはジョージが唯一リーダーとして率いたバンドだったと、トム・ペティが語っている。あの頃ELOジェフリンの補佐で活発に活動していたが、そんなに前向きだったのか。うれしい。 pic.twitter.com/nmtHUjEY7f


ジョージが自曲を作るためディラン邸のガレージスタジオを借り、歌詞に詰まってるからちょっと助けてよと見ていた家主に頼む。「タイトルは?」。ジョージはえっとねとガレージを見渡し、段ボールの文字を読む。「Handle With Care(取扱注意)」。ディランが加わり、あの曲とバンドが生まれた瞬間だった。 pic.twitter.com/iN6zkSj2vw


取扱注意って俺のことかいとディランは笑い、ジョージもだよねとなったそう。この本は、ディランとジョンがお互い取り扱い難しい天才で反撥し、年下のジョージのほうが包容力あり彼らをうまく御したという内容だったので、この後半のエピソードがとてもいい。 


トラヴェリング・ウィルベリーズ「ハンドルウィズケア」の訳詞はこれが秀逸。

『うちのめされ、叩きのめされ
からかわれ、こきおろされ
そんな中出会った君は最高だ
ぼくには優しくしておくれ』
(Another day, another English - 日々英語) magicbus-magicalbus.blogspot.com/2015/12/handle pic.twitter.com/ERURf66Sgk


この本に記録が載っていた、70年NYでレコーディング中のディランのところにジョージが遊びに行き、盛り上がりに盛り上がったというジャムセッションの音源があった。ディランが歌いジョージがコーラスをつける、「イエスタデイ」。すばらしい。


■5月4日       ちむどんどんに焦れてくる

#ちむどんどん 下地先生は俺が見た片桐はいりで一番キュートで好きなので(なんて似合うんだあのメガネ)、いつまでもドタバタやらせず歌子の話を早急に進めていただきたい。歌子がうまくて客の心を掴むのは分かってるので、そこまでが描きどころではないか。

賢秀もしかり。彼が人にだまされ苦労したりするタイプなのは分かってるので、そのあとが描きどころではないか。暢子の服に継ぎがあると富裕層が必ずからかうのももう分かったから、全般に重複減らして面白いところをしっかり進めてほしいと、4週目ともなると思います。

このドラマの沖縄の描き方には、期待した時代風俗をあまり再現してくれないのはさておいても、いろいろと引っかかっている。たとえば山原は金銭的な豊かさにみなひれ伏す土地らしく、金持ちや権力者がイヤミでも迷惑でも周りが無反応という描写が何度もある。職員室で良子にプロポーズする金吾に他の教員が黙ってるのは、なんとか商事で上役たちが敦子にガサツな女性差別を言ってるときに来たお茶くみの子が無反応だったのと同じだなと思った。あれあの子は無反応なのかと俺は驚いた。彼女が敦子に(こういう職場なのよ)と目配せくらいするくらいの描写は当然あるだろうと思った。

金持ちや権力者の無礼が社会マナーよりプライオリティ高いのはそういう時代だったとしても、その時代の弱者の気持ちをなかったことにするのは、現代の想像力と相容れないと思う。

■5月5日     バブルなんて誰も知らない

#東京ブラックホール バブル狂騒曲。今回も面白かった。バブルを振り返る語り口はいつも「狂乱の時代だった」的な自省的トーンで塗られるが、当時東京で暮らしてた俺のバイト時給は今より安く、あの種の音楽がかかるディスコに行く知り合いなど一人もおらず、狂騒はTVの中だけだった。皆そうだろう。 pic.twitter.com/i3AIQWWoY2

なので勝手に儲けた連中が勝手に日本を沈めたと思っていたが、米国ハゲタカが仕掛けた経済戦争だったというのは新しい知見だった。アベノミクスの株高で一番儲けたのは海外投機筋という見立てもあるから、今も変わりないな。日本の富がアメリカに流れるハイウェイがある。

しかしこのシリーズの山田孝之はほんと溶け込むな、映像技術ともどもすごいわw あのバブリーダンスの子はさすが演技にリズムがあって魅力的。「ダイヤモンド」はバブルの象徴曲として使われるが、音楽の輝く瞬間を祝ぐ歌なので世相とぜんぜん関係ないと思う。 pic.twitter.com/yHNGvrXyEK

バブル当該女性の「お金持ちがきれいな子をさらって楽しく、同じだけつまらない思いをした人もいたでしょう」というくだらぬ価値観をいまさら聞かされそんなんあんたの周りだけだと不快だったがw、最後のオチも秀逸で面白かったです。


■5月6日       京都の天才集団

YMusicでかかったローザ・ルクセンブルグを聴きながら作業。シビーシビーお星になったのね。青い煙の中から出てくるシビーってなにw 名曲多いわローザとボ・ガンボス。◆Rosa Luxemburg シビーシビー youtu.be/n-6UlcvZ_bc

ローザ・ルクセンブルグってのも京都のとてつもない天才集団で、どんと永井はボ・ガンボスのほうが有名だが、玉城宏志は宙也&デラックスのゲストで見て、このギターで一夜限りのゲストかよとその腕前に恐れ入り、俺はローザのアルバムを買った。ドラム三原はその後メトロファルス→ルースターズである! pic.twitter.com/4xguAmYByN


ニューウェーブ系少女マンガ家耕野裕子も、ローザ・ルクセンブルグが一番好きだった。この見た目と音だもんね。曲はピーキーなロックンロールなのだが、客席の女の子たちが皆パンクスのように拳を突き上げ縦ノリで踊ってるのが時代だなと思う。◆在中国的少年 1986 youtu.be/cAtStRnlXwM


@cornelius0321 うらやましい。ローザは京都にすごいバンドがいると噂は聞いていて、しかし音を聴く機会に恵まれず解散してから聴くようになったんです。ボ・ガンボスはレコード出てないのにTVには出まくっていて大好きでした。

昨日ちょうど1989年バブルの時代というNスペ見ましたけど、あの時代はぼくにとってはボ・ガンボスら日本ロックが花開いた時代でした。そっちのほうが自分やその友だちにはずっと重要だった。


■5月7日     NHKニュースのバランス悪さ

ニュース9がエマニュエル・トッドという仏歴史学者に話を聞いていて、「経済的にはロシアより欧州が苦しむだろう」等だいぶ悲観的な見通しを話すのでどういう人なのだろうと検索すると、彼の思想をうっすらと知ることができる。いろんな人がいるなあ。世界は難しい。 pic.twitter.com/MIrKV546rm


しかし、いつまで経っても知床と山梨捜索が主力コンテンツであるニュース7にイラついて代わりに見始めた #ニュース9 も、ニュース番組としてはテンポが非常に悪い。これはニュースではなく時事解説番組であり、問題意識をことさら持たない一般人がこんなものを毎日のルーティンとして見るとは思えない。宇戦争の欧州影響や育児問題の小特集よりも、昨日今日触れなかった「表現の自由度71位」や「岸田総理の投資推奨」など日々の国内トピックの簡潔な解説のほうが、ニュース番組として有益だろう。#nhk_news 

ニュース7では内容薄すぎ9はスピード感なく、ちょうどよさげなNHKニュース番組がない。俺はネット民と非ネット民が知ってるニュースが全然違うのが世論の隆興を妨げ社会経済が改善に向かわない一因だと思うので、そこを埋めていく番組を期待してるのだが。


■5月7日     桜後最初の屋根掃除

週末また雨との予報なので屋根に上がり、先日の雨であふれていた雨樋を掃除する。去年張り替えた屋根のアスファルトがきれいだ。仕様書には書いてなかったが煙突まできれいに塗り直してくれた。職人いい仕事してくれたなあ。 pic.twitter.com/AImO8pRqyB

屋根の張り替え後はじめて上に上がり職人仕事に感心したので、家の中にいる奥様とビデオチャットをつなぎ新屋根中継をした。「見える? この新しい排気口のかたちとか、雨を雨樋に確実に流し込むメタルガイドとか、よくできてるんだよ! 」と、いろいろ細かいところを見せました :-) pic.twitter.com/ccqfnjj5E4

昨冬きてくれた屋根職人はニコニコしたコスタリカ人たちで、英語が下手で話しかけると変なジョークが返ってきて?となることが多々あったが(南米人と中東人のジョークはわかりにくいw)、説明以上の仕事をしてくれた。作業中俺は下から「今いい写真撮れてるよー」などと声をかけ、応援してました :-) pic.twitter.com/Pe8hS9gO8p


■5月7日    片岡義男のキレ

「新たな現実は次々に立ちあらわれる。憲法を改正して現実のあとを追えば、現実に引きずりまわされる国となる」「日本政府のような場数を踏んでいない人たちが現実的になろうとすると、現実に引きずられるだけとなる」――片岡義男が日本社会を書く文章のキレにはいつもはっとする。詩だ。 twitter.com/kataoka_com/st


■5月8日    メイデイ・パレード

わが市名物のメイデイパレードが3年ぶり、パンデミック後のBCで初めてのパレードとして開催されるというので見に行った。パレードも人出も昔と変わらない感じ。屋外とはいえ人混みなので俺はマスクをしてたが、そうしてる人はもう百人に1人というレベルである。大丈夫かなあ。 pic.twitter.com/yWoSC5aUtg

カナダのパレードで一番引き立つのはいつもバグパイプバンドで、年齢別で3グループくらいいた。バグパイプは近くで聴くと驚くほど音がでかい。管楽器よりもでかい。ドラム隊もタカタッと実にかっこいい。 

驚いたことにパレード参加中最大、数百人のグループが法輪功だった。前回見た3年前にはなかったこと。中国で迫害されてるこの新興宗教の内実は知らないが、知らぬ間にこんなにカナダで信者を増やしているということと、蓮の花やユニフォームの色使いが俺にはオウムを連想させちょっと怖い。 pic.twitter.com/eU52m3ISWD


パレード後、広場でのコンサートまで時間があったので1時間ほど散歩する。車が通行止めになってるので道路まではみ出し歩く人が多くて、こういう景色がいいなと思う。春だし。 pic.twitter.com/qBrD43MzGX

市の旧市街は再開発され、美しい街路に高級コンドー(分譲アパート)が立ち並んでいる。古い樹木を守り花を植え広場を大きく取って、ここだけロンドンかと思う。市がお金をかけ整備し美しくして街の価値を高めようとして、おそらく成功している。こうしたエリアを持たず家と大型店だけの町もあるので。 pic.twitter.com/U08r5eSYZS


コンドーの広場には市民が借りる小さな農園もある。きれいな街を作らせたら日本はかなわないなあと思う。今日じっくり歩いて気づいたのだが空き家がいくつも残っていた。それらの家はデベロッパーに買い取られ、いずれまたコンドーが建つのだろう。 pic.twitter.com/XJgYEGO3qI


そして広場のコンサート。こんなに待たせて出てきたのは中高年コピーバンドだったw やっぱり楽器やるイキのいい若者やギターソロ好きなヤングなどもう存在しないのだろうか。しかしみんな大好きB-52'sの「ラブシャック」で盛り上がり、俺カメラもサビで踊り1曲楽しんで帰りました :-) pic.twitter.com/1HawJq2Kf9


■5月9日

難易度が非常に高く、俺が全く貢献できなかった高難度ジグソーを、奥様が3週間かけてついに完成させた。絵は実に良いのだが各ピースが持つ情報がほぼ全部白地に青線で、手がかりゼロだったのである。あまりに難しいとやっていて労務感しか感じないので、ジグソーは箱に難易度目安を示してほしい。 pic.twitter.com/FFdg5GK0UR

その点我が家のジグソー熱を着火させたMagic Puzzleシリーズは完璧で、どのピースも付属のマップ上でここだと特定できる。手がかりと成功の連続が商品コンセプトなのだ。品切れだった第3弾「不思議の迷路」も入荷したと書店から連絡があり発注した。母の日には間に合わなかったが、楽しみ。 pic.twitter.com/YryHAWPq1f


■5月11日

#ちむどんどん お母ちゃんが初めて強い声を出したのに胸が熱くなった。自分はやりたいことなどできない人生だったろうだけに、暢子にそうさせたくないのはよくわかる。良子とお母ちゃんが同じ日に給料前借りしてきたのは、貧しい夫婦のクリスマスを描く「賢者の贈り物」みたいで、これも暖かい?

#ちむどんどん 暢子の東京行きが唐突だと批判があるようだけど、納得感醸成に失敗してるのはすべて脚本と演出なわけで、暢子の夢を責めないでーと思う。誰も責めてないかw 同じ理由で俺は賢秀も責める気はしないな。責めてないかw


■5月11日       将棋愛のマンガ

将棋マンガ南Q太『ひらけ駒!』全8巻を読んだ。とてもよかった。天才将棋少年の話ではなく、仲間うちでは抜きん出ているが大会では勝てないくらいの小学生とキュートなママのほのぼの将棋ライフエッセイという感じで、楽しいけれど何がポイントなんだろうとよくわからない感が最初のうちはある。 pic.twitter.com/xLKThlbobG


主人公は天才ではないのであまり劇的なことは起きないが、上達の難しさや様々に個性ある将棋指したち、母も将棋好きとなり女性大会に出るなどの広がり、プロ女流棋士同士の葛藤などが描かれ、ああこれは作者がとにかくすごく将棋が好きなんだなと分かってくる。将棋愛を描いたマンガなのだ。 pic.twitter.com/pb6LxMaa4i


なんの趣味でもそうだが「プロを目指す」という概念が終盤現れる。8巻と短い物語なので少年の将来はまだ未定の小学生のうちに終わるのだが、その概念との少年の折り合いのつけかたが爽やかに描かれていて、読後感が実によかった。あとお母さんほんときれいでマンガ史上最高におしゃれ。好きw pic.twitter.com/DkGm8CLpmh

■5月12日     小さなカメラと小さなレンズ

庭と裏道掃除で汗をかく。合間合間に写真を撮る。見慣れた光景を撮ってもあまり意味ないのだが、カシャッとやりモニターを見て内心ニヤリとすることが、カメラ趣味というものの大きな一部分なのだ。パナGF2+オリ17mm、小さなカメラがいい絵を出してくれる。 pic.twitter.com/S38LGexlDC


気がつけば庭の夏草も気持ちいいほど豪快に伸びている。増えすぎないようときどき刈るけれど、庭にヤブがあるのは好きだ。 pic.twitter.com/K8xSo10lrS


■5月12日    ”反日”を恐れる若者たち

#ゴールデンラジオ #深澤真紀 さんは毎回目を開かせてくれるが今週の、いま政治が教育をいかにねじ曲げているかという映画「教育と愛国」の紹介もすごかった。安倍氏がのし上がってくるに連れての体制右傾化で、戦争加害記述を維持した教科書の採用が都でゼロとなり、出版社が倒産してるのだそうだ。

そして安倍政権下で権力に対し受け身の学生が育っており、政権の問題を指摘する深澤さんの講義について「この内容って反日じゃないんですか」と怯みを見せるという。現実はもうそこまで行ってしまっている。そういう学生たちも今ロシアを見て、国への批判を圧する日本はむしろロシア側なのではと心揺れてるそうだ。


■5月12日     いいニュースがあってもいい頃

賢秀が上京し練習してデビューするほどの月日が経ってたのか。#ちむどんどん は唐突な展開多いがw、よかったよ。少しくらいいいニュースがあってもいい頃だよ。賢秀が改心する様子とかに時間かけられるよりずっといい。暢子が姉を見つめるまなざしもよかったよ。ネーネー愛してると言っていた。

コロナ下のカナダでさらに悲しい通り魔事件が重なったとき、追悼番組で見知らぬバンドが歌う「I've been waiting on some good news」という歌を聴いて、俺はぶわっと落涙した。賢秀の展開はバカバカしくも、きた! と救われる感があった。少しくらいいいニュースがあってもいい頃だよ。さあ次行こう。

久々に聴く。いい歌だ。「I've been waiting on some good news。雲間切れ光差すような。明日朝目が覚めたらよりよい日になっていてほしい。もうたくさんだ、どこに真実があるの、少しはいいニュースがあってもいい頃だよ」◆Classified - Good News ft. Breagh Isabel www.youtube.com/watch?v=F7g7T3


■5月12日

奥様は野菜の苗を台所で育てている。今朝一気にブロッコリが発芽していて、クローバーの赤ちゃんみたいでかわいい。1粒紛れ込んでたらしくナスのところからもブロッコリが出ている。苗床は卵のカートンです。 pic.twitter.com/SrrWeoYfw7

これもLUMIX GF2+オリンパスMZ17。相性がいい。


■5月12日

#ちむどんどん しかしあのチャンプルー冷えちゃうシーンの噛み合わなさから、賢吉おじさんが1666ドルで借金返せるさーとなるところまで、脚本演出一気呵成でバカバカしくもよかったなー。暢子がプロボクサー「真剣?」っていうのは英語のseriously? だと思った。マジでというよりカワイイ。

ありえんとまさかやーはどちらもカワイイなあと俺は思う。暢子がレストランでそれを乱発し騒ぐのはたしかにうるさい演出だが、言葉の使い方は英語みたいだと思う。英語だとありえんは「No way」だねといわれ、たしかにと思いました。 

好みでいえば賢秀のバカっぷりとそこからのリカバリーは今日のような「全略」で話を進め、あのピアノの子とのやり取りのリリカルな解像度を、歌子と歌と下地先生エピソードで続けてほしかった。今日のスピーチは熱かったが、下地先生は賢秀の尻叩きとこれだけなのかと残念。


■5月13日    ゲスの新動画

こはろさんが紹介してくれたゲスの新動画リンクを娘に送ったら、久々に大声でゲスを歌っている。「サリーマリー」のところでああマッシュアップだったんだと俺も改めて気づく。カッコいい。◆ゲスの極み乙女。「丸」Best track youtu.be/-CtyIgcny34

これはつなぎが面白いだけでなく、ギターやピアノやボーカルの音質が元録音から激変し(もしや新録音?)、より歪みより破壊的になった曲が多い。「1、2、3で灰になるまで」はもともとこりゃイギーポップ&ストゥージズだすげえなと思っていたが、このベストは全編そういう質感がある。#ゲスの極み乙女 

しかし娘の中高送迎時に死ぬほど聞かされたが、ゲスの極みはやっぱりすごいな。その後出てきたどんなバンドにも、俺はこんな衝撃を受けていない。東西含めて。絵音自身がやってるジェニーハイも含めて。

やっぱり #ゲスの極み乙女 はすごいねと娘と話す。「絵音ってさ、あーもういい! となりがちな破滅型じゃないかと思うんだよ。しかしあまりにも良い音が彼を現実につなぎとめてるみたいな。この尖ったゲスの音は、いまの彼の心境を反映してるんだろうか」てなことを。


■5月13日       涙出る沖縄の歴史

#クロ現【沖縄タイムトラベル】。70年コザ暴動の若者の叫びで涙が。「それは兵隊個人への怒りではなく、国と体制への怒りだったと思いますよ」という、紫ドラマー宮永さんの言葉でさらに止まらなくなった。国よどうしてなんだと叫びたくなることだらけだよな。今も。

クロ現に続きこれも涙出るすごい番組でした。アーカイブ掘り出してくれてありがとうTBS崎山記者。◆65年沖縄の、ちむどん暢子より幼い物売りの子の声(8:30~)、アメリカにも日本にも帰属意識などなく、独立したい気持ちが強いですと語る高校生たち(32:30~)。声が強い。胸が痛い。#ss954 twitter.com/aya_tamanine_/

うちには沖縄で買った三線がある。久々に取り出し弾いているといい音よねと奥様がやってくる。いやちょうど沖縄復帰50周年なんだけど、NHKやラジオで復帰前後のことを知ると切なくてね…と話すと、それは私たちがファーストネーションに対し抱く気持ちと同じねという。あーそうか。なるほど。 pic.twitter.com/4z7iOSPxGE


■5月15日

先日友人に送った昔の富士山自転車ツーリング写真が、雑誌に載ったよと知らせがきた。ハハほんとだ、あの頃の俺たちのハピネスがバーンと載っている。まさか30年も経ってから日の目を見るとは。俺も弟も写ってるので母親のLINEに送ろう。長いこと会えてないけど、久々に親孝行できたなー :-) pic.twitter.com/W0MRGnsUxK


■5月16日

#鎌倉殿の13人 法皇の掘った蟻地獄から、政治力は子供みたいな義経は這い出せない。仔細は知りえずとも義時は、兄弟討ち合い勝ったほうが良きに計らえというあまりにもいい加減な勅諚を見て、問題の大本を察したのだろう。法皇をどやしつけてくれた北条親子、本日はそこにだけすっとするのであった。


■5月17日

#ちむどんどん 暢子東京編となって、このドラマで初めて本物の沖縄の歌声が聞こえてきたと思ったら鶴太郎だった。驚き。やっぱりマッチのものまね出身だからすごいなw 三線も沖縄らしい、トントトトントンと音を置いていく弾き方で見事。沖縄の二世という名乗りがあるのか、やはり移民なんだなと面白い。このドラマ随一の実在感。



■5月17日    Spotify邦楽セレクション

娘を車で送ると彼女がそのときどきに聴いてる邦楽をかけることが多いのだが、今日は大貫妙子がかかってびっくりした。「この人はほら、YMOのホソノがユーミンのバックをやってた頃コーラスやってた、インクレディブル東京70sミュージシャンズの一人だよ」「あー!」。そういう感じで話が弾む。 pic.twitter.com/BPq0SCUOqA

次に椎名林檎。「シーナはセンセーショナルな歌で出てきた人でさ、私はロック好きだったからセンセーショナル慣れしてて、なるほどねハイハイとあまり気に留めてなかったんだけど、あとから天才だと理解した。つまり若き女子の才能を軽んじるマンスプレイニングおじさん反応をしてしまった」「ハハハ」 pic.twitter.com/JSBjxwn0fl


そういう邦楽はサブスクのセレクトでかかるんだろうが、AIいい仕事してるようだ。ちなみにサブスクでギターソロをスキップする若い人たちがいるらしいという話をすると、至高のギターインスト曲「悲しみの恋人たち」が好きなよくできたロック好き女子なので「まさかやー!」と笑ってました。 




■5月18日

スーパーのレジ係に「日本の方ですか」と話しかけられた。日本語では初だがたまにレジでそう言われるので、俺って知らぬ間に謎のクールジャパンがにじみ出ちゃうタイプなんだよな…と思いつつ「どうして分かりました?」と聞くと、「メンバーズカードにお名前情報が :-)」。…あーナルホド(汗) pic.twitter.com/aSLgr7UUkH

ともあれ、「このスーパーは安くて品揃えと品質がよく助かってます、従業員の待遇とかわかんないですけど」と店をほめると、そうなんですよお給料がねえとのことだった。そこは客にはいかんともしがたいが、消費者助かってますから頑張ってください :-)


■5月21日

昨夜デッキのゲートを家族が閉め忘れ、ピカが裏庭に降りてしまった。懐中電灯で探すも見当たらず、フロントに行ってみるとドア前で固まっていた。デッキにただ戻ればよかったのに、土地勘ない裏庭でパニックになり、いつも草を食べてる前庭に行くことしか思いつかなかったんだな。ばかピカ? pic.twitter.com/xxJG5KqCba

@kazh9 カナダではアライグマとコヨーテが猫の天敵なんですよ。アライグマならまだ猫も抗戦できるけれど、コヨーテは無理。うちの両隣の家の猫はどちらもコヨーテにやられてしまいました。あれは悲しかった :-(

■5月21日     「ベルベット革命」

#映像の世紀「ベルベット革命」を見た。あのテーマ音楽とソ連の戦車に蹂躙される民衆の映像で、のっけから泣けてくる。ウクライナ市民を思う。何が起ころうと折れなかったハヴェル氏の魂に、こんな人がいたのかとただただ感動した。そして同じく折れなかった体操選手チャスラフスカにも。 pic.twitter.com/3B2xXqabD0

#映像の世紀 ベルベット・アンダーグラウンドに政治性のある歌は思い当たらず、その音楽がどう革命に影響したのかと思ったが、ヴェルベットを愛したチェコのバンドPPUとハヴェルが革命の旗頭だったという。とにかく束縛を拒否したルー・リードの音楽性が、革命の伴奏の一つだったということだろう。 pic.twitter.com/2h4RbIK6JP

#映像の世紀 映像からはルー・リードやPPUよりもむしろ、暗黒の時代を経て大統領就任式で歌ったクビショヴァと、身元を隠して清掃婦をしていたというチャスラフスカの登場に胸を打たれた。ああいう人たちが、それはそれは打ちのめされただろうに、よくぞ生きていてくれたなあと思う。本当に。 pic.twitter.com/cNct1rHEfd

俺はベルベットはヒステリックにバイオリンがギコギコと鳴り続けるVenus in fursと、切ないAll tomorrow's partiesが好きです。pic.twitter.com/OOP81LRAH7


■5月22日    自転車で首が痛い

久々の晴れた週末なので、午後俺は自転車に乗る。暑くも寒くもなく気持ちいい日で、土手は散歩者と自転車でいっぱい。水面には鳥もいっぱい。

今年は天候不順で自転車に乗るたびに半月ぶりなので、写真を撮りながらのんびりと流す。これは廃墟となりかけている農園の美しい邸。以前は週末ケータリングを入れる結婚パーティ場になっていたが、いまは難しいのだろう。 pic.twitter.com/K3uEdB1G2g

身体がなまり前傾姿勢の首が痛い。うつむいて上目遣いで前を見て走ると頭痛がする。ハンドルの低いクロスバイクはかっこいいのだが、高いハンドルがほしくなるな。高いところで人が働いている。青空がきれい。 pic.twitter.com/zQBY45CUmx


■5月22日     日系の肉屋

空港近くリッチモンドに行った奥様が日系の肉屋を見つけ、すき焼き肉と黒豚チャーシューを買ってきてくれた。すき焼きなんて何年ぶりか。前回帰国時以来だ。脂分少ないカナダ牛だが実にうまかった。日本の職人がスライスした肉はそれだけでうまい。間違いない。 pic.twitter.com/9gxwbGoQED

チャーシューは薄く切って、甘ダレのチャーシュー丼とわさび醤油とで半分ずついただいた。これもうあーと声が出るほどうまい。ご飯の熱さで脂がとろりとしたチャーシューと、さっぱりと冷たいわさびチャーシュー。ああ日系肉屋職人よ、うまいものを作ってくれてありがとう。ありがとうなのだよ。 pic.twitter.com/b5DTxfJwLF


■5月23日    自転車好調となる

22度、ついに初夏となり自転車びより。昨日どうも首が痛くノリが悪かったので、サドルを1cm前に出しポジションを変えてみる。これで前傾と首の痛さを少し和らげることができ、今日は快走できた。サドルを前に出すとハンドルにかかる荷重が増すので腕が疲れるかと思ったのだが、サドルへの荷重が減る分上下半身の疲れが均等化されいいみたいである。ヨシ。


折返し地点で休んでいると元気な自転車ガールズがキーンと駆け抜けていった。夏はいいなあ、気持ちいい。


■5月23日      スダ義経の最期

#鎌倉殿の13人 よろよろと庭へ降りる藤原秀衡に、役者としては遅れてやってきたこの人の技の凄みを、ここで見せてもらえたかと心震えた。その才能を重用してきた映像界から舞踏への恩返しのようなシーンだった。静御前の隠しきれぬ歌の美しさにもARB好きの俺はその父を感じ、報われた気持ちがする。 pic.twitter.com/VdRJ6BOPz9

平泉で調略を進める義時小四郎は、いつからこんな確信的な謀略家になったのだろうかと思いながら見ていた。なにが契機だったのか記憶を巻き戻しても分からないほど、いろんなことがありすぎた。

しかしそうして非情の道を淡々と歩む義時の策が義経妻の絶望を引き起こし、眠れる義経を呼び覚ます。実行することはない鎌倉陥落の秘策を見せ、義時を心底感服させ、深々とひれ伏させる義経のおそるべき才能。それをこんな最期に見せるとは。いやはや。まいりました。

菅田将暉は自分が見たドラマ中、さだまさし役とこの義経役がベスト2である。才能といとけなさが表裏になっている様子がなんともいい。このドラマは様々な俳優の魅力を教えてくれる。今日はあの里の死に様に、ああなるほどすごい女優なんだと思った。絶望と諦めに加え、満足感すら漂っていた。


■5月26日     円安問題

#クロ現 円安問題。解説は「海外諸国はコロナの財政支出で景気が戻り、日本はゆるやか。海外で金利が上がり、外貨預金をする人が多い」と表現を和らげていたが、一般人ではなく円を売り買いする世界のトレーダーが日本経済は弱い、アベノミクスで国債を出しすぎている日本は利上げし円安に対抗する方法はないといま足元見てるわけなのだろう。国債を売って刷った日本円は、結局国の経済を潤すことなくどこかへ消えてしまったのだが。

#クロ現 朝イチでもそうだったそうだが、マクロな問題を家計の工夫でしのいでいきましょうという作りになっていた。政府が経済政策と財政支援を頑張るようハッパかけましょうというトーンにはならないのねw


■5月26日           朝ドラから寅さんが話題に

#ちむどんどん 博夫間に合った。賢秀アキサミヨーと驚いてるということは縁談妨害策だったわけじゃなく、またまた親戚相手に小金せびっただけなのかヤレヤレ。しかしバカ兄の説得下手が博夫の気持ちを最大音量で引き出してのハッピーエンドには、ちょっと寅さん味あったな。金吾も裏表なくいいやつ。

#ちむどんどん あのやり取りは寅さんと博だったですね(今気づいたが名前も博夫だ)。寅さんは「職工なんぞにさくらはやれねえ」と差別的なことを言う。しかし大学出の勤め人にやるんだというそのスケールの小ささになんともいえぬペーソスとかわいげがあり、聞いてて怒る気になれないんだよなー。

妻は日本に住んでたとき寅さんを通訳つきで見て、なんでこの迷惑男が人気なのか理解不能だったそうです。いやあのバカさがしみじみイイのだとぼくは言ったんですが。「北の国から」は純が東京で大きな失敗をするやつをぼくが見せ、なんなんだこのダメ野郎純と怒られました。なんだか朝ドラ批判っぽいw

賢秀は作品演出による人工的バカに見えぼくはちむどんどんしませんが、ボクシングで一発逆転は真正バカ展開でよかったな :-)

寅さんは在外邦人に強烈にノスタルジーを感じさせる存在で、ぼくと同様海外暮らししていたイトコ(妻に寅さん見せた人)も、渥美清が亡くなったときガッカリしておりました。説明し難くイイんだよなー。 


■5月28日       口笛を吹く寅次郎

寅さんを見たくなって見始めてしまった。「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」。舞台は備中岡山。ああたまらない。日本に帰りたいなあ。おととい母に電話した。帰りたいけど、まあ来年だねって。 pic.twitter.com/AIwAvZ7vGg

いやーよかったですわ「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」。いつもは寅のワンウェイ恋心物語なのに、竹下景子さんがこんな胸キュンにしてくれるとは。寅の袖を取り引き止めるシーンに、あっと思いちむどんどんしました。可憐だ。可憐すぎる。pic.twitter.com/w31LGrrzbe

そして役者が皆いいなあほんとに。普通の人はみな演技というか、喋ることや気持ちの伝達が下手クソなのであって、そのぎこちなさを中井貴一、杉田かおるら魅力ある役者たちが演じてくれる心地よさに満ちた映画であった。満男吉岡秀隆の表情やセリフにかわいげがないのも実に普通でいいw pic.twitter.com/mxhOMoysiv


■5月28日    カナダの家周り規格のダメさw

蛍光灯を交換しようと思ったらカバーが取れない。検索してみると「取り外し困難な蛍光灯カバー」という記事がたくさんあり、読むと「ガタガタ揺らすと運良く取れることがある」「蛍光灯使用後の暖かいタイミングだとより外れやすい」と、正規の方法は誰も知らなく民間療法しか書いてないので笑ったw pic.twitter.com/8YyEDhaXuc


家まわり規格のこういうユルさは英米由来で、何年カナダで暮らしても戸惑う。蛍光灯の長さを測ると34インチ程だったのだが、調べると規格はフィートで書いてあり要換算。直径の単位は1/8インチ。1/8インチが5、8、12って意味がわからないw 誰得なのか洋式尺貫法。 pic.twitter.com/QmzGaVO6dJ


■5月28日

昨日奥様が「はじめてのお使い」をNetflixで見つけ見始め、オーマイゴッド何歳なの子、こんな交通量多い道を横断するの? と驚いていた。いやサクラのカメラマンが四方八方守ってるようなんだけど、怖いよねえ。俺も見れないわあれは。

■5月28日

石油元売企業にいま支援金出してる日本の真逆にしてmakes senseな政策。日本以外の国の政策はなぜ合理的なのか。 twitter.com/mayumi3141/sta


■5月29日    夏服の女たち

サタデー自転車、久々に山の住宅地を登り森を目指す。先週よりサドルをさらに5mm前にずらし、上体を立て気味にして走るとやっぱり楽だ。坂をキコキコとゆっくり登りながら片手で写真を撮る。SNSには出せないが、夏らしくきれいな後ろ姿の人が歩いていて眼福。

頂上でお茶を飲み、サドルを下げじっくりと森のトレールを降りていく。ハンドルにベルはスポーツ車としてカッコ悪いのだが、こういう道用につけてある。見えない角に歩行者やクマがいるかもしれず、チリンチリンと音を立てて降りていくのです。 pic.twitter.com/k1XgvgEtmR



■5月30日       初めての競馬場は

【ダービー】武豊めでたし。父に連れられ初めて生で見た競馬は、若き武豊操るスーパークリークが予想外の積極策で前につけ、後方から鬼脚で追い込むオグリキャップを抑え切った89年秋の天皇賞だった。騎手の力でこんなに違うのか、馬ってこんなにすごいのかと震え、15万観衆の咆哮に鳥肌立つ最高の体験だった。 pic.twitter.com/9OsIFzOIjq


ダービーはNHK国際の中継でレース直前から見たのだが、見事な脚で抜け出したあの馬ドウデュースがユタカだとはゴール後に知った。NHK競馬中継は発送前の馬番表に、オッズよりも騎手名を入れてほしい。馬券を買わない競馬ファンにはそのほうがずっと重要なのである。

■5月31日             佐野元春が水道橋博士を知っている

水道橋博士が選挙に出て維新と戦うことを、佐野元春が知っているという頼もしさ :-)

山本太郎の言葉を聞くたび俺は、My aim is trueというエルヴィス・コステロ「アリソン」の歌詞を思い出す。方法や過程に迷いはあっても、「僕の目標に嘘はない」。

 

 しかしなんという名曲、なんという名演奏だろう。このテンポ感! イントロ始まった瞬間鳥肌ではないか。◆約束の橋 - 佐野元春&THE COYOTE GRAND ROCKSTRA (2016) 

野党は共闘が失敗だったとかしょげてないで、この歌をテーマに戦ってほしい。岸田総理は前任者たちより感じはいいが、やっぱり国民のために河を渡らない。野党が口をすっぱくして求める国民の苦境救済は、なにもしやしないゼロ回答総理だ。彼が渡る約束の橋を、野党がかけてほしい。