2007/06/27

日記「燃費はOK、頑張れスズーキ 」

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■07/06/22(金) □ 燃費はOK、頑張れスズーキ
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 ┃ エリオ初燃費 ┃
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 初めての給油。燃費は 11.07 (26.0 mpg) と、カタログのタウン燃費通りになった。期待通りレガから 30% 以上アップで最低希望燃費を達成し、やれやれである。うちは町乗りばかりなのでこれ以上はなかなか出そうにないが、やっぱ 10 を割らないというのはガスを入れるときに暗算が簡単で実に気分がいい。燃費がいいと、ブレーキ問題はあっても気分明るくやっていける。いずれ長距離が入り、1.5L ボロシビック時代の平均燃費 11.15 km/L を破れたらハッピーである。

 ブレーキのジャダーはやはりあるが、満足いく燃費が出てパーソナルな感覚が育ってきた。ラゲッジにエリアに必要なツールを配置したりしてみる。マニュアルを調べたらリアシートも 10cm ほどリクラインしてくれ、これでレガとほぼ同じ角度となり、膝前がやや狭いほかは同等のスペースが得られ十分に快適だ。実際堅い皮だったレガのシートより座り心地はいいし、シートベルトが色分けされていたり不要なバックルを隠せたりして、後席はよくできている。

 しかしCDデッキは6CDだと思ったら1枚しか入らないタイプだった。あれれ残念。リアのアームレストもなかった。ステアもレザー巻きじゃないし、年式ごとにこのあたりの内装は微妙に違うらしい。あと北米エリオは純正カーステの音がいいという評が多かったのだが、改めて音質を調整してみると全然よくなかった(笑)。レガのほうがはるかに音が自然で低音が鳴っていい音だった。まあ安い車なので仕方がない。

 そうこうしているとちょうどMが重いコンクリートタイルを買い出しに行くというので、リアシートを畳む。やっぱこういう重いものを出し入れするにはフラットなワゴンが最高。こうして軽バンのように実用的にガシガシ使っていこう。スバルみたいなカチっとした品質感剛性感はいずれにせよないのだ。頑張れスズーキ。

 どこでもいいから走りに行きたいなあ。ワインディングじゃなくてもいい。レガでよかった道や、レガで駄目だった道の全てを走りたい。レガでは気持ちよく曲がれなかった タイトなクランクや、気持ちいいところまで攻めると速すぎて目がついていかず危険だった Oxford 林間の鋭角ターンにも近々トライしたい。ああした場所を安全な速度のまますっきり曲がれたら最高だ。

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■07/06/23(土) □ スズーキに乗れない日
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 エリオに乗りたいが用事なし。今日はRB姉妹が来訪、キッズは楽しくやってます。奥さんと別居しているRBの父親は、ついに家を売り引っ越すと決心した模様。RB姉妹とは近々永遠にさよならとなってしまうわけだ。こんなに萌と仲がいいのに、残念。

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■07/06/24(日) □ 電気仕事の日曜日
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 配電盤からMKの部屋の天井を経由しBR天井→ランドリールームというライン結線(安全性向上のための配線修理)が、ついに完成した。このために1階の天井はボコボコに穴だらけになってしまったので、終わってくれてやれやれである。先行きはまだまだ絶望的に遠いが、とりあえずBR母さんは寝室工事が終わらなくてもこうして普通に生活できているので、遠い先は見ずこつこつ直していこう。

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■07/06/25(月) □ エリオ雨ラン
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 寒い。もうじき7月だというのにお日様はずっと雲の中。あまりの寒さのためか、木曜に卵投入したシーモンキーは孵化もほとんどせず、生まれたものも育たないまま絶滅気配である。これが駄目なら気温が上がるまでいったん休止しよう。

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 買い出しへ雨のラン。冷えた状態で雨の中乗るのは初めてだったのだが、すぐにエンジンは温まりヒーターも即効き、この辺の使い勝手は無骨だったレガよりもよい。間歇ワイパーの間隔なども適切で、視界は全周良好。

 レガのガチっとしたトラクションにやや負けるかなという Shaughnessy→Lougheed への合流からそのまま流れに乗っていると 4th/2000+のまま走れてしまい前が空いても 3000 以上には上げる機会がない。2.5L のレガと比べても使う回転は低めの傾向だ。2ストだったらこれじゃプラグがカブってしまうという走りであり、たまには回してやらないといかんなとは思うのだが、普通に走っていたらどうしてもこうなってしまう。それほどにエンジンがオーバースペックな車なのであり、本当は 1800 くらいあれば十分なんだろう。まあスズキの技術では 200cc の差で燃費も改善しまいから2Lでもいいけど、アクセルをもうちと鈍感にしてほしかったと思う。レガは高回転においしさはなかったが、アクセルの重みと回転の上がり方が絶妙で、微妙な速度コントロールがもっと気持ちよかった。

 コーナーへのブレーキング時に同時にシフトダウンしてくれるのが気持ちいい。減速時は次の加速に備えギアに下げるという、レガにはなかった欧州車風な制御が入ってるらしい。速くターンする機会はなかったがモール入り口でターンイン、きれいにくるりと決まり、パーキングでは小ささを生かしてするすると開いたスポットに入れる。やはり買い物ランには小型車が最高である。

 帰路、ブレーキはペダルにはパルスを感じないのだが停車時の効きのバラつきはかなり感じた。納車時よりはずっとマシだが、金曜からは良化していない。わざとハードブレーキングをするとほとんど出ず、普通に走っていて「あ、出た」とまた感じるので出現パターンが読めない。シャシーの減速性能(踏んでいったときのスピードの落ち方と車体の姿勢、レガシィはこれが絶品)は悪くないのだから、やっぱ完璧にしたい。うーん。

 というわけで、こんな普通の雨ではまったくもって快適です。雨の買い出し時にリモートでロックが解除でき、ハッチが軽いのは非常にありがたいのであった。

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 久々にサッカー日本代表 DVD を見ているのだが、インド戦で風間さんが「いい発想でいいことをやっているが技術が足りない」と率直にいっている。サウジ戦でも同じことを書いたが、狙いはよくても巻・山岸を筆頭に下手な選手が前線にいるのでつながらず、見ていてつまらないのである。やっぱこの 2006 年版オシムジャパンには、オシムがわざとジーコジャパンの裏返しをやって(つまり勤勉Jリーグ的な選手だけで構成して)、日本サッカーファンに対しこれが現実だと諭しているような、相当なフラストレーションを感じる。

 アジアカップの予選も突破できないインドと戦ってアイデア以外差をつけることができないというのは、やっぱ日本人はサッカーが下手なんだなあと思い知り悲しいものがある。これらの選手とはクラスの違うタレントを揃えた黄金世代がジーコと共に散ってしまったのが、返す返すも悲しい。

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■07/06/26(火) □ フラットさではレガシィにはかなわない
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 久しぶりに晴れて、萌は公園のフィールドトリップへ。カナダの小学生ライフは本当に恵まれていると思う。日本でもこんなにイベントがたくさんあるんだろうか。

 Mが病院へアレルギー検査に行くので、俺が運転していくことにする。郊外のうねった速い道を流していくと、小さい割にはフラットさがあるなと思う一方、家族を乗せて最大の快適さ(つまり乗員が揺られないフラットさ)を維持して走ろうとしても、レガシィには全然かなわないなーと痛感した。ゆっくり減速したほうがなぜか出やすいブレーキパルスのせいも無論あるが、それを差し引いても全体にぴしっとせず路面の変化で揺られる感覚があるのだ。小型車はキビキビ走らないとやっぱり持ち味が出ないのであり、こういう場面ではやっぱフラット系のフォーカスにしておくべきだったかという思いが胸をよぎる。

 検査はあっという間に終わり、買い出しをしつつ帰宅。いつも走っている交通量のある Lougheed や町に戻るとエリオは持ち味を取り戻し、すいすいと加速しくるくると曲がり、パーキングでの小気味よい移動力を発揮する。こうして低速でキビキビ走るとほんと気持ちよく、バンプの処理もレガよりずっと快適だ。パーキングでばかり無敵でも困るのだが。

 飛ばしたときに感じるしっくりこなさは、ポジションがいまだに決められていないせいもある。乗り換えから1週間経っても、いまだに完璧なポジションが決まらないというのは問題だ。なにかいい解決方法はないかなあ。どうもシートバックとペダル類とステアリングの関係がうまく掴めず、体が落ち着かない感じなのである。

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 夕方シート位置をもう一度しっかりと決め直し、Lougheed を元気目に走り萌のピアノに向かう。元気に走ると前2輪にトラクションがかかってしゃきっと安定感が出る。ポジションへの違和感も薄れていく。そしてまことに速い。パワーウェイトレシオが示す通りレガシィ 2.5L より明らかに速く、軽く踏んで 3000~4000 を使うだけで爽快な速さが味わえる。レガのパワーは AWD と古い AT と車重でものすごく食われていたんじゃないかと今になって思う。

 このエンジンはスズキ4駆 Vitara に使われてる J20 というエンジンの系統らしいが(※)、音はそこそこうるさいもののパワーに関しては北米エリオ評で言われている通り素晴らしいものがある。エンジンとミッションはパーフェクトだ。
(※)調べてみるとスズキはこのエンジンにターボを載せた SX4 で WRC に行くらしい。期せずして俺は2台続けて WRC 系エンジンに乗っているのであった。

 【今日の結論】エリオでそーっとフラットに走ろうとしても、レガシィにはかなわない。だが元気めに踏んでパワーを楽しめばレガよりも速く、燃費は上回り、そしてシャシーに力がみなぎって安定感が出る。この線でキビキビと走っていこう。

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