2024/04/02

【まとめ24年3月前半】日本の従順な社会とは

「真田広之の将軍」「美しきGP500の時代」「夏帆好きハラハラ」「雇入れ健康診断のクソさ」「TVJAPANが終わっていく」「閉じたLINEとNHK」「フィルムカメラのエモさ」「春の大掃除」ほか

■3月1日             真田広之の将軍

真田広之の #ShogunFX を見た。うちの隣町ポートムーディの港が出てきてワーと拍手。右の写真の丘のあたりだろう。CGで一般の家々が木造家屋になっていた。俺が見たセットもCGで大阪の町になっていた。

セットやコスチュームはすごかったのだが、武将の設定とその名が史実と重なりつつ異なっていて、誰が誰なのかわからない。真田=家康と平=三成、マリコ=ガラシャはわかったが、荒くれ武将浅野忠信は何者…とあとから調べて本多正信と知る。本多つったら謀臣じゃんw

英国とポルト・スペインの貿易圏争い、カトリックとプロテスタントの諍いといったあたりも二重写しになっていて、日本の話なのに俺が時代背景を(原作読んでる)奥様にレクチャーしてもらう羽目にw こんな複雑な設定で米加の視聴者は分かるのかと俺はハラハラしたのだが、わからないまま見ていればいずれ分かるというドラマ構造に視聴者は慣れてるから心配すなと言われた。それはNHK大河もそうか。

で見終えて、小説版読者の奥様は「これはよくできている!」と大喜び。そうなの? よかった :-) 俺は司馬徳川モノのほうが面白いと思うが、いい人が悪人かわからぬ真田広之の造形はとりあえず素晴らしい。


■3月1日             ブギウギ音楽祭

#ブギウギ音楽祭 主題歌の生演奏がまあ素晴らしかった。エゴラッピンは当代きっての歌い手であり、歌って踊って指揮する服部氏の様子はまさに羽鳥先生、楽団操る手指の動きからして名人芸。なんでこれ紅白でやらんかったのNHKという。やるべきだったろNHKという。 



■3月2日           リスあなどれずw

野鳥用のスエット(牛脂)をリスが狙ってるので吊り下げヒモをデフォルトの4倍50cmに伸ばしたのだが、鳥が留まりやすいようにつけた枝をつたい驚異の身体能力で届いてしまうw 後ろ足も枝を掴めるんだ。哺乳類の食欲と賢さ恐るべし。枝を外すしかないな。 


■3月2日                    美しきGP500の時代

FBによく全盛期のGP写真が流れてきて、見入ってしまう。群雄割拠の美しい時代だった。海外でもやはり、メーカーとライダーの力が拮抗したあの頃のGPが至高だったという声は高いよう。片山敬済がそこにいてくれたことがうれしい。 

あと10数年前にアメリカのカーTVにローソンが出てきて、お遊びでカートに乗りレースに出るとめっちゃ速くて勝ってしまったのもうれしかった :-)

FBで昔の #GP500 の写真にFavしていたら、平忠彦の写真もどんどん流れてくるようになった。平は世界トップには少しだけ届かなかったが、乗る姿が実に美しいライダーだったなと思う。

平にはカリスマもあった。筑波サーキットの一般エリアを歩く彼を見て俺たち観客は(平だ!)と、声もかけられずフリーズしていた。


■3月3日                   「日本の従順な社会」とは

#ニュース7 新年度予算案異例の通過。#nhk_news は辻本さんの質疑から政治とカネなんて低次元な問題の部分を流さず、米軍基地問題のほうの質疑を流してくださいよ。「いくらかかりいつできるかも不明で、米軍が時代遅れと言ってる米軍基地のために税金を払ってる」と国民が知ることはめちゃめちゃ重要でしょ? 

ツイッターに流れる国会質疑ダイジェストと #NHK_News で流れるそれはいつも内容が食い違う。政権に不都合なニュースはネットでしか見られない。国民から聴取料と交付金を得ている公共放送が国民の知る権利を阻害するのは背任ではないか。なら報道部の費用は自民党から貰えよって話である。

昨日TLを流れた89年くらいの講演でチョムスキーが、「日本のobedient society(従順な社会)からは活力ある経済など生まれ得ない」と凋落を予言していた。

そもそも自民党政府がアメリカにobedientだから自動車以外のあらゆる産業が凋落したわけで、その政府交渉力の弱さ、対米国論を目覚めさせないメディア(中韓と権力批判層にだけ向けられるヘイトとしての愛国心)、政策も不景気も増税も粛々と受け入れる国民を総称すれば「従順な社会」としか言いようがない。

諸外国の政府は、自民党が与党である限り日本と議論する必要を感じないと思う。トランプの態度が典型的で、アメリカのいうことを唯唯諾諾と聞く政権が武器を買い福祉を削り増税しても文句を言わないメディアと日本国民が、自民党を通して舐められているということである。


■3月3日                     将軍2話

初回はインパクト優先でうるさかったが、2話で主要キャラの持ち味がぐっと出てとてもよくなった。真田広之は奥様に好評で、俺はマリコ様の水際立った通訳に惚れ惚れした。日英のセリフで彼女の賢さを際立たたせる脚本がいいわけである。彼女は二世俳優だろうなと思ったらやはりNZ生まれとのこと。

真田トラナガは英人捕虜に世界地図を書かせる。それを見ながらの英人の説明に、トラナガの顔色が変わる。そこがやはり真田広之よくて、ああやっぱりこの話の主役は彼なのだというソリッドな軸感が出る。戦国模様と列強アジア覇権争いの重ね焼きにこの話の面白さがあるんだなとわかってきた。

しかしもうあの時代の船乗りは、地球は丸いと知っていたのね。「フルーツのような形だ」と。そこにも驚いた。戦国ってマゼランとかコロンブスとかの時代より後なのかな。






■3月4日            来月からの日本語TV環境

3月いっぱいで日本語放送 #TVJAPAN がなくなるのだが、#NHKワールド でニュースは今も海外向けに無料配信してるのだと知った。とりあえず朝飯を食べつつニュース7を見るという長年の習慣は維持できそう。

日曜朝、BCの土曜昼間はそこでリアルタイムで「日曜討論」「のど自慢」も見れるんだ。見ないけど。

俺がバンクーバーに引っ越してきた大昔は、多言語チャンネルで週1日本語の日があったなあ。朝ドラ「ひらり」をやっていた。見なかったけど。俺の日本語TV環境はあの頃の乏しさに戻るんだなとしみじみ思う。 

まあ今はネットがあり、日本のTVも少しは見る方法があるだろう。しかし何十年も視聴し、近年までは紙の番組表も届き、自分用TVをつければいつもそこにあった #TVJAPAN が消えるというのはほんとに寂しい。ちょうど娘やその日系の友だちが学業を終え家を出た時期でもあり、時代が終わった感がある。 



■3月5日                   オリンパスの名こそ惜しけれ

寒い一日だった。レンズを1本売ってきた。フィルム、フォーサーズ時代からオリンパスを使ってるというE-M1使いのおじいさんだった。OLYMPUSの名がなくなるのは惜しい。(eM10m2+LM14-140)


■3月5日                    夏帆のリグレット

#ユーミンストーリーズ 美ヶ原だ。俺たちが憧れる夏帆が心を手に入れられない夫って…と見ていると、なるほどとことんミスマッチな夫婦なのだと描かれる。なんの役をやっても心の在り処がよくわからん中島歩wがその役によく似合う。彼女の青春のリグレットとは、かつての恋のことなのだろうか。 


■3月6日                    明るい菊地凛子

「侵入者たちの晩餐」というコメディの #TVJAPAN 録画があった。後から後からご飯に盛り付けが乗ってく楽しいドラマだった。シャープで陰気な美人役しか見たことのない菊地凛子のコミカル凡人が非常によくて、印象変わったな―。脚本はバカリズムなのかすごいな。 



■3月6日                  夏帆好きハラハラ

#ユーミンストーリーズ 思い出も美ヶ原だ。素の夏帆はワガママで嫌な女と若い頃自覚していたとわかる。今の旦那とはフェイクで接し、見破られていたと。誘蛾灯に誘われる蛾のように、軽佻浮薄な若者グループに近づいていく夏帆。夏帆好きの私たちにはリグレット増えそうで心配な展開です。




■3月7日                 父ちゃんブギウギ

#ブギウギ 父ちゃんブギよかった、いい声だった。写真もよかった、親のアルバムを思い出した。梅吉さんはスズ子がほんまの娘やないからかと言ったとき、「なんて?」と耳を疑い捨て置いて、相手にしなかったのが素晴らしかったな。最後まで軽口の止まらない、いい親子でした。


■3月7日                       冷たい雨

#ユーミンストーリーズ そうなったらリグレッちゃうなーと昨日夏帆ファンの俺が心配していた展開になっていったが、遠い記憶が呼び止める。助かった(俺が)。しかし若き日の彼はめっちゃいい奴なのに、いい人間ではないと自己規定をかけてる人には、その青い善性が受け止められないものなのだろうか。

「こんな気持ちのままじゃ、どこへも行けやしない」と若い二人が繰り返すリフレインに、この歌はなんだっけと思っていた。…「冷たい雨」だ。夫の眠るコテージに戻ったシーンがまさに、「部屋に戻ってドアを開けたら」だったなー。#ユーミンストーリーズ っぽくなってきた。youtu.be/jzsCVMVWpPw?si




■3月7日                  かもめのジョナサン

ようやく寒波が過ぎて、春らしい日差し。遠くの家の煙突にカモメがふわっと舞い降りて、さすがその飛翔を巡る名作が書かれるくらいの飛び名人だと思った。

奥様と俺はカナ日で、それぞれ中学時代に「かもめのジョナサン」を読んでいた。海外ベストセラーを子供が読んでいたのだから、日本が海外文化をガンガン吸収してる時代だったんだろう。 


■3月8日             LUMIX2000万画素がほしい

 「G9proのフェザータッチシャッター」というワードで興味が湧いて初めてG9の作例をよく見てみたら、このカメラの色とグラデーションは素晴らしいな。G8はGX7mk2とまったく同じ画で大きくて使わんとすでに手放してしまったのだが、この色ならほしいなーとまた思う。

そういえば同じLUMIX 2000万画素センサーと思われるG100も今年出た新型の色を見て「これはすごい!」と思い、LUMIXの講師だという方にこの色は撮って出しですかと質問したほど色がよかったのだ。

2000万画素のGX7mk3がほしくなってきたなー。G9画質が手に入るのだろうか。G8を売ったお金を「これは俺のカメラ資金なので、予告なくまた引き出すこともあります」と奥様に念押しして銀行に入れてあるので、Kカメラに出たら検討しよう。 


■3月8日                    Good Luck And Good Bye

#ユーミンストーリーズ また10年後とかに会おうよ、そしたら笑って話せるかもと街角で別れる恋人たち。彼女が思い描いたのとはだいぶ違いややリグレットな10年後だったのだが、それでも笑い合い、また別々の場所へと歩いていく。後味よく「Good Luck And Good Bye」の歌詞そのもので終わってよかった(夏帆が) :-) 

最後にかかった『青春のリグレット』を聴いて、こんな時代感ある音の、つまり今聞くとアレンジの古い曲だったかと思った。ドラマ最後のナレが語ったように記憶からはそうした細部が薄れて抜け落ち、歌詞とメロディだけが残っていた。そういう味わいの第一週でした。 (第2週以降はつまらなかった)


■3月8日                   雇入れ健康診断のクソさ

娘が日本での職場に求められ法定健康診断を受けた。日本語は話せるのだが医学用語はさすがにうといので(それは俺の英語も同じ)、看護婦さんが検尿というと「オシッコですか」と尋ね、採血というと「血を取るんですか」と尋ねて、そうよーと和気あいあいに進んだそう。ははは。結果は万全、ヨシ。

そのあと時間があるというので地域のコミュニティセンターに行けと勧めると、顔を出した途端「あらアナタいいところにきたわね、合唱があと2分で始まるから来て頂戴」とおばあさんに連れて行かれ、一緒に「ラララララー、ラララララー」と歌ってきたそうです。ははは。若いって素晴らしい。 

しかしこの「雇入れ健康診断」という、若い人が受けるには無意味なほど広範で高額で無保険自己負担の法定診断義務法はなんなんだ。感染症の有無等ではなく生活習慣病を発見するための血液検査だのX線だのはどう考えても20代前半労働者には無駄だし、だいたい健康という個人情報を正当な理由もなく一律に企業に与える法なんて憲法違反だろう。カナダなら違法だそうである。これも自民党厚労族が医師会のために作った雑業務のひとつなんだろうと思う。



■3月10日               TVJAPANが終わっていく

週末 #TVJAPAN の録画を消化していると(スカパラのメキシコ公演がすごかった)本局は3月で終了しますという、取り消せない最後通告という感じの画面が各番組の前後に入っていた。ご愛顧ってpatronageっていうのか初めて見た。しかし20年毎日付き合って、ほんとに今月が最後なのか。寂しいなあ。 


■3月10日              将軍の重厚な作り込み

#ShogunFX 3話。大阪の4大老に抗するため真田トラナガが英人を配下に加える。このあたりから昔の騎兵隊ものや「アバター」のような白人が現地人に知恵と勇気を与え的な定形異文化もののにおいがやっぱりしてきたのだが、考えてみれば昔の元祖Shogunがそもそもそのハシリの一つだったのかもな。

しかしここまで物語内で誰一人好感を抱いていなかったマリコの夫の意外な見せ場があり、なるほど日本のサムライというものの精神性の重層的な作り込みがこの小説/ドラマの米カでのヒットの所以なんだなと思った。あとすごい美系の姫がいた。穂志もえかさん。他でも見たいです。





■3月12日                    北米のアジア系

(グラミー賞で無視されるアジア系)カナダ西海岸で暮らしていて能動的な差別を感じることはほとんどないが、子供小学校の父兄であの授賞式のように、こちらが見えてないタイプの人はそこそこいた。スーパーで会っても俺が同じ学校の父兄だと気づかない感じ。そういう家の子と自分の子が交わることもないので別によかったけれど。

しかしうちの娘も中学以降は白人の友だちグループに属したがる傾向があって、当人もいまは後悔してると思うが、透明でなくなる方向に行きたかったのだと思う。そのティーンエイジャーの気持ちを無碍にもできず、親としては複雑だった。


■3月12日                     閉じたLINEとNHK

#NHKnews が、Twitterの名は挙げずも「災害時は(オープンな)SNSよりラインやFBのほうが」というんだから、SNSという集合知の時代は終わったというのかマテマテと思った。岸田政権の投資アゲを利した投資サギに使われるのが、まさに閉じて学びも救いも届かないLINEだそうなのに(森永卓郎談)。

政府が投資を推しメディアが株バブルを騒ぐ中、投資サギが激増してるそうだ。←こうして有名人を騙りLINEに導くのが手口で、発覚している森永卓郎名義のサギだけで6億だとか、河野太郎を名乗るサギすらいるそう。「情報が届かぬ危険」こそ自覚し知らせて、国民守ってくださいよ #NHKnews 

森永卓郎氏の出ている #ゴールデンラジオ は大竹まことはいつも真っ当な、オカシイもの(つまり自民政権)はオカシイとまっすぐな考えを話してくれえらい。ゴールデンラジオに相当する情報がNHKのTVで流れたら、投票率の高い高齢層もさすがに自民党ヤバいと気づくはずなのだが、NHK自体が情報発信ソースとして閉じているのである。


■3月12日                    あの卓球チャンピオンが

#家族に乾杯 石川佳純さん。「ファミリーヒストリー」を見たときもこんな性格明るい人だったのかと驚いたが、張り詰めた選手生活で一杯一杯だったときに受けた親切で泣いたという話とその映像を見て、さらに感心してしまった。アスリートらしく反応いいし、いいなあ。いいとしか言いようがないこの方 :-) 



■3月13日                       春の雨

今年は本当に雨ばかりなBCの春なのだが、今朝は空が明るくなり天気雨がきれいだった。シャッタースピードを上げ雨粒を止めたほうが美しい。
(eM10m2+LM14140) 


■3月13日                ひとり紅白


これはすごい。二人の声のゴージャスさだけで紅白歌合戦見た感ありますね。アン・ルイスってすごい声だなあ。鍛錬した歌うま歌手たちを片手で払いのけるくらいの声力がある。


■3月14日                    フィルムカメラのエモさ

【フィルムカメラ、古式デジタルカメラが大人気】東京に住む娘のアメリカ人友人がフィルムカメラを手に入れ、撮影後恵比寿のカメラ屋に持っていくと、巻取りに失敗してたらしくなにも写ってなかったそう。気の毒になってしまった。インフルエンサーがフィルムを勧めてるなら、記事で触れられてるようなフィルム基礎知識も広めてくれたらいいのに。 

その娘友人はその後もめげずに古いフィルム・ミノルタで撮ってるそうで、写真を見せてもらったらレンズの味に驚いた。どの写真もブレがひどいがレンズが明るいらしく、きれいにボケている。これはたしかにエッジクッキリ写真のスマホ世代にはエモいだろうなあ。 

奇跡的にブレが止まると安いミノルタでも左のような絵が出る。やっぱりフィルムって力があるんだな。しかし同じ場所を撮った2枚目の娘のオリンパスPL5+LM1442もやはり見事なもんでしょ。インフルエンサーはこの廉価なマイクロ4/3の良さも広めてほしい。中古価格上がっちゃうけど。


■3月15日                  春の大掃除

超久々に快晴となった。春の光が差すと部屋のホコリがひどいなこりゃと気がついて、つるしてあった母手製のつるし雛を軒下に持ち出しホコリを払い、部屋中を掃除する。ピカがつるし雛を見上げていた。季節外れの長い長い雨季をようやく抜けて、ポカポカになったなあ。ふー。 

娘の部屋も週に一度は掃除している。東京で暮らす娘に送る衣類を選びながら奥様が、I miss herと涙をポロリこぼしていた。日本語に訳すと恋しいとしか言いようがなく、恋しいとは本当にこのことだと思った。


2024/03/03

【まとめ24年2月後半】リモート東京カメラ

「東京で暮らすムスメ」「光る君は派閥争い」「ショック・TVJAPAN終了」「新レンズLM14-140mm」「聖泉真法会の真実と救い」「リモート東京カメラin深大寺」「祝賀してる場合かブルーインパルス」

■2月16日             東京で暮らすムスメ

娘が日本で暮らし始めたのだが、信州の親戚から送ってもらった味噌で味噌汁を作りたいというので、じゃあダシを買ってきてと伝えると、どれを買うのとスーパーから写真を送ってきた。一番下の段のがベーシックでいいだろう。 

そしておいしくできたよと写真が届く。「味噌でスープがクラウディになって、本物の味噌汁だと感動した」とのこと。たしかに味噌の雲ができるよね :-) #きのう何食べた によく出てくるスーパーのシーンが好きなんだけど、娘がああいうところで右往左往してるところを想像すると、胸がキュンとする。

東京は気温が上がったり下がったり激しいそうで、火曜だったか東京タワーに行った彼女が送ってきた写真は空が霞んでいた。これはスモッグか黄砂と俺が調べてみると、どうやら「東京で初の花粉観測日」ということで、花粉だったのだろうか。 




築地は「千と千尋の魔物がいる飲食街みたいだった」そう。ははww 

週末どうしようというので、かつて私がしたように吉祥寺サンロードを歩き古電気屋、古本屋、古カメラ屋と巡ればいいじゃんと話した。娘は伊藤潤二が好きだというので、吉祥寺在住の楳図かずおのマンガを買って読めとアドバイス。今ちょっとネットで見ても怖いな「漂流教室」。「まことちゃん」も最高。 


■2月18日              真法と良識

#仮想儀礼 聖泉真法会の終焉が近づく。詰めかけるメディアと親たちに向かい信者が発した言葉は、群馬の碑文に書かれたような普遍の良識に聞こえた。今や(サタン戦争に取り憑かれた2人を除く)残る人たちの間で無償の思いやりだけが交わされる。それが彼らの真法なのか。教祖にも無償の思いが届く。 



■2月18日                   光る君は派閥争い

NHKのこの相関図も膨大すぎて、
登場順でもなく情報もないので
まっったく役に立たなかったw 

#光る君へ は登場人物が多すぎ全員藤原で、誰もかれもがキャラ立ちすぎて(ロバート秋山とか)いながら初登場時に注意してないと何者なのかわからないまま話が進んでしまうので、ここまでさっぱり内容わからず見ていた。「まだ間にあう光る君へ」とWikiを突き合わせやっと話がわかった。助かった :-)

あれほど藤原が後から後から出てくるのはつまり、自民党の派閥争いみたいなことだなと思った。後世から見ればあの人たちは安倍五人衆と同じで、なぜか権力を持つ無内容な記号にしか見えない。誰が権力を取ろうと徒党の中の出来事であり、こちらから関心など抱きようもない。

その象徴が総理になりたかっただけでやりたいことはない岸田首相なわけだが(=兼家?w)、視聴者が知らない者たちの権力争いという話の引きの弱さを、役者やコメディアンの魅力で補っているわけである。

昔「真田丸」の名作回をカナダの家族に見せると意外やウケなかったのだが、やはり人物の背景を知らないと歴史ものは難しい。プライド高くやがて滅びる北条が高嶋政伸だとそれだけで俺たちは面白いと思うが、北条と高嶋の立ち位置がカナダ人にはわからないので響かないわけである。

それと似た引きの弱さを光る君の序盤に感じる。地理&武将キャラにダイナミズムのある戦国国盗りもの、たとえば見知らぬ武将を誰もが愛した「鎌倉殿」と違い宮廷派閥争いは本質的に不毛なので、早くみな裏金発覚で職を失って、まひろと道長の話を進めてほしい。


■2月18日                     【ショック】TVJAPAN終了

【ショック】専用デコーダが必要な時代から何十年も北米日本人に愛顧されてきた日本語TV #TVJAPAN (NHK国際+α)が、3月末で終了と発表。ネット配信に移行とのことだが、Netflixもあまり使わん俺はオンデマンドでは見ないなー。TVで録画しとけばナガラ見流し見するわけなんだけど。弱った。 

しかも新サービスはUS$25と料金倍以上! いまどき不便になって値上げとは、これは無理ゲーだ。弱ったな。弱りましたよ @TVJapan 。(しかし #TVJAPAN アカウントが最近ぜんぜん告知してないのもこのせいなのかも…。中の人たちもきっと右往左往なんだろう..)

#TVJAPAN 終了を知った友人がショックと連絡してきた。愛していたのにと。20年以上心の拠り所でしたよね。後継ネット配信に全ユーザーが移行するとは考えにくく、NHKアメリカは事業縮小なんだろうな。これも日本経済の反映なのだろうか。日本が縮小し店を畳んでいく時代なのだろうか。

考えてみれば数年前までは #TVJAPAN 自体が30分のオリジナル番組を作って流していたな。カナダでもときおり取材をやっていた。気がつけばそれらはなくなり、そして気がつけば局自体の終了が、ホームページでひっそりと告知されていたのである。放送ではまだ告知してないと思う。俺は目にしていない。


■2月19日                カメラがあってよかったこと

ぼくも父親が亡くなるときに長期間帰国して、看取りながら病院で、葬儀場で、お寺でとずっとずっと写真を撮っていました。カメラがあって本当によかったなと思います。 twitter.com/keep_journal/s 


■2月20日                 旧正月のモール

モールへ行くとまだチャイニーズ・ニューイヤーの飾り付けが残っていた。ナイス。 

そしてモールへ行くと必ずチェックするKカメラの前で、カメラおじいさんがウィンドウをじっと眺めていた。俺もあとでM4/3レンズの棚をチェックしますよ。


■2月20日              娘の東京散歩

ムスメが20度オーバーの東京で、娘が荻窪の温泉に行き、コメダのアイスコーヒーとサンドイッチでまったりし、そして吉祥寺の月照寺に続き今日もお寺を歩いている。はっきり言ってうらやましい。だが俺も昔はそのうらやましい日本でヘラヘラと暮らしたんだもんな。誰にだってのんびりと日本を楽しむ権利はあるのだ🙂


■2月22日        新レンズLM14-140mm

LUMIX 14-140mm F3.5-5.6を手に入れた。MZ14-150mmより1段シャープで、コントラストが高くAFが正確だ。サギが新レンズを祝い近くに来てくれた。遠くのカワウソのヒゲが写っている。遠くも近くも撮れるのが高倍率ズームはありがたい。

MZ14-150よりズーム時の繰り出しが少なく、14-35mmあたりではほとんど伸びないので、小さなPL5につけるとそのままモールを撮って歩ける。OISの効きはまあまあ。屋内では好きなLM14-42と同等の写りで、そのまま遠くまで撮れちゃってありがたいなーと思うラブリーショットが撮れちゃったのであった。 


■2月22日             サプライズビデオチャット

夕方親戚の子供たちが訪問中に、日本の娘からビデオ通話がかかってきた。子供らはいつもベビーシッターしてくれる娘に懐いてたので、大喜びで「サプラーイズ!」と画面に登場。娘も「Whaaaat? そこで何やってんのよあんたたち!」とうれしそうだった。はは。いいよねビデオ通話 :-) 

「日本はどうなのー?」「イッツ・グレイト!」。子供らは弟が今日学校でねとあれこれ近況報告をしていた。ここの家は姉2人弟2人の大家族で、バイトとしてその全員のベイビーシッターを娘はやってたのです。大変だったと思うわw 


■2月23日                 やれたかも委員会

昨夜眠れず、Kindleで『やれたかも委員会』を全巻読んでしまった。眠れない夜にこんな面白いマンガを読んではいけない。Twitterでヒットしてたそうだが見かけたことはなく、浜野謙太が出たドラマに情熱と疾走感が満ちていて面白かった。この回だ。マンガも実によかった。 

『やれたかも委員会』には甘い記憶の夜への郷愁が漂っている。RC『シングルマン』の歌のようだった。市営グラウンドの駐車場で、あの子と毛布にくるまってカーラジオを聴いた夜(空想)。きれいな月だよ、出ておいでよと君を誘った夜(空想)。窓を開けて君のためらうような声が、なにか囁いてる。 


■2月24日                聖泉真法会の真実と救い

#仮想儀礼 手に負えぬところに駆け上がってしまった秋瞑に対し、教祖がいいかげんにしろとついにキレる。優しきジェントルマンであることに唯一の徳と神性があった彼が、なんとみっともないところを見せ終わるのかと教団の末期に少し笑いかけたが、そこからは笑いごとではなかった!

しかしやはり先週も思ったが、無償の思いやりが彼らの真法だったのだという物語だったな。教団には入会せず最盛期にもずっとオブザーバーでいたこの子が、最後まで不変の気持ちでおれたということが聖泉真法会の真実と救いだった。いやーよかったですNHK。 

#仮想儀礼 最終回は特定思想事件を想起させる悲惨さに二度見する気がしなかったが、先週の回を消す前にもう一度見た。やっぱりこのドラマの救いはこの、親の規範とはとことん相容れず、聖泉真法会の真実だけをじっと見つめていたこの女の子にあったなと思った。最後まで真法のオブザーバーだった。 



■2月25日            娘のトーキョーライフ

昨夜娘がシェアハウスの共有エリアにあるTVを眺めながら、「やっぱり日本のTVでくだらないCMを見てると和む」とテキストしてきた。「夏休みにおばあちゃんちでTVを見てたときを思い出す」と。ああ、そうだね。毎回見てるよね俺たちは。おお棚にカタンがあるな。

今はボドゲプレイヤーはいないらしいが、アメリカの女の子と日仏米の男子と仲良くなって、ダイニングで話をしながら料理をしたりしてるそうだ。不便もあるだろうけどシェアハウスで正解だったなと思う。

そして今日は今いいところにいるよと、ヨドバシカメラの売り場からビデオ中継をしてくれた。うわー!その中古レンズを買って送ってくれ!ww 俺がM4/3をはじめた10年前はカナダでもまだ展示実機を手に取れる電機量販店があったんだけど、もうないなー。触ってみたいカメラはたくさんあるよ。




ブログ【娘のトーキョーライフ】親の青春revisited ◇ムスメが1月末から東京に住んでいる。俺が長年住んだ井の頭で暮らし、写真を送ってきてくれる。親の青春revisited(再訪)だ。tomosakata.blogspot.com/2024/02/revisi 



■2月27日         リモート東京カメラin深大寺

娘は昨日は調布深大寺に行った。昔俺が行きよかった記憶がありオススメした。俺が行きたいナイスな場所に、現地在住の強みで彼女がどんどん行ってくれる。写真を見るとやはり、都会の喧騒から離れた奈良の山寺みたいないいところ。参道ののんびりさがたまらない。(PL5+LM1442) 

いい色ののれんだな。娘はレンズのワイド端とズーム端しか使わないので、こういう一部だけを切り取ったズンという気持ちいいズーム写真がたくさん出てくる。本人は意識してないと思う。

おみくじもズーム、コイもズーム。水面が美しい。 


こういう土産物屋とかあるとお寺遊山気分上がるよねえ。そして窓からやわらかな日が差す美しい蕎麦屋で娘は、深大寺そばをいただいたのだった。うらやましい!! 俺はまるで自分の願望をオリンパスのカメラに込め東京に送り込みリモート撮影しているような、ありがたいありがたい気持ちです :-) 

こういう坂もいいよなあ、遊山遊山。父の友だち(高校時代に巫女をやっていた美人)にオススメされた御朱印帳も、ここでばっちり手に入れていた。お筆が見事。そして最後に「お寺の参道を小学生が通学してる!」と、そのかわいらしさに感動してました。◆


■2月29日

今年は暖冬で雨も雪も少なかったのだが、2月になってそのツケを取り戻すかのようにずーっと雨が降っている。川沿いの道を走っていると道路から見えるほど水位が高いことに驚いて、車を止めて眺めてきた。滔々と流れる水はこわいな。雨、雨、雨。町のすべてがにじんでいる。 

近年どこのスーパーもネット販売をやってるが、人の注文をカートに拾って歩く現場は大変だよなあと同情する。自分ちの買い出しだって小1時間はかかり、終わるとフーと一息つきたくなるもんね。「その仕事キツイよねえ」と声をかけると、学生バイト風の子がYeahと笑っていた。




■2月29日             ブギウギの幸せ

#ブギウギ はいくつかのピークを経て幸せな結末への滑空をのんびり眺めてる感じだが、それにしても福来スズ子の魅力は増すばかりだなと毎日思う。本作前から好感を感じていた趣里さんは予想を超えてくれた。素晴らしい。そしてその魅力を今日山下さんが、語り切っていたなあ。ありがとうマネージャー。



■2月29日              祝賀してる場合かブルーインパルス

北陸新幹線の延伸を祝い、ブルーインパルスが飛ぶのだそうだ。311のとき「九州新幹線全線開通祝賀CM」が放映中止になったことをあとから知り、動画で見てその美しさと思いやりに涙を流したことを思い出す。日本は本当に変わってしまったと思う。

◆JR九州 九州新幹線全線開業 祝!九州縦断ウェーブ CM 総集編 - 180秒 youtu.be/0sjVi0wSs50?si


2ヶ月経っても多くの人が体育館で寝起きし、新幹線開通のために二次避難所のホテルを出された人たちが半壊の家で眠るための寝袋がモンベルから寄付されるというニュースがTwitterに流れてくる。NHKは「震災にも前を向いて」的なトピックだけを伝え、こうした復旧の遅れは報じない。

娘はTVを置くならNHKとの聴取契約が必要とアパートの大家に言われめんどくささにめげて、自室にTVもない静かな生活をしている。NHKは国民にそうして納税のような義務を負わせながら、BBCのごとく政府の邪智無能を論じ叱咤し国民を守ってはくれないのだから腹が立つ。

先だっての東京の雪の日、防水ブーツが必要だから近くのMont-Bellというアウトドア店で買うと娘がいうので、そこは災害のたびに人助けをするえらい会社であると教えると喜んでいた。買ったのはかわいらしいゴム長だった。私もモンベルの寝袋やテントを使ってたよ。