2026/03/17

【まとめ26年2月前半】美しきポートレートレンズLUMIX 42.5mm

「フタリコラ大ヒット中」「春の中望遠レンズ」「高市人気を支えているもの」「成瀬は天下を取りにいく」「戦争準備総理大臣」

■2月1日            フタリコラ大ヒット中

週末は【アグリコラACBAS】。ちっともうまくならないのだが笑っちゃう楽しさ。俺の牧場はギチギチに狭く、奥様の牧場は広々と美しい。

5戦目にしてバランスよく配した建物と放牧地で4種の家畜をコツコツ殖やす会心の牧場を作れ、46点というナイスなスコアで初勝利。楽しー! 30分でこの深みと面白さは他にないなー。さすが大傑作の弟分である。

■2月3日                     美しきポートレートレンズ

今日も雨。――あ、ウィンドウにきれいな人がとサッと撮らせてもらうと、通りの反対側で傘を差し歩く子供たちにフォーカスが合っていた。

美しい。LUMIX GF10 + LM42.5mm F1.7。ウィンドウ席にいてくれたレディのおかげで、この新レンズの生涯ベストがもう出てしまったかも。 pic.x.com/JF2f9EuxRE


■2月3日                       ばけばけが差別を描く

#ばけばけ髙石あかりは憤怒の表情がすごい。久々に見た。このドラマでは初めてかもしれない。父上が誰か暴漢に殴られたなんて。世間の噂というどうにもできないものが、どうしようもなく腹立たしいという気持ちが吹き出してきそうだった。

そしてヘブン先生の爆発。世間の差別というどうにもできないものへの、どうしようもない怒り。これが今、日本で起き始めていることなのだ。

奥様と日本に少し住んでいたとき、紙くずを庭に投げ込んでいく因業オヤジが近所にいた。一度奥様が現場に居合わせ Hey! と大声を出すと「○×○×!」と彼女には分からぬ罵声を浴びせてオヤジは立ち去り、以後嫌がらせは止まったのだが意味が分からない。それを思い出したな今日。

#ゴールデンラジオ#深澤真紀さんが、「関東大震災での加害や内なる差別に向き合ってこなかった日本」という話の中で今の選挙演説に話が及び、「聴衆の中にもさまざまなルーツを持つ人たちがいるのだと分かってほしい」と、声を詰まらせ訴えていた。どうにもできないものへの、どうしようもない怒り。 

■2月5日                   春の中望遠レンズ

雨が上がり暖かな日、PL5+LM42.5mm F1.7で少し歩いた。家の中ではあまり使い道ないレンズだが、中景を撮るとやっぱりすごいなこれは。おおと声が出る写り。ヒナギクももう咲いていた。

昨日今日と15度の真春日。週末はまた雨のようだが、ウンザリさせられた冬の雨がだんだん減っていく。ピカが窓際の椅子で日差しを楽しみ外を眺めていると、春だなあと思う。(EM10mk2+LUMIX 42.5mm F1.7) 


■2月6日                  高市総理の悪口をいうなキャンペーン

2004年頃は清志郎も筑紫哲也も生きていて、まだ選挙に希望があったんだなと悲しくなってしまう。安倍以降は投票で権力に抗うことが深刻に必要な時代となり、もうこんな風に笑っていられない。大衆が投票すれば世の中よくなるという希望すら、高市旋風がかき消そうとしている。

投票直前、全力高市総理の悪口をいうなキャンペーンが盛んに行われている。芸能人も「高市さんは批判をしない」などというバカげた発言を多数していた。野党蔑視、中国敵視、男女別姓反対という彼女の存在自体が民主主義への批判なのだと分からないのである。プーチンだって習近平だって国内反体制勢力の悪口など言わない。粛清するだけだ。それが権力というものなのだ。

のんきだった昭和の頃、カルチャー好きは保守反動を嫌い、右翼といえば街宣車の変わった人たちだった。今あの頃の右翼と思想が同じ参政党や高市早苗が大衆に支持される。この日本の傾きを、若い世代はもう実感できないのだろうか。このままでは権力のなすがまま。

■2月9日                   高市人気を支えているもの

衆院選自民圧勝、立憲全滅。ハア。

←この「大谷さんと高市さん」ツイートは本当に、「高市人気」というものの完璧なサンプルだと思った。日本人の多くはこれほどまでに非政治的で、権力や責任というものすら理解していない。公民教育が悪いのだとしか言いようがない。

高市総理を「君らを舐めてる腐った大人を裁いて信じられる大人」だと称賛する芸能人すらいたそうだ。どこをどう見たらそんなことが言えるのか。この選挙は本当にビックリなことばっかりだ。歴史的な選挙の劣化だ。

リベラル連戦戦連敗はいつものこととはいえ、負け方というか自民の勝ち方やトンデモ党の躍進が日本そのものの劣化を表していて、やはりめげる。高市さんが歴史的圧勝で、枝野さんがただの市議に負けるのか…と。これはめげる。

「日経が高市批判してももう届かない、それがオールドメディアというもの」というラジオ識者の声と、「ショート動画がすべて(若い層の投票行動)を決める闇将軍、これはさすがにひどい」という政治くわしい高校生のツイを見た。日本の新聞TVは現状報告しかできなくなっている。もうペンの力などない。負けたのは中道改革とメディアである。

■2月10日          YAMAHAのブルーギター

娘と久しぶりに楽器店に入った。いいかい、中韓が電機と車で追い上げてきても、感性がモノをいう楽器は日本に限るのだよとROLAND、BOSS、KORGを指差す。このYAMAHAギターがカッコよかったなあ。テールピースが昔のギターっぽい。 





2つ隣の町ポートムーディ、『将軍』のロケ地である。林の向こうに見える港に「網代」のセットがあったのだ。撮影前に関係者面して中をちょっと覗いたもの。(OLY PL5+LM42.5) 

LUMIX 42.5mmはほんとすっきりとしたいいレンズだ。開放で隅々まで美しい。寄ってマクロも撮れる。このレンズは店頭で初めて見て小ささに驚いて、その場で買った。レンズの衝動買いは初めてだ。

虫や植物を撮らない俺は昨秋中野フジヤカメラで買ったOLYMPUS 30mm Macroを結局使わなかったので、それを下取りにこれを買った。中野からバンクーバーまで旅をさせてしまったMZ30Macroは、即売れていた。ほしい人に無事渡ってよかった。

衝動買いしてカメラにつけて撮り歩きながら、――ん? こんなちっこい単焦点なのにレンズに手ブレ補正入ってんじゃん! と気づいて笑った。(←知らないで買った)。効きは弱めだけど、明るくてシャッタースピード早いので十分。えらい。LUMIX 42.5mm F1.7 。


■2月10日                    成瀬は天下を取りにいく

#KindleUnlimited で『成瀬は天下を取りにいく』を読んだ。たいへん面白く、西武で感動させられ、大津・膳所駅・琵琶湖にものすごく行きたくなる秀作だった。究極のご当地小説なんだろうな。朝ドラみたいな。日本の地方都市はカワイイ。長野市も昔はデパートがたくさんあった。 

「ありがとう西武大津店」と「レッツゴーミシガン」のまっすぐな地元愛は感動的だ。成瀬あかりは、自閉傾向のギフテッドな少女をやや理想化した人に思えたが、彼女に反感を抱く学友もカウンターとして描くバランス感覚が作者にはある。

最後の章の主語というか成瀬の人格設定が揺れていて(※)、あれれとなった。これはひょっとして編集者のチェックが入らないネット小説の書籍化とかそういう感じなのかな……と読後調べると、筆者は大津在住で、これがデビュー作らしい。西武の第1章で章を取り、以降は書き下ろしなのだそうだ。

そうか。完璧に整えフィニッシュするよりも、情熱を持ってあの章を書きたかったんだろうな。その愛情はとてもよく分かるのであった。ラブリーであった。

(※後日②成瀬は信じた道をいく③成瀬は都を駆け抜けるを読みこの①を読み返して、やはり最後の章の成瀬だけが性格揺れているなと思った。しかし傑作短編集なのは間違いない)

■2月12日               町の名写真家

近所の池を散歩すると久々にカワウソがいて、町の名野鳥写真家ネス氏が撮っていた。俺のレンズでは遠くて撮れないので、俺はネス氏を撮っていた。自転車で移動するかわいいオジサンなんである。EM10mk2+LM14140 pic.x.com/6nGfRY3tic


■2月13日              猫フードを寄付

うちのピカは一般庶民缶フード・フリスキーズを10年以上食べてきたのだが、初めての病気(膀胱炎)を機により添加物や高齢猫によくない雑成分が少ないという高めのブランドに切り替えた。大量に残ってしまった庶民フードは、ピカをもらってきた動物保護協会に寄付してきた。病気は完治している。いいもの食べて元気でいてくれ。


■2月15日                  戦争準備総理大臣

高市首相が「継戦能力の強化」と突飛なことを言い出した。彼女は戦争を具体的に用意し始めた戦後最初の首相である。この危うさ。そして海に囲まれた日本の防衛が、弾薬を使い最後の一兵まで戦う持久戦になるわけがないではないか。このとことんアナクロな政治家『高市想定戦争 』のバカバカしさ。こんなものに日本は命運を預けてしまった。悲しい。

今日義父から奥様に電話がかかってきて国際情勢の話となり、「日本の首相大丈夫かアレ。相当に handful (手のかかる面倒な人)だな」と彼が言ったそうだ。うまい言い方だなあw カナダのガチ保守爺だったんだけど、今の世界のありさまに中道化してるんですギフ。 



2026/02/17

【まとめ26年1月後半】在外投票2026:見返りは民主主義と新レンズ

「中道改革の盛り上がらなさ」「高市人気の空虚さ」「物寂しい『俺たちの旅』SP」ほか

■1月15日                惜しかったYongnuo 25mm

【2025年カメラレンズ売買記録③】6月、42.5mmがよかったので同Yongnuoの25mm F1.7もゲット。これはセンターの写りが素晴らしくAF早く、LUMIX G 25mmよりヒットを量産してくれたのだが、F4まで絞らないと端の描写が悪く売却。せめてF2.8で全面完璧ならキープしたが、惜しいレンズだった。 pic.x.com/XUbjgMN0wX

 

25mmはyashi-pさんがLUMIX 25mm F1.7を使っていて、自分はすぐに手放してしまったあのレンズの古い没写真を掘り出してみたら、すごい写りのものがけっこう多かった。フォーカス合うとパキパキにシャープだな。

俺のLM25の写りが悪かったのは、GF5/G5という古いISなしカメラたちで使っていたゆえのフォーカスの甘さだったのかも。チャンスがあれば買い直したい。

■1月16日                 替え玉ブラヴォーかまってちゃん

#替え玉ブラヴォー これは究極のかまってちゃんの話だったんだ。まさかあの宅配兄ちゃんにまですがるとはw 彼は「半分青い」の鈴愛の初恋相手?だ。あのとき同様(え、この人なの?!)という絶妙な意外感を出してくる。しかし今のところタイトルが合わないですよね、拉麺ドラマかと思うよ

しかしあのAIクソ人生相談アプリよw 俺も昨日「AIって俺が言ってほしいことしか言わないよね」とAIに書くと、「AIは時に正解を出すことよりも、会話を成立させることを優先して過度な迎合(Sycophancy)という現象が起きます」と言ってた。一人でそうだよね、そうだよねとエコーチェンバーに入れちゃうのだ。気をつけねばならない。

しかし北香那さんには驚いた。涙で顔がパフパフに腫れている。朝ドラの発音エエおリヨ様もよかったし、あれほど取り乱したエクストリーム錯乱悪女でありながら笑わせてくれるなんて、まるでかわいいマンガキャラである。これはすごい才能なのでは。 

 

■1月16日             冬の晴れ日のうれしさ

希少な冬の晴れた日、暖かい。ただの用足しに歩いていても光がきれいでうれしくて、パチパチ写真を撮ってしまうのだよ。(PL5+LM1442PZ) 



ここもきれいだ。秋に町で一番きれいな紅葉をつける巨木。LUMIX PZ 14-42mmは風景を撮るとカリカリにシャープである。空には鳥たち。

 

日曜日、久しぶりにバーガーをテイクアウトした。西の空がきれいだ。振り向くと西日を受けてゴールデンイヤズ山もクッキリ。冬至を過ぎて、日がわずかに伸びてきたなと感じる。(PL5+LM1442PZ) 

#カバーズ ラブソング。1コーラス流れた郷ひろみの「駅」が素晴らしく、改めて彼の紅白ラストでは億千万じゃなくエエ歌を歌ってもらいたかったと、しつこくも思い出していた。絶対日本が感動したでしょ。◇森崎ウィンの、日本であまり見たことない感じのしゅっと大きく動く振り付けがカッコよかった。 

■1月18日                  中道改革の盛り上がらなさ

朝NHKをつけると選挙が公示され、ニュースが完全に選挙モードになっていた。怪訝な顔をする家族に、「自民党がまた解散総選挙やるんだよ。日本の政治家は政治より選挙のほうが得意なので」というと呆れていた。参政党党首なんか生き生きしてるよね。

あまりにも凡庸なこの…
政局激動であっと驚かせた中道改革だが、発足してみるとアピールするものがない。野田、斎藤代表の会見はどちらも歯切れ悪く中道をいうだけで、特に打ち出すポイントもなく会見は盛り下がっていた。これほどの大勝負に出たのだから、なにか華々しい花火を上げたら良いのに。

中道政治とはすなわち「行き過ぎたものの是正」だろう。自民党一党独裁の修復、たとえば「保険証は廃止しません」は分かりやすいアピールになる。恣意的な解散権抑止とか、内閣人事局の権限抑止とか、左派中道有権者がイラついた安倍強権政治の遺産はたくさんある。なにかを変えるとは言ってないわけで、つまり公明党が自認していた「自民党のブレーキ役を、より強く」というのが期待される役割なのだと思う。それで評が集まるかは分からんが。

玉木氏は嫌民主/嫌リベラルという日本独特の有権者層にマーケティングをかける、政治コンサル業なのだと思う。今般の中道新党に対する #ニュース7 でのコメントも、いつも通りの高みからの冷笑だった。維新藤田氏も同類というか、その関西版。 


■1月18日                高市人気の空虚

解散会見で高市総理は、高市早苗への信任投票だと言っていた。常に自民党内論理のみで総理を決めながら、自己都合解散では国民に問うと詭弁を使う。この身勝手さをメディアはなぜそうですねと受け入れるのか。信任投票ならば争点は「このまま中国と国交断絶するか否か」だろう。

若者と接する人たちから、『高市さんは「高市さん」として見られていて、「自民党の高市早苗」とは見られていない』『世界のリーダーと渡り合っていて頼もしいと捉えられている』と、ショッキングな話が伝わってくる。安倍高市ラインがいう「世界の真ん中で輝く外交」とはまさにトランプぴょんぴょん、メローニハグハグであり、それが完全に効いているんだ。やはり政治は国民を映す鏡としか言いようがない…。これは、日本の未来はもうダメかもしれんね。


■1月19日                 クマの爪は恐ろしい

昨秋クマがうちのロックされたゴミ箱を開けようと暴れたのだが、その時の爪痕がシャープでささくれ指を切りそうで危ないので、サンダーをかけて角を落とした。BCのクマは人には干渉してこないけど、恐ろしい威力ですね🙁

クマはクロクマで、おとなしいのでニュースになりません。バッタリ出くわさないよう気をつける程度。

■1月19日             ユーミンカバーは名盤

うちの娘は椎名林檎の歌で「翳りゆく部屋」を覚えた。「愛をー遠ざけたのォオオオオ」。あのユーミンカバー盤は世界最高のカバー盤の一枚だと思う。「セシルの週末」もいい。◆椎名林檎 翳りゆく部屋 youtu.be/STK5YgDB8ns?si…

俺はスピッツの存在もあのユーミンカバー盤の「14番目の月」を聞いて知った。なんだこのバンドすごい何者! と彼らの曲を探しに行ったのです。◆スピッツ - 14番目の月 youtu.be/ocXca_oFXTY?si…


■1月22日                       軍手猫ブラシ

【軍手猫ブラシ】猫ブラシがだいぶヘタったので買いに行き、軍手型を見つけ買ってみた。一度でどえらい量の抜け毛が! こんなによく取れるものなのかw 体をグワシと包むようにブラシできるから効くのかも。

■1月22日                      山本太郎辞職

健康上の理由で山本太郎議員辞職。山本太郎は矛盾した存在だった。自民政治で民が苦しむ日本を変えたいという熱意に疑いはなかったが、一貫性を求める側から見ればイエローカードな場面も多かった(右派からの評価なぞ論外)。自分も迷い、れいわに投じることもあれば、見送ることもあった。彼の根底にある思いに疑いはなかったが。

俺が子供の頃の社会は寛容で、『バイトくん』の学生デモやドリフの「立て万国の労働者」という左派ギャグに笑っていられた。れいわ初期の山本太郎は攻撃されながらも、あの愛すべき熱量とユーモアがあったと思う。近年の険しい人相はつらかった。選択も攻撃的に過ぎたと思う。お疲れ様。お大事に。

 


■1月23日                  日本のポップが今ひとつ分からない

『星野源と松重豊のおともだち』で星野源がシカゴ「Saturday in the Park」を選んでいたけど、アメリカからは消えてしまったあのアナログでふくよかなポップを、星野源がやってみせればいいのになと思った。彼の音楽は先進的で品質高いCD的なので。

はちみつぱい「土手の向こうに」もそう。こういう70年代日本音楽を俺は大好きで、再発見再評価されてないことを残念に思うが、それが好きなら星野はポピュラリティある音楽家として、あの感じを自分でやりたいとは思わないのだろうか。森山直太朗はやっている。

しかし星野源と松重豊は趣味人として超一流で、未知のものに光を当てるキュレーターとして最強だな。この番組はそこに意義がある。現代のDJなのかも。 I am a DJ, I am what I play(俺はDJだ、かける曲こそ俺なのさ:David Bowie)


■1月23日                     物寂しい「俺たちの旅」SP

Tver『俺たちの旅 十年目の再会』(1985年)みんなかなり老けていて、昔の30代はこんな感じだったのかと思った。岡田奈々だけ絶頂の美女。そしてバブルの商社マンらしく景気良さそうなカースケと変わらぬグズロク以外、みんな田舎に引っ込み鬱屈しているらしい。なるほどな、あの70年代の貧乏な楽天性はやっぱり薄れていくのかという時代感があった。 

 

ワカメの嫁が70年代学園ドラマの脇役の人でなつかしい。…田坂都だ。キュートだよなあこの人。しかしキャリアウーマンの道を選んだはずの洋子がなぜかまったく充実の人生を掴んでいなくて悲しかった。このドラマは、美しく報われぬ女ヨーコを偏愛する制作陣がいたのだと思う。

  ◇    ◇    ◇

『俺たちの旅 二十年目の選択』(1995年)カースケが十年目よりさらに、なんというか吉祥寺時代に拒否していたような王道ビジネスマン人生を送っている。妻が石井苗子だからキツイ。この人役者じゃないだろキャスターだと検索したら、きのこ雲騒動でNHK会長を詰める維新の右翼政治家になっていた。 

「津村くんが右派政治家と結婚するなんて!」とヨーコになじられるカースケ。いや正確にはそんな台詞ではなかったけど、大意そういうSPドラマだった。そりゃそうだよ。

「人間なんてララララ」と吉田拓郎が流れる。まあこのドラマなんで最後は、いつまでも友情は変わらないとなると思うが。 

ともあれ洋子が幸せというか、不幸ではない人生を手に入れていたことにはほっとした。10年目はあんまりかわいそうだったから。

『俺たちの旅 三十年目の運命』(2003年)カースケは元の気のいいフーテンに戻っていたが、息子との関係に苦労していた。オメダが芝居うまくなっててうれしかった。

◇      ◇      ◇

この10年起きのSP三部作は時代感は面白かったが、オリジナルの楽天性をなくしていてつらかったな。「俺たちの旅」はやはり40数話の壮大なダラダラ無駄青春ラプソディだからよかったわけで、この10年ごとのSPは、戻らない日本の楽天的な時代だけをしみじみと感じさせる。

Geminiに放送時の評判を聞くと、「同窓会ドラマとしては残酷すぎるが、これも人生だ」という評価だったそう。「キラキラした思い出を壊されたくない層(俺だ)からは不評もありましたが、自分たちと同じように苦労しているカースケたちに、視聴者がある種の連帯感を感じた作品でもありました」。あまり連帯感など感じはせず、あの頃のままでいてほしかったとだけ思う三部作だった。


■1月29日         【在外投票2026】見返りは民主主義と新レンズ

#在外投票】バンクーバー領事館に行ってきた。あいにくの雨ながら、これまでで一番多くの投票者が並んでましたよ。これはカナダから、反戦と繁栄を願う票がどんと届くのかも。領事館近くの電線には、平和の鳩が止まっていた。

最寄りのコキットラム駅から領事館まで1時間、投票約20分、そのまま走ってバラード駅へ戻れば90分有効の電車チケットで追加料金払わず帰れるんだけど、せっかくバンクーバーまで来たんだからと盛り場グランヴィルストリートを撮りに行った。

戦前からあり、今も現役のオルフェウムシアター、ヴォーグシアター、カッコイー! アールデコなネオンが美しい。古い建物残すのはえらいよな。東京はどうなっていくんだ、いつ行っても工事中で。

LUMIX GF10+LM1235。12-35mm F2.8の写りはすごいね。等倍で隅から隅まで見渡して、左下にも女性が歩いていたのかと描写の細かさに感動するレベルだ。F2.8の開放で、傘を差した片手撮りスナップで!  軽いボディと重いレンズの相性がいいのかぜんぜんブレない。IBISのあった前機GX9よりブレない。



帰路。雨だから写真つまらんよなと思っていたのだが、LUMIX のLモノクロで都会を撮ると、色のない街から緻密な線と光が浮かび上がり気持ちよかった。MLSサッカー・ホワイトキャップスのBCプレイススタジアム、子供が小さなとき何度も連れてきたサイエンスワールド。




   ◇    ◇    ◇

そして帰りにいつもの地元カメラ屋に寄ると、なんとLUMIX 42.5mm F1.7の激安があった。このレンズはチェックしたことがなかったが、店頭で見てその小ささに欲しくなった。カバンに入れてあった、日本で買ったきりほとんど使ってないMZ30Macro下取り+$40で買えてしまった。やっ・た。



このレンズもすごいね! 交差点の向こうの人を撮って、背景がうっすらきれいにボケている。俺のマイクロ4/3史上最強のポートレートレンズだ。これは遠路はるばる #在外投票に行ったご褒美だろう。「#見返りは民主主義と新レンズ(共産志位さん)」なのだ。

LUMIX 42.5mm F1.7はLM1442ズームより小さい。このサイズで85mm F1.7は信じがたい。やっぱりマイクロ4/3のレンズの小ささは美である。こういう比較写真を見るとよく分かる。同じ85mmでこの違い。

買ってGF10につけ撮り歩きながら、「あれ? これ手ブレ補正効いてる?」と気がついた。明るい単焦点なのにでレンズISが載ってるとすら知らなかったのだ。小さいのにえらいなー。GF10につけて町をスナップするのに最適じゃん。うれしい。

■1月31日           オリンピックがやってくる

NHK『名場面 冬季オリンピックSP』を見始めたら、忘れていた名場面が甦りウルウルが止まらない。長野五輪時はMウェーブ近くに住んでいて、清水や原田の決勝を奥様とTVで見ていた。長野の町をこの3位のカナダ選手が歩いていて、おめでとうと声をかけた。俺は英語ボランティアとして選手家族のお世話もした。メモリーズなのである。