2021/07/23

パンデミック明けのバンクーバーアイランド

7月18日      ビクトリアへ

州内旅行が解禁されて一月、フェリーで去年の夏以来の旅行中。もう1列ごとに座るとかの制限はない。マスクももうしてる人の方が少ないな。そうなんだー。 



フェリーに黒猫のジジが乗っていた。えー! こんなとこでなにやってんの! 首輪が付いてるので飼い主も同乗してたのかな。子供ら大喜び :-)



というわけでBCの州都ビクトリアにきております(州都はバンクーバーじゃないのだ)。昔来たとききれいなところだなと思ったが、今日も感想は同じ。明日観光をするので、きっとこの町のことがもっとよくわかるのだろう。とりあえず娘がイトコとバカ笑いしてるのを見て写真撮ってるのが楽しい。 

7月19日     博物館と植物園

旅行2日め。ビクトリアのホテルは州議事堂の隣。徒歩1分で議事堂とはすごいねへーと笑う程度だったのだが、BCの大活躍コロナ担当者ボニー博士がここにいるかもよと娘がいうので俄然興味が湧いてきた。ボニー博士お世話になっております!

朝はBCミュージアムへ。1階の原始動物と水生生物フロアは、生きてる動物がいる水族館に比べたらどうということはない。しかし2階のアボリジニ文化の展示がすばらしかった。



BCのアボリジニ関連展示はどこも彼らがどれほど優れた美的センスを持つ人々かと強調するのだが、ここはどんな村がありどういう暮らしをしていたのかという生活展示が充実していて面白いのである。機械文明流入以前の北米原住民の生活自体に感銘を受ける。こんな立派な漁村があったのか。



そして欧州文明が入ってきてからのBCの変遷と、ゴールドラッシュの炭鉱の展示。西部劇時代のポートムーディ(うちから2駅のご近所)の町や貧困の色漂うチャイナタウンなどが再現されており、見どころ満載であった。 いい博物館だ。えーそうだったのと声が出ちゃうミュージアムが一番えらい。





午後は有名な植物園ブッチャートガーデン。きれいだけど、メイン部分はバンクーバーのバンデューセン植物園と変わらんかなと思う。しかしバンデューセンにはない日本庭園は、水の流れる坂道をうまく使っていてデザイン秀逸だった。写真撮影で一番お客も渋滞する園内イチの人気の場所となっていた。



やっぱりコロナ前は日本が観光大国になっていたのもわかるなという、誰もが憩うこの風景。バンデューセンもこれ作れ :-)



今回の旅は、脚が弱ってあまり歩けなくなり出不精の義母さまを、奥様たちが説得し連れてきた。出発の朝、あれを忘れたこれを忘れたやっぱり無理だ、邪魔になるだけだから置いていってと泣く義母さまを、いいからワガママ言って邪魔になればいいんだからと奥様がなだめすかし笑わせ車に載せて。

 

島で歩く場面は全部車椅子に載せ連れ回った。ブッチャートガーデンでは、俺たち同居家族に彼女の世話を任せっきりなことを気にしているのか義姉(奥様にそっくりなサングラスの人)とその娘が、坂道もよいしょよいしょと車椅子を甲斐甲斐しく押していた。本人も周りもやっぱり予想通り大変だったが、娘たちのあの笑顔を見ればやっぱり頑張ってよかったのかなと思う。


7月20日  バタフライガーデンと昆虫学者ガール



最終日、バタフライガーデンへ。父と同等のM4/3カメラを使うムスメは白黒写真をテーマにしていて、あざやかな緑や花や蝶もすべて鮮烈な白黒写真にしている。カメラの撮って出しではなく後処理で階調と明暗を調整してるので、コントラストが強烈でエッジーで素晴らしい。ほんとストライキングだ。アーティスティック。



左はなんと蝶が逆さに止まっていたのを撮って、後から上下回転させたそう。言われてみると果実の下にツルがある。すごいアイデアだ。 そして木漏れ日のリリカルさが、色のある写真よりたしかにくっくりと写っている。


(飛び石を取るムスメと…そのムスメを撮っていた父)

で俺はそういう彼女が写真を撮ってる姿を追いかけて撮ってました。イヤ親バカだからではなくて(笑)、若きアーティストはカッコよくて絵になるから撮りたくなるじゃないですか。しかし同じ瞬間に撮って娘の写真のほうがずっと良い。カメラを縦に構え樹木も飛び石も見事に捉えている。




特にバタフライガーデンで蝶を撮ってるときの娘は、麦わらにメガネとマスクという格好がマッドな昆虫科学者っぽくて、実によかった。光が大きなメガネに反射するとさらにマッドサイエンティストっぽくてイイ(笑)。



俺ももっとアーティスト風に写りたかった(笑)。中腰姿がカメラおじさんそのもので笑った :-) ◆

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