久しぶりにコキットラムのカナダデイ(建国記念日)フェスに行ってきた。サブステージでこのすばらしいバンドに遭遇。50’sアメリカのアンドリューズシスターズみたいな軽妙女性3声コーラスで、自作のシリー(おバカ)な歌を歌いまくり最高でした。
彼女たちは CD を出してるバンクーバーのインディーバンドらしいんだけど、曲もいいし演奏もいいしパフォーマンスもかわいいし、なにしろ歌がうまい。ほんとカナダ女性(というか白人女性)って歌がうまいよなあと思う。太く強い声帯を柔らかに使っている。
この曲では皆のステップの見事さかわいさに惚れ惚れした。ステップすごいすよホント、だまされたと思ってビデオを見てほしい。ラグタイムバンド界のパフュームといえる :-)。トランペットの女性はいま出産間際だそうで、「あまり元気に踊ると産まれちゃう!」とハアハアいってた(笑)。皆さんメガネをかけてインテリげな雰囲気があるのもイイ。
名前の通り家族でやってるバンドらしく、「スチールギターのアンクルは有名なのよ。彼の助けを得られて私たちはラッキーだわ」と言っていた。カントリーバンドか何かの大御所なのだろう、たしかに見事な腕前だった。ベースはバケツにほうきと弦を張ったおかしな自作楽器を使ってながら、ちゃんとベースラインを弾いていた。
このクリップでは小さな子供のいる家で、小さな楽器の音でサクサクと小気味よいリズムを鳴らし素晴らしい歌声で歌ってる。お母さんたちのバンドなんだ。いいなあ。
このクリップもシチュエーションはわからないんだけど、自宅玄関で週末にやってんのかな。音を聞きつけて近所の人たちが集まってきてガヤガヤと。カッコいいなあ、歌えるっていいなあ。こういう音楽の楽しみかたって一種理想な気さえする。
これだけクオリティの高いパフォーマンスを見せながらこういうジャンルだからかぜんぜん無名なようで、Youtube の動画再生数も少ない。しかしこの手のフリーコンサートで見たバンドで白眉のよさだったな。メインステージの方でヒット曲メドレーをやってたコピーバンドなど、彼女らに比べたらゴミだったっすわ。◆
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