2019/03/16

夢の農場スターデューバレー日記②谷間の効率中毒

1月7日

バンクーバーで食事会。親戚にボードゲームとSteamの両方をやるゲーマー女子がいるので、「私と奥様は スターデューバレー にめっちゃハマっている」というと、「オーイエス! 私はいま7年目春よ!」と大喜びされた。この子とは去年はゼルダの話で盛り上がったんだよな。いつもうちは1年遅れだ :-)



写真の市営農園の畑を借り奥様とシェアしてる友人もいたので、「スターデューバレーというすばらしい農業ゲームがあってね」と説明したが、ゲームをしない人なのでまるっきりピンときてくれなかった。「肥料まいて種まいて水まく以外何をするというの?」。いやそれだけじゃないんだが、一言では伝えられない。

奥様はようやく俺が勧めていたバックパックを買ってくれ、有効利用している。いま(これも嫌がられつつw)お勧めしてるのはジョウロの強化。「銅ジョウロで3マスずつ水やりできれば、水やりがよりクリエイティブでより楽しくなるんだよ」。ほんとそう思うのだ。 pic.twitter.com/M3o1u6pATe


1月8日

俺の谷にも春が来て忙しい。食欲過多な牛とチキンが牧草を植えても植えても食べ尽くしてしまう悩みがありいろいろ調べたのだが、こうしてロットを分割して日替わりで動物を誘導し、片方ずつ休ませるのがいいみたい。 pic.twitter.com/WfPEKCW7f8



スターデューバレー 「つまり食べられちゃう量より牧草が繁茂する量が上回ればいいんだ」と調査結果を奥様に報告すると、彼女もなるほどと合点する。このゲームをやっていて感動するのはこういうところで、この谷の自然法則がちゃんとあるのだ。俺たちはビギナー農家として走りながらそれを学んでいる(牧草地の広さは、動物が増えるとこれでもまだ足りなかった)

俺の研究報告を受け、奥様が大雨の中牧草地レイアウトの大変更を行っている。動かせない畑や果樹もあり難しいが、こういうところがもっとも創造的で楽しいんだよね :-)

奥様ファームでは果樹園の大きなオレンジが輝いている。いまはワインやジャム作りに燃えておられる。よその農場を見ていると、自分とこもああしたいこうしたいと夢が広がるな。農場経営が安定するにつれ農作業はルーティン化するが、マイ農場を改善したいという情熱は尽きぬよね。…てなことを俺は農作業中の奥様に語りかけるのだが、集中しすぎていて返事がないw 返事をすると何かを間違えるのだそうだ。はは。pic.twitter.com/ngFVqh8Ci5

しかし彼女が生産したジャム類の豊富さよ。ゲームも2年目になるとお金はあまり必要ないので、村人へのプレゼント用に貯蔵されている。美しい。スターデューバレー pic.twitter.com/tD8mbq7TsF



奥様は秋祭りの農産品コンテストにこの自慢のジャムとワインを9品持ち込んだのだが、なんとぜんぜん評価伸びず3位。どうやら新鮮野菜のほうが評価が高いらしい。奥様怒り狂っておりますヤバイwww

1月10日

2年目夏。春にやれたアップグレードは牛小屋拡大とヤギ導入だけなのだが、季節ごとの畑のデザインがやはりなんとも楽しい。スプリンクラーも増えてきたので手間いらずのコンパクト畑を作った。自分で水まくのは下の9x4畑だけで済む。よし。タイマツを立てれば夜も働けると発見。きれいだ :-) pic.twitter.com/rZQw9y6for



2年目実りの秋の奥様ファーム。朝から晩まで農場内を駆け回る働き者なので、果樹とジャム業を含めた農業収入がえげつない。ついに農業だけで1万の大台超えw 炭鉱には一切行っておらず、この潤沢な資金力で金鉱石を買いまくり、道具のアップグレードを為している。農本主義です! pic.twitter.com/B1EtSDrwSB




1月11日

2年目に入り牧場の柵があちこち朽ちてきた。牛たちが逃げ出す前に修理せねば。材料も道具もあるので直すことはぜんぜん苦にならない。むしろこのちょっとした余分の労働がリアルでうれしい :-) しかしやりたいことが多すぎて、時間だけが足りないのだ!(うれしい悲鳴) pic.twitter.com/KTPnyd35JC


1月13日

スターデューバレー 奥様が公民館の妖精の食品リクエストをコンプリート。公民館の妖精モグラたち(?)も当初のように逃げたりせず、うれしげに足元を歩いている。「みんな私を愛してるのよ。これだけ願いを叶えてあげてるんだから当然よね」と奥様うれしそう。はは。 pic.twitter.com/kvLNdBT0vs


スターデューバレー の冬の音楽は、すごくファイナルファンタジーっぽい。特に後半は完全にFF7で、うあーとあのゲームの思い出が甦る :-)。全体に音楽は(このゲームのインスパイア元となったという「牧場物語」ら)少し昔の日本製ゲームっぽい。良い。youtu.be/AiX1dBfmftA



1月14日

スターデューバレー どんどん朽ちていく木の柵に業を煮やした奥様が、ヒマな冬の時間を使い全部石の柵に置き換えた。しかも小屋の前だけだった放牧地を下の池の方までずーんと広げて面積3倍に。広いほうが牧草が殖えるし動物たちもハッピーそうなので、いいアイデアだと私も真似している。 pic.twitter.com/VTuX5Ogi68







奥様の農場を見ていても楽しいし、Youtubeで人の農場を見るとまことに発見が多い。放牧地に柵を儲けず家畜を完全に放し飼いにしている人すらいる(夕方になるとみな自発的に帰るので)。誰もがオリジナルな農場をデザインしていけるところがほんとうに素晴らしいゲーム。

1月15日

冬の牧場模様替え。一度建てた馬小屋は大工のメニューに出ないので位置変え法がわからなかったのだが、英語フォーラムでようやく発見した。どの家畜小屋の移動ボタンを使っても、すべての建物を一度に移動できるのであった。これを知りもう最適な建物配置に夢中になってしまったw


いろいろ考え、卵収集から始まる朝イチのルーティンが流れ作業でやれるように、チーズメーカーなどすべての酪農施設を小屋回りにコンパクトにまとめた。俺は効率厨なのである。実生活でも仕事の効率を上げるためならどんどんとアイデアが湧いてくるし、効率が悪いとやる気がまったく失せる。

春が来たら下の広大な放牧地に牧草を植え、秋の終わりに育て始めたトリュフ採集ブタを放とう。楽しみ。

1月17日

スターデューバレー 冬の間にすべての酪農施設を1箇所に集約した合理化農場をデザインし、自分の動線を確かめヨーシと春を迎えたのだが、大失敗だった。動物がいすぎて走れないw 仕事にならないw 机上の空論だったw 3年目に入るというにまだこんな大失敗がある。農業って楽しい :-) pic.twitter.com/cSITQZoa9a



これではどうにもならぬと壁を壊し農場改造をはじめると、動物たちがうわーいと外に出ていき大惨事になってしまった。うわ~畑の方に行かないでくれー。まあしかし動物たちは畑の野菜は荒らさないみたいだな。だけどこれはこれで邪魔で、畑仕事にならないw pic.twitter.com/ZQLR7vdsKf



スターデューバレーってこうして動物たちをハッピーにする遊び(でもある)だな。「ここをこうすればここの草を喜んで食べるはず」と考え牧場をレイアウトしていくのは、金魚の水槽を作っていた楽しさとそっくりだ。彼らの行動は予測つかず、夜帰らず畑で寝ちゃった牛がいた。困ったけど楽しい。

(日記3に続く)

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