2024/04/02

【まとめ24年3月前半】日本の従順な社会とは

「真田広之の将軍」「美しきGP500の時代」「夏帆好きハラハラ」「雇入れ健康診断のクソさ」「TVJAPANが終わっていく」「閉じたLINEとNHK」「フィルムカメラのエモさ」「春の大掃除」ほか

■3月1日             真田広之の将軍

真田広之の #ShogunFX を見た。うちの隣町ポートムーディの港が出てきてワーと拍手。右の写真の丘のあたりだろう。CGで一般の家々が木造家屋になっていた。俺が見たセットもCGで大阪の町になっていた。

セットやコスチュームはすごかったのだが、武将の設定とその名が史実と重なりつつ異なっていて、誰が誰なのかわからない。真田=家康と平=三成、マリコ=ガラシャはわかったが、荒くれ武将浅野忠信は何者…とあとから調べて本多正信と知る。本多つったら謀臣じゃんw

英国とポルト・スペインの貿易圏争い、カトリックとプロテスタントの諍いといったあたりも二重写しになっていて、日本の話なのに俺が時代背景を(原作読んでる)奥様にレクチャーしてもらう羽目にw こんな複雑な設定で米加の視聴者は分かるのかと俺はハラハラしたのだが、わからないまま見ていればいずれ分かるというドラマ構造に視聴者は慣れてるから心配すなと言われた。それはNHK大河もそうか。

で見終えて、小説版読者の奥様は「これはよくできている!」と大喜び。そうなの? よかった :-) 俺は司馬徳川モノのほうが面白いと思うが、いい人が悪人かわからぬ真田広之の造形はとりあえず素晴らしい。


■3月1日             ブギウギ音楽祭

#ブギウギ音楽祭 主題歌の生演奏がまあ素晴らしかった。エゴラッピンは当代きっての歌い手であり、歌って踊って指揮する服部氏の様子はまさに羽鳥先生、楽団操る手指の動きからして名人芸。なんでこれ紅白でやらんかったのNHKという。やるべきだったろNHKという。 



■3月2日           リスあなどれずw

野鳥用のスエット(牛脂)をリスが狙ってるので吊り下げヒモをデフォルトの4倍50cmに伸ばしたのだが、鳥が留まりやすいようにつけた枝をつたい驚異の身体能力で届いてしまうw 後ろ足も枝を掴めるんだ。哺乳類の食欲と賢さ恐るべし。枝を外すしかないな。 


■3月2日                    美しきGP500の時代

FBによく全盛期のGP写真が流れてきて、見入ってしまう。群雄割拠の美しい時代だった。海外でもやはり、メーカーとライダーの力が拮抗したあの頃のGPが至高だったという声は高いよう。片山敬済がそこにいてくれたことがうれしい。 

あと10数年前にアメリカのカーTVにローソンが出てきて、お遊びでカートに乗りレースに出るとめっちゃ速くて勝ってしまったのもうれしかった :-)

FBで昔の #GP500 の写真にFavしていたら、平忠彦の写真もどんどん流れてくるようになった。平は世界トップには少しだけ届かなかったが、乗る姿が実に美しいライダーだったなと思う。

平にはカリスマもあった。筑波サーキットの一般エリアを歩く彼を見て俺たち観客は(平だ!)と、声もかけられずフリーズしていた。


■3月3日                   「日本の従順な社会」とは

#ニュース7 新年度予算案異例の通過。#nhk_news は辻本さんの質疑から政治とカネなんて低次元な問題の部分を流さず、米軍基地問題のほうの質疑を流してくださいよ。「いくらかかりいつできるかも不明で、米軍が時代遅れと言ってる米軍基地のために税金を払ってる」と国民が知ることはめちゃめちゃ重要でしょ? 

ツイッターに流れる国会質疑ダイジェストと #NHK_News で流れるそれはいつも内容が食い違う。政権に不都合なニュースはネットでしか見られない。国民から聴取料と交付金を得ている公共放送が国民の知る権利を阻害するのは背任ではないか。なら報道部の費用は自民党から貰えよって話である。

昨日TLを流れた89年くらいの講演でチョムスキーが、「日本のobedient society(従順な社会)からは活力ある経済など生まれ得ない」と凋落を予言していた。

そもそも自民党政府がアメリカにobedientだから自動車以外のあらゆる産業が凋落したわけで、その政府交渉力の弱さ、対米国論を目覚めさせないメディア(中韓と権力批判層にだけ向けられるヘイトとしての愛国心)、政策も不景気も増税も粛々と受け入れる国民を総称すれば「従順な社会」としか言いようがない。

諸外国の政府は、自民党が与党である限り日本と議論する必要を感じないと思う。トランプの態度が典型的で、アメリカのいうことを唯唯諾諾と聞く政権が武器を買い福祉を削り増税しても文句を言わないメディアと日本国民が、自民党を通して舐められているということである。


■3月3日                     将軍2話

初回はインパクト優先でうるさかったが、2話で主要キャラの持ち味がぐっと出てとてもよくなった。真田広之は奥様に好評で、俺はマリコ様の水際立った通訳に惚れ惚れした。日英のセリフで彼女の賢さを際立たたせる脚本がいいわけである。彼女は二世俳優だろうなと思ったらやはりNZ生まれとのこと。

真田トラナガは英人捕虜に世界地図を書かせる。それを見ながらの英人の説明に、トラナガの顔色が変わる。そこがやはり真田広之よくて、ああやっぱりこの話の主役は彼なのだというソリッドな軸感が出る。戦国模様と列強アジア覇権争いの重ね焼きにこの話の面白さがあるんだなとわかってきた。

しかしもうあの時代の船乗りは、地球は丸いと知っていたのね。「フルーツのような形だ」と。そこにも驚いた。戦国ってマゼランとかコロンブスとかの時代より後なのかな。






■3月4日            来月からの日本語TV環境

3月いっぱいで日本語放送 #TVJAPAN がなくなるのだが、#NHKワールド でニュースは今も海外向けに無料配信してるのだと知った。とりあえず朝飯を食べつつニュース7を見るという長年の習慣は維持できそう。

日曜朝、BCの土曜昼間はそこでリアルタイムで「日曜討論」「のど自慢」も見れるんだ。見ないけど。

俺がバンクーバーに引っ越してきた大昔は、多言語チャンネルで週1日本語の日があったなあ。朝ドラ「ひらり」をやっていた。見なかったけど。俺の日本語TV環境はあの頃の乏しさに戻るんだなとしみじみ思う。 

まあ今はネットがあり、日本のTVも少しは見る方法があるだろう。しかし何十年も視聴し、近年までは紙の番組表も届き、自分用TVをつければいつもそこにあった #TVJAPAN が消えるというのはほんとに寂しい。ちょうど娘やその日系の友だちが学業を終え家を出た時期でもあり、時代が終わった感がある。 



■3月5日                   オリンパスの名こそ惜しけれ

寒い一日だった。レンズを1本売ってきた。フィルム、フォーサーズ時代からオリンパスを使ってるというE-M1使いのおじいさんだった。OLYMPUSの名がなくなるのは惜しい。(eM10m2+LM14-140)


■3月5日                    夏帆のリグレット

#ユーミンストーリーズ 美ヶ原だ。俺たちが憧れる夏帆が心を手に入れられない夫って…と見ていると、なるほどとことんミスマッチな夫婦なのだと描かれる。なんの役をやっても心の在り処がよくわからん中島歩wがその役によく似合う。彼女の青春のリグレットとは、かつての恋のことなのだろうか。 


■3月6日                    明るい菊地凛子

「侵入者たちの晩餐」というコメディの #TVJAPAN 録画があった。後から後からご飯に盛り付けが乗ってく楽しいドラマだった。シャープで陰気な美人役しか見たことのない菊地凛子のコミカル凡人が非常によくて、印象変わったな―。脚本はバカリズムなのかすごいな。 



■3月6日                  夏帆好きハラハラ

#ユーミンストーリーズ 思い出も美ヶ原だ。素の夏帆はワガママで嫌な女と若い頃自覚していたとわかる。今の旦那とはフェイクで接し、見破られていたと。誘蛾灯に誘われる蛾のように、軽佻浮薄な若者グループに近づいていく夏帆。夏帆好きの私たちにはリグレット増えそうで心配な展開です。




■3月7日                 父ちゃんブギウギ

#ブギウギ 父ちゃんブギよかった、いい声だった。写真もよかった、親のアルバムを思い出した。梅吉さんはスズ子がほんまの娘やないからかと言ったとき、「なんて?」と耳を疑い捨て置いて、相手にしなかったのが素晴らしかったな。最後まで軽口の止まらない、いい親子でした。


■3月7日                       冷たい雨

#ユーミンストーリーズ そうなったらリグレッちゃうなーと昨日夏帆ファンの俺が心配していた展開になっていったが、遠い記憶が呼び止める。助かった(俺が)。しかし若き日の彼はめっちゃいい奴なのに、いい人間ではないと自己規定をかけてる人には、その青い善性が受け止められないものなのだろうか。

「こんな気持ちのままじゃ、どこへも行けやしない」と若い二人が繰り返すリフレインに、この歌はなんだっけと思っていた。…「冷たい雨」だ。夫の眠るコテージに戻ったシーンがまさに、「部屋に戻ってドアを開けたら」だったなー。#ユーミンストーリーズ っぽくなってきた。youtu.be/jzsCVMVWpPw?si




■3月7日                  かもめのジョナサン

ようやく寒波が過ぎて、春らしい日差し。遠くの家の煙突にカモメがふわっと舞い降りて、さすがその飛翔を巡る名作が書かれるくらいの飛び名人だと思った。

奥様と俺はカナ日で、それぞれ中学時代に「かもめのジョナサン」を読んでいた。海外ベストセラーを子供が読んでいたのだから、日本が海外文化をガンガン吸収してる時代だったんだろう。 


■3月8日             LUMIX2000万画素がほしい

 「G9proのフェザータッチシャッター」というワードで興味が湧いて初めてG9の作例をよく見てみたら、このカメラの色とグラデーションは素晴らしいな。G8はGX7mk2とまったく同じ画で大きくて使わんとすでに手放してしまったのだが、この色ならほしいなーとまた思う。

そういえば同じLUMIX 2000万画素センサーと思われるG100も今年出た新型の色を見て「これはすごい!」と思い、LUMIXの講師だという方にこの色は撮って出しですかと質問したほど色がよかったのだ。

2000万画素のGX7mk3がほしくなってきたなー。G9画質が手に入るのだろうか。G8を売ったお金を「これは俺のカメラ資金なので、予告なくまた引き出すこともあります」と奥様に念押しして銀行に入れてあるので、Kカメラに出たら検討しよう。 


■3月8日                    Good Luck And Good Bye

#ユーミンストーリーズ また10年後とかに会おうよ、そしたら笑って話せるかもと街角で別れる恋人たち。彼女が思い描いたのとはだいぶ違いややリグレットな10年後だったのだが、それでも笑い合い、また別々の場所へと歩いていく。後味よく「Good Luck And Good Bye」の歌詞そのもので終わってよかった(夏帆が) :-) 

最後にかかった『青春のリグレット』を聴いて、こんな時代感ある音の、つまり今聞くとアレンジの古い曲だったかと思った。ドラマ最後のナレが語ったように記憶からはそうした細部が薄れて抜け落ち、歌詞とメロディだけが残っていた。そういう味わいの第一週でした。 (第2週以降はつまらなかった)


■3月8日                   雇入れ健康診断のクソさ

娘が日本での職場に求められ法定健康診断を受けた。日本語は話せるのだが医学用語はさすがにうといので(それは俺の英語も同じ)、看護婦さんが検尿というと「オシッコですか」と尋ね、採血というと「血を取るんですか」と尋ねて、そうよーと和気あいあいに進んだそう。ははは。結果は万全、ヨシ。

そのあと時間があるというので地域のコミュニティセンターに行けと勧めると、顔を出した途端「あらアナタいいところにきたわね、合唱があと2分で始まるから来て頂戴」とおばあさんに連れて行かれ、一緒に「ラララララー、ラララララー」と歌ってきたそうです。ははは。若いって素晴らしい。 

しかしこの「雇入れ健康診断」という、若い人が受けるには無意味なほど広範で高額で無保険自己負担の法定診断義務法はなんなんだ。感染症の有無等ではなく生活習慣病を発見するための血液検査だのX線だのはどう考えても20代前半労働者には無駄だし、だいたい健康という個人情報を正当な理由もなく一律に企業に与える法なんて憲法違反だろう。カナダなら違法だそうである。これも自民党厚労族が医師会のために作った雑業務のひとつなんだろうと思う。



■3月10日               TVJAPANが終わっていく

週末 #TVJAPAN の録画を消化していると(スカパラのメキシコ公演がすごかった)本局は3月で終了しますという、取り消せない最後通告という感じの画面が各番組の前後に入っていた。ご愛顧ってpatronageっていうのか初めて見た。しかし20年毎日付き合って、ほんとに今月が最後なのか。寂しいなあ。 


■3月10日              将軍の重厚な作り込み

#ShogunFX 3話。大阪の4大老に抗するため真田トラナガが英人を配下に加える。このあたりから昔の騎兵隊ものや「アバター」のような白人が現地人に知恵と勇気を与え的な定形異文化もののにおいがやっぱりしてきたのだが、考えてみれば昔の元祖Shogunがそもそもそのハシリの一つだったのかもな。

しかしここまで物語内で誰一人好感を抱いていなかったマリコの夫の意外な見せ場があり、なるほど日本のサムライというものの精神性の重層的な作り込みがこの小説/ドラマの米カでのヒットの所以なんだなと思った。あとすごい美系の姫がいた。穂志もえかさん。他でも見たいです。





■3月12日                    北米のアジア系

(グラミー賞で無視されるアジア系)カナダ西海岸で暮らしていて能動的な差別を感じることはほとんどないが、子供小学校の父兄であの授賞式のように、こちらが見えてないタイプの人はそこそこいた。スーパーで会っても俺が同じ学校の父兄だと気づかない感じ。そういう家の子と自分の子が交わることもないので別によかったけれど。

しかしうちの娘も中学以降は白人の友だちグループに属したがる傾向があって、当人もいまは後悔してると思うが、透明でなくなる方向に行きたかったのだと思う。そのティーンエイジャーの気持ちを無碍にもできず、親としては複雑だった。


■3月12日                     閉じたLINEとNHK

#NHKnews が、Twitterの名は挙げずも「災害時は(オープンな)SNSよりラインやFBのほうが」というんだから、SNSという集合知の時代は終わったというのかマテマテと思った。岸田政権の投資アゲを利した投資サギに使われるのが、まさに閉じて学びも救いも届かないLINEだそうなのに(森永卓郎談)。

政府が投資を推しメディアが株バブルを騒ぐ中、投資サギが激増してるそうだ。←こうして有名人を騙りLINEに導くのが手口で、発覚している森永卓郎名義のサギだけで6億だとか、河野太郎を名乗るサギすらいるそう。「情報が届かぬ危険」こそ自覚し知らせて、国民守ってくださいよ #NHKnews 

森永卓郎氏の出ている #ゴールデンラジオ は大竹まことはいつも真っ当な、オカシイもの(つまり自民政権)はオカシイとまっすぐな考えを話してくれえらい。ゴールデンラジオに相当する情報がNHKのTVで流れたら、投票率の高い高齢層もさすがに自民党ヤバいと気づくはずなのだが、NHK自体が情報発信ソースとして閉じているのである。


■3月12日                    あの卓球チャンピオンが

#家族に乾杯 石川佳純さん。「ファミリーヒストリー」を見たときもこんな性格明るい人だったのかと驚いたが、張り詰めた選手生活で一杯一杯だったときに受けた親切で泣いたという話とその映像を見て、さらに感心してしまった。アスリートらしく反応いいし、いいなあ。いいとしか言いようがないこの方 :-) 



■3月13日                       春の雨

今年は本当に雨ばかりなBCの春なのだが、今朝は空が明るくなり天気雨がきれいだった。シャッタースピードを上げ雨粒を止めたほうが美しい。
(eM10m2+LM14140) 


■3月13日                ひとり紅白


これはすごい。二人の声のゴージャスさだけで紅白歌合戦見た感ありますね。アン・ルイスってすごい声だなあ。鍛錬した歌うま歌手たちを片手で払いのけるくらいの声力がある。


■3月14日                    フィルムカメラのエモさ

【フィルムカメラ、古式デジタルカメラが大人気】東京に住む娘のアメリカ人友人がフィルムカメラを手に入れ、撮影後恵比寿のカメラ屋に持っていくと、巻取りに失敗してたらしくなにも写ってなかったそう。気の毒になってしまった。インフルエンサーがフィルムを勧めてるなら、記事で触れられてるようなフィルム基礎知識も広めてくれたらいいのに。 

その娘友人はその後もめげずに古いフィルム・ミノルタで撮ってるそうで、写真を見せてもらったらレンズの味に驚いた。どの写真もブレがひどいがレンズが明るいらしく、きれいにボケている。これはたしかにエッジクッキリ写真のスマホ世代にはエモいだろうなあ。 

奇跡的にブレが止まると安いミノルタでも左のような絵が出る。やっぱりフィルムって力があるんだな。しかし同じ場所を撮った2枚目の娘のオリンパスPL5+LM1442もやはり見事なもんでしょ。インフルエンサーはこの廉価なマイクロ4/3の良さも広めてほしい。中古価格上がっちゃうけど。


■3月15日                  春の大掃除

超久々に快晴となった。春の光が差すと部屋のホコリがひどいなこりゃと気がついて、つるしてあった母手製のつるし雛を軒下に持ち出しホコリを払い、部屋中を掃除する。ピカがつるし雛を見上げていた。季節外れの長い長い雨季をようやく抜けて、ポカポカになったなあ。ふー。 

娘の部屋も週に一度は掃除している。東京で暮らす娘に送る衣類を選びながら奥様が、I miss herと涙をポロリこぼしていた。日本語に訳すと恋しいとしか言いようがなく、恋しいとは本当にこのことだと思った。