2018/07/03

【ツイートまとめ6月】〔ワールドカップ〕ロジカルな日本代表と半青鈴愛へのシンパシー

(「半分青い」鈴愛の漫画家編、「ぶ~け」耕野裕子さんの思い出、ムスメ高校卒業その他。)

6月1日
@tomosakata(発表された4年前とほぼおんなじワールドカップ・メンバーを診て脱力中)

…予備登録メンバーってないのだろうか。スタンバイしていて、故障者があれば大会直前まで入れ替え可能な。――ああ、西野監督はすでに中島と久保を名指しで予備登録から外しているのか。トホホ。始まる前からベストを尽くしていない、悔いあるジャパン。

ワールドカップの日本代表は、2006年からずーっと悔いあるジャパンなんだよな。ジーコ監督は俊輔が潰されたら攻撃する術がなかった。岡田監督は籠もってカウンターの先の一手を用意できなかった。ザック監督は不調の主力と共倒れしてしまった。そして今回も若く有用な才能をわざわざ落とし、ピークを過ぎたり怪我をしているベテランを引き連れて、リグレットフル・ジャパンとなるのだろうか。

6月4日

#西郷どん 愛加那の声はときどきかすれる。あらかじめ決められた悲しい運命を受け入れる気持ちと、それを打ち消す気持ちが交互に入れ替わり、前者のときに体がすくみ、声もかすれてしまうみたいな。そんな気がした。愛加那愛してる(いや俺じゃなくて吉之助が)。 pic.twitter.com/src9fvxFWM



#西郷どん 先々週のとぅま代官所破り回を「もうこれで最終回でいいくらい」と町山さんが絶賛していたけれど、とぅま編はたしかにそうだった。あの回でとぅまの喜びも悲しみもすべて語られていた。今日の海中での歌唱や舟送りがなくても伝わった。ただ彼女の最後の笑顔に、もう一度打たれました。 pic.twitter.com/66vXmigYQt



6月5日

#sumo 栃ノ心、故郷ジョージアに凱旋帰国。ああうれしいなあ、こういうニュースばかり見ていたい :-) 夏の帰国時に連れて行くカナダ人家族がSUMOに興味を示してるので、動画見るならTochinoshinがいいよと教えておいた。いつだって面白い相撲をみせてくれるから。 pic.twitter.com/NQGyocSa76



#sumo この一家は7月の名古屋場所を見に行きたいとチケットを探しているのだが、発売日を逃してもう当日券しかない。彼らは朝から並ぶと言ってるのだが、暑いだろうし大丈夫なのだろうか。心配。

6月6日

「ゼア・シー・ゴーズ」のこのラーズのバージョンが、ムスメ友だちが作ったフェイバリットソングCDに入っていた。ラーズがオリジナルだったんだ。高校生に90年代ロックを教わるとはw twitter.com/TAPthePOP/stat

カナダではシックスペンス・ノン・ザ・リッチャー版『ゼア・シー・ゴーズ』がラジオでよくかかる。なんという完璧な名曲だと思ってたのだが、カバー曲だったのか。

シックスペンス・ノン・ザ・リッチャー『ゼア・シー・ゴーズ』はビデオも非常によくて、そのラストを見ると「She」ってアタマを駆けめぐり抑えられない自分の癇癪のことに違いないって思った。しかし、男が書いた歌詞となるとまた読み方が変わるなあ。youtu.be/68MKLkNSMN4

男子ラーズが歌う『ゼア・シー・ゴーズ』のSheは、やっぱりしびれるほどステキな女の子のことなのかな。――彼女がまた歩いてる。僕の頭を駆け抜ける。この気持ちを抑えられない。彼女がまた吹き抜ける。血管を脈打っていく。僕の名を呼べば、僕の汽車まで動いちゃう。僕の痛みは他の誰にも癒せない。

6月6日

#半分青い (鈴愛マア君に失恋)もう涙は出てないと気づいて、無造作にすぱっと涙カップを外す鈴愛がカッコよかった。何かを集中して作っている人の顔は美しい。それに気づいたボクテとユウコの笑顔も実にスイートでよかった。それに引きかえ秋風先生w 鈴愛の失恋を見て活力湧きすぎ。乙女の生き血すする劇作ドラキュラ :-)



「美しい物語に昇華したときに、そして多くの読者が喜んでくれたときに、君のその心も癒やされるのだ」。そうだよ鈴愛。キミはわたしの11本目の指ねそうともデュフフとか言ってるタワケどもは放っておいて、君はマンガを描け! 描け! 描くんだジョー!

6月10日

今日はムスメの高校卒業式。日本の卒業式とはだいぶ違って、まず人数がすごい。なんと卒業生500人! それに加え全父兄が集まるので学校の体育館とかじゃ人数が収まらないからなのか、バンクーバーの有名なホールを借りてのセレモニーなのだった。 pic.twitter.com/QvLoCgYIGV


そして日本と違って在校生がいない。教科の先生たちもおらず、立ち会いは校長ほか役職者と来賓の市長のみ。つまり卒業式の趣旨が日本とぜんぜん違って、お別れの式ではないわけ。

ではなんなのかというと、ここまで幼稚1年小学5年、中学3年高校4年の計13年のハードな学業をよく勤め上げたと、学業達成を褒め称える式なのだった。実際カナダの高校は日本に比べると格段に学務が厳しいので(適当にやってると落第する)、みんなそれぞれ卒業するために頑張ったわけです。

なので映画でよく見るああいうガウンを着て帽子をかぶり(有料)、素敵な会場でフォーマルなセレモニーをやってお金をかけ、1・2・3、フゥーーッ! と帽子を宙に放り投げて寿ぐという、なんというか大人になるための盛大な儀式という感じの式なのでありました。なるほどなー。

終わったあとはガウンを着た娘の服装がやたらカッコいいので、バンクーバーの街なかでモデルにして写真を撮りまくった。ちょうどMLSの試合でスタジアム前は盛り上がっていた。ガウンを着て歩いていると道行く人々が、「コングラチュレーションズ!」と声をかけてくれる。ハッピーな感じでした :-)



6月12日

#半分青い 律と鈴愛のお別れの夜。「二人とも子供が大人のふりをして一生懸命喋ってるみたいだ」というのは、同じ年頃の自分の娘を見ているとよく感じるフィーリングなんだけど、それをあのなつかしい二人の子供たちで見せられたのにはまいった。もう星は帰ろうとしてる。帰れない二人を残して。



6月12日

(W杯前最後の練習試合、はじめての本田抜きの布陣)
【日本-パラグアイ】みな動く位置と距離感と狙いがいいのでボールがつながり勝負パスがシャープ。前2戦とは全然違うじゃん。これくらいつなげるのが日本代表のデフォルトなはずで、前2戦の『西野スタメン』はいかに個人戦術のシンクロ率が低いかということだ。サブ組は前2戦のダメっぷりを見て考えてたのだろう。

乾は全体にどこへ動きどこでもらいどこで出すかという個人戦術がすばらしいのだが、ボールがあと今ひとつ脚に吸い付いてない感じなのが惜しい。本人のイメージの中ではあの動きでボールが脚についてくるのだろう。本番そうなれば無敵――乾きたゴール! すばらしい。日本は香川たちアタッカーがこれくらいの距離で連動してほしいのである。散り散りに散って「つなぐサッカー」なんて無理。

乾2点目。この西野ジャパンBチーム(?)の選手たちはやってることがロジカルだなあ。個々が頑張るのではなく、距離感と自分にできる技術の組み合わせで最大の仕事をしていると思う。それが日本の生きる道。意識高い系が入ってくるとロジカルじゃなくなるのである。

しかし香川のシュート精度が…あ香川、今度は決めた! いやーよかった。

ゲームを全然作れずただジタバタと3試合やるつもりなのか西野監督と思っていたが、これは持てる力でロジカルに抵抗できそうであります。技術と個人戦術眼の高い選手が近接し連動する。この理にかなったコンセプトをW杯本番でやれたことは、実は日本はないんじゃないかと思う。俊輔が壊されたり、全体コンディションが悪かったり、主力の調子が悪かったりの繰り返しで。本番が楽しみになってきた。

6月13日

#半分青い 「楡野、いまだ。いま描け! これは神様が、いや律くんがくれたチャンスだ! それを描け!」朝ドラで涙が出てきたのは久しぶりだな。1年ぶりかな。描け、描くんだジョー!

6月14日

#半分青い 感動の「いま描け!」から荒削りながらも胸を打つデビュー作誕生かと思ったら、なんと描けていない。初期衝動だけじゃ商業作品は描けんのか。そして1年2年と律のいない時間が過ぎているという驚き。創造を描くということの描写としてすさまじくリアルだ。

心の痛みを使えという秋風先生に反抗する鈴愛。クロスロードで悪魔と取り引きしてギターがうまくなるという伝説に俺は若い頃憧れたが、そんな風に創作にとりつかれた先生はおかしいと鈴愛は否定する。もしかしてマンガの道は進まないのであろうか。だとしたらどこへ? 十字路を通り過ぎ、彼女はどこへ行くのだろう。

6月14日

「美術すき!」 @fsc1234567 という絵画紹介アカウントがあるのかと知り、さっきから名画を延々1時間も眺めている。眼福。知らないことってたくさんあるなあこの世の中 :-)

俺のカメラにフィルターをかけてこんな写真が撮れたらいいなと思うが写真に写るわけがないので、本当に絵って偉大だ。

バンドとゲームばっかりやってて教養を蓄えてこなかった私たちの、曇ったマナコを洗い清めてくれる絵が次から次へと限りなく。今更ながらピカソの絵の由来とか、Wikiを読んだりもしてるのです。



「東山魁夷フィルター」くらいならオリンパスデジカメにも作れるのではないか。どうだろー。

6月14日

#半分青い この若手時代の秋風部屋の背景最高だなあ。マンガと現実が入り混じった「泣くなはらちゃん」のシーンを思い出す。最近バンクーバーで人気の無印MUJIブランドでこういう壁紙売ってほしい。日本はマンガで世界を制す。 pic.twitter.com/cJYaY05jRq



6月15日

ワールドカップ開幕【ロシア-サウジ】いつもW杯が始まると、うわーやっぱ本番はすごい、日本はちゃんと戦えんのかなあと緊張を感じるのだが、ロシアを見てたらこれくらいだったら日本でも行ける! という気の緩みが俺に…。

「今日からワールドカップね!」と、娘はブラジルチームのシャツを着て学校へ行った。写真の2006年からやっている恒例行事であります。来週火曜は当然日本代表ユニを着ていくだろう。日本がいい試合をしてくれたらいいのだけど。 pic.twitter.com/FadGtbxM7k



車中はワールドカップの思い出ばなしになる。カナダは移民が多いので、ワールドカップになると父兄間で話が盛り上がる。この写真の年はブラジルに日本が粉砕され、ジャマイカお母さんに笑われた。2010年はクロアチアシャツの子供らと公園でサッカーをしたな。誤審でフランスに負けた! と子供らは怒っていたのだった。

6月17日

【クロアチア-ナイジェリア】きゃしゃなモドリッチを見ていると、どうして俊輔や香川はW杯で彼のように動いてボールに触り攻撃を作れなかったのだろうと思う。単にチームの力が足りず中盤が圧殺されるからかな。ああして巧さや余裕を感じさせるシーンを、少しくらいは香川に見せてほしい。

中田、俊輔、小野、憲剛ら自慢のゲームメーカーのパスが強豪国の隙を突き、玉田、大久保らスピードと技巧を持ったアタッカーに通すという俺の夢は、5回もワールドカップに出ても一度もかなっていない。今度こそ香川と乾の近接攻撃で活路を見出してほしい。読まれてるだろうけど、それでも。

ミシェル宮沢さんもモドリッチを見て、「香川もこういう風に…」と俺と同じことをイメージしていた。CLドルトムントの試合で改めて香川うまいなあと俺は思ったが、ワールドカップでそれを出すにはスターの余裕が必要なんだろう。本番でのコンビネーションの成功が、きっとそれを与えてくれる。

6月19日

#半分青い 鈴愛一気に連載ゲット。何事もうまくいくときはこういうものなのだろうけど、マンガ家として連載を持つということは作曲家が毎月ヒット曲を書くみたいなものだろうから、クリエイションの維持が大変だよね。

#半分青い アンジェラアキさんのような敏腕編集者が登場し、ユーコもデビュー! 秋風荘がもともとトキワ荘っぽかったが、紙とペンと無限に広がる大きなフロアで友だちと一緒に物語を練っていける秋風スタジオはすてきな場所だな。彼女たちがいつまでもこんな風に描き続けられたらいいのだけど。


明日早朝5時のコロンビア戦に起こすと娘は学校がグダグダになるので、もし勝てそうだったら後半だけ起こすよと約束する。彼女は学校でコロンビア系の男子を見つけ、「明日はうちをボコボコにするつもりなわけ?」「イエス」「オーノー!」という会話をして盛り上がったとのこと。はは :-)




6月19日

【コロンビア戦】早々にもらえたボーナスPKはともかく、香川も乾も原口もすごいアグレッシブさで詰めファウルでボールを奪っている。「日本はフィジカルで劣勢なことが多々ありましたが、ここまでは拮抗しています」と英アナ。香川の個人技で1人交わして乾、外れた! しかしこういう香川が自信を持ってゲームを作るところを見たかった。素晴らしい。

コロンビアが攻めてくるときの迫力は11人時と大差なさそう。それをがっちりと止めている日本の守りが素晴らしい。
1人多いアドバンテージがあるとはいえ、ワールドカップで日本がここまでファイトできたのは初めてではないだろうか。みんな普段やってることをやれている。素晴らしい。

1人多いアドバンテージは攻撃時に相手のプレスが薄く、余裕でボールを持てるところに出てる様子。日本が遅攻をするのでブーイングが出ているが、こんな展開は予想もしなかったw

(FKで同点)ああああれは川島止めないとー。まあ相手は現状日本の守備を崩せず、ああいうダイブでFKを取るくらいしかコロンビアは攻め手がないくらい日本がよくやってるということである。ファルカオが倒れたとき「(FKがほしいという)意図は明らかです」と英アナも言ってました。

日本にとって危険な箇所でのデュエル(ファルカオがDFを1人抜けばシュートとかいうシーン)が発生していないのは、そこに運ばれる前の1対1ですべて止めているからで、これはハリルジャパンでやってきたことが無駄になってないということなんではないかと思う。しかし攻撃をどうすべきか。攻撃陣の切り札を日本は連れてきてないわけで。

【後半】日本のCBが持って上がり攻めの枚数を増やそうというシーンが続き、大人数で左右に回す本田ジャパン的な攻撃になっている。これをやってて4年前にカウンターで何度も仕留められたシーンが脳裏に…w 負けているわけではないが難しいなあ。相手を少し引っ張り出さないと、香川から始まるショートカウンターというこちらの狙いを実行できない。――ハメスきた!

ハメスが入って前がかりになったので、裏に抜けるやつがいれば柴崎が通せる展開が少し見えてきた。決めろ。

香川がボールに触る位置が低すぎ、自分が出す狙いも脅威がなさすぎるな。もっと前に進みながら触ろうという気になれないのだろうか。相手も疲れているぞ。

(大迫半端ないゴール)よおおし!

最後15分は寝ていた娘を起こして見た。「――(アナ)日本はワールドカップで初めて、南アメリカに勝利したアジアの国となりました!」「(娘)イエーイ!!(インスタグラムに画面写真投稿)」。…やった\(T_T)/。えらいジャパン。最後まで戦い抜いた大迫と原口は本当にえらい。

6月20日

#半分青い デビュー後生存率1割というのは、マンガ家もバンドも同じくらいなんじゃないかと胸が痛む回であった。80年代にとても好きでコミックスを欠かさず買っていたマンガ家も、いつの間にか筆を置いてしまったよう。日本へ帰るたびに、彼女の本をブックオフで探して買っている。 pic.twitter.com/erZjcHFkWJ





ああ、やっぱり朝ドラ方面でわかっていただけた(感動)。そうです耕野裕子「花のお庭」です。耕野さんはぶ~け時代に私が大ファンで、友だちの美大の同級生がたまたまアシスタントをやってたというご縁があって、会わせてもらったりバンドを見に来てもらったりしたんです。快活でカッコいい人でした :-)

年下だったのに姉御肌でファンの面倒見のいい方で、ぶ~け連載の扉ページに私のバンド名を書き込んでくれたり、手描きのマンガ入りハガキを送ってくれたこともあって、ロックスターに会うかのごとき栄誉に私は震えました。あのハガキは本当にお宝だった! いまどこ! 日本の実家?

ハガキの絵柄はあのしゅっとしたクールな耕野裕子タッチじゃなくてベタなギャグ漫画の絵みたいなやつだったんですけどw、ぱっと思いついてしゅしゅっとそうしてなんでも描けちゃうマンガ家って本当に天才だと思いました。尊敬しちゃうのです。

あの頃私たちが愛したぶ~け作家の誰もがその才能に疑いはないのに、現役を続けていくにはそれこそ全シングルでヒットを飛ばし続ける歌手みたいな量産型じゃないとならないという、そういう残酷さがありますよねマンガ界。いま #半分青い を見てるとほんとそれを思う。

#半分青い を見ていると、鈴愛やユーコたちのような若き才能がこの表紙の分厚いマンガ誌に毎月結集され、やがて消えていったんだなあと思います。 pic.twitter.com/VXbA2GCgbG

6月21日

#半分青い (ユーコ婚活中)痛々しいユーコ。彼女の将来の旦那の東京03は、家具で稼いで嫁にはマンガを描いてもらえばいいではないか…と思ったが、そういう問題じゃないんだよな。いいものが描けない。掲載する雑誌がない。読んでくれる読者がいない。そのつらさに、すり減ってしまうのだろう。どんなに頑張っていても、ライブハウスに来てくれるお客が減ると呼吸が苦しくなってしまうバンドと同じです。

#半分青い ユーコがいう本当の恋とか、若さとかかわいい顔とか白い肌の大事さだとかは、いいものが描け読んでくれる読者がいれば、それをさほど惜しむこともないんだろうな。鈴愛はいつの間にか秋風先生のようなことを言うようになっている。ユーコだってもちろんわかっている。

6月22日

なるほどです。よりクリアに見ていける。◆河治良幸×清水英斗「チームを仕上げたのは西野さんで、チームを強化したのはハリルさんだった。ポジショニング修正等、仕上げの仕事はちゃんとやっている」「2カ月前の解任はリスクではあったけど、この試合に関して言えば、ハマった部分もある。そこは素直に評価していい」 twitter.com/LegendsStadium

6月22日

今日がムスメ高校最後の登校日。彼女は俺のカメラを持っていき、学校の日常風景をたくさん撮ってきた。同級生たち、寄せ書き、教室、校舎。高校生活を名残惜しむ気持ちが伝わってくる。 pic.twitter.com/WHF4g6Vi3D



6月23日

娘の卒業アルバムを見ていたら、レナドゥージという珍しい名字の子がいた。「これは! 前サッカーカナダ代表監督ボブ・レナドゥージの娘!?」と俺が驚き娘が翌日尋ねたところ、「Oh yeah, he's my uncle」とこともなげに答えられたそうです。有名人の親戚ってそういう感じなの?w

6月23日

#半分青い 「律くんもきてくれたよ」という先生の言葉で見せた鈴愛の顔で、ひと事ながら泣けてきそうな気持ちになる。ふくろう町でつながった、遠い19の日の短冊の願い。そして君は笛を持ってきていたのか、鈴愛。美しい夏虫駅での、映画ならこれが最終回となりそうな美しいシーン。

【日本-セネガル】相手が先制点でやや落ち着いたのに合わせ、日本も攻め急がず、後方で一旦持って整えてから攻めるという感じに掴めてきた気がする。ボールを無駄にせずきちんと攻めている。よい。相手はすごいが、それは仕方がない。

(乾同点ゴール)よーし乾! 乾は初戦からボールさえイメージ通り足にくっつけば無敵じゃんという動きだったので、それがきてる模様。ありがたし! キープした長友のはしこさも半端ない!彼らのようなアジリティ無双選手は日本の地場産品だと思うが、W杯代表で活躍できたのは森島以来かという感じ。

日本は現時点で特に悪いところがないくらいしっかりやっている。えらい。日本はこれまでのW杯で一番やりたいことができてる試合だよねこれ。香川が必死こいてやらなくても、長友乾ら他がちゃんとやってくれているという素晴らしさ。香川は最後にまた点を取ればよし。

(セネガル追加ゴール)やられた。ゴール前を左右に振られるとさすがに間に合わない。今頃になって大迫の半端ない空振りが惜しくなってきた。…ああ本田が入るのか。うーむ。香川はどうなんだろう、勝負に行けそうでいかないじれったさが続いている。なので本田のドカンと一発に期待せざるを得ないという。

(本田ゴール)よし! 本田はあれでいい。みんなに作ってもらって最後にドカン。あそこまで持っていった乾たち日本の攻撃陣はほんとうにすばらしい。岡崎も来い。

【日本-セネガル】(同点で試合終了)いやーよく頑張った。日本はこうして走ってファイトし個人技術と経験とアイデアを使い戦おうと思っていたのに、ここまで一度もできなかった。それができた理由は、この4年間の使い方が正しかったということなのでしょう。個人としても、チームとしても。

◇  ◇  ◇

日本が攻めていくときの長友乾の躊躇のなさが、これまでの日本にはなかったなあ。カナダ解説はいつもセネガルの対面より判断が早く、先手を取れるイヌーイを褒めていた。2点めも、「普通のワイドプレイヤーならあそこは引いて様子を見るのだが、深く入っていたので本田に折り返せた」と。えらい。

香川はケアされすぎてるのか、なかなかいいところでボールに触れない。その分の時間とスペースが乾と柴崎に与えられているからこその好試合なのかな。乾みたいにうまい奴が突っ込んできたら相手も嫌なのはこの明らかなわけで、香川もときにはボールを持って飛び込んで行ってほしい。

6月27日

#半分青い 「私はストーリーがつくれない。…そこで!」という流れで鈴愛と裕子のコンビの誕生か! と思ったのだが違いました。絵が違うから共作は無理なのか。

――しかし律の結婚という噂は昨日すでに聞こえていたが、ああいう結婚写真を見ると俺までショックで落ち込んでしまう。アホな娘を思いやる気持ち。

ああ石橋凌の娘と結婚したのか律…。そこはいい。ARBライブで魂焦がしたよ俺は。しかし律、その結婚式屋がいうがままに作ったみたいな公式っぽいゆる写真ハガキはなんなんだ。送ってくるならちゃんとした写真と手紙を、鈴愛に送ったらどうなんだ。アイアムソーアングリー、頭にくるぜ。

6月28日

#半分青い 律への腹立ちは昨日と変わらない。なんなんだそのやる気なき写真ハガキは。お前だって子供の頃はゾートロープ制作なんて突拍子もない創造性があったのに…。

とここまで考えて、駅での再会で「鈴愛、突拍子ないな」と律が涙を流したのは、自分からそういうインスピレーションが枯渇していくことを自覚してたということなのかなと思い至った。鈴愛といるとそれがまた満たされていく喜びを感じての突発プロポーズだったのかな。今となっては今さらジローだけども。

6月28日

【日本-ポーランド】まるで消化試合のようなペースになってしまったが、日本は負けたらヤバイのでやはり焦りがあり、急く気持ちがプレーを乱しているというか、数人の意図が一致するようなシナジーが発生してこないという感じ。相手はそこは世界上位なので、数人がホイヨとつなぐだけで同等の決定機は作れちゃう。

もうこれ以上点を取られたら即敗退だから、10分試合を殺して、コロンビアが追いつかれないよう祈るのみという情けない展開です。それが現状日本の実力なんです、すまんサッカー世界! 次に進めたら今度はもっといい試合する、約束する!

裏はあと30秒。シセ監督いけーーーーと叫んでいる。――終わった、決まった、ふー。いやーワールドカップで日本が敢闘してないことをブーイングされるというのは初めての経験だったので、痛かった。しかし仕方ない、次はいい試合します。ゴネンネゴメンネーサッカーワールド!\(^-^)/

◇  ◇  ◇

主力を休ませつつドローを取るという博打は外れて窮地に陥ったのに、最後のコインを「黄色いチームが勝つ」に投入して、かろうじて賭場を生きて出られた西野監督と私たちジャパン。中島と久保を連れてっていればこんな薄くチグハグなチームにはならなかっただろうに。

日本の最後のボール回しは、俺はぜんぜん気にしていない。さらに攻めたら危ういとは自分たちが一番わかってたので、海外からの批判を読む気もしない。主力温存しつつギリギリ1次突破できた日本は、ベルギーと全力で戦える。これも自分たちが一番感じている。まあ次を見ていてくれというところ。

6月30日

#半分青い (鈴愛、最後の作品を描けず苦しむ)バンドをやってた頃一番いい歌詞が書けたのは、そのバンドの解散ライブが決まったときだった。「いつの日かこの旅終えたなら、二度と会うこともない」と、ボーカルに対する気持ちを書いた。彼はそれを良いといって歌った。鈴愛もそういうスワンソングを描くのだろうか。最後の鳴き声を。

鈴愛のマンガへの熱情は、秋風羽織コミックスに出会ったあの頃しか描かれていない。何も湧いてこないというスズメのもがきは伝わってきたが、描きたいものがあるのかどうかが、ついぞわからないままだった。そこが空のままだったからマンガ家として終わってしまうのだろう。

しかしあの、誰も知ってる人が出てこない次週予告編の寂しさよ。たまらない。「カーネーション」を思い出した。たまらない。河原で秋風羽織を読んでいた、笛を吹けばいつでも律の顔が見れた、あの頃に逢いたい。

7月2日


#半分青い (鈴愛ついに原稿落とす)「夏虫色」という言葉がインスピレーションの留め金を外して、残り15ページを一気に描き上げたのかと思った。そんなことはなかった。鈴愛には素敵なインスピレーションがある。それだけで秋風先生は一本描けてしまうのに、どれだけ絞っても鈴愛から出てくるものは、雀の涙だけなのです。

最後の「信じられない」という鈴愛のどこかうれしそうな声は、「律と自分の思い出が秋風先生のマンガになった」という嬉しみもあるのかな。もう乾ききった自分の雑巾を絞らなくてもいい、終わったんだという解放感と共に。

7月3日

#半分青い かつてマンガ家を目指すことをお母ちゃんに言えず搦め手を画策したように、やめることもおじいちゃんから徐々に核心に近づいていくのかな。「9年やって、本も何冊か出して、御の字や」。その通りだよ。いいものを作ろうと9年間考え抜く人生なんて、そんなにないよ。宝物やで。




7月3日

【日本ーベルギー】

最後の最後、本田がこれが最期と蹴った完璧なFKがGKのとんでもない美技で止められ、そしてどれほど警戒したかしれないデ・ブライネの高速カウンターにやられた。どちらも美しかった。負けました。しかし、誇らしい、満足であると娘も言っております。私もだよ。誇らしい。

最後のあのベルギーの決勝カウンターを、どこかで退場覚悟のファウルで止められたかリプレイを見てみたが、どのポイントでも止められない。つまり誰かが後悔するポイントもない。完璧だ。美しい。いやはや。美しい試合だった。おつかれさまでした。楽しかったよジャパン。

終わったんだという解放感と共に、うちの一家は明日から日本旅行へ。

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