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2016/08/09

【カメラ日記】水面から見た光



うちの奥様は競技用の喫水の浅いマジなボートを毎週に漕ぎに行ってるのですが、娘も仲間に引き入れようと「ティーン用講習」というものを受けさせました。集まったティーン3人がどれもなんだかおしゃれで、マジメにスポーツをやる気なさげ(笑)。みんな親にやってこいと送られてきたのかもしれない。







 ともあれこの講習をパスした娘を奥様が二人用ボートに載せて海へ連れ出すと、ボート漕ぎはあまりやる気がなかった娘ですが光を読み取りいい写真を撮ってきました。奥様が撮ってくる自分と仲間だけニコニコ写ってるセルフィーとは違うな。

2015/12/12

【カメラ日記】写真キッズ:雨のバンクーバー



娘がまた写真フレンズとダウンタウンへ行き、雨のバンクーバーを撮ってきた。明らかに俺のカメラのレンズを濡らして撮っててオイオイだが(水滴で光がにじんでる・笑)、でき上がりは素晴らしい。



同行した Nikon くんと GoPro ちゃん。フレンドシップが感じられるいい写真です。しかし俺のレンズはフィルタがついてるとはいえほんと濡れてる。2枚目なんか水滴でもはやなんの写真なのかわからんではないか。その偶然がカッコいい写真を生み出しているけど俺の SIGMA 30mm 大丈夫なのか!



娘はファッショナブルな叔母さんからもらったゼブラなコートを着ていて大人っぽく、通りがかった都会のオフィスワーカーがカメラ小僧に写真を撮られ苦笑してるみたいな感じ。「あらまあ写真キッズね、仕方ないわね」。娘が撮ったこの Nikon くんが今夜のベストショットだな。彼の自然な横顔とネオンの光が水滴効果ですてきに柔らかく写っている。

PEN E-PM1 で夜の町を撮るのにシャッタースピードが落ちすぎないよう ISO 上限を普段の倍 3200 に上げ、いつも弱にしてるノイズリダクションを標準に設定し娘に渡しておいたのだが、写真の質感が普段よりザラヌメッとしていて、フィルムみたいな質感で気持ちいい。高 ISO 時に人肌に出やすい不快なノイズもさすがに消えている。オリンパスの NR ってディテイルがなくなると評判悪いので弱にしてたのだが、夜はこっちのほうがやっぱりいいのかもしれない。この設定を保存しておこう。



自分がモデルになるのは恥ずかしがる GoPro ちゃんが、今回も2人のいい写真をたくさん撮ってくれました。ありがとう。この2枚は Nikon くんの APS-C で同じく ISO3200 だが、ノイズ感はさすが M4/3 より少ない。しかし単焦点 SIGMA 30mm の力で今回も芸術性で勝った…と思う :-)

2015/10/24

日記「ティーンとカメラ@図書館(ティーン写真クラブ2&3)」

「農場のオレンジカラー」「文学パンクなゲスの極み乙女」「紅葉の町で」「ギタレレ猫」

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■15/09/20(日) □ ティーンとカメラ@図書館
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 萌のティーン写真クラブ第2回は、雨だったのでバンクーバー図書館へ行ったとのこと。ここはローマのコロッセオ風の壮大な建築で有名なところだ。



 女の子が GoPro カメラを使っていて、知らなかったがすごい魚眼レンズになっている。写真を見ると思ったより画質がよく、iPod よりはよさそう(ソニーの 1/2.3 型素子らしい)。萌は「500ドルの価値はある!」と騒いでいる。あんな魚眼でセルフィーが撮れるんだから子供が夢中になるのは無理はないというか、子供のアイデアを掻き立て夢中で写真を撮るためのカメラだな。まさに iPhone カメラの上位互換。世のカメラはこっちのほうに発展していくんだろう。



キッズは吹き抜けとなった図書館(スペクタキュラー!)の2つの橋に分かれお互いに同じアングルで撮り合ったり、周りの風景と同じポーズをするなどさまざまな試案を思いついては試している。周りを見渡しこういう写真を撮ろうと思いつくところが、若い写真マインドは素晴らしい。

 今回も子供らは写真サービス Flickr に全写真をフルサイズで上げている。アップに時間もかかるしあそこは閲覧性も低く面倒だと思うのだが(撮影カメラとレンズ情報が見れるのだけがカメラマニア向き)、聞けば皆お互いの写真を1枚1枚閲覧などしないのだという。サムネイルをざっと眺めよさそうなのだけダウンロードするそうだ。ならば Google Photo のほうが簡単で早いと思うのだが。まあ子供というのは頑固でやりたいようにやるものなので致し方なし。



 しかしいったん彼らが Flickr に上げた数ギガバイトの写真のほとんどはつまり、見られることもなくそこに眠り続ける。デジタル世代はそういうディスクスペースの無駄とかネットの帯域幅とか全然気にしないんだよな。各自テラバイト級のジャンク写真やビデオをあちこちに死蔵していそう。実際萌のラップトップの HDD はあと何年かでいっぱいになると思う。120MB のハードドライブを数万出して買った DOS パソコン世代には隔靴掻痒の感がある。

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■15/09/27(日) □ 農場のオレンジカラー
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 ティーン写真クラブ第3回は農場。萌の写真のオレンジが飽和している。見るとホワイトバランスがフラッシュ用になっておりそのせいらしい。前回の撮影でフォーカス枠がずれてたのを機に AF 枠、ホワイトバランス、露出補正という3大基本補正のやり方を教えたのだが、それでかえって間違えたのかな。



 そう尋ねるとわざとやったのだという。ああ、色をつくろうとしてるんだ。パンプキンオレンジを強調した写真にしたかったんだ。なるほど。狙ってやってるんならそれでいい。人肌なんか不自然な色になってるのが多いが、ヒットしたものはたしかにふんわりとやわらかく秋っぽいいい感じになっている。



 このブタ君なんかいい色だな。ヤギも悪くない。子供が撮る写真は外れも多いけど、ヒットしたのはやっぱり素晴らしい。

 娘のインスタグラム写真には友だちのコメントが多くついてるのだが、ティーンエイジャーの話って半分くらいしか意味がわからない。面白いけど。上の豚写真に萌が、「彼がスマイルしてくれたよ。まるで自分が食べられちゃうなんて知らないみたいに」とキャプションをつけていた。ヒドイ(笑)。

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■15/10/08(木) □ 文学パンクなゲスの極み乙女
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「ぶらっくパレード」

【本日のゲスの極み乙女】今朝萌がかけた「ぶらっくパレード」で、「刺し違えてもしょうがないから」「本当ならあんたら最悪ですねと目と目で言い合いたい」とつき刺さる言葉が聞こえてきた。「これって萌がこないだ書いてた作文と似てるね」「Yeah!」。怖い話を書けという作文課題で彼女は、「ポケットにナイフを忍ばせたティーンエイジャーが…」てな物騒なものを書いたのである。そういうトゲトゲしいものが青春には当然あり、ゲスの音と絵音の切迫した声がそれを捉えている。歌詞がわからなくても萌にはそれが通じている。

 音はプログレでジャズで歌詞は青春の攻撃性に満ちた文学パンクでちっともポップじゃないのに、声とメロディが少年なので日本の姪の小学生までもゲスの極み乙女を歌っている。実に喜ばしい。

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■15/10/09(金) □ 紅葉の町で
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 車のメンテ待ちで、となり町ポートムーディを歩き写真を撮る。港町なので高低差があってきれいな町だよな。



 ポートムーディに限らず、秋でどの町も紅葉が美しい。うちの町の図書館横の歩道には、野球のボールほどもあるりっぱなキノコが生えていた。BC は雨が多いので町場で見るキノコも珍しくないんだけど、これは珍しいくらい見事な一本。テングダケ関係かな。キノコって予想もしないところに生えるよな。うちの前の芝で一番乾いて芝が枯れたところにたくさんニョキニョキ生えていたこともある。



 町の中心にある老人ホームはメイプルに囲まれとても美しい。図書館やコミュニティセンターや駅が100m圏内なので、こういうところに住む人は活動的な老後を送れるんじゃないかと思う。プライベート(私立)なので費用が高そうだけど。





 オリンパスは伝統的に赤が強すぎるようでカメラ設定をずっと「アンバー -1」にしてたのだが、この秋はさらに下げて「アンバー -2 グリーン-1」としている。これで色は好調で、メイプルがちょうどいい色になったと思う。

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■15/10/10(土) □ ギタレレ猫
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 愛するミニガットギター YAMAHA ギタレレ用に弦を買ってきたのだが、小袋に1本ずつ入らずごちゃっとまとめて入っていた。有名メーカーダダリオなのに。これが普通なのかな。巻き弦3本とナイロン弦3本をそれぞれ見比べて、太さを判別するしかない。

 まあ気をつけて張っていこう。ガットギターの弦張りも実は初めてでけっこう難しい。――ん?



 ――んん? んんんん?



 あああやめろピカ、やめてくれえええええええ俺の大事な新品の高価な高価な弦を噛むなあああああ!!

2015/05/27

日記「小さな恋のメロディ」

「マッサン祭りが続く」「007よりもザ・インタビュー」「ドラゴンボート講座」「地元すぎる俺」「市営菜園」「忘却の中の選択肢」

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■15/03/28(土) □ マッサン祭りが続く
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 最終回が終わり一晩経っても爆発が収まってなかった「マッサン」ツイートを読む土曜の朝。俺には飲み下せない作演出フレーバーが頻繁に注がれるドラマだったのだが、終わってみると楽しかったし、好きだったとしか言いようない。「半年間の役者やスタッフの撮影ドキュメンタリー by たけ」もほんとそうだなと思う。

 「日本に嫁いだスコティッシュレディのドラマが終わったよ。何もかも君なしには不可能だったという愛と感謝が描かれていて感動的だった」とMに報告する。

 シャロやんが「私は日本に住んで優しくなったと思う、母国で逆カルチャーショック」と言っていたけど、そういう人だからよかったんだと思う。行く先々でエリーがおばちゃんらに好かれていたのは俺にとっても懐かしい光景だった。もっとエリーの物語を多めに見たかったんだけれど、原酒があまりなかったんだろうね。

 この半年、日本での放送から北米放送までの数時間「マッサン」関連のあらゆる語を Tabtter で一時ミュートしてきたのだが(見る前に展開を知らないように)、そのワードを今消している。エリー、政春、鴨居、亀山、大将、住吉、大作、優子、ピン子、シャーロット、玉鉄、エマ、リタ、竹鶴…。こんなところにも走馬灯があるのです。

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■15/03/29(日) □ 007よりもザ・インタビュー
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金正恩暗殺映画【ザ・インタビュー】が超面白いから見てくれと娘が言うので、えーと言いつつ家族で見たら面白かった(笑)。暗殺に向かう米2人組はこないだ見た「007 スカイフォール」のボンドより味があり、金は同映画の悪役よりも魅力的であった。そして金とアメリカを同等にからかってるのがナイス。

 問題になっている「冒涜性」については、北朝鮮の人たちが金正恩を実際どう思ってるのかわからないからなんとも言えない。神と信仰してるなら怒るだろうけど、そんなことはないんじゃないかな。ただ言えるのは、この映画の金正恩は不可思議な魅力を備えているということ。バカ映画なんだけどそこに見所がある。

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 【まれ】まだ俺のツイッター TL はマッサンの余韻でうるうるしてるのだが、まったく休みなく次の朝ドラは始まる。ハイキーな画面の色と村役場スタートなのが非常に「あまちゃん」っぽい。子役から始まる朝ドラの序盤はいつも説明的で苦手なんだけど、やはり子役まれちゃんが「夢が嫌いで利他的でしっかり者で…」と説明演技ばかり運動ホイール内のリスのようにさせられて、ちょっと気の毒であった。素はきっともっと普通にかわいらしい子なんじゃないかと思ってしまうのである。俺が途中でフェイドアウトしたこれまでの数々の朝ドラと同系の感触がする。

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■15/04/07(火) □ ドラゴンボート講座
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 萌がティーンエイジャー・ドラゴンボート講座というものに参加してきた。すごく長く両舷に12人もの漕ぎ手がつくボートで、キャプテン(ていうのかな?)の掛け声に合わせえっほえっほとキッズが漕いでいく様はなかなか壮観であった。



 ボート好きのMお母さんに強制されて来たので始まるまではぶすっとしてた萌なのだが、想像したよりずっと楽しそう。これで上手になったらバンクーバーの恒例ドラゴンボートレースにも出れるらしい。ただレースに出るには12人じゃ足りないのだそうだけど。

 しかし望遠で写真を撮ってモニターで見ると萌が俺にアカンベーをしており、全然いい顔で撮れていない。写真を撮られて恥ずかしかったとか言っているが、俺が親だなんて言わなければわからないのだから澄ましていればよかろうに。はあ。

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■15/04/10(金) □ 地元すぎる俺
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 地元スーパーの中国人レジおばちゃんは俺を見つけるたびに話しかけてくるのだが、昨日は「日本語で dumpling はなんていうのだ」と聞いてきた。「ん? 餃子?」「どういう字だ」「いや字は中国と同じ漢字でしょう」「ではどうやって作るのか。自作か」と俺の品物を一向にスキャンしてくれない。

「いや自作したいけど餃子はめんどくさくて…」
「ではどうやって調理するのか」
「…焼いて蒸す感じ?」
「アー!(それよ! という感じ) どうやって?」
「いやフライパンに油を引いて…水を入れて…あの手を動かしてもらえます?」

「アー! 水はどれくらい入れるのだ」
「(^_^; (^_^; …水はカップ半分くらいかなあ(いい加減にして)」
「それで餃子はどれだけ水に浸かるのか」
「これくらい?(後ろが怒ってるよ)」
「それで焼き具合はどうやって判断するのか」
「それは何度もやって体得するしか…」

もーなんなんだこの尋問展開(笑)。前に話しかけられた時の質問はカボチャの煮つけ方でしたよ。なぜ俺に、なぜ俺にそれを聞く! フレンドリーなんだけど話が長すぎて、もうこのおばちゃんの列には並びたくないです(笑)。

 ばば様を迎えにシニアアクティビティセンターへ行くと、聞いてもないのに知らないじい様が「彼女はあっちにいるよ」と教えてくれた。図書館では話したことがない司書さんが俺を呼び止め、「あなたのお義母さんのよ」と本を渡してくれた。俺は地元すぎる。

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■15/04/20(月) □ 市営菜園
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借りてる畑を耕してくれと奥様に頼まれ、ヨッシャわしとエリーの愛と感謝の物語じゃけな! と働いてきた。我が姿に新朝ドラ「まれ」塩田のガンジ師匠の影響が若干入っている気がする。



 河原の市営菜園は行ってみたら花は咲きツバメは舞い最高でしたわ。ピースフル。



 久々に写真を撮ったが、俺のマイクロフォーサーズ PEN はやっぱイイな。標準レンズでも開放 20mm~あたりで撮ると背景前景がボケる。距離によってはこのボケに筋が出ちゃうのが安いレンズゆえで、高級レンズだとボケが美しいのだろうなあ。春の光をふわっと撮っていきたい。

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■15/04/22(水) □ 忘却の中の選択肢
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 NHK の壇蜜の番組で Nico の「フェアレストオブシーズンズ」がかかって胸を衝かれた。俺はカナダに行くべきなのか、そんなことがはたして俺に可能なのだろうかと考えながら働く警備車の中に、誰かが忘れていったカセットテープにこの歌が入っていた。あれはベルベットアンダーグラウンド好きなミゾのテープだったんじゃないかな。



Nico - The Fairest Of The Seasons
(Jackson Browne)

Now that it's time
Now that the hour hand has landed at the end
今はもう、時計が終わりを指している

Now that it's real
Now that the dreams have given all they had to lend
今はもう、夢が貸してくれたものも終わり現実

I want to know do I stay or do I go
私は知りたいの、ここに残るべきか行くべきか

And maybe try another time
別な機会を待つべきなのか

And do I really have a hand in my forgetting ?
忘却の中に選択肢は本当にあったのかしら

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 結局カナダに行くことを決めた俺は、こっそりとそのテープをもらってきちゃったのだった。なんでこれもらっていくよと言えなかったのか、忘却の中に選択肢は本当にあったのかしら。

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■15/04/24(金) □ 小さな恋のメロディ
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図書館で古い映画を借りられると知り、71 英ムービー【小さな恋のメロディ】を見た。やっぱりかかる曲を全部知ってるなあと出だしのビージーズ「インザモーニング」からじんわりしてると、子供らがワルサや喫煙や勝手なことをしまくる。ひでえなこいつら(笑)。楽しいことをモラルおかまいなしになんでもする、自己主張の小悪魔たちをカメラは追う。

 ロンドンで遊び暮らす子供たちの姿をセリフなしで延々と撮ってるシーンが多く、メロディが金魚を遊ばせるシーンとかただただ美しい。セリフをしっかり覚えちゃんと演技しお仕事してる日本の子役と違って、撮りたいなら撮ればと美しい動物がただ気ままに振る舞ってるように見える。過ぎてしまいもう戻らない瞬間をフィルムが保存している。

 '70s 英国キッズは勝手なことばかりし、汚れ散らかし火遊びをし、大人を愚弄し嘘をつきとんでもない。しかしとにかく美しい。大人たちも身勝手でいい加減な俗物で、退屈させることと罰することしかできない。大人が子供に対して正しいことを言ったり苦悩させたりしたがる日本映画とぜんぜん違う。

 ボウイーにこの映画と同年発表の「美しきものたちよ、君らがママやパパを狂わせてるんだよ」という歌があるが(プリティ・シングス)、この子供たちはほんと美しく気ままな理不尽モンスターで、大人たちは振り回される無力な存在だなと思う。メロディが不安を煽る嘘をいい母と祖母を戦慄させていたが、あの二人の大人の野暮ったさもすごくリアルだなあと思った。

 そんでですね、うちの娘らプリティ・シングスにとってはこの俺も、この映画の校長みたいに退屈な俗物ドンキーに見えるのだろうなあトホホと情けなくなります(笑)。大人たちは子供らに何もイントレスティングなことを与えられず困惑しているが、俺もそうだからね。やれやれ。



 小さな恋人たちは大人を「老いて惨めな人々」と呼ぶ。あんなふうになる前に結婚しようという。「あんなふうになる前に」と思わせるような大人ではアカンよね。劇中の名曲 CSN&Y ティーチ・ユア・チルドレンは言っておりましたよ、「理由など問うな。ただ子供を見守りため息をつき、そして結局は愛されているのだと知りなさい」。だけど俺はついつい「なんでそんなバカなことをするのか」と説教してしまうんだ。

 主人公の友達のかっこいい少年(真ん中)はこの後きっとパンクになるんだろうなというイングランドの時代感も感じさせてくれ、すごくよかったです。英米カナダではこの映画がまるでヒットしなかったそうでおばあも奥様も知らなかったけど、これがヒットした日本はセンスいいなと思う。この美しいものたちと彼らがいる空気を遠くからただ写しているのはなにかとても懐かしいと思ったら、追憶の70年代日本ドラマ「俺たちの旅」だった :-)◆