2020/07/09

プリント写真Revisited(再訪)

誕生日、うちの家族は奥様がおいしいシュークリームを焼いてくれ、私は3個も食べてしまい、娘はなんと昔の写真を写し私の絵を描いてくれてます。

H氏の自宅スタジオにてレコーディング中(1993?)

絵の俺カッコいい! まるでエルビス・コステロか鮎川みたいではないか。ーーていうかどこにあったのこの写真! 見たことないんですけど!(写真家森田さんに撮ってもらったセットの1枚がどうやら古いアルバムに挟まれ、カナダ移住後25年発見されずにいたらしい・笑)

娘はまだ完成していない、もっと手を加えるという。いや! このすごくカッコいい状態で完成としてくれ。これ以上写真に似せなくていい!

  ◇     ◇     ◇



絵の題材とするため娘が昔の写真を掘り出していたのだが、やはりデジタルカメラ以前の写真プリントはアルバムを取り出して見ることなどあまりないので、こんな写真があったのかという驚きがすごい。結婚式でバンクーバーにきてくれた父母と弟とか、



日本で住んでた今はなき借家とか、吉祥寺でやった友だちの結婚式パレードだとか。なつかしい。いい写真はカメラ接写でデジタルに取り込み(スキャナーでやると面倒)、家族がいつでも見れるようGoogleフォトにアップしている。


若い頃の自分たちを見ていると、どちらもかわいいなあと思う。Mなんか、どうしてこんな子が自分と一緒にいてくれたのだろうと不思議に思う。彼女にもそう言った。It's like we both are falling in love again (Starting Over, John Lennon)だよと言うと、Mはうれしそうに笑っていた。

撮ったきり20年以上忘れていた写真プリントを見ることは、あの頃への再訪だな。プリント写真Revisited。


奥様が20代くらいの、俺と会う前の写真を見つけ「ほらマムかわいいよね」と娘に見せると、「これはSおばさんよ」という。――あ…😅 「It's OK、GoogleフォトAIも二人を間違えるから」。だよねw

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デジタル化した写真をPCモニターに写すと5倍ほどの引き伸ばしになり、小さな写真では見えなかった細部がわかり見飽きることがない。富士山自転車隊の写真に写ってる同伴犬に気づいたときは、あっと感動してしまった。ビコ!



ビコは俺が駐在する警備事務所で暮らす警備犬だったのだが、仕事の慰労にと一度富士山に連れていき、一日中皆と自由に走り回る幸福なツーリングを体験させたのだ。だけど悪路を20キロも走ったので足の裏が痛くなってしまい、休むたびに皆でさすってやったりした。愛おしいビコ。



富士山の写真はカメラに凝っていた弟OKOがリバーサルフィルムで撮ったもので、プリントからのカメラ複写なのでモニターで見る鮮明度は低いが、しかしやはりフィルムって細部までコッテリよく写っているなあと思う。美しい。フィルム原盤にスキャナーをかけたらきっと、驚くような絵が出てくるんだろう。



「強くもえている緑の中を 走り抜けていく君と僕の影
あの甘いスリルは本物だったんだね
散り散りになって飛び去っていった
サマーフィーリング、それだけを残して」
(H氏のバンド、タイドプールの”サマーフィーリング”)

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