2017/05/07

【高校演劇】俺もグルーピーになってキャーといいたい



ムスメ演劇部のミュージカルを見てきた。吹奏楽部が生伴奏をつけるという超頑張った演劇で、週末もフル練習でみな疲弊していたが、すばらしく楽しいお芝居だった。娘はプレスリー風のスターに熱狂するグルーピーの一員で、プレスリーが登場するたびにガールズ全員キャーッといい失神する(笑)。



プレスリー役も娘の写真友だちでもともとナルシストなやつなので(うちのカメラにはいつもこいつのキメ顔写真が写っている)、こいつが腰を振りオーイェーというたびにガールズがバタバタと倒れていくのがおかしくておかしくて、最高だった。娘はクレイジー仕草で目立っていて誇らしかった。

話は雑で、プレスリーのマネージャーが主役で、恋人と別れる別れないが延々続く。そこは勝手にせよとしか言いようがない。「正直ムスメのグルーピー役が一番いいな。私が出るならあの役をやりたいよ。あれは気持ちいいでしょ」と感想をいいました。娘もYeahって言ってました。キャーッ!!



芝居中娘の馬鹿げたグルーピー演技に俺がゲラゲラ笑っていると、幕間に隣りに座ってた少女が「あなたムスメのダッド?」と聞いてきた。「そうだよ、友だちなの?」「イエス。ムスメ最高、she's so funny!」。まったくだよね、一番クレイジーだったよ。キャーッ!!



娘は家や車の中でいつも歌の自分のパートを練習してたのだが、ミュージカルの歌って高低差が激しく、楽器のように1オクターブくらい音が飛んだりする。これは歌メロではなく音楽のパーツなんだなと思った。人の声がコーラスを構成する楽器として作られている。

それを大勢が一緒に歌うことで厚いハーモニーが生まれる。上手い子もそうでない子もいるのでバラつきはあったが、大勢でわーっと歌い踊る楽しさは格別だろうなと思った。見る親としても、娘が2年半やったヒップホップダンス発表会の百倍くらい彼女の演技時間を楽しめた。レッスン料を払い送迎してる親が年に5分の発表会でしか子供のダンスを見れなかったあのダンスレッスンっていったい…(笑)。

芝居内容は凡庸なスラップスティックなのだが、出演したどの子にもステージ上で歌い踊る場面がたっぷりと用意されていて、だからこの演目を先生は選んだんだろうなと思った。演目としての芸術性よりやる方(と見る親)の充実感のほうが大事ですよね。

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