【月曜】有料ネット映画サイト Netflix にある「デビルマン Crybaby」を見はじめた。小学生の頃少年マガジンで読んだ原作を大幅に逸脱するエログロな第1話を見て、これは家族とは見れないなと残念に思ったのだが、2話からそんなことはどうでもよくなった。面白い。マンガ終盤の衝撃を今でも覚えているのだが、それをもう一度味わえそう。
2話で昔のアニメ「デビルマン」の歌が聞こえてくるのだが、そのプリンスっぽい美声はバンド女王蜂のアヴちゃんだった。そういえば彼も、人と悪魔が入り交じった不動明のように、境界上にいる人である。すばらしい。
ストーリーの骨子は原作と同じだと思う(原作のほうの記憶が何十年もの彼方)。そしてディテイルにアニメ監督の作家性があって、たとえばみんなが陸上部に所属してたりして、そこも大変に良い。原作の方の記憶にはないミキのライバルの同名少女ミキに泣けた。
【木曜】「デビルマン Crybaby」全話見終えた。子供の頃「デビルマン」を読んでショックを受けたことをつよく覚えているのだが、きっとあのとき俺は泣いていたんだろうなと思った。なぜなら今泣いているからである。悲しい。この世を思えば、人はみな crybaby。
【金曜】昨夜デビルマンを見たせいで、いわれのない誹謗中傷を受けぐおおおと憤怒の炎を捲き上げる俺という夢を見てしまった(笑)。
「デビルマン」が描いた『悪』はそれが描かれた 70 年代よりも現代においてよりリアルであり、「Devilman Crybaby」はそれを忠実に描写している。現実を想起せずして見ることができない。この世を思えば、人はみな crybaby。◆
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