2022/05/01

【まとめ22年4月】星屑に輝くロックスター

「衝撃のうめざわしゅん」「ラストワルツ」「アナログ写真のありがたさ」「エモが遮られたカムカム」「コミュニケーションの埋没」「沖縄の朝ドラ始まる」「星屑に輝くスター宙也」「ちむはなかなかしんどい」「がんばれヤンクミ」ほか


■4月2日     見知らぬマンガの才能たち

Kindle Unlimitedでインディーマンガ家黒谷知也の本を片っ端から読んでいる。本がふわふわ飛んでいる図書館、目に入るものすべてが猫になっていく男など、血を埋め尽くしていく巨大な柱…などなど星新一のような、不思議設定のショートストーリーたち。後味いいものが多い。 pic.twitter.com/XwesrPd5zm


■4月2日    衝撃のうめざわしゅん

そして今週読んで衝撃を受けたのが、うめざわしゅん「ユートピアズ」。ディストピアもの短編集で、しかし独裁国家などのよくある近未来ではなく、ツッコミ型の人間がボケを売る「ボケバー」で理想の相方に出会いコンビ結成を申し込むという、緻密に組み上げられた世界観のストーリーなのだ。感動した。 pic.twitter.com/uhC9zY6KjJ

うめざわしゅんは同じくディストピア中編集「えれほん」もすごかった。非リア充がリア充を弾圧する国や、著作権管理国家が民衆が使う言葉にまで課金する国。その世界観構築がチープではなく緻密で、緻密なモデル構築が国を駆動する歪んだエネルギーを生み、物語が動いていく。すごい。 pic.twitter.com/RpK0zOqeqq

あとから知ったがうめざわしゅんは、今年のマンガ大賞を「ダーウィン事変」という同系統らしき奇世界SFで受賞していた。読むに耐えない暴力を描く作品も多いが、すごい才能なことに疑いはない。


■4月3日    「ラストワルツ」

土曜の朝、TV録画を消化していたらザ・バンド「ラスト・ワルツ」が入っていた。聞くとカナダ教育チャンネルをくまなくチェックする義母が、トモが好きそうだわねと録っておいてくれたそう。感謝。アルバムは愛聴盤だし名場面はYoutubeで見かけるが、全編見るのは初めてだ。 pic.twitter.com/CZ2YzpcEQy

高校の頃から聴いてる「ヘルプレス」。Yellow moon on the riseというところで、音と情景に感極まったかのように宙を見上げるロビー・ロバートソン。たまらん。そしてコーラスはジョニミッチェルだった。そうだそうだったとこの特徴ある影を見て気づく。この映像やはりいいなあ。 pic.twitter.com/yAISrUQCwB

そして「フォーエバーヤング」から「アイ・シャル・ビー・リリースト」まで怒涛のエンディング。歴史に残る名演奏。まだ若いロビー・ロバートソンのどこか山っけのある喋り方と、30年後の「かつて僕らは兄弟だった」の悔恨もにじませる語り口の違いが感じられたのも印象的だった。 pic.twitter.com/pAqv6OpM50


■4月6日    アナログ写真のありがたさ

昔の写真がほしいと東京の友だちに頼まれ探していると、井の頭のアパート前に停めたRZ250の写真が出てきた。RZはブレーキが効かないが振り回せる面白いバイクだった。黒いRZにローソンのヘルメットは合ってないと当時も思ってたが、どちらも大好きだった。タイヤはバトラックス。 pic.twitter.com/D53ZBBVSxW

90年頃田舎の祖父が亡くなったとき、取り壊される前に見に行った厩と納屋。祖父はここで乗用馬と牛豚を飼っていた。子供の頃以来10数年ぶりに行くと記憶よりずっと狭く、建物の背が低くて驚いた。自分が大きくなっていたから。 pic.twitter.com/JkbQfqDzLU

弟がキャノン一眼で撮ったこれらの白黒写真は、改めてスキャンすると解像感がすごい。小さく紙焼きするとそこまで細部はわからないのだが、釘の1本1本まで写っている。フィルムって無限のディテイルが入っているんだろうなと思う。アナログおそるべし。 pic.twitter.com/5UGcLK6kZB

そして探していた写真も見つかった。バンド全員と犬1匹で富士林道をMTBで駆け下りた日の写真。あれはハッピーデイだったなあ。カメラはコニカBigMini by弟、リバーサルフィルムだと思う。わが弟はいい写真を残してくれた。今はLumixマイクロ4/3を使ってます。 pic.twitter.com/gHdaoCi6PR

いま昔のMTB写真を見てるんだよと弟にLINEすると、俺が持ってない写真を送ってくれた。おーありがとー。犬写ってる写ってる。

写真っていいなあ。俺はあの頃8mmビデオに凝ってこのツーリングの様子を撮っていたが、もう見る方法もない。あっても時間をかけて見ないだろう。写真は残るし、ただ眺めていられる。 pic.twitter.com/EDeTbJUV3Y


■4月7日   エモが遮られたカムカム

#カムカム ついに安子とるいが再会する。ひと目見ただけでという山場ならば、やはり配役交代は無理があった気がする。(なぜるいはアニーさんとわかったんだ…あそうかドラマ内ではアニー森山ではなく上白石安子だという見立てなのか…)と考えてしまった。野暮を言ってるのではなく、そういう脳内補完が常に働き、エモの発動が遮られるドラマでした。

やはりこんな引っ張らずるい篇のうちに早々に、幸せな上白石安子として和解を果たしてほしかった。アニーさんは個性ある安子の友人としてひなたと知り合い、そこから安子との再会やひなたの新しい道も開かれていくというのが無理なく素敵だったのでは。アニーさん自身はとてもチャーミングだったので、余計にもったいない配役だった。

カムカムの配役入れ替わりを伊集院光はラジオで、コンビニ深夜シフトと朝番が混じってるみたいな感じと表現していた。自分は朝ドラや芝居の『嘘』を見慣れた見巧者ではないのでと和らげていたが、そこは違和感あったと。見る人の受容度に依存するその種の不自然=嘘は今作多く、俺はそこで何度もつまづいた。最大のものはもちろん、なんで安子もるいもジョーも本当の気持ちを言わないのというところだった。


■4月8日            カムカム最終回

#カムカム 毎日かかる主題歌は大仰だったが、最終回冒頭の耳馴染みあるフォスター風音楽は暖かで、いい劇中曲だなと改めて思った。

昨日のクライマックスを見てもまだアニー森山さんを安子とは感じられなかったが、最後に大月で普通のおばあちゃんをやっていて、ああよかったなと思う。

未決リストをチェック、チェックと下っていくような最終回。ドラマTLの皆さんの読みは全部当たっていた。すごいな。お疲れさまでした :-)

■4月9日     コミュニケーションの埋没

#カムカム 最後の週まとめを見た。クライマックスのあの言葉は、『I should have said, I love you』だったらよかったな。あのときそう言えばよかったと。そしてその言葉は当然安子から出る。あなたがキレても受け止めるべきだったのよと。でるいが『I'm sorry too、お母さん』と笑えたらとてもいい。

カムカムはたしかに、「個的なコミュニケーションが埋没」する物語だった。登場人物間だけでなく、決裂後安子るいがどう生きどう考えたかを描かないことで、物語から視聴者へのコミュニケーションも途絶していた。だから毀誉褒貶が激しいんだろう。

このドラマは「誰しもみんな間違うが、時間がそれを解決してくれる」的なメッセージを残したが、間違いを癒やす時間か機会があるのが家族のありがたさなのに、時間も機会も奪われた「喪失」自体がこの長いドラマだったと思う。るいも安子も喪失後のオルタナティブ人生が双方幸せでよかったが、長い別離自体に意味があったとは思えない。

人物たちのかわいらしさで最後まで楽しめたが、個的なコミュニケーションすなわち本当の気持ちを伝えていればそもそも起こらなかった喪失が、ドラマの真ん中にずっとあり続けていた。

■4月10日       マリゴールドの君が

春先恒例(というか俺は知らんのだが奥様がやってる)庭先花壇に植える花を買い求めにプラントショップに行くと、今年は寒いからまだマリーゴールドは植えちゃダメと店員さんに教えられた。あーなるほど。今朝も霜降りてましたもんね。そしてマリーゴールドってマリゴールドなのね。 pic.twitter.com/kX6BoRz7X0

そして寒さに強い花を教わって、色を見つくろいいくつも買って帰る。農業ゲーム「スターデューバレー」を愛する奥様は、プラントショップで働くなんていいわよねという。花の育成とアドバイスが仕事だなんて素敵だよね。イメージ的に、いやな客とかあまりやって来なそうだしねw pic.twitter.com/zRSYF6acq0




■4月11日     鎌倉殿おそろし

#鎌倉殿の13人 京都の法王を含め、権力者がどいつもこいつも義にもとる阿呆である世界のつらみが見事に描かれ、いつの世も変わらない話だなとつらい。思想を持たぬ戦闘マシンである義経をけしかけられる木曽義仲の気の毒さよ。その義経にも、セミの抜け殻ほどの情けはあるという…。

■4月11日     沖縄の朝ドラ始まる



#ちむどんどん 「お母ちゃんはニイニイに甘すぎなわけよ」。あの一家の言葉とイントネーションがこんなに懐かしいのは、自分の沖縄旅行じゃなく「ちゅらさん」からの記憶だろう。あの家が懐かしいのは恩納の琉球村で、座敷に上げてもらったから。なにもかも懐かしい。 

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ちむどんどん しかしセットとロケの組み合わせなのだろうか、ここまで返還前の沖縄風物を見せてくれるとは素晴らしい。景色を見てるだけで沖縄アミューズメントパークではないですか。子役暢子も仲間由紀恵の実子かというくらい似ていてかわいいし、最高だな :-) 


■4月9日                   エアロの記憶


昔うちのバンドのゲストで宙也くんに「ドロー・ザ・ライン」歌ってもらったけど、高校時にエアロ好きだったと今知って、あのとき選曲しといてよかったなと(笑)。演奏かっこよかったと思うしね :-)

そう、俺たちのレコード発売記念ライブで、「ヘルタースケルター」も。あれは光栄だったし、覚えていてくれて今もまた光栄です。

スタジオまでリハーサルにも来てもらって、駅からスタジオまで一緒に歩きながらあのとき、(ああスター宙也にこんな府中の果てまで来てもらい申し訳ない申し訳ない)と内心思ってました :-)


■4月12日    星屑に輝くスター宙也


同年代でむかし何度か共演し、今もときおり言葉を交わしてくれるロックシンガー宙也が、体調崩しライブをキャンセルしたらしい。自分がおっさんになって思うが、楽器を弾くならやれても歌を歌うコンディションを通年維持するって、とんでもなく難しいのではないだろうか。ほんと尊敬するし、お大事にと思う。

Amazon Musicで俺はボ・ガンボスの全アルバムを聴いたが、どんと没後に未発表音源をまとめたアルバムでは、これも同世代どんとの声が変わっていた。あれっと思うことが何度もあった。曲もなるほどもう一枚は厳しかったかと感じるものが多かった。ロックバンドの維持は心身ともにほんとに難しい。

この二人のロッカーは、宙也アレルギー・どんとローザルクセンブルグ時代におそらく一緒にライブをやってただろう。アレルギー解散ライブの新宿LOFTには、当時BOOWYブレイク前の布袋もいたそうだ。

その後宙也はDe-LAXで武道館ライブまでやった人だが、天才ギタリスト小野ちゃん(のちにスターリン)、カミソリのような美貌と音のベースU子、秀逸なキメフレーズを生み続けるドラムあーちゃん(のちにPモデル)を従えフルハウスの新宿ロフトで歌うアレルギー宙也は、俺たち東京のライブハウスバンドから見て神がかっているほどのスターだった。

TBSラジオアトロクでだったか『ボウイ・メモリアル2022』があると聞き、「宙也が歌うのでは」と調べたらやはりそうだった。さすがだと思っていたら体調崩したとのこと、元気になってほしい。もうみんな星屑となった80年代東京ロッカーの中で、宙也は今も輝くスターなのだから。


■4月12日     クラシックカメラを眺める

Kindleでクラシックカメラ本を眺めている。これがライカかー。すべての線と形が美しいなあ。このコンタックスってやつはM4/3 SIGMA19を入手した老カメラ紳士に、「38mm F2.8はなつかしの愛機コンタックスと同じ」と評されていたやつだ。面白いカメラがいろいろあるなあ。 pic.twitter.com/HcWqoVLKMt

友だちの写真家が東京ですばらしいライブ写真を撮ってくれたリコーのGXRもあった。センサーごとレンズ交換というキテレツカメラだ。Exifを見るとこれにF1という超明るいレンズをつけてたので、ライカのレンズだったのかもしれない。よく見せてもらえばよかった。 pic.twitter.com/9uiwD1hOZy

GXRの写真家に、昔撮ってくれてたあのカメラはなんだったのと尋ねると、ライカM2、今見ると驚きの写りだよと教えてくれた。やはり。壁でジョンレノンのポートレートと並べ貼られても引けを取らない(個人の感想です)あの90年頃の1枚は、その35年も前の銘機ライカで撮られた写真だったのだ。 pic.twitter.com/OVnlTnMapx



4月13日                   桜と灯籠

庭のサクランボの花が咲き始めた。去年置いた苔むす灯籠に桜が咲いて、めちゃくちゃいいなうちの庭のこの景色 :-) 毎日撮っておこう。 pic.twitter.com/dwyeBmw5x2


■4月15日    てぃんさぐぬ花

#ちむどんどん 朝ドラは主題歌を入れるルールなので、今日のどこかで流れるだろうと予期していたが、子供らの走る姿にああいう形で重ねられるとは思わなかった。冒頭に流れるよりも胸がぎゅっとなる。ナレーション入れないでほしかったくらい。

#ちむどんどん 「てぃんさぐぬ花」は坂本龍一アレンジのこれに驚いた。前半はきれいにトラディショナルで、やがて坂本にしかつけられない和音が鳴り始める。どこからこんな和音が生まれてくるのだろう。ゆるぎなく鳴り続ける三線。

もう一度見て、暢子の手がシークワーサーに届き父ちゃんが倒れたシーンでかかる「椰子の実」は、坂本龍一「てぃんさぐ」のオマージュだったと気がついた。和音と三線が静かに鳴っている。だけどなぜこのドラマで重要な歌が沖縄と関わりのない藤村の歌なのか、前回もこたびもわからない。


■4月18日       庭で過ごせる幸せ

毎年イースターは親戚の子供らとエッグハントをやるのだが、訪ねていくと留守だった。仕方ないので木の枝とかにチョコレートエッグを隠し、見つからないと困るので答えの地図を書き置いていく。まあ目視できるところに置くというルールなんで、見つかるだろうけどね :-) pic.twitter.com/sxW0EOOLeQ

午後は桜の下に置いたハンモックで花を愛でて過ごす。奥様も日本庭園に出したテーブルで本を読む。うちの桜も満開だ。サクランボの木なので花こんもりにはならないが、可憐で美しい。肌寒い春だけれども、庭で過ごせる時間が少しずつ長くなる。


■4月19日    ちむはなかなかしんどい

#ちむどんどん は両親心中期するものがあるのだと初週色濃く伝えられ、それはなんなのか説明を待とうと思ってるうちに不幸が襲ってきたので、なにを思えばいいのかわからないような月曜日だった。仲間お母さんは芯が強くも見え、ぽっきり行ってしまいそうにも見える。子供らのマインド強いのが救い。


■4月21日     日本語教育

#ニュース7 ウクライナからの避難民が日本語を習うシーンがニュースでよく流され、今日は小学生が「すいか」「すずめ」とひらがなを習う様子が流れていたが、外国人向け日本語教育ってほんと実用性が低い。自分の娘のカナダ日本語学校時代を思い出す。先行きの遠さに気の毒になる。 pic.twitter.com/gDaUNvfOWy

その子は「They can help me, and I can help them」と話していた。欧州人はときに驚くほど英語がうまく、ウクライナ避難民もこうしてカタコトなら英語を使える人が多いだろうから、周りの子供たちのほうが習ってる英語を使う機会にするほうが楽しく生産的だろうと感じる。女の子はそういう文脈で話してたので、子供らは言われずとも日英ちゃんぽんでコミュニケートしてるのだと思う。よいよい :-) 


■4月21日        懐かしのママ友

今日偶然にも町で、娘の日本語学校同級生のお母さんたちと会った。あー10年以上ぶりよね久しぶりーというその声のトーンと、せっかくだからお茶行きましょという元気さが、ああ日本のママ友だなーとなつかしいw せっかくだから写真をとカメラを向けると「撮らないでー」となるのも懐かしいwww pic.twitter.com/8jCcnbibIK

その恥ずかしがるお母さんたちの様子はとてもいい写真になったので、ムスメにも見せたが覚えてなかった。まだ小さかったもんなあ。俺も小学生だったあの子たちに今もし会っても、ああ○○ちゃんだねと見分けられないかもしれない。みんなきれいになってるだろうね。



■4月21日    がんばれヤンクミ

#ちむどんどん このままではお母ちゃん倒れるの必定なので、この家がどうなっていくのかというビジョンがほしいと思いつつ月火水と見ていたが、やはり…となる。東京から来た学者という第三者視点が物語内にあるのだから、彼も交えビジョンを提示してくれたらいいのに。

#ちむどんどん のしんどさは子供らの楽天性で和らげられているが、やはりお母ちゃんが黙って耐えるばかりなのが悲しい。「私のかわいい子どもたちに…手ぇ出すんじゃねぇ!」と言ってくれないかな。言ってもどうもならないけれど。(絵はムスメが5歳時に描いたヤンクミ) pic.twitter.com/7eEfT0ZCLP


この親子があの家にきた経緯/意味と、選択できる未来はあるのだというビジョンを初週であらかじめ示してから話を進めてほしかった。一人養子にやれば家計が楽にというのは希望ではないし。

■4月22日

#ちむどんどん 金曜日。大山鳴動して誰も養子には出されず振り出しに戻った。「この一週間は一体なんだったカ」とあの叔父さんは怒ってるだろうし俺もそう思うがw、1週間ただただ悲しい顔をしていたお母ちゃんが「みんなの言うとおりサ」と沖縄のアクセントで、みんなで幸せになろうねととにかく声に出してくれたのが実によかった。彼女の声と気持ちを俺は聞きたかったのです :-)


■4月23日     ビートルズとディランの同時代性

午後、庭のテーブルにコーヒーとKindleを持っていき読書を楽しんだ。ビートルズとボブ・ディランの同時代性を綴る本。面白い。桜がはらりと少しずつ散り始めている。 pic.twitter.com/oVCxUvD3wm

屋根から剥がし灯籠にまとわせた苔は、雨季の間にうまく定着してくれ美しいのだが、乾季の夏は水やりしなければならない。まあ同条件の屋根の上で長年育ったコケなので、たとえ夏に枯れ仮死状態となっても秋に蘇るものなのかもしれない。


■4月24日     自転車ソロラン

暖かく晴れたサタデーアフタヌーン、ほぼ一月ぶりの自転車ソロラン今季第2戦となった。ウォームアップする姿がすてきだぜ野球ガールズ。外でたくさん人が活動する季節はいいなあ。今年はほんとうに寒い春だが。 pic.twitter.com/aVauMst2OE

どのカメラを持っていくか迷い、一番古いオリンパスPM1に標準ズームをつけていった。このカメラは暗い屋内ではブレてもう実用にならないのだが、光がいいと今もカリカリに写る。写る写る、気持ちいい。自転車カップルが走って来たときは、やったシャッターチャンスいただいたサンキューと思った :-) pic.twitter.com/LTDr36FWbU

公園の芝で寝転がり、コーヒーとナッツをいただきながら「ビートルズとボブ・ディラン(中山康樹)」を読む。元スイングジャーナル編集長の音楽評論家による仔細な資料突き合わせ仕事で、ジョンとディランが愛憎相まった関係だったことが知れ面白い。 pic.twitter.com/x8GgWgKWnp

「ノルウェイの森」などジョンのアコースティック曲にはディランの影響があり、それに対するディランのアンサーとされる歌もあるのだそうだ。「ぼくはパラノイアになっていたからそう受け取った」とジョンの言葉が発掘されている。初めて読む筆者だが、只者ではない音楽歴史学者的なシャープさがある。 pic.twitter.com/2rLeSQ1Gby

その歌「フォースタイム・アラウンド」はたしかに「ノルウェーの森」によく似ている。曲も歌詞の書き方もそっくりと感じる。ディランがジョンに聞かせたというのが事実なら、意識していたのだろう。しかし後世に残る名曲としてはビートルズの完勝だ。おもしろいなあ。◆www.youtube.com/watch?v=7wSIbo


■4月26日

昔NHKコントLIFEで「8月の京都を旅行するとは正気か」という内容のコントがあって、8月の京都旅行を共にしたことのあるカナダ親戚に字幕をつけ見せたらバカウケした。朝しか観光できないくらい暑くって、午後は宿にこもりインターネッツしてたあの旅。写真は東寺の市。 pic.twitter.com/psjFiuYUKb



■4月27日     ちむの格差

#ちむどんどん 翼をください。こういう流行歌を当時の沖縄の子が歌ってるというのは、本土との同時代的つながりを感じうれしい。しかしピアノを習わせてやれないお母ちゃんがまた悲しい顔してる。そんな顔させないでよ。賢秀うるせえw

#ちむどんどん お母ちゃんの悲しい顔がつらいのは、あんな賢秀でも家長のように頼り医者の相談したりする、働き者だが弱い人であるかのように(今のところずっと)描かれてるからだ。それぞれの人生模索中の子供ら以外に頼れる人がいればいいのだけれど。智みたいなしっかりしたやつが。

ずっと犠牲の話なのがお母ちゃんの姿に現れる演出はつらくて、この一家に余裕ができるビジョンや支えをずっと待ってるのだが、なかなか出てこない。


■4月28日     迷子のカモ

いつもの公園でバードウォッチング。遠くについーといくつもの航跡が見え、望遠レンズで覗くと10羽近いカモのヒナたちが泳いでいた。かわいー! 泳ぐのが下手でもどかしいのか、とりおり羽ばたいて水面を滑り進んでいる。かわいー! pic.twitter.com/Q30Kl4jCWz

ところがそのうち一羽が群れからはぐれ、どんどんこっちに泳いできてしまう。おいおい群れへお帰りと奥様が音を立て追い返そうとするのだが、人間のこともあまりよくわかってないらしく無邪気に目の前へ。かわいい。かわいいがお前それじゃ心配だよ。お母さんが見つけてくれたらいいのだけど。 pic.twitter.com/ZQQOsxiCt6

普段使わないカメラの写真をラップトップにインポートしたら、知らぬ間に娘が撮った俺たち夫婦の写真がいくつかあった。これはバードウォッチングに出かけるところだ。奥様の手提げ袋には、鳥類図鑑と双眼鏡が入ってる。いい写真 :-) pic.twitter.com/jWcfHeJXpC


■4月29日

#ちむどんどん (金曜日)就職を蹴るならお前んとこの息子はなあと俺なら言ってしまうが、そんな計算がないから暢子は美しく、母ちゃん自慢の娘なのか。今週も最後にお母ちゃんとにかく笑ってくれてうれしい。

あんなバカ息子を許す場で働くのは精神の奴隷で、それを知ってか知らずか本能なのか、賢秀が祝うのもよかったです。

日本でやってるフォークダンスはカナダやアメリカにはない風習らしく、日本で高校のフォークダンスを見た奥様が珍しがっていた。フォークダンス発祥とググると最初は日本の占領軍の指導教官が考案したという説が出てくる。かわいらしいものを考案してくれてよかった。

■4月29日      早くもクマ出現のシーズンイン

【今シーズンクマ一号】娘が玄関から出ると庭にクマがいた。ひゃー昼間からかよと家に戻り2階ベランダから見ていると、クマは家々のゴミバケツを全部倒しながら通りを下っていった。まれにロックしてないゴミ箱で食べものにヒットすることがあり、これを学習してしまっているのである :-( pic.twitter.com/6Gh4zohmZo

クマ探しクイズ。難易度そこそこ。………(ヒント:黒クマが黒いものの前にいます)



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