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2015/09/28

猫サドンリー


奥様が「さあ秘密の場所に行くわよ秘密よ~」と、私と娘をどこかへ連れて行く。動物保護センター? え? 猫飼うの?! いや前から猫を飼おうかしらとは奥様言ってたけどさ、本気にしてなかったのだ。そんなーいいのかな猫を飼うなんて…まあ東京のアパートでは飼ってたけど今はなんか責任あるし…と思いつつ、会ってしまうとたちまち愛着が湧きかわいく離れがたく、即日縁組みしてお持ち帰りとなった。

で帰宅し「さあ今日からここが君の家だ、ようこそourホームへー」とニッコリ笑って箱から出してやると、猫は

「な ん じ ゃ こ り ゃ あ!」

と2枚め顔を見せ、脱兎のごとく物陰に隠れ出てきてくれない。現実は難しい(笑)。

◇

しかし人間のことは好きな猫で、隠れてるベッドの下に手を差し入れてやるとゴロゴロいって喜ぶ。そこでとにかくゆっくりゆっくり時間をかけ、まる1日ベッドの下で背中をなでてやり、ときおりトイレに連れてくこと10回。ようやくそこが砂だと気がつき用を足してくれた。これで自信を得て夜やっと家の探索を始めてくれましたうちの猫。よしよし。

そして昼間ずっと隠れて寝てたので、みんなが寝静まった夜暴れまくる。家中をヒャッハーと駆けまわり、どこを通ったのか頭に蜘蛛の巣を絡めている。ときどき俺のところに来て立ち止まりやがて去っていく。俺はもう寝るよ、あまり騒がず、そして物を壊さないでくれ頼む。

歯を磨いてたら猫が見に来た(笑)。なにもかも珍しいんだろう。だんだん楽しくなってくるなあ :-)

2012/01/03

日記「年越し花火大会」

「本屋でプレゼント探し」「日中英語語彙の差」「渋谷系な甥っこ」ほか。

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■11/12/23(金) □ 本屋でプレゼント探し
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Mへのクリスマスプレゼントが思いつかず本屋をうろうろし、「マンガ」棚があったのでそうだ1つ優秀なマンガを読ませてみようと棚を物色したのだが、どれもこれも目の大きな少女マンガまたはボーイズラブ(?)風であった。こんなものは俺でも読む気がしない。日本で人気のマンガがそのまま翻訳輸出されてるのかなあ。妙にヘタな絵のほうに偏っているような気がする。もっと面白いマンガはいくらでもありそうなのに。

これは諦め、ボードゲームのガイドまたはカタログ本がないかと店員に尋ねてみたのだがなし。コインとか切手コレクションの本はあるのだが、そういう伝統趣味ほどボードゲームは普及してないのだろうか。それともネット時代に情報として本を買う人はいないのかな。興味のない人を啓蒙するにはネットより本が一番なのだが。カナダにはあのムックと呼ばれる写真本の類が、日本ほど豊富に売ってないようである。「ムック」という言葉自体通じるのかどうか不明で「ガイドブックかカタログブック」と店員には尋ねたのだが、英語として通じるんだろうか?

俺は東京時代は週何回か古本屋に通う程度の軽度の本好きだったが、日本語の本が手に入らないせいもあるが今や全然本を読まない。ネットで読むテキスト量は当時の書物テキスト量を上回ってさえいるかもしれないが、小説などを読むのと各種雑文を読むのとでは頭脳負荷が違うので、やっぱり低きに流れているという自覚はある。音や映像は外国に住んでいてもネット経由でこちらの知覚圏内に飛び込んできてくれるが、面白い本は本屋という現場をぶらつかない限り、偶然やってきてはくれないのだよなあ。そんなことを考える久しぶりの本屋であった。結局何も買うものなし。

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■11/12/25(日) □ 日中英語語彙の差
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「りぼん」付録の「姉カワ」スカーフ
クリスマス。萌は大物プレゼントは特になく、皮のブーツ、ジーンズなどおしゃれ製品でエキサイトし、俺が買ったペンシルシャープナーや日本のイトコが送ってくれたマンガ「りぼん」で微笑という感じ。「りぼん」には「姉カワスカーフ」という付録がついていた。お姉さんっぽくてカワイイということだろう。あと、髪の毛を「盛る」というページもあった。日本の流行語は英語よりずっと多く流行速度が高いと思う。

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お客で来ていた中国出身のYさんの話を聞いていて、カナダにもう3~4年も住んでいるはずのYさんの英語語彙が相変わらず少ないことに気づく。「アンティーク」という言葉を知らないのには、文化現象として驚いた。英語を覚えたいという日本の人に俺はいつも、「日本人はガラスやコップに始まりすごい量の英単語をすでに知ってるので、その英語式発音を覚えればたちまち豊富な英語彙が身につく」と励ましているのだが、中国人にはその法則が通用しないのかもしれない。

これは中国が異文化からいかに分離されてるかということなのかな。実際たとえば中国人はコーヒーを飲まないので中華モールにはコーヒー屋がないし、Yさんのご両親は洋食を食べないそうである。そして横文字が通じない。つまり「カーネーション」のおとうちゃんくらいの「洋化」度合いだと思うとイメージしやすい(笑)。

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■11/12/26(月) □ 渋谷系な甥っこ
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SH家のクリスマス。夏に3週間日本に行っていたという高校生の甥ERとやっと会えた。ERは気合の入ったスケートボーダーで、代々木や新横浜で滑ってるスケートボーダーの友達のところに厄介になっていたそうで(そいつがカナダのERの高校に留学しており、夏にERを連れて帰省していたわけ)、渋谷系ボーダーたちのまっただ中にいたわけだ。日本では有名なボーダーとも仲良くなれたし、めちゃくちゃ楽しかった、また行きたい、1年くらい住みたいと言っていた。そういう奴らの生活は、バイトしながらバンドやってた俺なんかと同じだろう。生活は苦しくても、そりゃ楽しいだろうさ。若いってすばらしい。

でERはビデオカメラも趣味だそうで、自分が撮ったビデオをうまく編集したクリップを iPhone 上で見せてくれた。渋谷のセンター街とかが写っている。なるほどねえとしばらく見ていて、あれ、BGM ははっぴいえんどの「いらいら」じゃんと気づいた。そうそう、友達がこのバンドを好きで、僕も好きになったんだとERはいう。そうかー。―――「いやあお前の友達はみんなちんたらバイトして後は遊んで暮らしてるんだろうが、センスはいいよ。見どころあるよ」と肩を叩いておいた。

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■11/12/29(木) □ 最新ゲームに興奮
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年末は家族行事ばかりで年内萌が友だちと遊べる日は今日しかないので、提案してALのところへ行かせてやる。するとクリスマスホリデイらしくパジャマ姿のお母さんがゲームコントローラを持ったまま玄関に出てきた。ちょ、そりゃなんすか、ワイヤレスですかと俺が驚くとゲーマーを自認するお母さんが喜んで、Xbox なのよちょっと見ていく? と招き入れてくれた。


こんな感じ。うらやましい冒険。
そんじゃあ最新ゲームがどんなもんなのかちょっくら拝見させて下さいよどっこいしょと上がらせてもらい眺めると、彼女がやってるのは美麗なアクション RPG だった。架空の中世世界が遥か彼方の霞む遠方まで続いている。うわー気持ちいー。PS3 のほうがグラフィックはもっといいのよとお母さんはいう。いやー僕はそりゃ日本人だから昔は普通にゲームシーンを追ってたけれど、2000 年以降は全然知らないんだからこれでも十分すごいすよ。すごい。

ゲームマシンも今は安いのよとゲーマーお母さんは力説する。うちのは 4GB だから $199、後から必要になったら外部 HDD も足せるし、云々。まあ確かにこの性能で昔のゲーム機と似たような値段だから高いとは思わないが、ゲーム自体がいまだにあまり安くなってないようである。iPad 用ボードゲームは \600 だとかとんでもなく安くなってるそうなのだが、あれはプログラム自体がシンプルなものだからなのかな。ゲーム全体がこの値段になるか、日本みたいに中古市場が活発になり安くならないと、ビンボーな俺はカナダでゲーマーにはなれないなと思う。

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■11/12/31(土) □ 年越し花火大会
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大晦日の支度をしながら紅白歌合戦 2011 を見る(感想はこちら)。胸に迫るもののある、いいショーだった。泣き顔を家族に見られないようコソコソ隠れて見てました。

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そばと天ぷらでお年越しをして、夜萌の中学の校庭の年越し花火大会へ。これは毎年恒例らしい。萌を連れ俺自身も初めてカナダの大晦日に夜中に出たのだが、学校近隣の住民が数百人ほど集まりダンスミュージックも大音量で流れていて、ちょっと気持ちが浮き立った。日本の神社お寺ほどの賑わいではないけれど、初詣みたいじゃん。いいぞいいぞ。

花火もライセンスを持つ卒業生(?)がカンパを集め、本格的なものを百発ほども打ち上げてくれ、思ったよりもずっと立派だった。打ち上げ機はわずか 50m 先で、これほどの至近距離で花火の打ち上げを見るというのはなかなかなく、煙で目が痛くなる。さらには花火の燃えかすが漂ってきたらしく目に入り痛かった。

花火の前後萌はSYのところで友達と遊ばせてもらい、迎えに行った俺も招かれて中に入る。ガラッパチで感じのいいSYお母さんの家らしく、そこら中が散らかっていて居心地のよい家であった。

年に一度の夜中の狂騒に盛り上がるキッズを待ちながら話をし、このうちにはハムスターがいると聞いたんだけどと尋ねると、ハムスターを小屋から出してくれ遊ばせてくれた。しつけると人間に慣れまったく噛んだりしなくなり、小屋から脱出して人のいるベッドルームに来て餌をくれと声を立てたりするという。散歩させることすらできるのだという。ハムスターってそんなに人に慣れるのかー。いいなあ。うちのイモリたちも最近はいつも活動してくれて見ててとても楽しいけれど、両生類を手にとって遊ぶことはできないからな(人間の体温はイモリには灼熱地獄だという説がある)。

萌は花火の場でもここでも友達と騒ぐのに夢中で、俺に寄ってきやしない(笑)。まあ友達といたら親なんか邪魔なだけなんだろう。今日ここに連れてきてやれて本当によかったと思った。ホリデーシーズンって本当に家族行事ばかりで(各種クリスマスパーティだけで3日、その準備で2日潰れた)、子供は冬休み中意外と友達と遊べず、かわいそうなのである。1時過ぎまで遊んで帰宅。いい年の暮れであった。ありがとう、ガラッパチなSYお母さん。

2011/12/21

日記「1学期の通知表」

「レイソル修業あるのみ」「昔の日記読み」「欝なクリスマス準備」「悲しい輪廻」

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■11/12/11(日) □ 1学期の通知表
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萌の中学最初のレポートカードが帰ってきた。俺もMも成績など気にしちゃいないのだが(萌が各科目で自分がやってることを理解していればそれでよい)、成績は思ったよりよかった。

しかし各科目に対する生徒自身のコメント欄があるのだが、ここに萌はなんと、「問題が的外れ(数学)」「教科書のコピーばかりで有意義ではない(科学)」と書いていた。―――うわ。俺とMが宿題を見て家で言ったことそのまんまだ。俺たちが各科目の指導についてどう思ってるか、先生にモロにバレてしまった(汗)。

子供が学校や教師に盲従せずある程度批評的になるのはいいのだが、親の思想が安易に感染ってしまうのはそれはそれでよくない。しかもそれを人に伝えられてしまっては超マズイ。ほんと俺もMも冷や汗もので、こういうことは先生に言ってはいけないと萌に諭す。子供の前でしゃべることは、親もほんと気をつけないといけません。

◇

しかし10月くらいまでは萌の宿題が本当に多く終わらなくて、一緒に手伝いながらひいひい言っていたのだが、3者会談で先生に宿題量の相談をした時点からガタっと減った。あれ以降1時間を超えたことがないと思う。これは俺の苦情が効いて宿題の量が減ったわけではなくて、あのとき以降クラス時間中先生が萌の課題進捗に目を配り集中させ、家に持って帰る課題の量が減るよう指導してくれたんだろう。ありがたい。助かった。

こないだクリスマスコンサートのときにFNのお母さんと話したのだが、FNはいまだに2時間かかっているそうで、宿題があるからろくろく親子の時間が取れないと嘆いていた。それは先生と相談したほうがいいですよ、相談すれば子供の負担を減らす方法はきっとなにかありますよと、萌のケースを詳細に教えアドバイスしておいた。しかしFNの担任は宿題が多くて評判の先生だそうで、相談しても無理かもしれないとお母さんは気弱げ。そういう教師のさじ加減で子供の生活が大きく左右されるというのは倫理的に間違ってると俺は思う。お母さんはとにかく担任と協議し、FNのクオリティオブライフが宿題のためにどれほど劣化しているかを訴えるべきだ。

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【坂の上の雲】203高地の攻防、高橋英樹がすごかった。歌舞伎や旅芝居を見る快感を極めた感がある。それにしても戦争。あんな寒いところに行くだけでも嫌なのにそこで戦うなんて地獄の沙汰で、死んで死んで死んで最後は肉弾戦。戦争は本当に無茶苦茶だ。言葉を失うとはこのことだ。

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■11/12/13(火) □ レイソル修業あるのみ
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【クラブW杯:柏・サントス】組織プレイでは柏が大きく上回り、しかし相手のシュートが馬鹿げてるほどすごかったという試合だった。柏がシュートを打つには最後のディテイルの技術がわずかに足りない。しかしわずかだ。何度も何度も攻めていけばわずかな違いが掴めるはず。若い攻撃陣が相手との間合いをどうやって取り、いかに短い時間で正確にやるべきことをするか感じ取れば、シュートは打てるはず―――と期待したのだが、後半出た北嶋と澤も含め、ついに点は取れなかった。
kaizokuhide: 毎日の小テストを一生懸命がんばっている柏レイソルと、試験の前だけポイントを押さえて高得点を取っているサントス。そんな感じがして、非常に腹立たしい。けどこれがサッカー。対応せねば

たしかにそんな感じのゲームだった。取れたのは酒井のヘッドの1点のみ。酒井は欧州のどんなクラブに行ってもやっていけるだろう。

これほどメンタルが鍛えられた柏でも、勝負どころでほんの僅かボール処理を早くしようとしてタッチがブレてしまう。だがそうしないと取られてしまう。修業あるのみだな。

バルサもこうして攻めて攻めて、そして点をしっかり取るんだろうな。今まで見たトヨタカップの南米代表より弱かったような気がする。それとも柏が強かったのか。

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■11/12/16(金) □ 昔の日記読み
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補聴器調整で婆様を専門店へ送る。これでかれこれ10回目である。「心ゆくまで調整してもらえるのよ」と婆様は喜ぶが、何度調整しても納得いく音がせんと言ったほうが実情に近いのではないだろうか。

しかも先週と今週はなにか新しい付属品をトライするはずが2回とも不良品で、完全な無駄足となった。「なんだその壊れてますまた来週というのは、ガキの使いじゃないんだぞ」と運転手の俺は怒るのだが、婆様本人は平気。気が長い。補聴器の調整が出る前に天寿をまっとうするかもしれない。

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思い返すことがあって昔の日記を引っ張り出す。大学を出た頃の日記を読むと、センスは今と変わりないけどアタマ悪いなあオレと思う部分が多い。この頃もう少し賢ければ、当時入りたかった世界にも行けただろうな。俺が今ぐらいの知的レベルに達したのはレコードデビューしたバンドで苦労したこの時期だろうと思っていたが、それよりずっと後、もっといろんな奴らとバンドをやりいろんな人と出会った後だったんだなと改めて認識した。

しかし自分の日記というのは面白い。読み始めると面白くて止められず、夜中まで読み続けてしまう。忘れていたことも本当にたくさんあって、胸がドキドキする。烏山・吉祥寺での青春が甦る。

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■11/12/17(土) □ 欝なクリスマス準備
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クリスマスの飾りをするのかと思ったらMが重箱の隅掃除を始め、俺がちゃんとやってなかったと激怒モードに入ってしまった。いややっとけと言っといてくれればちゃんと時間を調整してやっといたのだが......(言い訳)。

クリスマスというのはまったく大変な行事で、大量のプレゼントを考え探し買わなきゃならないし、遠方へは送らなきゃならないし、家事を済ませてないとこうして怒られるし、どの家でクリスマスディナーを食べるとか誰を呼ぶかとかで毎年紛糾するし、初年度からずっと俺は、カナダのクリスマスは大変だという思いしかない。

萌になにかいいプレゼントを買ってやれるときだけはうれしいが、もう iPhone だの PS3 だのといった高価なものしかほしくない年頃なので、今年なんかほんとにプレゼントが思いつかないしな。Mはブーツだとか服を買ってやるそうだが、俺はなにもいい案がない。よわった。

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■11/12/20(火) □ 悲しい輪廻
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用足しとクリスマスショッピング。萌と一緒に久しぶりにペットショップに行ったのだが、ハムスターを触り手にとり喜んでいる。萌はもし可能ならクリスマスプレゼントでペットが一番ほしいわけで、うちはアレルギー持ちの家族がいるので猫は無理としても、限定されたスペースで生活するハムスターなら飼えるんじゃないかと思う。だが、あとでMに聞いてみるとやはりハムスターもアレルギーの原因となるのだそうだ。残念。

◇

7歳くらいのボーイズ2名がペットショップにいて、ハムスターやウサギを叩いたり巣箱を持ってひっくり返したりしていたぶっていた。俺が見かねて「ヘイ何やってんだよ、そんなの嫌がるに決まってるだろ」と小声で叱責するとすぐに逃げていったが、しばらくすると戻ってきて同じことをする。

いったい親はどこにいるのだと見渡すと、小さな気弱そうなおばあちゃんが遠くから口出しせず2人を見守っていた。これを見てなんとなく、ああ親が養育放棄状態の子供らなんじゃないかなと想像してしまった。こういう子供らは自分たちも暴力を受けて育ったのかもしれない。

自分が親となって他の子供やその親と知り合うと、馬鹿は遺伝するとつくづく思う。馬鹿な親は自分の子供の成長度合いなど気づかないので放置し、子供らは言葉を覚えるのも社会規範を学ぶのも普通より遅くなる。そして身につけた言葉やモラルの質自体が劣る。暴力的な親からはこうして暴力的な子供が生まれ、そのまた子へと悲しい輪廻をつないでいくのだろう。嘆息。

2010/10/03

日記「萌の勉強部屋が完成」

「イモリの病気」「前の学校で遊ぶ」「ボードゲーム考」ほか。

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■10/09/10(金) □ イモリの病気
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 バンクーバーの秋らしい、今にも降り出しそうな空が毎日続く。BCの秋が悲しいのは爽やかな夏が終わると同時に雨季になり、あとは春まで延々と寒くジメジメなところにある。春、夏、雨季、冬しか季節がない。本格的な雨季が始まる前に、排水ポンプの非常用バックアップシステムを構築しなければ。

 イモリのパスタに皮膚の疾患ができてしまった。こいつはうちに来てから自力で餌を食べたことがなく、1年余ずっと俺が強制給餌を続けてきたほど弱いやつなのだが、本格的に病気になったのは初めてのことである。調べると特に薬などなく感染の可能性があるので、とにかく小さなプラ水槽を買ってきて隔離することにした。長期戦となりそうだ。

 はあ。元気な日本のアカハライモリ飼いがうらやましい。Youtube や飼い主ネットカメラで見るとアカハラの活発さは実際驚異的である。水面に浮いた金魚の餌を泳ぎながら食べたり、水面を流れる浮島にひょいっとよじ登るなんて映像を見ると、これはほんとにうちのシナイモリと同種の生き物なのかと思う。小亀並みの動きの速さと生命力だ。うちのシナに比べ体型的に頭が大きいので、脳神経系の発達具合がまったく違うんだろうな。

 ペットショップの兄ちゃんは日本イモリの発注も可能だと言ってるのだが、しかしカナダというのは店員の言ってることがものすごくいい加減なところなので、生き物の発注はこわいのである。何が届くかわからないのである(苦笑)。

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■10/09/15(水) □ パスタ死亡
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 隔離水槽のパスタの様子は今朝も変わりなく、それなりに元気で餌も食べられそうに見えるので、反応を見るために赤ミミズとドライフードを底に少量置く。で1時間半ほどしてから水槽に目をやると、なんと彼が水中に沈んでいた。えーっ!

 今後ことによるとここで一生過ごすかもとサブ水槽を快適に整備していたのだが、隔離1週間で死んでしまうとは完全に予想外だった。金魚たちが死んだときのような予兆は全くなかった。むしろ隔離当初より水がきれいな今の方が体調はいいと思っていたのだが。まあもともと極端に弱い奴だったので、寿命だと考えるしかないだろう。はあ(合掌)。死人が出たので予定を変え全換水しよう。

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■10/09/16(木) □ 萌の勉強部屋が完成
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まさに夢の子供部屋。
 PCを組みデスクライトを設置して、萌の勉強部屋が完成。こっれは夢の子供部屋だなあ。萌は一人っ子で気の毒だが、兄弟がいる子はこれほどのスペースを1人では使えないだろうから、その点だけは恵まれている(ベッドとPCは親戚からのお下がりだし)。俺は大人になってからだってこんなにいい部屋に住んだことはないぞ。

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■10/09/17(金) □ 前の学校で遊ぶ
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石とプラ植木鉢で浅瀬と深場を仕切り、
悪食の魚をブロック
 水槽のレイアウト変えをした。最近ミノウ(金魚っぽい小魚)がイモリたちの餌を盗みに来て止められないので、魚が入れずイモリだけが石をよじ登り入れる浅瀬を作ったのだが、バカなのでイモリたちも深場から浅瀬に登れない ^_^;。どんなに頑張っても登れずパニックになりかけており、手を入れてガイドしてやるしかなかった。アカハラだったら簡単に登るだろうが、シナイモリの運動能力じゃ「泳いでグリップしてよじ登る」というアクションは無理なのかな。まあ明日から慣れてくれ。イモリだって少しは学習するだろう。

 広くなり快適そうな浅瀬でくつろぐノボリたちを見ていると、死んでしまったパスタにもこの浅瀬を味あわせてやりたかったなと思う。

 パスタが死んだことをイモリに興味のないMには特に報告しなかったのだが、「そんな大事なことを話さないなんて」と怒られてしまった。夫婦というものは実に難しい。

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 今日は放課後、萌を前の学校の校庭に連れて行った。「萌が来た、萌が来たよ!」とAL姉弟の熱狂ぶりがすごい。悪友WLは木登り中で、萌が登って行くと「お前かよ! 来るんじゃねえよ!」みたいに盛り上がっていた。

 しかし事情を知らない人にどうして学校を変わったのかと聞かれると答えにくい。しかも萌はALに誘われ前の担任に会いに行こうとする。ちょ、ちょっとそれは、転校の理由を原因本人に訊かれたらヤバいではないかと止めておいた。やっぱ前の担任の教育指導がごく低調だったとはいえ、萌は特に嫌いじゃなかったんだよなと申し訳なく思う。教師以外はこちらのほうが環境がいいし友達も全部いるわけで、週に一度くらいはこっちの校庭で遊ばせてやろう。

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■10/09/18(土) □ ボードゲーム考
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 うちでは最近ボードゲームが流行ってるのだが、MKが「フォーミュラD」という新しいやつを仕入れてきた。サイコロでサーキットを回るスゴロクなのだが、車の5段のギアによって振るサイコロが変わり、《高いギアは大きく進むがコーナーを曲がりきれずペナルティがつく》という法則がなかなか面白い。

 しかし要はそれだけのスゴロクなので、バックストレッチに入る頃にはもう勝負は決しており、皆の関心はサイの目が悪く大きく遅れた気の毒な萌をどうやって追いつかせるかだけとなった。最後にペナルティなどもう構わんから5速サイコロを振れといい、それで萌が2台ごぼう抜きしたときだけが盛り上がった。つまらなくはないが、雑誌の付録で数回やって終わりくらいのレベルのゲームだなあと思う。

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 家族でやるボードゲームはとても楽しいのだが、この前にやっていた「クルー(これは英語圏の家族は誰もやる古典らしい)」が典型的であるように、こっちのボードゲームはやたらに時間がかかる。「クルー」なんか面白いけれど下手すると1ゲームに1時間かかる。それに「クルー」もこの「フォーミュラD」もルールに工夫がなくて、逆転の可能性や子供(萌)が勝つチャンスがほとんどないのがいかがなものか。どちらも初回の途中ですでにこりゃルールが片手落ちだろうと思い、ゲームを楽しむより改善案を考えてしまう。

「フォーミュラD」は要はコーナーオーバーランのペナルティがボディへのダメージだからいかんのである。ダメージなどあっても1周のレースでは余裕で完走できてしまうから、どうやってもサイコロの目がいい奴が勝つに決まっている。欲をかいてオーバーランしたらコーナーの手前に戻してしまえばもっと僅差の勝負になるだろう。スゴロクなんだから一番痛いペナルティは戻されることなのだ。

 「クルー」は俺がサイコロを1個から2個にして移動時間だけは短縮できたのだが、証拠集めの効率の悪さはいかんともしがたい。15分くらいで1ゲームが終わり、どんどん次のターンに行けるゲームに改造したくなるし、萌とグランマにはハンデもあげたい。勝ってるやつの足を引っ張ったり、負けてる人を支援したりするという日本的なおせっかい&親切心が、「マリオカート」を筆頭とする任天堂ゲームに込められているんだろうな。

 俺が子供の頃やった「バンカーズ」や「騎兵隊ゲーム」はもっとずっと楽しかったと思うのだが、あれは単に子供だからだったのかな。バックギャモンやリバーシ並みに簡単なルールと戦略でぱっぱと1ゲームが終わるボードゲームがないものか、探してみよう。萌の友達が来たときにやれるくらい単純なものがいいよな。

2010/08/20

日記「真夏の Barnet Marine Park」

「ネットブックで仕事」「イモリ水槽の冷却」ほか。

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■10/08/10(火) X 萌はサマーキャンプ
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 昨日から萌はS大学でのキッズサマーデイキャンプ。俺は朝からコツコツ仕事。萌のキャンプは一度見に行きたいので、ネットブックに簡易仕事環境を構築して持ち出せるようにしよう。今日明日中に訳を終わらせて大学でプルーフリーディング(校正)だけやれればベストだが。

 仕事で詰まると水槽が慰めになるのだが、イモリたちはシェルターが減ってもやはり浅瀬から動かない。前のようにイモリたちが泳ぐところもたまにはみたいなあと思うし、仕事が終わったらレイアウトを変えてみよう。

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■10/08/12(木) X イモリ水槽模様替え
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 09:29 我慢できず仕事前にイモリ水槽の全換水&レイアウト変え、42 日ぶり。イモリたちを深場に招き寄せ運動させるために、フロントが大きく開いた植木鉢システムを復活させた。この槽模様替えは成功で、最近出不精だったノボリがパスタと並んでフロントに顔をのぞかせている。ノボリがこんなに愛想がいいのは久々で、彼にとってはフロントに深場があり、浅瀬が背後にある状態がなにか落ち着くのかもしれない。

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 夕方パスタやノボリがフロント葉っぱ登り&こっちへ何事かをアピールを繰り返すのを見て、イモリは動いてるとほんとかわいいなと久々ににやけてしまった。ジムシーはなぜだか後方の枝のえらい高いところに登ってるし、去年のイモリの楽しさが戻った感じである。

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■10/08/13(金) X ネットブックで仕事
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 S大学構内にラップトップを持ち込み、萌のサマーキャンププールサイドで仕事をする。しかしキーボードがあまりにも悪すぎ、しかも膝の上で打っているのでなかなか入力が進まない。こういう机のない不安定な状況では Pocket PC のほうがやっぱり役に立つなあと思う。

 このサマーキャンプには萌のスイムだけではなくバスケットボールとかラクロスとかいろんなコースがあり、ボランティアの高校生大学生らしき女の子たちが多くいるのだが、アジア人の女の子がみな背が高く足が長いので驚いた。萌の隣のプールを見てる子なんか童顔で小顔で細くて足が長く、まるでアニメのようである。あんな子は日本じゃ見たこともないので、やっぱりカナダに住んでると食生活的に背と脚が伸びる傾向があるのかしら。アジア系ボーイズは胸板厚くなりすぎやや暑苦しい奴が多いが (^-^;。


スキューバダイビングは沈むのが
難しいとのこと
これはカヌーやらスキューバダイビングやらと普段体験できないイベントがいくつも入り、町主催のサマーキャンプの3倍もの料金を取るスーパーキャンプなのだが、しかしイベント時以外は子供らがプールで遊ぶのをボランティアが見ているだけなようだ。教職課程の学生が子供の指導法を学ぶためにやるとかそういうことかと思ったが、全然違う。大学でやってるからイメージ的にかっこいいだけで(お揃いの大学ロゴ入りTシャツをもらって子供らは喜んでいる)、内実は高校生が小遣い稼ぎにやってる地元のサマーキャンプと変わりはないな。体験イベントはまあ楽しいだろうけど。
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 見ていてもさほど面白くないので、半時間ほどしてMの事務所に行き、そこで机を借りて本格的に仕事を開始する。今時のこの「ネットブック」って、その名の通りネット専用端末みたいな設計なんだろうな。Home/End/PgUp/PgDn というカーソル移動の超重要キーがなく、ストロークが短いせいで誤入力出まくりのこんなぺらぺらキーボードでものを書いたり編集するのは、果てしなきイライラとの戦いである。出先でネットが繋がり今最注目の Twitter も含めなんでも使えるという夢に見たような環境が手に入っているのに、このキーボードが悪すぎるせいでうれしさも中くらいなのである。

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 夜仕事を終わらせてから、「猫まねき」というユーティリティを見つけネットブックのキー配列を設定し直した。Win キーなどを殺して Home/End/PgUp/PgDn に割り振るわけである。

 さらにタイプ中タッチパッドに親指が触れカーソルが飛び実に邪魔だったので(カーソル移動系キーを省くのと共々、こんな常時指が触れる位置にタッチパッドを置く馬鹿デザインがなんで定着したのかワケがわからない)一時停止できないかと調べてみると、ドライバが対応してないと出来ないと判明。仕方がないので厚紙を貼って対処した。これで完成。ポインティングは小さなマウスを持って行き使えばよし。これで次にこのネットブックを使うときにはもっと快適に使えるだろう。

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■10/08/14(土) X イモリ水槽の冷却
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 仕事とサマーキャンプが終わり一家そろってリラックスする日、外は32度で紫外線が強く暴力的な暑さになっている。Mが先日誕生日だった母BRをどこかへ連れていきたいというが、日中は年寄りは移動自体やめておいたほうが賢明だろう。

 うちはベースメントが常時冷えているので、その空気を扇風機でガンガン2階に送り、今のところ余裕で耐えられる程度の温度を保っている。去年は2階にはいられないくらい暑かったけど、今年はそれほどでもないな。

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定格の12Vでは風が強すぎるので
AC6Vを使用、これで十分効果あり
循環リサイクルしていた階下の冷気も夕方ついにぬるみ切って、現在室温は29度。暑いのが苦手なうちのシナイモリはぐったりしているが、PCファンを改造し風を当てているイモリ水槽の水温は23度をキープしている。気化熱放熱効果は意外なほど高い。一旦上がった水温を下げるのは難しいが、朝から回していれば1日で水位が1cm下がるほど気化してひんやりを維持できる。イモリたちが植木鉢上にいるのもあれは、素焼きの植木鉢が水を吸い上げては気化させ、他の場所よりも涼しいのだと思われる。

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■10/08/16(月) X 真夏の Barnet Marine Park
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(見よこの黄金の砂浜を)

週末せっかく真夏が戻ったのに、友達と一緒でないと萌がどこにも行きたがらないせいで家にいたのだが、今日はようやく隣町ポートムーディの木陰満載の海浜公園 (Barnet Marine Park) に連れ出した。萌はツレが父親だけだとまるでやる気を出さないのだが、バーネットの砂浜を見て4~5年前に来たことを突然思い出したようで、「あーここだったのね! 来たくないなんていってごめーん!」と興奮する。当たり前だよ。木陰のサンドビーチだぞ。暑い日にこれ以上の場所が他にあるわけないだろう。


しかしいやー最高だった。やっぱ砂浜の海は気持ちいい。水は冷たく一瞬しか泳げないのだが、水で冷えた体を熱い砂に寝転がし暖めるという黄金パターンがほんとに最高である。萌はこれまで本格サンドビーチで遊んだことがないので、至福の砂盛り体験だった。「来たくないなんて言っててごめんねえ」と大喜び。

 遠浅だが海藻だらけのホワイトロックやバンクーバーアイランドの海よりも、俺や萌にはこっちのほうが楽しい。そういえばバンクーバーがなんとナショナルジオグラフィックの「世界のビーチシティベスト10」というものに選ばれていたが、あのキッツアラノは子供が遊ぶビーチではなく、景色として見て眺め、若者が肌を焼くだけのビーチだからな。まあ北米の人々にとってビーチの主用途はその2点なのかもしれない。このビーチでも水で遊び日陰で休むのは子供連れだけで、若者たちはイヤというほど全身を焼いている。ああいう日焼けした白人は中年以降肌が痛々しくなるのに、それでヘーキなんだろうかと不思議だ。

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■10/08/17(火) X 2日続けて砂浜ビーチ
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昨日は最高だった、夏も終わりだから今日も行こうと、友達のALをピックアップして2日続けて Barnet Marine Park へ。昨日父親と行くときは出発前全然盛り上がってなかったくせに、今日は朝8時半から水着を着てバックパックを整え万全の準備をしておる。出かけるのは11時なのに。

 2日連続なのだが、昨日と今日はだいぶ違う。海流というものは日によって大きく変わるものらしく、昨日より多めの海藻類がビーチに漂着しており、昨日は数えるほどしか見かけなかったクラゲも数倍いる。5cmほどのこのクラゲを子供らが素手で捕まえていた。「おいおい刺さないのか」と聞いても平気だよとのこと。ほんとかな。刺さないクラゲなんているのか(あとで調べたらいるのでした)?

今日は町場で28度と昨日より気温が下がり、このビーチでは日向でも23度くらいにしかならない。前面が海背後が森という素晴らしいロケーションなので、やはり気温が絶対的に上がらないんだなと実感した。気持ちはいいのだがこの気温では寒がりの俺は泳げない。萌とALも泳ぐより砂遊びやカニ探しで大いに盛り上がった。

ここはバンクーバーの入り江の奥の奥にある海水浴場なので波はほとんどないのだが、沖をボートが通り過ぎるたびに波ができ、これがやはりなかなか面白い。大型トラックほどの巨大なクルーザーが通った時が最大の波で、1mに達し子供らは大興奮だった。やっぱ波はある程度あったほうがいいよね。

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 この夏おそらく最後の海をたっぷりと堪能し、ALを送っていく。ALの家のドアの前で、萌は一瞬躊躇しながら彼をハグした。そして車の中で、「いまハグしたのよ、これが2回目だと思う。へんな感じじゃなくてナチュラルなフレンドシップな感じで! すごい!」と感動していた。へへ。今日あいつを誘ってよかったよな。

2010/07/30

日記「カナダの小学メンタリティ」

「ペットショップで寂しい思い」「サプライズ結婚パーティ」「キッズのしつけ」ほか。

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■10/07/14(水) □ ペットショップで寂しい思い
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 BRを送ったあと買い物に行こうとすると、萌がスーパーの横にあるペットショップに行きたいという。ティガーを失った悲しみをペットで補いたいが、ほとんど動かぬうちのイモリじゃなあと俺もぼんやり思っていたので行ってみる。

 しかしショップに入ると、猫を見るだけでもうどうにも悲しくなってしまう。仕方がないので俺は猫エリアから目を背け、ハムスターや鳥だけを見ていた。萌はドワーフハムスターが欲しいーとうめき声を上げる。しかしうちは皆ダストアレルギー性で、羽根や毛のある屋内ペットは難しい。珍しい野外猫だったティガーは、だからこそ理想的だったのだ。

 魚を見に行くと、前にはいなかった「エサ用ミノウ(小魚)$0.18」というのがいる。アカヒレとは違う薄赤がなかなかよい。金魚は2度トライして全滅したが、ミノウならばアカヒレの近親なので元気に暮らしてくれるだろうと、安い取引で申し訳ないと店員に謝りつつ5匹ゲット。$1.01。

 水合わせをし合流させてみると、アカヒレとは色だけではなく体型もぜんぜん違う。泳ぎも下手だしボディバランスも悪く、底砂や石のコケを延々と突っついて食べてるし、フンは長く垂れ下がっている。こりゃ金魚だな。アカヒレ近親というよりも金魚の近親だろう。まあ餌への反応はアカヒレにさほど劣らないので、金魚ほど弱くはないだろうと期待できるけど。


上方2匹が1cmの稚魚。
手前が赤メダカ的不詳魚4cm。
 そしてすでに十分大きく育っていた稚魚1cmx2匹(推定年齢6ヶ月)も隔離ネットからメイン水槽に合流させる。しばらく成魚4cmに追いかけられまずいかなと心配するも、親魚のほうがチェック後興味をなくすと無事なじみました。アカヒレは成魚同士ですごい喧嘩をすることがあるので心配してたのだが、大きいものが小さいものをいじめるといった性向はないようだ。

 小さくてもきれいな魚の形をした稚魚、ミノウの赤、まるまる太ったアカヒレの黒と、水槽を覗き込む楽しみが増している。

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 オグリキャップが亡くなったのか。あれほど感動させてくれた馬は他にいなかった。あの最後の有馬記念ほどの感動は、他のどんなスポーツでも味わったことがないかもしれない。

 高橋源一郎の Twit が見つかった。『オグリキャップが亡くなったそうです。ラストランの有馬記念からもう 20 年。日本競馬史上もっとも人気のあった馬でした。有馬記念での奇跡的な激走の後の競馬場の異様な雰囲気はよく覚えています。馬が勝つところを見て、あんなに人間が泣くのを見たのは最初で最後です。さようなら、オグリキャップ。』

 引退後北海道の牧場にオグリキャップを訪ね、お前には本当に世話になったよと柵越しに蹄に触ったのであった。お前のレースが見れるなら明日を楽しみに生きていけると思ったときもあった。さようなら、オグリキャップ。

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■10/07/18(日) □ サプライズ結婚パーティ
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 うちから先月引っ越したMK青年が、ハウスウォーミングパーティをやるから一族みんな来てくれとなにか妙にはしゃいでるのでさてはと思っていると、やはりパーティ中に公式立会人が来て突然の結婚発表&その場で手続きという段取りになっていた。こういう発表の仕方をして、サプラーイズとかいってるところが全くいつまで経ってもガキであると大人は全員どよーんとしていたが(※)、萌たちキッズは大喜びであった。まあともかく本人たちは幸せの絶頂であります。
(※)MKの父と弟は、「お前なんだよこの発表は、言ってくれれば俺はもっと立派なお祝いをしてやりたかったのによォ」とかなり怒っていた(汗)。


中央、私の横がうれしげな新郎。
ご成婚おめでとう
 お相手は中国深セン出身の温和な娘さんで、雑誌「ノンノ」を愛読するという日本の女子大生みたいなお方だ。俺は日本でも「ノンノ」を読むお嬢さんなど、80年代の大学のクラスでしか見たことがない。なにかと愚かな甥ですが、楽しくやってくだされ。俺がカナダに来たときマイクはまだひょろひょろした中学生だったが、恰幅がよくなっちゃったし、えらい年月が経ったものである。

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■10/07/19(月) □ カナダ人の夏の旅とは
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 うちの前で隣家のMTと久しぶりに顔を合わせたので、「ティガーの件を萌に伝え、しばらくみんなで泣いたよ」と話すと、「実際君らのほうがうちよりずっとティガーと仲よかったからなあ、わかるよ」と同情してくれた。まあほんと、その通りなんです。

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 清水国明のバイクツーリング番組東北編があった。いいなあ、日本の夏とバイク。山は麗しく、里は優しい。細くくねった道を移りゆく景色を楽しみつつとろとろと移動し、いいカーブがあったら全速に加速してその曲がり具合をおいしく味わい、どこにでも人が住み商店があるから疲れたら適当に止まってイカ焼きなどを買い、道端で食べる。最高だ。

 うちの近所3軒がこの夏こぞって、こないだうちも行きどうということもなく帰ってきたオカナガン湖に長期滞在していることを知り、あんなところがそこまで定番の旅先なのかと驚いたのだが、ああした殺風景な中をがーっと高速長距離移動し目的地で長期滞在するという旅は、ツーリングというよりエンデューロ、つまり耐久レースである。

 ああいう耐久レース的な旅はつまらんとMに話すと、カナダ人は日常・家・仕事・雑踏・ひと気から完全に切り離される旅を好むのだとのこと。そりゃなるほどねとは思うが、あそこまで延々と距離を稼がなくても日常なんて切り離せるだろう。やっぱりよくわからないのです。

 だいたい夏なのにみんな暑さを求めて内陸オカナガンに行くというのも妙な感覚なのだが、まあBCは涼を求めて旅するには高原気候すぎるんだよな。快適すぎて、避暑に行く必要がないのだ。

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■10/07/24(木) □ 昔夢に見たようなライト
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夢のキャンピングランタン
Energizer Weather Ready
 ハードウェアストアを久々にぶらついて、素晴らしいLEDライトを見つけてしまった。単3x4本で100時間! しかもランタンにもなり(45時間)、小さな豆球の常夜灯まで備わっている。夜になって試してみるとライト部は昔の単1x4本の防災ライトレベルの明るさがあり、ランタンにすればテント内で十分に本が読める照度がある。単3でこれはほんとに驚異的な明るさだ。

 停電の夜があっても、これが2つほどあれば家族全員ラクラクと読書やボードゲームで過ごせる。明るく電池が超長持ちというこれは、キャンプをしていたまさに昔に夢見たライトである。ついに技術はここまで来たかと感慨深い。

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■10/07/23(金) □ カナダの小学メンタリティ
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 スリープオーバー(お泊り)のAL家から帰りまだ興奮が残る萌が、日本語をまったく喋らず、俺への態度もぞんざいなのでカチンときて、「萌はもうまったくカナダの幼稚な小学生だな」と俺が言ってしまい、これで萌がアップセットしてしまった。萌にしてみれば友達と同じように振舞うと父親が嫌がるのだからかなわんことだろうと反省し、すまん私が悪かったとあとで謝った。

 萌のこの態度の何が嫌なのかと考えてみれば、結局「ハナモンタナ(ディズニーのティーン向け愚劣コメディ)」等のコピーになってるからなんだよな。「OH YEAH!!?? HOW ABOUT.....(そうかよ、じゃあこれはどうだ)!!」と早口で切り返し相手を言い負かすことがクールだという、このノースアメリカン幼稚性にどっぷりはまっているわけである。まことに不愉快ではあるがしかし、繰り返しになるが萌は友達と同じようにしてるだけなわけで、いちいち俺がトゲトゲしていてはやっていけない。

 萌には生まれ育った日本の子っぽい優しさは完全に備わっており、俺やMの指示に「はい」と答えるときの素直さには俺は軽い感動すら覚える。「Yeah」と「はい」とではやはり何かが違うのだ。「Yeah」は能動的で、OKわかったという気持ちと嫌だなあという反抗が両方含まれている。「はい」はよりフラットな、物事の道理にただ従うというナチュラルな美しさがある。言われたからやるのではなく、やるのが当たり前だからやるのだというナチュラルさ。まあこれが「はーい」だと、「Yeah」と同じになるけれど。

 萌からこれが失われることはないだろうから、俺としてはカンに触るところは注意する程度で適当に受け流していくしかないだろう。

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■10/07/24(土) □ ホワイトロック訪問
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 昨日の俺と萌のケンカを心配したMが、共同読書&日本メンタリティ養成用に萌がハマっている「ハリーポッター」日本語版をリッチモンドの日本書店で買い、ついでに日本食を買い込んでホワイトロックに行きBV家で誘って食べると突如宣言する。ハリーポッター本なぞいらんしBVのところに日本食など持って行っても喜ばれるわけもなし、豊富にアイデアが湧いてくるがハズレが多い FIFA のブラッター会長みたいなうちのお母さんである。

 ハリーポッター本なんかほんと必要ないので、日本書店にあった本の中から俺が子供のときに好きだった「ファーブル昆虫記(ルビ付き)」を購入しておく。萌は全然興味なさそうだが、あれは面白い本なので読めば楽しめるだろう。ファーブル(フランス人だった)はカナダじゃ誰も知らないとMがいうので驚いた。こういうものを全国民が知るほどに取り込んだ昔の日本人の知識欲はすごいよな、ほんと。

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 ホワイトロックは、BV家近辺は何の特徴もない金持ちハウスが立ち並ぶエリアなのだが(どの家も巨大で新しく、New Westminster のように見て美しい家などはない)、水辺は建っている家の作りからして平屋のリゾート風になっており、水着の人々がそぞろ歩き、ハワイとか湘南みたいで気持ちが浮き立ってくる。しかし水辺に出てみるとBCはどこも同じく遠浅の海藻ビーチで、泳げるような海ではない。みんな水着を着て肌を焼いてるだけなのかな。


カニを踏まぬよう気をつけて歩こう
 それでもお湯のように暖かな水の中を歩けば、カニがわらわらと逃げ惑い、潮がスーっと驚くほどの速さで流れていて気持ちがいい。15分ほど海中散歩を楽しんでいると、あれ岸が遠くなってないかと気づく。―――あ、潮が満ちているんだと大慌てで浅瀬を探り岸へ戻る。けっこう焦った。まあ最悪でもおしりが水に浸かるくらいのことではあるが、やっぱ海は気をつけないと怖いな。

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■10/07/28(水) □ キッズのしつけ
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BCの盛夏はこの日までだったかも
 ウォーターパークへ萌とAL姉弟を連れて行く。覚悟はしていたが姉弟が俺の言うことを聞いてくれず疲れる。MCなんかピクニックシートで休みつつ写真を撮っている俺に向かってガンガン水鉄砲を撃ってくる。荷物があるしカメラも持ってるんだやめろと大声で言ってもわからない。悪気はないのだが、興奮していると人に言われていることの意味が分からないようである。彼はもう7歳なのだが、まだ言語中枢と行動中枢が密接につながってないという感じなのかな。

 で帰って夕方萌が下のプレイルームでSPと遊んでいると、隣家の孫たちも加わってきた。みなまだ小さいので念のため俺も降りていって萌と共にケアをする。世の中はMC同様モノがわかってない子が多く、その扱いはまったく大変である。「人の話を聞け、人の顔を叩くな」レベルのことを大声で言わないとすぐケンカが始まり、泣く子が続出する。これがカナダ中産階級のスタンダードなのかもしれないが、こういう子らの親はちゃんと言葉を尽くして子供らに働きかけているんだろうかと疑問だ。ふー。

 今はダブルカルチャー問題でやや悩んでいるが、萌には小さい時からこんなベーシックなしつけで苦労したことがないので、やっぱ俺たちは恵まれた親なのだと痛感します。

2010/07/17

日記「老猫ティガーの行方」

「『アバター』の古さ」「どうして猫はいなくなるのか」ほか。

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■10/07/11(日) □ 老猫ティガーの行方
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 萌のパーティ後迎えに来てくれたペアレンツたちと話していて、前庭に大量のティガーの毛が散乱しているのをMが発見する。ああ。これはいかん......。実家である隣家に行って尋ねるとやはり帰っていないとのこと。コヨーテにやられた可能性が高いなと隣家のMTが言う。

 襲ってきたのがアライグマならば、ティガーが逃げながらも盛大に威嚇大声を上げるので俺が必ず気づくし、実際毎年数回襲われて怪我に至ったこともないのだが、コヨーテほど体格差があると声も出せないうちに事態が決してしまうのだろうか。なんてことだ。Mも俺も泣きそうになる。萌にはとてもこのことは知らせられない。彼女に見つからないうちに毛を片付ける。

 最近本当に年を取り階段がきつかったようで、この夏ティガーは定位置であるうちの2階デッキで寝ていなかった。夜もああして身を守るものがない下の草むらで寝ていて、それで災難に遭ったのかもしれない。なんてことだ。

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 WCの決勝が終わるとテントを乾して畳み、なにかティガーの手がかりがないかと自転車に乗って町内を回ってみる。もちろん何も見つからない。まあ何かが見つかったらそれはおそらく最悪な事態なわけだが、怪我をして動けずじっと路地裏でうずくまっているところを発見みたいな都合のいいことになっていてはくれまいかと必死に祈る。自分でも驚くほど動揺している。皆がティガーを心から愛していたのだ。


 窓から何度も、デッキに出て何度も、裏庭に回って何度もティガーの姿を探し、小さな声で呼んでみる。帰ってきてくれ。俺たちが外に出るたび、どんなときでも擦り寄ってきたティガーともう会えなくなるなんて、ほんとに信じられない。おととい暑い日に、うちの前でアスファルトにへたり込むあいつの写真を撮ったばかりだった。俺は打ちのめされている。普段ティガーとは遊ばないMも意外なほど落ち込んでいる。萌になんと話したらいいのかもわからない。

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■10/07/12(月) □「アバター」の古さ
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 風の強い日。庭で片付けをしていると、風の音がにゃあと聞こえて振り向いてしまう。隣家のALにも、萌にはこちらから機を見て話すので、当面何も言わないでほしいと伝えておく。萌がどれほどティガーをかわいがっていたかALも当然分かっており、「I know, of course」と思いやってくれていた。

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 夕方、Mが昨日のパーティ用に借りてきた「アバター」を見る。「こういう原住民をアメリカンヒーローが率いて悪と戦うって映画は、俺はもう何度見たかわからんよ。いくらなんでも今時どうなの?」とMにこぼすと彼女はそれはそうだけどと笑い、これは映像を楽しむものなのよという。しかし原住民の生活様態や儀式もあまりにも類型的な「白人が見た原住民社会」だし、英語を喋れる美しい酋長の娘っつーのからしてインディアン映画の昔から定番だよな。

 まあ水を泳ぐ映像なんかははっとするほどきれいだが、森はファイナルファンタジーその他の3Dゲームでゲーマーがすでに楽しんでいた仮想風景をハリウッドの金と人材で拡張したものだし、森との心の交信はナウシカの腐海+オームだし、飛行シーンも同ナウシカ、浮島はラピュタ、動物と共に戦うのはもののけ姫、飛行機に飛び乗り墜落させるのはコナンからの借用である。つまりインディアン映画+宮崎アニメですべてができていると言え(※)、何も新しいものはない。加えて動物や飛行機メカのデザインには、宮崎駿のような天才性が何も感じられない。デザイン学生が描いたたみたいなつまらないモンスターばかりが出てくる。
(※)「J・キャメロン監督、実は宮崎駿ファンだった!」という記事もやはりあった。

 3Dメガネをかけてみれば飛行シーンなど気持ちいいのだろうが、それは遊園地の乗り物の楽しさであって映像美ではない。これが映画表現の革新みたいに言われるところがまことにハリウッド過大評価世界である。俺は手描きアニメの緻密に描き込まれた絵を見ると絵が上手な人の才能を味わう喜びを強く感じるが、こういうCG映画を見ても Playstation 2 以上の感慨は湧いてこない。技術の発展で美しさではなくデータ量だけが増していく。「3Dゲームのすごいやつ」としか感じられないのである。


典型的北米アニメ:Phineas and Ferb
 最近はたまにしか読めないのでマンガでもこの、「絵を見る喜び」を痛感する。NHK「ゲゲゲの女房」にチラリと出てくる水木しげるの絵などにシビレるのだ。水木の描く線に反応できるようなマンガ素養がないアメリカカナダの作家がCG映像を作っても、いかんせんイメージの元となる「絵」が貧しいのだろう。なんせカナダじゃ一番人気の子供アニメが↑このレベルなんですから。喋りと歌は面白いが、この画力をなんといわんや........。

 ナウシカは戦争を止め、アシタカは止められず謝るのだが、この映画はべトナムとイラクでの米国の行為をあからさまに模し批判しながら、結局全面戦争へとすべてを駆り立てていく。これじゃ勝っても負けても多数の命と森が無茶苦茶ではないか。自国が戦場になったことがない国の人間には、その心地悪さがわからないのだろうか。

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■10/07/13(火) □ どうして猫はいなくなるのか
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 夕方、ついに萌にティガーのことを告げることになる。「あのさ、ティガーがさ、帰ってないんだって。もう3日」。これで萌はことを理解し、号泣してしまう。「何が起こったかわからないんだ」。「かなり年だったから、その時を悟って自分で身を隠したんだと思うわ」と、コヨーテの可能性は伏せMが話す。

 これは寝るまで止まらないだろうと思ったが、意外やしばらく号泣すると顔を上げ、「今頃ティガーはずっと入りたかったこの家の中に入れて、ああこういう家だったのかって思ってるかも。あ、天国で(日本で俺が昔飼っていた猫)チビちゃんと会ってるかも!」と涙をこぼしながら笑い出した。そうか。そうだね。子供は大人よりもはるかに立ち直りが早い。俺はもうティガーがいないんだといまだ一日中ため息をついているというのに。子供には取り返しの付かないことを嘆き繰り言を言うというような精神回路がないんだろうな。常に現在と未来を向いているのだろう。

 どうして猫は死ぬときにいなくなるのと聞かれると、俺にもMにもわからない。「体の異変や痛みに動転して、誰もいないところに身を隠し、やがてそのまま息絶える」という説に一番説得力を感じる。ティガーが怪我をしてどこかでじっとして、帰ってきてくれないかと俺はいつまでもいつまでも考えてしまう。「ティガーがもし帰ってきたら、私また泣いちゃうな」と萌はいう。まったくだ。その通りだよ。ティガー。

2010/05/06

日記「目にはまだ透明のカメレヨン」

「幸せな借家」「シャキーン・ザ・ライブ」ほか。

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■10/04/25(日) □ 幸せな借家
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 うちでの8年の居候を終え先週引っ越したMKのところを初訪問。中華スーパーから徒歩3分、コキットラム駅まで10分という至便なところにある借家なのだが、裏は小川の遊歩道になっている。コキットラムにこんなところがあったのかと驚くようなナイスさであった。

 俺がハリファックスでMと暮らし始めたのは32歳の時だから29のMKと年齢的には大差ないが、俺は日本を離れカナダに来るという不安で気はヘロヘロで、胸がときめくなんてことはまるでなかったなと思い出す。んでハリファックスは何もなく、仕事もない貧乏所帯には未来の展望もなく、その後バンクーバーに移りMが仕事を得るまではえらいダークな所帯だったのだ。それに比べたらMKは何もかも順調で、幸せそうである。よかったよかった。

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■10/04/29(木) □ 牛乳ボトルシェルター
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 金魚がいなくなってしまったうちの水槽だが、元気なアカヒレを見ていると、こいつらは金魚よりも群れに社会性があってやっぱり面白いなと感じる。アカヒレは神経質で隠れ家がないと落ち着かないのだが、大きなシェルターを入れると隠れてしまいこれはつまらない。


牛乳ボトルを切って作ったシェルター
そこで適度に中が見える半透明のシェルターを牛乳ボトルで作ってやると、これがなかなかうまくいった。最近攻撃性が出ている痩せオス1人を旧たまり場エリアに残し、4匹がシェルター内に落ち着いてくれ、フロントからその活動がよく見える。神経質なアカヒレをこれほどじっくり眺められることはなかなかなく、これは魚の落ち着きと観賞性を両立させるヒットアイデアであった。ケンカの抑制にもなるし。


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■10/05/03(月) □ 「シャキーン・ザ・ライブ」
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 NHK「シャキーン」でこないだ放送があった素晴らしい「シャキーン・ザ・ライブ」バンドの、アンコールが今日あった。最近萌は「シャキーン」には興味を失っているが(若年向け番組が減り水戸黄門などのオヤジ番組が増えた、TV Japan 全体に興味を失っている)、ギタリストやベーシストが木に変装したこのライブは実に素晴らしかったので大笑いしながら見たのである。




「知るや君」
「シャキーン」はサキタハヂメという人の曲が全くもってみなイイし、横で踊ってる子供2名が素晴らしすぎる。俺はヒップホップに代表される「ダンサー」というものはすべてくだらんと思っているのだが、パフュームやこの「シャキーン」子供ダンサーたちの動きの可憐さには胸がドキドキする。名曲「知るや君」をやってくれーと萌と声を上げるが、歌う人が別だからかこれはやらなかった。残念。あれをライブで見てみたいなあ。

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■10/05/04(火) □ 目にはまだ透明のカメレヨン
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 NHKで【オレスカバンド】のライブがあった。数年前ちらと見かけたときにはスカパラのコピーバンドかなと思い、去年「グッバイスクールデイズ」を聞いてこれはただならぬバンド力(アレンジ&演奏力)だと思っていたのだが、このライブではもうノックアウトされました。

 ボーカルの子は力強く飾らない歌声ももちろんいいし、驚いたことにリズムギターが無茶苦茶うまい。俺がこれまで見た女性ギタリストで断トツにうまい、ルースターズ大江を思い起こさせるスカのカッティングである。ベースもしっかりしたリズムを出す上にボーカルとは対照的な美声でバリバリに歌える(あとでリードボーカルも取っていた)。ドラムもうまいし、音圧が高いブラスが3本も入ってる上に全員元気にコーラスできるので、リズムはブンブンにドライブする。ライブを1本見るともう、これほど多様な魅力を備えたバンドだったとはと恐れ入るしかない。楽しい。アメリカの音楽フェスで大受けだというが当たり前だ。こんな楽しいバンドはどこにもないだろう。どうしてこうもいいガールズバンドがゴロゴロ出てくるのかニッポン。

 ......というか、彼女らが出てきたのは不思議ではないな。ブリティッシュスカを取り込んだルースターズがあり、スカパラがそのテーストをポップに受け継ぎ客煽り芸能として発展させ、それを見て育ったガールズがここにいるわけだ。日本伝統の吹奏楽部も当然ここにつながっている。音楽をやってなかったら大阪の市場かなんかで元気に働いていそうな普通の女の子たちが音を手に入れて、世界中を友達にしてやろうみたいな勢いで弾けているのは感動的だ。彼女らは、信じてる待っている系 Jpop の対極にいる。待ってらんないからもう自転車をこいで会いに行くよと言っているのである。ビューティフル。

2010/04/24

日記「サマーウォーズ」

「金魚の白点病?」「春のノースリーブシャツ」「さようなら金魚たち」ほか。

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■10/04/15(木) □ 金魚の白点病?
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 アカヒレを2Lボトルアクエリアムに移したので金魚たちがエサをゆっくり食べられるようになったのだが、ミニ錦鯉3匹組の尾や背びれに白い点があり、それを小赤が突っついていることに気がついた。あ、これは白点病というやつではないか。がーん。こいつらは動きがのろいしバランスが悪く、夕方にはもうオネムになってしまいあまり長生きはしないだろうと思っていたが、こういう感染症を発症するとは参った。アカヒレ・小赤とミニ錦鯉は生命力がぜんぜん違う。

 急いでボトルアクエリアムのアカヒレをメイン水槽に戻し、その2L水槽に病気の3匹を入れる。2L水槽のほうが窓際で水温が高い(魚の免疫が上がる)ので、これに推奨されている塩を足してみよう。塩で感染菌を殺すことはできないが病気としては軽いものだそうで、魚の免疫が上がれば治るらしい。

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■10/04/16(金) □ マッキントッシュ地獄
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 Mが論文資料のビデオを作るのに大学から Mini-DV カメラというものを借りたのだが、これが非常に扱いづらく、データの転送が IEEE1394 というポートからしかできない。そんなものはうちの古PCにはなく、それを借りにマッキントッシュが必要になりわざわざ大学まで来ると、驚いたことにデジタルビデオなのに映像を見ながらのリアルタイムキャプチャしかできない。しかも1時間で 12GB というとんでもない巨大データを作りやがる。絵のクオリティはすごいが、これだからお手軽半導体カメラに駆逐され普及しなかったのだと納得した。

 10年ぶりにまじめに触ったマッキントッシュは相変わらずで、俺にはまったく使い方がわからない。さすがに昔と違い Delete キーはついていたしマウスも2ボタンになっていたが(前はこれらの便利を全部拒否してたからな)、ディレクトリシステムがユーザーからは見えないので(※)、取り込まれたビデオファイルがどこにあるかがわからない。これで完全に行き詰ってしまった。12GB という巨大データなので、見つけて圧縮分割しないとDVDに焼き持って帰れないのである。
(※)昔からあるあの Finder というツールは、ショートカットとファイル一覧が混在する上にエイリアスまで含まれてるので、モノを単直に探すときには全く役に立たん。

 研究室にいたMの同僚にも手伝ってもらい探しまくったが、結局 12GB の巨大ファイルが行方不明となり時間切れ。ため息。ほんとマッキントッシュはわからん。


SFUにあるミニ日本庭園。日本趣味の
教授が1人で作ったそうです。
 春のSFUはなかなか素晴らしいところで、学内様々なところに作られたこうしたガーデンや、芝の張られた広大な中庭でゆったりとできるここの学生は恵まれてるなあと思う。山頂にあるのではるかポートムーディの入江が眼下に見えるし、遠くにノースバンクーバーとホープの雪山も望める。まあ冬は単に寒風吹きすさぶコンクリート城だろうけど。

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 ミニ錦鯉たちは結局全滅しました。原因不明。白点は塩水浴で収まったように見えたのだが。がっくし。金魚は予想外に難しい。

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■10/04/17(土) □「サマーウォーズ」
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日本の田舎出身者には
実に懐かしいこの風景
 送っていただいた映画「サマーウォーズ」を萌と楽しむ。新幹線、上田駅、真田町あたりから見下ろす上田の町と、見覚えのある懐かしい風景がたんまり。想像もしたことがない光景もたんまり。長野の旧家、持ち山といったバックグラウンドがうちの親戚のおばあちゃんとも共通する。上田、菅平と出てくる地名を萌に説明してやるとまた喜ぶ。英語字幕がないのが残念だ。真田びいきのMに見せてやれたら喜ぶのだが。

 日本人なら誰もがどこかで見た記憶があるやさしい田園風景と、まばゆいCG映像が交互に描かれる。このCGが実によくて、圧倒的計算物量でバーチャルリアリティを作り上げるハリウッドのCG映画とはまったく違い、手描きアニメのペン先に踊るアイデアをコンピュータ計算によりぶわーっと増殖させたようなすごい映像になっている(敵の指先が伸びていくのが象徴的)。技術的にどうなってるのかわからんが、とにかく気持ちいい。

 そして、好悪ともどもナマすぎる感情が入り混じるネットというものを見事に描いている。キングカズマに対し無数の罵倒が書き込まれるのを見た萌はひどいと言っていたが、あれはニコニコと 2ch に代表される日本のネット状況だよな。それに対比される家族の絆といったものにあまり説得力はなかったが(家族のゲーム操作がどう敵に作用してるのかよくわからなかった)、世界中から寄せられるあの声のシーンには胸を打たれた。いやはやまことに面白く、贅沢な映画でありました。

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■10/04/18(日) □ 春のノースリーブシャツ
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ノースリーブでティガーと日向ぼっこ
 今日は春の暖かな一日。萌は午後ずっと近所キッズと遊んでいた。ノースリーブのシャツを着て、暖かな風と自分の手足の伸びやかさを楽しんでいる。萌は背が高く細いので子供用のシャツではへそが出てしまうとのことで、この春からティーンエージャー用を買ってもらい着ている。子供用じゃないのがすごくうれしいらしい。

 しかしすでに紫外線がきつい。雲があれば寒く、晴れれば肌が痛いんだからBCには舂らしい春がないよな。

 俺は春の無限地獄たんぽぽ駆除をやったのだが、こういう体力仕事はやってる最中はいいものの、終わるとがっくりと疲れる。萌とローラーブレードを買って一緒にやりたいと思ってるのだが、俺の体力不足ではあまり楽しめないのではないかという弱気があって一歩踏み出せないでいる。体力不足は運動で補強するしかないんだけどね。

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 夜は Youtube でアニメ「Yawara」を毎日見ています。もう20年も前のマンガだがほんとに面白い。柔道を始めた富士子さんが素晴らしい。俺は軽音楽部の先輩の浦沢さんのバックで一度ギターを弾き、「ブラウンシュガー」を演奏したことあると萌に話し自慢する。浦沢さんはカッコいい人だったよ。

 んでヤワラに興奮した萌が、俺にひたすら一本背負いを掛けてくる。俺はそれをこらえ、体を入れ替えて払腰で萌をベッドに叩きつける。萌は背中から落ちないよう必死で体を捻り、ぱっと立ち上がりまた俺の腕を取り一本背負い―――という感じで、2人とも息ゼエゼエになるまで勝負は終わらない。というか俺がもう駄目だ勘弁してくれといっても萌はやめてくれない。心臓が止まっても、うつ伏せになっても、もうダンスは止まらない。俺の運動不足はこれをやっていれば解消されちまうな。

 「そんなに柔道やりたいなら柔道レッスンとればいいじゃん」というと、「お父さんとフェイク(柔道ごっこ)でやるのがいいの、ほんとのはクロール(匍匐前進)とか練習がハードじゃない」と、「Yawara」で見た練習風景を真似してみせる。まあたしかにほんとの柔道はハードだろうなあ。まあともかく今度見学に行ってみようぜ。

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■10/04/23(金) □ さよなら金魚たち
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 ミニ錦鯉とは段違いに強いと思っていた小赤(和金)までが、ついに逝ってしまった。一番古くから生き残りかわいかった小赤が死んだときには、萌ともども心底がっくりきた。20数日元気だったこいつが死んだということは、これはもうあとから追加した4匹が病原菌を持っていたのだとしか思えないな。買ってきた魚は数日一緒にするなの法則を守らなかったのが失敗だったのだろうか。はあ。

 金魚の全滅を機に、汚染されているかもしれない水槽を全換水掃除する。アカヒレはえらいなと改めて思う。1年間フルパワー病気知らず、金魚の病気のためこうしてメイン水槽と卓上アクエリアムを数日置きに往復させられていても、ストレス症状も見せず楽しく暮らしてくれる。最近は水温が上がったからか色もくっきりと濃くて美しいし。人を怖がり動作が速すぎて、ろくろく姿を見られないのが観賞魚としては難だが。

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 BRを歯医者に連れていった道すがら、別のペットショップにふと寄ると、やはり金魚水槽を見てしまう。うちにいた奴らより少しだけ大きい奴らがうようよと泳いでいた。ああ、うちの金魚たちだって元気にこれくらいになってくれたらよかったのにな。このショップの金魚なら大丈夫かもしれないので買ってしまおうかとちょっと思ったが、全滅の理由が不確かな現在そうそう殺生ばかりしてはいられない。当分アカヒレたちだけで楽しもう。

 金魚がついにいなくなったので、2L水槽にはアカヒレ稚魚を入れてやることにした。4匹中2匹はちゃんと小さな魚になっており、明るいボトルアクエリアムに入れておくと銀色に輝きとても美しい。こいつらはこれまでのライフでこの2L水槽が最も広い住処なわけで、広々とした中を泳ぎ回り気持ちよさそうだ。このボトルで大きく育ててやろう。メイン水槽のよく見えない稚魚ネット内じゃ育てていても大きさ以外に興味を持てなかったが、ボトルアクエリアムならば見ていて楽しいので、育て増やすことにモチベーションが湧く。

2010/04/14

日記「居候甥の引越し」

「金魚考」「卓上アクエリアム」ほか。

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■10/04/06(火) □ 金魚考
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 昨夜金魚の 2ch スレが見つかり読んでみると、やはり1年で 10cm 突破なんてのが当たり前の品種らしい。空腹を訴えまくるのでついつい餌をやってしまうが、極力セーブせねば。イモリより大きくなってはこの水槽に置いておけんのだ。しばらく様子を見て、モンスター化の徴候がなければ金魚を追加したい。ピキピキ動き回り金魚にストレスを与えているアカヒレを別水槽に移す可能性も考えてみよう。

 金魚が巨大化さえしなければベストな観賞魚であり、手間のかかる熱帯魚よりこちらを誰もが選ぶだろう。しかし中国日本の品種改良の歴史を経ても、大きくならない金魚はできなかったのね。

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 【北斎ペーパー】萌が学校の「好きな画家」リサーチペーパーに北斎を選び、今日家で終了させた。内容を初めて見たが、例によって愚な担任教師が内容を

1.その絵を見て自分がどう感じるか
2.制作期間
3.制作手法(油、版画、etc)

 と変な3本柱に決め打ちしている。1,3はいいが2の「制作期間」というのはなんなのか。制作年度はアートにとって当然重要だが、「期間」なんて調べてもわからない作品のほうが多いだろう。萌はいつも通り先生の指示に素直に従うので、英語で北斎を検索して2の情報が見つかった作品しか選んでない。結果としてせっかく北斎を選びながら、つまらない作品ばかりを選んでいるのである。「神奈川沖」と「赤富士」の2大傑作が選ばれていたのはいいが、残る3枚は俺が見たことすらない無名作品だった。


北斎リサーチペーパー
 そこで「期間情報はなくてもいいからちゃんといい絵を選びなさいよ」と、絵の差し替えを行う。特に小布施岩松院の「鳳凰」図はインパクトがある上に萌は実際その目で見てるんだから(5歳だからお寺に行ったこと以外覚えてないが)、入れない手はないではないかとこれを挿入し、そのエピソードを書かせ完成。時間不足と決められた内容のせいで、現代のマンガ家にも通ずるような北斎の絵師としての天才性を内容に込められなかったのが残念。萌が書いた各絵の感想も、「ハートを暖かくする」といった、なんか誰か(おそらく先生)に聞いたようなフレーズばかりである。北斎の絵がすごい、かっこいいと思った萌のポップな気持をストレートに言葉にしてほしかった。

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■10/04/08(木) □ 日本セルビアに完敗
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 日本セルビアに完敗とのこと。おまけに体調不良の中村と遠藤も出してる。しかもこれがWCメンバー決定前最後の試合だそうだ。どよーん(笑)。どこをどう取っても救いのない試合が、もう取り返しが利かないこのタイミングでやってくるとは。どうするんだよ岡田監督。

 後藤健生のコラムによれば(「岡田監督が現実に目覚めたのが最大の収穫」)、本大会では 4-1-4-1 になるだろうとのこと。「誰が相手でも90分プレス&ショートパスで押し込む」なんていう不可能理不尽プランはようやく捨て、98WCの3バック専守カウンターサッカーをベースに少しだけ進化させたあたりで本番を迎えることになりそうだ。

 その落としどころは日本サッカーの現状の力量を表すものであり仕方がないが(いい監督を雇えなかった協会が一番の力量不足だ)、ここまで2年を「90分プレスのちびっ子サッカー」というコンセプト&固定メンバーで通してきたゆえに、4-1-4-1 で誰がベストなのかというテストは何もしないうちにWCメンバーの発表になってしまったというのが、なんともはや拙い。これほどWCの準備に失敗した代表監督というのもなかなかないだろう。日本は2大会連続で夢も希望もなくWCに突入することになる。

 まあ正直に言えばジーコの時も今回も、本番で奇跡のようにすべてが噛み合えばどこにだって抵抗できるというかすかな希望はあった(ある)わけだが、前回はそうならなかったし、今回はそれに輪をかけてひどい状態になってるんだからなあ。

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■10/04/10(土) □ 水槽レイアウト変更
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今度も小赤、銀ブナ、ミニ錦鯉x2
 金魚4匹中3匹が、ストレスとおそらくはもともとの弱さゆえ死んでしまったので、萌とペットショップに行き金魚4匹を追加して帰宅。ほんとは2匹でいいと思ったのだが、50 セントのものを2つ買うというのはちょっと気が引けた。今はまだストレスをびんびんに感じて全然姿を表さない。まあ今日は仕方がない。

 水槽内で大きなスペースを取っていたアカヒレ稚魚ネットを取り出し、稚魚3匹は水槽横に置いたボトルで育てることにした。アカヒレは成魚でもボトルで飼えるんだから稚魚など余裕なのだ(交換用の水は親水槽からもらえる)。稚魚ネットがなくなった分大きく広がった水槽に物陰をつくってやると、新金魚たちがそこに潜む。明日餌をやる頃には落ち着いてもらいたい。

 ペットショップに行くと萌はインコやハムスターに夢中になる。俺も子供のときは文鳥やハムスターを飼ったからなあ。鳥はメルにホコリアレルギーがあるから無理だが、ハムスターくらい飼ってやれたらいいなあといつも思う。しかしそんなに家中ペットだらけにはできないか。

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 居候甥MKが彼女と家を借りて住むことになり、明日引越す。今夜がMKがうちで眠る最後の夜だ。
■ 02/01/20(日) 26:23:21
 夜中の2時半にMKが起きてきた。夜更かしな俺たちがこれから一緒に暮らして、けっこう楽しいことになるだろうなあと思う。MKの部屋に訪ねていって遊ぼう。


 と書いたあれから8年だ。なんという時間の速さだろう。降りて行ってそんな話をするのも照れくさいので、MSN でそんなことを書いて送る。引越し好きな母親を持つMKは、1つの場所に8年も住んだのは生まれて初めてだとメッセージを返す。いろんなことがあったなあ、この8年。

 MKがいなくなるのは寂しいし不便が増えるが、しかし夜中のシャワーで眠りを妨げられることがなくなるし、奴の宅急便を俺が降りて行って受け取るという理不尽がなくなるし(奴は一年中パンツ一丁なので玄関に出られない)、冬の夜中の突然の送迎もなくなる。相談もなく部屋に鉢植え用猛臭堆肥を持ち込むなんて愚挙に腹を立てることもももうない。どれもこれも悪気はないガイジン的行動なのだが、もうそうしたことに腹を立てることはなくなるのだ。それを思うとほっとする。しかし寂しい。

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■10/04/11(日) □ 居候甥の引越し
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 MKの引越しで一族が集結する。後から後から出てくる物の量のすごさに、みんななんだこれは、どこにこれだけの物が収まっていたんだと笑っている。まったくこれだけのものが家からなくなれば、すっきりするわ。

 16:53 引越し終了。ふー。8年間世話になりましたといった類の挨拶はなく、萌が寂しがって泣くことも意外やなく、引越しは終わってしまった。皆の記念写真くらい撮っておけばよかったなと後から気づいた。はー。がらんとしてしまった階下を眺め、うちが広くなったねえと皆でつぶやく。

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■10/04/12(月) □ 卓上アクエリアム
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 アカヒレ稚魚についで、金魚へのストレスを減らすために親アカヒレたち5匹もメイン水槽から出し2L水槽に移してみた。1匹最低必要水量が 500cc と言われており、うちは親水槽から状態のよいバクテリア水を常に供給できるので旅行中以外は水質の心配はない。観察していて、酸素を求め水面に来るようなことがあったら対処すればよい。

 アカヒレはいつもの全換水のときもそうだが、狭いところに入れられると落ち着く。環境に合わせ性向が激変するのだ。ケンカもしないし神経質なピキピキ泳ぎがなくなり、ゆったりと優雅な動きになる。こういう狭く囲まれた環境は、実は彼らにとっても案外居心地がいいのだろうか。こうなると見ててかわいくて、もっとよく見えるところに置きたくなってしまう。


美麗なる卓上アクエリアム
 そこで試しに俺のPC机に置いてみると、これが実にいい。俺が近くから覗いていても逃げないというかこっちを見ている(笑)。これぞまさに日本で売ってるという卓上ペット「コッピー(アカヒレ入りボトルの製品名)」の楽しみではないか。水をこぼしたらおお事なのでここに決める決心はつかないが、しばらく様子を見つつ楽しんでみよう。

 しかし萌はこの卓上アクエリアムを見つけると、「これはアカヒレが金魚の餌を食べちゃうからパニッシュメント(罰)なの?」と言われてしまった。いやそうじゃないんですよ、そんな、やはり虐待に見えるのか(汗)。

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 メイン水槽は、どうも隠れ場所が不足すると新金魚たちがパニックになるようなので、稚魚ネットがなくなったスペースに久々にカエルハウスの置物を戻してみた。これで隠れ場所がたくさんでき、金魚たちが非常に落ち着く。これでいったん確定だな。

 カエルハウスで落ち着いたところで餌をやると、これでようやく金魚たちが自分の置かれた状況を理解し、人間=エサであると結びつけたようで、以後は夜まで延々とガラス際でクレクレをやってくれた。3日目でようやく金魚らしくなったわけである。

2010/04/05

日記「金魚導入」

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■10/03/28(日) □ 金魚導入
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 大きなポリ樽が余ったので庭に池でも作ったらどうかとMに言われ、

◆池はいいがボウフラが沸く→じゃあ魚を入れたい→しかし小さな池では魚は冬は死ぬ

 などといろいろ考え、冬は屋内に入れてやれる丈夫な魚ということで金魚を4匹買ってきた。金魚は手間いらずでかわいいのでイモリ水槽で飼いたいのはやまやまだったのだが、いずれ巨大化するという問題があってこれまで断念してたのである。こいつらが大きくなるまでイモリ水槽で飼い、夏頃大きく丈夫になったら(その頃はボウフラも沸いてこようし)庭の池に放し、冬の間は階下のバケツ等に保護する、と。これなら十分にケアできる。


小ブナ型が2匹、ミニ錦鯉型が
2匹(水合わせ中)
 赤、赤黒、赤黒、黒の4匹の金魚は、たぶん「和金・小赤」と呼ばれる最も一般的なものだと思うが、やはり地味なモノクロアカヒレよりはるかにかわいらしい(うちのアカヒレは日本で流通してるのと種類が違うのか、1年飼ってもまったく赤くならなかった)。姿だけでなく、アカヒレほど反応が脊椎反射的ではなくまったりした動作がいい。大きさは約3cm のアカヒレより1回り大きな4cm。これが5cm 程度で止まってくれたら、このままキープしたくなるな。最大 30cm と言われてるくらいでそうはいかないだろうが。

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 1時間後、水合わせを済ませ合流。心配したアカヒレとのケンカは起きていない。金魚たちは水槽内をチェックして巡り回り、アカヒレは特段の興味を示していないようだ。しかし自分の水槽に入れてみて初めて気づくが、金魚って水槽のガラスに鼻をガシガシつっつく、いかにも金魚的な動作を延々と繰り返しハナにつくな(苦笑)。水槽に慣れ落ち着いたらやめてくれることを祈ろう。ショップの数百匹が詰め込まれた何もない水槽に比べたら、静かで隠れ場所も多く快適なはずだ。

 エサをやるとやはりアカヒレとはスピードが違いすぎて、どんどんエサを奪われてしまう。金魚に十分食べさせようと思うと、アカヒレが間違いなく食べ過ぎになってしまう。この解決法をまた考えなければならない。

 金魚のよろよろ泳ぎとアカヒレのシャープな動きは対照的で面白い。夜になると金魚たちはアカヒレよりもずっと早く物陰で寝てしまいました。

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■10/03/31(水) □ 金魚のフン問題
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 金魚はかわいいが、やはりフンが爆発的に増えている。金魚たちはフロントにいることが多いので、そこにエサも投入するしフンもたまる。そこでポンプの向き自体を変え、ゴミが停滞しがちな金魚エリアにフィルタの吸い込み口が来るようにした。石や水中のプラ水草の位置も調整し、水流をじっくりと作り込む。

 これで魚エリアがやや狭くなったので、イモリたちがあまり使わない浮島をどけて、真ん中のスペースを魚のために拡げてやり完成となる。しかし金魚はかわいいなあ。こういうまったりゆっくり泳ぐ魚を最初からほしかったのだよな。うちの白い砂の水槽に入ったので金魚たちの赤がやや抜け気味なのだが、なんとアカヒレに赤がつききれいになってきた(笑)。金魚を眺めていて何か感じるところがあるらしい。こういうところが水槽は面白い。

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■10/04/04(日) □ 金魚2匹死す
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 木曜に金魚が1匹突然体調を崩し底のほうで動かなくなって、ネットで調べて塩水浴させたが翌日死亡してしまう。そして今日また1匹、今度はヒゲおやじと呼んでいた奴の反応が異常に悪い。餌に食いつかないし、隅のほうでじっとしている。これはおととい死んだやつと同じだ。あー。こいつが一番動きがかわいかったのになあ。

 残る2匹の小鮒型は元気なので、このかわいらしいミニ錦鯉型は品種として弱いのだろうか。わからぬ。小鮒型デカ赤と鯛風はアカヒレに混じって餌を争うくらいになり、これはもう大丈夫だなと思うが。

 ヒゲおやじもおとといと同様、塩水浴させるも夕方気づくと死んでいた。魚が水槽で死んでるのを見たのって子供の頃以来だなあ。小さいながらに無残な感じがする。金魚があまりにラブリイなので金魚だらけの水槽にしてしまいたいという気持ちがちょっとあるのだが、アカヒレほど万能の強さを備えた魚ではないのだと実感する。なぜ弱ったのか、思い当たるフシもまったくないし。

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 2匹の死因に思い当たる原因はまったくないのだが―――換水後間もなく水質は悪くないはずだし、外見に異常はない―――、強いていうなら金魚たちは皆うちに来た直後よりもストレスを感じている様子が伺える。最初は全員餌をクレクレとフロントグラスで俺に呼びかけ、人を怖がる気配は皆無だったのだが、この頃は俺が近づくと過敏にパニック的な動きをする。これはおそらくアカヒレたちが常に落ち着かずチョロチョロし、俺が近づくとパニック的に逃げるので、金魚たちが影響を受けているんじゃないかと思う。このストレスに耐えられず、2匹は体調を崩したのではないだろうか。

 水槽が1つしかない以上どうすることもできないので、金魚のストレス低減策としてフェイクプラントで前面ガラスを覆ってやり、金魚が隠れられるようにしてみる。すると最近ずっと後方物陰に隠れていた生き残り2匹がフロントに戻ってきてそこに落ち着き、プラントの陰からこちらを覗き込み、餌をクレクレ行動を再開した。水槽前を人が行き来しても、自分が物陰にいるという意識があればパニックにはならないようである。これで落ち着いてくれ。

 当初魚を入れたいがイモリに食べられないようにと速く強靭なアカヒレを入れたのだが、今思えばうちののろのろチビイモリが魚を採るなんてことはスピード的にもサイズ的にも食欲的にもあり得ないことで、最初から金魚にしとけばよかった。いっそアカヒレは別水槽に移行してしまって、メイン水槽は金魚だらけにしちゃおうかな等と考える。まあしかし、金魚はこの後どれだけでかくなるか不明で怖いのだが(笑)。

2009/12/06

日記「Google 日本語入力」

「パスタが突然水棲に」「日没さんを思う」「鹿島のにくらしさ」ほか。

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■09/11/29(日) □ パスタが突然水棲に
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イモリ給餌皿。これまで水に入ったことの
なかったパスタ君が右下水中に写ってます
 2匹のイモリに均等にエサをやる方法を思いつく。2つのエサ皿をつくり、2匹をそれぞれに入れてしまえばいいのであった。試してみると2匹とも自分の分をきれいに食べてくれ、完璧。2匹を捕まえるというひと手間があるが、どちらも通常は浅瀬にいるので簡単である。

 それをやっていると、拒食歴6ヶ月のパスタがいない。石の上にもシェルター屋根上にもいない。あれ? さっき掃除の時に外に石ごと出しちゃったかなと焦って水槽周りを探すと、なんと水槽の深場にいることに気がついた。えーっ! 彼が入水するのは、うちに来てから初めてのことだ。

 そしてそれからなんとパスタは完全に水棲となってしまったのです。水から上がらず、ガラス越しに俺の指にガンガン近寄ってくる。いったい奴に何が起きたのでしょうか。というかこうして普通に水に入れるならば、6ヶ月もぴくりとも動かず石の上にいたのは、いったいなんだったのでしょうか。イモリの健康と行動は本当に読めん(笑)。

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 夜、NHK「坂の上の雲」が放送される。日本のドラマというものは、萌が俺に「どうして日本のドラマは全部フェイク(わざとらしい、芝居ミエミエ)なの?」と聞くくらい常にスキだらけなのだが、これは完璧であった。この完璧さのためには、バカバカしい大河ドラマなど比較にならないくらいの努力が注ぎ込まれているのだろう。この物語は宝物だな。

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■09/11/30(月) □ 日没さんを思う
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 日曜からネットで各種競馬コラムを探してずっと読んでいる。カナダからの日本競馬鑑賞は20世紀末まで届いていた日没閉門さんの珠玉のコラムが頼りで、その後フォローする方法が見つからずにきたのだが、久しぶりに探してみたら柏木集保のレース評や面白い競馬ブログ (「Brain Squall」) が見つかり、ここ10年のチャンピオンホースたちについてだいぶ知ることができた。競馬を見始めた頃、過去の大レース勝ち馬とかをワクワクして勉強したのに似ている。ウオッカとすごいレースをしていたあのダイワスカーレットが、好きだったスカーレットブーケの子だと知って驚いた。

 現在日本の競馬は、サンデーの子供たちがドバイや香港で開いた世界へのドアがサンデーの死と共にまた閉まりかけているというところらしい。ここ2年はウオッカが海外へ挑戦し、まったく真価を発揮できなかったわけだし。サンデーの孫たちは国内レースで勝ちまくっているが、海外を目指すような大物は登場していないようだ。しかし今のリーディングサイヤー表を見ると驚いたことに上位は全部国内で走った近年のチャンピオンたち。俺が競馬場にいた頃は上位の半分以上は輸入種牡馬だったと思う。そういうところにも、日本競走馬の質が上がっていることが伺える。ドアなんていつか必ずぶち破れるだろう。

 日没さんはどうしているだろう。海外赴任したはずだが、日本の競馬は見ているのだろうか。サッカーのコラムでいい文章を書く人を見つけると、「ああサッカー界にも日没さんがいる」と感じたりする。ネットで日本競馬を見ることが可能になった今、また彼の書くものが読みたいのです。

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■09/12/02(水) □ 突如タイヤ交換
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 フロントタイヤのサイドに穴が空き、修理不能で突如フロント2本交換となる。しかも今日はMが車を使うので2時間でケリをつけなければならない。弱った。テンポラリタイヤを履いたまま急いで家に帰り全力で検索。

 うちのスズキエリオはいろいろ欠点のある車だが、タイヤが 55 と妙に扁平でスピードレートがVなのは特に腹立たしい。おかげでコーナリングがいい車じゃないのに高価なパフォーマンスタイヤしか合わないのだ。修理屋 Canadian Tire の親父も、「なんで V レート(240km/h 対応)なんだ、ワケがわからん」とつぶやいていた。まったくである。エリオの他にはホンダインテグラくらいしか履いてない珍サイズなのだ。それでなくてもカナダはタイヤが日米より高いのに。

 前回の調査結果を引っ張り出して、もう一度検索し各種情報を探すも状況はさほど変わってない。悩んでいると早くも時間切れ、結局あと1時間で確実にインストールが終わりMが乗っていけるのは Canadian Tire ブランドの Motomaster SE だけだ。これは毀誉褒貶あるのだが、パターン写真とユーザー評から見て雪に強いのは間違いない。冬に向けてそれが一番ほしい。これにしておこう。


冬タイヤのようなオールシーズン
 というわけでインストールが終わり走ってみると、ブロックの大きなパターンからの予想とは異なり乗り味がいい。ブロックタイヤっぽいパタパタパタという感触はなく、乗り心地がかなり上がった。これは安車にとってうれしいことである。

 リアに回した Falken Ziex ZE-912 より柔らかな分コーナリングの切れは悪いだろうが、うちのエリオの場合スポーティなタイヤを履いてもコーナリングの特性はよくならないと夏の旅行で思い知ったので、クリスプ感はさほど欲していない。冬タイヤに一番欲しいのはとにかく雪道での移動可能性で、この乗り味で雪に強いのであればうれしいのである。あと1年は乗れそうだった Yokohama Geolander の寿命が縮んだのは損失ではあるが、乗り心地と雪性能が上がれば禍転じて福となる。これで冬への準備は万全だ。

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■09/12/03(木) □ Google 日本語入力
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 「Google 日本語入力」というものが公開されたのでテスト中。予測変換といわれているが、Pocket PC の POBOX みたいに前の単語から文脈を読み次候補を出すという予測変換ではなく、膨大なデータベースから音が合うものを選ぶという補完入力だ。POBOX 型予測変換はPCじゃ版権かなにかで使えないんだろうか。

 今のところこの膨大な補完機能はあまりありがたみはないが、文節切りの精度が素晴らしい。これほどバリバリと打っていて、文節切りエラーが全く出てこない。おかげで俺は何もしてないのに初回使用から誤変換がめちゃくちゃ少ないのである。XP付属の MS-IME から7年分の日本語処理の進歩がひしひしと感じられる。

 MS-IME も新品XPの頃はもっとよかったと思うのだが、ここ数年明らかに性能が劣化してるのだ。

さいこうの → 再耕野
とてもおもえない → 録ても思えない
もえとめる → 燃えとめる


 こんな人を激昂させる誤変換は、前にはなかっただろう。単語登録や学習が増えると変換効率上おかしくなるエンジンなのだと思われる。これに辟易してちょうどATOKを真剣に考え始めた最中にこんなすごいものが出てきてくれるとは。ありがたい。

 予測変換がたとえ期待ほど働かなくても、この文節切りの正確さだけでも乗り換える価値はある。ローマ字の定義ができないなどの弱点はあるが、MS-IME の登録単語はほぼ問題なくインポートできたし、もう MS-IME に戻る気がしなくなってきた。なにか致命的なバグでもない限り決定的である。

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 俺は最初に買ったPCソフトウェアが、MS-DOS 時代 Dynabook の日本語入力 WX2 で、Microsoft がその後 WX2 を買収したため 16 年継続して同じ日本語入力を鍛え続けてきたわけだが、それをたった1日で上回る精度の入力環境が手に入ってしまった。Google は検索から言葉をデータベース化し、この精緻な日本語文節切りシステムをいきなり作ってしまったわけだ。Google の検索以外のサービスはどれもあまりピンとこないのだが(Picasa や Gmail なんかすごく使いにくいと思う)、この言葉の集積力と処理能力には恐れ入る。

 検索操作と検索情報が日本語変換に使えると気づいた時点で勝利の道は見えたのだろうが(いや日本語だけじゃなくどんな言語版も作れるはずだな)、それをこうしてエンドユーザーが使えるところまで実現したところに、Google に雇用された知性の凄味を感じるのだ。

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■09/12/04(金) □ 鹿島のにくらしさ
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 WCの組み分けが出た。【カメルーン、オランダ、デンマーク】。おー。カメルーンには勝ったことあり。オランダはこないだプレスが効いた。デンマークはガタイのいいベルギーだろう。ということは、2勝1分けを目標にできる。ベスト4など考えても仕方がないが、この目標は努力に値する。

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 【パスタ、餌を自力で食べる】水棲になり元気なパスタを捕まえエサ皿に入れ、赤ミミズを鼻先で振ってみる。前は水に入らなかったので給餌できなかったのだが(イモリは水中にあるものしか食べない)、ついにパクっと食べてくれた。6ヶ月にして初の自力捕食成功である。そのまま赤ミミズを数匹入れておくと、自分で拾って5匹完食。やっ・た。石の陸地から一切移動せず飯も食わず、こいつはいずれ死ぬんだろう仕方がないと思いながら半年強制給餌を続けてきたパスタが、こうして突如健康活発になり散歩し水槽ライフを謳歌してくれるとは本当にうれしいことである。

 3匹が健康になると、見るたびに誰か誰かが活動していて、見ていて飽きない。パスタなんか半年間3日置きに捕まえられ口に食べ物を詰め込まれていたので人間を嫌って当然だと思うのだが、なぜか愛想がよく指にガンガン近づいてくる。これまで体調を崩したことがなく、したがって強制給餌の経験もないノボリがなぜか一番俺を怖がり、近寄ってきてくれない。逆ではないか。イモリの気持ちは測りがたい(笑)。

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 【浦和・鹿島】J最終戦。今の鹿島に浦和が勝てるとは思えないが、ドローに持ち込むことは可能だろう。それで川崎には十分である。

 闘莉王は中東に行くのかなあ、もったいない。守備力はそこそこでも、あのパス能力とひらめきがあればどこのリーグだって行けそうなものを。マルキーニョスが怪我で完調ではないようだが、興梠が自信を持って闘莉王と勝負している。浦和は田中達也が珍しく出ており、原口・山田直輝とともに奮闘しているが、個々の判断で狭い場所をつないでいるうちに鹿島のきれいなプレスの網にかかってしまい、まったく前にボールを運べない。

 鹿島に何度も決定機が訪れるも決まらず、試合は案外淡々と進む。浦和は奪って達也が抜け出しクロスを入れるも中に通らずの繰り返しで、シュートにつながる気配もない。浦和は強かった頃もこうして球際勝負で勝ちワシントンに渡すというのが攻撃の核だったので、ワシントン、永井、相馬というAFC制覇の役者がいなくなれば弱くなるのも道理だ。この玉回しを見ればフィンケ監督の仕事がまるで実ってないのは明らかだが、所有戦力も実際低いと思う。永井なんかどうして出してしまったのか不思議だ。

 前半終了、ドローでは駄目なのに鹿島が余裕を持っているのが不気味である。最後には勝てると自信を持っているのか。後半、浦和は山田直輝に替えてポンテ。山田は怪我上がりなのか違いを生み出せなかった。―――うわ、興梠! ハーフボレーで完璧なダイビングヘッド。素晴らしい。興梠はいま止められないなー。

 鹿島がボールを回し残り時間をつぶす。ポンテが入って浦和がやや攻撃できるようになるが、あと10分。闘莉王が前線に上がる。ゴール前に放り込みが続き、接触で怪我人が出てロスタイムが伸びる。これを延々とやっていればいつか闘莉王の足元にボールはこぼれてくるわけで、鹿島にとって怖いのは闘莉王だけだなと実際思う。

 試合終了。浦和は試合前は「サポーターに恥ずかしいところは見せられない」なんてコメントが出ていたけど、鹿島に優勝させないという程度のモチベーションじゃ、やはり心底必死にはなれなかったなという印象を受ける。浦和サポーターだってホームで鹿島に抵抗できない自チームに目立って怒ってる様子もないので、ライバル関係なんてのも希薄なんだろう。

 鹿島は強くてにくらしいが、抵抗すべき浦和、ガンバが弱いのだから仕方がない。それににくらしい印象の大部分は柳澤・小笠原の陰気な表情に起因しているのかもしれない(笑)。鹿島に憲剛がいれば誰もが素直に応援するチームになるのかも。

 前節ガンバ戦とこの試合を見て、興梠は大物になりそうだと再認識した。代表クラスのFWの中でも際立っていそうなスピードと運動能力に加え、ボディバランスと強さしなやかさがあるので体を大きく使え、切り返してDFから距離を取りシュートが打てる。2度の海外挑戦で切れ味が鈍ってしまったらしい大久保よりも、今は興梠の方がWCで役立つだろうな。

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■09/12/06(日) □ 酷寒乗馬パーティ
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 【ホース・ライディング】ささ、寒いとしか言いようがない気温3度の風が吹き込む屋内馬場でのEMのバースデイ・パーティ。世話人4人は全部ティーンエイジガールズで、カナダの乗馬ってまったくガールズ趣味だなと思う。まあ純情ガールズじゃなきゃ日曜にこんな寒いランチで馬の世話なんかしてるわけないか。


おじいちゃんが喜ぶ
華麗なるライディング
 萌は白い年寄り馬に乗ったのだが、これがズブい馬で、調馬索(←こういう乗馬専門用語が当たり前に出てくるから Google 日本語入力はすごい)を持ったすごいキツい世話ガールがどやしつけ馬の腹をビシバシ叩き、やっともっさりもっさりと走り出す感じ。走り出すと萌はビッグスマイルを顔に浮かべっぱなしになる。

 膝で馬を押し出せるようもうちょっとアブミを短くしてくれないかなと思っていると、リーダーの子が声をかけて短くしてくれた。さすが乗れる年長者はわかっている。さっそうと輪を描き馬場を何度も回り嬉しそうな萌。「(乗馬の達人だった)おじいちゃん)が喜んでるよ!」と日本語で声を掛けると、「うん! 今ここにいるかな?!」と声が返ってきた。

 しかし冷えた。俺は1時間で退散したが帰ってからも震えが止まらず、萌は2時間半で心底冷えたとのこと。風邪をひきませんように。晴れて寒い日が続くBCである。

2009/11/20

日記「表層的子供イベント」

「短気なバカ親父」「JDスリープオーバー」「H1N1 ショット」ほか。

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■09/11/09(月) □ 短気なバカ親父
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 夕方つまらぬことで萌を叱ってしまい、俺は短気すぎるバカ親父なんだろうなと反省する。俺がカリカリしているのは萌が最近人の話に注意を払わないからなのだが、落ち着かない萌9歳はじっさい今、なにごとにつけ大きな変化の渦中にあるのだろう。生活態度や興味だけでなく作る絵も歌も物語もみんな変化している。萌が今作るものからは、TVで見るものや友達に「似てる」ということに強力に惹かれているのがわかる。

 ま、歌に関してはたとえTVポップスターに憧れていてもきっちりロック教育は施しているし(今は車でビートルズやポリスを聞かせ歌わせている)、絵も書き物もいずれまた素敵にオリジナルなものを作ってくれるだろう。親の期待通りになんて何事もいかないのだが、なにが俺を感動させるかっこいい音、楽しいもの、きれいなものなのかだけは、ブレることなく教えていこう。

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■09/11/11(水) □ リメンバランスデー
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 今日はリメンバランスデー(英連邦戦没者追悼日)で休日なのだが、今年は学校でカナダ戦史のプレゼンテーションなど大々的に行事をやったらしく(そういうところにも校長由縁の右傾化を感じる)、萌は昨日帰ってから「何百万人もが死んだのよ、ひどすぎるわ」と泣いていた。戦争反対の作文も書き、それがスクール・ニューズレターに載るそうである。元敵国出身者の俺は複雑な思いがする。日本とカナダが直接戦ったことはほとんどないだろうが。

 萌は学校で、「あなたは日系なのに中国系と仲がいいのね」と言われたことがある。そのときには日独伊が世界を支配しようとし、英米加欧中が戦ったというように第二次大戦概要を俺が簡略化して教えたのだが、将来詳細に触れてショックを受けることがあるかもしれない。心ない輩にからかわれたりしなければいいなと思う。

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■09/11/13(金) □ JDスリープオーバー
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大きなベッドで一緒に寝るの図
 萌が去年から熱望していた、JDを招いてのスリープオーバー(お泊り会)。お母さんのTVを奪い取って2人で映画「コーラライン」を見、お菓子をばくばく食べながら遊び、一緒のベッドで寝るといって大騒ぎしながら寝支度をしている。

 23:01 暗い寝室で2人はシンディ・ローパー「Girls Just Wanna Have Fun」を歌ってます(笑)。いい加減寝なさいよ君たち。まあ兄弟がいない萌がこうして狂乱の週末を過ごせて、よかったよかった。

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■09/11/14(土) □ 表層的子供イベント
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 ガールズは昨夜12時まで眠らず、今朝は7時に起きて騒いでいる。一緒にいる俺のほうが疲れる。

 ランチ後ちょっとギターを弾いて2人の好きなポップソングを歌わせてみたのだが、JDは長いことミュージカル&ボーカルレッスンを受けているというのに意外と歌は普通だなと思う。音程は悪くないが声量が出てないし(ボーカルレッスンって複式呼吸をやるんじゃないのか?)、コードやリズムの変わり目がわからないようで、俺のギター&ドラムマシンとタイミングがずれる。彼女がレッスンで習った持ち歌をカラオケ振り付け付きで上手にやるのを見たことがあるが、それがこうして音楽の力にはなっていないということである。

 JDの歌唱教師も他の習い事講師と同様に、適当な仕事をやってるのかもしれないな。習ったことはできるが応用ができないというところがこないだの萌のダンスレッスンと同じ。講師に物事の本質を伝える意欲がなければ、子供は表層しか覚えられないのだ。

 学校の行事にも同じことが言える。今年は誰の方針なのか、ハロウィーン・フェイスペイント、マッドサイエンスなど校外からゲストを招く有料イベントが毎月入ってくるのだが(突然通知がきて強制的に料金を徴収される)、あとから萌に内容を聞いてもそれこそ表層的でその場でだけ楽しいイベントで、子供の心に残る教育的要素なんて何もない。

 楽しいことなら各家庭でやっており、だいたい子供は学校で友達と一緒なら特別なことをしなくても十分楽しいわけで、そんなことに大金を費やさないでもらいたい。BC映画産業の有名特殊メイク・アーティストなんて人物を呼んでハロウィーンの血糊フェイスペイントなぞをやってもらい、総計500ドル近く払っているのだ。馬鹿げてるとしか言いようがない。イベントをやりたいなら実費・交通費だけでやってくれるボランティアを探してくれよ。

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■09/11/16(月) □ ストームシーズンに突入
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 今年最初の嵐、雨が続く。雨と停電が同時に来るとうちは排水ポンプが止まり困るのだが、今のところ風は強くなく停電の心配はなさそう。うちは過去8年間雨風で停電したことはないので、配電網がたまたま恵まれていて、電柱が1本倒れたらアウトみたいな地域には入っていないのだろう。今後とも大丈夫であることを願いたい。

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 夜、雨と風が強まる。夜の間に停電になったら弱るなあと思い、眠れず配水管修理時の07年日記を読んでしまった。あのときは本当に大変だった。あの07年春以降芝生に雨が浮くほど地中水位が上がったことはないわけだが、ストームシーズン3回目の今年は確率的にそろそろ大雨が来る頃合かもしれない。しかし停電さえなければどんな雨でも万全に排水できる自信はある。大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせて眠ろうと努めた。

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■09/11/17(火) □ アクアショップはたのし
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 久しぶりにコキットラムのペットショップに行く。前は開店したばかりで爬虫類と魚タンクは空だったのだが、相当な品揃えになっていた。金魚 $0.49 なんてのがきれいでかわいくほしくなるが、あれは実はベイビー緋鯉でデカくなっちゃうんだよなあ(調べたらやはり 30cm だって)。惜しい。他にはグッピーなどがやはり素晴らしい色で惚れ惚れする。やっぱ熱帯魚はすごい。アカヒレのオスが赤黒深化したなぞと喜んでいるのが馬鹿ばかしくなる。

 しかしどの水槽も水温26度なんだよなー。うちの水槽の17度でも死にはしないだろうが、活性が下がったり病気になりやすくなったりするらしい。俺は半年水槽を維持してみて魚を飼う自信は付いたが、それは超丈夫なアカヒレだったから問題なくいったのだという面も多分にあるはずで、グッピーだったらどうだかはわからない。やっぱうちは地味なアカヒレで我慢します。

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 買い物はポンプに入れるバイオ濾材というものを探しに来たのだが、ちょうどいいサイズが見つからなかった。しかし稚魚保護水槽とか水槽掃除ブラシとか、面白いものがいろいろ見つかる。保護水槽は母親を収納すると卵だけ下に落ちるという透明アクリルボックスで、小さくてこりゃいいなと手に取って見ていると、店の兄ちゃんが「そいつは駄目だ、問題だらけだよ」という。ネットのほうがはるかに成功しやすいとのこと。ふーむ。


稚魚保護ネット
 うちはメスの腹がでかいので、生むのかどうかはわからないが用意はしておきたいところ。で兄ちゃんが推奨するネット式を買ってきた。17x12x12cm、アクリル水槽のほぼ2倍ででかいといえばでかいが、これだけあれば稚魚が大きくなるまでここで育てるのはまったく問題なさそうである。その他必要なもの数点も安価で手に入り、うれしい買い物であった。貧乏アクエリアム趣味は楽しい。

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■09/11/19(木) □ H1N1 ショット
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 ◆12:05 萌をピックアップしてお医者へ。H1N1 ショットは初物なので俺はそれなりに緊張しているのだが、乳幼児はすでに済んで小学生という順番なので、安全性は万全なのだろう。久し振りに会った Dr.B はさすが萌のことをよく知っており、こういうところがやっぱファミリードクターはいいなと思う。

 H1N1 ショットはなんと「お父さんもやる?」と聞かれる。え。大人もOKなんですか。んー、じゃあお願いしますとやってもらうことになった。俺みたいにひ弱な奴がやってもらって大丈夫なのかなとも思ったが、まあ乳児が大丈夫なら大人も大丈夫なんだろう。発熱する可能性はあるので、帰りの飯屋や運転する道中で急激にシックになったら大変だなと思う。家に帰り静かにしていよう。

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 17:25 寿司屋で遅い昼を食べたせいと、多分 H1N1 ショットのせいで胃の働きが落ちており、腹が減ってこない。萌もブランケットにくるまってTVを見ており、揃ってどことなく体がだるい夕方を過ごす。しかし熱が出ずこれくらいの副反応で済むならありがたいことである。

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■09/11/20(金) □ 擬似病み上がり
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 腹が減って目が覚める。体調はいい。萌も問題なし。注射をした左肩が痛くて、そちら側を下に眠れなかった。

 冷え性で冷えるので家事前に体を温めようとエア縄跳び行ったのだが(縄跳びアクションが一番短時間で心拍が上がり手早く温まる)、これがやりすぎで、妙に体へのダメージとして残ってしまった。どうやらワクチン後の俺の体は病み上がりみたいな状態にあるようで、筋肉がやわになっており内臓がゆさぶられたらしく、腹筋あたりが痛い。大人になってから俺はインフルエンザの予防接種をしたことがないが、こうして短時間で擬似的に病後に移行することで免疫を作るものなのかもしれない。今日は静かにしているべきでした。ふー。

2009/11/07

日記「ネットスポーツ観戦のつらい秋」

「ボイスレコーダー」「彼を思い出す」「水槽新レイアウト」ほか。

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■09/11/02(月) □ ネットスポーツ観戦のつらい秋
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 【ナビスコカップ決勝】川崎は相手に引かれると点が取れないチームで、それは出す手がストレートすぎるからである。MFからFWにクサビを入れFWがなんとかするという最短手ばかり狙うので(上手さに自信を持つFW陣がそういう動きばかりする)、東京はFWを捕まえているだけで対処できる。たまにサイドに開けば崩せる気配は漂うのだが、チョンテセのヘッドは決まらず、ジュニーニョは競るFWじゃないのでボックスから遠ざけられ、最後までフリーでシュートを打てなかった。今野率いる東京守備ブロックの勝利である。

 東京は平山が素晴らしい働きっぷりで驚いた。彼は高校で過大評価→慢心腐敗の典型みたいな選手でいい心証を持つ人はいないと思うが、あれだけ体がある選手がちゃんと動くとものすごく役に立つ。ポストでは的が大きくリーチが長いので、後ろからアバウトに飛んでくるボールを簡単に足元に収められ、万全に保持して味方にさばける。プレスをかけにいけばこれまた面積がでかいので、川崎DFは普通の相手よりもワイドに交わさなければならず、次のプレーが狂う。クロスに走り込み素晴らしい点を取ったのも驚いたが、こんなに効果ありまくりのFWになっていたのか。

 憲剛と関塚監督にはビッグゲーム運がないのだろうなという気がつくづくする試合だった。天皇賞に続き期待がかなわず、ネットスポーツ観戦のつらい秋が続く。

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■09/11/03(火) □ ボイスレコーダー
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 【CLミラン・レアル】戦を見ながら掃除。不動の布陣が年を取り運動量が落ちるばかりのミランは中盤ではレアルに(というかたぶんどこの強豪にも)勝てないので、とにかく手数をかけずに前に飛ばし、若く元気なパトになんとかしてもらうというしょうもないが効果がないこともないサッカーを延々とやっている。が、ロナウジーニョのパス精度がひどい。フィニッシュを狙う中距離パスで3mはズレてる感じ。彼は上体が強く腕力で敵を押しのけボールを守れるので取られることは少ないが、あれでミランの攻撃が機能するわけがない。

 ロナウジーニョは衰えたなあ。この落差が中田英寿みたいだ。じっさい能力と価値の暴落っぷりにおいて、中田とロナウジーニョは近年双璧なんじゃないだろうか。他に世界的選手で、大きな怪我もないのに若くしてこんなに力が落ちた例は思いつかないのである。

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 Mの学業用にボイスレコーダーを買ってくれといわれネットで軽く調べると、いまどきのハイエンド・ボイスレコーダーはPCM録音だとか4チャンネル録音だとか、昔の生ロクデッキやDAT愛用者を満足させるような仕様になっている。ライブハウスでの録音なんか素晴らしい音で録れるんじゃないだろうか。エレキギターをつないで録音できる機種もあるらしく、いまどきのミュージシャンはそうしてデモテープを作ってるんだろう。なるほどねー。

 むろんうちはそういう高級機種は必要なく、店でソニー、パナソニック、オリンパスなどのベーシック機種6種くらいをじっくり比較する。しかしいつも買い物時に思うが、カナダの電気製品パッケージは情報が少ない。事前のリサーチでほしい機能をリストアップして行ったのだが、箱を見てもそれが備わっているかどうかわからないのだ。店員はもちろん客以上に知らないので(客はネットで事前調査しているが、店員はボイスレコーダーなんて見るのも初めてだろう)、万全を期すならば売ってる機種名を調べて、いったん帰って調査しなければならない。面倒なことである。


ICD-PX720 (1GB、$80)
 俺は結局ソニーのものにした。昔ながらのソニーらしい黒筺体でデザインはいいのだが、家でいじってみると機能が全部メニューボタンからの呼び出しで使いにくい。パナソニックは操作性を重視してゴツゴツといかついボタンがたくさんついていたので、あっちにすればよかったかと後悔する。

 しかしわかりにくい設定を済ませて録音してみると、録音音質のよさにぶったまげた。キッチンでテストしてリビングのTVの音がちゃんと録音されている。補聴器並みの感度だ。昔初めてテープレコーダを買ったとき、ダイナミックマイクよりはるかに感度が高いコンデンサマイクがついてるといったことに家電少年は興奮したわけだが、この機械の高感度コンデンサマイク+メカノイズ皆無という組み合わせは、体験したことがない桁違いのクリーンな録音体験を味あわせてくれる。

 これは面白い。Pocket PC にもセルフォンにもボイスレコーダは付いているので日常的に使っているが、これほど音がいいとなると別物である。とりあえずはギターを弾き萌を歌わせるくらいしか用途は思いつかないが、いろいろと活用していこう。

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■09/11/04(水) □ 彼を思い出す
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 【CLディナモ・キエフ vs インテル】シェフチェンコが今も最高級の選手であることを証明する素晴らしいプレイで、少ないチャンスで点も取ってみせたのだが、インテルが最後はとにかく圧力をかけ続けどうにか逆転したという試合。インテルは年棒総額はすごそうだがスターが一人もいないという妙な地味チームで、エトーも走れど走れどほしいところにパスは来ず空しそうだった。昨日のミランもひどいサッカーを延々やっていたが、セリエAの日の出は遠いという感じである。

 それはともあれキエフにいいMFがいて、カウンターになると彼が高速ドリブルで一気にボールを持ち上がり、シェフチェンコにしゅぱーっとスルーを通し何度も危険なシーンを作る。背筋を伸ばし視野が広そうなその姿が、これがどう見ても中田英寿(!)。アナウンサーの呼ぶ名前がまるで聞き取れず、試合を見ながらネットで検索しても名前がわからなかった。あれは誰でどういう選手なんだろう。もし彼がまだ若い選手で、これから有名になってくれたりしたらなんとなくうれしいけれど......。とまあ昨日も今日も欧州サッカーを見るたびに、俺は彼を思い出してしまうのです。

 中田がすごかったのはこのキエフMFよりもさらに高速で強く、一瞬でスタジアムの空気が変わり敵守備ブロックが慌てふためくほどのドリブルで持ち上がる力があったからで、パルマ3年目 (0304?) あたりから輝きが薄れたのはそれがなくなったからである。スピードが落ち、ドリブルもなぜか足に吸い付かなくなった―――いや、ボールが足に吸い付かなくなったから高速ドリブルや華麗なパスができなくなり、ボールを取られる前に簡単に味方につなぐ無難なプレースタイルに変わってしまったのかもしれない。

 今スペインにいる俊輔は、CLマンU戦や今年のWC予選を見て想像したように「プレッシャーのない後方スペースから長いパスを送っても跳ね返される」というプレーしかできないようで、ガゼッタ氏によればボールをもらっても「前を向くなりドリブルするなりしない」ゆえ、出番を失ってきているらしい。日本代表ですら前にボールを運べず無難なプレーばかりして俺をイライラさせるのだから、スペインで出番が得られないのも道理。

 出番が減ってきたので結局1月に横浜に戻るなんて噂も出始めているが、いくらなんでも半年で見切りをつけられるような選手ではないだろう。パス能力と足技ならば俊輔は今も一級品なはずで、危険なところにラストパスを送るにはとにかくもっと前で、味方攻撃陣&敵守備陣に近いところでボールを持ち勝負しなければならない。それを追求し実現してほしい。スペインでそれができないならWC日本代表でもできないに決まっているのだ。

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 最近あまり食欲がなくドライフードを拒否していたイモリ2匹にエサを差し出してみると、今日は久々に2匹とも元気に食べてくれた。ノボリなぞジムシーに給餌している俺の手元まで来てもっとくれという。おお。


エサ皿に入ったノボリ君
 うちのイモリたちはエサ皿(エサが散って水が汚れないようヨーグルトのカップを切ったもの)に置いたエサを一向に見つけ食べてくれないのだが、今日は可能性ありと見てエサ皿に赤ミミズをに置いてみた。そして放置すること数分、ノボリが臭いをかぎつけ自分で入り、ついに食べてくれた。自力でカップのエサを見つけたのは初めてで、これはうれしい。これで教育効果が進めば給餌が楽になる。

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■09/11/05(木) □ 水槽新レイアウト
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ハウスから右が水深2cmのイモリエリア、
左が15cmのアカヒレエリア
 昨日久々に高栄養ドライフードを食べたのが効いて、今日は2匹とも活動量が上がっている。3週間ぶりの全換水。掃除ついでに、どう見ても抱卵しているのに一向に産卵してくれない雌アカヒレ用シェルターとして、昔一時使っていたカエルハウスの置物を置いてみる。イモリエリア陸地の崩落を防ぐと共に、中空になった内部が産卵床になればという狙い。

 イモリたちは上から覗き込まれるとギクっとすることが多いので、黒いプラスチックをカットし屋根型シェルターも作ってみた。屋根の下は 1cm 弱の空間があり、イモリたちはここに隠れたまま息ができる。イモリたちはすぐに屋根下に落ち着き、魚たちもカエルハウス内を軽くチェックしている。総体的にいい感じである。

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■09/11/08(日) □ 川崎あやうし
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 【川崎・千葉】フロンターレは憲剛を筆頭にプレーがぶれ切れがない。疲れているんだろう。憲剛はガーナ戦直後はすごかったそうだが、敵をズバっと抜いてフィニッシュするイメージはあっても体が動かないんだろうと思う。パスもトラップもずれシュートは空振りしている(最後はひどく脚を吊らせタンカで交代)。それに加えナビスコ杯同様ブラジル人2名が持ちすぎチームのチャンスを浪費している。うまいんだから判断を早くすれば効くのだが、うまい分取られず長時間持ってしまい、中を固められるの繰り返し。3日前の煮え湯につながったこの欠点を修正できない監督も情けない。守備も詰めが甘く、降格間際のジェフに簡単にシュートを打たれ失点している。この試合はたとえ勝てても優勝は難しそうだ。

 後半残り3分、ジェフが追いつく。ジェフはドローでも降格なわけだが、クールに燃えてシンプルにえぐり、川崎よりいいサッカーをしている。川崎はこれで2pt落として優勝はなしだろう。―――と思ったら勝たねばならず上がっていたジェフの裏をジュニーニョがシンプルにえぐり折り返し、レナチーニョが決め再度突き放す。しかし降格はしたが、今日に限って言えばジェフのほうがいいサッカーであった。川崎は残り3戦勝ち切れるかどうか。憲剛はまた代表遠征があるわけだし。

2009/10/28

日記「ハロウィーンで気もそぞろ」

「夢見るポップスター」「萌ダンスの今後」ほか。

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■09/10/25(日) □ 夢見るポップスター
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 萌の新しい二段ベッドを見にJDが来訪、前回イモリの活動をあまり見せてやれなかったので、ノボリをフロントに追い出して散歩を見せてやる。ノボリは期待通りフロントでかわいさを披露してくれJDは大喜び。


水中二段ベッドの上下に
収まった2匹。キュート!
 最近水槽に2段に石を積んだ石段を作ってやったのだが、これが大ヒットで魚もイモリもさかんに入ってくれる。ノボリはそこを基点に石段を上下したり、葉っぱに泳ぎ移り休んだり、ゆっくりゆっくり移動してはガラス越しにこっちを見ている。もーなんというか、かわいいとしか言いようがない。日によってはまったく活動しないこともあるイモリたちだが、動いていてくれると部屋の中にナマケモノとかそういう動物がいるのに近いくらいの楽しみがある。爬虫類はどうかわからないが、亀やカエルには圧勝だと思う。

 イモリが活動的なこういう日は写真を撮りまくりたいのだが、デジカメのレンズって映り込みにすごく弱いようで、昼間はどう撮っても水槽ガラスに外光が映り込み、中がきれいに撮れない。小動物に至近距離からフラッシュはあまり炊きたくないので、なかなかいい写真が撮れないのです。

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♪Somebody call 911
 萌とJDはこの夏の大ヒット「911」や「Wizards of Waverly Place」の歌など歌って盛り上がっている。まことそういう、ポップスターに憧れまくる年頃なんだろうなー。自分がポップスターになるというのもリアルにイメージできるだろうし。JDなんかシング&ダンスを昔からやっているわけで、すでに芸能路線をまい進しているわけである。

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■09/10/26(月) □ 萌ダンスの今後
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 萌の初心者ヒップホップダンス全6回の最終レッスン。風邪が流行ってるのか半分もの生徒が欠席し、先生も代理になっていた。代理先生は当然何を習ってるのか知らないので、生徒たちから課題の「911」のステップを教わりながらレッスンが進む。

 萌はすべての振りを完全に覚えているのだが、空手をやっていたときのようなエレガントさがまだ身についていない。1つ1つの振りがぶるんぶるんとブレている。これを直したいのだが、俺自身シロートでありどうすればいいのかわからない。休憩のとき「あまり体がバウンスしないように、先生みたいに抑え目に踊るといいかも」と声をかけてみたが、改善効果はなかった。

 今後ダンスをするなら、ボディバランスを高め体のブレを消す方向に進めたいわけだが、このコミュニティセンターの初級コースじゃ次も同じこと(下手をするとフルリセットでステップを最初から全部やり直すという可能性すらある)をやるだろうし、空手と違い個々人の指導は一切ないので上達は望み薄である。

 やはり独立ダンススタジオに行くしかないだろうが、萌が5歳のときに入れたバレエスタジオは最悪だったんだよな。親に一度もレッスンを見させてくれず、その挙句リサイタルがあるからチケットを売れと言ってきたので呆れてやめたのだが、ダンスやバレエはどこもそんな調子らしい。この先生たちが派遣されてるところを調べてみてもやはり、高いし規則がうるさく高飛車で、「親の入場は教師の許可次第」と明記してある。こういう人たちは、ダンスレッスンは教育であってサービス業ではないと思ってるのだろうが、親が見てたら集中できないなんてことはないだろう。レッスンを見れる保障がないという1点でこっちはやる気をなくすのである。日々の進歩を見れなくては、子供に習い事をやらせる甲斐がない。

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■09/10/30(金) □ スクール・ハロウィーン
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これが恐ろしい「偽マザー」

そしてそのコスチューム
 スクールのハロウィーンパレード。例年通りキッズはペアレンツの前を一瞬で通り抜けていき、わざわざ行く甲斐もない行事である。誰か先生が一人ジムに常駐し、「次は誰それのクラスです!」とアナウンスし、みなが見れるよう観衆の前でいったん足止めしてくれるだけで盛り上がりもキッズのうれしさも5倍だと思うのだが、誰も思いつかず毎年こうして変わりもせずやってるんだから、カナダの教務者にそういうサービス精神はないようである。

 萌が今年扮したのは映画「コーラライン (Coraline)」の怖い偽マザーで、目がボタンになり、指先は銀紙の触覚になっている。なかなかインパクトがあると思う。

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 夕方MKの誘いで、町内にオープンしたモンゴリアンレストランというところに行く。日本で言うジンギスカンラムだろうと思ったらぜんぜん違い、肉と野菜とソースを客が選んでボウルに盛り、巨大な丸鉄板グリルで待つ兄ちゃんのところへ持っていって焼いてもらうシステムになっており、これをカナダではモンゴル料理というのだそうだ。


五右衛門風呂風
モンゴリアングリル
 食材はありふれたもので、肉なんかコリアン肉屋の冷凍薄切り(冷凍のままスライスしてる時点で組織が壊れている)を解凍もせず焼くんだからうまいわけないのだが、しかし野菜がうまい。鉄板の火力が強力なのでカラっと素晴らしくクランチーなままきちんと火が通った野菜炒めができるのである。俺はたまたま中華焼きそば麺を選んでいたので、期せずして焚き火鉄板焼きそばみたいになってうまかった。こんなチープな店でこれほど見事な炒め物ができるんだから、やっぱ炒め物は火力と熱面の面積が命なんだなあと改めて思う。

 うーん、こういうのが家では作れないんだよと俺がぼやくと、IHヒーターでバーベキュー用の鉄板を使ってみたらどうかという。IHヒーターなら大きな鉄板全体がちゃんと熱くなるものなんだろうか。あの一見五右衛門風呂風のモンゴリアングリルがほしい。

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■09/10/31(土) □ ハロウィーンで気もそぞろ
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 ハロウィーンに興奮した萌はここ数日上の空かルード(非礼)かで態度がまったくよくないのだが、本番となる今日はもー朝から駄目駄目で、コスチュームの着付け等をめぐり俺とケンカになる。今日はSFU大学の化学・物理教室が「化学のハロウィーンショー」みたいなのをやるということでJDも誘い来たのだが、気持ちが高ぶった萌は常にJDに話しかけまくり、ステージをまったく見やしない。せっかくスペシャルなイベントに連れてきてやったのにとこれでMも怒ってしまい、興奮を制御できない娘と怒った親2名という嘆息のハロウィーンになってしまった。

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ドライアイスの煙漂う
トリックorトリート
 今年はMが萌をトリック or トリートに連れて行き、俺は玄関で子供の応対をしたが、うちの近辺は年々小さな子供が減っているのが明らかで、今年は応対が計10回、50名に満たなかったと思う。今年もキャンディがたっぷりと残ってしまった。去年の経験から、残ったら俺と萌が食べられるシンプルなチョコレートとキャラメルにしておいたのだが、それにしてもまるまる1袋以上残ってしまったのだから消費は大変である。

 うちのこの通りは隣のJKのように孫がある家が多く、PoCo では古い住宅地なのだろう。萌たちが行ったWL家近辺はここ10年くらいにできた住宅地なので若い家族が多く、町中を子供が練り歩き大盛況だったらしい。俺とMは終日げんなりだったのだが、萌は記録的な量のチョコレートをもらってきて俺とMとBRに分配もし、これだからハロウィーンはやめられないとご機嫌であった。

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 【天皇賞ネット観戦】ウオッカのほかに俺が知ってるような有名馬がいない。これは名馬が負けるパターンだなあと最初から感じる。ウオッカの様子はいいので体調は万全だろうが。

 レースは回線が途切れて4コーナーからしか見れなかったのだが、ウオッカは普通に能力通り走った感じで3着であった。勝ったカンパニーの走りが素晴らしかったので、これはディープインパクトがハーツクライに敗れた有馬記念などと同じで、力のある敵がパーフェクトなレースをしたら、いくら天才馬でも普通の走りじゃ勝てないということだろう。残念というしかないが、普通の走りでも3着は楽に確保できるのだから、まだウオッカは終わったわけじゃないはずだ。

 勝ったのは横山ノリだった。秋の天皇賞は初勝利だそうである。うーん、そうか。メジロアルダンでの2着から19年、そんなにも長いことこのレースを勝たずにいたのかノリよと、ダービーのときとまったく同じ感慨に打たれる。初めてのG1ウィニングランなのか大歓声におびえたカンパニーが暴走しそうになるのを、ノリは笑いながら手綱とひざを使い御していく。若い頃から変わらない運動神経と馬乗りのうまさを見せびらかしながらの凱旋だ。

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 あとで Youtube の映像を見ると、スタート後ユタカがつーっと下げて、ゴール前ではまたも隙間がないところにはまってしまっていた。カンパニーたちが抜け出してやっとスペースができ一瞬しゅっといい脚を見せたが、最後は同じ脚色になってしまっていた。これは安田記念に続きユタカが下手で、あそこから勝てば再びミラクルだが、競馬は馬に奇跡を見せてもらうショーではなくスポーツなのである。33 秒で上がる馬を追いかけて交わすなんてことは物理的に不可能なのだ。新聞には「引退も」なんていう調教師の言葉が出ているが、下手なレースをして負けて引退なんて悲しいではないか。有馬記念はいらないが、もう一度府中を走ってほしい。一月後のジャパンカップで。

2009/10/17

日記「馬鹿教科書の謎」

「イモリ水棲に戻る」「夢の二段ベッド」「前庭に墓場」ほか。

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■09/10/06(火) □ 馬鹿教科書の謎
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 週末に続き、今日も萌が数学の宿題に1時間半かかる。フランス語がわかる天才数学青年MKのヘルプを得てなお、である。なんなんだこれは馬鹿ばかしい。明日先生と談判しよう。

 だいたいこの教科書からして馬鹿なのだ。巨大な百科辞典みたいな重い教科書で、先生に常識があれば「机で開けばノートを置く場所がなくなる教科書」というモノ自体馬鹿げてるとわかるはずだし、こんな重いものを子供のバックパックに入れ家と学校を毎日往復させる不毛さに気づくはずだが(最初期のラップトップコンピュータより重くでかい)、その物理的馬鹿さに加え設問がひどい。ほとんどすべての設問が答えを文章で書くようになっている。

 たとえば今日は公約数・公倍数をやっていたのだが、「この図は何を意味するか述べよ」という設問になっており、

「左の丸には3の倍数が入っており、右の丸には4の倍数が入っており、オーバーラップする真ん中には3と4の両方で割れる数が入っている」

と書かなければならないのである。そんなことは一度説明されれば子供はわかるわけだが、疲れた夕方に定義を【文章化】しそれを(フランス語で)書くというのは、はなはだしく時間がかかる作業になる。これだけで萌はMKがヘルプに来るまで30分くらいひっかかっていた(※)。
(※)萌が設問を英語に翻訳できれば俺でもヘルプできるが、文章の意味はわかってもそれを他人にわかるように翻訳することは子供にはなかなかできない。理解と翻訳は別のスキルなのである。翻訳者の俺が言うのだから間違いない。

 「ただ答えを書くのではなく、こうすることで子供はより深く理解できるのだ」という教科書メーカーの意図は明らかだが、子供の労力と自由時間を犠牲にして「深い深い」と悦に入るところが馬鹿だといいたい。従来と同じ所要時間で理解を深くしてもらいたい。そもそも公約数・公倍数にそれほど深く理解するほどの深さがあるのか。この馬鹿教科書と、それを無造作に大量に宿題に出す教師のせいで、子供は毎晩泣いているのである。馬鹿ばかしい。

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■09/10/07(水) □ 馬鹿教科書の謎が解ける
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 放課後、萌の宿題が終わらない問題を先生と話す。結局2Pのうち半分はクラスでやっており、残りを家でやるとのことで、「2Pなんて与えていない」と彼はいう。「しかし今の数学は昔と違って、文章を書いて答えるようになってるじゃないですか。だから時間が余計かかるわけですよね」と、遠まわしに1ページでもぜんぜん多すぎると訴えると、「この教科書は学校が選んで買ったもので、宿題は復習としてやらせてるだけで、やるかどうかは親次第だ。別に翌日答え合わせもしていないし」という。

 なんだか意味がよくわからないのだが、続いて「これが今日の宿題だよ、これが私の教え方だ」と彼が見せたプリントは、同じ公約数、公倍数という主題をより簡潔に、チャートの空白部分に数字を入れていくといった作業を主体に済ませるものであった。あ、これはいいですね。ずっといい。―――しかしこうして簡潔に教えたいならば、自分が気に入らない教科書のページなど宿題に出さなければいいではないかと、結局不満が解消しないミーティングとなった。

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 後からMの持つ情報と合わせ考えてみると、この馬鹿教科書は学校が選んで買い子供にレンタルしてるのだそうで、やっと全部がつながりわかってきた。

 萌は週末の宿題の設問と図を全部ノートに書き写すという馬鹿げたことをし、「先生にそういわれたのだ」と言っていたのだが、それはおそらく先生が「教科書はレンタルだから書き込んじゃ駄目だぞ、ノートに書くんだ」とか言ったのを曲解して、全部書き写したのではないか。

 もちろん萌の勘違いなわけだが、ノートを見れば書き写したのは図に書き込みをする必要を感じたせいもあるのだとわかる。つまり教科書貸与という仕組み自体が、書き込みができないという形で子供らにもう1層の負荷を与えているのだ。重量体積の物理的負荷、設問による長時間負荷、そしてレンタル不便さ負荷の三重苦である。

 ここまで考え、これはあの規律と体育重視、自由と知育軽視のカタブツ校長が噛んでいるのではないかと思えてきた。こんな重くでかい教科書を現場で教える教師が選ぶほうが不自然であり、内容だって親が見ても教師が見てもよくないから今日からプリント宿題に切り替わったわけだ。丈夫で長持ちするハードカバー教科書をレンタルで使えば長期にはコストが削減できるみたいな教科書メーカーのトークにだまされ校長が導入を推進したのだと思えば、すべて辻褄が合う。馬鹿げた重さも彼女ならばスポ根的に受け入れやすいだろうし。

 俺がこの推論をMに話すと、たとえ校長が教科書を選んだとしても、教師はそれを使う義務なんか教育法上ないんだから、この先生の資質を疑うわという。俺も同感である。今日の宿題には文句はないが、今後もあの馬鹿教科書に縛られ毎日宿題が来るのであれば、彼を心から信頼することはできないな。

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■09/10/09(金) □ イモリ水棲に戻る
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最近イモリのジムシーが顔を水につけても嫌がらない様子が見えるので(体調が悪いと呼吸が苦しくなるのか、拒食が始まってからは水に顔がつかるとパニックになっていた)、午後深いところにそっと降ろして水中散歩テストしてみる。するとやはり植木鉢に潜り込み5分も探索し―――これほど長期に水上生活をしていても、肺活量は落ちてないらしい―――、水草を伝って水面で息をしてからまた潜っていくという、調子のいいイモリのような行動をしている。実に 47 日ぶりの水中活動なり。うれしい。

 そしてその後ジムシーはなんと水上に上がらず、ホーム岩陰の浅瀬水中に落ち着いてくれた。散歩を機に完全に水棲生活に戻ったのである。やっ・た\(^o^)/。これはいずれ自力でまた捕食もできるようになるだろう。無用なストレスや病因を与えぬよう気をつけよう。ノボリはもう寒さにも慣れて常時絶好調だし、イモリを飼う喜びが十分に味わえているこの頃だ。

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■09/10/10(土) □ 夢の二段ベッド
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SFがいらなくなった2段ベッドを萌がもらい、今日ADが持ってきてくれたのだが、これがすごいベッドだ。IKEA なんかで子供ならば誰もが登ってしまうようなすごいやつ。ラッキー萌。

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 水槽を軽く掃除。それをやってる間ノイズを嫌がり水に逃げ込んだノボリとジムシーが、なんと連れ立って水中散歩を始めた。ノボリが先導し、47 日間水中散歩をしたことがなく土地勘のないジムシーはそれについて行ったのだろう。か、かわいーと萌と俺は大喜び。2匹が活動してると2倍楽しい。

 「やっぱりペットってイイよねえ」と萌はいう。「なんかやってあげて、ペットがそれを使うとうれしいし」。ああ、それは工夫っていうんだ。You try something and it makes things better ってこと。工夫してやってそれでペットがハッピーになると、ほんとうれしいよね。萌が生まれたばかりのときに、ベイビーの世話は小さなもの言わぬものたちの世話と同じ喜びがあると日記に書いたが、まったくそれがペット飼いの喜びだよな。

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 夕方、浅瀬にいるジムシーにエサをそっと差し出してみる。―――食べた! やっ・た、カムループスから 54 日ぶり、強制給餌開始から3週間余。長かった。感動(泣)。

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■09/10/12(月) □ 前庭に墓場
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夜の墓場で

サンクスギビング。うちは特に行事はなく、萌に宿題をやらせたり庭掃除を手伝わせたりする。夕方、萌の案で前庭にハロウィーンっぽい墓場を作成。なかなかいい感じにできました。

 コスチュームは夏に萌がはまっていた「コーラライン」の目がボタンになったキャラクターで、マイクが厚紙を切り抜いて大きなボタンを作ってくれ、これに黒いケープを合わせる予定。目がボタンというのは映画でもそうだったがなかなか不気味である。

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 その後宿題は、わずかな量になっている。まったくない日もあり、先生が言った通りしっかり集中すれば学校で済ませられるだけの分量なのだろう。萌もペースが掴めてきて、家に持ち帰る必要がないのだと思う。やれやれ。