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■09/10/25(日) □ 夢見るポップスター
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萌の新しい二段ベッドを見にJDが来訪、前回イモリの活動をあまり見せてやれなかったので、ノボリをフロントに追い出して散歩を見せてやる。ノボリは期待通りフロントでかわいさを披露してくれJDは大喜び。
最近水槽に2段に石を積んだ石段を作ってやったのだが、これが大ヒットで魚もイモリもさかんに入ってくれる。ノボリはそこを基点に石段を上下したり、葉っぱに泳ぎ移り休んだり、ゆっくりゆっくり移動してはガラス越しにこっちを見ている。もーなんというか、かわいいとしか言いようがない。日によってはまったく活動しないこともあるイモリたちだが、動いていてくれると部屋の中にナマケモノとかそういう動物がいるのに近いくらいの楽しみがある。爬虫類はどうかわからないが、亀やカエルには圧勝だと思う。
イモリが活動的なこういう日は写真を撮りまくりたいのだが、デジカメのレンズって映り込みにすごく弱いようで、昼間はどう撮っても水槽ガラスに外光が映り込み、中がきれいに撮れない。小動物に至近距離からフラッシュはあまり炊きたくないので、なかなかいい写真が撮れないのです。
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萌とJDはこの夏の大ヒット「911」や「Wizards of Waverly Place」の歌など歌って盛り上がっている。まことそういう、ポップスターに憧れまくる年頃なんだろうなー。自分がポップスターになるというのもリアルにイメージできるだろうし。JDなんかシング&ダンスを昔からやっているわけで、すでに芸能路線をまい進しているわけである。
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■09/10/26(月) □ 萌ダンスの今後
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萌の初心者ヒップホップダンス全6回の最終レッスン。風邪が流行ってるのか半分もの生徒が欠席し、先生も代理になっていた。代理先生は当然何を習ってるのか知らないので、生徒たちから課題の「911」のステップを教わりながらレッスンが進む。
萌はすべての振りを完全に覚えているのだが、空手をやっていたときのようなエレガントさがまだ身についていない。1つ1つの振りがぶるんぶるんとブレている。これを直したいのだが、俺自身シロートでありどうすればいいのかわからない。休憩のとき「あまり体がバウンスしないように、先生みたいに抑え目に踊るといいかも」と声をかけてみたが、改善効果はなかった。
今後ダンスをするなら、ボディバランスを高め体のブレを消す方向に進めたいわけだが、このコミュニティセンターの初級コースじゃ次も同じこと(下手をするとフルリセットでステップを最初から全部やり直すという可能性すらある)をやるだろうし、空手と違い個々人の指導は一切ないので上達は望み薄である。
やはり独立ダンススタジオに行くしかないだろうが、萌が5歳のときに入れたバレエスタジオは最悪だったんだよな。親に一度もレッスンを見させてくれず、その挙句リサイタルがあるからチケットを売れと言ってきたので呆れてやめたのだが、ダンスやバレエはどこもそんな調子らしい。この先生たちが派遣されてるところを調べてみてもやはり、高いし規則がうるさく高飛車で、「親の入場は教師の許可次第」と明記してある。こういう人たちは、ダンスレッスンは教育であってサービス業ではないと思ってるのだろうが、親が見てたら集中できないなんてことはないだろう。レッスンを見れる保障がないという1点でこっちはやる気をなくすのである。日々の進歩を見れなくては、子供に習い事をやらせる甲斐がない。
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■09/10/30(金) □ スクール・ハロウィーン
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スクールのハロウィーンパレード。例年通りキッズはペアレンツの前を一瞬で通り抜けていき、わざわざ行く甲斐もない行事である。誰か先生が一人ジムに常駐し、「次は誰それのクラスです!」とアナウンスし、みなが見れるよう観衆の前でいったん足止めしてくれるだけで盛り上がりもキッズのうれしさも5倍だと思うのだが、誰も思いつかず毎年こうして変わりもせずやってるんだから、カナダの教務者にそういうサービス精神はないようである。
萌が今年扮したのは映画「コーラライン (Coraline)」の怖い偽マザーで、目がボタンになり、指先は銀紙の触覚になっている。なかなかインパクトがあると思う。
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夕方MKの誘いで、町内にオープンしたモンゴリアンレストランというところに行く。日本で言うジンギスカンラムだろうと思ったらぜんぜん違い、肉と野菜とソースを客が選んでボウルに盛り、巨大な丸鉄板グリルで待つ兄ちゃんのところへ持っていって焼いてもらうシステムになっており、これをカナダではモンゴル料理というのだそうだ。
五右衛門風呂風
モンゴリアングリル
うーん、こういうのが家では作れないんだよと俺がぼやくと、IHヒーターでバーベキュー用の鉄板を使ってみたらどうかという。IHヒーターなら大きな鉄板全体がちゃんと熱くなるものなんだろうか。あの一見五右衛門風呂風のモンゴリアングリルがほしい。
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■09/10/31(土) □ ハロウィーンで気もそぞろ
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ハロウィーンに興奮した萌はここ数日上の空かルード(非礼)かで態度がまったくよくないのだが、本番となる今日はもー朝から駄目駄目で、コスチュームの着付け等をめぐり俺とケンカになる。今日はSFU大学の化学・物理教室が「化学のハロウィーンショー」みたいなのをやるということでJDも誘い来たのだが、気持ちが高ぶった萌は常にJDに話しかけまくり、ステージをまったく見やしない。せっかくスペシャルなイベントに連れてきてやったのにとこれでMも怒ってしまい、興奮を制御できない娘と怒った親2名という嘆息のハロウィーンになってしまった。
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今年はMが萌をトリック or トリートに連れて行き、俺は玄関で子供の応対をしたが、うちの近辺は年々小さな子供が減っているのが明らかで、今年は応対が計10回、50名に満たなかったと思う。今年もキャンディがたっぷりと残ってしまった。去年の経験から、残ったら俺と萌が食べられるシンプルなチョコレートとキャラメルにしておいたのだが、それにしてもまるまる1袋以上残ってしまったのだから消費は大変である。
うちのこの通りは隣のJKのように孫がある家が多く、PoCo では古い住宅地なのだろう。萌たちが行ったWL家近辺はここ10年くらいにできた住宅地なので若い家族が多く、町中を子供が練り歩き大盛況だったらしい。俺とMは終日げんなりだったのだが、萌は記録的な量のチョコレートをもらってきて俺とMとBRに分配もし、これだからハロウィーンはやめられないとご機嫌であった。
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【天皇賞ネット観戦】ウオッカのほかに俺が知ってるような有名馬がいない。これは名馬が負けるパターンだなあと最初から感じる。ウオッカの様子はいいので体調は万全だろうが。
レースは回線が途切れて4コーナーからしか見れなかったのだが、ウオッカは普通に能力通り走った感じで3着であった。勝ったカンパニーの走りが素晴らしかったので、これはディープインパクトがハーツクライに敗れた有馬記念などと同じで、力のある敵がパーフェクトなレースをしたら、いくら天才馬でも普通の走りじゃ勝てないということだろう。残念というしかないが、普通の走りでも3着は楽に確保できるのだから、まだウオッカは終わったわけじゃないはずだ。
勝ったのは横山ノリだった。秋の天皇賞は初勝利だそうである。うーん、そうか。メジロアルダンでの2着から19年、そんなにも長いことこのレースを勝たずにいたのかノリよと、ダービーのときとまったく同じ感慨に打たれる。初めてのG1ウィニングランなのか大歓声におびえたカンパニーが暴走しそうになるのを、ノリは笑いながら手綱とひざを使い御していく。若い頃から変わらない運動神経と馬乗りのうまさを見せびらかしながらの凱旋だ。
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あとで Youtube の映像を見ると、スタート後ユタカがつーっと下げて、ゴール前ではまたも隙間がないところにはまってしまっていた。カンパニーたちが抜け出してやっとスペースができ一瞬しゅっといい脚を見せたが、最後は同じ脚色になってしまっていた。これは安田記念に続きユタカが下手で、あそこから勝てば再びミラクルだが、競馬は馬に奇跡を見せてもらうショーではなくスポーツなのである。33 秒で上がる馬を追いかけて交わすなんてことは物理的に不可能なのだ。新聞には「引退も」なんていう調教師の言葉が出ているが、下手なレースをして負けて引退なんて悲しいではないか。有馬記念はいらないが、もう一度府中を走ってほしい。一月後のジャパンカップで。
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