紅白2017の感想

「ひよっこ」で始まった。このグランドオープニングはリハにきた歌手たちを捕まえて撮って大急ぎで合成して作ったのかな。すごいな。

リトグリ。オリジナル曲は初めて聞いたが、クオリティ高い。松田聖子など昔の歌手はこのくらいの力量だったんではないかと思った。

シシャモ。日本の中高ブラバン文化は強固なので、こういう場に呼んでくれば間違いなくいい音になって気分爽快。そして紅白はこれが日本中に放送されるからすばらしい。

AI x 渡辺直美、渡辺直美うまい、両方本職にしか聞こえない（笑）。

WANIMA。「こないだこのバンドを好きな高校生が集まった番組を見てね、このバンドの歌ですごく元気が出るんだって。私はこのバンドぜんぜんいいと思わんのだけどｗ、ポジティブなものはばかにしちゃいかんなと思ったよ」と娘に話しながら見た。娘はハハハと笑ってました。

郷ひろみ×登美丘高校ダンス部。日本の音楽番組のカメラスイッチャーってほんと視聴者が見たいものがわかってなくて、郷ひろみのアップばかり写すのでがっくりであった。ヒロミゴーの声はお祭り気分が上がって本当に素晴らしい。あの声に乗っていく高校生たちのダンスをもっと見たかったなあ。

ブルゾンちえみ。紅白で海外大物歌手の中継とかたまにあるが、お祭りのその場を盛り上げるわけじゃないので意味がないと思う。それに比べこうして歌えて見た目よく気さくな外国シンガーを連れて気の利いた軽いショーで場を温めるというのは、実によい。ブルゾンちえみ素敵。

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福山雅治。トモエ学園を訪ねガットギターで弾き語っているほうを聴きたかった。同じ歌でもそっちのほうがよかったんじゃないかと想像した。彼は流麗なバンドサウンドに乗って朗々と歌うと、なんだか普通だといつも思う。

椎名林檎＆トータス松本「目抜き通り」。椎名林檎は放っておくと本人も周りもファインアートっぽくなってしまう才能なのだと思うが、大衆性あるトータスと歌うと紅白にピッタリ合う丼ものご飯のようで、すごくよかったでーす。

Perfume。なにかすごい映像技術をやってるんだろうなと思いつつ、「足場狭いな気をつけて！」とそればっか心配してました（笑）。

エレファントカシマシ。ボーカルだけ燃えてもなーといつも思ってしまうこのバンド。この歌はいい歌だが、バンドにもっと才気があればこんなアレンジにはならないだろうと聴くたびに思う。

松たか子。SONGSのときよりサビの声の張りが強く気持ちがいい。やっぱり紅白のお客さんを前に歌うと気合入るんだろう。エレカシのメンバーも松たか子くらいアツくなってほしかった。

Superfly。ショートカットだと彼女アニー・レノックス＠ユーリズミックスみたいです。かわいい :-)

「ひよっこ」。桑田佳祐って植木等に似てるな。――あ、桑田ギター弾き語るのすごい！ みね子ハモった！ すごい。奥茨城のみね子一家も呼んできてこの歌を歌わせておくれよ。まだつづくのかオイ。面白いけど客席の反応が微妙（笑）。

安室奈美恵。彼女の音楽は何も知らないんだけど、こんな完璧な美貌と美声を持ったシンガーは空前絶後だろうなあと思う。

谷田部家パパママきた。みね子がお父ちゃんに「みね子だヨ」って言った！ 桑田佳祐は例によって別会場なのだが文句ない。会場の幸せが伝わってくる。どの一回もスペシャルである天才シンガーがノリまくっているのを生中継で見れるありがたみしかない。愛の言葉を有～働（笑）。

最後ゆずかよ、そんな大御所なの？ というわけで、個人的ベストは桑田佳祐でした。NHKホールにいないけどイイものはイイ。ブルゾンちえみ、椎名林檎＆トータス松本、松たか子もよかったです。司会もよかった。みね子って若いのにどうしてそんなにしっかりしてるの？◆