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■10/04/15(木) □ 金魚の白点病?
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アカヒレを2Lボトルアクエリアムに移したので金魚たちがエサをゆっくり食べられるようになったのだが、ミニ錦鯉3匹組の尾や背びれに白い点があり、それを小赤が突っついていることに気がついた。あ、これは白点病というやつではないか。がーん。こいつらは動きがのろいしバランスが悪く、夕方にはもうオネムになってしまいあまり長生きはしないだろうと思っていたが、こういう感染症を発症するとは参った。アカヒレ・小赤とミニ錦鯉は生命力がぜんぜん違う。
急いでボトルアクエリアムのアカヒレをメイン水槽に戻し、その2L水槽に病気の3匹を入れる。2L水槽のほうが窓際で水温が高い(魚の免疫が上がる)ので、これに推奨されている塩を足してみよう。塩で感染菌を殺すことはできないが病気としては軽いものだそうで、魚の免疫が上がれば治るらしい。
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■10/04/16(金) □ マッキントッシュ地獄
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Mが論文資料のビデオを作るのに大学から Mini-DV カメラというものを借りたのだが、これが非常に扱いづらく、データの転送が IEEE1394 というポートからしかできない。そんなものはうちの古PCにはなく、それを借りにマッキントッシュが必要になりわざわざ大学まで来ると、驚いたことにデジタルビデオなのに映像を見ながらのリアルタイムキャプチャしかできない。しかも1時間で 12GB というとんでもない巨大データを作りやがる。絵のクオリティはすごいが、これだからお手軽半導体カメラに駆逐され普及しなかったのだと納得した。
10年ぶりにまじめに触ったマッキントッシュは相変わらずで、俺にはまったく使い方がわからない。さすがに昔と違い Delete キーはついていたしマウスも2ボタンになっていたが(前はこれらの便利を全部拒否してたからな)、ディレクトリシステムがユーザーからは見えないので(※)、取り込まれたビデオファイルがどこにあるかがわからない。これで完全に行き詰ってしまった。12GB という巨大データなので、見つけて圧縮分割しないとDVDに焼き持って帰れないのである。
(※)昔からあるあの Finder というツールは、ショートカットとファイル一覧が混在する上にエイリアスまで含まれてるので、モノを単直に探すときには全く役に立たん。
研究室にいたMの同僚にも手伝ってもらい探しまくったが、結局 12GB の巨大ファイルが行方不明となり時間切れ。ため息。ほんとマッキントッシュはわからん。
春のSFUはなかなか素晴らしいところで、学内様々なところに作られたこうしたガーデンや、芝の張られた広大な中庭でゆったりとできるここの学生は恵まれてるなあと思う。山頂にあるのではるかポートムーディの入江が眼下に見えるし、遠くにノースバンクーバーとホープの雪山も望める。まあ冬は単に寒風吹きすさぶコンクリート城だろうけど。
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ミニ錦鯉たちは結局全滅しました。原因不明。白点は塩水浴で収まったように見えたのだが。がっくし。金魚は予想外に難しい。
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■10/04/17(土) □「サマーウォーズ」
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送っていただいた映画「サマーウォーズ」を萌と楽しむ。新幹線、上田駅、真田町あたりから見下ろす上田の町と、見覚えのある懐かしい風景がたんまり。想像もしたことがない光景もたんまり。長野の旧家、持ち山といったバックグラウンドがうちの親戚のおばあちゃんとも共通する。上田、菅平と出てくる地名を萌に説明してやるとまた喜ぶ。英語字幕がないのが残念だ。真田びいきのMに見せてやれたら喜ぶのだが。
日本人なら誰もがどこかで見た記憶があるやさしい田園風景と、まばゆいCG映像が交互に描かれる。このCGが実によくて、圧倒的計算物量でバーチャルリアリティを作り上げるハリウッドのCG映画とはまったく違い、手描きアニメのペン先に踊るアイデアをコンピュータ計算によりぶわーっと増殖させたようなすごい映像になっている(敵の指先が伸びていくのが象徴的)。技術的にどうなってるのかわからんが、とにかく気持ちいい。
そして、好悪ともどもナマすぎる感情が入り混じるネットというものを見事に描いている。キングカズマに対し無数の罵倒が書き込まれるのを見た萌はひどいと言っていたが、あれはニコニコと 2ch に代表される日本のネット状況だよな。それに対比される家族の絆といったものにあまり説得力はなかったが(家族のゲーム操作がどう敵に作用してるのかよくわからなかった)、世界中から寄せられるあの声のシーンには胸を打たれた。いやはやまことに面白く、贅沢な映画でありました。
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■10/04/18(日) □ 春のノースリーブシャツ
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今日は春の暖かな一日。萌は午後ずっと近所キッズと遊んでいた。ノースリーブのシャツを着て、暖かな風と自分の手足の伸びやかさを楽しんでいる。萌は背が高く細いので子供用のシャツではへそが出てしまうとのことで、この春からティーンエージャー用を買ってもらい着ている。子供用じゃないのがすごくうれしいらしい。
しかしすでに紫外線がきつい。雲があれば寒く、晴れれば肌が痛いんだからBCには舂らしい春がないよな。
俺は春の無限地獄たんぽぽ駆除をやったのだが、こういう体力仕事はやってる最中はいいものの、終わるとがっくりと疲れる。萌とローラーブレードを買って一緒にやりたいと思ってるのだが、俺の体力不足ではあまり楽しめないのではないかという弱気があって一歩踏み出せないでいる。体力不足は運動で補強するしかないんだけどね。
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夜は Youtube でアニメ「Yawara」を毎日見ています。もう20年も前のマンガだがほんとに面白い。柔道を始めた富士子さんが素晴らしい。俺は軽音楽部の先輩の浦沢さんのバックで一度ギターを弾き、「ブラウンシュガー」を演奏したことあると萌に話し自慢する。浦沢さんはカッコいい人だったよ。
んでヤワラに興奮した萌が、俺にひたすら一本背負いを掛けてくる。俺はそれをこらえ、体を入れ替えて払腰で萌をベッドに叩きつける。萌は背中から落ちないよう必死で体を捻り、ぱっと立ち上がりまた俺の腕を取り一本背負い―――という感じで、2人とも息ゼエゼエになるまで勝負は終わらない。というか俺がもう駄目だ勘弁してくれといっても萌はやめてくれない。心臓が止まっても、うつ伏せになっても、もうダンスは止まらない。俺の運動不足はこれをやっていれば解消されちまうな。
「そんなに柔道やりたいなら柔道レッスンとればいいじゃん」というと、「お父さんとフェイク(柔道ごっこ)でやるのがいいの、ほんとのはクロール(匍匐前進)とか練習がハードじゃない」と、「Yawara」で見た練習風景を真似してみせる。まあたしかにほんとの柔道はハードだろうなあ。まあともかく今度見学に行ってみようぜ。
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■10/04/23(金) □ さよなら金魚たち
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ミニ錦鯉とは段違いに強いと思っていた小赤(和金)までが、ついに逝ってしまった。一番古くから生き残りかわいかった小赤が死んだときには、萌ともども心底がっくりきた。20数日元気だったこいつが死んだということは、これはもうあとから追加した4匹が病原菌を持っていたのだとしか思えないな。買ってきた魚は数日一緒にするなの法則を守らなかったのが失敗だったのだろうか。はあ。
金魚の全滅を機に、汚染されているかもしれない水槽を全換水掃除する。アカヒレはえらいなと改めて思う。1年間フルパワー病気知らず、金魚の病気のためこうしてメイン水槽と卓上アクエリアムを数日置きに往復させられていても、ストレス症状も見せず楽しく暮らしてくれる。最近は水温が上がったからか色もくっきりと濃くて美しいし。人を怖がり動作が速すぎて、ろくろく姿を見られないのが観賞魚としては難だが。
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BRを歯医者に連れていった道すがら、別のペットショップにふと寄ると、やはり金魚水槽を見てしまう。うちにいた奴らより少しだけ大きい奴らがうようよと泳いでいた。ああ、うちの金魚たちだって元気にこれくらいになってくれたらよかったのにな。このショップの金魚なら大丈夫かもしれないので買ってしまおうかとちょっと思ったが、全滅の理由が不確かな現在そうそう殺生ばかりしてはいられない。当分アカヒレたちだけで楽しもう。
金魚がついにいなくなったので、2L水槽にはアカヒレ稚魚を入れてやることにした。4匹中2匹はちゃんと小さな魚になっており、明るいボトルアクエリアムに入れておくと銀色に輝きとても美しい。こいつらはこれまでのライフでこの2L水槽が最も広い住処なわけで、広々とした中を泳ぎ回り気持ちよさそうだ。このボトルで大きく育ててやろう。メイン水槽のよく見えない稚魚ネット内じゃ育てていても大きさ以外に興味を持てなかったが、ボトルアクエリアムならば見ていて楽しいので、育て増やすことにモチベーションが湧く。
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