2008/01/09

日記「FF9:カリオストロみたいな冒険」

「はまぐり&毛ガニ&タラ鍋」「新年ギターレッスン会」「FF9に首ったけ」ほか。

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■08/01/01(火) □ はまぐり&毛ガニ&タラ鍋
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 天皇杯決勝。準決勝でもブラジル人マルキーニョスと見分けがつかないほどのボディバランスで光っていた鹿島の田代というFWが非常にいい。あれだけ激しく当たられてもパフォーマンスが落ちないし、速くて強くて高くうまい。大久保が高くなり勤勉になったという感じ。岡田監督が代表キャンプに呼んだわけが分かる。柳沢が鹿島を出たいというのも納得である。代表戦でこれくらいできそして点が取れるなら(今シーズンの記録を見ると得点力はあまりないようだ)、主力になれる器かもしれない。

 この田代・本山・小笠原が完璧な仕事をしており、内田、野沢とこれもキラキラと光る選手が顔を出し、広島もいい選手を揃えているが付け入る隙がない。これは強いわ、鹿島。最後まで緊張感のある停滞が続き、本山の突破から柳沢のアシストで鹿島が追加点を取りゲームが終わった。うわ、鹿島の監督が泣いている。お見事でした。

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LDに鍋を借りてきて、はまぐり&毛ガニ&タラ鍋。客を見込んで多めに買っておいたのだが、BRと4人だけだったのでたくさん余ってしまった。味は、満足度5割くらい。高かった割にカニもタラもバサバサして味がなかった。鮮度が低かったのかもしれない。タラは輪切りの切り身ではなくて身をそいだフィレだったから、店で長時間空気に触れ味が落ちていたように思うし、カニもやっぱ中華スーパーで生きたカニを買うべきだった。カニを自分で殺す度胸がないから、解体済みを売ってる一般スーパーに行っちゃったのよね。まあそこそこうまかったのでよしか。萌が鍋に合わせ今年の年号を作ったのがえらい。

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■08/01/02(水) □ 新年ギターレッスン会
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 ドラクエ7、最後の魔王に2度破れ、いったん挑戦を止めレベルアップを念入りに行い、ネットのガイドで学んだ必須の防御魔法を2種覚え(普通にプレイしていたらどれだけレベルを上げても覚えられない、つまりガイドを読まないと会得できない魔法だった・sigh)、3度目で倒した。3ヵ月半の長い旅であった。「過去と現在」というストーリーはいくつかの村で胸を打ったがそれ以外はただの重複作業に過ぎなかったし、敵は絶妙な強さだったのはいいが、ボスに魅力がまるでなくその姿が1つも記憶にない。終わってやれやれというのが一番正直な感想である。

 エンディングムービーも旅の苦労に見合うほどのものではないなと思っていたら、思わぬところにあれを見せられたので、萌は感動して大泣きになった。たしかにあれは感動的だったが、プレイヤーはこれだけ長いこと付き合ってくれたのだから、もっともっともっといい気持ちにさせてくれんかなあと思う。

 そしてクリア後のボーナス(最後まで意味ありげに残った「石版?」の間)をやろうと再開すると、なんとボスを倒す前の世界に戻されてしまった。これでゲームの達成感がガタガタに殺がれ、萌も「なんでまた魔王を倒す前なの? 本当の神はどこにいるの? 残りの石版はどこにあるの? これで終わりじゃないでしょ?」とまったく納得していない。当たり前なり。開発者はこの子供の声に答えられるのかね。

 この石版に限らず納得しかねる箇所はゴロゴロあり(※)、プレイヤーにシナリオを書かせたら誰でも10箇所くらいは抜本的に変えたくなるだろう。全体的な面白さでは最後までやらせるだけのものはあったのに、そのせいでプレイ後感はドラクエ7史上最も悪くなってしまった。
(※)▲「イザとなったら呼べ」といってた精霊たちは結局その後登場しなかった▲物語中最高に魅力のあるキャラクターは、結局会話をし船を借りるだけだった▲最強魔法ギガジャスティスは結局一度も使う用途がなかった、などなど。

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 午後AZ家新年会に招かれ、お雑煮をいただきギターを教えてさしあげた。人にギターを教えるのは久しぶりだが、俺の教習内容は子育てを経て強化されており、生徒T氏に何が分からないのかを察し、どう説明したら一番分かりやすいかを常に計算しながらレッスンを進めていけた。レッスン前と後では明らかに違う腕前になったと思う。いずれ上達したらセッションしましょうと盛り上がる生徙さん。いつでもどうぞ。

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■08/01/03(木) □ カリオストロみたいな冒険
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Mのバンクーバー用事ついでにサイエンスワールドに行ったが、ホリデイシーズンに来たのが間違いで駐車場に空きがなく、とても入れない状態。仕方がないので用を足し外食しショーナシーのお屋敷散歩をして帰ってきた。10年前に発見した日本庭園家屋が、さらにグレードアップしていてすごかった。敷石1枚で10万円とかのレベルではないかと思う。ここまであからさまに豪勢にするあたり日本人ではないだろうとメルと話すが、いったいどういう金持ちなんだろうか。

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 帰ってDQ7に続き、夏に買ってきたゲーム第3弾「ファイナルファンタジー9」を開始したのだが、これがもうとんでもない面白さ。話は明らかに「カリオストロの城」その他名作アニメの焼き直しなのだが、パクリだなんて感想はちらとも浮かばず、「カリオストロみたいな冒険をゲームでやれる!」という喜びに萌も俺もゾクゾクになってしまう。兵団の隊長には迷うことなくゼニガタと命名。サイコー。



 こうして直接比較すると、ドラクエとFFの格差はもはや技術だけではなく、演出もゲーム性も勝負にならないなと正直思う。DQは物語と謎解きがトラディションだというのは承知していても、6や7みたいに面倒な重層世界を物語の深みだというのは無理があるし、登場人物(&敵)もつまらない。ほぼ同時期だろうFF7、9は「カリオストロの城」のような冒険をゲームでやるという新しい夢を追及し成功している。俺も萌も今後DQをやることはないだろう。DQは世界にRPGを広めた天才的作品であり、俺やMKも思い入れは強く残念なのだが。

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■08/01/04(金) □ FF9に首ったけ
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 FF9をやりたくて萌が俺をたたき起こす。もう初日のように突っ走らず、ちゃんと読めるメッセージは読みなさいよと念を押してやらせてやる。FF9はバトル画面の3Dポリゴンの質は7よりやや下がってるなと気がついた。なんか目が粗いという感じで7よりしょぼい。CDロード時間も我慢の限界に近いくらい長い。

 しかし町や自然の描写はすごい。霧でかすむ谷を一般交通の飛行船が行き交ったり(空想世界の産業と生活を感じる)、振り向いたキャラクターのかわいい顔がちゃんと見え吐く息が白くなったり、バーのウェイトレスがくねくねと腰を振って歩いていたり(!)と、小味の演出は7よりも格段に素晴らしい。先を急ぎたがる萌をたしなめ、町の隅々をゆっくり眺めて歩く。

 実際PS2の「FF10」をKTのところで見たときは、マシンの性能が高すぎるとかえって絵はつまらなくなるなと思ったのだよな。キャラクターがきれいすぎるゆえかえって動きのゲーム的単調さが際立ち、なんか低予算CG映画にしか見えなかったのだ。「8」も8頭身の人形劇で起動直後にやる気がしなくなったが、FF9だけは7の魅力的な絵世界と躍動感を継ぎ発展している。最初から一貫してコミカルな話なのもいい。FF7はもちろんDQ7も全体に暗かった。今のところロードとCGの多さで進行が遅い以外は、文句ないです(※)。
(※)CGがきれいなのはいいが、プレイヤーはバーチャルな世界を体感したいわけで、CGはズルであるという感は拭えない。実際ステージを作りそこでキャラを動かすよりもCGのほうが作るのは楽なのだろうが、CGで船が城に入るシーンを見るより、プレイヤーが立っている城の上を巨大な船が入ってくるシーンを作ってくれたほうがオオと声が出ると思う。

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■08/01/08(火) □ 転校生です
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 昨日から学校が始まりMも新しいスケジュールとなって、それに合わせ飯を早めに作ったり送迎に走り回ったりと時間調整をしなくてはならない。慣れるまではドタバタしている。

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 Mの仕事の都合で曜日を変えた日本語学校に着くと、突然萌がシャイアタックを起こし、前のクラスに戻りたいと弱腰になる。それは無理なので元気づけて、「はじめまして~転校生のサカタ萌です~」と俺が声をあげクラスに入っていくと、生徒はやはり皆去年一緒だったボーイズたちだった。「久しぶりだねSK、元気にしてた?」と声をかけると、「....別に。元気じゃない」といった感じの実に小学生らしい返事が返ってくる。ウホホ。このクラスはボーイズばかりなのでみな言葉遣いが悪いのだと噂を聞き、萌と一緒にどんなんなんだろうとワクワクしていたのだが、期待にたがわずという感じ。

 クラスが終わると萌は、「楽しかった、ボーイズがみんな悪口(bad words)言ってたよ!」と目を輝かせながら飛び出してきた。オマエはバカだアホだなんでやねん大阪弁といった言葉たちが飛び交っているらしい。よかったよかった(^_^;;)。

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