2015/10/24

日記「ティーンとカメラ@図書館(ティーン写真クラブ2&3)」

「農場のオレンジカラー」「文学パンクなゲスの極み乙女」「紅葉の町で」「ギタレレ猫」

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■15/09/20(日) □ ティーンとカメラ@図書館
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 萌のティーン写真クラブ第2回は、雨だったのでバンクーバー図書館へ行ったとのこと。ここはローマのコロッセオ風の壮大な建築で有名なところだ。



 女の子が GoPro カメラを使っていて、知らなかったがすごい魚眼レンズになっている。写真を見ると思ったより画質がよく、iPod よりはよさそう(ソニーの 1/2.3 型素子らしい)。萌は「500ドルの価値はある!」と騒いでいる。あんな魚眼でセルフィーが撮れるんだから子供が夢中になるのは無理はないというか、子供のアイデアを掻き立て夢中で写真を撮るためのカメラだな。まさに iPhone カメラの上位互換。世のカメラはこっちのほうに発展していくんだろう。



キッズは吹き抜けとなった図書館(スペクタキュラー!)の2つの橋に分かれお互いに同じアングルで撮り合ったり、周りの風景と同じポーズをするなどさまざまな試案を思いついては試している。周りを見渡しこういう写真を撮ろうと思いつくところが、若い写真マインドは素晴らしい。

 今回も子供らは写真サービス Flickr に全写真をフルサイズで上げている。アップに時間もかかるしあそこは閲覧性も低く面倒だと思うのだが(撮影カメラとレンズ情報が見れるのだけがカメラマニア向き)、聞けば皆お互いの写真を1枚1枚閲覧などしないのだという。サムネイルをざっと眺めよさそうなのだけダウンロードするそうだ。ならば Google Photo のほうが簡単で早いと思うのだが。まあ子供というのは頑固でやりたいようにやるものなので致し方なし。



 しかしいったん彼らが Flickr に上げた数ギガバイトの写真のほとんどはつまり、見られることもなくそこに眠り続ける。デジタル世代はそういうディスクスペースの無駄とかネットの帯域幅とか全然気にしないんだよな。各自テラバイト級のジャンク写真やビデオをあちこちに死蔵していそう。実際萌のラップトップの HDD はあと何年かでいっぱいになると思う。120MB のハードドライブを数万出して買った DOS パソコン世代には隔靴掻痒の感がある。

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■15/09/27(日) □ 農場のオレンジカラー
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 ティーン写真クラブ第3回は農場。萌の写真のオレンジが飽和している。見るとホワイトバランスがフラッシュ用になっておりそのせいらしい。前回の撮影でフォーカス枠がずれてたのを機に AF 枠、ホワイトバランス、露出補正という3大基本補正のやり方を教えたのだが、それでかえって間違えたのかな。



 そう尋ねるとわざとやったのだという。ああ、色をつくろうとしてるんだ。パンプキンオレンジを強調した写真にしたかったんだ。なるほど。狙ってやってるんならそれでいい。人肌なんか不自然な色になってるのが多いが、ヒットしたものはたしかにふんわりとやわらかく秋っぽいいい感じになっている。



 このブタ君なんかいい色だな。ヤギも悪くない。子供が撮る写真は外れも多いけど、ヒットしたのはやっぱり素晴らしい。

 娘のインスタグラム写真には友だちのコメントが多くついてるのだが、ティーンエイジャーの話って半分くらいしか意味がわからない。面白いけど。上の豚写真に萌が、「彼がスマイルしてくれたよ。まるで自分が食べられちゃうなんて知らないみたいに」とキャプションをつけていた。ヒドイ(笑)。

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■15/10/08(木) □ 文学パンクなゲスの極み乙女
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「ぶらっくパレード」

【本日のゲスの極み乙女】今朝萌がかけた「ぶらっくパレード」で、「刺し違えてもしょうがないから」「本当ならあんたら最悪ですねと目と目で言い合いたい」とつき刺さる言葉が聞こえてきた。「これって萌がこないだ書いてた作文と似てるね」「Yeah!」。怖い話を書けという作文課題で彼女は、「ポケットにナイフを忍ばせたティーンエイジャーが…」てな物騒なものを書いたのである。そういうトゲトゲしいものが青春には当然あり、ゲスの音と絵音の切迫した声がそれを捉えている。歌詞がわからなくても萌にはそれが通じている。

 音はプログレでジャズで歌詞は青春の攻撃性に満ちた文学パンクでちっともポップじゃないのに、声とメロディが少年なので日本の姪の小学生までもゲスの極み乙女を歌っている。実に喜ばしい。

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■15/10/09(金) □ 紅葉の町で
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 車のメンテ待ちで、となり町ポートムーディを歩き写真を撮る。港町なので高低差があってきれいな町だよな。



 ポートムーディに限らず、秋でどの町も紅葉が美しい。うちの町の図書館横の歩道には、野球のボールほどもあるりっぱなキノコが生えていた。BC は雨が多いので町場で見るキノコも珍しくないんだけど、これは珍しいくらい見事な一本。テングダケ関係かな。キノコって予想もしないところに生えるよな。うちの前の芝で一番乾いて芝が枯れたところにたくさんニョキニョキ生えていたこともある。



 町の中心にある老人ホームはメイプルに囲まれとても美しい。図書館やコミュニティセンターや駅が100m圏内なので、こういうところに住む人は活動的な老後を送れるんじゃないかと思う。プライベート(私立)なので費用が高そうだけど。





 オリンパスは伝統的に赤が強すぎるようでカメラ設定をずっと「アンバー -1」にしてたのだが、この秋はさらに下げて「アンバー -2 グリーン-1」としている。これで色は好調で、メイプルがちょうどいい色になったと思う。

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■15/10/10(土) □ ギタレレ猫
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 愛するミニガットギター YAMAHA ギタレレ用に弦を買ってきたのだが、小袋に1本ずつ入らずごちゃっとまとめて入っていた。有名メーカーダダリオなのに。これが普通なのかな。巻き弦3本とナイロン弦3本をそれぞれ見比べて、太さを判別するしかない。

 まあ気をつけて張っていこう。ガットギターの弦張りも実は初めてでけっこう難しい。――ん?



 ――んん? んんんん?



 あああやめろピカ、やめてくれえええええええ俺の大事な新品の高価な高価な弦を噛むなあああああ!!

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