2025/12/07

【まとめ25年11月後半】冬のLUMIX GF10とF2.8ズーム

「中国と高市の恥ずかしさ」「F2.8のLUMIXズーム」「漫画家は孤高」「GF10のスナップ」「ホワイトキャップス地区決勝」ほか

■11月17日                 ピカの投薬

ピカの体調(膀胱炎)は良化しているが、投薬はまだしばらく続く。最初は抱え込んでスポイトで薬を飲ませるたび「なんてことをするのか!」という顔をして俺からしばらく逃げていたのだが、この頃は投薬前に察知して逃げ、投薬後はケロリと膝に戻るようになってきた。学習している。はやくよくなれ。 


■11月17日               ただお前がいい

『昭和再生ファクトリー』小椋佳。『俺たちの旅』をいま俺は見てるだけに、彼の語る時代感に感じ入るものがあった。「ただお前がいい」は、学校に行かず朝から晩まで汗だくでボートを漕いだ、東大ボート部の友人たちとの仲を歌ったものなのだという。ああ、そうだったのかー。

友人たちと交わす言葉がまたよかった。『さらば青春』の「見るがいい黒い水が/抱き込むように流れてく」とは、「政治家の言葉に濁流のように動く世には、逆らって生きるべきだ」という思いを込めたそうだ。「ああ、そうか。そうだったか」と、同時代を生きた友人が相槌を打つ。「あの頃の君は、哲学にかぶれていたね」。昔のインテリは、なにごとにも造詣が深いなあと思った。

■11月19日                   中国と高市の恥ずかしさ

【爆笑問題の日曜サンデー】加藤登紀子の反戦・反全体主義は筋金入りで、なにもないところに波風立てたと高市発言にも厳しかった。中国ハルピンでのコンサートでは「イマジン」を歌い、国なんてないのよという日本語の語りに中国語訳朗読を重ねてもらい、反響すごかったとのこと。

しかしロックンロールを愛するという人がTwitterで「立憲は中国の手先」だなどと言うのを見ると、君のR&Rは権力や自由について、なにも歌ってなかったのかいとガックリくるな。

中国政権はバカである。世界中そう思っているし、あのイキリ中国高官を見れば分かるように、面子を重んずる政権は恥ずかしい。しかし高市自民党や右派はまさにそんな国家を目指しているのだ。恥ずかしい。俺は日本がそんな国になってほしくないのである。

俺がカナダに移住した90年代にも閣僚が南京事件はでっち上げと発言し中国を怒らせていて、俺が授業中中国留学生にどういうことなのかと質問を受けたことがある。「あの人たちは普通の日本人と違うのです」と言うしかなかった。

しかし中国ネトウヨとのフィードバック、オーバーツーリズムの苛立ちもあって、30年で「普通の日本人」のほうが変わってしまった。30年前やってた素朴中国工場を演出したサントリー烏龍茶のCMなんて、今は流せないだろうと思う。


■11月20日                冬景色

今年の初氷だ。昨夜晴れてたからな。凍えるような霧の朝。

日が昇ると霧が晴れていき、鳥たちがたくさんやってきた。寒いねえ、食べなさい食べなさい。ヒマワリバスケットの順番待ち用の枝で待ってる連中がかわいいんだよね。

 屋根の霜が溶け湯気が立ち込める。木々は紅葉の最後の時期。遠くワシントン州マウントベイカーは輝く雪景色だ。(GF10 + LUMIX PZ1442)


■11月18日             先生とおトキの交流

#ばけばけ ヘブン先生の異人感はすごくリアルである。だから怖いし、面白い。あの強い猫背も異人感があるのだが、ベアのおかげで浮かれて跳んで、体のこわばりがほぐれてきて、急速に人間らしさが湧いて出てきたような週だった。おトキもうれしい。

ヘブン先生が武士娘の女中を望んだのは、興味半分ではなかったと生け花で分かる。銀次郎の思い出をおトキに語らせるのは、立ち入ったことだとも瞬時に察する。繊細な人なのだ先生。おトキとの楽しい交流がどんどん訪れるだろうという予感がする。

おトキと先生は心で通じ会える。以心伝心という言葉を思い出すようなシーン。そして錦織は対照的に、言葉しか通じない道化役として二人の周りをグルグルしてるのねw


■11月21日                ビートルズカバーのキモは

#TheCovers 「カム・トゥゲザー」。斉藤のメロの下で岡村が声にファズをかけハモってるのが実にポールっぽくて最高だな…と思ったら、スターダストの要が「あの下のハモリがビートルズだよね」と同じところを嬉しがっていた。ですよね。しかし『岡村和義』ってユニット名はよくないよねw

#TheCovers 「オーダーリン」。去年東京に住んでた娘が、俺の友だちのバンドのリハを訪ねてこの曲を歌っていた。かなりよかったけどブレイクで声が裏返っていた。ほんと女子でギリ出るか出ないかのキーで、男ならポールとスターダスト要くらいしか出ないのだ。

■11月22日                F2.8のLUMIXズーム

日本で掘り出し物を見つけたら買おうと思っていたLUMIX 12-35mm F2.8が、ローカルで手に入った。夫婦揃ってカメラ好きという売り主の老婦人と会ったモールで試し撮りしただけだが、これはインパクトある絵が出るレンズだなー。強いコントラストと解像で立体感がある。(GF10) pic.x.com/KKGtOvsYJd

昔使ってた超解像SIGMA 30mm F2.8がズームになった感じで、おおと思う画が続々出てくる。

しかし歩きながらのスナップでレンズISの効きが弱く困った。自分が静止するとスローでもよく止まるチューニングのISなのだが、歩きの揺れが止まらない。GF10の散歩スナップ用に期待してたんだけど。 pic.x.com/lXMU3NIGKJ

今度このレンズでモールなどを今度このレンズでモールなどを歩き撮るときは、OISを切ってみよう。ISのないGF10+単焦点レンズでもシャッタースピードが十分あれば連写でヒットは出るわけだから、歩きの揺れとレンズISの補正が噛み合ってないのだと思う。しかしこんなちょっとしたスナップもピントを狙ってボケを出せていい感じ。 pic.x.com/SzuXcjI3nd

体調が平常に戻ったピカ。今夜のご飯は栗のパスタ。◇家で撮ったLM1235のショットはどれも文句なく、めちゃくちゃよく写るレンズである。そこにあるような実在感が、ズームのLUMIX20mmという感じ。カメラより重くてデカいがいいレンズだー。 pic.x.com/lJuahLk8hL


■11月23日                 漫画家は孤高

#漫勉 羽海野チカさん。ネームはほぼ文字だけで、それを切って貼り書き足して物語を構成するというクリエイション工程が写されていた。すごいな、モノを考えたい全ての人のヒントになりそうなくらいな映像。NHKは有料でもいいので、ネット上に快適至便な『漫勉博物館』を作るべき。

#漫勉 「一人の人間が限界まですべて考え抜き、行うという意味で、将棋と漫画は似てるのではないか」と羽海野チカさん。「あと、ぼくらは連載してますからね。出してしまったら将棋と同じで、待ったできない」と応じる浦沢さん。ほんと漫画っていうのは孤高の創造的行為だと思う。

#ひらやすみ 笑わないマンガ編集者、なんだか脅す芸能事務所。音楽の世界でもああいう、ピンと来ないことを若いバンドに聞いてくる大人がいたよ。大人になってみて、やっぱり若い才能のほうが大人の批評眼より全然すごいなと思う。自分が20代の頃に作っていたものは、その後には作れてないかもなと思う。


■11月24日         一人の日本旅行記①

【まとめ25年10月後半】一人の日本旅行①信州帰郷編◆「格安 ZipAir の旅」「ハリファックスの友人」「高校バンドボーイズ集結」「卒業写真のあの人は」ほか。tomosakata.blogspot.com/2025/11/2510.h… pic.x.com/lcEWt3HkwF

  

母にすき焼き屋時代の昔話を聞くと、「昔は客を逃がす用の隠し扉があった」「あまりの繁盛に脱税を疑われて、税務署の人に乗り込まれたのよ」と信じられないような話が出てくる。昭和というか高度成長期の話がたいへんに面白かった。

■11月25日               古い名画の愉しみ

TVで『サウンド・オブ・ミュージック』をやっていて、イヤーこのコンテストのラスト最高だよねーと奥様と盛り上がって見ていた。「ナチスの裏をかく系はいつも最高だよね、『大脱走』とか」と笑う。育った国が違っても同じ記憶を持てるクラシック映画っていいよね。TVの洋画劇場のおかげだ。

今日は娘が留守なんだけど、彼女にも見せたかった。こういうほんわかクラシック映画の多くを見たことないんだよね。カナダでもTVの洋画劇場的なものがなくなったせいで。 

…というか、21世紀以降は新作映画と放映プラットフォームが多すぎて、映画と映像は完全に飽和してるんだろうな。これは見とけという映画が多すぎて、手に負えないというのは確実にある。

■11月26日                 GF10のスナップ

雨ばかりのBCの秋は、なにかとモールに来る用が多い。電飾にクリスマスムードが漂っている。

カフェやフードコートの雑踏のほうが集中するという種類の人がいるらしい。うちの娘がそうで、BCでも東京でもカフェにラップトップを持っていき、勉強や写真編集をやっていた。(GF10 + LM20mm x1.4exクロップがとてもいい) pic.x.com/yzMCAnS9Mb

夜の街を走ると、もうクリスマス準備が始まってるんだなと気がつく。もう済んでいるというべきか。◇GF10 + LM1442PZはレンズISがとてもよく効くと気がついた。隅々までよく写っている。 

GF10のセンサーはGX7mk2と同じだと思うが、画像エンジンが2年分向上しており高ISOの画質が良い。気軽にISOを上げるのだがExifを見ないと3200と気づかない。同世代のOLYMPUS E-M10mk3の高ISOも優秀で、1600万画素マイクロ4/3機の最終モデルたちはよくできているのだ。

今日はGX9を俺から買ってくれた人に会った。GF10の電池がGX9と違ったので、キープしといたBLG10をあげるよと呼び出したのだ。「GX9とてもいいよ、こないだ友人の婚約パーティがあって活躍してくれたよ」とのこと。よかった。俺はあのとき話した通り、日本でGF10買ったぜと見せた。LUMIX友だ🙂


■11月27日           なんだ、言ってよ!

#ひらやすみ なつみの「マンガ=ダサい」コンプレックスがみるみる晴れていく。俺も学生の頃、故もなく反感を抱いてたカッコいいやつが実はショーケン好きのベタなロック好きで、「なんだショーケン好きなら言ってよ!」といきなり意気投合したことがあったなー。若いってバカバカしく、すばらしい。

帰国から細々と些末なトラブルが続いている。猫は病気だし、トイレの給水バルブは壊れるし(自力で直した!)、昨日は駐車違反で捕まった。しかし落ち込んでいても、『ひらやすみ』見てると希望が湧くな。この回も娘に見せよう。 


■11月29日          秋の屋根掃除

久しぶりに晴れたので、秋の屋根掃除をした。例年メープルの葉が落ちきる頃やってるのだが、日本行きで1月遅れとなった。とんでもない葉っぱ量である。イヤハヤ。ハア。

葉っぱの下はまだ濡れていて滑るので、屋根の縁には近づけない。慎重に慎重に。

■11月30日               ホワイトキャップス地区決勝

#MLS バンクーバーWhitecapsは、チーム史上初の西地区ファイナルに進出した。うちの町でもビューイングパーティがあるとのことで盛り上がってるかなと期待してきたのだが、50人くらいしかいなくて割と静かだ。国歌オー・カナダを静かに歌っている。

相手サンディエゴは今年の新加入チームで地区1位だそう。MLSではわりとよくある新チームの躍進だ。MLSには金満チームはあっても名門チームがないのである。俺は工藤がいた頃数年ホワイトキャップスの全試合を見てたが、どこのチームが強いのかさっぱりわからなかった。どこのチームも35歳くらいの欧州スターに大資本を注ぐ、商業的なリーグというのが率直なところなのである。

前半、静かな立ち上がりだったのだが、軽いプレスで奪ったボールをバ軍がワンツーで進めると簡単にマークを剥がせてしまい、8分でゴール。同じようにワンツーでもう1点。バ軍のほうが落ち着いてるのかもしれない。←先制の瞬間。イェーイ! 

バ軍は高岡まで戻して落ち着いてプレスを交わせ、高岡のフィードがいい。小技を交え強くなったホワイトキャップスを見るたびに、ここに工藤がいたらなあと考えてしまう。2点ともにワンツーで崩してのタッチ勝負、彼が得意なパターンだったよ。

バ軍さらに1点追加し前半終了。バ軍の方が常にアイデアで上回ることができるいいチームである。ホワイトキャップスの完勝であった。意外なほどの。San Diego FC vs. Vancouver Whitecaps FC | Full Match Highlights | 2025 A... youtu.be/Av_FwuSqJDQ?si…

久々に見たホワイトキャップスは1点めのように軽いプレスから簡単なプレーでつないで崩す、無理のない良いチームになっていた。ミュラーは常にいい場所にいて1-2の中で機能している。個の力に依存していない。これはメッシ頼りのマイアミなど相手ではないだろう🙂 

MLSパブリックビューイングの場所を探していて、うちのコミュニティセンターにはホッケーリンクが3つもあるのだと知った。さすがカナダである。中学女子の試合と大人男子の試合をやっていた。(GF10 + LUMIX12-35) 

コミュニティセンターには夜でもこんなに人がいるんだねえ。中学生くらいの子供たちが大勢たむろしていた。いろいろクリスマスイベントやってたので、親と来てたのかも。クリスマスライトがきれいだ。



しかし写りすごいなLUMIX 12-35 F2.8。レンズに馬力があるという感じの写りである。GF10のISO3200もGX7mk2より大幅にいいと思う。 pic.x.com/2pjDaJ727r

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