2018/08/11

2018年日本旅行記②夢のような琉球誕生日

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■18/07/07(土) X  夢のような琉球誕生日
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皆さん誕生祝いをありがとうございます。私は沖縄の古民家の座敷に上げてもらい、泡盛を(連れの義兄 AD が)いただきつつ琉球のおばちゃんと談笑していると、いつの間にか村の広場で島唄が静かに始まり、やがてエイサーもやってくる…という夢のような誕生日を過ごしました。いやー、よかった。最高。観光施設、琉球村 in 恩納村。

◇  ◇  ◇

琉球村はそれほど有名な施設でもなく、ホテルから近いので気軽に訪れたのだが、行ってよかった。

まず入り口フードコートのステージで三線を持った兄ちゃんが、琉球語でビギン「恋しくて」をいい声で歌っていた。三線でブルーズスケールを弾いて。もうそれだけで俺は感動してうおーと声を上げると、彼はニヤリと笑うんですよ。ちょっとお前! カッコいいなお前!


「恋しくて」が終わると彼は弾き方と歌を三線島唄スタイルに変えてエイヤヤと唄い、エイサーの太鼓踊り子たちが入ってくるというステージング。ちょっとユーたち! カッコいいなユーたち! ブルースマンは島唄もめっちゃうまい。音楽わかってるわけですわ。ユーたち so good と我らカナダ観光客大喜びでした。

◇  ◇  ◇



 このウェルカム琉球ブルーズを楽しんでから、施設構内の古民家群へと進む。それぞれの古民家では機織りなどの実演が行われている。お金を払うとお客も物づくり体験ができる。その体験民家の中に冒頭の、泡盛3種味見 200 円という家があったのだ。



呑むのはこのオリオンビール手ぬぐいの AD だけなんですが、みんな座敷に上がっていいですか? イイヨイイヨどうぞどうぞと一行6人全員上げてもらい、真夏の沖縄民家の日をゆっくりと味わったわけです。



この世話好き沖縄おばちゃんの話に耳を傾け、連れのギター少年 EJ は三線も教わり、蚊取り線香の炊かれた古民家のオープンな軒先から広場の島唄を楽しむなんて。これほどのヘブンがお金で買えますかと俺は思った。買えるんです、ここは観光施設だから。ありがたい。マジ最高だった。

泡盛と沖縄民家の夏の日をゆっくりと味わったあと、おみやげセンターでシーサーの焼き物などを買い、島唄ホールへ。


大人数ゆえ行きたいところに即移動できず、ホールに着くとすでに島唄演目は半分終わってる感じだったのだが、リクエストして「ハイサイおじさん」をやってもらった。みなで「ハイサイおじさん(ハーイ)」と声を合わせる。「島んちゅうの宝」ではイーヤーササ! と会場がシャウトする。いやー最高。こういうのを昨夜のホテル島唄で期待してたわけよと、俺はご機嫌で皆に説明したのだった。

◇  ◇  ◇



いやーよかった。帰り道俺は、「ミュージシャンと踊り手たちと沖縄古民家と沖縄おばちゃんが全部リアルでさ、最高だよね」とカナダ旅団に熱弁していた。彼らは観光施設の職員だけども、本当のミュージシャンであり、本当の世話好きおばちゃんなのである。そういう人たちと触れ合うという前回の沖縄旅行で果たせなかったカルチャー体験ができて、ほんとよかった。

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 昼飯をスーパー買い出しで済ませMたちを真栄田岬ブルーケイブのダイビングに送り出し、俺はこの旅でようやく初めての単独オフ。ホテルの展望風呂に入ろうかと思ったら閉まっていた。ありゃ。まあ写真でも整理するか。

 琉球古民家村やリゾートホテルなどという浮世の外にいるので、毎日夜になってから洪水や地震やワールドカップのニュースを見て驚いている。台風がこちらへ迫っているのも天気図で実感中。うーむ。



帰ってきたMたちにブルーケーブはどうだったかと聞くと、「混んでた!」という答え。あーそうなの(笑)。海からしかアクセスできない青の洞窟自体は写真の通りよいスポットなのだが、とにかく同様の観光客で混んでいて、順番を待って写真撮影スポットに入り写真を撮るみたいな段取りとなっているらしい。なるほどねえ。

晩飯は今日もホテル内のレストラン、今日は洋食。初日の和食、翌日の焼き肉に続き、ここも味はそこそこだった。Mが憧れたこのリゾートホテルを公平に評価すると、施設と朝食バイキングは素晴らしいが夜のレストランが…というところで、星7つ半くらいかなあ。

ホテル最後の夜なのでおみやげショッピング。ADは地元のオリオンビールとそのロゴが気に入り、オリオンビール手ぬぐいを購入しずっと身につけているのだが、萌はそのTシャツを購入。このシャツが野球チームのユニフォームみたいで非常にカッコいい :-) これはいい思い出になりそう。


このホテルでの沖縄本島滞在はここまで。明日は座間味へ。前回の沖縄本島5日間の思い出は水族館とうるまドライブだけだったのだが、今年は短いながらも文化的なところを楽しめている。うれしい。

中国かららしき若い宿泊者のグループが夜、ビーチで超笑って盛り上がっていた。萌は窓を開けてそれを聞き、「いいなあ、いいよね」という。

ああ…そうだね。家族旅行で充実した観光をしていても、ああいう修学旅行みたいな破竹の盛り上がりは萌にやってこないもんな。家族旅行が充実していても、満たされないヤングハートはあるよな。わかるよ。

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■18/07/08(日) X  座間味はパラダイス度減少
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 レンタカーのガス補給と那覇のフェリー港での返却などスケジュール通りにうまくいき、予定通りに座間味に到着。

 座間味は3年前に比べるとパラダイス度が下がっていた。世界中から私らツーリストを惹き付けている古座間味ビーチのサンゴ礁の大半がロープ(写真右)で立入禁止になっている。ロープ際の一部だけでも美しさの片鱗は伺えたが、片鱗は片鱗なのでがっくりであった。



 まあそれでも夢のようにすばらしいビーチなのではあるが。




俺と SH 姉がビーチで休んでいると、オリオンビールのロゴマークが海中をズズズズーと一直線にこちらに向かってくる。「SH 見て! あれはなんだ! あれはオリオンマンだ!」と俺が指差すと、オリオンの妻 SH は大笑いしていた。いやーオリオンビールマン AD かっこいい(笑)。てぬぐい巻いてないと、頭が日に焼けて痛いのだそう。



 台風の影響でフェリーが欠航の恐れも出てきた。そうなればしょぼい宿に閉じ込められる可能性すらある。まあ考えてもどうにもならない。晩飯前にオリオンビールガール萌と写真散歩。こんな小さな島なのに、大きな小中学校があるのがなんだかかわいらしい。

晩飯はホテル横の小さなレストラン。食べ物はうまかったがタバコの煙がきつかった。それと若いウェイトレスの客に対する態度が妙に堅い。これはホテルのレストランでも感じた。沖縄の若い人たちの愛想というか客あたりは、日本本土とは微妙に違うコードで構成されているという気がする。

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■18/07/09(月) X  嵐の那覇市
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 朝食中に WiFi と村内放送で、午後のフェリー欠航と知らせが入る。青ざめる思いだったが、宿のおじさんが「チケット売り場に朝並べば、午後一番の代替便に乗れます。だって乗れなきゃお客さんは困るでしょ」という。急いで並ぶと無事取れた。やはりよくあることであり、地元民は承知しているのだ。



 みなで島を一周散歩し(ゆっくり歩いて30分)、あとは便の時間まで観光協会の待合室でみやげ物を買ったりして過ごす。まだ気持ちよい夏風が吹いている程度なんだけど、離島への旅は台風リスクが高い。那覇には帰れるが、明日の那覇→羽田の飛行機もギリギリらしい。



 フェリーに乗って3時、那覇国際通りのホテルオーシャン着、最高にいいホテルに当たった。ロビーでフリーのコーヒーと近くのコンビニで買ってきたおにぎりを食べ、部屋でチリング・イット(リラックスする)。たとえ明日羽田行きの飛行機がキャンセルになっても、この部屋にいられたらあまり文句ないな (しかし東京で取ってあるホテルの料金は…どうなるのだろうアワワワワ)



有名な牧志の市場とアーケード街を歩くと、さびれた屋根と鉄骨にブレードランナー感があると萌が喜ぶ。たしかに。こういうモールって面白いよね。



TV でよく見る三線専門店を見つけ、おじさんにあれこれ弾いてもらう。指三本でタララッと弾くカスタネットみたいなものもあって、このカッコいい奏法を教えてもらい、俺も彼の三線と一緒にハハハと笑いながら演奏した。

いやーありがとうございますと、演奏のお礼にみんなで沖縄言葉入りギターピックを1枚ずつ購入。



暖かな風がびゅーびゅー吹いている。これはたしかに台風がやってきている。うーむ。

22 時半、飛行機がキャンセルと連絡。くーっ。代替フライトは夜の8時。つまり遅すぎて東京初日の観光ができなくなる。がっくし。しかし今のところそれを取るしかない。つまり明日は那覇でもう一日すごす算段をつけなければならない。

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■18/07/10(火) X  沖縄の博物館
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ホテルオーシャンの朝飯はこれまで食べた中で最も味付けが和風な沖縄料理が中心のバフェで、めちゃくちゃ美味かった。俺がこれまで泊まったホテルで最も食べ物の種類が多くバラエティに富み、どれもこれもうまかった。沖縄のホテルで第2位と謳っているが本当だろう。いいホテルです。

カナダ人おじさんADはリゾートホテルでは2回お代わりしてたが、ここでは3回お代わりしてました。中国人観光客の多いリゾートホテルは中国人に好まれる沖縄風の味付けで、日本人が多い那覇のホテルは和風になっているのかもしれない。



 JAL が天候についての詳細を自社連絡物に書かないので NHK で台風図を見るまでわからなかったが、今現在から昼前が那覇に最接近する時間帯で、あとは風が弱まる模様。4時からは全便飛ぶようである。安心してもう一日那覇を楽しもう。

ホテルの TV に映る西日本の水害映像にはうちのカナダ人家族も驚いていて、「この未曾有の大雨のあいだ安倍ガバメントは宴会してたそうです」と俺が伝えると、「それを国民は知ってるの!?」と驚愕していた。TV で伝えてないから多分ノー。安倍政権のこういう無責任というか国と国民に対する無関心な体質が、ネットでしか報じられないのが問題なのだ。



 昨日フライトキャンセル問題等でゆっくり歩けなかった牧志のアーケード街をもう一度ゆっくりと歩く。やはり楽しいよな。


Mが前から俺に買え買えといっていた三線をついに買った。自分用に買った。安物だが、土産物屋にあるショートスケールとは違うものをと昨夜のあの専門店で買ったので、ちゃんと沖縄らしい音がする。この大きなケースをかついで飛行機に乗るのかと心配するが、軽いし大丈夫よと旅慣れた彼女はいう。

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そしてSHたちと別れ、俺たちはあの要塞型の沖縄県立博物館へ。外見はすごいが中身は普通の博物館で、今は常設展示ものだけでたいした展示はなかった。なんと明日から水木しげるフェアだったという。惜しい!

 実際首里城でも思ったが、琉球王らは日本史に名が残っているわけではないので、肖像画等を見ても感慨は湧いてこない。その前の前史時代や石器時代など世界中のどの博物館でも大差ないわけで、わざわざ沖縄で広大なスペースを使い展示をしてもなあと思う。



 しかし戦中戦後の人々や町の写真にはやっぱり心を揺さぶられるわけである。彼らは日本人であり、現代に完全につながっている人たちなので。



そこにフォーカスせず、古代から中世がメインの現状の展示は意味が薄い。沖縄県立博物館は中世までの展示を大幅に削り、近代現代沖縄の展示に力を入れるべきだろう。基地問題の事実もできるだけ客観的に展示して、内外の訪問者に考えてもらえばいいではないか。米軍からだって資料はもらえるのではないだろうか。



高校野球の部屋があってM萌がどうしてと不思議がるので、戦後日本に復帰した沖縄が送り出した高校野球部が強くて、日本も沖縄にも感動的でエポックメイキングな出来事だったのだと説明した。この博物館のほかの展示に萌は完全に退屈していたが、俺のこの話を聞いたときだけは「わあ。それは、いいね!」と目を輝かせた。伝えてほしいのはそういうことなんですよ沖縄県立博物館! 沖縄と日本というね。

あのときの沖縄本土復帰フィーバー的なものを私は覚えているよ。沖縄から次々にポップスターが登場することもよかったなあと思っている。だけど基地と人権問題がこれほどエンドレスに続くとは、誰も思わなかったよね。

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 6時に空港へ移動、タクシーの運転手と県立博物館の高校野球展示の話で盛り上がる。8時5分定刻通り出発。さよなら沖縄。まだ風は強く離陸時は左右のブレがすごかったが、巨大な 777 なのでいったん雲の上に出てしまうとすごい安定性である。

うわ。JAL機は空の上からネットにつながるのか! すごい。空の上なう。鹿児島沖あたりを通過中なう。しかし電源つながずラップトップでネットをすると、バッテリー食うなう。

羽田から乗ったモノレール終点浜松町の駅が昭和的迷宮になっていて、出口がわからない。東京タワー側に出たいので方角でいえば西口なのだが、中央口、北口、南口しかない。しかも出口に何があるのかという案内が一切書いてない。仕方ないのでとにかく選んで向かった出口はシャッターが降りた狭く暗い店舗街になっており、これは違うだろうトモと皆に言われる。大荷物を持ち疲労困憊の6人を率いる俺はまことに焦ったのである。

そしてやっと出た地上で捕まえたタクシードライバーが、荷物の積み込みも手伝わず運転席に座ったままで最初から喧嘩腰。眠い頭で俺は、これは筒井康隆の世界に来てしまったと思った。俺がうかつになにかをこいつに言えば、凄惨な「乗越駅の刑罰」に突入する。間違いない。

タクシー車内全員押し黙って、乱暴な運転でホテル着。荷物を自力で降ろしタクシーが走り去ると奥様が、「なんなのあのドライバー!」と大声を出す。「ね。まあケンカにならずによかった。寝よう。もう寝よう」。ケンカしたくて網を張ってる蜘蛛のようなタクシードライバーであった。東京は恐ろしい(笑)。

2018/08/06

Googleフォトの時差問題

旅行の写真は参加者全員が Google フォトのアルバムで共有していて便利極まりないのだが、写真が時間順にきれいに並ばないという欠点がある。海の写真の真ん中に翌日朝食の写真が入ったり。

この理由がわかった。スマホの写真には撮影地のタイムゾーンが記録されており、Google フォトは時差込みでソートしてるのだ。で俺のカメラの写真にはタイムゾーン値がないので世界標準時(英国時間)で撮影されていると判定され、狂うわけ。

馬鹿げた話なので「写真のソートにタイムゾーンは使わないオプションを作ってくれ」と Google に送ったが、こんな自明な要求はすでに何万件も寄せられてるに決まってる。しかし Google にはタイムゾーン値絶対主義があるので(※)、きっと直さないのだろう。
(※)Google カレンダーもこのせいで、「バンクーバーで入力しておいた日本の予定」が日本現地ではバンクーバー時間で表示され混乱する。

とりあえずユーザーにできることは、『タイムゾーン値のないカメラ写真のアップロード後は Google フォト上でそれを全選択し、撮影地のタイムゾーンを手動で与えてやる』ということしかない。クソ面倒で普段はやる気がせんが、旅行写真のシェア時だけはやらんとなあと思う。今どきカメラ使ってるのは俺だけなので。

旅行中にこの Google フォトのタイムゾーン問題回避法がわかっていれば、もっと写真を見やすかったのになあと残念に思う。しかし今ソート順を直していると、ムスメと東京スカイツリーあたりを歩いていたあの無駄な時間が時系列どおりに蘇ってきて、あらためて旅情を感じる。

2018/08/05

2018年日本旅行記①沖縄首里城は丘がいい

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■18/07/03(火) X しんどいチープ・フライト
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総勢6名の日本大旅行へ出発。昨夜は首里城について調べていて眠れなかった。飛行機も遅延で1時間遅れでゲートオフ。しんどい旅となりそう。

 3年前によかったエアカナダの廉価フライト「エアカナダ・ルージュ」を今回も取ったのだが、前回とぜんぜん違う。前は関空&名古屋就航記念だとかで、高額な通常便と同じ快適機体にちゃんとした食べ物が出てきたのだが、今回はどこの 70 年代のバスかと思うような事務椅子風シートで膝前キツキツの、値段相応の機体であった。3年前の好印象に完全に騙された感(苦笑)。

映画モニターはなく、ラップトップを持ち込めば映画が見れるというシステムなのだが、AC のアプリにバグがあって見れない状態なのだ。席が狭いし映画がないので寝るしかなく、Mも俺も疲弊している。うたた寝しては何かで目が覚めるの繰り返し。

 1時間以上かけてどこに問題があるのかつきとめ俺とMのラップトップで映画を再生可能にしたが、『Chrome も Firefox もだめで IE でだけ再生可能、Activx 版の Adobe Flash Player と DRM をインストールし、ウィルスチェッカーを止める』という、萌たちに説明することもできないくらい複雑なデバッグ作業であった。俺が報告してもエアカナダが直すとも思えないので、まあ ACルージュで困った旅行者は、俺の発見したこの手順を Google で見つけて映画を見てください。

 22:30 映画は結局面白いのもなく、WiFi スピードも遅くて細切れになるので見るのはやめた。あと3時間。やっぱりほんとうに日本行きは長い。

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 カナダ時間午前1時に名古屋着、ノロノロと空港を横切りエアポートホテルにチェックインし、空港キオスクで必要なものを買い、萌の写真のために少し散歩しておにぎりを食べて体を拭いて朝4時。疲れた。これで寝て明日の早朝フライトまで熟睡できればベストなのだが。



 明日はホテルの食堂が開く前に出発するので、これが明日の朝メシ。うれしー :-) というわけで、疲れてヘロヘロなので寝ます。

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■18/07/05(木) X 塩屋ぬちまーす再訪
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 4時に起きて、5時15分前にホテルを出て、誰もいない早朝の名古屋空港で簡単快適にスカイマークの自力チェックイン。日本のいいところは文字文化なので、セルフチェックインの要領とかがカウンターに明瞭に書いてありわかりやすい。バンクーバー空港はどれが何の列とか書いてなくて、みな不安な気持ちで並んでいるからな。

 夏の日本にきてうれしいのが、うちわをもらえること。名古屋の空港でもらったのは、これから行く沖縄行きのだ。なんとぴったりな。ナイス! :-)

 初めて乗るスカイマークは定刻通り6時にゲートを離れ、これまでに経験したことがないほど素早いタクシング(滑走路への移動)で移動し、ランウェイに入るやいったん静止もせず間髪入れず離陸した。こんな迅速離陸は初めてで、手際よくてすばらしい。

 時間正確タクシング俊足、予想よりもはるかに快適で、国内線なのにおいしいコーヒーまででてきた。スカイマークはいいなこれは。ありがたい。フライトアテンダント 3 人が一列に並びライフベストのデモンストレーションをするのがパフュームのようにかわいいし。

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8時、台風が通過したばかりの沖縄に到着。沖縄の天気は数日前の予報よりも悪い。今日は雨、26 度とのリポート。暑くはないので、小降りなら観光はラクなのだが。

 空港で中型ミニバンを借り、サカタ家3人 SH 姉さん一家3人の計6人で乗り込む。トランクが多いので大変だった。今日は那覇の首里城に行きたかったのだが、雨はともかく風がひどくて外観光は無理となり、いったんモールに車を止めて態勢を整えることにする。



那覇は街景がファンキーで面白い。道の両脇に巨大なドラゴンが建っていたりする。モールの隣にはなんと巨大な要塞があり、これは何かと地図を調べたら博物館だった。なんで窓もない要塞型なの、軍事博物館なのっていう見た目である。

結局他にアイデアも浮かばず、前回俺たちが行ってよかったうるま市の塩工場ぬちまーすに向かうことにした。道中景色もいいし、食べ物もおいしい。3年間で使い切ったぬちまーす粉末塩の補充もしたい。この工場は海水を霧状にして噴霧し堆積させるという特許製法で、その塩は本当にうまい。構内に雪のように積もった粉塩はなんと毎日噴霧しての2年分なのだそうだ。この説明にはたまげた。そこまで製造に時間がかかる塩だったのか、ありがたいありがたいとうちも姉の SH 家も魂奪われ、ここで塩製品を買いまくった。自分ちで使うのもいいし、お土産にもいい。

 日本を旅していると、「この○○はパワースポットなんです」と地元の人によくいわれるのだが、この塩工場にもそれがあるという。



なるほどそうですかと見に行きなんとなくお参りしてみたら、そのパワースポットの裏手がババーンと崖と海になっていた。おお。すばらしい。この海から海水を取ってあの塩ができるわけなのね。前回もこの施設に来ていながら、この絶景には気が付かなかった。やっぱり地元の人の話はちゃんと聞くべきなのだ。



 続いてこれも前回絶品だった高級かき氷。前回と全く同じルートをたどったわけだが、前には気づかなかったいい景色を発見し、まあまあ満足な初日観光であった。




そして今回の旅のハイライトである巨大ビーチリゾートホテルに到着。着くと、入り口のロータリーでアロハをきた沖縄美少女がこちらへどうぞーと車を歓迎しており、いきなりすごいなと笑ってしまう。



 中に入っても従業員は美人揃い。大きなホテルなのできっと近隣の美人をかき集めてるのだろう。美人には歓待パワーがある。美しいホテルだ。すごい。



 ホテルに着く頃には雨もやんで、海で泳げた。水は入るときひやりとするが、入ってしまうと温かい。ホテル内のビーチに少しだけある岩礁には魚たちもいる。このニーモな魚は自分の巣が近くにあるらしく、何度も俺の足にアタックをかけてきてかわいかった。すまんすまん :-)

 晩飯はジャパニーズフードに期待高まりすぎているグルメな姉夫妻の要望でホテル内の和食どころへ。沖縄料理は和食と中華の中間だと思うのだが、和食もやっぱり中華の方向にやや引っ張られている感があり、俺や萌が期待するような和食の味ではない。沖縄で食うならやっぱり牛豚だろう。

 よかったのはベトナム人研修生など多くの若い外国人が名札に国旗をつけて働いていることで、外国人を裏の過酷な仕事ではなく表の接客で使うというのは良いことだ。多少接客が拙くても大きな問題はないし、その国からのお客がくれば喜ぶだろう。

 しかし観光中は世間から切り離されるので夜ニュースを見て知ったんだけど、本州はどこも避難指示が出るほどの大雨と洪水だったそうで、驚いた。雨には降られたけど、私らは運がいいほうだったんだ。

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■18/07/06(金) X  首里の丘のみごとさ
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リゾートホテルの朝食は最高であった。ホテル内ベーカリーのパンがうまいうまい。島豆腐やらなんやら食べたいものがありすぎて、みな2回くらい取り皿を交換してはこれ以上食えないとあきらめていた。


 晴れたので憧れの首里城へ向かう。俺はまたあまり眠れなかったので熱さでへばるかもと覚悟しつつ、ハイウェイで那覇へ戻る。助手席の義兄 AD と談笑しながら走る。俺が運転しながら口にする言葉に彼はいつもいい感じに反応する。

昨日から俺はカーナビの操作に苦労しており(――海外旅行者から見ると日本のカーナビとエアコンは、統一された直観的操作法が存在しないカオスな世界である――)、間違ったボタンを押してはナビ嬢に叱られ、それが一行のネタになっている。「ナビが右っていってるけど、俺はハイウェイに乗りたいので直進します…」「Noトモ! このナビのレディに逆らうと大変なことになるぞ!」と、車中軽い笑いに包まれ道を進んでいく。人数が多ければ多いほど旅は大変なのだが、やはり賑やかで楽しい。



 そして首里城は期待にたがわずとてもよかった。石垣のカーブがカッコいいとしか言いようがない。



城から見える現代の建物がまたえらいカッコいいのであれは何かと係の人に尋ねると、沖縄芸術大学だという。うちなんちゅうの美大生はこんなカッコいいとこで勉強してるのかカッコいい!



前に沖縄に来たときも思ったのだが、沖縄の大型建物はちょっと常軌を逸したアナーキーな造形を感じて、とても面白い。昨日の戦場の要塞以外の何物でもありえないような(↑)県立博物館とか、頭オカシイでしょいい意味で。(パノラマ写真はムスメ作)

 

この沖縄の建築物の面白さは、首里城の破天荒な石垣や、凹みやエグレや地形のうねうねや(――行くとわかるが、とても面白い地形の丘に建っている――)、キテレツな屋根の大学なんかにも影響されてるのじゃないかしらんと考えたりして話したりして毎日たのしい。道中その陽気なこと陽気なこと :-) W杯のことも忘れてた。コロンビア負けてる!(笑)



 宮殿前広場でキュート極まりない(着物を着て踊り体感温度どうなってんだと不思議も感じる)おばちゃんたちの舞いを楽しんだあと、本殿へ。この首里城内部はまあどうということはなかった。歴代王の肖像を飾られても、訪問者が知るような歴史ロマンは伝わってないのでわからないし。建物自体戦後再建されたレプリカなので、古さに感嘆することもない。最後にあった休憩所の飲み物と冷房にただただ感謝する。名古屋でもらったうちわも毎日活躍中です。



 首里城は外がすごいというか、首里城の建つ丘がいい。本殿の中を歩いていて一番いいなと思ったのは、那覇の町並みが見下ろせる茶室のようなところだった。うねる石垣の造形と城から見下ろす景色は見飽きることがない。

 

 この丘は実にいいなと帰り道も思う。パーキングからメインストリートに戻るのに迷って行った裏手の箱根七曲りのような道と景色もまた実によかった。やっぱり首里城は急峻な丘に建ってるんだなと感じられて。そこからハイウェイに戻る道も、ナビ任せなのでどこを走ってるのかさっぱりわからないが景色にアップダウンがあってよかったのである。

時間と土地勘と体力が許せば、那覇市内のこのあたりをぐるぐる車で回るだけでも楽しいだろうなと思った。あとから思えばこの日はこのあと予定はなかったので、そうすればよかった。(あとから地図を見れば、俺が行きたかった金城町石畳道もこのあたりだった!)

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 夜はホテル内居酒屋の脇で島唄ライブを待ったのだが、従業員兼シンガーという感じのお姉さん3人組がカラオケで現代沖縄歌謡を歌うだけだった。三線も単音しか弾けないじゃん(笑)。ネーネーズみたいのを期待してたんだが。まあ明るくていいかと、2曲聞いて部屋に戻りました。長い一日だった。