1年で一番暑い日(体感)カナダデー。今年もお祭りの人混みとライブを楽しみにラファージレイクに行ってきた。やっぱ暑い。人造湖なんで日陰ないんだよなこの公園。
夏はいいなあ。ガールズがきれいだ。しかし直射日光を浴び歩いていると疲弊する。カナダとはいえ。UVキツイ。
ヒット曲が一発出たらもうスターだって感じあるよね。Bukola, I thought you were a star, already👏 pic.twitter.com/6dRrHUzKDw
— トモBCカナダ (@tomosakata) July 2, 2025
お目当てのシンガーはとてもよかった。バンクーバーのブコラさん。これまでこのフェスで見たシンガーでピカイチだ。まったくの無名らしいけど、声と表情の美しさ、肩や手指のラブリーな揺れ、サビのknock on my doorで声と身体がとろけていくあたりの表現力などなど、ヒット曲が一発出たらもうスターだって感じあるよね。こんなカッコよく俺たちは踊れんでしょう。Bukola, I thought you were a star, already!👏
Bukolaさんが出たのはステージ前が日陰ゼロ(pic2)のサブステージで、みな客席ではなくステージテントが作る横の日陰から見ていた。おかげで写真を撮るには背景が白くて露出難しかったが、近いのでBukolaさんのキュートさは撮れたのであった。Girls Are Beautiful.
■7月3日 プラザ合意の再来
【トランプ関税問題】40年前のプラザ合意で『搾取』などとっくに終わり、日本は貧しくなる一方なことをトランプは知ろうとしないのだ。こんな事実を無視した要求に理はなく、経済的侵略戦争である。いつも張り切ってる『経済安保』マターそのものでしょ自民党、なにか策はないの。
日本経済の崩壊はプラザ合意の円高切上げが端緒にして決定的だったというのは、しばらく前『1985年の無条件降伏(岡本勉)』という書籍を読み思い知った。日本政府はどう抵抗できただろう、なにか取り得た選択はなかったのかと考えながら読んだが、一国には制御しようがなかったかとため息が出た。ここに来てのトランプ経済侵略は、あのときどうにも抵抗できなかったプラザ合意の再来ではないか。自動車産業だけは死守しつつ沈み続けた日本が、これ以上なにを譲れるというのか。軍事増税で国民の生活水準が直接削られることが最悪の事態である。
#党首討論 で共産党田村氏に「米政権に軍事費3.5%を求められている、どう考えるか」と問われた石破総理が、「日本は世界の中でも有数の厳しい安全保障環境にある。増額は当然、(共産党は)日本の安全保障環境を甘く見ている」と答えた。
田村氏の質問意図は「トランプ軍拡から国民生活をどう守るのか」という点にあったわけだが、それが近年リベラル仕草の石破総理の本性に着火したらしく、彼は生活を犠牲にはしないという方向に話を持っていかなかったのだ。これは恐ろしい。石破総理就任後一番嫌な言葉だなと思った。
日本政府は日本国民に対して発信力がなさすぎる。相手は理不尽を言ってるんだから、日本国民は怒っている、アメリカ国民のために日本国民に増税など課せないと対峙するしかないだろう。反米感情が禁忌である自民党と日本の右翼というものが、さっぱり理解不能なのである。
■7月3日 カボチャ棚
奥様の家庭菜園のカボチャ棚を作った。ツルをここに誘導してカボチャが中にぶら下がるという感じかな。廃材で作ったんだけど見た目もいいよね。

朝、暑くなる前に池まで散歩する。水かさが減った湖面を藻が覆い、キラキラと輝いている。そして黒犬とめっちゃきれいなその飼い主さんが。美しい…。


夜9時50分、西の空はまだ明るいカナダの夏。娘と去年彼女が行った鎌倉の話などしながら帰る。
■7月7日 カエルの赤ちゃん!
【サンデー自転車】26度の夏日。家から30分ほどの湿地の入口に自転車を停め歩き出すと、足元でなにかワサワサ動いている。――カエルの赤ちゃんだ! 何百もの! ひゃー。真っ黒で1cmないですわ。カワイー🐸
そして水辺に降りる道が通行止めになっていた。「Western Toad(ツチガエル)の Toadlet(英語にはカエルの赤ちゃんという単語があるのか!w)の渡りの季節のため通行禁止」。そうなんだー。そりゃ仕方ないね。ここで休み、麦茶を飲んで、帰ることにしよう🐸




【参政党】神谷氏が原潜と核兵器を持ち中韓を威嚇しようといっている。マンガ「沈黙の艦隊」にそういう話があるらしい。
日本のドラマを見るとマンガ的だなとよく思うけど、それはマンガを下に見るわけではなく、こういうマンガ的なアイデアに奮い立ってしまう精神の幼稚さを感じさせるということなのだ。大人の責任として手塚治虫は描かなかった未来というか。
#参院選 参政党は立憲に並ぶレベルの比例票を集めそうだという報道が出てきた。今回は国民の関心が高いそうで、山が動きそうでもあり、倫理の底が抜けそうでもある。
日本の選挙のたびに毎回、自分はどう考え在外投票するかとFBに書いている。そこでだけつながってる昔の友人に、排外主義参政党に惹かれるやつがいたりするのだ。直接言っても気分を害すだろうが、黙ってはいられない。祈りが伝われ。
■7月8日 バス旅TVを楽しむ
伊集院光が絶賛してた「バス乗り継ぎ旅7時間SP」。#バス旅 って初めて見たけどGoogleマップ禁止なんだ。それはキツイ。根性女子編も高橋尚子+ウェンツ編も面白かったー。 日本の田舎旅は味わいあるなあ。こころ旅も「未知との遭遇も」そうだし、ハズレがない。
#バス旅 初めて見た土屋アンナのさっぱり明るい体育系女子ぶりも、高橋尚子やウエンツ瑛士のトーク上手も最高だったな。そしてあのバスを捕まえろと高橋尚子の全力疾走を太川陽介がカタパルトのように発射するシーンは鳥肌ものでしょう :-)
■7月8日 比例はどこを選ぶべきか
【参院選】#在外投票 明日行くつもりなのだが、比例をどうしようかまだ迷っている。各党の比例議席数予想と上位にきそうな候補何名みたいなものがあれば、こっちのこの人を応援したいなとピンポイントで願いを込められるのだが、そういう一覧はないよねえ。比例も候補者名で投票すれば応援になるのか。
わかった。俺が応援したい2党はどちらも比例当選予測が2~4とのこと。ならば両党比例候補のツイッターをチェックし、発信力と魅力ある数人を見つけよう。そのうち1名の名前で投票すれば応援し甲斐があるではないか。そうしよう。そうします。
発信力はれいわ圧倒的だな。エネルギー・環境・経済担当の長谷川ういこさんなんかまだ現職議員ではなかったのかと驚くほどの発信力がある。真夏の街宣のその夜に、自宅で長時間ライブキャスト(←)をやっている。多岐にわたるトピックを整然と柔らかに喋れる知的体力がすごい。「日本人ファースト」を求める有権者と対話したことも語っている(14~)。ご苦労さまです。共産党比例候補たちは正直Twitterを見てピンとこなかった。共産党全体を見渡しても党長老たちと山添拓あたりは政界最強クラスだが、それ以外の議員候補に発信力ある人が見当たらない。これはちょっと厳しそうだな。Twitterリベラルは共産党内部のゴタゴタを常に嘆いているが、そういうことから若い人材が入ってきてないのだろうかと思った。
■7月9日 在外投票とバンクーバー散歩
【参院選】行ってきました #在外投票。ポイントカードが一杯になった。これはどうするのかと聞くと、在外投票カードの更新申込みが必要だという。
――えええ俺がそれをやるんですかとため息をつくと投票係の女性たちがクスクス笑い、ああなんかすごく日本にいるフィーリングだとしびれました😉
日本フィーリング→この、仕組みのダメさをみな分かっていて、しかし直せずすいませんねえと笑顔で物事が進んでいく感じねw 仕方ないので投票後申し込み用紙に記入した。#在外投票 も手続き煩雑なので、当社比3年分くらいの分量の漢字を書いたな今日は。
投票を終え、久々の夏のバンクーバーを散歩する。都会で写真を撮るのは楽しい。LUMIXのLモノクロいいなあやっぱり。歩きながらフォーカス合わせ揺れを止める試みをずっとやっていた。コツが掴めてきた。(GX9+YN42.5)
領事館から数分のウォーターフロントを歩く。バンクーバーはやっぱりきれいな街だな。ビルの合間に緑や日陰がたくさんデザインされているところが賢いのである。俺は弁当を持っていき、ビルの谷間に置かれたテーブルと椅子でいただいたもん。最高。
緑があって涼しいし、景色も陰影あるし。どうして東京はこうできないのだろう。なんで常にビルと駅の建て替え中なのだろう。(YN25mm)
ロブソンの裏はバンクーバーで最も家賃が高いだろうクラシックなアパートやコンドーが並ぶ。緑に包まれすごい街路だ。バンクーバーいちのショッピング街の1本裏道がこの並木だというのはすごいよね。写真を見て気づいたが、映画の撮影をやってたらしい。テントは機材だ。
こうして緑を育て残すのは大変だけど(うちだって庭木に車の車検代くらいのお金がかかる)、公共がそれをやらないとね。れいわの長谷川ういこさんは環境と経済の専門家である。日本にはグリーンパーティがないが、彼女がいるれいわはそこを担い得るのだ。
さあ帰ろう。LUMIXのLモノクロほんといい。惚れ惚れする🙂
■7月11日 日本のポピュリズム
TV朝日 #モーニングショー で朝日新聞委員が、減税は財政健全性を損ない円安をさらに進め物価対策に逆効果と解説していた。アベノミクスで財政を決定的に損ないながら株価しか上げられなかった自民は責任取らず、それを止め左派的立場から国民生活を守れなかった朝日が、こうして今選挙で強力アシストするというパラドクスがある🙁
ポピュリズムと言われるれいわの「国債で消費税廃止」の実現は困難だとは思うが、『アベノミクスが刷ったお金を消費減税と自民が削った財政支出に使えば国は豊かになったはず』というビジョンには強く共感する。その伸びしろをアベノミクスが金融で消費してしまったのが現在だという責任の所在を #モーニングショー は提示してほしかった。
分配論に支持と力を与えなければ、貧富の拡大と国民負担増に終わったアベノミクスへの反省と修復は始まらないではないか。トランプを生んだのは民意を汲まないインテリ層という言説を体現したような朝日の財政論解説だったと思う。
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山本太郎はエモ演説の6年前参院選がピークで、以後イエローカードが累積してるし、野党に対してまで対決姿勢を出しすぎて人相が悪くなっている。しかしゴールを決めそうな、つまり社会のムードを変えられそうな雰囲気を彼には今も感じる。
しかし同じ大きな政府プランに右派マインドという、日本のポピュリズムとして最適化された参政党が出てきて、先に社会のムードを変えられてしまった。日本のトランプは明らかに参政党神谷となりつつある。遊説先での口から出任せがとめどない。
#ss954 キニマンスさん英語ジャーナルによれば、国内英字新聞にも「exclusionism 排外主義の高まり」「外国人が増えてきたことへの restlessness 不安が背景に」という記事が載ってるとのこと。在日外国人に、きな臭い日本の空気が伝わっている。
日本で90年代に教師をした日系カナダ人の友人は外見日本人だが日本語に訛りがあり、電車で同僚と英語で話すと「日本語話せよ!」と絡まれ、日本語で話すと訛りへの蔑視を感じ、心底ウンザリしたそうだ。日本は昔から人種差別のある国で、安倍以降の右傾によりそれが肯定拡大されつつあるのだと思う。
■7月12日 モラルの劣化果てしない選挙
【参政党の世迷言】ホストクラブが参政党を支持してくれたら初回無料にしますとツイートし、その参政党候補が礼をいい騒ぎになっている。なんというか、モラルの劣化果てしないですね日本の選挙。安倍政治が底ではなかったのだ。
これもホント頭オカシイ神谷宗幣、「給付財源をデジタル仮想紙幣でやれば、国債もいらない自由に発行できる」。こうした完全なデタラメを公然と言うのは、もはや確信犯だろう。ファクトは俺に追いつけない、選挙が終わればやったもの勝ちという。モラルの劣化果てしない。#選挙自体が社会問題。神谷氏「共産主義がはびこらないよう治安維持法必要だったんでしょ。ね! 共産主義者が日本の政府中枢にスパイを送り込み。ね! ロシア中国アメリカとの戦争に仕向けていって。ね!」
討論ならばその場で一笑に付され、Twitterでは引用コメント付きで批評的に見られるこうしたクソデタラメが、現場や動画サイトでは生で届いてしまう、影響力を持ってしまうという扇動の構造があるのだと動画を見て分かってきた。そして歴史教育は自民党に破壊されており常識のガードで守れない。
神谷宗幣の演説はあまりにもデタラメで、彼自身にコアとなる思想はなく、詭弁を弄する危険な扇動家というわけでもない。ただやる気ある量販店店長的な思いつきの集積に過ぎないのではと感じる。反証には耐えられない、一方通行の街頭演説でのみ輝く裸の王様なのだ。
■7月13日 Far Away Eyes
#徹子の部屋 に34歳のいしだあゆみが出ていた。すごくきれいで、徹子さんの質問に応じながら記憶を探るように、目が遠くを見ているのがなんともいい。Far Away Eyesだ。「あたしって退屈でしょ。みんなに言われるの」。独りが平気で空想癖のある、遠い目をした女の子にショーケンは惚れてたんだな。
So if you're down on your luck/もしお前がついてないことばかりで And you can't harmonize/誰ともなじめないなら Find a girl with far away eyes/遠い目をした子を探してみろよ (The Rolling Stones)
■7月14日 イベリン: 彼が生きた証
Netflix『イベリン: 彼が生きた証』を見た。筋委縮症で若くして亡くなった青年が、実はオンラインで多くの友人や恋人を持っていたという。そこまでならアニメやマンガにある話だと思うのだが、数万行の会話ログから彼がオンラインでどんな会話をし、どんな恋をしていたのかをゲーム画面と、残されたビデオやオンライン友人の実写コメントを交え描き出すのだ。よくできている。
彼の仲介で、自閉症の息子とのコミュニケーションに悩むお母さんをオンライン上で息子に会わせるシーンが感動的だった。うちも娘が東京にいた間、リモートでのほうが会話弾んでたなと思い出した。


■7月15日 今も現役の旧友ミュージシャンたち
中期P-MODELの映像が流れてきた。中野テルヲは古い友人で、ことぶき光は俺のバンドメンバーの弟だ。優しき音楽オタクだった中野がこんな端正に決まったミュージシャンだったんだという驚きがある。ことぶき光は兄の部屋で居候してたときと変わらぬ生意気小僧感w
彼らのTwitterを見てみるといまも中野は音楽を続け、ことぶき光に至っては俺の知らないところで大変な活躍をし海外公演を重ね、著作もあり大好評らしい。驚いた。うれしいことである。
■7月15日 迫るロシアの影
#報道特集 差別への抗議者はリベラル世代である高齢者が多いが、荒海を航海しはじめばかりという感じのメディア情報学科学生たちの真摯さや、「学生同士は国籍とか考えていない」と語る方の聡明さが救いだった。そしてこの番組のヘイト特集では皆勤賞だな河合悠祐。差別は醜い。アグリィである。
参院選の終盤になって核武装論者にして東京ブロック1位という日本の有権者トンデモないなとため息つかすさやという候補がロシアメディアに登場し、ロシアによる選挙介入が行われているという分析が出てきた。「しょうもない零細アカウントの偽情報が万超えの大バズり」するのは、ロシアのボットと、カネ目的のインフルエンサーがバズらせてるからと分析により可視化されたのだ。日本政治の混乱を目的として石破政権は反米親中だ系のデマをバズらせ、その一環として参政党も支援されているらしい。参政党が力を持ち普通の党が弱くなれば、当然日本は弱くなる。
陰謀論めいてはいるが、実際該当するTwitterのインフルエンサーたちは即日凍結され、参政党も担当者をクビにするなど慌てている。俺の旧友がしょうもないアカウントの政府批判&参政党動画を見まくっている背景にこれがあったわけである。イヤハヤ。お前いくらなんでも匿名アカウントの動画とか見るなよ大人だろと俺は友人を説得してるのだが…。