2007/10/31

日記「CTマネーでお買い物 」

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■07/10/20(土) □ CTマネーでお買い物
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 タイヤを探しに Canadian Tire(カー用品&ハードウェア屋)に行くんだけどと萌に声をかけると、「あ、じゃこれを使って」と部屋中から Canadian Tire マネーというクーポンをかき集めてきた。んじゃ家中のCTマネーを全部探して数えて、それで萌が好きなものを買うってのはどうだと持ちかけると、大喜びであらゆるところからあの札を見つけ出してくる。CTマネーは買い物のたびにもらいたまるばかりで、俺も使ったことがないので、全部で 100 枚ほどもあり、計 $12.25 となった。じゃ、あそこはおもちゃはないけど、これでなんでも買っていいよ。

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 タイヤ選びはこれといったのが見つからず中止し(カナダは手に入る銘柄が日米よりも少ないのだと思う)、萌の買い物に移行。萌は大喜びでじっくりと時間をかけ、ハロウィーン用品を2点ゲットした。「12.25 マイナス $2 だから、あとまだ $10.25 もある!」と、お祭り時の子供状態で喜色満面。CTは他にこれといって子供向けのものはないのだが、キャンプ売り場、自転車売り場などを見た後、ふと思いついて「ガーデン用品にバードフィーダーが売ってるけど」と持ちかけると、そのアイデアがぴったしと当たる。バードフィーダーと鳥のえさをゲットして、合計 $10 少々のお買い上げとなった。

 帰ってバードフィーダーを軒先につるすと、1時間もしないうちに小鳥が見つけてやってきた。毎日大雨なので鳥もそんなに出歩いていないわけだが、晴れたらどんどん鳥がやってきて楽しめそう。よかったよかった。

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 夕方、最近ゲーム疲れしてるので萌のドラクエはよして、MKに録画しておいたもらったジャッキーチェン「酔拳2(94年)」を見る。これは見たことがなかったのだが、非常に面白かった。ストーリーは昔ながらのジャッキーチェンもので、香港的過剰さ(萌がうっと引いてしまうようなイタイシーン)も相変わらずあるのだが、ここまで時代が下がると映画としての質が80年代とは段違いに高く、役者が皆素晴らしい。特にお母さん役アニタ・ムイさんは、香港にはこんなに面白い女優がいたのかと驚くほどファニーな名優で、彼女の登場するシーンのすべてが面白い。俺も萌も彼女の魅力にイチコロであった。ところが調べると彼女はもう亡くなっているとのこと。残念。

 今日で6日連続の大雨なのだが、こんな天気でも週末ガーデン(あるいは窓を開けたままの屋内)パーティをやってる連中が近所にいる。夏と変わりのない胴間声が夜中まで続いていた。カナダ人のパーティ好きはこんな鬱陶しい雨にもへこたれないのです。

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■07/10/21(日) □ 大雨 Lougheed Hiway
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 雨雨雨、今日で7日目。大雨だと家に帰り飯を食うのも難儀なゆえか、うちのデッキの居候猫ティガーは俺が外に出ていくと心細さをさかんに訴える。

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 先月に続きバンクーバーアートギャラリーに行ったMK萌BRを迎えに、夕方大雨水浸しの Lougheed Hiway を走る。PoCo 4連コーナーに普通のペースで入っていき、1コーナーでグリップ感を確かめ問題ないなと思ったが、前の車がえらいスローダウンしていて2・3・4コーナーは攻められなかった。坂道ではなぜか坂の途中に水流ができるものだと気がつく。

 タイヤに溝がなかった頃のレガシィで強烈なハイドロプレーンを経験した水たまりのできる病院前では、横を走る車の水しぶきで前が見えず恐ろしい思いをしたが、さすがにこの状況では皆が 65km までスローダウンしていたので問題なし。あまり調子に乗り水を跳ね上げてエンジン部に水が入ったら嫌なので水たまりには気を使ったが、それ以後も 75km くらいで普通にコントロールを楽しみ走ることができた。これ以上悪いウェット路面状況はそうないわけで、やはり俺の「FFはフロントタイヤに溝があれば雨でもまあノープロブレム」説はさほど間違ってなさそうである。ここまで路面が悪いとやはりレガシィ&ウェット最強オールシーズンタイヤ時代の鬼グリップをなつかしく思うが、FF車のグリップでも実用上は問題ないという勉強になるランであった。

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■07/10/22(月) □ Falken Ziex ZE-912 に決定
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 最後の頼みのタイヤ専門店でも、エリオにサイズが合うなかで一番雨雪性能がよさそうな Kumho ASX は入荷不能と判明。残るは BF Goodrich だが、硬いうるさいというユーザー評が見つかりまくる。エリオはもともとうるさい車なのでタイヤノイズがどうこうと感じることはないものの、タイヤが明らかに硬くてハンドリングと乗り心地に悪影響があるので、柔らかいタイヤにしたいんだよなー。レガシィでも硬かった Proxes から柔らかい Kumho にしたことで、絶対的トラクションは弱くなったがコーナーに入るときのGがコントロールしやすくなり、走りが楽しくなったのである。

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 他にサイズが合うのはないのかと探していて、Falken Ziex ZE-912 というのが入手可能であると判明。Falken ってのはたしか日本製だよなと調べるとやはりオーツタイヤという日本メーカー(のタイ製)で、スポーツカー愛好者に好まれつつ快適性は高いレベルにあるらしい。ちなみにうちのエリオの 195/55R15 という珍しいタイヤサイズは、シトロエン・プジョー・セアトという欧州売れセン小型車と同一なのだと判明。なーるほど、あっちに合わせて設計されたわけね。

 ユーザー評を探すと、なんと天下の製品批評誌 Consumer Reports の今月号で Falken ZE-912 がオールシーズンタイヤの1位に輝いている。雨グリップが万全で快適でハンドリングもよく雪も無難にこなす。これだ。これに決めた。Kumho も BF Goodrich も 目じゃないぜ。さっそく発注、来週入荷。

 今日ガススタンドで、かわいい車ねとオバサンに声をかけられた。まことに。俺もMも萌もMKも、こいつのかわいさを気に入っているのだ。俺なんか赤・黒・青・白とコレクションしたくなるくらいエリオの形を気に入っている。現在町で走っている車で、俺がエリオと同等にかわいいと思うのは MINI と Echo ハッチとスマートくらいで、どれも家族居住性を思えば実用車ではないしな。

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■07/10/27(土) □ バラカララン&萌の怪我
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 Mがバラカラレイクの会議に行くついでにレイクを見に行かないかというので、エリオ初のワインディング走行をテストするために同行するも、そこのジムで遊んでいたら萌が橋から落ちて足を怪我してしまった。Mのプレゼンテーションもキャンセルし、がっくりして皆で帰宅。はあ。家に帰ると痛みも収まり大事ではないようでほっとしたが。

 はあ。俺は萌の病気怪我には、Mがいないと深刻度が判断できず、駄目な親だなあと落ち込む。岩場ではずっと手を離さず警戒してたし、萌の危険行動に関しては常に過保護で慎重な俺なのに、どうしてあの瞬間だけロープに萌の手が届かないということに気づかなかったのだろうと悔いが残りまくる。萌は大泣きしながら、「今日はあそこに行かなければよかった。時間を戻して、(ゲームのように)やり直せたらと思う」と何度も何度も言っていた。まったく同感である。

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 エリオのワインディングランは、普段コーナーで突っ込みすぎたときと同じくコーナー後半でGが高まるとオーバーステア傾向になり、姿勢とラインが乱れる。サスが沈む前と後で旋回力が変わるという感じ。帰りはこれを念頭に、萌の怪我もあり滑らかなスローインファストアウトに徹すると、思い通りきれいに曲がれるようになった。レガシィでもここの出口の見えないワインディングはまるでスピードと姿勢が決まらず、最後は逆にアンダーが出て苦戦していたわけだが、エリオはスローで入ってもコーナリングフォースはちゃんとあるので気持ちよく曲がれるのがよい。エンジンとATのレスポンスのよさもあり、総じてあそこの往復ではレガシィ時代よりも走りが楽しめた。

 コーナーでびしっと決まったときの快感の高さはレガシィやスポーティな車にかなわないが、こうしてみんながラクなゆるいペースで走りつつ運転手はスポーツ走行を楽しめるというのが俺のひそかな期待通りであって、やっぱりRZ250の再来だな :-)。まあRZは絶対コーナリング性能ももうチト高かったので、ニュータイヤでその辺が改善してくれることを期待しよう。

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■07/10/28(日) □ ドラクエデイ
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 萌の怪我は問題なかったようで、順調に回復し、本人はもう忘れてドラクエに没頭している。今日は雨のおだやかな休日。

 ドラクエ7は面白い。スーファミの5、6は共にフラグを立ててダンジョンでボスを倒すという手順の繰り返しで、他のRPGほどひどくはないがネットで答えを探さないと分からないフラグもままあり途中でバリバリに飽きていたのだが、7はその反省もあるのかストーリーの面白さがちゃんとあり、次に何をすればいいのかがガイドを見ずともちゃんと分かる。自然に進行するストーリーの中で、「熱い石に勇者が封印されている」といったヒントが出、「―――熱い石?.....ホンダラさんだ!」と、萌と俺が同時に答えをひらめくのが楽しい。

 ダンジョンも謎解きパズル要素が必ず込められていて楽しく、萌はマッピングの楽しさに夢中になりカリカリと細かく情報を紙に書き込んでいる。FF7以来エンディングまで進むヒットがなかった萌のゲームで、ついに出た大ヒットだわ。萌はドラクエのテーマを、キーボードでタッタター♪と弾きまくっています。メッセージ内の漢字も少しずつ覚えてるしね。

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