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■07/09/22(土) □ M父夫妻来訪
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朝からM父夫妻来訪。M父は酔うとライトウィング実業家の観点からレフトウィング理想家のMにカラむから始末に負えないのだが、酔っ払ってなければ問題はない。耳が遠いので俺のなまった英語は聞き取れずあまり話はできないが、日本での父さん母さんのことなどを少し話してやった。年齢的に明日はわが身かと思っているらしく、深刻な顔をして聞いていた。
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夕方萌とドラクエ7を2イベントほど進めると、パズル要素が6以前よりも豊富で非常に楽しい。3Dポリゴンのせいで迷路が歩きにくい(自分の位置を脳内でマッピングしにくい)というのは依然感じるが。ストーリーはのっけからえらい悲しかったのだが、RPGにつきものの不条理には慣れた萌のハートには割合タッチしているようだ。
しかしDQのかつての売りであったバトルのほうは盛り上がらない。FF的な派手なアニメーションが出ないのはDQだからいいのだが―――萌がそれに対して苦情をいうこともない―――、コマンド体系が一向に進化せずややこしいので、萌が自力で戦ってくれないのである。ターンごとに必要なコマンド入力数が他のRPGより多いので何をしたらいいのか分からないのだ。魔法名も英語で自明だったFFと違うしな。オートバトルも使いにくいしAIは大バカ。ドラクエはグラフィックだけじゃなく、ユーザーフレンドリーさという点で時代から大きく遅れてしまってるなあと感じる。あーコマンドをカスタマイズしたい!
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■07/09/24(月) □ 家修理でサッドサッドライフ
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ドライウォールのサンディングをやっていたら、Mが手を出すなといった部分を俺が「まあ仕上げだけ残してラフにやっとく分にはいいだろう」と考えやってしまい、それが本当にやっちゃ駄目だったのであると判明した。またやり直しだといわれ、ほとほとと力が抜ける。本当にこの終わらない家直しには滅入る。
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最近エリオがスポっと手の内に入った感覚が強く気持ちがよい。ポジションが完全に身体になじんだのか、あまり神経質にシート角度を合わせなくても、常にバイクのような自然な感覚でコーナーに入っていけるようになってきた。上体が安定し、コーナーに入ってからきゅーっとステアを絞ってクリッピングポイントを削り取っていくような走りが街中で楽しめる。家修理で落ち込むサッドサッドライフな俺には、PCや車の調子よさは救いだ。
MとMKがエリオをどえらく気に入っていて、Mなんか何かの拍子に車のことが話題になるたびに、「うちのスズキエリオのキュートさにはかなわないわね」という。もともと車になんて一切興味がなく、レガシィだって快適でしっかりして安心感があるということ以外はなにも感想を持たなかった彼女なのだが、このサイズとスタイルと軽快さがよほど気に入ってるんだろう。
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カラテ:夏休み後再開してからはなぜか基本スキルの繰り返しが非常に多く、早く上に行きたいボーイズたちはジリジリしてると思うが、萌は先週あたりから自分の技がきれいに決まっていることを自覚してすべてを気持ちよさそうにやっている。動きの切れと力強さが見ていてきれいで、先生もずっと萌の名前を呼んでほめ続けていた。
萌は運動神経がいいとは思えないのだが、こうした所作の勘所をつかむのは天性のものがある。片膝をついて帯を締めなおす所作なども意識してやっており、何をやらせても決まっている。全然強くはなっていないが(笑)、空手が持つ美しさだけはどんどんと体がマスターしてる感じ。
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■07/09/25(火) □ ピアノで落ち込み
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ピアノに行き、夏以来ずっと萌が主張していたピアノ中断の意を先生に伝える。先生愕然。こちらの希望通りいったん 3/5 まで弾けるようになった「ハウル」だけは完成させるというプランにしていただいたのだが、萌はそれもやる気なさげにしており、今回も駄目なレッスンであった。はあ(Sigh)。萌自身ももうやめたいのと、俺と先生がガッカリしていることの両方に落ち込んでいるので、帰路元気付けにと久々にドーナツを買って帰った。
萌は才能に恵まれたいていのことは努力せずできるが(空手の型なんかまさにそう)、ピアノだけは一生懸命復習しないとできないので(or worse, いったんできるようになったことを忘れてしまう)、フラストレーションを感じてるのだろうとMはいう。フラストレーティングだからとなんでも中断してしまうのはよくないが嫌なものを続行させても仕方がないので、とにかくハウルだけは何ヶ月かかろうとマスターし、以後忘れないように家でしょっちゅう弾かせるという方針で行くしかないだろう。身に着けたスキルを自転車の乗り方のように忘れずにいけば、また再開したくなる日も来るかもしれない。
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■07/09/26(水) □ 空手昇格試験の通知
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カラテ:萌は俺が知らぬうちに、動作の途中で一瞬間を取って体重と関節の方向をシフトする、きれいな横蹴りができるようになってしまった。すげえ、これは素人にはできないブルースリーの蹴りだ、美しいと感動していると、型の試演を先生に命じられる。これも先生に絶賛され、来週テストして試演をしっかりできたら帯に最初のラインを入れてもらうことになった(3本入ったら次がオレンジ帯で10「級」となる)。すごい。
ピアノもこれくらい上達が早ければ、きっとやめないんだろうなあ。残念。夏前まではピアノもこうして毎週毎週上達していたので、俺の日本行きでレッスンを中断したのがつくづく失敗であった。
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■07/09/27(木) □ 漢字進歩
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昨日の天ぷらの残りを昼に食べたら、油で胃もたれしてしまった。新しい揚げ油を使い、さらに衣に油を吸わせないよう短時間で揚げようと気を使ったのだが、うちの電気ストーブでは十分油温が上がらずどうしようもなかったのである。もう揚げ物をやるときはよくよく温度を気にして、ストーブの温度が上がらない場合は中止するくらいの覚悟でいかないといかんのかもしれない。まったくもってカナダの電気式厨房は駄目である。天ぷらのときは卓上ガスコンロを使おうかなーとも思うが、ガスが高いしなー。
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日本語学校の帰りに今日どんな漢字をやったのと萌に聞くと、「風」と「読む」をやったとのこと。えー、小2ってそんな難しい漢字をやってるのかい? それで萌は覚えられたのと聞くと、大丈夫だよという。じゃあその調子でやっていけば、じきにドラクエとかのゲームの漢字もマンガも自分で読めるようになっちゃうよというと、萌はうれしそうに笑っていた。
ゲームの漢字って小学何年生くらいのレベルなんだろうと家に帰ってから検索してみても、それらしき記事は見つからない。逆にゲームのせいで子供が漢字ができなくなるという記事ばかりが出てくるわけだが、うちの場合漢字ソースは週1の日本語学校と本とゲームしかないわけで、ゲームは強いモチベーションにもなるし、萌のこれまでの経緯を見ても役に立つのは間違いない。
俺自身が手書きで字を書く機会なんてもうゼロで(Pocket PC もかな漢字変換だし)、小学生の漢字を全部書けといわれたらかなり間違えると思われ書くほうは萌にもあまり期待しないが、この調子でどんどん読めるようになってしまえば彼女の人生が楽しくなるだろう。
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夜俺が1人でやってた「MOTHER2」終了。あー、久々にゲームでじーんときたなー。最後にトンズラブラザーズなど懐かしい人々が見れたのには、「旅」を感じてじーんときた。そして最後の最後の攻撃にもじーんときた。いいゲームであった。
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■07/09/29(土) □ エクササイズバイク
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前ほど散歩にいけなくなったBRと自分自身のために、Mがあのエクササイズバイクというものを中古で買ってきた。これがなんか一家に大好評で、萌もMKも俺もなにかといえばヒョイとまたがってフッフッとペダルをこいでいる。家にいながら、TVを見ながら、Pocket PC でネット記事を読みながら、萌と話をして遊んでやりながら運動できるというのは素晴らしい。翻訳で座り仕事をしていると血行が滞って手先から冷えてくるのだが、これを1分やればすぐに血が巡って暖かくなるしな。
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■07/09/30(日) □ カシマシ家族
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朝から萌が日本語の宿題をやっているので(風という字をちゃんと書いていて驚いたが、読み方をまだ知らなかった・笑)、ついでに朝のうちにピアノもやっちゃおうぜと元気付ける。「ハウル」をやらせると忘れてしまった部分が苛立たしくて萌はすぐにカンシャクを起こすのだが、そこを笑わせて気分をほぐし1小節できるごとに紙にマークをつけていこうと励ますと、パート1を全部思い出して見事にすらすらっと弾けるようになる。俺は喜び萌もうれしそう。よしよし。やめたいのは仕方がないが、この曲だけはなにがなんでもマスターしよう。
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◆13:21 仕事終了、BV家へ。午前は大雨でハイドロプレーンの名所 Lougheed Hiway 通行を心配してたのだが(後ろタイヤにあまり溝がないしFFだし)、雨は小止みになってまったく大丈夫だった。初の5人乗りでもパワー的にはまったく問題なく爽快だったが、窓の曇りに閉口させられる。エアコンをオンにすると2秒で曇りは取れるのだが、オフにするとどうやっていても曇る。これがエリオ最大の弱点だ。
しかし久々に家族全員1台で移動すると、車内はけたたましい。きつきつの後席でシートベルトのつけはずしが大変だとMがさわぐ。左右スペース自体は十分あるのだと俺が自分で座ってテストしてあるわけで、んなことくらい黙って我慢しれよお前。なんとやかましい家族と俺は住んでるのであろうかと思う。この環境にあって無口は尊い。喧騒にあきれ口を挟まず黙っている萌と俺が高貴に感じられる(^_^;;)。
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BV家では俺はBT@ベース弾きとちょっとジャムしたり、ゲームを見せてもらったりした程度で、あとは親戚といてハッピーな萌を眺めていた。BV家のボーイズはBTを筆頭に、大きくなってもみなヒネてなくてナイスだ。しかし義弟ST@ドラマーがもう全然音楽に乗ってこなくなったなあと思う。俺とBTがセッションしていても、下で萌がドラムを叩いても加わってこないでM父やSCとオヤジ話をしているのであった。もうドラマー魂はたぎってないのだろうか。
帰路車の中でBRが、「(M父と)離婚して本当によかったわ。一緒にいると本当に疲れるのよ。彼はナイスにしてくれるんだけど、どうしようもなく疲れるの」といっていた。たしかにM父といると、ただ声の大きさだけで疲れるよなー。カシマシ家族のルーツは彼にあるわけである。
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■07/10/03(水) □ カラテ昇格試験
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カラテ:ついに萌の昇格試験。おとといは先生が病欠でテストがなく、しかし実は慢心練習不足でたとえテストがあってもヘロヘロだったであろう萌だが、俺にそういわれてショックを受け昨日きちんと練習してきた結果、家でやるよりうまくできて一発クリア。先生はその場で帯にラインを入れて、パシっと打ち鳴らす武道っぽい儀式をちゃんとやってくれた。おめでとう。
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夜仕事を中止し、TV Japan で見た米米クラブがすごかった。あのボーカルの人はもともと美声で、そのきれいすぎる声が非ロックで俺は好きじゃなかったのだが、年を取って恰幅がややよくなったからかドス(ノイズ)が入ってきて、昔よりも断然かっこよくなっている。ここしばらくでTVを見ていて一番笑った。後でビデオを見せたら萌にも超ウケた。Boowy に次いで今度は米米クラブが好きになるかもしれぬ。
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