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■ 05/11/03(木) 11:33:16 □ マンガ道場
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萌が朝やや鼻水と咳があったとのことで、スイミングはお休み。この秋皆が風邪をひいてるのは、エアクオリティのせいだとMが心配している。確かに俺も毎朝起きるとのどが痛い。Mの言うとおり、数年ぶりにヒーターのダクトを掃除してもらう必要があるのだろう。
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Moay drew a Japan map putting everything
she remembers in. Her grandma's house and
grandpa's car can be found at the
top left corner.
萌も元気に発言しているが、どうも「○のつく言葉は?」とクラスが進行しているあいだ、先生の言うことは聞きつつも「○のつく言葉」の絵を集中してカリカリと描いているらしい。それで毎週あんなにマンガ道場みたいな細密絵を持って帰ってくるのね。なるほどなあと納得の授業風景であった。
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■ 05/11/04(金) 09:47:19 □ 家周りケア費用の憤り
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ジムナスティックス:今日は床運動を長くやっている。この期間中にカートホイール(側転)とかできるようになるのかなあ。萌は楽し過ぎて調子に乗り、叱られスネたりしている。N先生は教職経験があるのかもしれない。子供の散漫な態度にはかなり厳しい。
俺たちが出ている間にダクトクリーニングが終わる。ということは1時間もやってないのだが、それで $234 だそうである。この家周りケア費用というのはすべてがこの調子で、来ただけで何もしなくても $150 あたりは消えていき、実費は半分以下ではないのかという猛烈な割高感が残る。熟練の技術者がまる一日働いたような額を、なんで単純作業1時間に対して払わねばならんのだと腹が立つ。
Mは仕事をしてるガイは最低賃金で働いてるのよ、仕方ないのよという。じゃこの馬鹿高い料金はどこへいくのかと問うと、機器を持つ会社のものになるのだそうだ。ここはそんな労働者搾取の国なのか? だいたいこんなに取れば、そんな機器なんてすぐさま減価償却できてしまうんじゃないのか? 前回の何もせず帰ったぼったくりドレイン掃除業者に続き、憤懣やるかたなし。
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■ 05/11/06(日) 10:05:34 □ トラックドライバーの1日
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ダクトクリーニングの効果はたしかにあり、皆のどが痛くなくなった。
今日は庭の粗大ゴミを捨てに行くため、AZ家からトラックをお借りする。昨日オーナーのTSさんが教習をしてくださったのだが、クラッチを普通に踏んでもまったく切れないなど想像以上にボロいトラックであった(汗)。ともあれ、さいわいにも今日は見事に雨がやんでくれた。日が射すのはいったい何日ぶりだ?今年はいつにもまして晴れ間が少ない秋である。
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MKとともに、まずは庭に長年置かれていた古カーペットや洪水時に出た廃材の廃棄に成功。よし。さらにまだ時間があるので、MKが3年前「もっと芝生を広くしたいだろう」と思いつきで庭のコンクリートエリアを破壊して以後、どうしようもなく放置されていた総計1トンのコンクリ片の山もついに片付ける。超スッキリ。よし。
しかしトラックの運転というのは本当にしんどい。仕事ならともかく、なんでこういうものを自家用車として乗っているオトコたちが多いのだろうと俺が不思議がると(借りたのは F-250 だが、1つ下の F-150 は自家用として世界一売れてるトラックらしい)、いまどきのトラックはAT・パワステ付きで乗用車と変わらないのだとMKはいう。そうだとしても、車体の動きがガコンガコンと人間を揺さぶって、とにかく疲れるのである。
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近所の川を渡ったところにあった廃棄所でコンクリートを捨てる。トラック重量から減った分の重さを量り対価($13)を払うだけの単純明快さ。カナダでは、こないだのダクト掃除など単純作業で人を雇うとえらい金額がかかり、また簡単で当たり前のことが店員等他人の不手際・不注意・やる気なさで一度で片付かず腹が立つことが多いが、こういう自分でやる系のこと(DIY 仕事)は、常に案ずるよりも簡単にカタがつく。そういう自助自立のお国柄なのであろう。
トラックを掃除して返し―――最終的にほぼ思い通りに動かせるようになったので自分の運転技術に感心した―――、ふーとトボトボ歩いて帰ってくると、疲れたろうと気を利かせたMが車で迎えに来てくれた。助手席に乗り込み走り出すと、うちの車はなんと快適で静かでやさしい乗り物なのだと感動してしまった。
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■ 05/11/07(月) 17:30:42 □ ボルトン対トッテナム
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萌を送って行った後、庭で昨日の後片付けをする。
ボルトン対トッテナム、中田は後半途中から入り、入った瞬間から鬼のようにボールを奪いまくっていた。正確には足の長さが足りず奪うまではいかないのだが、―――あ、行った! という感じの猛烈なダッシュで相手の足元に飛び込み、ボールを弾いて攻撃を止めてしまう。それをチームで最も頻繁にやってるのだから、サッカーシミュレーションで中田のパラメータを変えなきゃと思うくらいの、一皮むけた守備名人ぶりである。
これで攻撃でも仕事をすればすごいのだが、ボルトンは攻撃に関しては英代表に入るとの噂もあるノーラン(この試合のゴールもすごかった)とディウフにお任せという感じのチームなので、中田がフィニッシュに絡みそうな場面はなかった。中田が前後左右あらゆるところに顔を出しているので、ボールを奪いに行ったときの組織カバーなどがうまくできてるチームなのだと思うが、攻撃に専念しているノーランのような仕事は当然中田には回ってこない。
PKエリア付近でボールを奪って絶品なミドルパスを対角線に入れたシーンがあり、ギリギリで相手のクリアにあってしまった。あれが味方FWに届いていたら、中田の価値が活発なボール奪取からの起点作りだけではないのだと知らしめることができたのだが、惜しかった。まあああいう決定的な仕事ができるめぐり合わせが来るまでは、こうして足の振りの鋭さにただ者ではなさを漂わせる有能なMFとして仕事をしていくしかないだろう。
ただ、監督やチームメイトは当然中田の仕事の質の高さを分かっているだろうが、ファンにとっては点を取れる奴とドリブルで敵を抜ける奴が王様なのであり、その面では中田以上の選手はプレミアにもごろごろといるので、その点が残念ではある。
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■ 05/11/10(木) 10:05:26 □ ライフべスト体験
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萌のスイミングへ。今日は最初からベストを付けて深いプールに入る。十分な浮力があってまるで立っているみたいに浮き、萌たちは訓練されているのですぐさま手足を的確に動かして、2m先のハシゴに泳ぎつく。次にプールの対岸まで5m一気に泳ぎ、背泳で戻る。浮力があるとはいえ、いったん怖さからパニックを起こせばバランスを崩しあぶないなと見ていて緊張したのだが、萌も他の子たちも皆泳ぎ切っていた。うーん、地道な訓練の積み重ねはすごい。
ベストをはずして子供プールへ。萌はもうフロートを使うのを嫌がり、バタ足、クロール、平泳ぎと次々にトライしている。クロールが一番うまい。息継ぎができないので距離はまったく伸びないが、それ以外は完璧だ。レッスン以外でこの技術を実践する時間がないのがじつに残念。
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■ 05/11/14(月) 13:12:13 □ ピアノの習い方
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萌の学校の後Lちゃんのバースデイに呼ばれていく。最近萌が家でキーボードにかなり熱中しており、ピアノレッスンを受けさせるべきかと考えているので、ピアノを実際に習っているKD姉さんに「どんな曲を習ってるの?」と弾いて見せてもらった。が、どの曲もやはり運指の基礎を徹底して繰り返すみたいな音符の羅列であって、弾いて盛り上がりそうなポップな曲なんかはないのであった。こういうのを習ってこそちゃんと左手と右手が別々に動くようになるのだろうが、萌は俺のギターに合わせてメロディを弾いて楽しんでるので、それに比べるとちょっと退屈かもしれん。何事も基礎は退屈なのかもしれんが。うーむ。
ピアノの習い方に、他の方法ってあるのだろうか。ギターなんかは独学でも楽しめるのだが。.....まあそもそも、家にこんなセコいキーボードしかない時点で、ピアノを習わせるのは無理か。エレクトリックピアノがほしい。宝くじ当たってくれ。
相変わらず萌ちゃんの創造力はすごいですね。「むら」が謎だ!
返信削除たしかに。なにかエンブレムのついた、テント状の建物。どこの「村」なのか。
返信削除今質問して分かりました。あれは私が食べてる「オールドダッチ」というポテトチップの袋に描かれた、オランダの村の家なのでした。エンブレムではなく風車なのであった。
おお、風車でしたか!インディアンのテント?みたいなのかと思ってました。カナダには風車ってあるのでしょうか。
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