「朝青龍の相撲がつまらん」「不適切課題問題解決」ほか。
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■10/01/19(火) □ 朝青龍の相撲がつまらん
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台湾音楽を紹介する NHK の番組で、Crowd Lu という台湾の小沢健二的なシンガーを発見。他の台湾ポップは日本と同等にくだらなく、ロックバンドは総じて 80 年代という感じの古くさいビートと音だったが、彼は最高だ。Youtube で英訳詞を見ると、メロディと彼の表情とメッセージはナチュラルにマッチしており、すがすがしい。日本以外のアジア音楽でいいと思ったのなんて久しぶりというか初めてだな。
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【初場所】白鵬がスランプに陥り朝青龍が抜け出したのだが、あの張り差しはほんとやめてほしい。もう単なる手癖になってるのだろうが、普通に立っても誰にも立ち負けないのにわざわざ張って相手を撹乱し優位を取ってから始めるのだから、相手はまともに組めずひとつも面白い相撲にならないのである。俺は朝青龍のファンだが、彼がこうしてテンポよくさっさと相撲を壊して片付けていくときは本当につまらない。横綱がわざわざつまらない相撲に持ち込んでどうするのか。俺は彼の行状素行などどうでもいいが、つまらない相撲を取るのはやめてほしい。今のお前の相撲はつまらないと誰かが言えばいいのに。
さあ把瑠都戦、今日も張るのか。―――おー、張らなかった。きれいに投げ飛ばす。これならば納得であります。相手をなめずしっかりと取るときは張らず、弱い相手は張り差しで簡単に済ませようとしてしまうのかな。そこを、弱い相手でも面白い相撲にしてやろうとはならんものだろうか。
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■10/01/21(木) □ 萌の担任はおかしい
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週明けの風が収まると、気温が上がり雨が減り、これからウィンターオリンピックだというのにBCは春めいてきている。去年は大雪に苦しみ、今年はスノースライダーとシャベルも新たに用意したのだが、今年は積もるほどの雪なしで終わりそうだ。
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萌のクラスで今週始まったプロジェクトはワイルド・チャイルド、いわゆる狼少女についてだという。その話は俺は狼に育てられたという有名な1件しか知らないのだが、世界には動物に育てられた例がたくさんあるのだという。
えーそうなの? と調べると、「ワイルド・チャイルド」とは広義では人間として育てられなかった子供という意味で、Wiki に載っていたのはほとんどすべてが児童棄却と虐待例だった。当然だよな。こんなショッキングなことを子供が学んで、なにか実りがあるはずもない。抗議して止めなければならない。どうも萌の担任はおかしい。アート関連のセンスは非常にいいが、バランス感覚の欠けた変なところが端々に感じられる。
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【魁皇】白鵬をとったりで破る。今場所の魁皇はここ数年で最高の体の切れで、惚れ惚れする美技を何度も見せてくれ、やはりこの人は相撲の天才なんだなと改めて思っていたが、まさか白鵬を破るとは。まことに相撲界の宝です。相撲の前は柔道をやっていたそうだが、あのたぐりの呼吸や鋭さを見れば、格闘全般のセンスが優れているんだろうと思う。同期の貴乃花らよりも大きく出世が遅れたというのが不思議なくらいの力士だ。
しかし魁皇の技は完璧だったが、それにしても白鵬がとったり一発でああもバランスを崩してしまうというのは普通ならあり得ないことで、ここまでの2敗が白鵬の心身をどこか狂わせているようだ。一瞬で決まる相撲でピークを保ち続けることは、かくも難しいということである。
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■10/01/22(金) □ 初春か
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今日はもうまるで春のような陽気。オリンピックは雪が足りるのでしょうか。午後うちに来たWLを、夕方萌とともに自転車で伴走して送っていった。まったくもう春だ。このまま寒の戻りがなく春になってくれるなら本当にラクだが、どうなのか。
【朝青龍優勝決定】朝青龍は張らずにちゃんと回しを取りに行き、日馬富士もできることはすべてトライし尽くして、いい相撲でした。こういう相撲をいつもやってくれると気分がいい。朝青龍の「疲れた(笑)」という言葉もいい味でした。
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■10/01/23(土) □ 朝青龍気抜け
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【千秋楽】魁皇、土俵際でバランスを崩しながら横移動で立て直し逆転勝ち。足が動く状態の彼は本当にすばらしい。体がボロボロだボロボロだと皆がいうけれど、足も手もすばらしい切れ味の今場所の相撲は、ぜんぜんボロボロではなかったのでした。
朝青龍は白鵬に気の抜けた相撲で負ける。その後のインタビューも完全に気が抜けており、どこからこの強さが? みたいな月並みな質問に、え、まあ心とか...と実に月並みな返答を返していた。彼のこんなインタビューは見たことがない。なんか心境の変化が著しい年頃なんだろうな。最後の一番が気抜けだったし、インタビューはあれだし、ちょっと先々が気になる終わり方でした。
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■10/01/25(月) □ 不適切課題問題解決
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【ワイルド・チャイルド課題問題】Mが萌の担任と協議しに行くと、彼は来訪内容を萌から知らされ緊張し待っていたそうだ。こんな極端な人権悲劇ケース(実際どのケースも「事件」ではないか)を取り上げても、子供に深刻なトラウマを引き起こすばかりで何も学べないとMが指摘すると、まあそれも一理あるね、もう今日から別のトピックに切り替えたよ、僕は diversity(人々の多様性を受け入れる)学習の取っ掛かりにしようと思っただけなんだ云々と語ったとのこと。なんで diversity で狼少女を思いつくのか(呆)。受け入れるとか入れないとかそういう問題ではないだろう、そんなエクストリームな事案は。
萌の担任は俺たちと同年代だろうから、これまで長年の実務経験があるはずである。前任地は米国だったらしいが、こんなことをやって親たちから総スカンを食らった経験がないんだろうか。
今回の愚行はこれで止められたのだが、Mはこの学校をやめさせ萌をいい学校に入れたいと嘆く。払えるなら大金を払って私立に入れたいと。この学校はフレンチエマージョン(フランス語科)であり、フランス語の教師人材がBCでは少ないからレベルが低いのだろうとMも認めざるを得なくなってきている。何事も分母が小さいとレベルが落ちる。
しかしそういう財力のあるものだけが優れた教育を得られ、そうでないものは我慢するというその図式自体俺は嫌なのである。こうして学校の愚行に目を光らせ、家で子供にガイドを与えながら、なにかもっと現実的な道を探るしかないだろう。
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