2020/10/12

【まとめ20年9月】「最後の夏日」

「スガ政権ナッシング・チェンジズ」「衝撃のサディスティック・ミカ・バンド」「百年先を行っていたアンという名の少女」「MIU404 、間に合うかもしれない」「屋根の上のヘロン」「最後の夏日」

■9月2日    ユーミンが触れていく記憶

(安倍総理辞任を受け、安倍夫妻とお友達だとラジオで言ったユーミンが話題に・笑)  

ユーミンは「真のセレブとは」というあたりで首相夫妻と「同じ価値観を共有できる」のかも。合ってほしくないけどw、彼女の選民的目線がクールと思われた時代もあったしな。  

そうしたバブルの頃の松任谷由実作品といえば『Delight Slight Light KISS』が白眉だと思う。あれは松任谷時代最高の名盤なのでは。悲しい恋とハッピーな恋が互い違いに歌われて、すべての人にこみ上げてくるエモーションがあると思う。 pic.twitter.com/IvSpNUljdB


そして荒井由実時代は悲し幸せではなくニュートラルな恋の名曲が多い。そういう気持ちで暮らすことが俺はあったし、ニュートラルの自由を描く職業女性のドラマとか見ると超応援してしまう。「凪のお暇」とか :-) pic.twitter.com/jfMY1S7Q5E


松任谷由実の歌は、自分が体験したのか夢か映画で見たのか、定かではない記憶のようなものに触れていく。 


■9月2日     ハーベストムーン

満月だ。……きれいな月だよ、出ておいでよ。今夜も二人で、歩かないか。 pic.twitter.com/KxGOeycPTF

この満月はCorn Moonと呼ばれていて、なんなのか調べたら北米農事暦で毎月の満月に名前がついてるのだそう。9月はCorn MoonまたはHarvest Moon。ニール・ヤングだ。♪I wanna see you dance again, on this harvest moon. www.junglecity.com/enjoy/enjoy-mo

■9月3日    スガ政権ナッシング・チェンジズ

#ニュース7 菅推し総裁選ニュースはすでに安倍総理かつぎ上げニュースと同等に不快だな。細田派とか竹下派とか、総裁選以外では一切国民の目には触れず普段何をしてるのかわからんおっさんたちの蠢きの醜さよ。

菅政権はどう見ても安倍総理不在の安倍政治となるわけで、つまり総理が家にこもっていたここ2ヶ月と何も変わりないことになる。

ニュースを見てウンザリしていると娘がこれ誰と聞く。アベのスポークスマンなんだけど、次の首相だって。「じゃあナッシング・チェンジス!」。そう :-( 

■9月3日

用足し中のスナップショット。日なたが暑いとうれしく感じるようになってきた。夏が終わってほしくないなあ。 pic.twitter.com/PNWJRAV1yx

■9月4日    いたんだスシ・スガ首相

わずか数日のメディア大宣伝でスガ支持が3% → 38%なのか。自民電通にとって国民の3割はチョロいカモだという、社会実験結果みたいな話だ :-( 政治家として「冷えたピザ」小渕首相どころじゃない、「傷んだスシ」だろうスガ首相。

(24時間テレビ、初代司会巨泉の「この助け合い募金、は本当は政治がやる仕事なんです」というスピーチが話題に)

いまWikiで巨泉の議員時代のことを読んできたのだが、「民主党は反民主的で保守に寄り過ぎている」と半年で民主党議員をやめていたのか。「社会主義的な理念を持つ政党が一定の影響力を持つことが必要として、社民党か日本共産党に投票するよう勧めた」。今もきっと同じことをいうだろうね。 

競馬にハマっていた頃巨泉の競馬評論を読みまくったのだが、しばしば出てくる政治に関する記述は徹底して弱者目線だった。ああいうとことん合理的な人の考える政治はおのずから社会主義的理念を帯びるのだと思う。でなければ政府に意味などないだろうと。尊敬してました。

■9月4日

今日は夏の暑さが戻ってくれたので、晩飯後かるく自転車に乗る。いつも写真を撮りたいと思いつつ見つかったら叱られるかと通り過ぎてた味のある農家の3mもあるヒマワリをまあもう夏も終わりなんでと撮っていると、ヤギが俺を見てることに気がついた。はは、ヤギだヤギだ :-) pic.twitter.com/t7F3olHaMp

このあたりの道に羊がおり、警察が出ての捕物となり通行止めになったと昨日新聞に出てたのだが、この家なんじゃないのw ヤギがいるということは羊もどうせいるんだろう :-) …ああ日が短くなってきたなあ、もうこんなに影が長い。 pic.twitter.com/IauSzvGbia




■9月6日

朝早く目が覚め眠り直さねばならないとき、遮音と催眠効果を兼ねイヤホンをつけてスマホから音を聴くのだが、俺の眠気を一番誘うのはTVから録音した #こころ旅 の音みたいだ。自転車の音や風の音という環境音がたっぷりと入っているからだろう。火野正平の低い声も、薄れていく意識を呼び戻さない。 pic.twitter.com/5o0nDLFyQL

ツイッター偏屈学者TD氏も、#こころ旅 TVを流してるとめちゃくちゃよく眠れるといつだか絶賛していた。俺もTVでこころ旅を見てるとすぐ寝ちゃうのだが、その催眠効果は音だけでもあらたかというかw カメラの絵作りの良さはこういう画面で毎回気づくけど、音もいいよねこの番組 :-) pic.twitter.com/fDDHX2E2Zf

■9月6日

裏の家から今夜も朗々とバックヤード・シアターの大音響が聞こえてきた。木陰にチラチラとスクリーンが見える。オードリー・ヘップバーンみたいな人が「ビート・イット」で踊ってる? なんの映画かぜんぜんわからんが、スクリーンが見えるのって風情があってよろしいです :-) pic.twitter.com/O6d8KnlaOP


9月7日

【サンデー自転車】今日は天気が悪く山や川に行く気がしなくて、切らしてる食材を買いに行くついでに自転車で町をブラブラしてみた。長年住んでる町でも通ったことのない道を通ると、知らない家や施設や広場があって面白い。こんなところに野球場があったのかという新鮮み。今度奥様や娘を誘おう。 pic.twitter.com/DUHTwf1p3y

■9月7日          追憶のストリートスライダーズ

古いMP3を整理してたら昔カセットから起こした日本ロック名曲集があって、俺は自分の選曲のあまりのよさにクラクラした。ストリート・スライダーズ「Angel Duster(Remix)」なんて25年ぶりに聴いた。あれは衝撃的だった。曲が始まって1分弱、歌はおろかギターすら入らないというw (動画:イントロだけUP) pic.twitter.com/OBOYe4pFCy

アマチュア時代からスライダーズを追いかけ、待望のレコードの音が平板で拍子抜けしていたのだが、この「エンジェル・ダスター」で突然びっくりするほど音が良くなった。曲のすごさもあり、ああバンドとして階段を駆け上がったと思った。あとで知ったがここから巨匠佐久間正英プロデュースになっていたのだった。

元も名曲だが佐久間正英が作ったこのリミックスも、楽器の音と出し入れが原曲とまったく別物となっており、それがハリー村越弘明の歌の素晴らしさを際立たせ80年代日本ロックシングルの傑作としか言いようがない。当時日本ロックでもリミックスは流行ったが、ルースターズ、ARB、スライダーズは別格。



■9月8日

玄関のプランターに奥様が植えたナスは、葉っぱばかり生い茂り実がならなかったのだが、やっと花が咲いた。ナスの花はきれいだ。このあと秋にナスの実がなるのだろうか。 pic.twitter.com/X2LZ3LAVnk

■9月8日       ネット超過料金

朝ネット会社から使用量超加の警告メールが来て、えっと調べたらこんなことになっていた。1日だけ100ギガって! ムスメが起きるのを待って金曜になにかしたかと尋ねると、Googleフォトの写真を全部ダウンロードしたという。それだ…ガックシw 

これで今月は超過料金(15ドルくらいだと思う)が確定したのだが、まあ制限があるということを知らなかったのだから仕方がない。彼女のラップトップのSSDドライブもパンパンになってしまっただろう。21世紀の子供はITリソースの節約という概念ないよなw pic.twitter.com/SbjgnwqPC3


■9月9日   US山火事の煙

今日は快晴なのにすべてが霞んでいる。山火事の煙だ。米ワシントン州、オレゴン州から流れてきているらしい。日本は災害の国だが山火事だけはないな。悪いことばかりじゃない。悪いことばかりじゃないと、思い出かき集め。 pic.twitter.com/y6jbsAE6qZ

今日も暗くなるまでハンモックで過ごす。空を覆っていた山火事の煙が夕方は晴れ、日の名残りが窓に差していた。あの光は夏の名残りでもある。 pic.twitter.com/4HZIWRMMsd

■9月10日    MIU404は怖いところが偉い

#MIU404 ⑦お父さんデカの戦い方が徹底して肉を斬らせて骨を断つ式昭和プロレスなんで笑ったw 決め技がボディプレスwその活躍を家族に理解されていてよかったなあ。こういう浪花節ドラマを描きつつ、ひたすら得体のしれない若者を食い物にする者たちや密告者をストークする影を描いていて超怖い。 pic.twitter.com/OGQkkGSW1S

同時期にTV Japanでやってる「親バカ青春白書」は初回、娘たちに薬物を飲ませた強姦未遂犯を父親が機転で追い払った武勇談になっていて、今どきこの問題意識のなさは何ごとかと思った。悪がきっちり捕まり罰せられなきゃ娘たちは足がすくむだろ。#MIU404 が描く「悪」と「怖さ」に比べ、ユーモアものとはいえあまりに感覚が古いと思う。

■9月11日

窓の外に珍しいブルージェイがきた。シルエットでわかる。カーテン開けて写真を撮りたい。しかし開けたら逃げちゃうのでそーっとカーテン越しに撮る。猫も気づいて横でニャ! ニャ! と興奮してました。 pic.twitter.com/0nrx6Zw8sy

ブルージェイは頭が青いやつで、うちにたまにくる黒頭はステラーズジェイという種類だそう。なるほど。5年ほど前軒下の物干しを食べ物かとチェックしに来たステラーズジェイはカッコよかった。あれ以来一度も近くで写真を撮れない。今日はカーテンさえ開けておればチャンスだったのだが。 pic.twitter.com/rtAbWm5ion

■9月12日

今日も山火事の煙で朝日がこんな色。オレゴン・ワシントン州から北上してるそうで、バンクーバーはいま「北京より空気が悪い」そうだ。――うわ、大気汚染の現時点ワーストが全部西海岸だ。◆World air quality ranking, Sept. 11, 2020. - iqair.com

pic.twitter.com/i5Y2268gYp


■9月14日   衝撃のサディスティック・ミカ・バンド

 

すごい演奏を見つけてしまった。うまいうまい衝撃的にうますぎるサディスティックミカバンド。ミカも信じられないほどカッコいい。これはたしかにアジアからの黒船だったろう。Sadistic Mika Band in UK TV show “Old gley whistle test “1975 

「彼らはロキシー・ミュージックの前座で出ている」と司会が話してるけど、こりゃツアーでロキシーを食う勢いだったというのもなるほどと思う音とビジュアルだな。すごい。

この翌年英国にホームステイした方が、サディスティックミカバンドは有名だったといってました。キング・クリムゾン級の腕前のポップでオリエンタルな音楽性に、東洋のクレオパトラみたいな美女ボーカルって感じですよねw 加藤和彦のルックスの良さもこんな日本人がいるのかと驚きだったらしい。

■9月14日

#エール あのハナコの人の新弟子五郎いいな、やっぱり。画面に丸くて動きが大きな人がいるだけで楽しい。「わろてんか」のアコーディオン四郎とかもよかったし。 pic.twitter.com/9GD10hW4QI




■9月14日

#すぐ死ぬんだから は、まあこんなよそのお宅の話を見てるよりは、自分の母親に電話でもしようと途中でやめた。一人超なつかしい顔が出ていた。俺が子供の頃のドラマによく出ていた日色ともゑさん。きれいなままお年寄りになっているすごい :-) pic.twitter.com/DDyERpG7Rz

実家に電話すると、イトコの女の子が母を訪ねてきてくれていた。あーひさしぶり! たまに来てくれてんのか、うれしいなあ。「娘は親を大事にするが、あたしは息子しかいなくて残念だ」とうちの母はよく言ってるのだがw、姪がいたではないか。ありがたし :-) ――ああ、長野に行きたいなあ。 pic.twitter.com/VRHoHX7jH5

■9月15日

うわ、ケム。こんなの見たことない。もう車を運転するのが怖いくらいな視界。もしや霧も混じってるのだろうかと天気予報を見ると、ただ「Smoke」との表示。こんなのも見たことない。この予報によれば明日は北風で少し煙が晴れるのだろうか。 pic.twitter.com/9fwHl2ou40

■9月15日    スガ総裁誕生

スガ総裁誕生。こんな議論が強くもないおじさんが数々の報道番組の有名キャスターを降板させ、そして国のトップに立ちこれからも官僚を弾圧しますよと言っている。この人になんらかの力があるようには見えないのに、なぜそんな無法を通せるのだろうと不思議だ。権力とは地位に自動的に宿り、制御不能なのか。 

煙が少し晴れ1週間ぶりに日が差した :-) 気温がぐんぐん上がる中、#ゴールデンラジオ 政治記者角谷浩一さんの話を聞きながら庭仕事で汗をかく。「これほどまでに世の中が激変し、大変なことになっているのに、自民党は知ったこっちゃないと不変の「選挙で勝てばいい政治」をやっている」。まったくだ。 pic.twitter.com/KHgJUXISMx

■9月16日

#エール 五郎いいなあ。梅に見せるまっすぐな顔もカバみたいに酔いつぶれた顔も、シュローダーみたいなピアノをぽろぽろ弾いてるのもいい。ただ五線譜をやり取りするだけじゃ、この絵のような豊かな音楽は聴こえてこないから。俺がこのドラマに足りなく感じたものを皆、彼が持ってきてくれたみたいだ。 pic.twitter.com/GExOdNsU2W





■9月16日

#家族の乾杯 勘九郎が広島県安芸高田市の高校生神楽を見て泣いちゃうやつが超よかった。彼のこの熱量に「いだてん」思い出しちゃうよ :-) pic.twitter.com/mlLY3PVrbX


■9月16日    NHKニュースは本当に信頼を失った

#ニュース7 新内閣発足、岩田さんもやっぱりまだ出るんだと全部早送りする。ときどき止めて音声を聞いても課題は山積みと一般論しか言ってない。実際政府広報と距離をおき批評的なことを言う解説委員は出てこないわけで、もうこんなニュース番組は見る価値ないんだろうな。NHKニュースは本当に信頼を失った。

■9月17日    若者の夢と希望を奪う自民党政権 

#ゴールデンラジオ 深澤真紀さん。日本の子供や若者の幸福度はなぜ世界最低なのか。内外2つの調査ともにダントツの最下位となった大本は、自民党愛国規律教育にあるというお話。

ゴールデンラジオ 深澤真紀さん。「日本の若者の幸福度はなぜ世界最低なのか。遡れば小泉・第一次安倍内閣で作られた愛国教育基本法で校則が厳格化され、自立感、自己肯定感、社会を変えられる感が奪われたと教育界で言われている」。若者の夢と希望を剥奪し御しやすくする自民党政権。 

■9月17日

#MIU404 ⑧ドラマTLに「今回はいいコヒさんか悪いコヒさんか皆身構える」と流れてるのをしばらく前に見たが、この回のことだったんだな。今回は悲しいコヒさんだった。そして綾野剛のエモさに俺は驚いている。彼とあの零れ落ちそうに目の大きなハムちゃんに、悲しいことが起きないでほしい。

■9月18日

今日も煙で気温が上がらない。核の冬という感じだな。 pic.twitter.com/H0Zp8zPVWa

秋の雨季に備え、屋根と雨樋を掃除する。町が煙の底にあるのがわかる。 pic.twitter.com/QnV6IxzYSU

■9月19日    甲子園とオバーと爆弾なべ

週末家族が留守にしていて、俺は猫とのんびりと古い録画を消化する、一番古いのはなんと昨夏wのドラマ、【甲子園とオバーと爆弾なべ】。俺は沖縄には二度、那覇の市場は一度行っただけだが、なつかしさが半端ない。左のあの店で奥様は三線を買ったのだ。沖縄の風景いちいちイイよなあ。 pic.twitter.com/eR04I5Lbw2

【甲子園とオバーと爆弾なべ】そして沖縄っ子あまちゃんキャンちゃんのなんともいえぬ味の良さと、満島ひかりの沖縄弁の美しさ。たまらん。字幕がついてたら家族に見せてあげたいんだけどなあ。沖縄の甲子園フィーバーは俺も覚えていて、県立博物館の甲子園展示を見たときに娘にも話したのだ。 pic.twitter.com/92BSUqRluj


同じく古い録画が残っていた新日本風土記の小笠原諸島を見ても、行ったことないのに風景にノスタルジーを感じる。沖縄座間味島で感じた日本の南洋の島のなんともいえぬよさが、俺の記憶に強く残っているのだと気がつく。お金のあるリゾートハワイとは違った親近感があるんだよなー。 pic.twitter.com/D0Hz1ywf9D


■9月20日


#彼女が成仏できない理由 漫画家志望のミャンマー人が主役の珍しい設定。外国人が多く住む坂に建つ面白アパートが舞台らしい。防音断熱で厳しそうだけど、一度あんなところに住んでみたかった。凪のお暇のうららちゃんが出ている。楽しい :-) pic.twitter.com/IjyfrWtvGY


■9月20日                雨の一人散歩

 家族が旅行中で留守番のサタデー。山火事の煙も10日ぶりに沈静化したのだが、今日は雨。夕方小止みになったところで、煙が収まった世界を少しは味わおうと川に散歩に行ってきた。地図であたりをつけ、<B>大河フレイジャーリバーが見えそうなところ</B>を探す。あった。遠くにハイウェイのブリッジも見える。いやー煙がないっていいなあ :-)


 このピットメドウズは農場と飛行場しかない町なのだが、近年住宅がたくさん建ち「BCで最も住みやすい町」のランキングに入ってきている。住宅地など家しかないからわざわざ見に行く気はしないが、住民が増えたら商店街もできてるんだろうか。昔はほんと家とスーパーとオイル交換サービスくらいしかなかったと思う。うちの最初のクルマ、シビックを買ったのがこの町の中古車屋だった。

■9月20日

#半沢直樹 (6)「債権放棄の法的根拠は?」「国民の総意だ!」ってやり取りはしびれるな。政権が通すさまざまな無理筋に、広告代理店が作るぼんやりとした国民好感度以外なんの根拠が? という写し鏡。現実では罰せられることがない者たちに、半沢が倍返ししてくれそう。

■9月21日     百年先を行っていたアンという名の少女

#アンという名の少女 3話。アンがようやく帰っても優しい言葉を言えないマリラ。PEI島で見たミュージカルでも彼女とマシュウは、「こんなときにかける言葉を、自分は持っていない」と嘆き歌っていた。それが劇のメインテーマだった。だからこそ彼らは過剰なほど言葉を持つアンを愛したのだと。 twitter.com/tomosakata/sta

pic.twitter.com/QHOnOIt3Do

#アンという名の少女 和解後、ファミリーバイブルへの記名が形式的すぎると抗議するアン。「川のほとりで手をつないで誓うとかすべきじゃない? 誰のものにもなったことのない私にとって、これは荘厳であるべきことなのよ」。この子供じみて笑えて同時に泣かせる言葉が、まさに永遠のアンだなあ。 pic.twitter.com/s57DumQDlE

#アンという名の少女 カナダの国民的バンド・トラジカリーヒップのAhead By A Centuryが主題歌なのは、「アンと家族の物語は百年あとも人の心を打つ→百年先を行っていた」という意味かと二度目で気がついた。あの歌は彼らのラストコンサートのハイライトだったのだ。このビデオ↓も泣けるんです(涙)。

トラジカリーヒップのボーカルはがんを患い、3年前の夏カナダ全土を中継でつないだ感動的なラストライブをやり、翌年亡くなった。俺もライブをTVで見ていた。リオ五輪に行ってる選手たちも、選手村に置かれたモニターで見ていた。それはロックンロールの生前国葬だった。

■9月22日

週末小旅行に行ってた家族から留守番中どうしてたと聞かれ、川と農場を見に雨の中散歩した以外は煙で外に出られず、久々のバチェラーライフもあまり有意義に過ごせなかったなと思う。しかし朝晩ちゃんと料理し皿洗いもやってたよ。そこは独身時代とは違って、我ながらえらいと思ったよ :-) pic.twitter.com/t1QFRXzrNj



バンクーバーアイランドへ行ってた家族は、煙と雨で観光どころじゃないだろうと俺は気の毒に思ってたのだが、本土より煙も雲も少なく快適な旅行だったそう。ブッチャートガーデンとか素敵だったわーって言ってた。そうだったのか。なんか気の毒に思って損したな。気の毒は俺だw 

■9月22日     日本人は政治に飽きている

スガ内閣の支持率6割ってパンケーキ効果ではなくて、実は国民がみな長すぎた安倍政権+コロナ禍に深層心理で飽き飽きしてる局面で、「変化」そのものに心理的にすがってるのではないか。それも読んでの首相スゲ変えだったのだろうが、スガ政権ほど代わり映えせぬものもない。政権交代しましょう :-) 

この表を見てもやはり、首相交代という「変化」だけがただ歓迎されてるように見える。野田さんなんて就任時に人気あったわけないでしょ。それと上位はみな近年なんだから、国民は年々明らかに政治オンチになってるんだな。永久に「他によい人がいない」と言い続けるってw

pic.twitter.com/ir6W6ifx6X





■9月23日    自転車散歩

食材が足りないので、裏道を縫って近所のスーパーまで自転車で買い出しに行く。自転車ってほんとすばらしい。裏のクラシックカー爺さんがまたなんかスゴイのをレストアしてるぞ。エンジン部ないじゃん!w pic.twitter.com/X3m94md246





アスファルトを割って伸びる木の根。こんな写真ばかり撮っているとスーパーにたどり着けない :-) しかし自転車とカメラはほんとすてきだ。無人島に持っていくもの選べと言われたら自転車とカメラでしょ。SDカードの写真を取り込むラップトップと、写真をシェアするネット環境も必要だが。 pic.twitter.com/Ye2hJILeMP




■9月24日     MIU404 、間に合うかもしれない

#MIU404 (9)ハムちゃんが事情を知らぬあの高校生に呼び出されてしまう。犯罪者に狙われるハムちゃんの恐怖と理不尽さへの憤りと、彼女を助けたくて守りたくて体中から涙と炎が吹き出すような伊吹と志摩と桔梗さんにもう、見ていて息が苦しくなる。間に合った…! pic.twitter.com/KFRCkvV4QU

311のとき、津波被災地を飛び生存者を探すヘリコプター救急隊員の番組を見て、涙が止まらなくなったことがあった。助けたい、救いたい、間に合いたいという気持ちだけが空を飛んでるようだった。間に合う、間に合うとつぶやく伊吹と志摩を見ていて、あのときの気持ちを思い出した。#MIU404 pic.twitter.com/Pu1mXT5JWy

しかし「間に合う」という言葉の切実さは日本語ならではだ。「間に合うかも知れない、いまなら」と歌った吉田拓郎・岡本おさみコンビは天才だ。◆【吉田拓郎】まにあうかもしれない youtu.be/tzvzcw8i77Y

#MIU404 がまざまざと描いた被害者ハムちゃんの恐怖は、日本の刑事ものでは例外的なのではないか。俺はアテネのバーでボッタクリ詐欺に遭い、何時間もかけ警察を説得しバーに乗り込み店主を逮捕させたのだが、ホテルに戻った後も報復が来るのではないかと廊下の足音すら怖かった。そういう恐怖。 


■9月25日    屋根の上のヘロン


昨夜は雨樋があふれるほどの大雨だったのだが、そのせいなのか隣家の屋根に迷子の青サギが。うおう。鴨はたまに町中の路上で見るが、ヘロンは初めて見たし 屋 根 の 上!w 滅茶苦茶かっこいい。キョロキョロしてる。川は北東の方角5キロだよ、飛べば見えるよ :-) 



■9月25日     俺が留守番の間家族は



先週家族が行ってたバンクーバーアイランドのブッチャートガーデンは、一部日本庭園になってるのだそう。奥様と義母様は例の「英国庭師日本庭園をゆく」を熱心に見ていたので、この石の置き方はシゲモリ風だわねと大変に盛り上がったそう。はは。(写真はムスメ、良い)

で奥様はうちの庭も日本庭園にしたいわねと、How to make日本庭園的なビデオを眺めだした。やっぱり水景と灯籠とシシオドシがほしいわねとか言っている。君はいつもそういう突拍子もない野望を抱くから面白いよ :-)


島ではさらに昔行ったバタフライ館を再訪すると、昆虫系がすごく強化されていてめちゃ楽しかったそう。ハキリアリいんのかよ! あー俺も行けばよかったかな。ビクトリアの州議事堂とかまるで興味なかったがw、植物園と昆虫園は行きたかった。(動画) pic.twitter.com/WOeIKfoPo9

このハキリアリの行進は最高だな! 娘はオリンパスM4/3カメラ+パナソニックOISズームレンズを使ってるのだが、たまにこうして撮るビデオの写りが素晴らしい。やっぱりボケがきれいで一眼ならではである。 

■9月26日

猫草は鉢から水を吸い上げてるんだ。ネコが噛み切ったところにきれいな水玉ができている。窓の外のメープルが映ってる。大雨注意報が解除され、午後晴れてます金曜日 :-) pic.twitter.com/VX7IpzLTBm

■9月26日       陽光と風のエリア

せっかく晴れて、明日はまた降るかもしれないので晩飯前に30分走ってきた。運動したいんじゃなく、風と光を浴びたいんだよね。「ライダーズハイ」で山川健一が書いた「陽光と風のエリア」だ。この角度から見る農園は初めて。いい景色だな。 pic.twitter.com/sXHvZNrLLq


■9月27日

#半沢直樹 ⑦世論を味方につけた政治ショーで理不尽に銀行を追い込む白井大臣。最後に立ちふさがる開投銀の鉄の女谷川。しびれるなー。現政権の不正と崩壊をドラマにすればカタルシスがすごいだろうと素人は思うが、プロはそんな凡庸な悪の借用はせず独創的に爽快感を与えてくれる :-) pic.twitter.com/6wSj6gaZgE

#半沢直樹 日本人が見ても白井大臣グシャ潰れである種の代替カタルシスを感じるわけでw、ガチの独裁政権を持つお隣さんも同じなんだろうな :-)◆「半沢直樹」が中国でも大人気 “きわどい内容”に当局は警戒 

■9月27日     ルイズルイス加部逝去

ジョニー・ルイス&チャーの「トライシクル」は、高校の時一番聞いたアルバム。ストーンズよりショーケン熱狂雷舞より聞いた。昔奥様に聞かせたら「Stories」を気に入ってくれた。ルイズルイス加部がチャーに「You're like Jimi Hendrix」って話しかけるストーリーなんだよね。youtu.be/pV6aLyZj0vo

俺はチャーが大好きだったのだがあんなに弾けるギタリストにはなれず、まあ東京へ行って桑田みたいなやつを見つけサザンみたいなバンドやろうとボンクラなことを考えていたらRCが出てきてチャボみたいにガッタガッタと弾くようになり、東京へ出ていったら時代はパンク/ニューウェーブで(略)

で最終的にギタースタイルで一番影響を受けたのは鮎川誠なんです。とにかくシンプルにかっこよく弾くという。チャーの曲を高校時代コピーしてたのもやっぱりすごく勉強になった。ブルースがベースにあるギタリストはみんなつながっているのだ。

■9月28日

#こころ旅 山形県長井市。電動自転車はラクでいいね、取り替えてほしいよ。アハハ、足悪いからヨ。どこまで行くんな? なくなった分校の跡を見に行くんだ。あーそうかそうか、いやーご苦労さまー。――もうこのおばちゃんの声と言葉だけでじーんとくるな。ご苦労さま李李 pic.twitter.com/huC05gFXqU

#こころ旅 はいつも日本のコモン風景を通っていく。どこにでもあるから懐かしい風景。地元の食堂で過不足なくおいしいご飯をいただき、毎回カメラ班が頑張って見つけてくれるロングショットの絶景を自転車縦隊が駆け抜け、古戦場のようなこころの風景にたどり着く。いいなあ。最高だよ :-) pic.twitter.com/7IJzlW7h6G

ああいう #こころ旅 はカナダではできないが、それは仕方がないので俺も知らないコモン道を自転車で縫い、買い物に行く。――ここはどこだ。…ああ高校の裏か。そうかそうか。うわ、ここは行き止まりだトホホ…というこころ旅です。しかし秋だなあ、15度だもん。 pic.twitter.com/shYNb5gT1u


■9月30日    最後の夏日

夏みたいな日差しが戻ったので、晩飯前に皆で散歩をした。カナダは町場から離れた不便なところに農園付きの豪邸がある。この家なんか敷地の中を川が流れ橋がある。すごい。きっと値段を見れば2億3億という価格なんだろうなあ。 pic.twitter.com/Psl59RTWWr

ほんと夏みたいな素敵な日だった。明日はもっと気温が上がるらしいが、またワシントン州から山火事の煙が北上してくるらしい。今度は煙が上空高くに上がり、前回ほど地上には立ち込めないそうだが、今日が最後の夏日かも。 pic.twitter.com/29t0hrB18S

散歩中、BC州自由党と連邦(国政)自由党が違う党だという、昨日娘から教わった驚きの話になった。それで国民は混乱せんの? 連邦自由党のトルドー首相が好きだから、BC自由党の政策が保守的でも知らずに投票しちゃうとか?」「それはない、国政と州政はイッシューが別」

「日本じゃそうはいかないなー。たとえば共産党は日本で最も民主的政策を持ってるんだけど、中国の手先だとか無茶苦茶言われてるからね」「名前を変えればいいじゃない」「でもマルキシズムを正しく継いでるのは自分たちであって、中国共産党ではないと自負してるわけよ」「なるほどwww」