2019/06/01

【まとめ5月】令和の幕開け

令和の幕開け、RC、思い出のマーニー、新カメラOM-D、カタン、I Don't Want to Talk About It

5月1日
@tomosakata
サカタ@カナダ@tomosakata

令和おめでとうございます :-) アイコン保存しちゃおう。官房長官アイコンじゃなくてよかったw

朝駅まで娘を送っていったのだが、CBCラジオが「平和主義で知られる日本のエンペラーアキヒトの退位式典がありました。国民への感謝と世界平和の祈念だけを語り、国粋主義をサポートするいかなる言葉も述べなかったスピーチが称賛されています」と伝え、娘が拍手していた。お疲れ様でした陛下。

皇族についてググるとゴシップ的な、まったく読みたくならない見出しがよく目に入ってくる。現皇室が国粋思想をサポートしていないからそういう記事が書かれるんだろう。国粋主義のねじれ現象。

雅子さんほどの人が皇室に入るからには、古き因習に生き方を左右されはしないという夫婦二人の強い意思があるのだろうと当時は想像したのだが、その後の雅子さまの苦境を伝え聞けば、ぜんぜん思ったようにはいかなかったのだろうなあ。ご苦労が増さないようにと祈るばかり。

天皇制に対する批評性ある言葉を見ると、自分の能天気さを多少気恥ずかしくも思うけどw、皇室は(現実とは正反対である)あらまほしき善政の「象徴」だろうと思うし、それを背負っていく人たちには尊さを感じる。

即位の式典でいいなと思ったのは、新天皇皇后両陛下に若い皇族たちが一人ひとり歩み寄って何かを伝え、その音声を拾ってなかったあの場面で、「頑張ってください、応援してます」とか言ってんのかなーと微笑ましく思った。「次のライブも絶対行きます!」「ありがとねー」みたいに。


5月2日
@kohalogical84
こはろさん@kohalogical84

 美智子さまがウルトラスーパーデラックス良妻賢母としての皇后の役目をまっとうされたのは本当に素晴らしいことだけど、じゃあ雅子さまはじめ今後の女性達は美智子さまにはなれない時代に生まれ育ってきているわけで、じゃあどうする?というのは私達自身の問題でもあるのだよね。

@tomosakata雅子さまはその来歴から「自分たちと同様の価値観を持っているはず」と欧米の女性たちから想像され、「自分が皇室の籠の鳥にされるなんて考えられない」という形でシンパシーを寄せられていた。今後もこうして海外からは、新天皇よりも多くの関心を集めるのではないだろうか。

5月2日
@69_meigen
ロック名言@69_meigen

 5月2日は忌野清志郎の命日 pic.twitter.com/8Tvq9M65E6


@tomosakata日本の世情を思うといつも、頭の中でこの歌が鳴る。「大人だろ、勇気を出せよ。空がまた暗くなる」 #忌野清志郎 

@pisces1235 上京するとき引っ越しトラックの助手席に乗せてもらい、街道の峠を降りていくテールランプを眺めながらウォークマンで「シングルマン」を聴いてました。「ヒッピーに捧ぐ」を聴くとあの夜を思い出す。レイラのアイコンの素子さん、前からカッコいいなと思ってました :-)

@pisces1235 日本人の大半がそうだと思いますが私は「RCを好きなやつらの中でも俺は特別にRC好き」と思ってた時期がありましてw、中でも「Oh! Baby」と「お墓」の入った『OK』は聴けば泣くほど好きでした。

恋をしたり恋に破れたりしたことのあるバンドマンはこの歌できっと、ぽわわんと夢を見たりメソメソ泣いたりしたことだろう。清志郎は「悪い予感のかけらもないさ」と歌いながら、いつも悲しい予感を歌に込めていた。◆Oh!Baby - 忌野清志郎(RCサクセション) youtu.be/LHBOLptDEUo

5月2日

#自民党と電通 ほんと、メディアを買い占められたら民主主義は終わりなのだとビジュアルに突きつけられた気分ですね。新しい時代をたちまち暗くする、禍々しい兵器がゴゴゴと出てきた感。

5月3日

うちのピカは寒くない季節の晴れた宵はベランダ散歩に出、プランターの猫草を食べている。屋内の猫草よりやっぱりおいしいらしい。そして散歩が終わると入れて遅れと、窓をせわしなくカリカリカリとひっかきます。 pic.twitter.com/MW83scX0oM



5月3日

「日本人と天皇」三笠宮が戦中戦後軍の非道を批判した立派な人だというのは聞いていたが、彼の皇室典範への論理的な提言を知り、この写真の知性あふれるまなざしを見、ラジオでの闊達流麗な喋りを聞いたらちょっと感動してしまった。昭和天皇の弟がこんなすごい人で、わずか3年前まで存命だったのか。 pic.twitter.com/LwhP9DG7YR

「日本人と天皇」三笠宮家は男子がいないため近い将来なくなるらしい。俺はたとえば和菓子屋でも江戸時代からの老舗とか聞けば感激するSince(みうらじゅん)好きなので、先々代がこんな立派な人だった老舗三笠宮家がなくなるのは惜しいなあと感じる。天皇制はいろいろと難しい。


5月4日

先週『思い出のマーニー』を見たのだが、今日改めて主題歌を歌詞字幕付きで見て、ああと胸を衝かれた。「一人でOKなようになったの。自分だけで。just me, just me」。この歌を聞いてからもう一度見れば印象変わりそう。◆Fine On The Outside / プリシラ・アーン youtu.be/Yb2arWjBhp0


『思い出のマーニー』杏奈は最初から世界を拒んでるのでシンパシーを感じなかったが、この歌の子の気持ちはわかる。「そんなにたくさん友だちがいて育ったわけでもないから。Just me, just me。学校でも一人で食べるのが好きだったし。Just me, just me」。これが杏奈だと思えば心が大きく動く。

杏奈みたいな少女ではなかった俺よりも、杏奈やこの歌の少女に共感しそうなムスメなら、『思い出のマーニー』でなにかもっと感じるかもしれない。この歌を彼女に聞かせた。「この歌を聞くとぐっとくるよ。これを聞いてから見ればよかったと思うくらい。ムスメもマーニーを見なさい」

Mitskiという日系アメリカ人シンガーを娘はよく聞いていて、この「ノーバディ」という歌もマーニーのJust meとテーストが非常に似ている。「誰もわたしを求めない。ノーバディ、ノーバディ」。アメリカやカナダで若いマイノリティであることの孤独を俺は思ってしまう。youtu.be/qooWnw5rEcI


5月5日

今日は家族でアート鑑賞の日となった。町の画家グループの展覧会があると聞き、行ってみたギャラリーで机を出してる美術部長がなんとうちの隣のおじさんだった。「アナタ画家だったんですか!」「そうだよ、知らなかったのかい?」。隣家の裏の小屋はアトリエなんだそう。知らなかった(笑)。 pic.twitter.com/FkfGFxo3Yc


でそのおじさんの絵が素朴でいいんですわ。技巧的じゃなくて、好きな風景を見つけ創作気分が高まった高校の美術部生徒が描いたみたいな絵なの。イイ。俺はなんだか感動してしまったのだが、素人が外国語で下手な褒め方をするとこれはヤバイw 褒めたつもりが相手を怒らせる危険が高すぎるw

奥様と娘にも「余計なことは言うな」と止められたので、「いやー、すごい! 気に入りました! なんてナイスな絵なんですか! もーイッツ・ソー・ナイス!」と握手してベタ褒めしたのであった。気持ちは伝わったと思う。

次にバンクーバー日系写真家たちの写真展へ。いつも野生動物や町と人の風景の素晴らしい写真を見せてくれ尊敬してる写真家がお目当てで、その美しいプリントを堪能し、「どうやったらあんないい色が出るんですか」とカメラの話を聞かせてもらう。達人に聞く技術の話は本当に面白い。光栄でした。 pic.twitter.com/7xj96AbRAK

写真家と俺ではやってることのレベルがもう全然違うんだけど、それでも自分のカメラの設定を改めて見直したくなる。いやー今日はアート充実でいい日だったねと、日本のケーキ屋さんのロールケーキを買って娘と食べました。うまかった。

5月6日

#いだてん ベルリン中止で四三廃人から、まさか1話でこんなシーンが見れるとは。五輪があったらスヤさんは祝福される四三の走りを見れなかったし、四三もスヤさんのこの顔を見れなかったんだから、おめでとう金栗夫婦、これはお二人の金メダルです! 素晴らしい世界的な快挙が続く「いだてん」です! pic.twitter.com/nLvN33H83u




5月6日

#なつぞら なつはとてもよく人の顔を見る。「天陽のほうがずるい」という洋平さんの意外な言葉を聞いた瞬間、(え? 意味わかる?)みたいに富士子さんをちらっと見る。その自然な仕草がなんともよくて、あれは広瀬すずさんの本能的なくせなんだろうな。気持ちも首も目線もクルクル動く若草ガール。

5月7日

市民農園へ奥様畑の手伝いに行く。スターデューバレーでいうと春の初日で、冬の間に堅く締まった土を掘り返し、手押し車で農場の端から堆肥を運んで混ぜ入れ耕すという作業が実にしんどく、3人で3時間ほど頑張ってヘロヘロになった。ゲームのほうがラクw 鹿がいましたわ。 pic.twitter.com/nMgk8UvxWg



5月8日

日曜に行った写真展の写真家に影響されて、中古で【オリンパスOM-D E-M10】を買ってしまった。はじめてのファインダー付きM4/3一眼、しかも4年前沖縄のモールで試着し写りに感動したオリンパス25mm F1.8つき。どどーん。やっぱり明るいレンズでふわっとしたポートレートを撮りたいのである。 pic.twitter.com/lDh0BVgUyk


色を作るオプションがあって、パナソニックっぽい寒色を作ることができた。コダクロームみたいな色も作れるかなあ。ピカは俺に写真を撮られすぎて、またかとウンザリしたような顔をたまにするw PENにはなかった機能がいろいろとありそう。楽しいです。◆ pic.twitter.com/7HK3aB4Vsk



5月9日

うちのデッキに久々にアライグマが入ってきてしまった。でかい。太い。どこかで餌付けされているらしく、人を恐れず餌をクレクレと窓越しに近寄ってくる。戸は閉めてあるのだが、このでかい図体で塀をカリカリと登ってきてしまう。こいつが来るとなると猫のピカがデッキ散歩できない。弱ったな。 pic.twitter.com/cLvfNKtHaR


俺の新カメラE-M10は、網戸越しにアライグマを瞬速で捉えてくれたw さすがw だがしかし弱った。アライグマは猫の天敵なのである。ぞっとするほどの速さで猫を追いかけるのを見たことがある。コヨーテも危ない。俺たちの友だちだった隣家の猫ティガーは、ある夏路上でコヨーテにやられてしまった。 pic.twitter.com/Bcxa6yHatB


この大型ライオン猫ティガーが住んでた隣家が、土曜に展覧会をやってた町の絵描き氏の家なのだ。彼はいつも、「ティガーはうちには全然帰ってこない。ガレージでキャットフードを食べ、またどこかへ行ってしまうよ」と言っていた。ティガーはなぜかうちのデッキで暮らしてたのだ :-) pic.twitter.com/1PX2LUMK6s


5月10日

新カメラと一緒にきたオリンパス25mm F1.8は自分の手持ちで一番被写界深度が浅いレンズなので、全然うまく使えず苦労している。しかし失敗しつつも面白い写真が出てくる。#ねこの写真へたくそ選手権 に出そう :-) pic.twitter.com/h4dIxXg7Xi



5月12日

奥様の同僚グループの #カタン 会に行ってきた。カタンは北米のおじさんおばさんに「伝説の面白いゲーム」というイメージを持たれていて、うちの奥様も何年も前からやってみたいと言ってたのだが、「面白いけどちょっと古いよ。現代のボードゲームはあれの改善から始まったようなものだから」と pic.twitter.com/hKEyfVBJDi

俺の見解を説明してたのである。とはいっても俺は #カタン はオンラインの対CPU戦したやったことがなく、実際にやってみると想像したより面白かった。ルールを知る者と知らない者二人で一組の3チーム戦で、俺は奥様と組んだのだが、狙って取った5と8の目がまあ出ない。

#カタン 他の二組が取った6と9が呆れるほど頻繁に出る。このサイの目の運命のイタズラはやっぱりこのゲームのつらさで、ラックに無視され続けているとうんざりしてくるわけである。しかし他プレイヤーの不要カードとのトレードでを道だけはコツコツつなぐことができた。――最長交易路を取れる!

#カタン 最長交易路プランを奥様にそっと伝え、後半ようやくツキが回って8の目が連続して得た資源を1:3の交易港やトレードで利用し、最長交易路とシティ3村2で最初に10点に到達でき勝てたのだった。あれほど長期間サイコロ運に見放されてたのに! これで10点という最後のターンは、ちょっと震えたw

#カタン みんなゆるい初心者ゲーマーなせいもあってかトレードが思ったよりも頻繁に、まるで「ボーナンザ」並みにでき、サイコロ運が悪くても勝負になり楽しめたのであった。そこが美点なのね。(コンピュータ版は厳密な損得計算でトレードをするので、プレイヤーが喜ぶトレードは全然してくれないw)

#カタン 奥様の感想は、「噂通り面白かった。思ったほど難しくもなかった。だけどうちにあるグレンモアとかストーンエイジやカルカソンヌのほうが、自分が積み上げ構築している感が明瞭で盛り上がる気がするわね」とのこと。やっぱり現代のゲームはカタンを研究していてよくできてるよね。

5月13日

今週も市営農園に行くと、どのピクニックテーブルも家族連れでにぎわっていた。いいなあ、母の日ピクニックか。母の日だからと奥様の農作業を手伝いにきたんだけど、うちもなにか食べ物を持ってくればよかったよ。ハッピー・マザーズデイ! pic.twitter.com/Qj82KDTRX6



母の日プレゼントを用意してなかったムスメは、朝大急ぎでベイビーだった頃の自分とお母さんの写真でスライドショーを作り見せていた。伴奏の音楽は「ユーアー・マイベストフレンド」。うーあなたのおかげで生きていけるの。世界が何をしてくれようと、マミーしか見えないの。ははは。かわいい。


5月14日

猫のピカのデッキ散歩の写真が撮れた。夜の散歩をしないかね。ISO3200で1/80秒出ている。F1.8レンズの集光力は強力だ。◇こないだこのデッキに入ってきたアライグマはその後一度も見かけない。奥様がおそろしい怒声を上げ追い払い、奴はデッキから数m転げ落ち逃げたそうなのでw、懲りたのだろう。 pic.twitter.com/VCoR36DYuC


5月16日

ブルーハーツ真島昌利「平成のブルース」最高。「~いい商売だな」って歌詞が聞こえてきて総理大臣のことかなと笑ってしまった。真島ってリズムギターのシャッフルが若干堅くて、そこにすごいシンパシーを感じる。俺たち日本人がやってるブルースなんだ。youtu.be/-ODNMe8gduM



「お金があったら社長もこわくねえ/お金があったらサベツもこわくねえ」歌詞全編最高な「平成のブルース」w ブルーハーツって社会現象化してパンク版BOWWYみたいだったのでアルバム聴いてなくて、真島昌利のソロを買ったりしてたんだけど、こんな痛快な歌があったのか。

5月19日

録画 #週休4日でお願いします たいがいの気弱男がふらふら吸い寄せられそうな柔和な微笑みを持つ人が弁当屋に入ってきて、ちょっと待て誰だこの方と俺はまず調べてしまった。飯豊まりえさんていうのか。彼女が会うなり愛と癒やしとこけしの世界に岡山天音を招き入れてくれたのだから、彼女が言ってた「好きなタイプは少女マンガのような、普通の主人公の良さを見つけてくれる人」というのは、彼女にとっての岡山天音ではなく逆だ。

善良さだけが取り柄の疲れた勤め人の善良さを天使が空から見つけてくれて、こけしとなって降りてきてくれたのです❤

5月20日

#いだてん いやーもう。五輪きたけどマラソンなしとは、言えず心で泣く治五郎。金栗の情熱が伝染し、体協の堅物たちも駆け出しちゃう駅伝こころ旅。素で見せるだけでたぎるその光景を志ん生の息子が噺にしてくれ、これがコード見るだけで弾けちゃうジャズマンのごとく天才! しかも二人w 最高 pic.twitter.com/PYzVh9RCPC


森山未來はほんとすごいね。イスラエルで現代舞踏的ダンスを習ってるのも見たことあるけれど、あれもすごかった。見たことある彼の出演作で唯一気に入らなかったのは衝動殺人者を演じた映画で、彼のような特別な身体能力を持つ者がそういう役をやったら、怖すぎて面白くないと思ったのであった。

5月21日

#SONGS スガシカオ。「労働なんかしないで、光合成で生きたい」はフレーズに突破力があるんで話題になったけど、そこよりもサビよりも最後の「ねえその幸福って」と畳み掛けるドッグオブザベイっぽいコードのほうが印象に残った。スガシカオは言葉の断片がカッコいいコードに乗るときに魅力を感じる。


5月21日

映画【3月のライオン】アニメ1stシーズンを俺は毎週感動しながら見てたので、そのダイジェスト版かつ実写である映画は物足りなく感じた。この作品に関しては、人の手で描かれた心象風景の面白さが、生身の俳優の細やかな表現やレンズが捉える光を超えていたと思う。 pic.twitter.com/aRce7pApgg


映画【3月のライオン】しかしキャストの幾人かは、マンガのほうがあて描きされたのかというくらい似てたなw 後編途中から俺が知らない話になったので、これはアニメ2ndシーズンに出てくる話だろうと思い見るのをやめた。ああ、なぜ2期3期を放送してくれないんですか @TVJapan 愛してるのに。 pic.twitter.com/SmCpolIv2A





5月22日

ピカ、男前だ。カッコいい。◇被写界深度の浅い新レンズの使い方がわかってきて、開放で撮ると画面全体ではフォーカスが合ってない部分が多すぎ失敗写真になる。猫の鼻の頭だけ合ってるとかね。ある程度絞ったほうがこの花たちのように、ふわっとした中にキリッとしたものが浮き出て気持ちがいい。 pic.twitter.com/NyP1YCH9az



5月24日

うわ。久々に山川健一のロック・エッセイで鳥肌が。「 I Don't Want to Talk About It」、ダニー・ウィッテン、エイミー・ベルという過ぎ去っていった夢。◆「ロックはここにあり、やがて通り過ぎていく音楽である。あの奇跡のような一夜だって時の向こうへ遠ざかっていく」



@Yamakawakenichi
山川健一@Yamakawakenichi

 Danny Whitten の I Don't Want to Talk About Itです。凄くいいよ。
m.youtube.com/watch?


@tomosakataうわ!(心が動いたときに出てくる声が毎度ダサくてすいません・笑)これはイントロが始まった瞬間ぐっと来ますね。このテンポなのか! ロッド版よりこんなに遅いのか! それだけで、耳慣れたあの音より何倍もリリカルな音が出てくることがわかる。これはたまらないです。ダニー・ウィッテン。

この曲が入ってるロッドの「アトランティック・クロッシング」を聴いてたのは高校生の頃。山川健一を読んでたのは大学を終え、バイトしながらバンドをやってバイクに乗ってた東京バババ時代。ダニー・ウィッテンがいたというクレイジーホースを見たのは、俺がバンクーバーに住み始めた年。 pic.twitter.com/oQPee6aQe1


90年代後半に俺がバンクーバーで見たニール・ヤングは調子が悪くて、どこがどうしたのかとにかくノッてないのが丸見えだった。後ろを向いてずっとギターをグネグネ弾いていた。バンドのクレイジーホースは様子を伺うようにニールの顔を見て、全員が爆音でガッガッガとただ弾いていた。 pic.twitter.com/XXTymUPsbE


愛するニール・ヤングを見れたのにこんなライブなのかと俺は悲しくて、俺がクレイジーホースならしっかりしろとニールの尻を蹴り上げるんだがなと腹も立った。そんなライブでもアンコールがきて、その最後の曲だけが抜群によかった。「パウダーフィンガー」。ママ、川を白いボートが登ってくるよ。

後日TVでニールヤングが、「バンクーバーの客には悪いことをした、初日で調子が悪かったんだ」と言ってるのを聞いて、ああやっぱりそうだったんだなと。まあライブをやればそういうこともあるよね。しかしあの「パウダーフィンガー」で弾けた観衆の、ラララ・ラーララーという大合唱は最高だったよ。

ママ、川を白いボートが登ってくるよ。「パウダーフィンガー」の歌詞を調べ、武装した敵が集落を襲い、若く経験のない留守居の若者が怯えつつ銃を持って戦うという歌詞だと知ったときは、そんな恐ろしい歌だったのかと震えた。◆Powderfinger (Live) youtu.be/ScO-8P3cyFQ



5月27日

夜中に目が覚めてしまい、寝直せずツイッターをつい見たらなお目が冴えて、ついに眠れず起き出して、#いだてん を見て泣いてしまった。なにはともあれ金栗四三、日本人で最初に五輪の42キロを走り切ったのです。涙の夜明けなのです。

5月29日

#いだてん 再見。前回の五輪は現地ロケで臨場感を美しく切なく再現し、今回は「金栗先生は立派でした。われわれ3人を引っ張ってくださいました」と後輩たちが口々に語る舞台演劇になっていた。制作陣のインスピレーションには限りがないのだと本当に感心させられる。 pic.twitter.com/gVhWtokW2D


#いだてん 今度はJAPANという立て札を掲げるリラックスした四三が、実は「ベルリン中止からはなかばやけくそでした」と脚の疲労蓄積を抱え、それを明かす相手が三島だった。ぼろぼろになって完走した四三を嘉納治五郎が抱きすくめる。罵倒を浴びる惨敗も、見るべき者が見れば金メダルのごとく美しい。 pic.twitter.com/FrxfSz269S



5月30日

@wanpakutenshi いま現在沖縄で危険と騒音と環境破壊にさらされている人々の訴えは無視し、北朝鮮拉致被害者救出は最重要課題ですよと毎度PRする安倍政権。つまり後者にのみ働くなんらかの政治的インセンティブがあるわけですよね。この甚だしいアンバランスはなんなのかと思う。

国防費に文句をいうと「安全保障とその他を同じ天秤に乗せるな」と言ってくる人がいるけれど、同じ税金を天秤にかけるのが国家予算ではないか。で国内でお金が回る教育福祉には財源がなく、国外に消える軍事費にはなぜ財源があるのかという説明を、政府は一度もしたことがないだろう。

5月31日

雨が少ない春夏いつも芝が枯れてしまう箇所が庭にあるのだが、奥様がここに「ミックスシード」(#スターデューバレー やってる人ならアレかと分かるw)をまいたら、かわいらしい草むらになった。クローバーその他BCの草むらに生えている非外来種の詰め合わせだそう。なので広がっても大丈夫。 pic.twitter.com/GsRfKoHvHT



丈が伸びて草ボーボーになったら、ほかの芝生と一緒に芝刈り機をブイーとかければいいとのこと。根っこごと抜けちゃいそうに見えるが、プラントショップの説明によるとちゃんと根を張っていて大丈夫なんだそう。庭の一部が自然の小さな草むらになってしまった。ほんとかわいらしい。

そして俺は「さあピカ、草でもお食べ」と猫を庭に連れ出し、パシパシパシと写真を撮って、かわいいなあ、いいレンズだなあと毎日うっとりしている pic.twitter.com/rCUuExbsRF





2019/05/24

【カメラ日記】ボケるレンズで練習中 - M.ZUIKO 25mm F1.8



ピカ、男前だ。カッコいい。OM-D E-M10 と M.ZUIKO 25mm F1.8 を手に入れ2週間、新レンズ 25mm F1.8 の使い方がわかってきた。

F1.8 / F2.5
大きなカメラに比べボケない M4/3 でも、F1.8 となると人の目よりずっと被写界深度が浅いので、開放で適当に撮るとどこにフォーカスが合ってるかわからない失敗写真になりやすい。

開放でこうして猫の鼻の頭に合わせると(左)、目が合わないわけ。これではピンぼけ写真にしか見えない。一段(F2.5)あたりまで絞ると、同じ鼻に焦点を置いても目もフォーカス範囲に入ってきて、ちゃんとピントの合った写真に見えるわけです。ここの神経質さがこれまで使ってきたズームやF 2.8 レンズとは違うのだ。



この塩梅がわかってきたので、花などを撮るときは一~二段絞るようにしている。すると1枚目のピカやこの花たちのように、ふわっとした全体の中にキリッとした面が浮き出て気持ちがいい。フォーカス点ではなく面が美しいのだ。ファインダー内でのマニュアルフォーカスが快感の OM-D E-M10、快調である。

屋内で人のポートレートを撮るときなんかは、開放のままでいいみたい。人の肌や輪郭はそんなカリカリじゃないほうがいいのだ。「街コロ」でいいサイコロの目が出てうれしげな奥様。全体にふわっとしていながら、彼女のまつげがきれいに写っている。いい写真が撮れたと見せたら喜んでいただけた :-)


◇  ◇  ◇

背が高くややゴツいOM-D、最小サイズのPEN E-PL5
夕方ムスメが散歩するというので、前から愛用している PEN E-PL5 に MZ25mm をつけて付き合った。

いわゆる一眼レフスタイルであるファインダー付きの OM-D E-M10 は写真撮ってます感丸出しになるので、町中で使うのはちょっと気恥ずかしい(笑)。

ひと目があるところでは何食わぬ顔でカバンからさっと取り出し、スマホ見てますみたいな風情で街景をスナップショットしたいわけ。その用途には小さく軽く突起物のない PEN はやはり最強なんである。一眼レフはファインダー部の突起がある分背が高く、カバンからの取り出しやすさではこれがけっこう大きな違いになる。



絞りは F2.5 で固定。歩きながらパチパチ適当に撮って、シャープさとふわふわがいい感じに混じった気持ちのいい写真がどんどん出てくる。PEN は OM-D より小さく軽いが、センサーと画像エンジンは同等なので同じレンズをつければ撮れる写真のクオリティは同等なのだ。スナップショットに重要なフォーカスもコンデジやスマホとは比較にならないほど早い。こんな小さなカメラで M4/3 最高レベルの絵が出るのである。素晴らしい。

OM-D はこれにファインダーを加え手ブレ補正を強化した分ゴツいが、まわりを気にせず撮影に没頭できるシーンではその分楽しみが大きいわけ。やっぱりファインダーを覗いたままボケや明るさを確認し詰めて撮るのも楽しいのだ。



いやーやっぱりいいわこのレンズ。ズームより難しいけど、すごい絵が出る。愛する PEN E-PL5 もやっぱり最高。

◇  ◇  ◇


帰りにうちから2ブロックほど離れた家の前を通りかかると、静かなエレキギターのコードが聞こえてきた。

「――あ、お父さんコレ!」
「――レッドツェッペリン! なんだっけ、Ten Years Gone!

俺たちは美しいコードに聞き惚れ、その家の前であの美しいギターフレーズを歌い踊ったのです。トゥットゥクトゥ・トゥットゥットゥクトゥ。

「そういえば昔バンド音が聞こえて見に来たら、この家のパーティでおじさんたちが演奏してたよね。あれはモサモサのアメリカンロックだったから、このギターは多分その息子あたりだね」
「覚えてない」
「あれはムスメが小学校の頃、10年くらい前だよ。まさに、Ten Years Gone。ははは」◆

2019/05/14

【カメラ日記】ポジフィルム・ビューワーみたいだOM-D

写真も写ってる見知らぬお嬢さんたちもきれい!
 昨日行った日系写真家マントーさんの写真展スナップショットを見て、俺は突然心を入れ替えた。OM-D 買おう。やっぱズームではこんなふわっとやわらかな写真は撮れない。手ブレ補正機構(IS)故障のせいでふわっとボケる単焦点レンズを使えない E-PL5 を使っていては、やっぱり駄目なのだ。

 というわけで中古で【オリンパス OM-D E-M10】を買ってしまった。はじめてのファインダー付きマイクロフォーサーズ一眼である。しかも4年前沖縄のモールで試着し写りに感動したオリンパスの高級レンズ 25mm F1.8 つき! どどーん。(これまで6年使ってきた手持ちのレンズもすべて使える)

E-M10 は3軸の強力ISを持ち、そして25mm F1.8 は俺のカメラにつく最高レベルの単焦点レンズであるはずなわけ。中古価格でいえばカメラ本体よりレンズのほうが高いくらいなんである。




で 25mm レンズのふんわりポートレートはまだ猫しか撮れてないのだが、OM-Dシリーズは評判通り手ブレ補正(3軸IS)がすごい。ISが弱かった俺の歴代オリンパスカメラ(M4/3 PEN)ではブレて使えなかった MZ40-150mm 望遠レンズのテレ端が高確率で見事に止まる。大河フレイジャーリバーの対岸、1キロ少し彼方の貨車の車台番号が読める。肉眼では列車が移動してることしかわからない距離で。

またファインダーがあるおかげでハイウェイの車にピントを合わせられる。モータースポーツ写真家気分。ファインダーは自分が作る画像そのものを見ながら構図、明るさ、色などをブラインドタッチのダイヤルで変えられるのだから、使ってみると写真撮るならベストはこれしかないなとよくわかる。これほど気持ちいいのかと驚くほどだ。ファインダーなしのカメラはこれをカンでやってるんだもんな。

とても買えないと思っていた高価な 25mm レンズ(新品ならレンズだけで $400~!)つきの一眼レフを安価で譲ってくれた売り主は、なんとティーンの女の子だった。付き添いの父親も含めカメラのことは何も知らず、設定も狂いまくっていた。きっとカメラ叔父さんがフルサイズに買い替えE-M10を姪にプレゼントしたものの、使われず別のカメラおじさんの俺にまわってきたのだと思う。ありがたし :-)

ズボラなティーンが所有してたものらしくボディに汚れもついていたが(笑)、掃除してやれば状態に問題はない。レンズはプロテクターが付いておりクリーン。中古車の走行距離にあたる撮影枚数も1万5千と、年式のわりに少ない(俺のE-PM1は5万枚を突破している)。ありがたし :-)

◇  ◇  ◇

しかし所有カメラはこれでオリンパスばかり4台。

(マイクロフォーサーズ)E-PM1、E-PL5、E-M10
(コンデジ)XZ-2

(レンズ)LUMIX G VARIO 14-42mm II、MZ14-42、MZ40-150mm、SIGMA 19mm F2.8、SIGMA 30mm F2.8、MZ25mm F1.8

完動ボディは今回買った E-M10 だけで、ほかは使い倒しどこかしら壊れているので売ることもできない。困った(笑)。明るい25mm が手に入ったので、SIGMA 19mm F2.8と30mm F2.8レンズは売れると思う。こうしてカメラ趣味は沼にハマっていく。

◇  ◇  ◇  



25mm F1.8は自分の手持ちで一番被写体深度が浅いレンズなので、全然うまく使えず苦労している。しかし失敗しつつも面白い写真が出てくる。なんか80年代の英国ロックバンドのジャケットみたいのが撮れた。



新カメラ E-M10 + MZ25mm の初仕事は、土曜の町のメーデーパレードになった。同行した娘とパレードの車をフレームに入れると、被写界深度を稼ぐために F2.5 くらいまで絞っても実にいい塩梅に背景が溶けてくれる。



レンズの換算 50mm は人物ポートレートにはぴったりで、道ゆく車を撮るには若干遠いのだが(標準ズームの換算 84mm でちょうどいい)、シャープに撮れてるので切り抜けば細部まで見事に写っている。これはいいわ。期待通りに万能型のレンズ、MZ-25mm F1.8。

◇  ◇  ◇


(E-M10+SIGMA 19mm F2.8)

市営農園などで E-M10 の電子ファインダーを覗き、撮ったばかりの写真を眺めていると、これはポジフィルムをライトボックスとビューワーで見るのにそっくりだなと思う。背面モニターで見るのとは違って、透過光で見ている感じと立体感がすごくある。



これがポジフィルムのビューワー。かつて
弟や友だちがすごい写真を俺に見せてくれた。
片目だけとはいえ眼の前一面に画像が広がるわけだから、今見てる景色とおんなじものを手に入れたという実感がすごいのだ。

俺が街の景色の写真を撮るのは、見ているきれいなものを自分のコレクションに加えたいという収集趣味なわけで、そこを強く満足させてくれる。こんなポジビューワーみたいな快適装置をいつか自分が持てるようになるとは思わなかった。幸せだ :-)

しかしまあ電子ファインダーのこんなポジビューワー的楽しさは想像してなかったが、OM-D はいつか買うだろうと思っていたな。

2013 年にカメラ屋で白くてかわいい激安 180 ドルのオリンパス E-PM1 に一目惚れし、レンズ交換式カメラがこんな値段で買えるのか買わずんばと買ってマイクロフォーサーズというカメラシステムを知り、撮って写真の楽しさに酔いしれ、しかし明るいレンズがほしい、ファインダーがほしい、より強力な手ブレ補正がほしいと欲望が嵩じ続けていたのだ。

だから OM-D を手に入れるのは定めだったのだろうという気がする。定めに従ってよかった。――というか、俺でも飛びつける値段でこのE-M10+25mmが個人売買市場に出てくれてよかった、ありがとうティーンちゃん!