2026/02/01

【まとめ26年1月前半】筑紫哲也も久米宏も持たない時代

「ばけばけ出雲旅」「小泉八雲とうちの縁」「紅白:大衆音楽の進化と終焉」「雑すぎる高市首相」「繁盛するカナダのブックストア」「平野レミへの贈り物」

■1月2日                戦争への道

#映像の世紀【スクリーンの中の東京百年】食糧難はあれど東京は1943年までほぼ空爆がなく、平穏な生活が続いていたと映画に描かれていて驚いた。戦争は遠い南方で行われているものだったという。

B-29の登場と44年6月サイパン陥落までは。プロパガンダ映画が犠牲を増やしただろうと片岡義男。

この番組は必ず、まさかあんなことになるとはねえという戦争への想起で心を満たす。自民党支配の現代日本を照射している。戦争はまだ遠くにあるという実感だが、最悪レベルの人がいまの首相となっている。

紅白の前後、中韓のアイドルグループが原爆雲のライトスタンドをインスタに投稿したとウヨが騒いでいた。子供のイキり軽率さに怒ってる人たちと高市支持層はほぼ重なるだろう。高市官邸幹部のイキり軽率核兵器保持論にも怒りの投書してんのかと思った。向こうはただの子供芸能人で、こっちは【安保担当首相補佐官】だぞ。

■1月3日                 ばけばけ出雲旅

NHK新年第一弾の【#ばけばけ出雲旅が面白かった。なにより小泉八雲の紀行文がめちゃめちゃ良いのだと知った。ヘブン先生はあの猫背で文机に向かい、あんないい文章を書いていたのかと改めてシーンが思い浮かぶ。おトキたちに母語で伝えたかったろうな。訳もすばらしい。青空文庫で読んでみよう。


松江出雲いいところだなと地図を見て、鳥取より左、思ってたよりはるか西方にあるのだと知った。姫路の上くらいかと思ってた。つまり鳥取と島根を逆に覚えてた。美保関のあの旅館すごいなーとググって、宿代に驚く。あの歴史的建造物が$100とかそんな宿代なの? ソンナ、ソンナ?(←素泊まり最安値だったけど)

■1月3日               お正月のごちそう

お正月のおやつに、奥様がクリームパフを焼いてくれた。カナダのベーカリーにはシュークリームがないので、たまに作ってくれる。少し焦げてたけど甘さ控えめでおいしかった。クリスマスから甘い物食べ過ぎだ。 

娘は「珍しいものが売ってた」とジョークで『イギリスのカップヌードル』をくれたのだが、指定の熱湯4分ではまだ麺の芯がゴリゴリ残っており、しかもスープの味がしょうゆでも塩でもチキンでもない【カレーマンゴー味】で、頑張ったが完食無理だった。なぜこれ作った英国人ww 


■1月4日                  小泉八雲とうちの縁

やや遅くなったけれど、当家は今日お年越しのおそばをいただきました。年末に日本食材店で買っておいたクロマメとゴボウの味噌漬けその他がおいしかった。クロマメは正月に大事ななにか縁起のいいものなんだよと家族に説明した。煮マメを食べるとおばあちゃんちを思い出すよね。うまい。

そばを食べ新年気分になったので母に電話をし、日本は大雪だそうだねと話すと、「長野はそうでもないよ、北陸や山陰だね」と母は答え、「山陰といえば『#ばけばけ』面白いねえ」と話が盛り上がった。「朝ドラはいつも面白いけど、これは一番かもしれないね」とのこと。 

母「うちは小泉八雲と縁があるんだよ。湯田中のうちの下の橋のたもとに小泉八雲の別荘があってね、あたしが子供の頃夜間瀬川が大増水して堤防切れそうだと、そこの荷物を全部うちの蔵に運んだのよ。小泉さんがいたかどうか覚えないけど、蔵が一杯だったのは覚えてるわ」

母「それでお礼にってオルガンをもらったの。田舎だからオルガンなんて珍しくて、よく覚えてるわ」――なんと! 小泉八雲は明治の人だから、母さんが子供の昭和初期ならきっとその子孫だね。うちはヘブン先生・おトキと縁があったのか。じーん🙂 

■1月5日                   紅白:大衆音楽の進化と終焉

日本の母は、「#紅白 は見てももう分からないよ」とまったく見なかったそう。当然だよな。アイドルは個々のグループの違いが分からないし、韓国アイドルや米津玄師は先進的すぎる。音楽は難解になった。

ちゃんみなとか、年齢に関わらず米ヒップホップを見聞きしたことない人たちには見たことも聴いたこともない異質なものだと思う。俺も「なるほど、エロは自分のためという女性のエンパワーメントをやってる米歌手たちの日本版だな」というフレームワークの中で、そういう運動の一環として彼女を捉えただけである。

自分がたとえば中学の頃初めてZepを聴きあまりにビートルズと音の構造が違うので当初さっぱり分からなかったように、若者たちの音楽がわからない大人は多いだろうなと思う。メロディがない、歌詞がわからない、リズムが取れないなど、構造的に全くわからないだろう。わからないものを見るのは不快なので、見ないとなるわけである。大衆音楽のショーケース紅白は、終わってしまった。

お年寄りが早く寝れるよう、後半高齢歌手部分を前半にやるべきなのではと思った。まったく見れなくなってしまうのは気の毒だ。お茶の間文化が一つ消えつつある感がある。

■1月6日                  冬の晴れ間は感謝しかない

仕事始めのマンデーモーニングは、キラキラなサニーデイとなった。郵便配達とゴミ収集のトラックを追いかけて、毎年恒例の感謝チョコレートを渡した。「うちの奥さんからだよ!」「サンキューと伝えてくれ!」

 

ピカも窓際で日向ぼっこをする。晴れると世界は美しいねえ。(LUMIX GF10+1235mm/20mm) 

■1月8日                松田聖子はすごい

NHKの歌謡ショーかな、音楽クオリティ高いですね歌もバンドも。松田聖子の若い頃はほんとすごい。なんという声の厚みと伸びやかさ。音の一つ一つに伸びがある。小さなボディで肺活量が違うんだろうか。石野真子もこんなにうまかったんだなーと改めて(振り付けヘンだけどズレてないしw)。

毎年紅白でトリをやる歌ウマ歌手は、その曲からしてうわ~っとせり上げる唱法で人の心をフィジカルに動かす作りになっている。力まなくとも声が伸びる若き日の松田聖子は何を歌ってもすごい、ナチュラルな天然の美がある。あんなダサい訳詞の「コールミー」ですら何度も聴いてしまうくらいだ。


■1月8日           宇津井フェリー

ブライアン・フェリーと宇津井健が似てるというツイートに笑ってしまったw (宇津井健かっこいい)。前も書いた気がしますが渋谷パルコで働いてた友人女子が80年代、ロキシーミュージックが来日するたびブライアン・フェリーうちの店に来るかも、うちの服絶対似合うし! と盛り上がってました。 

■1月8日                        渋谷陽一を偲ぶ正月

渋谷陽一いとうせいこう・話せば分かる政治も社会も【感想まとめ】

年末年始は日本のラジオが更新止まっていたので、この番組を再々聴していた。コロナ禍の安倍・スガ政権時、日本の政治経済の行き詰まりを打開したいと優れた知性を招き夢のある議論をしていた渋谷陽一の元気な声が、ほんと懐かしい。感想ツイートをtogetterにまとめておこう。twilog.togetter.com/tomosakata/m/w… 

渋谷陽一はその商才と理想主義から、、左翼はダメだったが大衆にウケるポピュラーな左派の叡智を結集すれば、日本をよりよい方向へ向けられると信じていたのだと思う。ロックが日本を変えたように。当番組にも、子供の頃から渋谷陽一を聞き読んでましたという学者が何人も登場していた。 

【SIGHT RADIO 話せばわかる!政治も社会も】ここでまだ全話聞けます、全107本! poddtoppen.se/podcast/150668… 

■1月9日                LUMIXは小さいやつがいい

最近マイクロ4/3の新製品が出てこないので、LUMIXから離れたという人たちの話がツイッターで流れている。「画は本当にいいんだけどね」と皆がいう。

俺もGX7mk2、G85、GX9と「画は本当にいいが手にしっくり来ない…」と感じ手放して、OM-Dをメインとしつつ、サブにとにかく小さいLUMIX GF10を入手した。この「こんな小さく出る画は最高」が、今のところ一番満足なLUMIXだな。こんな小さなカメラに操作感のよさなど求めないので。pic.x.com/8rUp5R3a1A 

この頃カメラは小ささとこの便利セルフィーに惚れて、GF10ばかり持ち歩き使っている。クリームを食べてると必ずやってきてひと舐めしていくピカ。はは。カウントダウン連写タイマーでこういう写真を簡単に撮れるんだよねGFは。 pic.x.com/40G2MRddqD

イベントで写真を撮る日は手ブレ補正と操作性最強なOLYMPUS E-M10mk3を持っていき、撮れる写真は文句なく良いのだが、mk3は設定C1-4を保存できないことにつくづくイラついている。Mk2の程度のいいのがあれば戻りたいのだが、しかしmk2は液晶リボン切れが持病(俺のもそれで死亡)で再発が怖いので、E-M5mk2かなーと。

今日。モールでE-M5初代の安いのを見つけてしまった。あまりの値段にちょっとグラッと心が動いたが、静音モード(電子シャッター)や低振動シャッターがないなど、さすがにちょっと古すぎるな。まあ急がずE-M5/10のmk2を待って、マーケットをチェックしていこう。




■1月10日                    雑すぎる高市首相

またもや解散総選挙となった。株価と高市支持率が落ちる前にということか。また在外投票へ行かされるのか。はるかバンクーバーから何度投票しても、日本政治は安倍政権から何一つ変わらない。ハア…😔 

今回も電撃解散で、また在外選挙人証が間に合わない人が出るだろう。解散なら1年半で3回も投票させられる上に半年もの政治空白となり、前回の投票はなんだったのかという気持ちにもなります。600億~の選挙費用は自民党が払ってほしい。#在外選挙

#プレ金ナイト 澤田大樹記者の政治ニュース解説は毎週、出来事の意味と閣僚・議員・各党の本音を現場記者目線で読み解いてくれるので笑っちゃう。(1:23-)「伊勢神宮に安倍さん遺影を持ち込むのもクリアファイルも、やることが雑なのでは。誰に対してもリスペクトないのでは」 

(1:28-)「萩生田幹事長代行は、『国民民主はそろそろ政権に入り責任を共有してほしい』だの、『公明党は与党に戻ったほうがストッパーの役割果たせるのでは』だの、上から目線で偉そうなモノ言いをしている。公明党離脱の原因はアナタじゃないんですかと。ゴキゲンだなと」

ロマン優光さんも同じく、「遺影を見せたいなら見せたいで、やり方が雑なのでは。鹿とか外国人の不起訴の話とか、高市氏は雑な言動をとるところがある人だ」。――世界がこんなにも微妙で難しい局面で、日本では最も言動が雑な政治家が総理になってしまってるという不幸。 

週に何度かバズる高市ツイートもほんと雑だ。激務の総理ながら夫には気遣いしていると綴ればウケるとひらめき書くのだろうが、多忙な人がヘルパーを雇うとか、公邸をバリアフリーにするのはむしろ良いことだとまでは考えが至らない。それくらい大局観のない人なのだと伝わってくる。

■1月11日              繁盛するカナダのブックストア



家族につきあいブックストアへ。いつ行っても繁盛している。カナダで書店実店舗がつぶれないのは、常に値引きをやってるお得感もあるのかなーと思った。

 

店に入った瞬間「今日はこれが安いわよー!」と声をかけられるのだ。安い! 買った! ってなるのかも。

 

店員オススメの本として「日本人20人の人生史」という本が積まれていた。外国人が田中角栄の人生を学んでくれるのか。オススメ理由かなとメモを読むと店員の年頭の誓いで、「今年こそは日本の本を読めるよう、日本文化と日本語を習いたい」とあった。頑張ってくれ。

大型店だけじゃなく、郊外のうちの町の古本屋もこんなに品揃えよくお客がいるんで、カナダ人のほうが本が好きなのだろうか。うちの義母も奥様も、ものすごい読書量である。カナダの本は高いので、書籍代出費も相当なものだろう。

■1月11日                       桜庭和希!

#探偵さんリュック開いてますよ

配信の女の子が絶妙によくて、誰だっけと考えながら見ていた。『ブギウギ』の桜庭和希だ。朝ドラで好きだった脇役女優との再会は最高である。なんでここまで会えなかったかと思うくらいイイ。ドラマの趣旨は1話ではサッパリわからんが、温泉町の風景も最高。


■1月12日                   「俺たちの旅」最終回

【俺たちの旅】46話。洋子の気持ちをはぐらかし続けてきたカースケが、山陰地方を取材する彼女に会いに行く。すごい鉄路が映っている。これまでにない展開なので、あ、これが最終回かと気がついた。飛ばし飛ばし気に行った回だけ見てきたが、中村雅俊がしばしば暑苦しい以外は面白かったな。 

Tver【俺たちの旅】はこのあと10年後、20年後、30年後が入っている。10年後は85年なので、俺が井の頭に住んでいた時期と完全に重なる。当時はTVドラマなんか見てなかったんで見た記憶はないけれど(バイトとバンドとバイクとファミコンやってた)、きっと本編より風景は懐かしいだろう。楽しみ。

あの鉄橋はこれだ、東陽一の山陰余部鉄橋。すごい。転落事故もあったんだ。「明治45年山陰本線京都と出雲市が結ばれ、深い谷の高低差をどうしてもパスすることができず、国内最長のトレッスル橋が架けられた」『余部鉄橋が役目を終えた GIG@NET・鉄ちゃんBlog』 ameblo.jp/kereiisukoke/e…

■1月14日                替え玉ブラヴォー面白い

#替え玉ブラヴォー は序盤ヒロインの性格きっついなー…と思ったのだが、絶交されるところからそういうヒロインだという話かと膝を打ち、昨夜の「話聞いてくれないと死ぬ死ぬ」詐欺は声を立てて笑ってしまいました。どこへ行くのかさっぱり分からないけどパワーがすごい。夜ドラは傑作が多い。

■1月15日                  平野レミへの贈り物


【ファミリーヒストリー】平野レミ。いやー、久々にこの番組で泣かされた。最初から最後まで胸いっぱいの愛だ、Whole Lotta Love。姓はBowieの祖父。あいのこと戦前蔑まれ、戦後は混血児たち(死語!)をサポートした父。

そして平野レミを愛し愛された和田誠が残していた、なんという贈り物!

■1月15日                 筑紫哲也も久米宏も持たない時代

アングラカルチャー紙『共犯新聞』が久米宏を取り上げ、「政治家には政党を問わず厳しく対応する」と語った久米宏を「メディア=反権力と大上段に構えない」と言い換えた後継者大越健介が本質を語っていないと論評。動画見ると久米宏面白い!◆久米宏vs権力18年のバトル youtu.be/sQn1OEUvkeQ?si…

【共犯新聞】「公平な報道とは反権力すらも公平に手放す思想ではない。公平の美辞麗句でジャーナリズムをすり替えてはいけない。今明らかなのは、久米がジャーナリストであったのに対し、大越はジャーナリストでは無い事実だ」

しかし #久米宏 もすごいが、自民党政治家の話術、ユーモア、切り返し、質問の出し入れ、言っていいこと言うべきことのコントロール力も桁違いだよね今と。時代は変わったとつくづく思う。

総裁選の鹿デマや、「日本を洗濯いたします」という滑りまくった挨拶までは誰もが知る悪相高市そのままで、高市早苗が好きだなんて非政治的一般人はいなかったはず。どこでどうスイッチが入ったのか、恐ろしいほどのメディアウォッシュ成功例だと思う。

この空気は宣伝じゃ作れないので、筑紫哲也も久米宏も持たない世代の政治的無知による偶発的なものなんだろうな。PR会社ができるのは商品をきれいに見せることまでで、商品が爆発的に売れるには買い手の側に、その商品の実情を知らないという情報の空白が必要なのだ。