「小学校の思い出」「突然ジャパニーズガーデン」ほか。
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■.05/02/14(月) 11:01:24 □ 「案山子」
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こないだ弟OKO経由で、PTA広報誌の編集をやっているという兄貴に小学校の思い出というアンケートを頼まれ書いたのだが(↓)、そのお礼で兄貴からメールが来た。短いメールで筆不精な感じがして、こういうのをもらうと「♪元気でいーるかー、町には慣れたかー」というメロディが聞こえてきて感動してしまう。
> =======================
> アンケート回答(1975 年卒業、男、カナダ在住)
> =======================
>
> ●小学校の思い出の風景
>
> 校庭です。校庭から眺めた木造時代の校舎もいい感じでした。今でも古
> い校舎を夢に見ることがあります。
>
> ●思い出深い学校での様子
>
> あまりにいろいろとあって絞り切れませんが、先生に毎日毎日しこたま
> ビンタをくらったことが印象深いことです。今思えば小学生のイタズラ
> とか給食の何かが食べられないという程度のことで、あの頃の先生はよ
> くあれほど子供を叩いたものだわと思います。やっぱり軍国時代の名残
> だったのかしら。
>
> ●小学校で好きだった遊び
>
> 地面に書いた環状の通路を駆け抜け、敵がそれを突き飛ばして阻止する
> 遊び(桜島? 宝島かな?)、ビー球、野球、サッカー、ピンポン、コ
> マ、放課後には自転車で魚取りに行ったことも。冬、土手に雪の坂を作っ
> て竹スキープラスキーをしたのも楽しかった。
>
> ●子供たちに一言
>
> あらためてこうして思い返すと、小学校では実にいろいろと面白い遊び
> をしたなあと後から後から記憶が出てきます。みなで工夫して、いろん
> な楽しいことをやってください。
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■.05/02/16(水) 10:12:20 □ フロントドレインは大丈夫だった
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着ていく服でダダをこね泣く萌が落ち着いてからへプリスクールへ連れて行き、いまだ解決していない家の周りの排水ドレイン問題を考える。今日は1つだけグッド・ニューズがあって、実際に水を流してテストした結果、フロントのドレインはちゃんと水が流れることが分かった。新しいパイプを入れて泥がたまらないよう気をつけてやれば、フロントは改造なしでいける。しかし裏の水が設計どおり流れてくれない問題は出口が見つからない。はあ。まったく途方に暮れる。
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ジムナスティックス。萌のやる気なし先生がバスに遅れたとかで、今日は5~6歳児のクラスと合同になっているのだが、こっちの先生の方がずっといい。というか体操の先生と聞いて普通想像するとおりのことをしてくれている。まず大きな声と共に自分で見本を見せ、できない子がいないか周りを見渡し、しっかり体を使ってアシストしている。他のグループの先生を見ていてもこれで当たり前なのであって、やはりレギュラー先生は明らかに熱意がない.....と思っていると、トランポリンで皆がアシストのおかげで上手にできてるときにレギュラー先生が来てしまい、そこからは先週同様「そこで脚を伸ばして。違う。そう」と端から指示するだけになってしまった。そこから後の子は課題ができず。しかも課題ができてもできなくてもトランポリンを終了させてしまうのである。
これではいくらなんでもたまらん。プレイグラウンドで退屈しながら子供を見ている親と同じ程度のことしかこの先生はしてないのである。事務所に苦情を言いに行くが若い他の先生しかおらず、帰ってきてMと相談し、可能ならクラスを変えることにした。この先生ではせっかくの楽しい体操が台無しだ。
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■ 05/02/19(土) 13:20:30 □ 突然ジャパニーズガーデン
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気温が上がるまでフロントの穴掘りから仕事を開始。パイプがほぼむき出しになったところでランチ。午後はコールタール2層目を終わらせ、パイプを掘り出して新しいパイプの配置を決め、必要なジョイント類を買ってきて設置するところまで行けるだろう。今日はさすがに萌がどこかへ出かけたがっているのだが、今日は無理だ。
しかし家の周り中穴だらけなのだが、フロントヤードは掘った土が築山となって、掘り出した庭木をその上に配置すると突然ジャパニーズガーデン風となり美しい。ずっとこのままにしておきたい(笑)。こういう風な前庭にしようぜとMに推挙するが、笑って取り合わず。
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最近毎日力仕事をしてるので筋肉痛がなくなったと思っていたが、今日は5時間休みなくぶっ通しで働いたので、さすがに疲れた。皿洗いをするためのエナジーをためるため、晩飯後は4時間ただただ横になってTVを見PCをやっていた。
最初バカにしていた「冬ソナ」なのだが、すでにかなりハラハラさせられている。今週はとうとう嘘つき女の嘘に気づいた主人公が、ユージンの元へと車を飛ばしていった。おおついに分かってくれたのか遅いよ君、そもそもユージンの人柄の良さを一発で見抜いた君が、嘘つき女の人の悪さが分からんというのがおかしいのだとある種のカタルシスを感じていると、部屋にはユージンが婚約者と共にいて謝れなかったのであった。このサスペンス(引っ張り)! うーんとシビレました (^o^;。
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■ 05/02/20(日) 10:23:30 □ 心身ともバーンアウト
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昨日の穴堀りで心身ともバーンアウトし、今日は休みを取ることにした。Mが萌を買い物に連れて行き、俺は半日オフ。TV Japan でやってた「大黒摩季とフレンズ」という番組を見る。ギターが元スライダーズの土屋公平君なのだが、誰が選んでるのか
> I was born to love you / フレンズ / 激しい雨が / バスルームから愛をこめ> て / I Was Made For Lovin' You / Born to Be wild / Honky Tonk Women / > タイムマシーンにお願い / THE ROSE / 翼の折れたエンジェル / My > Revolution / HERO~ヒーローになる時、それは今 / MONEY / あゝ無情 / > SOMEDAY / ら・ら・ら
という曲目で、次から次へあれよあれよとツボをはずしている(笑)。意外性のある KISS の曲や当人が飾らず素直に選んだ感じがする「My Revolution」「あゝ無情」および自分の曲はよかったのだが、もともと大黒という人は肺活量が少なく音域が狭く、何を歌っても良い、という歌手ではないのだと思われる。知らないけど。この選曲の悪さに加えてレベッカ、モッズらはスライダーズとまったくの同世代なわけで、そういうライバルたちの歌を公平君がやってるのが妙な感じである。
でもまあ背中とほっぺたがおっちゃんっぽくなっているが、公平君はやっぱりいいギターを弾いている。日本一のギブソンSG使いという感じで、バサっとした音で刻むバッキングが実にいい。しかし公平君のギターを持ってしてもバンドはロックせず、ああ村越さんの歌とギターを聴きたいと思った。村越さんもカバーをやればあまり気の利いたことはしないと思うが、イモな音は出さないだろう。
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■ 05/02/23(水) 16:33:33 □ なんなんだこのやる気なし体操教師
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素晴らしい天気。最近家の修理のあおりで友達とも俺とも遊べない萌が気の毒なので、お母さん方と相談してキッズを秘境 Oxford プレイグラウンドに案内した。サッカー、スライド、砂場、芝生遊びとみなが満喫した様子。よかったよかった。
萌はさらに夕方ジムナスティックスもあり、近来まれに見る充実日。俺が家の修理にかかりっきりで、萌にはずいぶんつまらない思いをさせていたので、春のぽかぽかの光の中でたっぷり遊ばせてやれてうれしかった。
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ジムナスティックスは3週目なのだが、例のやる気なし体操教師が今週も相変わらず手本を示さず口頭でだけ指導している。それを確認してから事務所へ行く。
彼女にまるでやる気がないとか、時間を有効に使う工夫をしていないといったことは主観もあるのでさすがに言えないが、「もう3度見たが毎度同じで、トランポリンなどで手本を見せてくれないので、キッズは何をしたらいいのか分かっていないと思う。他のクラスを見れば先生たちが手本を示しているのだから、このクラスでもそうするように言ってくれないか」とマネージャーらしきオバサンに訴える。と、分かった伝えると即その場で伝達が飛び、やる気なし先生はすぐさまトランポリンに乗って普通の手取り足取り指導に切り替えた。
しかし良化したのはその部分だけで、全体としてこのジムにいる先生で最もやる気と工夫がないのは同じことなのである。今日は大小の鉄棒で二度同じことをやって時間を使い、床と平均台をスキップしていやがった。体を動かしたい盛りの子供に15分も順番待ちさせ(※)、3種類しか運動させないというのは実に馬鹿げている。
(※)トランポリンでは1人1人の指導が3分にも及び無駄に長く、都合1人15分の待ちとなる。さらに先生の動作が異様にのろく元気に声もかけないので、子供の流れも悪い。
子供たちは体操自体が楽しいのでこの先生でも楽しんでいるのだが、もっと楽しいのが当たり前なのだ。今後もマネージャーに苦情を伝えて、変わらないようならクラスかクラブ自体を変えたい。いったいなんなんだこのやる気なし体操教師。動きたくないのか? だからそんなにポチャポチャしてるんだアンタはぁ!
2005/02/24
2005/02/13
日記「小市民ライフ」
「ついにシティへのドレイン発見」「素晴らしい LEGO の世界」ほか。
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■.05/02/07(月) 09:20:23 □ ついにシティへのドレイン発見
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萌は週末また風邪をひき、カンシャクを起こして大声を立てては「どうして自分はこんなに怒っているのだろう」などとつぶやいていた。それは怒ってるんじゃなくて、風邪で具合悪いと機嫌が悪くなるのよ、誰でもそうよとMに慰められていた。今日はもう大丈夫でプリスクールへ。
----------------------
大雨時に雨水が下水に流れない問題でシティの配水検査官が金属探知機を持ってきてくれ、家の右端になにか大きな金属物がある、ポンプだろうと教えてくれた。ポンプ~? 最初からポンプが入っていたのか? だとしたらこのグラウンドレベルの低さを補うという意味でそれはそれで makes sense だが、その場合でもなぜ点検が必要なものを地中届かないところに埋めたのかという古代の謎が残る。がもうこの家の配水管においては、あらゆる不合理さは全然あり得ることなのであった。とにかくそこを掘ってみるしかあるまい。
でわっせわっせと掘ってみると、すぐにに大きな土管が見つかった。苦労して開けるとポンプではなく排水パイプ、だがついに探し求めたうちからシティの排水システムへの排水管が見つかった。やれやれ。
ここからシティの排水システムに水が流れるかどうかをチェックするときっちり流れる。詰まってはいない。―――のだが、このパイプは明らかにうちにある他の排水口よりも高いのである。このパイプに水が達すれば無事流れるわけだが、そのときは家の玄関がすでに水につかっているだろう。これで水がシティに流れるわけはないのであった。かくなる上はポンプをインストールするしかない。嫌だが家がシティドレインより低いのはいかんともしがたい。昔はこれでもある程度流れたのかもしれないが、長い年月で家の左サイドが沈んだのだろうか。とにもかくにも原因と対策は分かったので、後はコツコツと直していくべし。
しかし今気づいたのだが、毎日穴掘りで疲れていても、もう筋肉痛は出なくなってしまった。体が鍛えられてしまったらしい(笑)。
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萌は抽選でモッテッソーリ式幼稚園に入れず、一緒に申し込んだLちゃんとKTが入れた。なんたるクジ運の悪さ。「しかし本当にお前さんはクジに弱いな」とMに言うと、「あたしもたった今それを考えていたのよ」と笑う。「クジってほんとに当たったことがないわ。クジと仕事以外のパーソナルライフはラッキーだけどね。
まあ借りてたモッテッソーリ本を読んだ感じでは、ここに入れなかったからといって萌の人生が変わるわけじゃないなと俺の感想を述べると、それはもちろんそう、でも日本に住んだ場合にフレンチスクールはないがモッテッソーリはあっちにもあるので、萌の教育に一貫性を持たせられ戸惑うことが少ないだろうとも考えていたのだそうだ。
その点でも萌はすでに日カ双方の学校に慣れ親しんでるから心配いらんよ、と疲れた体を引きずって日本語幼稚園へ。萌は風邪が治ったばかりで寝不足、プリスクール、L家、幼稚園と相当疲れてるはずなのだが、そのせいでかえってマニッキーになりいつもの2倍うるさい ^_^;。これは帰りの車の中で寝てしまう可能性が高い。
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■.05/02/08(火) 10:30:32 □「素晴らしい LEGO の世界」
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MKの仕事用サーバーを搬送する運転手役を請け負ったのだが、出る直前になって行くのはバキットラム(MKの会社が前にあった所)じゃなくBCITのエリアと判明し、そういうことは先に言えよ、そんな遠くじゃ萌を連れてただ往復するのは嫌だぞ、なんかイベントを入れてやらないと気の毒だとなる。で、急遽サイエンスワールドに連れてってやることにした。
サイエンスワールドはマニアが作ったと言う「素晴らしい LEGO の世界」が特別展示で、入るといきなり2m四方のスンバらしいレゴの城があって期待は盛り上がる。が実際の展示はまあ、いくつかの大物(中に入れ調理器具が全部レゴでできてるキッチンなど)が楽しい以外は、こんなにいっぱいレゴが使えていいねえという程度のものしかなかった。LEGO 社にスポンサードされてるのかもしれないが、そうでなければ大きいものは千ドル超クラスのレゴ費がかかっていそう。
列車模型などレゴだからなんだというものでもないし、町並みもプラントショップのクリスマスオーナメントと大差ない。まあ逆に言えばレゴを大量に買う資力と完成品を置いておく場所があれば、誰だって(加工機械や特殊な技術なしに)素敵なものが作れるという見本ではあるわけで、その意味では LEGO 的な夢はある。というわけで萌も俺も10分ほど見て、OKと言っていつものコーナーへ移動したのだった。
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■.05/02/09(水) 10:49:16 □ ジムナスティックス
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WC予選北朝鮮戦は、ギリギリのギリギリで大黒が決めて勝つ。先制しながら相手の頑張りに試合の決着をつけられず、やがて追いつかれ胃の痛くなるような試合だったらしいが、最後にサブの仕事で勝つところがジーコジャパンの運の強さ、および日本に備わったサッカー力といえようか。
TV Japan のニュースで試合の模様をやってくれた。在日コリアンの人々って、ああして日本語で北朝鮮を応援してるんだなあ。なんかけなげなものがある。そして韓国の人も北を応援してるのかあ。うーむ。いろいろと感慨深い。
川淵会長は、試合前北朝鮮Jリーガーに頑張れよ、ここで有名になるんだぞと声をかけたんだそうだ。「彼ら 2 人のメディアへの態度や発言が、(両国の微妙な関係を)スポーツの試合ということに大きな影響を与えてくれたと心から感謝するし、僕は 2 人のファンになった。日本のサポーターもそうでしょう」。この人はトンチンカンなことを言ったりやったりもするが、ハートのある人だなあと思う。
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夕方萌の新しいジムナスティックス(体操)クラブへ。萌はタップ&ダンスクラス(※)をやめて以来久しく着てなかったレオタードを着ることからしてうれしかったようで、ジムに着くや否やパンツとセーターをババっと脱ぎ捨て列に並ぶ。そしてビッグガールズに混じってのウォームアップ、大小の平均台、トランポリン、大人の体操用鉄棒からスポンジプールへのジャンプ、ロープジャンプからマットで前転といったサーキットメニューを心から楽しんでいた。これは毎週楽しいに違いない。よかったよかった。
(※)親は「キッズ・リサイタル」以外一切子供のダンスを見れず、そしてそのリサイタルのチケットに販売ノルマがあるのだと後から通達され、憤慨してやめた。こんな親の足元を見まくった悪質な子供商法がまかり通る理由が分からん。
しかし惜しいのは先生がどうもナンで、手取り足取りではなく口で指導するだけなので、小さい子にはコツが分からなかったりする。たとえば萌はトランポリンでおしりとひざでバウンスしてから立つという技のやり方が分からず、バウンスはしても立つことはできなくて、何をどうしたらいいのかちょっと困った顔をしていた。いっぺん手を取って「ここで脚を伸ばして立つのよ」と教えてやれば済むことなのに、なんでそうせんのか理解できん。
それに順番待ち時間に他のことをやらせるような工夫は特になく、平均台やトランポリンなどでは順番が来るまで後ろの子は5分ほどもただ待たされている場面が多かった。I'm bored と口に出して言ってる子も当然いた。子供は6人だけなのだから気を配れる先生なら1人でももっと楽しく充実させられると思うのだが、残念ながらあんまり子供の指導に熱心な感じの人ではなかったのである。単に昔体操の資格を取ったお姉さんが(先生たちはどの人も現役で体操をやってるという体重ではない ^_^;)、資格を生かしたバイトとしてやってるだけという感じ。
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■.05/02/10(木) 09:58:43 □ 小市民ライフ
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今日はMKが仕事なので穴掘りは保留にして、俺一人で浸水でダメになったドライウォールのマディング(下塗りとギャップ埋め)をやる予定。大雨対策はとりあえず緊急ではないので、全体計画としてM母の部屋を先に直してやりたい。だが萌とも遊んでやらねばならないし、難しいところ。
Mが、ともかく Ph.D を取らないと現状以上の仕事はないから、日本に行ってまた1~2年ESLで資金を稼いだのち、トロントで Ph.D をやるというのがいい考えかもと言う。BC州にはMの分野の大学教授がおらず、前からトロント大に誘われているのである。あそこには大きな日本人コミュニティもあるから暮らしやすいはずだしと。ふいー。引っ越しをするのはどこでも嫌だが、トロントなんてMにとっての東京大阪、つまり単なる大都会ではないかと思う。しかも寒い。まあカナダはあんまり生活に地域差がないから、寒さと家がないことと家族知り合いがいないことを除けば、バンクーバー近郊に住むのと変わりないのかもしれんが.....。
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マディング開始、難しい仕事ではないしペタペタやっていると楽しいが、塗っては乾かし削り塗っては乾かし削りという作業なので、一日に多くを進めることはできんようだ。今日はギャップ埋めが全部終わり明日第1層を載せられるかなという程度。いい天気なので、乾くのを待っている間に萌をプレイグラウンドへ連れて行こう。
萌のリクエストで Oxford プレイグラウンドに行き、帰りに速めでコーナーに飛び込むと、えも言われぬ滑らかなロールで左が沈み、完璧なコーナリング姿勢に入った。うーむ気持ちよい。道端に小さな犬が、と思ったらそれは犬ではなくコヨーテなのだった。萌ほらほらと言うと萌もちゃんと見ていて、あれは犬じゃなくて coyote だよと教えてやる。小さなキツネやオオカミみたいな動物なんだよ。
萌と遊び、車でカーブを曲がり、ささやかな喜びに日々を過ごしている。最近は TV Japan の恋愛ドラマなんぞを楽しみにしていたりするし(※)、実に小市民な俺なのだ。明日や来週や春や夏を待ち遠しく思い、多くを望まぬ俺の気持ちは、萌のそれとほとんど同じだなあと思う。プレイグラウンドの滑り台から雲を眺め、トロントかあと考えていた。
(※)「元カレ」というもの。広末涼子という人の切ない顔を見ていると、昔のいろんなことを思い出す。
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■.05/02/07(月) 09:20:23 □ ついにシティへのドレイン発見
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萌は週末また風邪をひき、カンシャクを起こして大声を立てては「どうして自分はこんなに怒っているのだろう」などとつぶやいていた。それは怒ってるんじゃなくて、風邪で具合悪いと機嫌が悪くなるのよ、誰でもそうよとMに慰められていた。今日はもう大丈夫でプリスクールへ。
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大雨時に雨水が下水に流れない問題でシティの配水検査官が金属探知機を持ってきてくれ、家の右端になにか大きな金属物がある、ポンプだろうと教えてくれた。ポンプ~? 最初からポンプが入っていたのか? だとしたらこのグラウンドレベルの低さを補うという意味でそれはそれで makes sense だが、その場合でもなぜ点検が必要なものを地中届かないところに埋めたのかという古代の謎が残る。がもうこの家の配水管においては、あらゆる不合理さは全然あり得ることなのであった。とにかくそこを掘ってみるしかあるまい。
でわっせわっせと掘ってみると、すぐにに大きな土管が見つかった。苦労して開けるとポンプではなく排水パイプ、だがついに探し求めたうちからシティの排水システムへの排水管が見つかった。やれやれ。
ここからシティの排水システムに水が流れるかどうかをチェックするときっちり流れる。詰まってはいない。―――のだが、このパイプは明らかにうちにある他の排水口よりも高いのである。このパイプに水が達すれば無事流れるわけだが、そのときは家の玄関がすでに水につかっているだろう。これで水がシティに流れるわけはないのであった。かくなる上はポンプをインストールするしかない。嫌だが家がシティドレインより低いのはいかんともしがたい。昔はこれでもある程度流れたのかもしれないが、長い年月で家の左サイドが沈んだのだろうか。とにもかくにも原因と対策は分かったので、後はコツコツと直していくべし。
しかし今気づいたのだが、毎日穴掘りで疲れていても、もう筋肉痛は出なくなってしまった。体が鍛えられてしまったらしい(笑)。
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萌は抽選でモッテッソーリ式幼稚園に入れず、一緒に申し込んだLちゃんとKTが入れた。なんたるクジ運の悪さ。「しかし本当にお前さんはクジに弱いな」とMに言うと、「あたしもたった今それを考えていたのよ」と笑う。「クジってほんとに当たったことがないわ。クジと仕事以外のパーソナルライフはラッキーだけどね。
まあ借りてたモッテッソーリ本を読んだ感じでは、ここに入れなかったからといって萌の人生が変わるわけじゃないなと俺の感想を述べると、それはもちろんそう、でも日本に住んだ場合にフレンチスクールはないがモッテッソーリはあっちにもあるので、萌の教育に一貫性を持たせられ戸惑うことが少ないだろうとも考えていたのだそうだ。
その点でも萌はすでに日カ双方の学校に慣れ親しんでるから心配いらんよ、と疲れた体を引きずって日本語幼稚園へ。萌は風邪が治ったばかりで寝不足、プリスクール、L家、幼稚園と相当疲れてるはずなのだが、そのせいでかえってマニッキーになりいつもの2倍うるさい ^_^;。これは帰りの車の中で寝てしまう可能性が高い。
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■.05/02/08(火) 10:30:32 □「素晴らしい LEGO の世界」
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MKの仕事用サーバーを搬送する運転手役を請け負ったのだが、出る直前になって行くのはバキットラム(MKの会社が前にあった所)じゃなくBCITのエリアと判明し、そういうことは先に言えよ、そんな遠くじゃ萌を連れてただ往復するのは嫌だぞ、なんかイベントを入れてやらないと気の毒だとなる。で、急遽サイエンスワールドに連れてってやることにした。
サイエンスワールドはマニアが作ったと言う「素晴らしい LEGO の世界」が特別展示で、入るといきなり2m四方のスンバらしいレゴの城があって期待は盛り上がる。が実際の展示はまあ、いくつかの大物(中に入れ調理器具が全部レゴでできてるキッチンなど)が楽しい以外は、こんなにいっぱいレゴが使えていいねえという程度のものしかなかった。LEGO 社にスポンサードされてるのかもしれないが、そうでなければ大きいものは千ドル超クラスのレゴ費がかかっていそう。
列車模型などレゴだからなんだというものでもないし、町並みもプラントショップのクリスマスオーナメントと大差ない。まあ逆に言えばレゴを大量に買う資力と完成品を置いておく場所があれば、誰だって(加工機械や特殊な技術なしに)素敵なものが作れるという見本ではあるわけで、その意味では LEGO 的な夢はある。というわけで萌も俺も10分ほど見て、OKと言っていつものコーナーへ移動したのだった。
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■.05/02/09(水) 10:49:16 □ ジムナスティックス
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WC予選北朝鮮戦は、ギリギリのギリギリで大黒が決めて勝つ。先制しながら相手の頑張りに試合の決着をつけられず、やがて追いつかれ胃の痛くなるような試合だったらしいが、最後にサブの仕事で勝つところがジーコジャパンの運の強さ、および日本に備わったサッカー力といえようか。
TV Japan のニュースで試合の模様をやってくれた。在日コリアンの人々って、ああして日本語で北朝鮮を応援してるんだなあ。なんかけなげなものがある。そして韓国の人も北を応援してるのかあ。うーむ。いろいろと感慨深い。
川淵会長は、試合前北朝鮮Jリーガーに頑張れよ、ここで有名になるんだぞと声をかけたんだそうだ。「彼ら 2 人のメディアへの態度や発言が、(両国の微妙な関係を)スポーツの試合ということに大きな影響を与えてくれたと心から感謝するし、僕は 2 人のファンになった。日本のサポーターもそうでしょう」。この人はトンチンカンなことを言ったりやったりもするが、ハートのある人だなあと思う。
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夕方萌の新しいジムナスティックス(体操)クラブへ。萌はタップ&ダンスクラス(※)をやめて以来久しく着てなかったレオタードを着ることからしてうれしかったようで、ジムに着くや否やパンツとセーターをババっと脱ぎ捨て列に並ぶ。そしてビッグガールズに混じってのウォームアップ、大小の平均台、トランポリン、大人の体操用鉄棒からスポンジプールへのジャンプ、ロープジャンプからマットで前転といったサーキットメニューを心から楽しんでいた。これは毎週楽しいに違いない。よかったよかった。
(※)親は「キッズ・リサイタル」以外一切子供のダンスを見れず、そしてそのリサイタルのチケットに販売ノルマがあるのだと後から通達され、憤慨してやめた。こんな親の足元を見まくった悪質な子供商法がまかり通る理由が分からん。
しかし惜しいのは先生がどうもナンで、手取り足取りではなく口で指導するだけなので、小さい子にはコツが分からなかったりする。たとえば萌はトランポリンでおしりとひざでバウンスしてから立つという技のやり方が分からず、バウンスはしても立つことはできなくて、何をどうしたらいいのかちょっと困った顔をしていた。いっぺん手を取って「ここで脚を伸ばして立つのよ」と教えてやれば済むことなのに、なんでそうせんのか理解できん。
それに順番待ち時間に他のことをやらせるような工夫は特になく、平均台やトランポリンなどでは順番が来るまで後ろの子は5分ほどもただ待たされている場面が多かった。I'm bored と口に出して言ってる子も当然いた。子供は6人だけなのだから気を配れる先生なら1人でももっと楽しく充実させられると思うのだが、残念ながらあんまり子供の指導に熱心な感じの人ではなかったのである。単に昔体操の資格を取ったお姉さんが(先生たちはどの人も現役で体操をやってるという体重ではない ^_^;)、資格を生かしたバイトとしてやってるだけという感じ。
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■.05/02/10(木) 09:58:43 □ 小市民ライフ
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今日はMKが仕事なので穴掘りは保留にして、俺一人で浸水でダメになったドライウォールのマディング(下塗りとギャップ埋め)をやる予定。大雨対策はとりあえず緊急ではないので、全体計画としてM母の部屋を先に直してやりたい。だが萌とも遊んでやらねばならないし、難しいところ。
Mが、ともかく Ph.D を取らないと現状以上の仕事はないから、日本に行ってまた1~2年ESLで資金を稼いだのち、トロントで Ph.D をやるというのがいい考えかもと言う。BC州にはMの分野の大学教授がおらず、前からトロント大に誘われているのである。あそこには大きな日本人コミュニティもあるから暮らしやすいはずだしと。ふいー。引っ越しをするのはどこでも嫌だが、トロントなんてMにとっての東京大阪、つまり単なる大都会ではないかと思う。しかも寒い。まあカナダはあんまり生活に地域差がないから、寒さと家がないことと家族知り合いがいないことを除けば、バンクーバー近郊に住むのと変わりないのかもしれんが.....。
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マディング開始、難しい仕事ではないしペタペタやっていると楽しいが、塗っては乾かし削り塗っては乾かし削りという作業なので、一日に多くを進めることはできんようだ。今日はギャップ埋めが全部終わり明日第1層を載せられるかなという程度。いい天気なので、乾くのを待っている間に萌をプレイグラウンドへ連れて行こう。
萌のリクエストで Oxford プレイグラウンドに行き、帰りに速めでコーナーに飛び込むと、えも言われぬ滑らかなロールで左が沈み、完璧なコーナリング姿勢に入った。うーむ気持ちよい。道端に小さな犬が、と思ったらそれは犬ではなくコヨーテなのだった。萌ほらほらと言うと萌もちゃんと見ていて、あれは犬じゃなくて coyote だよと教えてやる。小さなキツネやオオカミみたいな動物なんだよ。
萌と遊び、車でカーブを曲がり、ささやかな喜びに日々を過ごしている。最近は TV Japan の恋愛ドラマなんぞを楽しみにしていたりするし(※)、実に小市民な俺なのだ。明日や来週や春や夏を待ち遠しく思い、多くを望まぬ俺の気持ちは、萌のそれとほとんど同じだなあと思う。プレイグラウンドの滑り台から雲を眺め、トロントかあと考えていた。
(※)「元カレ」というもの。広末涼子という人の切ない顔を見ていると、昔のいろんなことを思い出す。
2005/02/05
日記「ベースメントの修理を開始」
「パジャマパーティ」「ドレイン掃除大空振り」ほか。
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■.05/01/24(月) 09:03:17 □ パジャマパーティ
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萌は週末風邪だったのだが、今日はプリスクールのパジャマパーティだと楽しみにしていたので、様子を見ながら連れて行った。クリスマスパーティも行けなかったしなあ。大丈夫なのを見届けてから用足しに出る。
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萌はプリスクールからL家に向かってさらに遊び、帰ると疲れて寝てしまったのだが、体調は明らかによいので起こして幼稚園へ行く。念のため久し振りにクラスを見ることにするが、寝起きなのにニコニコである。萌はほんとに学校が好きな子だ。S君が知らぬ間に日本語を喋り始めている。彼もついに日本語スイッチが入ったのね。
最近この時間はT&Tでの買い出しにあてていたのでクラスを見るのは一月振りかなという感じだが、今週はタンバリンなどをやっててよかった。歌は毎週やってほしいな。プリスクールでも毎週萌たちは、Mも聞いたことがない現代の新型キッズソングをY先生に教わってくるのだが、それが実にいいのである。「1, 2, 3, Moay got a flea, Emily got a big one and put it in the tea」とかいってすごい早口で、しかも韻を踏んでいるので聞いていて気持ちがよい。カナダの子供たちはこうして小さいときからよく口が回るようになるのねと思う。
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■.05/01/25(火) 11:54:55 □ 春が来たみたい&タイヤ開眼
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今日はポカポカの春日和。ご飯を食べ萌の体調をみてから夏以来の Oxford パークへ。意外にも他にキッズはいなかったが、寒くない中1時間少々遊んで気分良かった。夏にはできなかった大きなモンキーラダー渡りに萌はトライし、見事成功して気分が盛り上がっていた。
Oxford の鋭角ターンで萌にカーブいくよーと声をかけ、タイヤ交換後初めてタイトなコーナリングをやってみると、前のタイヤと同じスピードでも体が傾くようなGを感じることなく、平和にひゅーっと曲がってしまった。―――あれー? 曲がってる間中萌が「ここを右に曲がると...あそうか右に曲がってそれから左に曲がると Oxford パークなんだよね!」と延々喋っていたように、乗員にかかるGストレスがほとんどゼロなのである。前とえらい違い。
同じ速度で曲がってこれほど受けるストレスが違うということは、前は実はタイヤが発生する振動や唐突なGの高まりが緊張を生んでいただけらしい。これは目からウロコというか、驚いた。運転手も乗員もラクにコーナリングできるというのは非常に助かる。
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■.05/01/26(水) 09:36:07 □ 防水工事の見立て
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今日は大工のEDがやってきて大雨浸水箇所の修理見立てをしてくれる予定。今日方策を立てて作業は来週かなあという感じ。
萌は今日は友達のところに行けずワイニーだったので、久々にクレイ粘土で遊ぶ。こないだ絵本を借りてからえらい気に入っている孫悟空を作ってやったのだが、これが久々にいいデキ。筋斗雲は萌作。孫悟空は手塚治のアニメが一番面白いと思うのだが、あれはさすがにあまりに古くてネットじゃ見れないよなあ。
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EDが来て見てくれた。壁の白くなってるところが水が入ってコンクリートがミネラルを出しているところで、それを見たところクラックじゃなくて浸透だなと俺たちと同じ見立て。外の雨水ドレインを業者にクリーンしてもらい、自分らで土を掘って外壁にタールの類を塗り込めれば、防水は10中8~9大丈夫だろうとの見立てだった。人を雇うのはドレイン掃除だけで、人件費はさほどかさまず済みそう。これはいずれやらないと大変だ思っていたことなので仕方がない。
だが考えてみると、穴掘り、防水、ドライウォール(石膏の内壁)張り替え、ペイント、床の張り替えと、けっこう気が遠くなるほど仕事がある。まあ人を雇うことは無理なのだから仕方がないが。やはりガクーンと落ち込むのである。
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■.05/01/31(月) 15:32:06 □ ベースメントの修理を開始
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萌の体操クラスを調べに IKEA エリアへ。Westcoast は施設も内容も見た限りはプリスクールの遊戯施設とあまり変わりない。Club Aviva は Club Omegaよりも施設がナイスだし時間も選択肢が多くてよいのだが、半年で $80 以上高い。内容的には Aviva、Omega ともに十分な「体操」っぽさを備えていると思われ、Omega に決定。
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そして帰ってベースメントの修理を開始した。家というものは高度な技術を持った専門家によってのみケアできるものなのだと思っていたが、古いドライウォールをはがして新しいものを取り付けてみるとえらい単純な構造で、MKに作業内容を教わると俺でもどんどん作業を進められるのだった。しかしドライウォールがパネルで売ってるということも知らなかったが、8x4フィートの巨大パネルが積める(後ろに 50cm はみ出すけど)レガシィワゴンは本当にありがたい車だ。
それを中断して幼稚園に萌を連れて行き、T&Tで買い物と、今日は一日よく働いた。家の修理が終わるまで頑張りましょう。
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■.05/02/01(火) 08:53:05 □ ドレイン掃除大空振り
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NRさんに借りてるモッテッソーリの本を読まねばいかんと昨夜は夜中に読んだのだが、朝萌に1時間早く起こされた。仕事の筋肉痛もありヘロヘロ。
モッテッソーリというのは、「子供のしたことの意味を考える」「観察する」「子供のやる気を助ける」など今となっては常識的なことを説いたようで、読んでいて特に発見というものはない。そういう家庭のしつけや育て方と同じ手間のかかることを幼稚園や小学校でやってくれるからありがたいということなんだろうか。
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雨水排水パイプの掃除業者が来たのだが、なにかが引っかかっていて掃除用具を掘り進められない、シティの排水溝への接続部分がどこなのかも分からないということだけが判明し、パイプを掘り出して詰まってる箇所と接続箇所が分かったらまた呼んでくれと、正規の料金1時間半分百数十ドルを徴収して帰っていった。考えるともう落ち込むだけなのだが、何の修理だって「修理不能、原因不明」となったらインスペクションフィーとしてミニマムチャージ程度で済ませるのが正道だろうと思う(電気製品なら普通無料である)。なぜにこういう家関連業者は、ただ来ただけでボーンととてつもない金額を取っていって許されるのだろうか。はあ。
萌をKT家に預かってもらって昼過ぎから掘り始めると、パイプは意外に簡単に見つかったのだが、掘り出してみると泥は 1/3 ほどしか詰まってなく、掘り進めないというほどには見えない。そこから棒を突っ込んでみても、1mほどは別に何かが詰まっている様子はない。さらに掘るとパイプが折れ曲がった接続箇所を発見し、ここで業者は詰まったのだと分かる。この程度であきらめるなら、本当に技術料を返してほしい。時間と根気さえあればなんとかなったはずで、こんな仕事に時間給なんていう料金体系が間違っているのである。あのマシンがレンタルできれば、自力でやったほうがよほどきちんと仕事はできる。
しかしシティの排水溝へと接続する部分は見つからず、日が暮れた。まいった。
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■.05/02/02(水) 12:32:58 □ 打つ手なしか
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引き続き穴掘り、今度はシティからMがもらってきた排水工事図面を見て反対側を掘る。が手ごたえなし。掘っても掘っても地下水が湧いてくるのみである。
隣のJKおじさん、Lちゃんのお父さん(庭師なので排水管施設をたまにやるとのこと)、さらにMK父が来てアドバイスをくれ、どうもドライブウェイ(駐車場)のペーブメント下、ホースを突っ込むとひっかかるあたりを掘る以外に、シティのドレインへの接続を発見する方法はないとなった。せいぜい2m四方限定とはいえ、ドライブウェイをはがしてまた舗装しなおすというのは実に気の遠くなる仕事でうんざりなのだが(アスファルト修復ツールはなんとMK父が持っているという、なんでだ (^-^;?)、雨の排水をすべてポンプに頼りきるのが嫌な以上やるしかない。ふー。
とりあえず時間も切れて、ああ落ち込んだから萌や子供たちに会いたいぜと、萌を預かってもらっていたL家に自転車で向かった。
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■ 05/02/03(木) 12:21:24 □ 舗装はがしも空振り
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舗装をついにはがしたが、ドレイン排水口は見つからず空振り。接続が見つからない。またもやお手上げ状態。
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雨も降ってきたし、実りのない日々にもうホトホトうんざりしてたので、午後からはキッパリと切り替えベースメントのドライウォール(石膏内壁)修理を終わらせようと決め、そこから夕方まではドライウォールに一心に取り組んだ。MKも俺と同じくやれば進み終わる生産的な仕事に飢えていて、二人で気分よく夕方まで働く。まずはこっちの内装を直しリークを止めてBR母さんの生活環境を戻してやり、それからフロントの排水をどうにかしよう。イライラはするけれど、急ぐ事情がある仕事ではないのである。とにかくもう当分あの排水口のことは考えたくないという感じ。
Mは今日大学の「教職コース1」みたいなクラスで、生徒にロールプレイをやらせ、どえらい成功で盛り上がったのだそうだ。Ph.D への道は険しいらしいが、やっぱ教師には向いてるんだよなあ。まじめで手を抜かないし、コミュニケーション能力が高い。現役大学生を教えてこうして甲斐のある仕事をできるのに、ESLで会話だけを教えることはしたくないというのは自然な心持ちだろう。しかしこういう仕事は実に間口が狭く、厳しい。
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■ 05/02/04(金) 14:46:02 □ ドライウォール done
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昨日の続きでドライウォール、朝クローゼット部分が完成し、メイン部分もあとちょっとで完成。仕上げのペイント以外は今日中に終わってしまう。あーやれば進む仕事は本当に精神の安定にいい。
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16:00、ドライウォール done。正味一日ちょいの仕事であった。後のモルタルと塗装は気遣い細かな女衆の仕事である。現場仕事は気分がいい。やっていると自分がどんどんうまくなってくるのが分かるし、MKと気が合うのでテキパキ仕事が進む。排出口問題はシティの担当者が来週来てくれそう。それでどうにか方策が立つだろう。
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■.05/01/24(月) 09:03:17 □ パジャマパーティ
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萌は週末風邪だったのだが、今日はプリスクールのパジャマパーティだと楽しみにしていたので、様子を見ながら連れて行った。クリスマスパーティも行けなかったしなあ。大丈夫なのを見届けてから用足しに出る。
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萌はプリスクールからL家に向かってさらに遊び、帰ると疲れて寝てしまったのだが、体調は明らかによいので起こして幼稚園へ行く。念のため久し振りにクラスを見ることにするが、寝起きなのにニコニコである。萌はほんとに学校が好きな子だ。S君が知らぬ間に日本語を喋り始めている。彼もついに日本語スイッチが入ったのね。
最近この時間はT&Tでの買い出しにあてていたのでクラスを見るのは一月振りかなという感じだが、今週はタンバリンなどをやっててよかった。歌は毎週やってほしいな。プリスクールでも毎週萌たちは、Mも聞いたことがない現代の新型キッズソングをY先生に教わってくるのだが、それが実にいいのである。「1, 2, 3, Moay got a flea, Emily got a big one and put it in the tea」とかいってすごい早口で、しかも韻を踏んでいるので聞いていて気持ちがよい。カナダの子供たちはこうして小さいときからよく口が回るようになるのねと思う。
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■.05/01/25(火) 11:54:55 □ 春が来たみたい&タイヤ開眼
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今日はポカポカの春日和。ご飯を食べ萌の体調をみてから夏以来の Oxford パークへ。意外にも他にキッズはいなかったが、寒くない中1時間少々遊んで気分良かった。夏にはできなかった大きなモンキーラダー渡りに萌はトライし、見事成功して気分が盛り上がっていた。
Oxford の鋭角ターンで萌にカーブいくよーと声をかけ、タイヤ交換後初めてタイトなコーナリングをやってみると、前のタイヤと同じスピードでも体が傾くようなGを感じることなく、平和にひゅーっと曲がってしまった。―――あれー? 曲がってる間中萌が「ここを右に曲がると...あそうか右に曲がってそれから左に曲がると Oxford パークなんだよね!」と延々喋っていたように、乗員にかかるGストレスがほとんどゼロなのである。前とえらい違い。
同じ速度で曲がってこれほど受けるストレスが違うということは、前は実はタイヤが発生する振動や唐突なGの高まりが緊張を生んでいただけらしい。これは目からウロコというか、驚いた。運転手も乗員もラクにコーナリングできるというのは非常に助かる。
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■.05/01/26(水) 09:36:07 □ 防水工事の見立て
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今日は大工のEDがやってきて大雨浸水箇所の修理見立てをしてくれる予定。今日方策を立てて作業は来週かなあという感じ。
萌は今日は友達のところに行けずワイニーだったので、久々にクレイ粘土で遊ぶ。こないだ絵本を借りてからえらい気に入っている孫悟空を作ってやったのだが、これが久々にいいデキ。筋斗雲は萌作。孫悟空は手塚治のアニメが一番面白いと思うのだが、あれはさすがにあまりに古くてネットじゃ見れないよなあ。
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EDが来て見てくれた。壁の白くなってるところが水が入ってコンクリートがミネラルを出しているところで、それを見たところクラックじゃなくて浸透だなと俺たちと同じ見立て。外の雨水ドレインを業者にクリーンしてもらい、自分らで土を掘って外壁にタールの類を塗り込めれば、防水は10中8~9大丈夫だろうとの見立てだった。人を雇うのはドレイン掃除だけで、人件費はさほどかさまず済みそう。これはいずれやらないと大変だ思っていたことなので仕方がない。
だが考えてみると、穴掘り、防水、ドライウォール(石膏の内壁)張り替え、ペイント、床の張り替えと、けっこう気が遠くなるほど仕事がある。まあ人を雇うことは無理なのだから仕方がないが。やはりガクーンと落ち込むのである。
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■.05/01/31(月) 15:32:06 □ ベースメントの修理を開始
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萌の体操クラスを調べに IKEA エリアへ。Westcoast は施設も内容も見た限りはプリスクールの遊戯施設とあまり変わりない。Club Aviva は Club Omegaよりも施設がナイスだし時間も選択肢が多くてよいのだが、半年で $80 以上高い。内容的には Aviva、Omega ともに十分な「体操」っぽさを備えていると思われ、Omega に決定。
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そして帰ってベースメントの修理を開始した。家というものは高度な技術を持った専門家によってのみケアできるものなのだと思っていたが、古いドライウォールをはがして新しいものを取り付けてみるとえらい単純な構造で、MKに作業内容を教わると俺でもどんどん作業を進められるのだった。しかしドライウォールがパネルで売ってるということも知らなかったが、8x4フィートの巨大パネルが積める(後ろに 50cm はみ出すけど)レガシィワゴンは本当にありがたい車だ。
それを中断して幼稚園に萌を連れて行き、T&Tで買い物と、今日は一日よく働いた。家の修理が終わるまで頑張りましょう。
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■.05/02/01(火) 08:53:05 □ ドレイン掃除大空振り
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NRさんに借りてるモッテッソーリの本を読まねばいかんと昨夜は夜中に読んだのだが、朝萌に1時間早く起こされた。仕事の筋肉痛もありヘロヘロ。
モッテッソーリというのは、「子供のしたことの意味を考える」「観察する」「子供のやる気を助ける」など今となっては常識的なことを説いたようで、読んでいて特に発見というものはない。そういう家庭のしつけや育て方と同じ手間のかかることを幼稚園や小学校でやってくれるからありがたいということなんだろうか。
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雨水排水パイプの掃除業者が来たのだが、なにかが引っかかっていて掃除用具を掘り進められない、シティの排水溝への接続部分がどこなのかも分からないということだけが判明し、パイプを掘り出して詰まってる箇所と接続箇所が分かったらまた呼んでくれと、正規の料金1時間半分百数十ドルを徴収して帰っていった。考えるともう落ち込むだけなのだが、何の修理だって「修理不能、原因不明」となったらインスペクションフィーとしてミニマムチャージ程度で済ませるのが正道だろうと思う(電気製品なら普通無料である)。なぜにこういう家関連業者は、ただ来ただけでボーンととてつもない金額を取っていって許されるのだろうか。はあ。
萌をKT家に預かってもらって昼過ぎから掘り始めると、パイプは意外に簡単に見つかったのだが、掘り出してみると泥は 1/3 ほどしか詰まってなく、掘り進めないというほどには見えない。そこから棒を突っ込んでみても、1mほどは別に何かが詰まっている様子はない。さらに掘るとパイプが折れ曲がった接続箇所を発見し、ここで業者は詰まったのだと分かる。この程度であきらめるなら、本当に技術料を返してほしい。時間と根気さえあればなんとかなったはずで、こんな仕事に時間給なんていう料金体系が間違っているのである。あのマシンがレンタルできれば、自力でやったほうがよほどきちんと仕事はできる。
しかしシティの排水溝へと接続する部分は見つからず、日が暮れた。まいった。
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■.05/02/02(水) 12:32:58 □ 打つ手なしか
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引き続き穴掘り、今度はシティからMがもらってきた排水工事図面を見て反対側を掘る。が手ごたえなし。掘っても掘っても地下水が湧いてくるのみである。
隣のJKおじさん、Lちゃんのお父さん(庭師なので排水管施設をたまにやるとのこと)、さらにMK父が来てアドバイスをくれ、どうもドライブウェイ(駐車場)のペーブメント下、ホースを突っ込むとひっかかるあたりを掘る以外に、シティのドレインへの接続を発見する方法はないとなった。せいぜい2m四方限定とはいえ、ドライブウェイをはがしてまた舗装しなおすというのは実に気の遠くなる仕事でうんざりなのだが(アスファルト修復ツールはなんとMK父が持っているという、なんでだ (^-^;?)、雨の排水をすべてポンプに頼りきるのが嫌な以上やるしかない。ふー。
とりあえず時間も切れて、ああ落ち込んだから萌や子供たちに会いたいぜと、萌を預かってもらっていたL家に自転車で向かった。
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■ 05/02/03(木) 12:21:24 □ 舗装はがしも空振り
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舗装をついにはがしたが、ドレイン排水口は見つからず空振り。接続が見つからない。またもやお手上げ状態。
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雨も降ってきたし、実りのない日々にもうホトホトうんざりしてたので、午後からはキッパリと切り替えベースメントのドライウォール(石膏内壁)修理を終わらせようと決め、そこから夕方まではドライウォールに一心に取り組んだ。MKも俺と同じくやれば進み終わる生産的な仕事に飢えていて、二人で気分よく夕方まで働く。まずはこっちの内装を直しリークを止めてBR母さんの生活環境を戻してやり、それからフロントの排水をどうにかしよう。イライラはするけれど、急ぐ事情がある仕事ではないのである。とにかくもう当分あの排水口のことは考えたくないという感じ。
Mは今日大学の「教職コース1」みたいなクラスで、生徒にロールプレイをやらせ、どえらい成功で盛り上がったのだそうだ。Ph.D への道は険しいらしいが、やっぱ教師には向いてるんだよなあ。まじめで手を抜かないし、コミュニケーション能力が高い。現役大学生を教えてこうして甲斐のある仕事をできるのに、ESLで会話だけを教えることはしたくないというのは自然な心持ちだろう。しかしこういう仕事は実に間口が狭く、厳しい。
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■ 05/02/04(金) 14:46:02 □ ドライウォール done
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昨日の続きでドライウォール、朝クローゼット部分が完成し、メイン部分もあとちょっとで完成。仕上げのペイント以外は今日中に終わってしまう。あーやれば進む仕事は本当に精神の安定にいい。
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16:00、ドライウォール done。正味一日ちょいの仕事であった。後のモルタルと塗装は気遣い細かな女衆の仕事である。現場仕事は気分がいい。やっていると自分がどんどんうまくなってくるのが分かるし、MKと気が合うのでテキパキ仕事が進む。排出口問題はシティの担当者が来週来てくれそう。それでどうにか方策が立つだろう。
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