2008/06/11

日記「Webkinz に感心」

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■08/06/01(日) □ これが Webkinz
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 ここ数日、萌が興奮しすぎ眠れないほどになっていたバースデイ・スイミングパーティ。あそこの流水プールは大人でも体が持っていかれるほど流水がきついので、俺は大量キッズの安全責任を感じMKともどもプール内で目を配ったのだが、たまたまなのかパーティだからなのか流水が止められており危険なし。よかった(※)。
(※)水が心配ならば萌のスイミングレッスンを再開しろと言われ、小さな子がいる場所をわざわざ危険にして、大人がついていれば危険ではない、レッスンを取って泳げるようになれば危険ではないとヘリクツを通す考え方がそもそも嫌なのだといってまた喧嘩になった。あれだけの流水に体が持っていかれたら、小学生では足がつかないんだからたとえ大きな危険はなくても恐怖ではないか。なぜ流水を弱めるか、足がつくよう設計しないのか理解できん。


 萌がもらったプレゼントで一番興奮したのは、前からほしがっていた Webkinz (ウェブキンズ) というぬいぐるみ。オンラインゲーム用のコードをつけるだけで、$15 もするやくたいもないぬいぐるみ(実価 $5 くらいか)がバカ売れするのかよと腹を立て、さらにそのコードが登録から1年しか有効ではないと判明して、どこまで子供の血をすするふざけた商売をするつもりかといい加減呆れる。

 が友達がみなハマっており、自分もずっとやりたかったという萌があまりにも興奮しているのでそういう悪感情は抜きにして一緒に始めてみると、オンラインのバーチャル世界は非常によくできている。昔「森川君」という人工知能を飼うというゲームをやって途中で飽きたのだが、こっちは人工知能や3Dポリゴンなどという高望みをしない代わりに、簡素でかわいい方面に作られた美麗なグラフィックを楽しみ、ペットの住環境を改善してやるというファンを追求している。いろんなミニゲームをやってポイントを稼ぎ、それで家具や庭を買い家を快適にしていくという、RPGっぽいコレクションの楽しみに的を絞っているのだ。なるほどこれは子供が夢中になるわけである。俺だってかわいい家具がほしくなる。

だがお金が足りない。家具を2~3個買ったら元金はなくなってしまう。なんか簡単にお金をゲットする方法はないのかと調べてみたが、ミニゲームを地道にやる以外ないみたい。RPGならば萌が寝てる間に経験値とお金を稼いでおいてやれるのだが、ミニゲームはめんどくさい。うーむ。

 その資金面の問題はともあれ、萌が最も興奮しているのはオンラインで友達の部屋に行ったり、自分の部屋に友達を呼ぶことができるという機能らしい。まだJDたちのユーザーネームが不明なのでトライできないのだが、それは俺が聞いてもぞくぞくするようなスンバらしいアイデアだ。

 というわけで当初の憤慨は、1年でアカウントが切れるということと、子供がほしいのはコードでありぬいぐるみ本体は不要である(※)ということ以外はまったく消えてしまった。アカウント問題も萌は Webkinz を3個もらったので、1年ごとにコードを使いリニューしていけば3年使えるようだしな。
(※)これも大手スーパーでは売らないという特殊なマーケティングによって、地域の零細おもちゃ屋を潤わせるという考えがあるとのこと。たしかにコードだけならおもちゃ屋では売りにくいので、ぬいぐるみ本体が必要かもしれない。

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■08/06/03(火) □ Webkinz に感心
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 昨日の夜萌のために Webkinz マネーを稼ぎつつあちこち見ていたら、クラブハウスというところで初めて他のユーザーに出会った。がんがんとメッセージ(出来合いの "how's it going?" とかの挨拶を選択して send する)や対戦ゲームへのお誘いを送ってくる。おそらく相手は子供なんだろうなあ何をやってるんだ俺はと恥ずかしく思いつつ、ドキドキしながら "Hi" と返事を返した (^-^;。クラブハウスは16種類もありそれぞれビリヤード、ボーリングなどを楽しめるようになっている。うーん、これはすごい。

 数日やってみて、これは子供相手でも一切手抜きがなく、素晴らしいなと認めざるを得ない。ミニゲームもちゃんと面白く難しすぎず、さらには買い物に使えるポイントがもらえるのでRPG的よろこびがある。

 ただし大きな家具でもデータに過ぎないのだから、千ドル以上なんて理不尽な価格はつけないでほしい。自宅ボーリング場(!)だとかの動く特別な楽しみがあるもの以外は、子供が教育的クイズを全問答え、ゲームを2~3頑張ったあたり、つまり1日で無理なく稼げる 300 ドルあたりでたいていのグッズが買えるようにしておいてほしかったな。1500 ドルの庭の池なんて、すごくかわいいけどきっと誰も買わないだろう。もったいないのである。

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■08/06/04(水) □ FM 2008 初年度の感想
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 学校のパーキングで萌は、今日はコンピュータデイだからJDとウェブキンズのチャットを成功させなきゃと張り切っている。しかし学校でウェブキンズなんてやっちゃ駄目だろうというと、みんなやってるよと。じゃあ萌だけやるなとはいわんが、先生が駄目だといったらやめなよと送り出す。また先生に呼び出されて怒られそうな気がするが、まあたいしたことではないのでそうなったら一緒に叱られてやろう。

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 【Football Manager 2008】初年度 07/08 シーズンが終了。Aston Villa が気に入らず West Ham に乗り換えリバプールと4位を最後まで争い、最終戦の直接対決でドローを取り、見事CL出場をゲットした。めでたし。俺が作成し全盛期の7割くらいの能力を与え、中盤でしっかりと仕事をさせた中田がなんと12本のプレミアアシスト王。2位はニューカッスルに移籍させた俊輔(データはデフォルトのまま)。やはり日本の中盤は優れているのだ。そういえば俊輔と中田とのマッチアップでは、中田が俊輔に何度もボールを奪われており面白かった。持ち味からすると逆なのだが、157 と 140 という現能力の違いで、ボールの取り合いでは俊輔のほうに有利に出るらしい。このへんも FM 2006 とはぜんぜん違い興味深い。

【FM 2008 初年度の感想】

○プレースピード
 当初強く感じたプレーの遅さは、コンディションとコンビネーションが上がるにつれ解消された。しかしゆるいミドルシュートが入ってしまうことが多いのは、やはり興を殺ぐ。

◎ドリブルとキープ力
 うまい選手のドリブルとキープ力が効くのは最高。前は中盤にはボール狩り者しか置けなかったが、AMFを置いたらちゃんと相手のDFにプレスをかけにいくし、ドリブルで相手への脅威になるところが素晴らしい。FM 2006 とはマッチエンジンが全然違う。

▲ゾーンマークの頭の悪さ
 4-4-2で戦った場合、相手が同じ 4-4-2 じゃないとマークがずれまくり、バイタルエリアでフリーの敵をゴロゴロ許してしまう。ゾーンマークなんだから普通そこまでマークはずれないはずだが、サイドハーフが敵の中盤を放置してサイドバックをケアしていることが多々ある。阿呆か。

◎戦術性の高さ
 FWがシュートを打てなくて戦術調整にはまだまだ苦しんでるのだが、たとえばFWの攻撃メンタリティを上げすぎると守備には関与せず、DFがボールを奪ってもFWが遠くにいすぎてパスが通らず攻撃力がかえって落ちるところなど、戦術は本当にリアルで面白い。すべてがなるほどの世界という感じ。

▲裏へのパスが出ない(通らない)
。俺はサイドバックからピシューとライン際を縦パスが通りFWが走る (Run Onto) する、チェルシー的サッカーが一番好きなのだが、FM 2006 では決まりまくったこの戦術が決まらない。DFにヘッドされるかゴールラインを割るかで、裏へのパスはまず通らない。おそらくこのマッチエンジンではボールの飛びが変わり、DFとGKの間に速いボールを送ることが物理的に難しくなったのだろう。現実的かもしれないが困った。これが現在最大の悩みである。

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■08/06/08(日) □ 船に乗ってフォートラングレー
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 朝俺が起きると待ちかねた萌が、「もう1つの Webkinz をファミリーに入れたの!」と興奮している。3つもらった Webkinz を1年ごとに登録して3年アカウントを維持しようという話だったのだが、まあ3年が2年になっても不都合はないだろう。3年を待たず飽きるかもしれんし。

 黒猫が加わり2シスターズとなったファミリーのために、萌はベッドとガーデンテーブルとチェアを2組揃えてやった。こ、これはかわいい。ペット同士がオートでじゃれるような感じにしてくれると最高だったが、そうはならず。しかしそれ以外は文句ないな。ほんと、カナダ製とは信じがたいほど(笑)手抜きがない。

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 午後Mの同僚のパーティで、フォートラングレーというところへ行く。ラングレーとはまたえらい遠いなと思ったら、ハイウェイじゃなくて Lougheed からフェリーでフレイジャーリバーを渡って行けるのよと、Mと萌が盛り上がっている。フェリーで川を渡るって?


行ってみるとほんとに川辺にフェリー乗り場があり、30台ほどを乗せた小さなフェリーが15分置きに往復している。川幅はわずかなのでこんな面倒をやらず橋をかけりゃよさそうだが、フレイジャーは大きな船が行きかう商業河川なので、橋をかけるならパトゥーロウブリッジみたいな巨大橋が必要になり採算が合わないのだろう。流れがきつい川を小さなフェリーでどどーんと渡っていくのはちょっと緊張する。車止めはただのチェーンだし(笑)。しかし乗ってしまえばすぐに対岸であった。

船から下りるとそこはすぐにフォートラングレーの町。これがまるで知らなかったのだがこれまで見たカナダの町でも有数のかわいい町で、メインストリート1本の小さな町全体が、フロンティア時代の香りに統一されている。アーリーアメリカンのかわいい建物だらけ。町の真ん中に教会や墓地があるところも、ハリファックスと同じで町の古さを感じさせる。おーかわいーとここに住みたいーと皆で叫びながら町を抜け友人宅へ。フレイジャーバレーは、俺たちが住むグレーターバンクーバーとは違うなあといつも思う。生えている木の種類が違うのかなあ。こんもりとしたいい感じの木が多い。見たこともない、葉っぱが花のようにまっ黄色な木があった。



 そして友人宅は広大なファームを見下ろす丘の上に立っていた。こ、これはすごいと感動して景色を見下ろす。長野のどこかにこういう景色があったなあ....と思っていると、「日本ならこの下には田んぼが見えるだろうね」と知らない人から話しかけられた。どうやらカナダの教育者はみな日本で英語教師をやってた経験があるらしい(笑)。それをまさに今考えていたのですよ。

 うーん、これはすばらしい。高級住宅地ホワイトロックの豪邸などなんとも思わないが、こんなかわいい町のこの景色がある家に住む人々が、実にうらやましいと思った。まあ PoCo などの一般住宅地に比べたらなにかと不便で、子育てが終わり悠々自適みたいな人々しか住めないでしょうが。

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