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■12/05/10(木) □ アンドロイドのリスト管理
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Google フォン G1 初の実戦として、Todo をメモに書いて買い物用足しへ。画面が明るいので閲覧性は前々機カシオ Pocket PC E-2000 よりはるかにいい。立ったままのキーボード入力もできる。想定してた場面ではしっかりと実用になった。
【Windows Mobile】Listpro。あらゆる
種類のリスト/データベースを自分で
デザインし運用できる。
【Android】Google タスクとシンクする
シンプルなリストの SSI gTasks ToDo
仕方がないのでアンドロイドユーザーフォーラムで旧ユーザーが「Listpro の代わりにこれでガマン」と挙げている Todo 系を片っ端からダウンロードして試してみた。どれも Listpro にはまったくかなわないが、SSI gTasks ToDo は Google タスクときれいにシンクするという長所があると判明。これでなんとかしのいでいこう。
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【Windows Listpro】車のメンテナンスノート。
オイル交換時期や修理からの経過日数などが
わかるようデザイン。
こうしたデータを表計算やデータベースソフトに入力してしまうと、検索はできるが一覧性がなくなる。アウトライン階層形式の利点は使う人の見やすいように見た目を変えられることで、他にこうした雑データを一覧性と検索性を両立させつつ整理する方法はないんじゃないだろうか。Listpro を使わなかった日は、Pocket PC を買って以降1日もないだろう。俺やおそらく多くの愛好家にとって、Listpro は欠くことのできない主力セカンド脳となっている。
モバイル環境がどうなろうとこの Listpro データは Windows 上で使っていくが、アンドロイド移行でこれを携帯することはできなくなってしまう。まあ仕方がない。ここから当座の ToDo 関連のみ移植して使っていこう。
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Course Vector Google Tasks というツールを使うことで複数行のテキストを一気に Google タスクにペースト可能と判明した。これで Todo 的なものは Listpro から簡単に移植できる。ありがたし。
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■12/05/13(日) □ 日本には四季がある説
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今年最初の夏日。今日はバーベキューをやる予定だったのだが、萌が熱を出してしまい肉など食える状態ではない。しかしともあれ仕込んだ肉は焼いてしまわないとどうしようもないので、庭で寂しく一人火をおこす。
しかしいつもながら突然に夏気候だな。「日本には四季がある」→「どこの国だってフツーにあるだろう」というツイートを見かけ、MやLDにそう言われたこともあるんだけど、バンクーバー@BCのこの時期は「花が咲き始めた春(曇ったり雨が降ればまだ全然寒い)」→「突然紫外線の痛い夏」の2種しかない感じ。まだ花が本格化してないのに雲が切れると日差しが痛く、穏やかな春爛漫という時期が抜け落ちている。晴れたら光は夏そのものなので子供らは興奮して薄着をしていくのだが、雨が降れば家のヒーターが入る気候なので、萌は昔からすぐにこうして体調を崩すのだ。
日本は花の春が長く、暑くなり、梅雨もあってからさらに夏なので、季節の移り変わりが4つどころか春夏秋がえらいステップが細かく分かれている。そこがやっぱりいいところであり、日本の季節に対するさまざまな情感が俺の体には強く残っている。たとえば日本の梅雨時の長雨なのに寒くない日々なんてカナダにいたら味わえないフィーリングで、そこがやっぱイイわけなのよね。日本に住んだことはあっても、MとLDにはその微妙な差異が快を感じるようなトリガーとしては働かず、だから日本人が「四季四季」と騒ぐことが妙に感じられるのだろう。
今年最初のバーベキュー、チキンはうまかったがビーフは相変わらず。萌は夕方は薬も効いて元気だったが、まだ油断できない。明日は学校に行けそうにない。
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■12/05/20(日) □ Lords of Waterdeep
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日本語学校の運動会に行ったら、中学クラスの子は1人も来ていなかった。これって幼稚園小学クラスのイベントだったのか。よくわかっていなかった。萌が恥ずかしがるのも道理なので、ラジオ体操だけ参加して切り上げMKのところを訪問した。
MK家でダンジョンズ&ドラゴンズのボードゲーム「Lords of Waterdeep(ウォーターディープの支配者たち)」をプレイ。D&Dの世界観の中で「ストーンエイジ」的ワーカープレイスメントをやる感じのゲーム。ボードの絵と角型月型のコインがサイコー。盤上の職能マスにワーカーを配すことでキューブを取れたり、「公共」建物を建てられたりする。集めたキューブとお金で仕事を達成することでポイントが得られる。キューブを集める手順は「グレンモア」にも似てるので、俺と萌は即座に理解しサクサクとゲームを進めていけた。
プレイヤーが建てる公共建物は元からある職能マスより強力で、多くのキューブが取れたりするのでどのプレイヤーにも利用価値が高いが、使用すると建造オーナーに使用料としてポイントやキューブが入る。長い期間稼働するとこれが結構強力なので、序盤に私欲に走らず公共建物を建てるという作戦はアリなわけだ。スペシャルカードでキューブを得るときは他プレイヤーもおこぼれをもらえることが多いなど、常に協調が発生し、あまり差がつかないように考えてバランスが取られている。米製ながらユーロを研究し尽くしたゲームらしい。使われなかった建物には次回コインが乗るところはプエルトリコだし。
このゲームの美点はゲームに背景として世界観がガッチリとあるゆえに、
「ミッション『双頭の鷹を手なづける』達成、これで15ポイント」
「なんで鷹なんぞでそんなでかいポイントがもらえるんだよ!?」
「その鷹を見張り台に配置することで町が安全になるんだ」
「あー、なるほどそれはたしかにエライ」
と、個々のミッションに魔法物語的な意味付けができるところだ。これは素晴らしい。各職能マスやカラーキューブが何を指すのかは俺にはわからなかったが、紫は魔女だとか言ってたのでD&Dを知っていればいちいちうれしかったりするのだろう。ボードに描かれた城などの美麗な絵は実は機能というか意味はなかったのだが、D&Dに詳しい人には「ああ△△城だから魔女キューブが取れるのね」みたいな納得感があるのかもしれない。
俺は小ミッション多数を達成し、萌は大ミッション少数達成作戦、MKは建築作戦でのゲームとなり、萌がMKに僅差勝ち。俺は大差負け。これはかなり面白いな。★★★★くらい。
【追記】その後 D&D ファンと共に5人戦をやってみて、クエストや城の名前など誰も見ちゃおらず、魔法物語テーマなどさほど関係のないゲームなのだと判明。メインは色を集めクエストを達成するゲームで、つまりチケライと同じである。でその色集め手順が複雑になっただけ。多人数だと時間も長く、評価を★★★に変更。
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欠点はよく似た「ストーンエイジ」同様、ミッションを達成しても取れるのはポイント+@だけであり、自分の領地や建物、つまり自分の得点システムが拡大するようなゲームではないので、拡大盛り上がり要素が薄い。キューブを集めて点と換金して完了という感じで、ミッションの達成感とリワード(ご褒美)感があまり高くないのである。チケライやカルカソンヌにも後から拡大するリワードはないが、路線達成や町完成にはビジュアル的な満足感が高い。このゲームにはそれもない。ゲーム総時間は説明を聞きながらで約1時間と十分にクイックなゲームなのだが、拡大要素が薄いのでゲームが平坦であった。最後にがーっと盛り上がる感じがほしかった。
拡大再生産ゲームである「プエルトリコ」や「グレンモア」では、『この建物効果で算出する産物を売って金を貯め、あの大建物で勝負をかける』『この区画でウィスキーを量産し、その酒で酒場を併設する』といった計画の継続と発展(拡大再生産)が最高に面白く、終盤に一番でかい点が取れ盛り上がるようにデザインもされているわけだが、このゲームの「達成」の+@で得られる継続拡大要素は「白キューブを取るとプラスもう1個」程度のものなので、ややダイナミズムに欠け得点を伸ばす見通しが立てにくい。俺は小ミッション多数が裏目で点が伸びず負けてることは明白だったのだが、かといってどうすればよいのかは初回プレイからは見て取れなかった。プエルトリコは難しく複雑なゲームだが、初回から「次はなにはともあれ倉庫と市場を絶対買おう」と戦略が立てられたので、やはりあっちのほうがシステムが明解なんだよな。
というわけで、ゲームとしては自分の村を機能的にデザインしていくうちのグレンモアのほうがよくできてると思うが、しかしこうした強力な世界観を持つゲームは強いなーと痛感した。逆にグレンモアはそこが弱いわけで、ゲームマニアではない人に両方やらせたらこっちのほうがやること(つまりゲーム性)が単純で物語性がある分ウケるかもしれない。「パンデミック」だって「病原菌増殖から世界を守る」という目的が超わかりやすいから、ゲーマーじゃないMが一発で興味を惹かれ気に入ったのだと思うしな。
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久々にグレンモアをやろうとして思いついて探し、カルカソンヌプレイヤーが作ったボードゲーム・スコアキーパー for アンドロイド「KeepScore」を発見。これは素晴らしいデキ。「10マイナス2点ね」と簡単に入力でき、入力した得点が明瞭にポップアップしつつ10秒間は確定しないという方法で間違いを防ぐという現場ゲーマーならではの配慮もなされたクリーンなUI。ラウンド数とその時点のスコアまでキープしてくれるので、「あの中盤の21点がでかかった」みたいな棋譜が残る。ログとして保存までしてくれる。これ以上ないデキですね。
こういうアプリを見つけると、新しいアプリが出てくるほどの活況になかった Windows Mobile 出身者としては、アンドロイドに移行した甲斐を感じるのである。