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■12/10/06(土) □「アセンション」お試し
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新しいゲームやりたさにネットを巡り、「アセンション」というカードゲームのソロプレイ版を見つけた。これは派生元になっている「ドミニオン」よりもお手軽で楽しいかもしれない。
手持ちの金と兵力で新戦力を買いモンスターを倒して、自分のカードデッキ(兵力+持ち金カードの束)に強いカードを加え強化していくというゲーム。このデッキから毎回5枚+@がそのターンの手札となり、それをうまくやりくりするとゲームが進むにつれより高価な戦力を手に入れ、強いモンスターを倒すことができるようになる。ドミニオンと違いアクション回数に制限がなく、毎回手札に入ってきた資金と兵力はどう使ってもいいという単純さが気持ちいい。
そしてドミニオンとの最大の違いが場札が常時ランダムに補充されるところで、これが面白い。場に出てる札は建物/戦力/モンスターと入り交じり完全にランダムなので、大金ができたターンに高価な強戦力カードが場に出てるとは限らず、戦力が見事に揃ったターンに倒したい強大モンスターがいるとも限らないところがひねりになっている。つまりラックと場の流れを読む要素が盛り込まれているのだ。攻撃力+4の妖刀ムラマサなんぞが出ると、他プレイヤーに取られる前に7金を揃えたくて焦る。俺はこうしてチャンスに振り回され胸惑わされるのが好きなのだ。
4戦目ですごいカードの揃い方をしてコンボが炸裂した。しかし「メカなんとかコンストラクト(建物)の数だけ攻撃力上がる」「すべてのコンストラクトをメカなんとかコンストラクトと見なす」「なになにコンストラクトの数と同数のカードを引く」みたいな微妙な効果が積算するので、こうやって PC が計算してくれればいいが自分で計算してたら間違えそうだな。あまりデザインのきれいなゲームではない。コンストラクトの種類なんて省略したほうがすっきりしただろう。しかしラック要素があり強いカードの争奪戦があるところが楽しいゲームです。
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■12/10/07(日) □ ロンシャン競馬場の喝采に
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日本中がオグリキャップに涙していた頃、これほどまでに支持されている日本の競馬が世界一流じゃないわけがないだろうと思い、それを世界に示してほしいと願っていたんだけれど、父母ともに内国産のオルフェーブルは本当にそれを示してくれたと思う。えらい。よく頑張った。
◇
リプレイを見ると、最後の数歩は内ラチに詰まって追えなくなり、ほぼ立ち止まっている。内ラチまであと1馬身幅残り、最後まで追えていればもっと際どかったろう。スピードは世界一なのに、まっすぐ走る能力は小学生みたいなやつなんだろうな。ため息……。
日本で競馬を見ていたあの頃、強い馬が出るたびに「凱旋門賞?」という希望の言葉が浮かんでは消えていた。寺山修司の詩が皆の胸にしみついていた。トウカイテイオーが先頭で駆け抜けたジャパンカップのスタンドで、テイオーが行くなら俺たちもロンシャンに行かなくちゃと言っていたARも今日、このレースを見ていたことだろう。
「さらばテンポイント
目をつぶると
何もかもが見える
ロンシャン競馬場の満員のスタンドの
喝采に送られて出てゆく
おまえの姿が」
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■12/10/12(金) □ フランス撃破
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【フランス-日本】俺は香川を、独力で事態を切り開きゲームを動かすプレイヤーではなく、アシストを得て輝くタイプなのでそんなにすごい選手とは思っていないのだが、試合を通しずっとイーブンボールにかじりついていく執着心や跳ね飛ばされても間髪入れず体勢を立て直し進む速さを見て、なるほどこういうところがいいんだなと思った。ぶつかり合いで飛ばされないという意味でのフィジカルは普通だが、バランスの復元力が高い。このへこたれなさと復元力があるからブンデスやプレミアで活躍できるのだろう。
あの奇跡のカウンター時、あまりに素晴らしい長距離ドリブル&完全予想外の右スルーパスを見てそれが香川だと思った。「ああ香川ってやっぱスゴイんだな恐れいった!」と思った。そしたらそれは香川ではなく今野だった(笑)。今野偉大すぎ。
そのスルーを長友が折り返した先に飛び込み、相手 DF と崩れながら一瞬先に触ったのがやっぱり香川だったのである。香川はああしてとにかく最後に触り点を取るために生まれてきた男なんだろう。マン U の主役は荷が重いと思うが、攻撃陣の一員としてチャンスをもらうたびにああしてコツコツ点を取っていけるだろう。
◇
清武はオリンピックでもよかったけど実にいい選手で、ボディコンタクトさせずボールを動かし間合いで交わすところは中田や本田とタイプが違う。相手に飛び込む間合いとタイミングを与えず、敏捷性の高さでどんどん先にボールを動かしてしまう清武のプレイスタイルは、体重のない日本人として理にかなっている。
フィジカルでボールをキープできる本田が今の日本の柱で、今日も不在がまったく響いていたが、かつてフィジカルを誇った中田のピークがあまりにも短かったことを思うと、ぶつかり合い踏ん張る本田の脚が引退まで万全なまま持つだろうかと怖い。もう怪我をしませんように。
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■12/10/13(土) □ 子供のアート写真
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インスタグラムで萌の写真アップロードがスローダウンしてしまった。あまりフォロワーが増えないからモチベーションが上がらないのだろうか。俺が撮った「スカイプで日本のイトコとゲーム」写真などをアップロードさせてみるが、そんなに反応はない。
萌は「SPなんか千人もフォロワーがいるんだよ」とうらやましそうに俺に見せる。しかしこれは彼女が匿名で有名人写真を拾ってきてアップロードしてるからで、SP自身も千人をフォローバックしてるし、つまり Twitter でもよくいるフォロワー数を増やすことを楽しんでる人たちと同じである。それはソーシャル活動や自己表現ではない。
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「たとえばさ」と、俺が昔見つけたうちと同じキャノン Powershot A530 を使っていた若い女の子のフリッカーページを萌に見せる。俺も5年ぶりに見たが、相変わらず創意あるいい写真を撮っている。子供は誰でもカメラを持つと自分の顔写真を撮りまくり、写真サイトはどうしてもそういうナルシスティックな写真で溢れかえるわけだが、この子は違うのだ。静物人物あらゆる種類の写真にひと工夫がこもっており、自分撮りの写真もこの通り。素晴らしい。
ほら、自分を撮るにも工夫した↑こういうアーティスティックなものにすれば面白いじゃないと説くと、萌はなるほどといろいろ考えた構図で写真を撮り始めた。よしよし。そのうちきっと面白い写真が撮れるだろう。頑張ってくれ。
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■12/10/17(水) □ 日本メディアの長所
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北米 TV Japan の今秋ドラマはけっこう当たりが多く、朝ドラ「純と愛」は今のところ鬱陶しいけれど「リーガル・ハイ」が特に面白い。こういうコミカルでストーリーがあるドラマって日本っぽいよな。アメリカのドラマはどシリアスか、ストーリーなしのスタジオセット内コメディ(シットコム)しかない。
シットコムはもうほんと同じパターンの繰り返しにあの「どわっ」という観客大爆笑ボイスがかぶせてあって飽き飽きするし(Mが今毎夜見てるうち半数は、10 年くらいに俺も一緒に見た番組のリピートだし)、シリアスものはとにかく会話が多い。オッサンが会社オフィスで延々となにか深刻な話をしてる感じ。北米ドラマは絵よりも言葉で何ごとかを表現しようとしている。それを萌がなにが面白いのかじっと見ていたりする。言葉や文化背景さえわかれば、萌にだっておっさん会話ドラマよりは「リーガル・ハイ」のほうが面白いと思うのだが。
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「リーガル・ハイ」は歌もいいぞ誰これと調べて、初めて RIP SLYME というラップグループを知る。名前からなんかエクザイルとかそーゆーやつでしょと思っていたが、メンバーがこんなかっこいい歌を作るならば別物っぽいすね。
日本メディアのいいところはこうして普通に TV から新しい音楽が流れてきて「お?」となることで、カナダでは MTV にチャンネルを固定してない限り最新の音楽なんてまったく聞こえてこない。ラジオは俺のようなオヤジでも古くてうんざりするクラシックロックか、ティーン向けポップだけなのだ。
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■12/10/18(木) □ 嵐のガス欠レスキュー
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外は嵐。夕方Mが、大渋滞にはまりガス欠になりそうだ、メーターがゼロで点滅している、セルフォンの電池ももう終わる助けに来てくれと半泣きでコールしてきた。メーターがゼロになってもあと数十キロは走れるからそのまま帰って来いと言ったが、やっと小路に入りエンジンを切り待機してるのだ、通りに戻り道の真中で立ち往生するのは嫌だという。たしかにそれは怖いだろう。仕方がないので速攻で GS に行き携行用ガソリンタンクとガス少々を買ってレスキューに向かうと、「おお輝く甲冑の私の騎士よ」とえらい喜ばれた。
俺が乗ってきたポンティアックでMを帰らせ、俺はエリオのガスを入れに行くとやはりタンクにはまだ 6L も残っていた。しかしこんな状態でメーターが点滅するのだから、オーナーを無駄にフリークアウトさせるスズキのメーター設計が悪い。あと 3L くらいまで点滅はやめてもらいたいものである。
しかし久々に乗るエリオは、ボディと操作系がゆるゆるなアメ車ポンティアックに比べすべてがカチっとし速くて気持ちよかった。豪雨の中ついついスピードを出してしまいそうになる。窓ガラスからして品質が違うような気がする。ポンティアックはどれほど窓を洗っても水滴がこびりつき視界が悪くなる。これからのシーズンはとにかく雨・雨・雨なので、RainX とかで水滴対策しないとな。