2006/11/01

日記「なぜだか静かなハロウィーン」

「『Mさん仕事をするの図』製作」「冬の庭仕事」ほか。

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■06/10/26(木) □ 「Mさん仕事をするの図」製作
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 昨日調子がいまいちだったのに学校に行かせたのが失敗で、萌は午後から声が出なくなり、今日はついに休。かわいそうなので久々に粘土細工で遊ぶ。

萌は途中でリタイヤして横になっていたのだが、「コンピュータを使うかわいい女の子」を作ってくれというリクエストに俺1人で取り組んでいると、なんかこれは我が妻に似てるなと気が付く。それで燃えてきて、結局「Mさん仕事をするの図」を作ってしまった(笑)。もちろん実在の人物に人形を似せる技術など俺にはないのだが、こんな髪の毛なんだよな、鼻はこうで....とマンガ的にディテイルを積んでいるとそれなりに似てしまうところが粘土は面白い。



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オシム第4戦イエメン・日本

 現時点の日本代表サッカーにはかなり悲観的になってきたが、送ってもらった DVD 最後のイエメン戦を見る。この試合はサウジ戦ほど日本選手の技術的拙さは目に付かない。ピッチが日本の小学校みたいなハゲハゲの芝でボールが跳ねているが、さほど問題なくボールコントロールをして組み立てている。これは単に相手がサウジより弱いからだろうな。空気が薄くて走るとしんどそうだが、選手の動きは暑かったサウジよりもいいし。

 アイデアと速さで再三チャンスを作り出している達也が完璧なクロス、フリーの巻がはずす! 巻はこの中東遠征で一度もヘッドをクリーンにヒットしていない。体がぶれているのは明らかで、なぜオシムはこんな状態の巻を使うのだろう。後半初めて巻が脚でシュートを打ち枠に行ったのだが、アジアレベルで3試合で数本しかまともなシュートが打てないFWがレギュラーというのは、見ていてつらいものがある。今年前半のようにリーグで切れに切れているときに呼ばれるのはわかるが、この状態で使い続けられる理由がわからない。川渕会長が巻が下手だと愚痴った気持ちもわかるのである。いまは播戸に期待するしかないか。彼にはカズ中山の匂いがするしな。実際うまいというイメージがない中山でも、巻に比べればボールを打つ技術は格段に高かったのだ。

 結局最後は巻の落としをガナハが押し込んだのだが、こういう巻の使い方を見ていると、やがては高いというだけで平山を使い続けるようになるのではないかと不安に感じるのであった。

 風間八宏さんがサウジ戦後、

オシム監督はサッカーを「パスゲーム」と考えており、現時点でのパスの「出し手」よりも「受け手」に質の高い動きを要求している。「個」ではなく、「方法」を前面に出した結果、ジーコジャパン時代と比べて、個人能力の低い選手が集まったように感じる。

 と評していたが、このほかに選手の能力についてうんぬんしている記事はあまりないのが不思議である。

 ―――うわコマーシャルに中田が出ている。トヨタのミニバンの宣伝をしている。何をやっているのかねキミは。お前さんがいないからこんな思いをしているんだよ、俺たちは(泣)。

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■06/10/30(月) □ 冬の庭仕事
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 昨日萌は風邪がやっと良化してHNバースデイパーティへ行って思い切り楽しみ、今日は学校へ復帰。

 サマータイム終了の昨日の朝大風が吹いて雲が消え、それで午後から1週間ぶりにピカリと晴れたのだが、同時に気温がドカンと下がった。夕方6時にはもうデッキに出るとグワ寒いと痛感するほど冷え込み、夜には5度を割り、今朝は当然霜が降りていた。おそらく氷点下になったのだろう。冬だ。

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 大風と雨で家の回り一面に降り注いだオークの葉を、晴れて空気が冷たい中をざっと掃除する。しかし庭のあちらこちら日が当たらない場所の芝は全部死んで、コケに場所を取られてしまった。このコケがはげると黒土がぼろぼろっと出て非常に汚らしくなる。芝というのは非常に手間のかかる植物だ。

 ついでに、大雨浸水時に排水パイプを埋め換え約2年が経ったフロントドレインのサンプ(ため穴)も掃除。25cm ほどの泥がたまっていたが、パイプ自体には泥はまったくなくきれい。これなら排水がうまくいっているはずである。よしよし。

 仕事中ヘッドフォンで井上陽水の最近のアルバムを流す。陽水って喉と唇で実にいろんな音を発している。言葉や語尾の面白さを音として追求するセンスと技能がある。同じ男声高音系でスティングあたりと比べても、陽水の方が才能があるんじゃないかと思う。スティングはポリスという3ピースバンドを発明したことが偉大なのであって、ソロ歌手としては陽水のほうがやってることは面白いだろう....などと思いつつ泥をゴリゴリ。

 萌は元気に帰宅。これで明日のハロウィーンも大丈夫。よかったよかった。

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■06/10/31(火) □ なぜだか静かなハロウィーン
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 今朝も一面の霜。さ、寒い。

 学校のハロウィーンパーティへ。着付けに行くともう皆が着替えており、萌はじれて「遅いよお父さん」とじだんだ踏んでいる。すまんすまん。俺よりも遅くお母さんがきたCHに到っては、一人取り残されすでに泣き出しているという興奮状態。子供にとってはまことに一大事なのである。



 萌はカオナシになった。これはシンプルながら傑作だと思うのだが、昨日まで風邪で機嫌が悪かったので試着が済んでおらず、マスクがうまくフィットしない。鼻がつぶれて痛いというのである。まあ仕方がない、夜の本番にはもう一度作り直そう。クラスメイトは当然誰もカオナシを知らなかったが、うわ何それコワイじゃんと、いい感じにウケていた。



 ところがそのコスチュームをまとったパレードは、数百人の子供らがぞろぞろと校内を練り歩くだけで、さほど盛り上がりもせず。ありゃりゃ。ジムに入る瞬間くらいは「なんとか先生のクラスの入場でーす!」とかいって盛り上げりゃいいのに、そういう楽しい方面にはあの校長の知恵が及ばないらしい。そのくせ彼は俺たち父兄の姿に気が付くと、例の今にもこちらに駆け寄り握手を求めそうな政治家スマイルを投げかけてくるのだった。苦笑。

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 今年のハロウィーンは俺が留守番キャンディ配布係りになってしまった。カオナシのコスチュームがうまくできたので、撮影しながら歩きたかったのだが。

 しかし今年は去年の半分もキッズが来なかったような気がする。1時間半を玄関でぽつねんと過ごし、10分に1組やってくるという感じで50人以下。ありゃりゃ。どうしてだろう。近隣の子供の数が減ってるのかな。うちの前のサークルでの花火大会も参加人数はわずか。もちろん個々の子供たちは仮装とトリックオアトリートを十分に楽しんでいたけれど、全般になぜだか静かな今年のハロウィーンであった。

 しかし3軒隣のSMがうちのドアをノックし、俺の顔を見て「あなたのこと知ってるわ! 萌のお父さんでしょ!」と言ったのがおかしかった。当たり前だろう、いつもうちに来て遊んでるではないか。興奮のあまりどの家のドアをノックしているのかわからなくなっているらしい。子供にとってはまことに一大事なのである、ハロウィーン。

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