「WALL-E のロボット」「ニューブランズウィック州プロジェクト」ほか。
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■09/11/21(土) □ WALL-E のロボット
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朝PCが起動せず、復帰に5時間かかった(後から電源タップの不良で電圧が足りてなかったのだと判明)。
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夜、萌がお勧めの「WALL-E(ウォーリー)」を借りてきて見る。始まってすぐに、こんな人間が見てかわいいと感じる動作、思考、行動だけで絶妙な塩梅に出来上がったロボットというのも、なんだかなあと違和感を感じる。やることなすこと全部かわいいのだが、いろんなペットや子供やアニメのかわいいところを掬い取って作った理想のキュート物という感じなのである。ロボットらしい行動が愛らしいというのとはぜんぜん違う。
相方のイブも最初のうちは機械的な行動をするロボットだったが、数分のうちに怒って目を吊り上げものを破壊しまくる人情味あふれる存在になり、まるでロボットっぽくない。女の子のかわいいところを凝縮した理想の女の子マシンなのである。このロボットの造形? がどうにも解せず、普通に面白かったがまあねーという感じであった。「ニーモ」と同じだな。
この登場ロボットに対するもやもやはなんだと「Wall-e ロボットではない」と検索してみて、「ラピュタ」のロボット兵との対比を書いている人が見つかった(「WALL-Eに感動し損なう」)。―――あ、それだ。シータに手を差し伸べながら死ぬロボット兵、人間が去った後もラピュタを守り永久に働き続けるロボット兵。その仕草にかすかに見える「心根のようなもの」に俺は胸を打たれたが、饒舌なハートにあふれた WALL-E はとても幸せで、それは見ていて楽しいけれど、しかし胸が震えることはないのである。
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■09/11/25(水) □ ニューブランズウィック州プロジェクト
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萌が風邪の喉痛と頭痛で休。ちょうど週末のレポート宿題をやってなかったので、それに取り組むこととなる。
しかしMがこれを見ていて、萌がここんとこずっと学校で取り組んでいたはずの課題ニューブランズウィック州に関するリサーチが、まるでお粗末であることが判明する。当人はサボろうという気があったわけじゃなく、子供向けの Wiki みたいなページでニューブランズウィック州の概要を1ページプリントし、それをまとめれば終わりと思っていたらしい。Mは小学校の教職免許を持っているので「グレード4でこんなレベルでは話にならない」と超厳しく指導され、萌は泣きながら全やり直しとなる。気の毒。
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■09/11/28(土) □ ホームスクーリング
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先週に続き、レポート宿題。今週は萌が自ら選んだイモリについて。そりゃいいものが書けるに決まっていると俺も手伝おうとすると、萌の学校の指導があまりにヘボいと最近怒りがピークに達しているMが「もう教師の方針など関係ない、萌には私がバリっと有意義なレポートを書かせる」と陣頭指揮を取り、俺は除外されてしまった。俺が持つ豊富な知識をそのまま萌に与えてはリサーチにならぬそうである。とほほ。
萌の学校は実際、よそに比べてレベルが低いといわざるを得ないようである。これまで5人の担任中3人は教育や子供に何の興味もなく単に仕事として教師をやってるのははっきりしており、それがカナダじゃ普通の教師像なのかと感じていたのだが、この学校は明らかに並以下らしい。
今の担任は厳格で、これまでで一番教師っぽいが、「ニューブランズウィック人の暮らしや宗教なんて課題を出す時点で凡としか言いようがないわ。そんな誰も興味を持つわけないことを調べても意味がないし苦痛だし、しかも萌が1月で1ページしかリサーチしてないことに気づいてなかったということは、彼は授業中モニターしてないということじゃない」とMは憤慨する。その通りだよな。萌が泣きながら何時間もかけてやったニューブランズウィック・プロジェクトは、ほんとに意味がないと俺も気の毒に思った。ニューブランズウィックは寒い。フランス語人口がある。どこの国の人だって他県についてはこの程度しか知らんだろう。
萌の課題を俺がヘルプできないのは、最終提出物がフランス語だからというのもある。萌は英語や算数の宿題は俺に聞いてくるが、フレンチは俺に手伝わさせない。課題を英語に翻訳し俺に説明すること自体を面倒に感じてるようだ。これは親としては味気ないことで、レポートを手伝えない俺は気分が落ち込む日だった。
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浮かぬ顔の訳を夜Mに聞かれ、「インターナショナルスクールに子供をやる日本や韓国の親みたいな気分だよ」と説明する。外国語を習得できるのはありがたいことだが、子供が今どういう課題をやってどう答えているかは、子供自身にノートを全部翻訳でもさせない限りわからないわけである(Mだってさほどフランス語がわかるわけではない)。これが外国語教育ゆえの巨大な喪失でなくてなんなのか。
ともあれ今さら学校を変えるのは無理なので、これからはMが家で平行して教育するという。ホームスクーリングだ。萌が最近注意散漫なのも学校のつまらぬ授業がヘビーに影響してるとMは見ており、たしかに家でしっかりと教育を与えるしか対処法はないだろう。しかしそれでこうして萌の自由時間が激減することには気の毒さを禁じえない。
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【競馬ジャパンカップ】ウオッカ! 勝った? 同着か? ―――勝った! ふーっ。
ウオッカはユタカが下手な乗り方をずっとしていたので(ネットでG1しか見てないのでわからないが、ああいう出し引きが裏目に出るところが近年の武豊の「スランプ」なのだろうか?)、フランスのジョッキーにきれいにロスなく乗ってもらえてよかった。距離が長いので残り 300m まで追い出しを我慢したと過去形が使えない下手な英語で彼は語っていたが、それでも抜け出したあと追いつかれるというこれまでにない展開だった。この走りを見ればやはり 2400 は距離が長い上に、能力的にはピークを過ぎてしまってるのだろう。それでも勝つんだからえらい馬だ。本当にこのレースを勝ててよかった。
これでもうファンも思い残すことはないので、有馬記念など出ずにお疲れ様で引退してもらいたいです。海外の競馬ラバーにいい走りを見てもらえなかったのは残念だけれど、牝馬なのでそういう日本競馬のプライドみたいな役割は期待していない。オグリキャップ同様、世界で勝てなくても君が素晴らしかったことには何の変わりもない。ありがとうウオッカ。父さんが最後に愛した馬よ。
2009/11/30
2009/11/20
日記「表層的子供イベント」
「短気なバカ親父」「JDスリープオーバー」「H1N1 ショット」ほか。
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■09/11/09(月) □ 短気なバカ親父
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夕方つまらぬことで萌を叱ってしまい、俺は短気すぎるバカ親父なんだろうなと反省する。俺がカリカリしているのは萌が最近人の話に注意を払わないからなのだが、落ち着かない萌9歳はじっさい今、なにごとにつけ大きな変化の渦中にあるのだろう。生活態度や興味だけでなく作る絵も歌も物語もみんな変化している。萌が今作るものからは、TVで見るものや友達に「似てる」ということに強力に惹かれているのがわかる。
ま、歌に関してはたとえTVポップスターに憧れていてもきっちりロック教育は施しているし(今は車でビートルズやポリスを聞かせ歌わせている)、絵も書き物もいずれまた素敵にオリジナルなものを作ってくれるだろう。親の期待通りになんて何事もいかないのだが、なにが俺を感動させるかっこいい音、楽しいもの、きれいなものなのかだけは、ブレることなく教えていこう。
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■09/11/11(水) □ リメンバランスデー
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今日はリメンバランスデー(英連邦戦没者追悼日)で休日なのだが、今年は学校でカナダ戦史のプレゼンテーションなど大々的に行事をやったらしく(そういうところにも校長由縁の右傾化を感じる)、萌は昨日帰ってから「何百万人もが死んだのよ、ひどすぎるわ」と泣いていた。戦争反対の作文も書き、それがスクール・ニューズレターに載るそうである。元敵国出身者の俺は複雑な思いがする。日本とカナダが直接戦ったことはほとんどないだろうが。
萌は学校で、「あなたは日系なのに中国系と仲がいいのね」と言われたことがある。そのときには日独伊が世界を支配しようとし、英米加欧中が戦ったというように第二次大戦概要を俺が簡略化して教えたのだが、将来詳細に触れてショックを受けることがあるかもしれない。心ない輩にからかわれたりしなければいいなと思う。
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■09/11/13(金) □ JDスリープオーバー
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萌が去年から熱望していた、JDを招いてのスリープオーバー(お泊り会)。お母さんのTVを奪い取って2人で映画「コーラライン」を見、お菓子をばくばく食べながら遊び、一緒のベッドで寝るといって大騒ぎしながら寝支度をしている。
23:01 暗い寝室で2人はシンディ・ローパー「Girls Just Wanna Have Fun」を歌ってます(笑)。いい加減寝なさいよ君たち。まあ兄弟がいない萌がこうして狂乱の週末を過ごせて、よかったよかった。
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■09/11/14(土) □ 表層的子供イベント
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ガールズは昨夜12時まで眠らず、今朝は7時に起きて騒いでいる。一緒にいる俺のほうが疲れる。
ランチ後ちょっとギターを弾いて2人の好きなポップソングを歌わせてみたのだが、JDは長いことミュージカル&ボーカルレッスンを受けているというのに意外と歌は普通だなと思う。音程は悪くないが声量が出てないし(ボーカルレッスンって複式呼吸をやるんじゃないのか?)、コードやリズムの変わり目がわからないようで、俺のギター&ドラムマシンとタイミングがずれる。彼女がレッスンで習った持ち歌をカラオケ振り付け付きで上手にやるのを見たことがあるが、それがこうして音楽の力にはなっていないということである。
JDの歌唱教師も他の習い事講師と同様に、適当な仕事をやってるのかもしれないな。習ったことはできるが応用ができないというところがこないだの萌のダンスレッスンと同じ。講師に物事の本質を伝える意欲がなければ、子供は表層しか覚えられないのだ。
学校の行事にも同じことが言える。今年は誰の方針なのか、ハロウィーン・フェイスペイント、マッドサイエンスなど校外からゲストを招く有料イベントが毎月入ってくるのだが(突然通知がきて強制的に料金を徴収される)、あとから萌に内容を聞いてもそれこそ表層的でその場でだけ楽しいイベントで、子供の心に残る教育的要素なんて何もない。
楽しいことなら各家庭でやっており、だいたい子供は学校で友達と一緒なら特別なことをしなくても十分楽しいわけで、そんなことに大金を費やさないでもらいたい。BC映画産業の有名特殊メイク・アーティストなんて人物を呼んでハロウィーンの血糊フェイスペイントなぞをやってもらい、総計500ドル近く払っているのだ。馬鹿げてるとしか言いようがない。イベントをやりたいなら実費・交通費だけでやってくれるボランティアを探してくれよ。
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■09/11/16(月) □ ストームシーズンに突入
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今年最初の嵐、雨が続く。雨と停電が同時に来るとうちは排水ポンプが止まり困るのだが、今のところ風は強くなく停電の心配はなさそう。うちは過去8年間雨風で停電したことはないので、配電網がたまたま恵まれていて、電柱が1本倒れたらアウトみたいな地域には入っていないのだろう。今後とも大丈夫であることを願いたい。
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夜、雨と風が強まる。夜の間に停電になったら弱るなあと思い、眠れず配水管修理時の07年日記を読んでしまった。あのときは本当に大変だった。あの07年春以降芝生に雨が浮くほど地中水位が上がったことはないわけだが、ストームシーズン3回目の今年は確率的にそろそろ大雨が来る頃合かもしれない。しかし停電さえなければどんな雨でも万全に排水できる自信はある。大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせて眠ろうと努めた。
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■09/11/17(火) □ アクアショップはたのし
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久しぶりにコキットラムのペットショップに行く。前は開店したばかりで爬虫類と魚タンクは空だったのだが、相当な品揃えになっていた。金魚 $0.49 なんてのがきれいでかわいくほしくなるが、あれは実はベイビー緋鯉でデカくなっちゃうんだよなあ(調べたらやはり 30cm だって)。惜しい。他にはグッピーなどがやはり素晴らしい色で惚れ惚れする。やっぱ熱帯魚はすごい。アカヒレのオスが赤黒深化したなぞと喜んでいるのが馬鹿ばかしくなる。
しかしどの水槽も水温26度なんだよなー。うちの水槽の17度でも死にはしないだろうが、活性が下がったり病気になりやすくなったりするらしい。俺は半年水槽を維持してみて魚を飼う自信は付いたが、それは超丈夫なアカヒレだったから問題なくいったのだという面も多分にあるはずで、グッピーだったらどうだかはわからない。やっぱうちは地味なアカヒレで我慢します。
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買い物はポンプに入れるバイオ濾材というものを探しに来たのだが、ちょうどいいサイズが見つからなかった。しかし稚魚保護水槽とか水槽掃除ブラシとか、面白いものがいろいろ見つかる。保護水槽は母親を収納すると卵だけ下に落ちるという透明アクリルボックスで、小さくてこりゃいいなと手に取って見ていると、店の兄ちゃんが「そいつは駄目だ、問題だらけだよ」という。ネットのほうがはるかに成功しやすいとのこと。ふーむ。
稚魚保護ネット うちはメスの腹がでかいので、生むのかどうかはわからないが用意はしておきたいところ。で兄ちゃんが推奨するネット式を買ってきた。17x12x12cm、アクリル水槽のほぼ2倍ででかいといえばでかいが、これだけあれば稚魚が大きくなるまでここで育てるのはまったく問題なさそうである。その他必要なもの数点も安価で手に入り、うれしい買い物であった。貧乏アクエリアム趣味は楽しい。
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■09/11/19(木) □ H1N1 ショット
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◆12:05 萌をピックアップしてお医者へ。H1N1 ショットは初物なので俺はそれなりに緊張しているのだが、乳幼児はすでに済んで小学生という順番なので、安全性は万全なのだろう。久し振りに会った Dr.B はさすが萌のことをよく知っており、こういうところがやっぱファミリードクターはいいなと思う。
H1N1 ショットはなんと「お父さんもやる?」と聞かれる。え。大人もOKなんですか。んー、じゃあお願いしますとやってもらうことになった。俺みたいにひ弱な奴がやってもらって大丈夫なのかなとも思ったが、まあ乳児が大丈夫なら大人も大丈夫なんだろう。発熱する可能性はあるので、帰りの飯屋や運転する道中で急激にシックになったら大変だなと思う。家に帰り静かにしていよう。
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17:25 寿司屋で遅い昼を食べたせいと、多分 H1N1 ショットのせいで胃の働きが落ちており、腹が減ってこない。萌もブランケットにくるまってTVを見ており、揃ってどことなく体がだるい夕方を過ごす。しかし熱が出ずこれくらいの副反応で済むならありがたいことである。
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■09/11/20(金) □ 擬似病み上がり
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腹が減って目が覚める。体調はいい。萌も問題なし。注射をした左肩が痛くて、そちら側を下に眠れなかった。
冷え性で冷えるので家事前に体を温めようとエア縄跳び行ったのだが(縄跳びアクションが一番短時間で心拍が上がり手早く温まる)、これがやりすぎで、妙に体へのダメージとして残ってしまった。どうやらワクチン後の俺の体は病み上がりみたいな状態にあるようで、筋肉がやわになっており内臓がゆさぶられたらしく、腹筋あたりが痛い。大人になってから俺はインフルエンザの予防接種をしたことがないが、こうして短時間で擬似的に病後に移行することで免疫を作るものなのかもしれない。今日は静かにしているべきでした。ふー。
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■09/11/09(月) □ 短気なバカ親父
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夕方つまらぬことで萌を叱ってしまい、俺は短気すぎるバカ親父なんだろうなと反省する。俺がカリカリしているのは萌が最近人の話に注意を払わないからなのだが、落ち着かない萌9歳はじっさい今、なにごとにつけ大きな変化の渦中にあるのだろう。生活態度や興味だけでなく作る絵も歌も物語もみんな変化している。萌が今作るものからは、TVで見るものや友達に「似てる」ということに強力に惹かれているのがわかる。
ま、歌に関してはたとえTVポップスターに憧れていてもきっちりロック教育は施しているし(今は車でビートルズやポリスを聞かせ歌わせている)、絵も書き物もいずれまた素敵にオリジナルなものを作ってくれるだろう。親の期待通りになんて何事もいかないのだが、なにが俺を感動させるかっこいい音、楽しいもの、きれいなものなのかだけは、ブレることなく教えていこう。
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■09/11/11(水) □ リメンバランスデー
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今日はリメンバランスデー(英連邦戦没者追悼日)で休日なのだが、今年は学校でカナダ戦史のプレゼンテーションなど大々的に行事をやったらしく(そういうところにも校長由縁の右傾化を感じる)、萌は昨日帰ってから「何百万人もが死んだのよ、ひどすぎるわ」と泣いていた。戦争反対の作文も書き、それがスクール・ニューズレターに載るそうである。元敵国出身者の俺は複雑な思いがする。日本とカナダが直接戦ったことはほとんどないだろうが。
萌は学校で、「あなたは日系なのに中国系と仲がいいのね」と言われたことがある。そのときには日独伊が世界を支配しようとし、英米加欧中が戦ったというように第二次大戦概要を俺が簡略化して教えたのだが、将来詳細に触れてショックを受けることがあるかもしれない。心ない輩にからかわれたりしなければいいなと思う。
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■09/11/13(金) □ JDスリープオーバー
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萌が去年から熱望していた、JDを招いてのスリープオーバー(お泊り会)。お母さんのTVを奪い取って2人で映画「コーラライン」を見、お菓子をばくばく食べながら遊び、一緒のベッドで寝るといって大騒ぎしながら寝支度をしている。
23:01 暗い寝室で2人はシンディ・ローパー「Girls Just Wanna Have Fun」を歌ってます(笑)。いい加減寝なさいよ君たち。まあ兄弟がいない萌がこうして狂乱の週末を過ごせて、よかったよかった。
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■09/11/14(土) □ 表層的子供イベント
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ガールズは昨夜12時まで眠らず、今朝は7時に起きて騒いでいる。一緒にいる俺のほうが疲れる。
ランチ後ちょっとギターを弾いて2人の好きなポップソングを歌わせてみたのだが、JDは長いことミュージカル&ボーカルレッスンを受けているというのに意外と歌は普通だなと思う。音程は悪くないが声量が出てないし(ボーカルレッスンって複式呼吸をやるんじゃないのか?)、コードやリズムの変わり目がわからないようで、俺のギター&ドラムマシンとタイミングがずれる。彼女がレッスンで習った持ち歌をカラオケ振り付け付きで上手にやるのを見たことがあるが、それがこうして音楽の力にはなっていないということである。
JDの歌唱教師も他の習い事講師と同様に、適当な仕事をやってるのかもしれないな。習ったことはできるが応用ができないというところがこないだの萌のダンスレッスンと同じ。講師に物事の本質を伝える意欲がなければ、子供は表層しか覚えられないのだ。
学校の行事にも同じことが言える。今年は誰の方針なのか、ハロウィーン・フェイスペイント、マッドサイエンスなど校外からゲストを招く有料イベントが毎月入ってくるのだが(突然通知がきて強制的に料金を徴収される)、あとから萌に内容を聞いてもそれこそ表層的でその場でだけ楽しいイベントで、子供の心に残る教育的要素なんて何もない。
楽しいことなら各家庭でやっており、だいたい子供は学校で友達と一緒なら特別なことをしなくても十分楽しいわけで、そんなことに大金を費やさないでもらいたい。BC映画産業の有名特殊メイク・アーティストなんて人物を呼んでハロウィーンの血糊フェイスペイントなぞをやってもらい、総計500ドル近く払っているのだ。馬鹿げてるとしか言いようがない。イベントをやりたいなら実費・交通費だけでやってくれるボランティアを探してくれよ。
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■09/11/16(月) □ ストームシーズンに突入
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今年最初の嵐、雨が続く。雨と停電が同時に来るとうちは排水ポンプが止まり困るのだが、今のところ風は強くなく停電の心配はなさそう。うちは過去8年間雨風で停電したことはないので、配電網がたまたま恵まれていて、電柱が1本倒れたらアウトみたいな地域には入っていないのだろう。今後とも大丈夫であることを願いたい。
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夜、雨と風が強まる。夜の間に停電になったら弱るなあと思い、眠れず配水管修理時の07年日記を読んでしまった。あのときは本当に大変だった。あの07年春以降芝生に雨が浮くほど地中水位が上がったことはないわけだが、ストームシーズン3回目の今年は確率的にそろそろ大雨が来る頃合かもしれない。しかし停電さえなければどんな雨でも万全に排水できる自信はある。大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせて眠ろうと努めた。
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■09/11/17(火) □ アクアショップはたのし
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久しぶりにコキットラムのペットショップに行く。前は開店したばかりで爬虫類と魚タンクは空だったのだが、相当な品揃えになっていた。金魚 $0.49 なんてのがきれいでかわいくほしくなるが、あれは実はベイビー緋鯉でデカくなっちゃうんだよなあ(調べたらやはり 30cm だって)。惜しい。他にはグッピーなどがやはり素晴らしい色で惚れ惚れする。やっぱ熱帯魚はすごい。アカヒレのオスが赤黒深化したなぞと喜んでいるのが馬鹿ばかしくなる。
しかしどの水槽も水温26度なんだよなー。うちの水槽の17度でも死にはしないだろうが、活性が下がったり病気になりやすくなったりするらしい。俺は半年水槽を維持してみて魚を飼う自信は付いたが、それは超丈夫なアカヒレだったから問題なくいったのだという面も多分にあるはずで、グッピーだったらどうだかはわからない。やっぱうちは地味なアカヒレで我慢します。
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買い物はポンプに入れるバイオ濾材というものを探しに来たのだが、ちょうどいいサイズが見つからなかった。しかし稚魚保護水槽とか水槽掃除ブラシとか、面白いものがいろいろ見つかる。保護水槽は母親を収納すると卵だけ下に落ちるという透明アクリルボックスで、小さくてこりゃいいなと手に取って見ていると、店の兄ちゃんが「そいつは駄目だ、問題だらけだよ」という。ネットのほうがはるかに成功しやすいとのこと。ふーむ。
稚魚保護ネット
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■09/11/19(木) □ H1N1 ショット
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◆12:05 萌をピックアップしてお医者へ。H1N1 ショットは初物なので俺はそれなりに緊張しているのだが、乳幼児はすでに済んで小学生という順番なので、安全性は万全なのだろう。久し振りに会った Dr.B はさすが萌のことをよく知っており、こういうところがやっぱファミリードクターはいいなと思う。
H1N1 ショットはなんと「お父さんもやる?」と聞かれる。え。大人もOKなんですか。んー、じゃあお願いしますとやってもらうことになった。俺みたいにひ弱な奴がやってもらって大丈夫なのかなとも思ったが、まあ乳児が大丈夫なら大人も大丈夫なんだろう。発熱する可能性はあるので、帰りの飯屋や運転する道中で急激にシックになったら大変だなと思う。家に帰り静かにしていよう。
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17:25 寿司屋で遅い昼を食べたせいと、多分 H1N1 ショットのせいで胃の働きが落ちており、腹が減ってこない。萌もブランケットにくるまってTVを見ており、揃ってどことなく体がだるい夕方を過ごす。しかし熱が出ずこれくらいの副反応で済むならありがたいことである。
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■09/11/20(金) □ 擬似病み上がり
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腹が減って目が覚める。体調はいい。萌も問題なし。注射をした左肩が痛くて、そちら側を下に眠れなかった。
冷え性で冷えるので家事前に体を温めようとエア縄跳び行ったのだが(縄跳びアクションが一番短時間で心拍が上がり手早く温まる)、これがやりすぎで、妙に体へのダメージとして残ってしまった。どうやらワクチン後の俺の体は病み上がりみたいな状態にあるようで、筋肉がやわになっており内臓がゆさぶられたらしく、腹筋あたりが痛い。大人になってから俺はインフルエンザの予防接種をしたことがないが、こうして短時間で擬似的に病後に移行することで免疫を作るものなのかもしれない。今日は静かにしているべきでした。ふー。
2009/11/07
日記「ネットスポーツ観戦のつらい秋」
「ボイスレコーダー」「彼を思い出す」「水槽新レイアウト」ほか。
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■09/11/02(月) □ ネットスポーツ観戦のつらい秋
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【ナビスコカップ決勝】川崎は相手に引かれると点が取れないチームで、それは出す手がストレートすぎるからである。MFからFWにクサビを入れFWがなんとかするという最短手ばかり狙うので(上手さに自信を持つFW陣がそういう動きばかりする)、東京はFWを捕まえているだけで対処できる。たまにサイドに開けば崩せる気配は漂うのだが、チョンテセのヘッドは決まらず、ジュニーニョは競るFWじゃないのでボックスから遠ざけられ、最後までフリーでシュートを打てなかった。今野率いる東京守備ブロックの勝利である。
東京は平山が素晴らしい働きっぷりで驚いた。彼は高校で過大評価→慢心腐敗の典型みたいな選手でいい心証を持つ人はいないと思うが、あれだけ体がある選手がちゃんと動くとものすごく役に立つ。ポストでは的が大きくリーチが長いので、後ろからアバウトに飛んでくるボールを簡単に足元に収められ、万全に保持して味方にさばける。プレスをかけにいけばこれまた面積がでかいので、川崎DFは普通の相手よりもワイドに交わさなければならず、次のプレーが狂う。クロスに走り込み素晴らしい点を取ったのも驚いたが、こんなに効果ありまくりのFWになっていたのか。
憲剛と関塚監督にはビッグゲーム運がないのだろうなという気がつくづくする試合だった。天皇賞に続き期待がかなわず、ネットスポーツ観戦のつらい秋が続く。
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■09/11/03(火) □ ボイスレコーダー
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【CLミラン・レアル】戦を見ながら掃除。不動の布陣が年を取り運動量が落ちるばかりのミランは中盤ではレアルに(というかたぶんどこの強豪にも)勝てないので、とにかく手数をかけずに前に飛ばし、若く元気なパトになんとかしてもらうというしょうもないが効果がないこともないサッカーを延々とやっている。が、ロナウジーニョのパス精度がひどい。フィニッシュを狙う中距離パスで3mはズレてる感じ。彼は上体が強く腕力で敵を押しのけボールを守れるので取られることは少ないが、あれでミランの攻撃が機能するわけがない。
ロナウジーニョは衰えたなあ。この落差が中田英寿みたいだ。じっさい能力と価値の暴落っぷりにおいて、中田とロナウジーニョは近年双璧なんじゃないだろうか。他に世界的選手で、大きな怪我もないのに若くしてこんなに力が落ちた例は思いつかないのである。
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Mの学業用にボイスレコーダーを買ってくれといわれネットで軽く調べると、いまどきのハイエンド・ボイスレコーダーはPCM録音だとか4チャンネル録音だとか、昔の生ロクデッキやDAT愛用者を満足させるような仕様になっている。ライブハウスでの録音なんか素晴らしい音で録れるんじゃないだろうか。エレキギターをつないで録音できる機種もあるらしく、いまどきのミュージシャンはそうしてデモテープを作ってるんだろう。なるほどねー。
むろんうちはそういう高級機種は必要なく、店でソニー、パナソニック、オリンパスなどのベーシック機種6種くらいをじっくり比較する。しかしいつも買い物時に思うが、カナダの電気製品パッケージは情報が少ない。事前のリサーチでほしい機能をリストアップして行ったのだが、箱を見てもそれが備わっているかどうかわからないのだ。店員はもちろん客以上に知らないので(客はネットで事前調査しているが、店員はボイスレコーダーなんて見るのも初めてだろう)、万全を期すならば売ってる機種名を調べて、いったん帰って調査しなければならない。面倒なことである。
ICD-PX720 (1GB、$80) 俺は結局ソニーのものにした。昔ながらのソニーらしい黒筺体でデザインはいいのだが、家でいじってみると機能が全部メニューボタンからの呼び出しで使いにくい。パナソニックは操作性を重視してゴツゴツといかついボタンがたくさんついていたので、あっちにすればよかったかと後悔する。
しかしわかりにくい設定を済ませて録音してみると、録音音質のよさにぶったまげた。キッチンでテストしてリビングのTVの音がちゃんと録音されている。補聴器並みの感度だ。昔初めてテープレコーダを買ったとき、ダイナミックマイクよりはるかに感度が高いコンデンサマイクがついてるといったことに家電少年は興奮したわけだが、この機械の高感度コンデンサマイク+メカノイズ皆無という組み合わせは、体験したことがない桁違いのクリーンな録音体験を味あわせてくれる。
これは面白い。Pocket PC にもセルフォンにもボイスレコーダは付いているので日常的に使っているが、これほど音がいいとなると別物である。とりあえずはギターを弾き萌を歌わせるくらいしか用途は思いつかないが、いろいろと活用していこう。
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■09/11/04(水) □ 彼を思い出す
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【CLディナモ・キエフ vs インテル】シェフチェンコが今も最高級の選手であることを証明する素晴らしいプレイで、少ないチャンスで点も取ってみせたのだが、インテルが最後はとにかく圧力をかけ続けどうにか逆転したという試合。インテルは年棒総額はすごそうだがスターが一人もいないという妙な地味チームで、エトーも走れど走れどほしいところにパスは来ず空しそうだった。昨日のミランもひどいサッカーを延々やっていたが、セリエAの日の出は遠いという感じである。
それはともあれキエフにいいMFがいて、カウンターになると彼が高速ドリブルで一気にボールを持ち上がり、シェフチェンコにしゅぱーっとスルーを通し何度も危険なシーンを作る。背筋を伸ばし視野が広そうなその姿が、これがどう見ても中田英寿(!)。アナウンサーの呼ぶ名前がまるで聞き取れず、試合を見ながらネットで検索しても名前がわからなかった。あれは誰でどういう選手なんだろう。もし彼がまだ若い選手で、これから有名になってくれたりしたらなんとなくうれしいけれど......。とまあ昨日も今日も欧州サッカーを見るたびに、俺は彼を思い出してしまうのです。
中田がすごかったのはこのキエフMFよりもさらに高速で強く、一瞬でスタジアムの空気が変わり敵守備ブロックが慌てふためくほどのドリブルで持ち上がる力があったからで、パルマ3年目 (0304?) あたりから輝きが薄れたのはそれがなくなったからである。スピードが落ち、ドリブルもなぜか足に吸い付かなくなった―――いや、ボールが足に吸い付かなくなったから高速ドリブルや華麗なパスができなくなり、ボールを取られる前に簡単に味方につなぐ無難なプレースタイルに変わってしまったのかもしれない。
今スペインにいる俊輔は、CLマンU戦や今年のWC予選を見て想像したように「プレッシャーのない後方スペースから長いパスを送っても跳ね返される」というプレーしかできないようで、ガゼッタ氏によればボールをもらっても「前を向くなりドリブルするなりしない」ゆえ、出番を失ってきているらしい。日本代表ですら前にボールを運べず無難なプレーばかりして俺をイライラさせるのだから、スペインで出番が得られないのも道理。
出番が減ってきたので結局1月に横浜に戻るなんて噂も出始めているが、いくらなんでも半年で見切りをつけられるような選手ではないだろう。パス能力と足技ならば俊輔は今も一級品なはずで、危険なところにラストパスを送るにはとにかくもっと前で、味方攻撃陣&敵守備陣に近いところでボールを持ち勝負しなければならない。それを追求し実現してほしい。スペインでそれができないならWC日本代表でもできないに決まっているのだ。
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最近あまり食欲がなくドライフードを拒否していたイモリ2匹にエサを差し出してみると、今日は久々に2匹とも元気に食べてくれた。ノボリなぞジムシーに給餌している俺の手元まで来てもっとくれという。おお。
うちのイモリたちはエサ皿(エサが散って水が汚れないようヨーグルトのカップを切ったもの)に置いたエサを一向に見つけ食べてくれないのだが、今日は可能性ありと見てエサ皿に赤ミミズをに置いてみた。そして放置すること数分、ノボリが臭いをかぎつけ自分で入り、ついに食べてくれた。自力でカップのエサを見つけたのは初めてで、これはうれしい。これで教育効果が進めば給餌が楽になる。
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■09/11/05(木) □ 水槽新レイアウト
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昨日久々に高栄養ドライフードを食べたのが効いて、今日は2匹とも活動量が上がっている。3週間ぶりの全換水。掃除ついでに、どう見ても抱卵しているのに一向に産卵してくれない雌アカヒレ用シェルターとして、昔一時使っていたカエルハウスの置物を置いてみる。イモリエリア陸地の崩落を防ぐと共に、中空になった内部が産卵床になればという狙い。
イモリたちは上から覗き込まれるとギクっとすることが多いので、黒いプラスチックをカットし屋根型シェルターも作ってみた。屋根の下は 1cm 弱の空間があり、イモリたちはここに隠れたまま息ができる。イモリたちはすぐに屋根下に落ち着き、魚たちもカエルハウス内を軽くチェックしている。総体的にいい感じである。
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■09/11/08(日) □ 川崎あやうし
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【川崎・千葉】フロンターレは憲剛を筆頭にプレーがぶれ切れがない。疲れているんだろう。憲剛はガーナ戦直後はすごかったそうだが、敵をズバっと抜いてフィニッシュするイメージはあっても体が動かないんだろうと思う。パスもトラップもずれシュートは空振りしている(最後はひどく脚を吊らせタンカで交代)。それに加えナビスコ杯同様ブラジル人2名が持ちすぎチームのチャンスを浪費している。うまいんだから判断を早くすれば効くのだが、うまい分取られず長時間持ってしまい、中を固められるの繰り返し。3日前の煮え湯につながったこの欠点を修正できない監督も情けない。守備も詰めが甘く、降格間際のジェフに簡単にシュートを打たれ失点している。この試合はたとえ勝てても優勝は難しそうだ。
後半残り3分、ジェフが追いつく。ジェフはドローでも降格なわけだが、クールに燃えてシンプルにえぐり、川崎よりいいサッカーをしている。川崎はこれで2pt落として優勝はなしだろう。―――と思ったら勝たねばならず上がっていたジェフの裏をジュニーニョがシンプルにえぐり折り返し、レナチーニョが決め再度突き放す。しかし降格はしたが、今日に限って言えばジェフのほうがいいサッカーであった。川崎は残り3戦勝ち切れるかどうか。憲剛はまた代表遠征があるわけだし。
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■09/11/02(月) □ ネットスポーツ観戦のつらい秋
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【ナビスコカップ決勝】川崎は相手に引かれると点が取れないチームで、それは出す手がストレートすぎるからである。MFからFWにクサビを入れFWがなんとかするという最短手ばかり狙うので(上手さに自信を持つFW陣がそういう動きばかりする)、東京はFWを捕まえているだけで対処できる。たまにサイドに開けば崩せる気配は漂うのだが、チョンテセのヘッドは決まらず、ジュニーニョは競るFWじゃないのでボックスから遠ざけられ、最後までフリーでシュートを打てなかった。今野率いる東京守備ブロックの勝利である。
東京は平山が素晴らしい働きっぷりで驚いた。彼は高校で過大評価→慢心腐敗の典型みたいな選手でいい心証を持つ人はいないと思うが、あれだけ体がある選手がちゃんと動くとものすごく役に立つ。ポストでは的が大きくリーチが長いので、後ろからアバウトに飛んでくるボールを簡単に足元に収められ、万全に保持して味方にさばける。プレスをかけにいけばこれまた面積がでかいので、川崎DFは普通の相手よりもワイドに交わさなければならず、次のプレーが狂う。クロスに走り込み素晴らしい点を取ったのも驚いたが、こんなに効果ありまくりのFWになっていたのか。
憲剛と関塚監督にはビッグゲーム運がないのだろうなという気がつくづくする試合だった。天皇賞に続き期待がかなわず、ネットスポーツ観戦のつらい秋が続く。
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■09/11/03(火) □ ボイスレコーダー
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【CLミラン・レアル】戦を見ながら掃除。不動の布陣が年を取り運動量が落ちるばかりのミランは中盤ではレアルに(というかたぶんどこの強豪にも)勝てないので、とにかく手数をかけずに前に飛ばし、若く元気なパトになんとかしてもらうというしょうもないが効果がないこともないサッカーを延々とやっている。が、ロナウジーニョのパス精度がひどい。フィニッシュを狙う中距離パスで3mはズレてる感じ。彼は上体が強く腕力で敵を押しのけボールを守れるので取られることは少ないが、あれでミランの攻撃が機能するわけがない。
ロナウジーニョは衰えたなあ。この落差が中田英寿みたいだ。じっさい能力と価値の暴落っぷりにおいて、中田とロナウジーニョは近年双璧なんじゃないだろうか。他に世界的選手で、大きな怪我もないのに若くしてこんなに力が落ちた例は思いつかないのである。
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Mの学業用にボイスレコーダーを買ってくれといわれネットで軽く調べると、いまどきのハイエンド・ボイスレコーダーはPCM録音だとか4チャンネル録音だとか、昔の生ロクデッキやDAT愛用者を満足させるような仕様になっている。ライブハウスでの録音なんか素晴らしい音で録れるんじゃないだろうか。エレキギターをつないで録音できる機種もあるらしく、いまどきのミュージシャンはそうしてデモテープを作ってるんだろう。なるほどねー。
むろんうちはそういう高級機種は必要なく、店でソニー、パナソニック、オリンパスなどのベーシック機種6種くらいをじっくり比較する。しかしいつも買い物時に思うが、カナダの電気製品パッケージは情報が少ない。事前のリサーチでほしい機能をリストアップして行ったのだが、箱を見てもそれが備わっているかどうかわからないのだ。店員はもちろん客以上に知らないので(客はネットで事前調査しているが、店員はボイスレコーダーなんて見るのも初めてだろう)、万全を期すならば売ってる機種名を調べて、いったん帰って調査しなければならない。面倒なことである。
ICD-PX720 (1GB、$80)
しかしわかりにくい設定を済ませて録音してみると、録音音質のよさにぶったまげた。キッチンでテストしてリビングのTVの音がちゃんと録音されている。補聴器並みの感度だ。昔初めてテープレコーダを買ったとき、ダイナミックマイクよりはるかに感度が高いコンデンサマイクがついてるといったことに家電少年は興奮したわけだが、この機械の高感度コンデンサマイク+メカノイズ皆無という組み合わせは、体験したことがない桁違いのクリーンな録音体験を味あわせてくれる。
これは面白い。Pocket PC にもセルフォンにもボイスレコーダは付いているので日常的に使っているが、これほど音がいいとなると別物である。とりあえずはギターを弾き萌を歌わせるくらいしか用途は思いつかないが、いろいろと活用していこう。
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■09/11/04(水) □ 彼を思い出す
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【CLディナモ・キエフ vs インテル】シェフチェンコが今も最高級の選手であることを証明する素晴らしいプレイで、少ないチャンスで点も取ってみせたのだが、インテルが最後はとにかく圧力をかけ続けどうにか逆転したという試合。インテルは年棒総額はすごそうだがスターが一人もいないという妙な地味チームで、エトーも走れど走れどほしいところにパスは来ず空しそうだった。昨日のミランもひどいサッカーを延々やっていたが、セリエAの日の出は遠いという感じである。
それはともあれキエフにいいMFがいて、カウンターになると彼が高速ドリブルで一気にボールを持ち上がり、シェフチェンコにしゅぱーっとスルーを通し何度も危険なシーンを作る。背筋を伸ばし視野が広そうなその姿が、これがどう見ても中田英寿(!)。アナウンサーの呼ぶ名前がまるで聞き取れず、試合を見ながらネットで検索しても名前がわからなかった。あれは誰でどういう選手なんだろう。もし彼がまだ若い選手で、これから有名になってくれたりしたらなんとなくうれしいけれど......。とまあ昨日も今日も欧州サッカーを見るたびに、俺は彼を思い出してしまうのです。
中田がすごかったのはこのキエフMFよりもさらに高速で強く、一瞬でスタジアムの空気が変わり敵守備ブロックが慌てふためくほどのドリブルで持ち上がる力があったからで、パルマ3年目 (0304?) あたりから輝きが薄れたのはそれがなくなったからである。スピードが落ち、ドリブルもなぜか足に吸い付かなくなった―――いや、ボールが足に吸い付かなくなったから高速ドリブルや華麗なパスができなくなり、ボールを取られる前に簡単に味方につなぐ無難なプレースタイルに変わってしまったのかもしれない。
今スペインにいる俊輔は、CLマンU戦や今年のWC予選を見て想像したように「プレッシャーのない後方スペースから長いパスを送っても跳ね返される」というプレーしかできないようで、ガゼッタ氏によればボールをもらっても「前を向くなりドリブルするなりしない」ゆえ、出番を失ってきているらしい。日本代表ですら前にボールを運べず無難なプレーばかりして俺をイライラさせるのだから、スペインで出番が得られないのも道理。
出番が減ってきたので結局1月に横浜に戻るなんて噂も出始めているが、いくらなんでも半年で見切りをつけられるような選手ではないだろう。パス能力と足技ならば俊輔は今も一級品なはずで、危険なところにラストパスを送るにはとにかくもっと前で、味方攻撃陣&敵守備陣に近いところでボールを持ち勝負しなければならない。それを追求し実現してほしい。スペインでそれができないならWC日本代表でもできないに決まっているのだ。
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最近あまり食欲がなくドライフードを拒否していたイモリ2匹にエサを差し出してみると、今日は久々に2匹とも元気に食べてくれた。ノボリなぞジムシーに給餌している俺の手元まで来てもっとくれという。おお。
うちのイモリたちはエサ皿(エサが散って水が汚れないようヨーグルトのカップを切ったもの)に置いたエサを一向に見つけ食べてくれないのだが、今日は可能性ありと見てエサ皿に赤ミミズをに置いてみた。そして放置すること数分、ノボリが臭いをかぎつけ自分で入り、ついに食べてくれた。自力でカップのエサを見つけたのは初めてで、これはうれしい。これで教育効果が進めば給餌が楽になる。
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■09/11/05(木) □ 水槽新レイアウト
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昨日久々に高栄養ドライフードを食べたのが効いて、今日は2匹とも活動量が上がっている。3週間ぶりの全換水。掃除ついでに、どう見ても抱卵しているのに一向に産卵してくれない雌アカヒレ用シェルターとして、昔一時使っていたカエルハウスの置物を置いてみる。イモリエリア陸地の崩落を防ぐと共に、中空になった内部が産卵床になればという狙い。
イモリたちは上から覗き込まれるとギクっとすることが多いので、黒いプラスチックをカットし屋根型シェルターも作ってみた。屋根の下は 1cm 弱の空間があり、イモリたちはここに隠れたまま息ができる。イモリたちはすぐに屋根下に落ち着き、魚たちもカエルハウス内を軽くチェックしている。総体的にいい感じである。
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■09/11/08(日) □ 川崎あやうし
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【川崎・千葉】フロンターレは憲剛を筆頭にプレーがぶれ切れがない。疲れているんだろう。憲剛はガーナ戦直後はすごかったそうだが、敵をズバっと抜いてフィニッシュするイメージはあっても体が動かないんだろうと思う。パスもトラップもずれシュートは空振りしている(最後はひどく脚を吊らせタンカで交代)。それに加えナビスコ杯同様ブラジル人2名が持ちすぎチームのチャンスを浪費している。うまいんだから判断を早くすれば効くのだが、うまい分取られず長時間持ってしまい、中を固められるの繰り返し。3日前の煮え湯につながったこの欠点を修正できない監督も情けない。守備も詰めが甘く、降格間際のジェフに簡単にシュートを打たれ失点している。この試合はたとえ勝てても優勝は難しそうだ。
後半残り3分、ジェフが追いつく。ジェフはドローでも降格なわけだが、クールに燃えてシンプルにえぐり、川崎よりいいサッカーをしている。川崎はこれで2pt落として優勝はなしだろう。―――と思ったら勝たねばならず上がっていたジェフの裏をジュニーニョがシンプルにえぐり折り返し、レナチーニョが決め再度突き放す。しかし降格はしたが、今日に限って言えばジェフのほうがいいサッカーであった。川崎は残り3戦勝ち切れるかどうか。憲剛はまた代表遠征があるわけだし。
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