2015/11/17

雨の秋



週末きれいに掃き掃除したのに、一夜の雨風でこんなになってしまった。バンクーバーの秋はほんと雨ばかりで気が滅入る。こういう日は娘が小さいときに奥様が読み聞かせていた童話の一節が口をついて出てくる。イッツア・テリブル・ホラブル・ノーグッド・ベリーバッドデイ。

道も落ち葉だらけでこれが滑る。車のタイヤが劣化していてヤバイとずっと思ってたのだが今日は本当に覚悟を決め、タイヤ安売りの店に飛び込み交換してきた。バランスを取りリムを磨いてエア漏れを防ぎ、トルクレンチもきっちり使うという安いのに超良心的な店だった。中東からの移民の店だった。

「最後にちゃんとトルクレンチ使ってたよね。普通パワーレンチだけでやっちゃうよね」と褒めると、あまり英語が得意でなさそうな工員は「ベリーベリーインポータント」と言っていた。ベリーベリーインポータント。

2015/11/14

ギターのお手入れ



ハンダが手に入ったので、親戚電気青年にハンダガンを借りてきて調子の悪かったギターを修理した。というか断線してたのはカナダ製のシールドワイヤーだけだった。愛器レスポールJr(フェルナンデス)はさすが日本製で、各ネジの緩み以外故障箇所なし。



何十年ぶりかにギターの裏も開けて掃除調整する。すごいだろう見なさいこれがエレキだと娘を呼んだのだが、すごいねと言ってすぐ立ち去ってしまった。オイ! これを見てミュージシャン的興味が湧いて湧いて仕方なくないのかよ! 作業を共にしてくれたのは猫だけ。



このレスポールの肩のマイク切り替えトグルの裏は初めて開けてみたが、こんなカッコいいスイッチが入っていた。しびれる。音楽的ミュージック的にとてもしびれる。しかし本当にネジの緩み以外どこも悪くない。日本工業品質すごい。

このレスポールJrを買ったのは90年頃だから、もう25年ものである。ジミーペイジが59年製のレスポールを70年代に使ってたのと同じといえる。ヴィンテージギターと言っても過言ではない。のだが日本製の安物は塗装がポリだかなんかで音が枯れないんだよね。ほんと壊れなくて助かるんだけど。