2025/01/15

【まとめ24年12月後半】民放ドラマ見まくる年末

「ロンバケよかった」「バカリズムは現代の太宰」「ごちそう多すぎるクリスマス」「昔のデジカメが若者に人気」「驚愕のネット3D地図」「紅白史上最高の盛り上がりを見た」ほか

■12月16日                    搾取というもの

#海に眠るダイヤモンド 「石炭を掘り当てたい、本気で笑って生きたいんだ」と玲央が走る8話。日本のTVはイケメン偏重の価値観を社会に刷り込み、ホストクラブという日本にしかない搾取稼業を強く承認してると俺は思うのでこのドラマの現代部分に忌避感を感じていたのだが(早送りして見ていなかった)、ホスト設定はこの回のためだったか。ラストの女の子のあの表情。さすがは野木亜紀子。

ほんと日本のTVは顔や若さというものに傾きすぎた価値感と搾取への無自覚性を社会に刷り込んでいると思う。現代B級民放ドラマの多くはその点で見ていられない。魅力的なちゃんとしたヒロインが、顔がいいというラベルがついただけの紙のような薄っぺらな男に振り回されるのである(男に演技者として魅力がなく演技もできないのでアイドルグループの人だろうと検索すると、案の定となる)。搾取というものが嫌悪される北米ドラマでは、顔がいいだけの男に女が惑わされる話なんて1話完結のコメディ以外存在しないだろう。

  ◇   ◇   ◇

先日「学生がそんなに働く社会が幸福か」と国民民玉木氏に書いたら『上の世代が好き勝手してたツケを下の世代が払ってるんだ』と脇からリプが来た。世代間闘争煽り型ポピュリストがそんなイメージ振りまいてるのかなと思った。庶民は好き勝手な贅沢なんてしてないよ、社会を貧しくしたのは世代ではなく政治である。

昔の学生も金はなかったが、時間はあった。今は社会に余裕がなさすぎて学生がヒマにすらしていられない。ならば勤労時間を増やしてやるというのは幸福な方向性とは感じられず、政治家がはしゃぐような明るいビジョンとは思えないという話である。玉木氏のビジョンには一発逆転感だけ出す貧者のアベノミクスといった趣がある。学費を払ってる学生に働かせて社会を回すのは富の浪費であり、無自覚な搾取のひとつなのだ。

■12月18日                海外のデジタル化

旅行のためアメリカの渡航認証ESTAを取得する。最初にパスポートの写真をアップすると情報を読み取り、氏名その他をフォームに自動入力してくれるという仕組みがよくできていた。日本の省庁よこれがデジタル便利化ですよ。(この後あらゆる個人情報を延々と聞かれウンザリしたけども🙁)


■12月18日             ロンバケ大詰め

#ロングバケーション 9話、瀬名がピアノを売ると聞いた南の憮然とした顔がよかった。あの想い出の曲はコンクールに挑むピアニストが弾くような曲ではないと思うが、だからこそ南が奇跡を起こせたわけでもある。瀬名はバンドのピアノマンになればいいのに。

二人の想いのすれ違いがクラシカルに良いドラマだ。10話では顔を合わすと本音を言えない南が、瀬名にパーンとお守りを叩きつける腕のスピードがすごかった。カンフー映画かという音がした。朝ドラで「あのロンバケの」と言われてた頃は俺に分からなかった良さが山口智子にはある。南以外の役ではあのスピード感の活かしどころがなかったのかな。 

しかしほんとこのドラマの音楽は良い。8話では日本語の、9話では英語歌詞を書いてもらい日本人が歌ってるらしきグルーヴィーな歌が流れていた。どちらも明らかにDeeper & Deeperにインスパイアされた「洋楽っぽい習作」と俺の耳には聞こえ、そこが未完成な恋と合うなあと思った。 

■12月22日           ロンバケよかった

#ロングバケーション (終)とても情熱的な娘なのに、最終回に至ってもつなぎたい手がつなげなく左手がこんなんなってる南。いいこと言うときは言う前からニヤけてしまう瀬名ともども、感情が言葉より体に現れるところがお似合いの二人だったな。結論も結局言葉がぜんぜんなかったしね。楽しかった🙂 

ロンバケの続編(直接ではないかもだが)っぽい「ラブジェネレーション」も始まっていて、しかしロンバケ瀬名と涼子ちゃん(的な二人)の恋という続編的な話なのかと思ったら、キャラもタッチもぜんぜん違った。ロンバケ北川悦吏子という作者はやっぱり特別なんだな。2作品の間はわずか1年とあるが、キムタクもだいぶ少年っぽさが消え、今の偏屈な男っぽくなっていた。

■12月18日

ブログ【まとめ24年12月前半】LUMIX 14mmで撮るカラオケクリスマス◇「戒厳令のAKIRA」「ロンバケは音楽がいい」「レンズを売る日(さよなら35-100、9-18mm)」「昭和のドラマのすさまじさ・岸辺のアルバム」「LUMIX 14mmを買ったわけ」ほか tomosakata.blogspot.com/2024/12/akira3… 

■12月19日

#映像の世紀 ナチ親衛隊。見ている間ずっと、「これは今イスラエルがやっていることなのでは…」と連想せずにはいられなかった。ドイツ民族の優秀性を科学的にルーツ探しといったくだりでは、日本すごいの人たちも連想したな。似ている。 

■12月20日

ウォルマートでクリスマスカードを探す人たち。◇毎年かわいいクリスマスカードを送ってくれる日本の親戚から、今年も送ったんだけどカナダの郵便大ストライキで返送されてきたとLINEが届いた。あー、手間をかけて悪かったなー。彼女がくれた22年の松飾りのカードは毎年飾ってるよ。 

■12月19日                 バカリズムは現代の太宰

いま #架空OL日記 というドラマも見ていて、「ブラッシュアップライブ」もこれもバカリズムはすごいなと思う。あるあるな話では全くなく、こんな話をするOLたちがいるのか、世の中って面白いなと思わせてくれるのだ。現代の太宰治かというくらい女性たちの実在感がある。役者も皆うまく、佳いです。

■12月21日                 ノンレムの窓

これもバカリズム脚本だそう。やめさせてくれないサブスクという話は、思い当たるフシあるあるw NHKの藤子不二雄ものもそうだけど、われわれはみな星新一デストピア風味のショートショートが好物である。中でもバカリズムはさすがに現代的だ。◆ #TVer tver.jp/episodes/ep4rz… 


暗いニュースの多い日本のTVで、静かにニヤニヤできるバカリズム脚本(原案?)ドラマは救いだな。レジで思い悩む男の話なんて最高だった。最初はあるあるコント風だが、二層三層に展開するのである :-) ◇ノンレムの窓 #TVer 

■12月23日                 カナダで最高のピザ

日曜日、「イタリアの食専門誌が選んだカナダで最高のピザ」と新聞に出ていたSpacca Napoli のピザをテイクアウトしてきた。クリスマス前だからかすごい混み方で、ピックアップ窓口にもラインアップができていた。一つ前のお母さんがサンタ姿でカワイイ🙂(PL5+LM14mm、やっぱり単焦点14mmいいわー、このクリーンさ!) 

Spacca Napoliのピザは野菜、トマト、生ハムやアーティチョークと具沢山で、クリスピーではなく食べる頃にはペナペナになっている。その渾然一体となったものを口に放り込むと旨味がフワっと広がりまあうまい。チーズとソースのブレンドが特別なのだ。これはたしかに他では味わえないものがある。

■12月24日               ニッサンの凋落

日産とホンダの経営統合が決まってしまった。NHKニュースを見て、あまりの笑顔のなさにお通夜会見かと思った。カナダでもこの会見記事は流れており、顧客に希望のなさが伝わるだろうなと心配になる。東芝の次は日産かという感じだが、意外や意外と革新的ヒットが出てほしい。愛すべき日本メーカーよ。 

カナダの道を眺めていて先代ニッサンLEAF/NOTEまではかわいいし売れてるなと思ってたのだが、2代目でデザインがジェネリック日本車となりガタッと見なくなり、未来感や生き物感あるテスラ/ヒュンダイetcに一気に存在感を奪われたように思う。デザイン大事ですよね。

希望ないですねえジャパン…。中学生が希望なき日本を見捨て独立国を作るという、希望の国のエクソダスって小説があったな。村上龍。

■12月24日        奥様のベーキング


クリスマス準備は奥様のベーキングがおお事で、週末からマフィン、クッキー、ケーキや特別なブレッドを7~8種類焼いていた。いくらなんでも種類が多い。メインはレモンクリームがしたたり落ちるこの星型のケーキだそう。おーこれは美しいねえ。 

■12月25日                ごちそう多すぎるクリスマス

【クリスマス】朝からムスメが落ち着かない様子が聞こえてきて目が覚める。大人になるとなんでも自分で買えるのでもう大きなプレゼントはないんだけど、クリスマスが楽しみで仕方がないことには変わりないんだなと考える。

 

とにかくベーキングの種類と量がすごい。フライパンにはフォッカチャも。

「いま寝ながら考えてたんだけどさ、ムスメはもうオモチャとかもらえないけど盛り上がってるじゃん。つまりクリスマスはプレゼントじゃないんだね! 」――と、俺は『クリスマスを盗んだグリンチ』のフレーズを発してしまった。拗ね者の怪物が人々のクリスマス愛を知り、ハート3倍のいい奴になるという北米定番童話があるんです。






■12月28日              民放ドラマに思うこと

最近民放ドラマをたくさん見ていて、東京が写るたびに懐かしいと思うのだが、よく考えると俺が東京に住んでたのなんて30年も前なので、今の渋谷なんて別に懐かしくもない。娘が今年東京に住み写真や動画をたくさん見せてくれたので、俺は一緒にトーキョーNOW生活を体験してたんだなーと思う。 

日本のドラマを大量に見ていると、知らない一般人のツイートみたいなモノローグが頻繁に出てくる。多部未華子(ゴージャスな大人の美人になっている!)と松下洸平という配役最高に好みなドラマがあったのだが台詞はそんな感じで、そうですかいろいろ大変ですね…という感じになってしまう。

その点昨日見終えた「架空OL日記」はよかったのである。これも知らないOLの話でバカリズム子のモノローグも頻繁に出てくるのだが、一般人も皆それぞれスペシャルだなと伝わってくるわけ。みんな仲良しなOLたちというのはファンタジーなのかもしれないけど、みんな違って、みんないいはリアルだと思えるのだ。 

俺は夏帆と多部未華子がとても好きなのだが、二人は一般的な人気女優ではないのか、見ている範囲ではひねった役柄でドラマに出てくることが多い。しかし夏帆はこのバカリズムドラマで上司の悪口をいう銀行員が最高だった。「ブラッシュアップライブ」もよかったし、ひねりがないところが魅力的なのだ。

多部未華子は俺から見るとすごく魅力的なのに、少女時代の「ヤスコとケンジ」以外軽妙なヒット作に出てるのを見たことがない。シリアスだと上記モノローグが重いドラマとなり、コメディでも役柄にひねりがあり実在感が薄い。結局美貌が重いのだろうか。美人だけどヒット作がない女優って多いですよね。

■12月29日                 映像の世紀に涙

#映像の世紀 はいつも重い気持ちで見終えるが、今回は感動した。「テニアン島を奪取した米軍の日本語情報士官がいい人で、学校を開き日本語で民主主義を教え、沖縄に帰った子供らの多くが教師になったっていうんだよ!」と家族に話していて、嗚咽で話せなくなってしまった。感動を喋ると泣けてきちゃう。

テニアンから日本を空爆した兵士たちがその学校の子供たちから癒やしを得ていたという話も(ペコリと頭を下げ、体操が得意な子供たち!)、占領軍のサイデンステッカーが佐世保で復興に励む人々を目にし日本人とその言葉への愛情を覚えるくだりも、心打たれた。人間の切なさ愛おしさよ。

#映像の世紀 「太平洋戦争“言葉”で戦った男たち」という副題だけはミスリーディングだなと思った。スパイ戦争、陸軍中野学校的な内容を思いスルーする人もいたかもしれない。あの地獄の中でも、言葉がつないだものがあったのだという内容だったから。

■12月29日             昔のデジカメが若者に人気

年末は町を歩き用を足しながら、PL5+Lumix14mmで片っ端から風景を撮っている。肩掛けじゃなく手に持ち歩ける超コンパクトさがやはり有用で、瞬間が切り取れ面白い。ひろびろとした風景自体をシャープに撮ることが気持ちいいのだとこのレンズで知った。ちょっと前まで35-100mmで望遠人物スナップに凝ってたのにえらい変節してしまった :-)

「昔のデジカメが若者に人気」という話が家族で出て、うちにもあるよと2006年製キャノンPowershot A530をクリスマスに娘にあげた。感想を聞くときれいに撮れすぎて今のカメラと変わんないという。たしかに昼間屋外は昔からさすがのキャノンだよね。18年落ちでも全然きれい。

しかし夕方になるとガタッとシャッタースピードが落ちてブレ、いい感じになる。屋内のフラッシュ写真もいい感じの暗さ。こういう低性能とポケットに入るサイズを活かし、若々しい写真を撮ってくれ。娘が7歳からローティーンまでを撮ってくれた思い出のカメラが再起動してくれてうれしい。PowershotA530

これがキャノンPowershot A530を買った頃の写真。うちのリビングが子供部屋だった時代だ、なつかしい🙂 ムスメ跳んでるじゃん、どこから跳んでるの?w こういう動きのある写真は、今はむしろカメラを勉強してフラッシュ光量などを調整しないと撮れなくなっていると思う。

娘は友だちと外出するといつも食事に行っており、ただ友だちと会うだけで交通費と食費とチップで1日30ドルとかかかっておりバカバカしい。今の若者は部屋にTVがないから、友だちの家でダラダラすると間が持たないのだと思う。子供の頃みたいにこうしてなにかしながら、TVも見て話をできたらいいのに。

■12月31日             驚愕のネット3D地図

NHKの趣味沼で地図好き高校生が「ネットの3D地図で見た吉祥寺」を眺めていて、そんなものがあるのと調べるとGoogleマップに【超3D俯瞰機能】がいつからか搭載されていた。(地図の詳細>地球表示>3Dボタン) 

すごい。俺が暮らした井の頭のアパートから駅への通勤風景が見える。感動。

今年同じく井の頭で暮らした娘と一緒に、大盛り上がりで吉祥寺を空中散歩した。「アパートからサミットに行くと、竹藪と大きな畑があるんだよ」「ほんとだ!」「このOdakyuでTちゃんが買い物してた」「ハハ」。いやーすごい。こんな地図があればとかつて想像したものが、もう我らのPCにあるんですよ。 

中央フリーウェイ、調布基地を追い越し。山に向かっていけば。◆90年代俺は米軍調布基地跡の警備員だったのである。俺が廃墟カメラマンたちを捕まえては追い出してた森と廃墟が、今は立派なスタジアムと外語大になってるんだね。◇ブログ「追憶の調布関東村」tomosakata.blogspot.com/2005/11/blog-p… 

中央フリーウェイ、右に見える競馬場、左はビール工場。◆あの頃は高速代を減らすため国立インターから中央に乗ってたから、八ヶ岳に向かうバイクでこの景色を実際に見たことはなかったな。はるかカナダから今日見れましたよ。ほんと歌のとおりだ。

これまで特に地図を見たこともなかったのだが、オアフ島の有名なダイヤモンドヘッドって巨大なクレイターなのね。ダイヤの形の岬なのかと思ってた。Google 3D俯瞰地図を眺めていると、風景のイメージがガラリと変わるなー。すごい発見だ。教えてくれてありがとう、#NHK沼 に出てきた地図青年。 

■12月31日                       紅白史上最高の盛り上がりを見た

#紅白2024 後追いで見る。【ME:I】名前も初めて見たグループだが、なつかしのアメリカンポップを引き継いだ音(ジャネットジャクソンじゃん)が出るとああKpop関係だなと思う。。――しかしググると吉本興業とあるので、あの音のキャッチーさを日本の音楽興行関連も分かってきたのかも。

ILLIT もジャネットジャクソンっぽい。アメリカ本国からは聞こえてこなくなったあの80年代USポップテーストが、Kpopで復活してるんだよね。

tuki。日本の深夜ラジオCMでこういうラブソングというより君と僕世界観の歌が多く流れ、歌詞に共通したトーンを感じる。社会や人間関係から自主隔離している感じの言葉たち。15歳女子がこういう歌詞を書きヒットするほどそのトーンは一般的なんだなと思う。

一方ギリギリダンス、ブリンバンバン、キツネダンスなど反復ノイズ的な音が流行るのは日本だなーと思う。この2曲ってサビの音符ほぼ同じなのでは。譜割りが違うが3連の音だ。ドドンがドンと同じだ。

Vaundy「踊り子」。Vaundyは過去の紅白でオブノキシャスな個性を発散して、この歌の繊細なよさと本人はえらい違うんだなと思った。いま爆笑問題のラジオで、どこにでも顔を出しキレ散らかす「バウンディくん」という投稿コーナーが笑えるよね。

椎名林檎ともも。椎名林檎と並び立つ歌と存在感このももさんどなた? と驚愕して巻き戻した。チャランポランタンの人か! 椎名林檎は毎年音楽クオリティすごいね。この強烈な爽快感が花火のように残り、歌詞もメロディも俺の記憶から消えてゆき、毎年「ほぼ水の泡」なのだ。

B'z これはすごいww 紅白史上最高の盛り上がり。紅白の大物バンドは客のいないスタジオで演奏しがちでそれはSONGSですよといつも思うが、バンドはホールの客のためにやるんだよというパフォーマンスの極めつけであった。演奏もすごかったわ、女ベースと腕振り上げドラムのかっこよさ!🏆️

カズマ tomosakata 9歳の頃からずっとファンなんですけど、なんかこう、やっぱり最高だな今年もがんばって生きててよかったなって思える演奏でした。稲葉はちょっと不調そうでしたけど不調なりのベストを尽くしてくれてるのもまた良かったです

NHKは紅白で事前に曲目発表するからサプライズなくてダメとこないだ書いたのだが、最上級のサプライズだった。紅白にストーンズが出てもあそこまでは盛り上がらないと思う。ウルトラソウルは日本のブラウンシュガー、お客の声が曲の一部なのだ。

南こうせつ・イルカ。筋金入りのフォークソングハモリ芸だった。THE ALFEEも筋金入り。このバンドの一番の売りは桜井の衰えぬツヤある声だと思うのだが、ギターソロになると予測より2倍くらい速い高見沢の速弾きもドラムも桜井ベースもノリノリになって盛り上がりますねえw

虎に翼。回想シーンかと思ったら長髪男が出てきて、あっと思った瞬間あの歌が始まった。信州の祖母宅で朝ドラを見てた娘を呼び一緒に見る。彼は複雑な曲を作りがちなんで基本的に作曲家なんだろうと思ってたけど、フェイクも軽くキメるいいシンガーなんだね。驚いたよ。痺れるものがあった!

後ろで大好きな俳優陣が踊ってるのに、私の目を釘付けにした米津玄師のシンガーとしてのフィジカルの軽やかさと魅力は一体…まったくの予想外で驚きました(日陰者キャラだと思ってたw)。

毎年最後の曲はメーター振り切れててトゥーマッチで俺は見れない。矢野顕子が伴奏していても見れなかった。「紅白のトリは有馬記念のあとのフェアウェルステークス」という比喩ツイートがぴったりである。盛り上がらないとわかっていて儀式のようにみな甘受する。

矢野顕子と上原ひとみなら見たかったな。というか矢野顕子出すなら、YMOのトリビュートを1曲くらいやってほしかったですよ。誰か思いつかなかったのだろうか。

2024/12/17

【まとめ24年12月前半】LUMIX 14mmで撮るカラオケクリスマス

「戒厳令のAKIRA」「ロンバケは音楽がいい」「レンズを売る日(さよなら35-100、9-18mm)」「昭和の役者のすさまじさ・岸辺のアルバム」「14mm単焦点の快感」ほか

■12月3日              森川葵たっぷり

NHK名作『プリンセスメゾン』以降森川葵のドラマを見る機会がないので『バズ英語』まで見て不足分を補ってるのだが、どうやら毎日放送というところでいろいろ出てたらしく、今日は2本x2話もたっぷり見てしまった。どちらも彼女が男に困らされる話で、くだらないしイケメン&押しに弱い女子という定型ええ加減にせよ日本のTVと思うのだが、彼女がかわいくて困っちゃう🙂(前者はさすがに3話ほどで脱落w)

■12月4日             戒厳令の町

え、韓国なにが起きてんのと新聞を読んだらほんとうの戒厳令!◆韓国大統領が「非常戒厳」を宣布 官僚の弾劾訴追で「行政府がまひ」:朝日新聞デジタル

いまの私たちは即座に「緊急事態条項」を連想しますね。日本より国民の政治意識が高そうな現代の韓国でも、こんな権力の暴走が起きるんだもんな。イヤハヤ。 

80年代、俺たちのバンドは全斗煥の横暴に喚起され「戒厳令の街」という歌を作り歌った。あのとき以来である。大統領権勢が弱すぎ国会膠着して、武力的言論統制という話らしい。無茶苦茶であります。自民党が作りたい『緊急事態条項』がまさにこれである。

英語ニュースを見るとレポーターが「この民主主義下で戒厳令(martial law)が発せられたことが信じられないと、笑い出す人たちもいた」と話しているが、#NHKニュース は『戒厳令』と言わず『非常戒厳』と言っている。一線を超えた衝撃は非常宣言ではなく軍の(martial)出動にあるわけで、非常とすることで語調が弱く曖昧にされている。韓国の政府発表直訳なのかな。英語ニュースは政権の都合を忖度しないが、日本のニュースはするといういつもの仕草かもしれない。

「(突発的な最悪の事態が防がれ)本当に、本当によかった」と終わるレポート。兵士と女性の銃の掴み合いの動画を見終えたとき、全く同じ言葉が出た。双方に感謝であった。

■12月5日            戒厳令のAKIRA

昨日は大友克洋「AKIRA」を見てイヤハヤすごい、すごすぎると思ったところで韓国の戒厳令を知り、争乱のイメージが湧きすぎ怖かった。俺が感じる「AKIRA」のすごさは物理描写で、物質や人体に理不尽なフォース=力や怒気がかかったらこうもなるだろうという説得力がありすぎるのである。大友すごいよねえ! 

そして今日ご飯を食べながら娘に、韓国映画「タクシー運転手」の冒頭を見せた。韓国のこの町中に山がある風景いいよねえ。このおじさんがいい奴なんだよ。これが戒厳令下の韓国で大変な事態に巻き込まれるという映画で、韓国戒厳令下の光州を描いた最初の世界的ヒット映画だと思う。このイメージがあるから、昨夜の韓国の人たちは本当に怖かったことと思うよと娘に話した。ぜひ見なさい。

#AKIRA 現代の東京とネオTokyoを、頭の中で重ね合わせながら見ちゃいますよね。これは不思議な体験だと思う。

ぼくは、友だちが大友克洋の初期単行本をすごいぜと貸してくれた世代です。大友、RC、村上春樹、橋本治と、友だちから奔流のようにカルチャーが流れてくる時代だった。 

■12月6日           ロンバケは音楽がいい

#ロングバケーション は人々のうざダイナミックな交錯が面白いし、キムタクがいまよりずっと好青年だしで楽しい。挿入歌がいいなあと思ってたら素晴らしいライブ演奏があった。日向大介という方が作ったセッションバンドとのこと。◆CAGNET - Deeper & Deeper [Live Video] youtu.be/iDKKuxdHRkg?si…

#ロングバケーション Deeper & Deeper「昔はいつも一緒にブラブラしてたよね。私の車で、日がな一日。電話すると寂しかったとか言って」――という、あの頃は無敵だったし、今も一人にはさせないよ、closer and closerという歌詞なんだな。よいポップスにはノスタルジーが内包されている。

#ロングバケーション 5話ではピアノロックのベンフォールズ・ファイヴが大きくフィーチャーされていた。楽器や人の声の音の良さもバリューであるああした洋楽が、この頃はまだ一般に聴かれてたのかなと思った。いまの日本はブリンバンバンとかだから、もう対極まで行ってるよね。楽器がなく二人でレコード回して意味もない歌詞を歌ってるんだから、音楽演奏の行きつく先としてこれ以下はもうないんじゃないかと思う。

これいいでしょ、90年代はこんなのがTVで流れてたらしいんだよと #ロングバケーション の歌を聴かせた。いいよね。カナダでもこういうグルーヴィなのは、もうそう聴かないね。

「今の日本のヒット曲はああしたグルーヴや楽器ミュージシャンシップからえらい遠いところにある。ブリンバンバンとか言ってる」と話すと、娘はギャーそれ知ってると叫ぶのだった。日本に住んでるとき世話してた子供らがみんな好きで、気が狂うほど聞かされたまらんかったと。ハハハww

■12月8日                レンズを売る日(さよなら35-100、9-18mm)

雨のサタデー、モールのカメラ店で、レンズを2本売ってきた。PENTAXのいかつい一眼がメインでOLYMPUS E-M5がサブだという若い店員が話好きで、PENTAXのフィルムカメラやストリートフォトの話が弾んだ。

売ったのは LUMIX 35-100mm と OLYMPUS 9-18mm。




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【LUMIX G 35-100mm F4.0-5.6】やはり35mmスタートが狭かった
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35-100mmは超小型の望遠レンズで、目立たぬレンズで町中で少し離れたところからピープルを撮れたら楽しかろうと購入し、期待通りのいい写真がたくさん撮れた。


モノクロのバス待ちガールは何度見てもかわいい。GX9のLモノクロの描写の良さもあって、この夏自分のベストショットくらいに気に入っている。スーパーの買い物ガールは小さなPL5につけての70mmで、この超小型セットでなければ店内でカメラを取り出すこと自体ためらい撮れなかったと思う。とにかく小型が魅力で写りもいいレンズだった。

しかし購入前から覚悟はしていたが35mmスタートの狭さゆえ、このレンズでは撮れないシーンが多かった。まず一緒に散歩してるMがぜんぜん撮れない。あえて撮るとこうして景色が入らない(笑)。Mの髪の毛の質感とか写りはすばらしいが、あまり意味のない写真になってしまう。

他のレンズなら背景の森と彼女を収めた写真を撮れたので、そっちをつけてくればよかったとなってしまうわけである。このレンズをつけて出ると街歩きでも、最後はいつも20mmに付け替えていた。せめて30mmスタートの30-90mmならば、SIGMAの30mm単焦点を一時愛用してたのでなんとかなったと思うのだが。

しかしLM35100はちゃんとターゲットを狙って近景中景を撮ると、ボケがきれいで味が出るレンズだった。このフィギュアなんて絶品だなと何度見ても思う。


店員の兄ちゃんはペンタックスのゴツい一眼に135mmの中望遠をつけストリートフォトを撮ってるという。きれいな女の子を見ると撮りたくなるよねと二人で笑う。「この35-100mmは換算135mmあたりの写りはバッチリだよ」とバス停ガールなどの写真をその場で見せると、おおこんなレンズがあったのかとしげしげと眺め、小さくてイイねえこれは僕が買うかもと笑っていた。次のオーナーさっそく決まったかもよ35100、これまでサンキュー 。


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【OLYMPUS 9-18mm F4-5.6】屋外無双だが暗い
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OLYMPUSの超広角ズーム9-18mmは、旅行の屋外で使うと広がりある素晴らしい写真が撮れたのだが、F4と暗いので普段使い道がなかった。去年京都では傑作を量産してくれたが、あれ以来数えるほどしか使っていない。屋内ではどうもキレが悪いのである。マイクロ4/3の高感度ISOの問題ではなく、レンズというのはおそらくF2.8くらいないと、屋内ではいい絵は出ないのだと思う。

なのでこのレンズは売って、手持ちにない屋内がカリッと写る明るい広角レンズを買おうと思っているのだ。候補はLUMIX 14mm F2.5。

しかし京都奈良のMZ9-18mm写真を見ると、ああやっぱりイイな売るのは惜しいなと思っちゃうんだけどw GX7mk2も素晴らしい色だった。LUMIXの赤と黒はすごいのである。

■12月8日             サカタくんTシャツ

朝起きてきたムスメが「サカタくん」Tシャツを着ていた。昨夜アートスクールの友だちの発表会に行き、このTシャツをお披露目して、そのまま寝たのだと。絵もTシャツの色も形も最高だが、着たまま寝るなよシワ寄るし、プリントはげるだろもっと大事にしろ! と言いましたが、相手にされません。

(寝起きなので娘の顔は撮らせてもらえなかったのだが、しかしLUMIX GX9+LM20mmの写りは素晴らしいな。LM20mmレンズのAFは遅く、GX9の操作性はOM-D/G85等一眼系よりだいぶ悪いが、出てくる写真は文句なく良い。これ以上の機材は俺はいらないと確信できるほど良い🙂) 


奥様の友人のベーキング名人がチーズケーキを焼いてくれた。数日間ケーキ屋を営業できるくらいの量とクオリティのをいただいてしまった。うますぎる。食べてる俺の膝にピカが乗りグイグイ迫ってくるので、ひと舐めだけ分けてあげました。(これもLUMIX GX9+20mm、エクセレント) 

■12月11日              昭和の役者のすさまじさ「岸辺のアルバム」

「岸辺のアルバム」の配信がクライマックスに差し掛かってきている。杉浦直樹(鬼気迫る商社マン!)ら達人揃いの人物の中でただ一人、圧倒的に芝居が危なっかしい国広富之から噴出する、その凡庸さがとにかく怖いというドラマになっている。いやーすごい。中田喜子きれいだなあ。 

杉浦直樹は本当にすごいな。喜び、哀しみ、怒り、泥酔、憔悴のすべてがスケール大きい。息子との喧嘩も家族との口論も身がすくむような、昭和のすべてが乗っかっているような迫力がある。昔の俳優はすごいわ。八千草薫といまの気持ちを語り合う13話には泣かされた。 

#岸辺のアルバム (14話)腰を痛め家にこもる杉浦直樹が長女と大ゲンカをし、妻とは話す話題もないとため息をつく。昨日も書いたが彼には本当に、よくも悪くも「昭和のすべてが乗っかっている」という迫力がある。ああいう家族を俺は持ったことはないが、むげに否定もできないという気持ちになる。

子供らが去り夫婦二人だけになっても「お父さん」「お母さん」と呼び合うのも日本らしさで、カナダの家では家族の役割が呼び名にはならない。しかし俺には杉浦直樹と八千草薫の感じもよくわかるのだ。そして多摩川の水が恐ろしい勢いで増していく。次が最終回なのか。 


■12月14日                岸辺のアルバムが終わる

#岸辺のアルバム (終)この回だけ穏やかな多摩川の映像で始まった。八千草薫に何度も泣かされる。あの凡庸な国広富之にも胸掴まれた。頑迷きわまる杉浦直樹に向かい皆が一度は否定した家という虚構が、肯定されていく。最後の屋根の上の団欒で、かつて見た311震災後のアートと暮らし展を想った。

■12月12日                 替えの利かない西田敏行

#替えの効かない西田敏行 の名作ドラマがここにもあった。いい加減さと熱き心の西田敏行、優しさと傲慢さを併せ持つところが育ちの良さを感じさせる松本幸四郎という友同士の、不思議な実在感がとてもよかった。木曽福島山中の風景も心に残る受賞作ドラマ。◆烏鯉(1998) #TVer tver.jp/series/sr8u0hj… 

■12月15日          28万戸のBC大停電

朝大風が吹き、この冬二度めの停電となった。しかし前回のすぐ後にポータブル電源を導入してたので、明かりやスマホPC等弱電は使える。ありがたし。熱源は鍋用ガスコンロ最強にして一択。 

復旧まで9時間かかりました :-( うちの町というかカナダってインフラまちまちに開発進んでるようで、被害総数28万戸のBC大風大停電でも、すぐ裏のブロックや表通りには電気きてるのがうちから見えるんですよ。なんであっちは電気あんだ許せんというムラ社会的な理不尽感がww

■12月15日                     LUMIX 14mmで撮るカラオケクリスマス

大停電で開催が危ぶまれた友人のカラオケ・クリスマスパーティに行ってきた。毎年クリスマス前の時期に友人夫妻が催してくれるのだ。音楽とカメラがあるとまあ楽しいすわ。好きなだけ写真を撮れるし、みな喜んでくれるし。主催家のおばあちゃんを You are the Dancing Queen! と皆で囃し立てるやつが最高だった。Only seventeenって、プラス70歳でしょw

You can dance/You can da-ance と皆がおばあちゃんを指差す。俺も指差してるw するとカメラに気づいた彼女が恥ずかしがって顔を隠すのだカワイイw 後からアナタ写真撮ってたでしょ、恥ずかしいわとニコニコ話しかけてきた。あとで送るから楽しみにしててくださいよ :-) 

バナナラマかなという華やかな女性陣がシンディを歌う。カッコイー。ヒッピーな雰囲気の女性はゆらゆらと花のように揺れている。

カメラはLUMIX GX9のLモノクロ(最高)に買ったばかりの小さなLUMIX 14mm F2.5で、これが期待通りいいレンズだった。屋内で十分な明るさとグループを撮れる広さと、LUMIX 20mmよりはるかに速く正確なAFを備えている。狭い場所でサクサク撮れてヒット率が高い。どの写真も20mmではフォーカスが難しかったと思う。

歌唱力抜群のイーグルスおじさん。ライフインザ・ファストレーン。眼鏡のトーキング・ヘッズ物真似激ウマおじさんは「Once In A Life Time」をやってくれ、俺はやんやの拍手をしたので終わった後お礼を言われた。イヤーデビッド・バーンに似てた、英語うまいし!

LUMIX 14mmは、先週売った超広角OLY 9-18mmに代え購入した。9-18mmは旅行の屋外で使うと広がりある素晴らしい写真が撮れたのだが、F4と暗いので家では使い道がなかったのである。屋内でもしっかり像を描く明るいワイドとしてLM14mmは期待に応えてくれた。

俺は奥様と友人とクラッシュを歌った。ダーリン、教えてくれ。Should I Stay Or Should I Go。


サビで同時多発的にみなタテノリになり跳んでいたw 浮いてます! 一緒に跳んでた奥様友人とはイヤー盛り上がったわねと笑い、「俺はトーキョーでクラッシュ見ましたからね!」と力説してしまった。楽しかったなあ。久々に踊ったし跳びましたよ。ありがとう主催者ジャスミンさんのファミリー!

■12月16日             14mm単焦点の快感

ダンシング・クイーンおばあちゃんが写真を見て大笑いしてるというメールが友人から届いた。やったー、LUMIX 14mm 初仕事は大成功である🙂 

LM14mm購入の帰路景色を撮っていて、この広さで果てしなく解像するヌケのよさは初体験だなあと思った。なるほどこれが @W_EVANS_ さんが言ってた換算28mmのリコーGR感覚かと合点したわけです。20mm単焦点やズームの超広角M.Zuiko9-18mmとは違う快感があるんだな。

LM14mmは、いまはTwitter休眠中らしい素敵な乗り鉄Evansさんに影響され購入した。『(AF遅い)20mmは「単焦点と遊ぶ」感覚で、14mmは咄嗟の撮影能力(スナップシューターリコーGRに近い感覚)』。なんと的確な表現かと思う。戻ってきていただきたいEvansさん。

期待していた屋内や夜間の写りも文句なし。F3.5ズームでこの絵は出ないし、かつてこういう普段持ち歩き用に愛用したM.Zuiko 17mm F2.8より写りがいい。距離が短いからか相性かISの弱いPL5でもブレないし、このレンズはたいへん気に入りました。旅行に持っていきたい。