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■ 05/03/03(木) 10:52:06 □ ひな祭り
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BR母さんの用事で3人で IKEA へ。キッズエリアが不運にも閉まっており、萌を置いて俺はお茶を飲もうと思っていたのにボツ。まあここにいるだけで萌はハッピーだからいいか。キッズ家具エリアその他でたっぷりと遊び、ランチを食べ、BRの家具の配送を手配して帰る。萌はすこぶるハッピーであった。帰るとあまりに天気がいいので、外のドレインを直したくなり取り掛かる。萌も仕事を手伝ったり泥で遊んだり、春の日を楽しんでいた。
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今週も「元カノ(あまりのひどいタイトルに書くのが恥ずかしい)」が良い。やはり広末さんの表情にはえも言われぬものがあり、そして今週は古典的すれ違い(あと一日早く心を決めておれば、というやつ)もあった。先週すでに泥沼にはまりミソをつけてしまった「冬ソナ」には、現時点で勝ってるなと思う。しかしこの「元~」を見ていると、「あーどうなっちゃうのかしら!」と目をキラキラさせてこの手のドラマを見ていた昔のガールフレンドを思い出して仕方がない。
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■ 05/03/06(日) 10:44:22 □ キッズからかいへの対処法
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今日は昼前から5時までビッシリと働き、フロントのドレインパイプが南から排水口まで全部つながった。あとは慎重に埋めるだけでフロントは終わる。
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今日もSMが来て萌と遊んでいたのだが、何度もツカツカツカと萌から離れていき、萌が「SM! どこ行くの!」と不安な顔で呼びかけると 50m ほど離れてからクルリと反転し、戻ってまた遊び始めるという不可解な動作を繰り返していた。こりゃSMが萌をからかってるなと気づき、バックヤードの方の仕事に切り替えつつ様子を観察してみると、どうも萌がSMの命令に従わないたびにカンに触った様子を見せて歩き去るらしい。それで萌が心配顔をすると満足してまた戻るのである。なるほど。
5度目くらいになったときに割って入り、どうもSMは萌と遊びたくないらしいよ、お父さんとMKと一緒に仕事をしようと穴掘りを手伝わせ、SMが「萌! カモン!」と呼ぶ声には、「萌は俺たちの仕事をヘルプしてるんだ、今日はもう遊べないからスマン!」と俺が答えて帰らせた。
彼女はかれこれもう2年もこうなわけで、そろそろ萌にも意味が分かるだろうと、後から何が起きていたのかを萌に説明してやる。
―――「あれはさ、SMが萌を teasing(からかう)してたわけよ。teasing というのは、つまりああして帰るフリをすると萌が心配で悲しい顔をするでしょ? それをSMはファニーだと思うわけ。それを teasing、日本語でいうと『からかう』っていうんだよ」
「ファニーじゃないよね」
「うん、ぜんぜん面白くない。あんまりナイスじゃない。だけどSMはそれが好きなわけ、なんでだか知らないけど。昔からそうじゃん」
「うん.....」。
問題は一緒に見ていたMKも言っていたが、SMが自分をからかってるのか、それとも自分が何か悪いことをしてSMを怒らせたのか、萌にはその判断に自信が持てないということなんだよな。そこでこう言い聞かせた。
「萌はSMと遊ぶとき、悪いことなんかしてないんだよ普通は。だいたいSMがボッシーになってて、萌がどうしていいのか分からないだけ。だからさ、SMが怒っても心配しないで、『怒んないでよ』って自分で言いな。それができなかったらお父さんのところに戻ってくればいいから。分かる?」
「うん.....」
とにかく心配するな、大丈夫だと元気付けることしかできない。これで分かってくれるといいが、難しいよなあ。
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■ 05/03/09(水) 16:41:59 □ 苦行の砂利入れ
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フロントドレインパイプでギリギリ水は流れることを確認し、砂利を入れ始めた。これが、土をネットで漉して砂利を取り出し水で洗って入れるという、まるでなにかの修行のごとき難行で、しかもMKは所用で一人でやらざるを得ずくたびれ果てた。だがまあ3時間でほぼ埋まり、後は明日カバーをかぶせて土を戻すだけという状態まで持ってきた。諸々の事情でここまで2月近くかかっているので、近所の人々も俺たちの作業姿と荒廃したフロントヤードに飽き飽きしてると思われるが(笑)、これで明日フロントは全部カタがつく。ふー、よく働いた。
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■ 05/03/10(木) 10:38:27 □ フロントドレインついに完成
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き、強烈な筋肉痛、さすがに一人で砂利を入れたのは効いた。天気がよすぎて萌をどこかに連れてってやらないとかわいそうだなと、午前は仕事をせずランチを作って巨大滑り台がある Oxford パークへやってきた。5分でこんなところに来れるのだから、カナダの田舎暮らしには感謝しなければならない。萌が満足するまで遊ばせてやり、仕事は午後頑張ろう。
16:00 フロントドレイン終了~。ちゃんとパイプをつなぎ砂利を入れた甲斐あって、水はけ具合は予想よりもよい。ガンガン流すと音を立ててシティ排水口に流れ込んでいく。これほど見事に流れるとは望外。ともかくよくやった。お祝いに寿司。
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「元カノ」はなんと最終回であった。短い話だったのね。まあこれ以上はストーリーが続かないか。最後のシーンにつながる流れや音楽の使い方などはかなりガックシと陳腐であったが、とにもかくにも最後まで切なさを徹底して引っ張ってくれ、広末さんじゃないもう片方の女優さんも説得力ある笑顔を見せてくれたので、めでたし。面白かった。
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■ 05/03/12(土) 10:21:31 □ 日本の寡黙な男のシブイ旅路
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「冬ソナ」さんは、中盤にしてもーついてけない感が最強に強まっている。なにかをしながら横目で見てる状態だが、ドロドロの三角関係に親までがからみ、うわーといたたまれない気持ちになるだけ。三者のどの人にも(オリジナル・チュンさんにも)魅力を感じないしなあ。くどいようだが、ストーリー上の阿呆らしさや完全ダサダサなセリフはどれほどあっても、切なさだけで十分な味わいを備えていた「元~」はよかった。
今日用事でパブに行っていたMが、「地位も家庭もある40男たちが、酒場では喧嘩は避けられないし、売られた喧嘩は買わねばならぬなんて真顔で話してるのよ。ティーンエイジャーじゃあるまいし、なんなのこの北米のオトコたちって!」と憤りつつ帰ってきた。実際にそのオトコたちはよく酒場で赤の他人と喧嘩をするのだとのこと。俺はそういうオトコたちと接点がないから信じがたいが、バンクーバーのダウンタウンならともかく、こんな田舎の酒場でそんな修羅場が繰り広げられているのだろうか。「まったく、あたしは日本のオトコと結婚してよかったわよ」とMは言う(笑)。
―――まあよく知らんけど、最近 TV Japan を見てて思うのは、日本のTVでは怒鳴ってる人がいないね。お前さんが見てる北米ドラマには、いっつもインテンス(激烈)な怒号が満ちていて俺には耐えられんのだが、日本のドラマはその点実に静かだと思う。そういう文化的な違いが、オトコの生き様にも現れており.....などと話しつつ、俺の脳裏にはこないだ見た古いドラマの鶴田浩二がよみがえり、そうなのだ俺たち日本の寡黙な男のシブイ旅路なのだうんうんと一人合点してうっとりしてしまった。
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