2006/12/01

日記「景色能力だけは文句なしのニコン」

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■06/11/20(月) □ カメラが届くが今ひとつ
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 と、届いた! 待ちに待った2代目デジカメ Nikon Coolpix 4100。震える手でバッテリーを入れ、まずは外の景色を撮る。―――暗い。裏庭でもトライ。―――げ、どれもこれも暗い。暗いBCの冬とはいえこんなに暗く写るのか?

写真の内部情報を見て、どうやらAE(自動露光)が判断に失敗しているらしいともう一度トライすると、今度は見たままとほぼ変わりなく撮れた。そっとシャッターを押さないと、AEがきちんと働かないのだろうか。 屋内モード(スロー発光)は逆に、明るくしようとシャッタースピードを落としすぎる。前のカメラならオートフラッシュ 1/30 秒で十分撮れる明るさで、1/5 秒なんていうとんでもないスピードに落としおる。当然ブレブレになる。屋内でもフラッシュなしで撮れる程度の明るさはあるわけで、スロー発光とはいえこんなにスピードを落とす必要はないではないか。うーん。

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萌を迎えにいきつつ学校周辺の景色を撮る。これは予想以上によく撮れた。帰ると一瞬日が射したので、夕焼け景色を撮る。するとついに出た、サンプルサイトで見たような美しい風景写真。見事。ほんの少しでも太陽があればいい絵が作れるのだった。

 夕方からはベストの室内露光を求めて、同じショットをいろんなモードで試しているのだが、ヒット率は低いなあと実感する。まあ普通にオートでフラッシュの届くところから撮ってる限り普通に撮れるのだが、背景が真っ暗ないかにもデジカメのしょぼいフラッシュ写真になってしまう。かといってスロー発光にするとシャッタースピードが 1/10 秒以下に落ち、100% 手ブレになってしまう。2つしか測光の選択肢はないのかお前は。情けなし。

 前のオリンパス 2000 年式カメラのデータを調べると、フラッシュを炊けば 1/30 に固定されていたようだ。あいつはそんなにシャープな絵は撮れなかったが背景真っ暗も手ブレもなかったわけで、実用オート性能ははっきりと下がってしまった。前は撮れた写真が撮れなくなったのだから、家族にも申し訳ないと思うのである。家族にこっそりコーナリング性能を求めてスポーツミニバンを買い、乗り心地の悪さで皆が車酔いするみたいなガックシであります。

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■06/11/24(金) □ 景色能力だけは文句なしのニコン
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 萌を学校に送ると裏山がもう雪をかぶっていたので撮影。俺はこのニコンを、旅行サイトの風景写真のシャープさと色に感動して選んだので、屋外風景だとさすがに期待通りの絵が撮れる。空の青さと雲をきっちりと捉えつつ、前景の家々や車もつぶれていない。うちの前の通りを撮影して、サッカー場の芝に日が射しているのがわかる。200m先の光をちゃんと捉えているのだ。俺がこれまで撮った写真で間違いなく最も画質がよい。

 しかしなぜか買った当初よりも、暗い屋外には明らかに強くなっている。最初は雨の庭が暗く撮れて愕然としていたのだが、もう屋外では夕方の悪条件でもちゃんと撮れる。カメラにも慣らし運転ってあるのだろうか。CCD に光が当たって具合がよくなったとか。

 この景色能力は文句なしなのだが、屋内がなあ....。明日のLSの美容院パーティが公式戦デビューとなるのだが、まだどのモードで撮ろうか解決案が出ないのだ。というか解決案はなくて、どれに妥協すれば一番まともに撮れるかというレベルの低さなのである。

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■06/11/25(土) □ ヘアドレスパーティ(ニコン公式戦初戦は 60 点)
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 パーティはヘアドレスアップで大盛り上がりで、ガールズパーティとしては最盛況という感じであった。萌は1人だけクラスが違い年も下なのだが、全然ものおじせずにいたのが意外だった。ちょっと本来の性格よりも気が強く出ており、メイキャップの順番をめぐって意地悪っぽい子と軽く口論していたりした。やっぱ学校に1年半もいて毎日もまれており、こうした場面での押しが強くなっているんだなあと思う。クラスでもこういう態度で、それでクラスメイトと口論したりするらしい。



 萌は実際最近俺に対して意地の悪いことをすぐいう傾向があり、日本語も使わず俺を怒らせる。こういう萌の態度がクラスメイトとの口論の原因じゃないかというと、萌は違うよ関係がないよと主張するのだが。まあ前は押しが弱く順番を取られまくられ心配してたのだが、強くなったらなったで複雑な気持ちであります。

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 ニコン Coolpix 4100 公式戦初戦は、60 点くらいのデキであった(10 枚撮って6枚くらいが納得のデキ)。やはりスロー発光の Indoor モードなどはシャッターを押してから撮れるまで時間がかかりすぎてタイミングが掴めないので使えず、ほとんどの写真をオートで撮る。どれもまあまあ部屋の隅まで光が届いていているが、何枚かはやはり背景が真っ暗な俺の嫌いな感じの写真になってしまっている。[Night Portlait] は後からデータを見たら 1/13~27 秒 と十分に速かったので、もっと使えばよかった。これで撮ったガールズ全員の写真など、やはり明るくていい感じである。


 実戦を経験してついに、Coolpix 4100 に愛着が湧いてきた。室内ではこうしてまあ普通以上のことはできないが、外に出れば大風景写真が撮れる。そういうカメラなのである。

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■06/11/27(月) □ カナダ式スポ根理論
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 ●09:20 ひゃー、雪で車のドアがカチカチに凍りつき、キーが入らずドアが開かず、お湯をかけて15分格闘。エンジンさえかかれば雪のスバルは無敵で、滑る気配ゼロの雪の帝王走りであったが、とにかく車の中に入るのが大変だった。カレッジ大学はすべて閉鎖だそうである。カナダのくせに悪天候に弱いBCなり。

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 ◆夕方萌のスイミングは相変わらずというか、深いところでの恐怖克服というのを半分の時間やっている。この辺が、Mも持っている「泳げないとイザというときに大変なことになるからレッスンを取る」というカナダ人の生真面目な水泳観を表している。まだ泳げないのだから足がつかないところに行くのは怖いのが当たり前で―――俺だって足の付かないカナダ式プールに入るのはイヤである―――、泳げるまでは行かなければいいではないか。

 泳ぎの技術と恐怖克服を同時にやるというのは、このメソッドが使ってるスポ根理論にしか過ぎず、必然性などないと思う。自転車だって先に補助輪を取って恐怖を克服させるなんてことはしないのである。萌が嫌がったらこのレッスンをやめさせて、俺が一緒にプールに入ってやろう。

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外は大雪となった。張り切って夜景モードにトライすると、美しい。露光2秒のすごい写真が撮れる。目で見るよりも明るい夜景が撮れる。ありがたし。


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■06/11/28(火) □ オフ
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 昨日の夜中にファイルを仕上げて送り、久方ぶりにまともにタイピングできないほど疲れているのだが、やりたいことがありすぎて目が覚めてしまった。

 昨日は時間がないと顔をしかめている俺に、萌が「あーあ、こんな仕事を取らなければよかったのに」といい、つくづく悲しく思ったのであった。―――「しかしお金がもらえるんだよ」「違う仕事をすればいいのに」「どんな?」「バンクの人とか」「んー(笑)、しかしそういう仕事をしてたら家にいないから、お父さんは萌の世話ができなくなってしまうぜ」「そうか」。

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