2008/02/08

日記「駄目に決まってるじゃん両津! 」

「カラテ進歩」「ギアをつけて初のスパーリング」ほか。

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■08/02/03(日) □ 早春
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 昨日に続き晴れたので、散歩に行こうと川へ行く。支流からピットリバーまでの往復2キロほどを歩いたり走ったりした。期待通りに早春の美しい残雪風景で気持ちよかった。が、どうも俺の A530 は風景で納得いく写真が撮れないなあ。しゃきっとした空気感が出ない。雪の白さも出ていない。やっぱホワイトバランスと色をいじってるせいかなあ。

 久々にテストで午後の黄色い日差しを撮ってみると、オートがやはり一番自然な色が出る。これからはWBも色もできるだけオートで行こう。晴れた日の日陰だけは気をつけるということで。

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 チリ戦とボスニア戦の素晴らしく上手に編集されたビデオが Youtube に上がっていたのだが、ボスニア戦は面白かった。中村憲剛が中田みたいな強さと速さでタックルを交わし美しいグラウンダーを通したのを見て、久々に日本代表のプレイでしびれた。後半 40m のスルーの速さとコースもすごかったし、憲剛って本当はこんなにすごい選手だったのか。他の選手のプレイの狙いと精度も文句ない。スーパーではないが、代表に選ばれただけの力をちゃんと見せている。

 このよさが岡田監督のおかげだとは思えないが(わずか2戦目だし)、「老カリスマ監督が自分に何を望んでいるのか、満足させるにはどうしたらいいのか」などともはや悩むことなく、始動したばかりのチームだし、とりあえず思い切りやればよしという気分の軽さがプレイに現れているのではないかと思う。プレイに迷いがない。

 単に相手のコンディションが悪かったがゆえの好結果だともいわれているが、弱い相手にちっともいいプレイができなかった試合がジーコ or オシム時代もゴロゴロあったわけで(俺がオシム時代に見た試合では憲剛のあんなプレイは出なかった)、見て楽しい日本のサッカーができたということは紛れもなくプラスなのだ。こういうフレッシュさがいつまでも続くチームにしてほしい。

 こういうアイデアがあり楽しい日本チームを見ていると、加茂監督がホームのフレンドリー限定で無敵で、森島・名波・相馬のプレイに「日本はフランスに行ける、いいサッカーをやっている」と盛り上がっていた頃を思い出す。日本選手の「サッカーのうまさ(アイデアと実現力)」が、韓国のパワーと速さを確実にしのいでいると感じていた頃に。まあその後予選で韓国に負けたんだけど、それはそれ、勝負だから。

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■08/02/04(月) □ カラテ進歩
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 カラテ:萌とLSの動きがすごくよくなってきた気がする。萌は蹴りのインパクトの強さは腰の入ったLSほどじゃないのだが、構えから打ち・戻しといった動きの連続性と角度が美しい。後半LSとスパーリングをやったのだが連続蹴りなどの動きが滑らかで、当てない組手とはいえサマになってるなあと感心した。LSはシザーズキックを失敗なく蹴れるくらい運動神経が発達してきている。厳しい空手道AKお母さんによれば「まだまだですよ、引き手が弱いし止まらないで打ち合わないと」とのことだが、親バカDG父さんは俺の賞賛にむふふと喜んでいた。

 MK先生は動きに無駄が多くて、前のGR先生のほうがうまいですよねと俺が問うと、空手道本格派AKさんはまったく逆の意見だった。その動きの大きさや深さ低さがいい、GR先生は動きが足りないです。ふーむ、なるほど。しかし格闘技的にはあれだけ低く大股では、ハイキックでもローキックでも反応できず一発で致命的ダメージを受けると思うのだが。やっぱり空手道審査員ジャッジと格闘技ファンとでは、見るところが違うのねと思った。

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■08/02/05(火) □ 駄目に決まってるじゃん両津!
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 掃除をしていると萌が歯が痛いと学校から電話してき、同時に仕事が入って突然忙しくなる。萌のこの歯痛はなんだろうなあ。痛みが出るほどの虫歯は見当たらないのだが。新しい歯が下から乳歯を刺激してるんじゃないだろうか。耐えられなければペインキラーを飲むことにして、気が紛れるように一緒に遊んでやる。

 最近愛読の「こち亀」のTVアニメが Youtube で見つかったので見てみたのだが、アニメの両さんはマンガよりも大幅にスケベシーンだらけになっており、萌に見せるには問題がありすぎて困った。途中で止めるのもなんなので最後まで見せてしまったが、両さんがレイコの風呂場シーンを覗き見しようとするに至って、萌は立ち上がり大声で「両津! そんなの駄目に決まってるじゃん!」と怒ってしまったのであります。まったくですね。やっぱ規制コードがゆるゆるな日本のアニメをカナダの子供に見せるのは、問題がありまくるといわざるを得ない。コミックスの両さんのイメージともそぐわないのである。

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■08/02/06(水) □ ギアをつけて初のスパーリング
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 萌を歯医者に連れて行く。結局虫歯は予想通り見つからず、原因は不明で、ペインキラーで対処すればそのうち治るだろうとのことになる。安心してそのままMをSFUまで送り、萌が会いたがっていたMの同級生GBに会いに行く。というかGBに会いにわざわざ登っていったのにMが学校のド反対側に車を止めさせたので、広大な高山吹雪のSFUキャンパスを往復20分凍えながらただただ歩かされ、GBには10分しか会えなかった。Mは何事も決断力があってえらいのだが、その決断がこういう風にどうにもマヌケなことがよくある。

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 帰ってきたら、夕方からまた大雪になってしまった。こりゃ最後までいるとMはまた昔みたいにSFUから降りてこれない事態になるぞと思ったら(※)、案の定5時に大学が閉鎖され下山してきたと電話。しかしバスがまともに機能してなくて、コキットラムセンター近辺で足止めを食っているらしい。迎えに行くと言っても、どの道も大渋滞だからやめろとのこと。
(※)ローカルニュースによるとやはり、『水曜夜吹き荒れた冬の悪天候のため、SFU のバーナビー・マウンテン・キャンパスは全ての車両が通行止めとなった。構内に足止めになった学生達は中央体育館で一夜を過ごす破目になった。体育館内宿泊の手配について学生の多くが不満を示したそうだ。憤慨して「UBC の学生になりたい」とこぼす者も多かった由』となったとのこと。あそこは山の上すぎるのよね。

 Mは結局バスで帰宅可能と判明し、俺たちはカラテへ。あまりの雪の勢いに、レッスンの間に大雪が積もり帰りにまた大苦労というシナリオが浮かぶが、今後1時間でどれほど降ろうが 30cm 積もったこないだとはワケが違うので、自信を持って出てみる。と、ちょうど雨に変わり始めたせいもあり全然滑らない。拍子抜け。やっぱこないだのスタックは雪が深過ぎただけなのだ。

 今日は後半、ついに萌とLSがギアをつけての初スパーリングを行った。萌はもう楽しくて笑いが止まらず弱ったのだが(LSは最近萌よりも落ち着いている)、蹴りはやはり素人じゃなくてそれなりに様になり相手を押し込めるなあと思う。萌は回し蹴り、LSは得意の前蹴りで反撃という展開。まあ両者とも受けの動作はまるで駄目なのだが、ボーイズのように感情的にならない分二人ともちゃんと空手の動きをしていて、初回なのに見ていて面白かった。ボーイズは皆完璧にけんかになるからなー。

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「ちりとてちん」で師匠がついに入院する。萌は自分のおじいちゃんのケースとの類似を感じ取り、「――師匠の病気はなんなの? キャンサー(癌)?」と質問をしてきた。うーん、多分そうだね。「....ねえ、おじいちゃんが死んだとき、こういう風に苦しかったの?」「いや、その前は苦しんでたけど、最後は薬で眠ったまま息が止まった感じ」「そうか。.....私、お父さんがこんな風に病院に入っちゃったらもう、ワカサみたいに泣いて泣いて、すごいよ!」。

 まあ、萌が大人になってお母さんになるよりも前にお父さんやお母さんが死ぬことは、普通はないよなどと言って安心させる。まったくペアレンツは、体を大事にせねばいけない。


 これは、文書作成中のお母さんの邪魔をしてはいけないと萌が仕事部屋のドアに貼ったサイン。すばらしい(笑)。

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