「腹筋運動音楽」「カラテ自宅特訓」「映画・東京タワー」「本山の復活を祈る」ほか。
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■08/04/11(金) □ 腹筋運動音楽
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久々に胃もたれし、そういえば最近まるで腹筋運動をやってないなあ、消化を助けるためにやらねばと思うのだが、腹筋はつらいばかりで楽しみが何もないのでやる気がしない。何か音楽に合わせてやるとかそういう方法はないものか。
そこで考え、リズムマシンで10秒x10セットの腹筋用音源を作ってみた。これにギターでリフをかぶせるとなかなかいい感じの体操BGMになるのだが、音楽は4小節で1セットなので、10カウントで1回の腹筋との相性が悪い。ギター8小節分を10秒に合わせにくいのである。
いろいろ試行錯誤していると、mp3 のキーとテンポを自在に変えるという驚愕ツールが見つかった。ほんとにどんな歌でもキーを変えずにテンポを上下したり、反対にテンポ一定でキーを変えたりできる。すごい。どういう仕組みなんだこれは。何度聞いてみてもその謎はてんでわからないが、ともかくこれで適当な歌の8小節が10秒になるよう微調整し、録音。できた。これに合わせて毎日エクササイズしましょう。
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■08/04/12(土) □ 春一番
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今年一番の暖かい日。Mと萌は半袖でガーデニングにいそしむ。甥MKは屋根掃除。俺も外でランチ。Pocket PC に録音した昨日の音楽に合わせ庭で腹筋もやる。
午後、萌と自転車で近辺の花見ツーリングをする。春になり光線がよくなって、久々に切れのあるいい写真が撮れた。カナダの桜は美しくないが、このマグノリアは素晴らしい。
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隣家のカーキチ次男坊Mがマツダ RX-8 に乗って里帰りしてきた。げげこれ RX-8でしょ、すごいじゃんと褒めるとえらい喜ぶ。「まあ俺なんかが買える中じゃ最高の車だね」とのことで、たしかにインプレッサもランエボもカナダじゃ高級車価格なうえに見た目はファミリーカーだし、これが若者が買える最速車であろう。ブシャーとすばらしいロータリーサウンドを立てて発進していった。すると続けてADが新しいBMWに乗ってやってきた。前に乗ってた骨董メルセデスの修理費がかさみついに引退させたとのこと。こちらはしゅーと静かに発進。みな好きな車が買えていいなあと思うが、これらの車と並べてもエリオのミニマムさには魅力があるよなと思う。レガシィの快適さを恋しく思う気持ちはあるが、ミドルクラスにはもう乗る気がしないな、ほんと。
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夜 Sopcast で浦和・鹿島。うーん鹿島はほんとにいいチームだ。浦和は10人で鹿島が12人いるんじゃないかというくらい、常にいいところに選手がいる。レッズはトゥリオのイマジネーション頼みという感じで、これが浦和にとってベストなのかどうかは知らないが、やはり彼はチーム内で飛び抜けたアイデアと決断力がある。彼よりもひらめきと決意に欠ける浦和のMF全員が反省すべきである。
ともかく鹿島がチームとして2枚くらい上な感じがするなあと思っていると、永井が2発決めてしまった。後半終盤のドリブル突破と2点目のゴールは、永井代表復帰確定という感じのものすごさだった。彼のドリブルは馬っぽさがCロナウドに似ている。
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■08/04/13(日) □ カラテ自宅特訓
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週末やろうと思っていた萌のカラテ特訓をする。萌はおかしくて笑ってしまうし、背丈が違いすぎて手合わせが難しいのだが、辛抱強く説明しお互いに左半身での防御を実験してみる。スパーリングのビデオを見て考えた通り半身は効果大で、中段への攻撃は前蹴りでも正拳でも、本能的な体の動き(身をよじりながら左肘でブロック or サイドステップで離れて交わす)で無効化できる。
本能的というところが大事なわけで、ここの流派は古式空手ゆえ建前的な動きが多いのだが(それゆえに「型」は美しい)、そういう「受け」を実戦で使うのは本能にさからい効果も薄く無理なのだ。とっさの体の反応が防御につながらないと意味がないのである。サイドステップで常に距離を取り、ひねりと左腕で防御し、鋭いステップインで反撃する。これの繰り返しを何度もやり、萌もかなり感じをつかめたと思う。
「つまり前蹴りはこう来るからさ、こうすればオートマチックにブロックできるわけよ」と半身の有効性を説明していると、萌は俺に抱きついてきて「お父さんって、いいね」という。ふむ。それはつまり「いい空手の先生だ」ということだね。I think so too。子供はこうして大人が分析し合理的な解を与えてやれば問題を解決できるんだよな。別に俺自身が空手経験者でなくてもいいのである。これで強豪LSに勝てるかどうかはわからないが、それがスポーツというものだ。
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■08/04/14(月) □ 映画「東京タワー」
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先週から始まった「キロメータクラブ」という放課後アクティビティで萌たちが校庭を走る。俺も付き合って走るが、1周が限度であった。しかし少なくとも部屋でインドアバイクに乗るよりは、やっぱり子供と走ったほうが楽しいなと思う。春の到来が遅い今年のBC、まだ風が冷たい。
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去年父さんを看取りに行く飛行機で見た「東京タワー」が、日本語 TV で放送された。ストーリーがわが旅の目的と被りすぎて飛行機内でつらかったことがつよく印象に残り、その後の自分の体験のほうが大きくて内容は忘れていたが、すごくいい映画だった。みんな同じだ。同じだな。この映画を含めて去年の日本であったことのすべてが、1年経ち甘く感傷的な思い出のパッケージになっている。
「世界の中心~」や韓国ドラマなど、アジア的感動ものは日本語TVでけっこうやってくれるわけだが、この映画は脚本も役者も映像も格がまるで違う。悲劇性や純愛の熱烈度で心を動かそうとする物語は化学調味料みたいな味がし、この映画からはその舌に残る嫌な感じがほとんどしない。何気ないシーンがもう一度見たくて、録画を何度も見直してしまう。しかし日本の映画を見ているとタバコが吸いたくなる。厳しい。
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■08/04/16(水) □ カラテレベル差プロブレム
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カラテ:今日はスパーリング日なのに、体力メニューと鬼ごっこのおかげで時間がなくなってしまった。残り15分あたりでようやく始まったが、時間が短すぎて萌は炎のライバルLSと当たらず、日曜の防御練習成果は発揮できなかった。先生とのスパーでは攻守ともいい感じで、きれいな寸止めキックを何発も決めていたが。
それはとにかく問題は、先生が小さな5歳児までプロテクターをつけさせスパーリングに加えてしまったことである。前の先生は技量に厳格で、萌は1年、LSは2年かけてスパーリングに至ったのに、入門わずか3ヶ月の5歳児が全体スパーリングに加わるのは無理がありすぎる。1人は自分の攻撃が萌に交わされることが不満で「you're too fast」とブーたれる。彼は防御と攻撃が空手だということ自体わかっておらず、キックボクシングごっこがしたいだけなのだ。
もう1人の子は両手を振り回し、うわーと大声を上げノーガードで飛び掛かってくる。上の子はみなブロックし交わしているのだが、なにしろガードせず頭から猪突猛進してくるのだから、反撃したらどうセーブしてもまともに顔かボディに入ってしまい痛い目にあわせてしまうため、攻撃できず逃げるしかない。萌はその子にタックルで倒され苦笑し、3本線のJSはこの一方攻撃の不合理さに明らかに怒っていた。
こんなことをやっていても危ないだけで意味がない。時間がなかったので今日は話せなかったが、来週先生と話そう。
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■08/04/19(土) □ 本山の復活を祈る
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KT・HNが久々に来訪。庭で遊んでいたが、あまりにも風が冷たいのでそこそこに家に入らせる。今年はほんとに春が遅い。昨日は裏山に雪が降ったしな。
来てからずっとゲームをねだるKTに3時を過ぎてから許可したのだが、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の3連ジャンプが体得できず、高いところに登れず憮然としたまま時限を過ぎてしまった。ちと気の毒になりゲーム後「こち亀」を見せてやる。こち亀は初めて見たはずだが、ドリフ・こち亀と続く日本子供ギャグ文化はやはり普遍で大笑い。これでだいぶ機嫌を直して帰っていった (^-^)。
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【鹿島・ガンバ】:かつての天才ドリブラー本山は、やはり本人も言ってるようにドリブル力がなくなってるなあと感じる。ボールを持って突っかけていくかというところで、晩年の中田と同じでボールが足にくっついてこない。仕方なく横に流しておしまいというシーンが何度もあった。晩年スピードが落ちるのはわかるのだが、下手になるのが素人にはよくわからない。スピードと技術は不可分なのだろうか。ブラジルのおっちゃん選手なんか、いつまでもうまいというイメージがあるのだが。天才といわれた日本人で、20代後半も力が落ちてないのは俊輔だけかもしれない。彼はもともとスピードがないから落ちないのだろうけども。
しかしガンバはうまくて遅いというイメージがいつもあったのだが、個々の選手は意外にもファイトもできて、この鹿島を相手に互角に戦っていた。最後は明らかにガンバの引き分け狙いになったのだが、ここで本山がサエないので交代させられ、代わりにボランチ青山という選手が攻撃に上がる。しかし彼はポジション柄決断力と決定的技術がなく、何もできないうちに機を逸してばかり。やっぱ本山がバイタルエリアで仕事をしないと(前半1つ決定的なシュートをアシストしたが)、マルキーニョス・ダニーロ・小笠原がいくら頑張っても攻め手(決定機)が足りないよな。
本山は単に疲れて不調なのだろうか。そう思いたい。別に鹿島を応援しているわけではないが、この機能性に優れミスがなく爽快なチームで、本山が去年のように活躍するシーンを見たいのである。
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■08/04/21(月) □ カラテレッスン改善討議
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カラテ:30分早く行き、考えていたレッスン改善案を先生に話す。彼の師範としての(前の先生とはやや異なる)持論もあったため、かなりの長話となった。
俺が危険だと思う下の子を入れたスパーリングは、レベルが違う相手とやることがコントロールを学ぶ上で有効なのだという予想された答えがくる。それならば双方がコントロールを学ばねば意味がないではないですか、下の子がノーガードのフリーファイトをやってるから彼らが怪我をしそうで危ないといってるのですよ。これで、確かに今のままでは下の子の鼻っぱしらに(アクシデントで)パンチが入るかもしれないなと先生もいい、次回からは下の子たちにもきちんと自制心を持って防御をやらせるということで話がついた。
萌たち上の子がずいぶん前から不満を抱えているレッスンレベルの低さについては、よりセンシティブな問題なので慎重に話す。「レッスンがビギナーに合わせスローなので、萌は集中できないでいる」という言い方をしてみた。クラスを2つに分ける感じでやってくれないか。具体的にはどうしてほしいのか、1人で2つのレベルを見ていては目が届かないと先生は尋ねるので、前の先生は初心者に時間を割く間は、上級者には自習させていたよと説明する。初心者だった萌とLSが個別指導を受けるときは、上級生徒がリーダーとして皆でやったりしていたよというとほうと驚いていた。
とにかく、必要に応じ自習させてくれれば、少なくとも上の子が初心者のレベルに合わせる必要はなく less frustrating なわけですよというと、わかった、そう心がけてみようということでレッスン開始となった。
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後半の型で、この先生になって初めて上級者に「on your own(自習)」の指示が出た。やはり自習になると初心者への指導のためにいちいち全体が止められることがないので皆集中し、いい型ができていた。その間先生は小さな子に個別指導する。こっちのほうがどっちにとってもいいに決まっている。萌は手の動きに自己流の装飾的動きを入れ、くるくると回したりしていた。非常に美しいので俺は文句ないが、武門の型からはやや逸脱しているのでいずれ直されるかもしれない。
最後に武門のワッペンをもらう口頭試験があり、萌は合格し終了。今日はこの先生になってからおそらくベストの内容だった。やっぱこの先生は人物はいいんだよな。もっと前にお願いしておけばよかったな。やれやれ。
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