2008/11/28

日記「子供のクリエイティブ」

「西洋非合理たち」「クライミングジムでしょんぼり」ほか。

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■08/11/18(火) □ 西洋非合理たち
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 掃除をしていて大学4年時の日記帳を見つけ、面白くて読みふけってしまった。ここから思い出して夕方モールで 09/10 の薄いスケジュール帳を買う。学生時代は毎年年末ああした日記帳とともに、デザインのよい手帳を探して買うのが恒例だったのだよな。やっぱスケジュール管理は PocketPC/Outlook よりも、萌の学校の校庭でお母さん方と話しながら書き込める紙の手帳の方が便利なのである。

 しかし今は日本のカレンダーも影響されてそうなってると思うが、西洋式カレンダーはなんで日曜から始まるのだろう(※)。仕事にせよなんにせよ日曜に始まる物事などないし、ウィークエンドの予定を書き込もうとすれば2段(週間カレンダーなら2ページ)にまたがり汚くなり、いいことは何もないではないか。
(※)後から調べて英仏は月曜スタートだと判明。日曜スタートは古来キリスト教に関係あるらしく、米の頑迷さとそこに従う日本/カナダという因果関係か。

 日付を年月日の順に書かないのも西洋の悪癖で、食べ物の消費期限など 080706 と書かれるとどれがどれだか特定しようがない。日-月-年が一番多いという傾向はあるが、統一されてないのだから危険すぎる。なんというかカナダの社会制度などは合理的でいつも感心させられるのだが、究極のアホ単位インチ法(※)もそうだし、こうした昔からの慣習には信じがたいほど非合理的なところが多々あると思う。
(※)なんと驚きの12進法(12インチが1フィート)。スパナなどの単位は 5/8 インチ、3/4 インチ、7/8 インチなどと表記され、「3/4 インチの1つ上のサイズ」が何になるのかは誰にもわからない。手持ちのスパナをあれこれ試してみるしかないのである。インチ法のアメ車が売れないのは当たり前だ。

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■08/11/22(土) □ クライミングジムでしょんぼり
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 【WC予選カタール―日本】序盤はカタールが勢いに乗り、前線のブラジル勢を中心に押す。日本は落ち着いて対処している。メンバーは怪我人以外前試合と同じで、中盤は遠藤・俊輔・長谷部のまま。たとえ怪我持ちでも俊輔指定というのはジーコと同じではないか。憲剛を使ってくれよ。

 徐々に日本ペースになってきたところで、内田の縦パスに達也がスパっと抜け出しゴール。気持ちよし。今日大久保が目立っていないのは、達也のほうが明らかにボールを引き出す動きがいいからだろう。玉田も最近下がってきてボールをさばきキープするのが素晴らしくうまくなりMFを助けているし(フィジカルも強い)、自然と大久保がボールに触る機会は減ってしまう。ボールを持ち勝負できれば大久保は誰よりも破壊力があるわけだが、この2人が頑張る前線ではなかなかボールはもらえないだろう。

 しかしこれは豪華な前線だ。Jリーグオールスターといえよう。07年のアジアカップ時、まさにこの俺好みの「達也・大久保・玉田」をなぜ連れて行かないのかとオシムの人選をいぶかしんだのである。待ってもらって仕事をするタイプの高原が復調しても今の玉田ほど効果的なボールタッチはできないだろうし、このメンバーでWCも戦いたいものだ。達也があと2年怪我をしませんように。

 残り時間はそのまま日本優勢で前半終了。俊輔はここぞというところできゅっとボールに絡み、遠藤と共に完璧なバランサーをやっている。いい仕事をしてると思うが、怪我を押してまで俊輔を使わねばならんほどの仕事とは思えんのだが。

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 【後半】いきなり玉田のクリーンゴール! WCでのゴールにも似た、体重の乗った見事な一発だった。そのあともサボらず怠らずしっかりとプレーを続ける日本。バーレーン戦、ウズベク戦に比べ全員の動きに無駄がなくなってきていると感じる。はっと局面を変える美技よりも、味方との距離を詰め高い技術で速く連続してつないでいく感じ。集中が切れたカタールが足をガチガチぶつけてくるので怪我が怖いが、日本選手にひるむ様子は感じられない。そのたくましさにも感心する。ここまで完成してしまうとアジア予選で敗退はもう考えにくく、今の日本選手に岡田監督ならこうなるだろうと当初誰もが予想した通りのチームになったと思う。二次予選バーレーン戦の負けとその言い訳だけが本当に余計なことだった。あれさえなければ、誰もがチームの進歩を素直に喜べるのに。

 追加点もあり、日本はラフプレイにも淡々としかし強靭に対処し試合終了。中国レフがファウルを取ってくれないので、前線で戦い蹴られていた攻撃陣のために交代カードは使われ憲剛は結局見れなかった。ああこうして憲剛を使えないまま日本は進んでいくのか。なんというもったいなさ。

 試合後の俊輔のインタビュー。「危ないシーンがありましたが」「いや危なくないですよ」「WCが近づきましたね」「ハハ、全然ですよ、まだまだ」「怪我の調子はどうですか」「怪我してる時点で調子はよくないんで」―――このトーンはまさに初期の中田英寿! なんか今日は守備とペースメーカーを完璧にこなしていたし、彼は図太くなってきたなあ。

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今年から萌のクラスメートになったEMのバースデイパーティ@クライミングジム。萌はここに来るのは二度目だが、高いところが苦手なのでほとんどの子が行けた壁の一番上(10m ほど)まで行けず、下りは前回と同じく体が横向きでコントロール不能になり、怖い思いをしてめげていた。

 降りてきた萌は俺の胸にしがみつき、自分が弱虫で恥ずかしいと嘆く。いや恥ずかしくなんかないよ、高いところが怖いのは誰だって当たり前で、問題はすいーっと楽しく降りてこれるはずの下りで、体が横にロールして怖くなってしまうことだけだと言い聞かせる。

 空中で体をコントロールする方法をちゃんと教えてくれないからこうなるわけで、どうすればいいのかとインストラクターに聞くと、上体を後ろにそらせればいいのだそうだ。他の人を見ていると、体をそらすことでピンと張ったロープと両足の三角ができ、それで体の方向を安定させ降りてくる。ロープにしがみつくと三角が小さくなり横に転がりやすくなる。この3点ホールドが大事なわけだよと萌に言い聞かすが、怖くて手足はすくんでいるので壁から体を離すことがうまくはできなかった。

まあいいか。俺がインストラクターなら低いところで体の使い方をまず教えてから登らせるが、前回も今回もインストラクターはそこまで気が回っていない。そんなもんなんだろう。つまり子供に教えられるような人がついているわけではないのだ。しょせんパーティだしな。2度トライした後は萌も割り切って、壁はあきらめあまり怖くないハシゴの方を登りつつ、友達とくっちゃべって楽しんでおった。それでよしそれでよし。

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■08/11/23(日) □ 子供のクリエイティブ
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 静かな日曜。萌は最近英語でストーリーブックを量産してるのだが、その文体がどうもMと一緒に読んでるキッズストーリーそのもので、俺にはあまりピンとこず読む気が起こらない。1ページできるごとに萌はMに見せたがり、Mが忙しいといってもまとわりついている。つまりMを喜ばせるのが主眼なのであって、それはそれで悪いことではないが、クリエイティブではないのである。こないだRじいちゃんに書いて送った本も、よくできていたがグランパを喜ばせようというサービス情報がメインであった。

 最近凝ってる昔のゲーム「ロードランナー」の面作りでも、なにかくだらないジョーク面(全パネルがハシゴになってるとか)を作っては俺に見せたがる。でウケないと駄目かと消す。「萌あのさ、お父さんが喜ぶかどうかは大事なことじゃないのよ、自分でパズルとして面白いデザインを考えなよ。本を書くのもMに見せることが大事なんじゃなくてさ、自分で書いててエキサイティングかどうかが大事なのよ」。このあたりを説明するのは実に難しいが、8歳の子供は存在自体がクリエイティブなわけで、あまり大人を喜ばせようなんて迎合的なことを考えてものを作ってほしくないのだ。

 そのうちに萌はロードランナーで城の塔のようなものを作り始めた。「お。これはカリオストロ城じゃないか。じゃここにいるクラリスをルパンが助けるというストーリーにすればいいんだよ」というと一気に萌は盛り上がり、見る見るうちにクリエイティブ脳が働きだしてかっこいい城を描きだすのであった。よしよし。

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 「ポケモン」は町や言葉遣いが「MOTHER」に似ているとずっと感じており調べてみたら、制作者が「『MOTHER』を作りたかったんです」と語っている話がほぼ日に載っていた。ああ、やっぱりな。萌に「MOTHER2」をやらせるのはまだ無理だが、あの感じをポケモンで簡単に味わえるのはいいことだ。

 しかし萌はポケモンにさほどはまってる様子はない。やっぱストーリーがないも同然だからな。ポケモントレーナーを倒して次の町へ行くの繰り返しで、新しい技が手に入ること以外は単調なゲームではある。話が入り組むと自力では進めなくなり、単純だと味気なくなる。子供向けRPGは難しい。

2008/11/16

日記「ポケモン人気の秘密を考える」

「ウォッカの天皇賞」「音楽教材バンブラ」ほか。

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■08/11/02(日) □ ウォッカの天皇賞
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 ウォッカの天皇賞を朝のニュースと Youtube で見る。素晴らしいレース。この馬がダービーを勝ったときやJCで負けたときに、父さんと電話で話したことを思い出す。やっぱ秋の天皇賞はいい。秋の府中競馬場はいい。このレースやJCを、また見に行きたいなあと思う。

 しかし優勝インタビューを読んで、今年ユタカは重賞2勝の大不振だというのでたまげた。検索をかけるとエージェントがらみでいい馬が回ってこないのと、個人的な不振の両方が原因らしい。そんなことってあるのか。ユタカが抜きん出た、手の届かない存在だとは誰も思ってないだろうが(アスリートとしてはかつての河内みたいに追えるわけではないし)、俺が見ていた頃の岡部と同等以上の立場にあるはずなのだが。あれほどの達人のステージに達してしまえば、そんな大波などないのかと思ったのだが。分からぬ。

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■08/11/03(月) □ 音楽教材バンブラ
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 買い出しをし晩飯は肉じゃが。萌は今日久々にキーボードをやっている。バンブラで弾きまくっているFF7のボスバトル音楽のリフを、実際にキーボードで弾きたいとトライしているのだ。ギターで言えばリッチーブラックモア並みに難しいリフなのでそれは無理だろうと思ったのだが、トライすると 2/3 くらいのスピードで両手で弾けてしまう。むろん正確に2小節分は弾けないのだが、あのスピードで萌の指が動くこと自体に驚いた。やっぱ1年間とはいえピアノをやらせたせいで、脳と指の神経のつながり具合が俺なんかの比ではないようである。子供には短期でもピアノをやらせよということですね。

 そしてバンブラは本当に強力な音楽教材だ。萌は毎日なにかしら歌を作ってはバンブラで「作曲」しているので、小節の長さ、音符休符の長さ、リズムの取り方、コードの変移というポップ音楽のキモが全部分かってきている。小学3年生が自力で譜面を書ける方法なんて他にないだろう。すごいことです。

 ニンテンドッグスの世話はしてるかと萌が聞くので、実は餌をやってるだけで散歩はやってないと答えると、「めんどくさくなっちゃったよねえ」と気まずそうにいう。そうなんだよ、めんどくさいんだけどやめるわけにはいかないのがペットの大変なところなんだよねえ。もう「どうぶつの森」も友達との通信以外はやることが尽きた感があり、ゲーム馬鹿親俺は次期主力ゲームを物色中です。

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■08/11/04(火) □ すき焼きレストラン
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 夕方、MKの推奨するすき焼きレストランへ。安めのライスがこわばっていたりする普通のチャイニーズクオリティで、日本人の店員の方が「日本のすき焼きとはだいぶ違うんですけど」と申し訳なさそうな顔をするのだが、肉の薄切りがよく切れているのでそれだけで十分にうまい。普通のスーパーに売ってるレベルの肉だと思うが、日本のしゃぶしゃぶ肉よりも薄く切れているので煮てもやわらかく食べやすい。Mたちはこの超薄切りをスライスとは呼ばず shaved meat と読んでいた。なるほど、たしかにそうだな。

 まことカナダ人たちはこうした薄切り肉のうまさを理解し、スーパーで買えるようにせねばいかん。まあ中華・コリアスーパーでも薄切り肉は売ってないのだが。一番薄いコリアバラ肉で 2mm くらいであり、冷凍状態で無理やり切ってるので繊維が破壊され調理するとガジガジなんだよなー。

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■08/11/10(月) □ ミッドライフクライシスとは
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 今日夕方からハリソンホットスプリングスに行くのだが、俺は風邪で厳しい。あそこの寒い屋外プールには入るのは無理で、まあインドアプールに入るしかないな。

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 ◆19:24 ディナーを途上で取りホテル着。去年は昼間のうちについたのでゴージャスなフレイジャーバレーの景色を楽しめたが、今年は暗い中を延々走ったので疲れた。

 ADが新しい BMW 330 に乗ってきていた。「彼はミッドライフクライシス(※)の打破にスポーツカーがほしかったんだけど、ここまでしかイケなかったのよ」とSHが笑う。まあ 330 なら十分速くてスポーティなんじゃないのかと答えると、「セダンじゃ駄目なのよ、2ドアじゃないとスポーツカーじゃないの」だそうだ。よくわからん。
(※)西洋のマッチョな男は40~50歳の心身の衰えに、恋や高級車をゲットすることで張りを得ようとするらしい。

 そういえば同じく50男のSCもポルシェ 996 かなんかの極めつけスポーツカーに乗ってるのだが、それでも足りないのかこないだニッサンGTRをオーダーしたといっていた。そんなスーパーカーを2台も買って中川みたいだねと萌と笑ったのだが、それもミッドライフクライシスなのかね。しかし BMW くらいだったら運転して気持ちいいだろうなと想像はできるが、ポルシェとかGTRなぞ、300km/h を超えるというその性能をどこでどう使うのかと不思議なだけだ。カナダのハイウェイは超高速でぶっ飛ばすようには設計されていないし、スーパースポーツを楽しめるようなワインディングはBCにないのである。

 俺がもしミッドライフクライシスを車で埋め合わせられる立場にあったら、ハイブリッドのハッチバックがほしい(プリウスはなんか扁平すぎて嫌だが)。燃費というのは心を酔わす甘い性能の一つで、うちのエリオもこういう遠出のときに燃費が伸びていくのをメーターで見てるとしびれるものがある。普段の平地燃費でもこれを味わえたらミッドライフクライシスを十分打破してくれそうだ。

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 夕飯後萌たちがプールに入っているのを見ると自分も入りたくなるが、体調ヘロヘロで断念。今夜よく眠れればよいのだが、ここのベッドじゃいつも眠れんのだよなあ。

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■08/11/11(火) □ 眠れぬハリソン
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 ハリソンでは毎年眠れない。べッド・シーツが堅い素材で始終カサカサと音を立てるせいだろう。ようやく眠れたと思ったらMと萌に6時半に起こされた。グッタリ。

 眠れないべッドでマンガ「三国志」を読んだが、いつまで経っても話が変わらず馬鹿ばかしくなってきた。要はメインの劉備だけが英雄で他は姑息な馬鹿であるという話で、作者横山の好みが濃く反映されていると思われどこまで史実に基づくのかわからんが、すでに8巻まで読んで魅力を感じる人物がいないのだからこの後読む気がしない。策謀による脚の引っ張り合い(同盟国同士ですら!)ばかりが延々と続く話を読んでいると、ただ滅入ってくるのである。なんでこれが人気あるのかしらん。

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 昨日は晴れたのだが今日は雨。俺は屋内のお湯にだけゆっくりと 30 分ほどつかり、体を十分に温めて帰路へ。Mとともに泳ぎまくった萌は、車を出すと即眠りに入った。空いていたので雨の中を快調に 1:30 以下で帰宅。体はしんどいが爽快なドライブだった。ほんと車は、速さに関してはこれくらいで十分だな。ほしいのは絶品のハンドリングと燃費である。

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■08/11/12(水) □「ポケモンパール」開始
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 研究の結果萌の次期主力ゲームに選定した「ポケモンパール」をついにスタート。日本でイトコがやるのを見ていたとのことで、萌はやり方をほぼ分かっていた。モンスターを弱らせ捕獲し育てるというシステムは「玉繭物語」と同じで、わかりやすく楽しい。玉繭はストーリーがえらく短かくモンスターも数える程だったわけだが、ポケモンはモンスターがメインなので延々と出現し続け、プレイヤーが飽きるまで、それこそ RPG版どうぶつの森としてやり込むことができるよう作ってあるわけだ。1時間で3匹ほど捕まえてベッドタイム。メッセージはカナで知らない言葉もほとんどないので、萌ゲーム史上初の自力日本語読み上げで話が進んでいる。よしよし。順調に楽しんでいけそうである。

 ポケモンはガキのものだとこれまで完全に意識の圏外にあり、これがRPGであることさえ知らなかったのだが、ネットで調べるとポケモンを捕まえ育て交換し友達と通信(Wi-Fi ボイスチャットだって!)と、子供が喜ぶものは全部詰まっているとわかる。実際プレイしてみると、どことなく絵や言葉遣いに「MOTHER」的な匂いがするのもよい。無用な時間がかかるバトル方式など欠点も多々あるが、そこは我慢すればこれは楽しいわ。

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■08/11/15(土) □ ポケモンオフ
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 朝のスイミングレッスンから帰った萌が、ポケモンを進める。昨日から登場した悪の組織ギンガ団を倒す。こいつらがおバカで楽しい。最初このゲームを始めたときは、人間キャラのグラフィックのイモさ(だって博士や自分キャラの服装はあれは一体なんだ、日本人として恥ずかしいぞ)からしてやや馬鹿にしていたのだが、ストーリーが進むにつれほんと「MOTHER」風味が濃くなってきた。任天堂のRPGとして、これには「MOTHER」の続編という役割もあるんだろうな。

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 午後、KT・HNを招いて初のポケモンオフを挙行したのだが、ワイヤレス対戦はなんと双方のレベルをオートで揃えるという当然の気遣いがしてなくて、LV30 のHNモンに萌の LV13 が一撃で負けた。レベルを揃えてこそ工夫の勝負になるわけで、こんな仕様では友達同士で盛り上がりようがないではないか。Wifiのポケモン交換システムGTSも崩壊してるし(※)、どうも任天堂らしくない落ち度が目立つゲームである。もしやこれを作ってるのは外部の会社なのか?
(※)低レベル雑魚と希少モンスターのレベル100を交換してくれという厚顔連中で大渋滞し、普通の交換が検索にヒットしなくなっている。しかも何度検索しても同じデータしか出ないので、完全に機能停止状態。これは任天堂が作ったシステムが悪いとしか言いようがない。

 こんなバトルは空しいのでただちにやめ、ポケモン交換へ。先輩トレーナーHNは野に出て萌のためにポケモンを捕まえに行ってくれた。そうだ、それがいいよな。時間はかかったが幸いに萌の好きなピチュウというのが見つかり、こっちのサブキャラと無事初めての交換となった。これはお互いにうれしい。よかったよかった。

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■08/11/16(日) □ ポケモン人気の秘密を考える
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 午後、秋恒例のサーモンフェスティバルへ。去年と内容はまったく同じで、その分去年より人出が減っていたかなという感じ。自然保護教育イベントだからいっぺん見ればわかったという気になってしまう。

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 萌は自力でポケモンを進め、2番目のボス・ハクタイシティのナタネさん(いい人)を軽く撃破。この町ではえらいいろんなものがもらえ、お得感が高い。ここにたどり着くまで入り組んだ森を抜けるのが大変だったが、その努力は十分以上に報われるという感じ。このゲームはこうして次々になにかをもらえ、自分のチームを強くしやれることが増えていくところが楽しくて、子供が喜ぶのは当然だなあと思う。RPGのつらさを軽減し楽しさを増幅してある感じ。これがおそらくいま世界で一番売れてるRPGなわけだからな。FFに代表されるオタク的伏線だらけのRPGストーリーを子供が味わうことは漢字問題に限らず難しいが、こうした単純な筋立てならば日々の楽しみの中で自然と追っていけるのでよい。

 しかし逆にいえばストーリーはほとんどないのだから、いっぺんこれをやってしまえば次のポケモンなどやる気がせんのではないかと疑う。ところが前作「エメラルド」をやり込んだKTは「ダイヤモンド」もやってるのだ。しかも「エメラルド」で育てたポケモンをインポートするんだろうと思えば、「ダイヤモンド」のストーリーを完了するまでインポートできないらしい。子供は繰り返しに強いとはいえ、そこに徒労感と怒りを感じないあたりはなかなか大人には理解しがたい。―――つーても、RPGに興味がない人から見れば、どんなRPGシリーズも全部繰り返し作業に見えるのかもしれんが。

2008/11/02

日記「ハロウィーン2時間ウォーク」

「ウイルス感染!」「ファミリーバンド」ほか。

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■08/10/30(木) □ ウイルス感染!
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 昨日夜から PC の調子がおかしいので朝からシステムの復元をしていたら、Cドライブに変なフォルダができていることに気がついた。あっと思って調べると Infostealer というウイルスに感染している。火曜の午後からだ。いったいなぜ? ダウンロードしたものは当然ウイルスチェックしているわけで、となると感染源は Web ページとなる。しかしいまどき最新のオペラで Web ウィルスにやられるなんてことがありうるのか? どうやらゲームサイトなどのログイン情報(キーストローク)を中国へ送るウイルスらしく深刻度は高くないようだが、ウイルスに感染しただけで恥であり、こんなアクティブなウイルス被害を受けるのは初めてなので動揺する。

 とりあえずウイルスを除去し、こないだ取ったばかりのCドライブのミラーイメージを書き戻す。セーフモードで慎重に起動し、常用プログラムを全部ウイルスチェックし復旧は終了。俺はキーストロークではログイン情報は盗まれないが、念のため数サイトのパスワードも変更する。ふー。しかしいったいどこからどうやって感染したのだ。わからん。

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■08/10/31(金) □ ハロウィーン2時間ウォーク
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スクールハロウィーンの着付けをしに萌のクラスへ。今年はMが作った力作ウィッチハットで見た目ばっちり。萌の今年のクラスを見るのは初めてだが、やっぱ気が強く声の大きな子が仕切っている感じが伺える。


 ハロウィーンウォークは、子供らの熱狂に引っ張られ毎年少しずつ歩く距離が伸びている。今日は6時から8時までフルに歩き、萌のキャンディバッグの紐が重みに耐え切れず切れたところでお開きにしたのであった。ちょうど雨が上がってくれて助かったが、俺はだいぶ冷えたよ。








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■08/11/01(土) □ ファミリーバンド
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 BV家へ。家を出てから誰もあの家の場所を知らないことに気付き、MKが張り切って携帯で Google Map を検索し、それが間違っていたせいで道に迷う。Google や MSN はカーナビ屋じゃないのだから Map が間違うことなど大アリなのだが、MKは Google 信者なので紙の地図を見ようとしないのである。弱った奴だ。

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 萌はボーイズと遊ぼうと思ってきたのだが、最近はもう彼らもティーンエイジャー後期で萌をあまりかまってくれないので、地下のギターとドラムを使い俺と萌の2人でセッションする。萌はバンブラのおかげでコードの変わり目とかリズムのキメなんかが本当によく分かっており(4小節でひと区切りとか、音符の長短も自得している)、「No Newyork」のドラムをダダダン! と叩いている。バンブラではボ・ディドリー風リズムなんかを自力でパッド入力しており、リズム音感はシリアスに研ぎ澄まされている。物理的にコードさえ押さえられるようなれば、もう「モナ」のギターが弾けちゃうはずである、実際。まだギターに興味はないようで、それにあれは指が痛いので根気が要るが。

 そうしてバシャバシャ音を立てていると、義弟ドラマーSTがジョインしてきた。俺とSTがビートルズの曲などをジャムし始めると、萌がすごいすごいと興奮する。そういえばSTがほんとのドラムを叩くのを見るのは、萌は物心ついてこれが初めてかもしれない。俺のギターもドラムと合わさるとよりかっこいいのが分かるようで、大騒ぎして上の人たちをみな連れてきてしまった。ご期待に答え、Day Tripper, Please Please Me, Starting Over あたりを演奏して盛り上がる。久しぶりで気持ちよし。