2009/09/11

日記「夏休みが終わる」

「アカヒレでなごむ」「ファーム・バイクライド」「トモダチコレクション」ほか。

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■09/08/29(土) □ M父夫妻にカレーパーティ
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 来週フロリダに発つM父夫妻を迎えカレーパーティをする。うちで採れたズッキーニを入れたカレーは皆に大好評だったが、カナダの人はカレーはそんなにバクバク食わないようで、苦労していつもの倍作ったのにだいぶ残ってしまった。日本に来たときにあらゆる食べ物をビクビク食べていたGLなんかはカレーも苦手らしく、超小盛りだった。カナダの子供や田舎の人って本当に食べられるものの種類が少ない。カナダ食文化情けなし。

 M父夫妻は今回の訪問で、うちの家族と4回も会えた。これはまれなことで、M父も年を取り無闇にMに口論をふっかけるようなところがなくなったゆえ、Mが機会を多く設け穏やかに過ごせたのだと思う。PNEでも1日一緒にいてケンカしなかったもんな。萌とも長い時間過ごせて2人はうれしかったことだろう。

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■09/08/30(日) □ アカヒレでなごむ
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 1時に仕事終了。久々に馬鹿文書を翻訳して脳がはなはだしく疲弊し、昼寝した。窓を閉めて昼寝をしてももう暑くない。夕方大きなトンボが飛んできた。秋が近い。長かった萌の夏休みもあと1週。

 夏以後イモリたちはずっと食欲がなく、2匹は拒食状態になり困っている。環境(水質)を改善したりエサを変えたり、ビタミンと電解質を補うという爬虫類両生類用薬浴剤にまで入れてやり努力をしているのだが、なにをやっても変化がないのである。たとえ1月食べなくても死ぬことはないとはいえ、ペットが食べてくれないと気分が滅入る。

たくましいアカヒレたちのほうはもう何があってもとことん元気。尾が大きくなり、ボディはダークな中に赤っぽく色がついてきた。最近はケンカもスポーツ的なマイルドなものに落ち着いており、仕事の合間にアカヒレを見ていると心が和む。もっとゆっくり泳いでくれないかとは相変わらず思うが、やっぱ小回りが利きまくる Minnows (コイ科小魚) はいいなと思う。狭いところを自在にくぐり抜けていく姿が気持ちいい。これが金魚のように巨大化したりヒレがばたついたりじゃ興ざめなのだ。
 この魚の魅力はこの小ささと、水が汚れようと一気に換水しようと水槽に入れたままレイアウトをがちゃがちゃ変えようと、何があってもストレス&ダメージ皆無というところにある。ほんとに丈夫でいつでもハッピーで、飼ってて気が休まる。うちはイモリたちがみな神経質なので、アカヒレが図太いことに気が休まるのである。

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■09/09/01(火) □ ファーム・バイクライド
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 Mは萌を連れて大学へ。Mが仕事の間、萌は1歳上のM同僚の娘と学内を2人だけで歩いてるそうで、9歳の子にそれはたまらなくエキサイティングだろう。財布を持っていって買い食いしなされと薦めておいた。この夏、萌の遊びの必要上から俺とMは大幅に彼女の自由を認め―――というか過保護の俺たちの心配性を必死に抑えて、萌が大人の立ち合いや許可なしでやれることを増やしているのです。

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午後、Mが前から行きたかったというコキットラムリバー沿いのファーム・バイクライドへ。自転車に乗るならあんな草ボーボーの河原よりうちの近所の森のほうが気持ちがいいと思うが、Mのレジャー感覚というのは独特で、どこかへ出かけひと手間かけないと特別なイベントとは感じられないらしい。彼女は忙しがって町内の公園にも川にも行ったことがないのである。

 で行って見た感じはピットリバーの土手と似た感じの乾いた土手だったが、洪水退避用の広い遊水地なので川はいろいろ入り組んでいてなかなかきれいだった。保護禁猟区域には亀(アカミミの仲間)もいるそうだが、沼は柵からはるか彼方で何も見えず。しかしバイクトレールとしてはうちの市内の川の森のほうがはるかにいい道である。3台のバイクを川沿いまで運ぶ方法があればぜひともMを連れて行ってやりたい。

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■09/09/03(木) □ アカヒレのホバリング
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 掃除をしていると、アカヒレが2匹並んでふわーっとホバリング(その場垂直上昇)をしているのに気がついた。お互いフィンを広げ、ポンプは止まってるのに上昇水流に乗ったようにふわーっと並んで浮いていき、水面近くでクライマックスに達しバチンとファイトして下に戻るを繰り返す。これはフィン自慢合戦だ。強い奴がフィンを広げて弱い奴を蹴散らすのはさんざ見たが、こうして完全に遊びとしてフィンを見せ合い比べ合うのは初めて見た。かわいー。

 萌も呼んで見せると、ラピュタのドーラ兄弟みたいだねと大笑い。たしかに、力コブ自慢だよなあこれは。エサ台を取り除き遊泳スペースがほぼ倍増したので、こういう行動の違いが出てきたのだろう。それにうちに来て一月でフィンが大きく育ったので、見せ合いっこも熱が入るのかも。

 不調イモリたちは環境改善が効いたか、食べてない2匹は相変わらずだがノボリの体調がぐっと上がってきた。今日は水槽の掃除後さっそく散歩に出て、フロントで愛嬌を振りまいてから新しくなったレイアウトを探検し、水底でゆっくりとリラックスしてくれた。彼がうちに来てからのベストな体調だろう。よし。

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 夏休み終盤、向かいの家のMYがおばあちゃんのところに行ったきり2週間も不在で、萌が無聊をかこっていてかわいそうなので久しぶりに新ゲームを導入した。「トモダチコレクション」という、Wiiのあの人形を生活させるというもので、「どうぶつの森」にちょっと感じが似ている。萌はこういうのが間違いなく好きである。さっそく自分と近所のキッズを入力し大笑いしている。これは当たりだ。

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■09/09/05(土) □「トモダチコレクション」
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 【トモダチコレクション】近所キッズを次々に入力している萌は、なんとSMも作成した。えー? たしかに近所キッズだがなんでわざわざあんな意地悪な子を入れるのかと思うと、ちゃんとイジワル顔になっている。ギャハハ。こ、これは絶対にキッズには見せないようにね。まあ日本語ゲームだから仔細はわからぬと思うが。

 こうして嫌いな子を入力して遊ぶというのは、検索してみると誰もがやりがちなことらしい。まあ住民に対し特にイジワルはできない仕様なので笑って済ませていると、世話をされないこのSMが腹を立てて人相がどんどん悪くなっていく。まる1日経つと「誰コレ!?」と驚くほどの形相となり、これは怖すぎると削除。実在の人物だけにマジで怖かった。たぶん行動や言葉の強さを全部フルにした極端な性格設定が働き、非常に直情的なキャラになり、世話の欠如にああいう強烈な反応をするんだろう。今後実在の問題人物は入力しないよう気をつけねば。

この Mii 作りというのは似顔絵作りと同じで、絵がうまい人は限られたパーツで実によく似たキャラを作れる。絵の才能のない俺は自分を作っても全然似なかったのだが、こいつの目を別なパーツに切り替えて見ていたら突然わが弟そっくりになり、これに弟のニックネームと性格を与えてやるとめちゃ愛着の湧く住人となった。Wii で Mii が野球をやってるのを見たときにも、3D馬鹿リアリズムに行かない任天堂はセンスがいいなあと感心したのだが、ここにきて Mii たちをペットみたいに世話できるのだから(この世話感は完全に Nintendogs と同じ)、これはまた新たな到達点だろう。

 惜しいのは「どうぶつの森」に比べたら島やアパートの部屋が単純すぎることで、「どうぶつ」の役場前広場みたいなところを多数の住人がうろうろする町感がほしかった。部屋も、いろんな家具を置いてやれる「どうぶつ」のほうがやはり楽しい。しかしまあ傑作「どうぶつ」も最後にはやることがなくなり飽きてしまったので、この手の生活ゲームは消費型の遊びであり、新しくいいものが出てくれればそれだけで実にうれしいのである。

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 向かいのMY姉妹がついに帰ってきた。この日を2週間待ち続けた萌とスペンサーが大興奮で、ランチを済ますのを待ちきれず何度も何度もドアまで迎えに行き、それから夜まで思う存分遊ぶ。夏休みはもうあと3日しかないが、なるたけ遊んでちょうだい。

 しかし遊びから戻った萌がアップセットしており、話を聞くとMYが引っ越すのだという。えー!? ということは2ヶ月だけのトライアウトだったのか? これは萌ががっくしするのは当たり前である。やっと友達が入ってきたというのにわずか2月でアウトとは。

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■09/09/06(日) □ MY家はひと夏の夢だったのか
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 MYのところへ朝遊びに行った萌が、またもやアップセットして帰ってくる。MY家がこの朝から1週間の旅行に行くという。そ、それはないだろう。2週間の旅行から昨日帰ってきて今日からまた旅行で、それで永遠にオサラバだなんて、子供たちの気持ちの行き場がない。バツが悪そうな顔をしてMYたちが車に乗っていくと、萌は大泣きとなった。嘆息。MY家はひと夏の夢だったのか。

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 代表オランダ戦ダイジェストを見ると、強敵を相手にした日本は可能性がない遠目から打つか、外を回して遠目からのクロスにマークが薄いファーで誰かが走り込むの2つしかフィニッシュする方法がないというのがよくわかる。岡崎のシュートが典型的で、走って走ってボールを刈り、ボールは取れたが敵ゴールは遠くというパターンの繰り返しなのだろう。俊輔が打ちまくっていたミドルも、これ以上ゴールに近づけばDFに刈り取られるという距離から打っており、あれがいいところに行く可能性は低い。自力で相手を交わし打てるのはやはり玉田だけ......まあジャストミートしてなかったけど(※)。
(※)「清水:それにしても玉田はあまり評価されないですね。僕は好きなんですけど。今日もいいプレーだったし」「西部:別に今までと違ったプレーはしてないけど、玉田はこのレベルの相手にも同じプレーができるっていうのはあるよね」と、玉田を評価する記事が1つだけ見つかった。やっぱ玉田の能力は日本の宝なのであり、それを本人も含めて生かす方法を見出せてないのがもどかしい。

 しかし近年ナカータとなり嫌味をいい続ける俊輔は走れ本田とそればかり言っており、監督も60分まで走れたから通用した、これを90分に伸ばすなんていっている。むしろどれだけ必死にやってもプレスだけでは絶対最後まで持たないし、前に人を送らないと点も取れないことを考え抜いてもらいたいものである。

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■09/09/07(月) □ 夏休みが終わる
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 夏休み最後の日。明日から日本語学校も始まるので、1ページだけの「夏休みの日記」宿題を書かせたのだが、萌が夏休み最大の思い出として書いたのは意外にもイモリのことだった。イモリはかわいいと気に入ってはいても萌にとってそんな大きなトピックではないはずで、本当はMYが来たことが最大のトピックだったわけだが、その彼女が最後は引っ越していくことになってしまい、悲しくて書けないのだろう。


追憶のレモネードスタンド
夏休み初日のはじめてのMTBから始まり、近所キッズとの激遊び、KT・HN・WLと行ったウォーターパーク、スイムレッスン、WL・ALとのMTB、歯医者、イモリ、ポニョ、BRとPNE、「河童のクゥと夏休み」、BC史上最暑デイズ、そしてMYと開いたレモネードスタンドと、前半は暑さも遊びも絶好調で萌の人生最高の夏だったと思う。がカムループス以後はMYが完全に不在となり、6歳のSPとは遊べていたけれど彼は幼いしボーイなので趣味もあまり合わず、低調であったのは否めない。

 寝るとき萌は、素敵な夏休みをどうもありがとうと俺にいう。いやー、俺は何にもしなかったよ。もっといろいろ遊ばせてやろうと思っていたのに駄目だった。自己嫌悪を感じるくらいなのだ。すまんです。また来年ね。

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