「脱皮だ!」「魚が1匹足りない!?」ほか。
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■09/08/19(水) □ 脱皮だ!
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午後、仕事を終え旅行中の日記を書いていると、イモリのジムシーが葉っぱの下でなにかもがいている。なんだと見ると体をくの字に折り曲げ、自分の尻尾に噛み付いている。――あ、脱皮だ! すごい、ほんとに皮を噛んでむいている。
萌も呼んで興奮しつつ観察する。ネットで読んだ通り、最後は脱いだこんぶのような皮をパクパクと食べてしまった。すごいー! さっき水中に杉の枝みたいなものがあり魚たちが突っついていたのだが、あれはジムシーの手の皮だったのである。すごいー。なんかすごいな。このタンクの中でイモリたちの成長が起きていることに感動してしまった。
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■09/08/22(土) □ 魚が1匹足りない!?
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今日は晴れているのだが風が冷たい。夏はもう終わりだな。
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最近食欲がないイモリたちが食べ残した赤ミミズを魚たちに与えていて、1匹足りないことに気がついた。げ。シェルターをひっくり返してもいない。あちこち探しどこにもいない。まさか昼間の水槽掃除&レイアウト変更時に閉じ込めてしまったかとイモリのエサ台などを取り除くも見つからず。その砂利の下にもいない。まったく原因がわからない。疲れた。これがうちの水槽で最初の犠牲者か。いなくなったのはあの尾がないケンカ好き野郎で、個体としては一番気に入っていなかった奴ではあるが、それにしても気分はよくないのである。はあ。ケンカも落ち着いたところだったのになあ....。
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■09/08/23(日) □ 水槽レイアウトは要注意
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朝アカヒレを確認すると、あれ!? 5匹いるじゃん。エサを投入、あ、やはり尾なしがいる。いったいお前は昨夜から今までどこにいたんだ? まさかイモリの陸として入れた植木鉢に入れる隙間があるのか?
―――ん? ぐわ、今度はイモリのノボリがいない! またもやシェルター裏を探し、エサ場の裏を探し、まさか脱走かと水槽の周りを探し見つからない。残る可能性はやはりあの植木鉢の中だ。まさかと思いつつ全員を別水槽に避難させ、そっと植木鉢を開けてみるとなんと、ノボリはそこにいたのであった。生きてる。ほーっ (=_=)。
水中にほんのわずかな、箸の先も入らないような隙間が開いていたようで、そこからどうやってか入り込んだらしい。昨日アカヒレの尾なしもここにいたのだろう。植木鉢の中は1cmほどエアがあるのでノボリは助かったが、そうでなかったらと思うとぞっとする。脱走とこうした事故による水死がイモリの2大死因だそうなので、何か新しいレイアウトをするときは本当に注意しなければならない。
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■09/08/26(水) □ 高いが楽しいPNE
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毎夏恒例PNEプレイランド、今年はM父夫妻と一緒。しかしいよいよ費用が暴騰している。パーキングがついに$20に達し(5年位前は$12だった)、その時点でもうこれは今年で打ち止めにしとこうかなとのっけから思う。
萌と俺が2人でウォータースプラッシュに乗り$10、萌単独で空中ブランコ滑り台その他で各$4、観覧車に一緒に乗ってまた$10。高い。$40ほどがほとんど一瞬で消えた。他の遊園地には行ったことがないが(ディズニーワールドはMが全部手配したので、いくらだったのか俺は知らない)、PNEは世界有数の高い遊園地なのではないだろうかと思う。ランチでチキンが1つ$5、わたあめとアップルキャンディが各$5、コーヒーが$2.50。PNE自体は大好きだし入場料は安いのだが、ライドと食べ物の高さは我慢の限界に達している。
まあそれはともあれ、萌とわあわあ言いながら乗るライドは楽しかった。ウォータースプラッシュは乗ってみて初めて1個1個が切り離されたボートなのだと知り、するとレールでコントロールされず自分が重力だけで動いていることに恐怖がじわじわっとやってくる。
そして2回あるうちの小さいスライドダウンは楽しかったのだが、でかい方(←)は昔行った西武園以来20年ぶりの恐怖であった。はあはあ。
観覧車は普通ゆっくりと周るカーゴに動いてる間に乗る(観覧車自体は止まらない)ものだと思うが、カナダ式は2個ずつ移動してカーゴに客を乗せ、全部埋まったらぐわーと高速で回すという、これまたライドが何でも速すぎるカナダらしい乗り物になっていた。せっかく高いところからの眺めがすばらしいのに、あわただしく回るので写真を取りMたちに手を振りあたりを見渡しと、全然景色を楽しむ時間がない。
最後にまた2カーゴずつ客を降ろすときにやっと高いところでしばらく静止し景色をじっくりと眺められたが(なつかしいヘイスティングス競馬場の眺めが最高)、あんな早回しをしたら意味ないではないか。観覧車ではなく高架式回転微弱スリルライドという感じである。
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ランチを食べ、ファームエリアで家畜を眺めホースショーへ。今年のホースショーはミニチュアホースという、大型犬くらいの大きさの馬のショーだった。ああいう人が乗れない馬は単に見てかわいさや毛並みを楽しむペットなのかと思ったら、障害物を飛ばせたり、後ろや横に歩かせたり、地面の棒を規定の歩幅で駆け抜けるなど一般的な馬場馬術の課題を【手綱を持ったトレーナーが横を一緒になって走ることで行う】という馬術をやる動物なのだった。知らなかった。まさにドッグショーの犬のごとし。これを見れたのはとても面白かった。
年々減る出し物、今年はアイリッシュダンスだったが、時間が合わず見れず。しかしまあインドコミュニティの若者たちのダンスが見れたので、そっちのほうが多分アイリッシュよりもよかった。生きる喜びみたいなものをてらいもなくひたすら追求する若者たちの笑顔がまぶしく心地よい。
マーケットや砂の彫刻コンテストや各種テントを覗きながら帰路へつく。PNEはお金がかかり疲れるが、やっぱり楽しい。ディズニーランドのフロリダから来てるM父たちも、ライドのチンケさと費用には腹が立ったろうが、それ以外のPNEのあれこれには満足してくれたと思う。なにもかもクソ高いと腹を立てながら、俺たちは来年もまた来るだろう。
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M父夫妻を乗せてSHとADのオフィス近辺まで行きディナーをいただく。グルメのADがなじみにしてるというこのレストランがまた例によって、メニューが読みにくく食べ物に何が入ってるかわからないくらい真っ暗。俺は寝るとき以外はこんな暗いところにはいないわけで、ここにいるだけで何もかもしっかりと見えないことに強いストレスを感じる。雨の日にヘッドライトの暗い車に乗るかのようだ。
俺が食べたのは店が自慢するシーフードラザニアだったのだが、暗くて具が見えないし、焦げ目のつき方もわからない。サラダに入っていたスクワッシュも、食べてみるまでなんなのかわからなかった。まさに闇なべ状態であり、こんな暗いところで物を食べるのは馬鹿げたことである。食は目で味わうなんてスカしたことをいいたいのではなく、食べ物を見るというのは大きな楽しみではないか。何を食べてるのかわからん状態で食ってうまいわけがないではないか。味も暗さに比例してなのか凡庸だったが、この暗さではたとえうまかったとしても喜び半減である。
日本じゃバーだってこんなに暗くはないんだけどドイツはどうなのと聞くとADは、どうかな、気にしたことはないがあまりカナダと変わらないと思うとのこと。じゃ西洋人はみんなこれでOKなのかね。
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